JP3101973B2 - 収納部構造 - Google Patents

収納部構造

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JP3101973B2
JP3101973B2 JP26470595A JP26470595A JP3101973B2 JP 3101973 B2 JP3101973 B2 JP 3101973B2 JP 26470595 A JP26470595 A JP 26470595A JP 26470595 A JP26470595 A JP 26470595A JP 3101973 B2 JP3101973 B2 JP 3101973B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のリヤクオー
タトリム等の一部に設けられ、小物等を収納可能な収納
部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の収納部構造として、例えば図5
に示すように、車両のリヤクオータトリムの一部に設け
らた収納部構造が知られている。これについて説明する
と、aはリヤクオータトリム、bは前記リヤクオータト
リムaの所定箇所に形成した小物収納凹部、cは前記小
物収納凹部bを覆う蓋体で、この蓋体cの裏面、即ち小
物収納凹部b側の面には、上端が解放した略箱状の物入
れdが設けてある。この物入れd内には、図6に示すよ
うに、工具等の小物類eが収納され、前記蓋体cの下端
に設けた係止爪fを小物収納凹部bの係止孔gに挿入係
止することにより、この蓋体cで、小物収納凹部bを、
リヤクオータトリムaの内周面に調和して装飾的に覆蓋
するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、前記略箱状の物入れdの上端は解放し
ており、格別この物入れd内に収容した小物類eを保持
するものは備えられていない。したがって、車両の走行
中に小物類eが物入れd内で遊動し、延いては小物収納
凹部b内に散乱する虞がある。
【0004】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、物入れ内に収容した小物類を保持可能な収
納部構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、小物収
納凹部を覆う蓋体の裏面に、上端が解放した略箱状の物
入れを設けてなる収納部構造において、前記略箱状の物
入れの側面の上端に舌片を設けて、該舌片の一端と前記
上端とをヒンジ連結部を介して連結する一方、前記小物
収納凹部内に、前記蓋体側に向かって延びる突起を設
け、前記蓋体で小物収納凹部を覆ったとき、前記小物収
納凹部内に設けた突起によって前記舌片を押圧し、該舌
片をヒンジ連結部によって折曲げることにより、前記略
箱状の物入れの上端を覆うようにしてある。
【0006】なお、従属請求項は本発明の有利な実施の
態様に関するものである。
【0007】ここで、蓋体及びこの蓋体の裏面に設ける
略箱状の物入れは、合成樹脂材料からなるを可とし、好
ましくは、前記物入れの側面の上端に設ける舌片のヒン
ジ連結のために、ポリプロピレン等のヒンジ性の高い合
成樹脂材料が適用可能である。この物入れの側面の上端
に設ける舌片は、前記小物収納凹部の底面に面する側の
側面の上端に形成されており、この舌片は前記物入れの
側面の全長に亘って形成するか、或いは小物類を保持可
能な範囲で適当な長さをもって形成する。なお、ヒンジ
性のない材料を選択する場合に、舌片は蝶番等の機械的
ヒンジ機構で物入れの側面の上端に連結可能である。
【0008】前記物入れの側面及び底面は、この物入れ
内に収容する小物類の大きさによって、必ずしも全面が
連続している必要はなく、小物類を保持可能な範囲でそ
の一部が切除されていてもよい。例えば小物類が長尺物
である場合に、物入れの側面及び底面は長尺物の両端で
これを保持可能な程度に形成してあればよい。つまり、
この発明において略箱状の物入れは、六面体の上端が解
放した箱状の物入れに限らず、その側面及び底面の一部
が切除された形状や、側面及び底面が湾曲して連続的に
繋がった形状等の物入れを含むものである。
【0009】また、物入れの側面には、物入れの内部に
向かって突出するばね部材を付属させることが可能であ
る。このばね部材としては、フェルト、ウレタンスポン
ジ等を側面に貼着配置するか、或いは、側面に両端が解
放しないスリットを複数個設け、このスリット間の前記
側面の一部を物入れの内部に向かって膨出させることに
よりばね部材を形成することが可能である。
【0010】前記小物収納凹部内に設ける突起は、蓋体
で小物収納凹部を覆ったときその先端で前記舌片を押圧
して、この舌片をヒンジ連結部から屈曲させ、この舌片
で物入れの上端を覆うようにするもので、小物収容凹部
内に設けた棚を利用可能である。
【0011】また、前記舌片には、前記突起に当接し
て、この舌片の折曲げ角度を増大する傾斜リブを設ける
ことができる。この傾斜リブは、舌片の全長に亘って形
成するか或いは適宜箇所に1個または複数個形成可能で
ある。
【0012】前記蓋体は、物入れ内に小物類を収容した
状態で、小物収納凹部を、この小物収納凹部を形成した
部位(例えばリヤクオータトリム)の内周面に調和して
装飾的に覆蓋する。このとき、前記小物収納凹部内に形
成した突起が物入れの側面の上端に形成した舌片を押圧
し、この舌片をヒンジ連結部によって折曲げる。これに
よって、前記舌片が物入れの上端を覆い、この物入れ内
に収容した小物類を確実に保持する。
【0013】また、物入れの側面にばね部材を付属させ
ることにより、このばね部材で物入れ内に収容した小物
類を弾性的に保持して、小物類の物入れ内での遊動を可
及的に抑制することができる。
【0014】更に、前記舌片に、前記突起に当接してこ
の舌片の折曲げ角度を増大する傾斜リブを設けることに
より、物入れ内に収容する小物類を上端側から強固に押
圧保持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を車両
のリヤクオータトリムに設けた態様として、図面に基づ
いて詳述する。
【0016】図1は本発明の収納部構造の要部を示す断
面図である。図において1はリヤクオータトリムの所定
箇所に形成した小物収納凹部、2は前記小物収納凹部1
を覆う蓋体である。この蓋体2は合成樹脂材料からな
り、この蓋体2の裏面、即ち前記小物収納凹部1の底面
1aに面する側の面には、図2に示すように、上端が解
放した略箱状の物入3が一体に形成してある。この物入
れ3の側面4の一つは前記蓋体2によって形成されてお
り、この蓋体2によって形成された側面4に対向する側
面4の上端には、舌片5が形成してある。この舌片5と
前記側面4の上端とはヒンジ連結部6によって連結して
ある。また、この舌片5の所定位置には、後述する突起
に当接する傾斜リブ7が形成してある。この傾斜リブ7
は前記ヒンジ連結部6側に向かって下り勾配を持った傾
斜面7aを備えている。更に、蓋体2の下端側には、前
記小物収納凹部1の側面1bに形成した係止孔8に嵌り
合う係止爪9が形成してある。尚、この係止爪9には、
係止孔8の内面に接して係止爪9の位置決めをする斜面
9aを備えた位置決めリブ9bが付属している。
【0017】10は前記小物収納凹部1内に形成した突
起で、この突起10は小物収納凹部1の底面1aから前
記蓋体2側に向かって延びている。この突起10は小物
収納凹部1内で収納物を載置可能な棚として利用される
ことが可能である。
【0018】斯かる構成においては、蓋体2の裏面に形
成した物入れ3内に、工具等の小物類11を収容する。
その後、この蓋体2の下端側に設けた係止爪9を小物収
納凹部1の側面に形成した係止孔8内に挿入係止するこ
とにより、この蓋体2で小物収納凹部1を装飾的に覆蓋
する。このとき、前記小物収納凹部1内に形成した突起
10が、舌片5に形成した傾斜リブ7の傾斜面7aに当
接して、舌片5を押圧し、この舌片5をヒンジ連結部6
によって折曲げる。これによって、前記舌片5が物入れ
3の上端を覆い、この物入れ3内に収容した小物類11
を確実に保持する。また、舌片5に傾斜リブを設けたこ
とにより、突起10による舌片5の折曲げ角度を増大さ
せることができ、物入れ3内に収容する小物類11をそ
の上端側から強固に押圧保持する。
【0019】図3及び図4は本発明の別の実施の形態を
示す図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変わる
ところは、前記略箱状の物入れ3の側面4に、この物入
れ3の内部に向かって突出するばね部材13を付属させ
たものである。詳しくは、前記蓋体2によって形成され
た側面4に対向する側面4、即ち上端に舌片5を形成し
た側面4に、両端が解放しないスリット12を複数個形
成し、このスリット12で区画された前記側面4の一部
を物入れ3の内部に向かって膨出させることにより、ば
ね部材13を形成した構成にしてある。なお、他の構成
は前記実施の形態と略同一であるから、同一構成部分に
は同一符号を付し、その重複する説明を省略する。
【0020】斯く構成することにより、前記実施の形態
で述べたと同様の作用・効果が得られるのに加え、ばね
部材13が物入れ3内に収容した小物類11を弾性的に
保持するから、小物類11が物入れ3内で遊動すること
を抑制することができる。
【0021】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの形態に限られるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例え
ば、ばね部材としては、フェルト、ウレタンスポンジ等
を側面に貼着配置する構成としてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、小物収納凹部を覆う蓋体の裏面に小物入れを形成
し、この物入れ内に収容した小物類を確実に保持可能な
収納部構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す収納部構造の要部の
断面図である。
【図2】蓋体の要部を示す断面図である。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す収納部構造の要
部の断面図である。
【図4】同じく要部の斜視図である。
【図5】車両のリヤクオータトリムに設けた、従来の収
納部構造を説明する斜視図である。
【図6】同じく従来の収納部構造の要部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 小物収納凹部 2 蓋体 3 物入れ 4 側面 5 舌片 6 ヒンジ連結部 10 突起

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小物収容凹部を覆う蓋体の裏面に、上端
    が開放した略箱状の物入れを設けてなる収納部構造にお
    いて、ポリプロピレン等のヒンジ性の高い合成樹脂から、 前記
    略箱状の物入れと該箱状のもの入れの側面の上端に設け
    た舌片と 該舌片の一端と前記上端とを連結するヒンジ
    連結部とを一体に形成する一方、 前記小物収容凹部内に、前記蓋体側に向かって延びる突
    起を設けると共に 該突起に当接する傾斜リブを前記舌
    片に設けており、 前記蓋体で小物収容凹部を覆ったとき、前記小物収納凹
    部内に設けた突起によって前記舌片の前記傾斜リブを押
    圧して、該舌片をヒンジ連結部によって折曲げ、該舌片に
    よって前記略箱状の物入れの上端を覆うようにしたこと
    を特徴とする収納部構造。
  2. 【請求項2】 前記略箱状の物入れは、その側面及び底
    面の一部が切除されてなる、請求項1記載の収納部構
    造。
  3. 【請求項3】 前記箱状のもの入れの側面に 該物入れ
    の内部に向かって突出するばね部材を付属させてなる
    請求項1又は請求項2記載の収納部構造。
  4. 【請求項4】 前記略箱状の物入れの側面に 両端が解
    放しないスリットを複数個設け 該スリット間の前記側
    面の一部を物入れの内部に向かって膨出させることによ
    りばね部材を形成してなる 請求項3記載の収納部構
    造。
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WO2019053777A1 (ja) * 2017-09-12 2019-03-21 河西工業株式会社 ラゲッジ構造

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