JP3101833B2 - 送信出力波形制御回路 - Google Patents

送信出力波形制御回路

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JP3101833B2
JP3101833B2 JP03299432A JP29943291A JP3101833B2 JP 3101833 B2 JP3101833 B2 JP 3101833B2 JP 03299432 A JP03299432 A JP 03299432A JP 29943291 A JP29943291 A JP 29943291A JP 3101833 B2 JP3101833 B2 JP 3101833B2
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勲夫 泉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送信出力波形制御回路に
関し、特にTDMA(Time Division M
ultiple Access)方式のディジタル信号
伝送において、バーストパルスによる送信波形の急峻な
立上りおよび立下りによるスペクトルの拡大を抑圧する
ための波形制御を行う、送信出力波形制御回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】TDMA方式のディジタル通信装置の送
信部において、バーストパルス信号を高出力増幅器で増
幅する場合、高出力増幅器の出力におけるパルス信号の
立上り,立下り特性が過度に急峻であると、送信周波数
のスペクトルが拡大し隣接チャネルに干渉を与えるとい
う問題が発生する。このため、バーストパルスの立上り
および立下り特性を緩やかにしてこれに対応する送信出
力波形制御回路が利用されている。
【0003】図3は、従来の送信出力波形制御回路の第
一例を示す構成図(a),検波特性図(b)である。
【0004】図3の(a)に示す第一例は、送信増幅器
1と、送信出力の一部を分岐出力する方向性結合器2
と、検波ダイオード3と、所定の制御電圧との比較によ
り、送信増幅器1に対する出力波形制御電圧を出力する
比較増幅器4とを備えて成る。
【0005】この回路の動作は、方向性結合器3により
送信出力の一部を分岐抽出し、図3の(b)に示す特性
をもつ検波ダイオード3によって送信出力波形を検出
し、比較増幅器4によって制御電圧との比較を行なって
出力波形制御電圧を生成、これにより送信増幅器1の電
源を制御して送信出力の立上り,立下りを緩やかなもの
としていた。
【0006】しかしながら、図3に示す第一例の構成で
は、検波ダイオード3の入出力特性がリニアでなく、低
レベルでは検波感度が劣化して制御ループのダイナミッ
クレンジが狭く、送信出力パルスの立上り,立下りの制
御特性が劣化するという問題があった。
【0007】これに対し、図4に示す従来の送信出力波
形制御回路の第二例の如く、図3の検波ダイオード3に
代えて対数増幅器10を配置し、検波電圧とする出力電
圧と入力電圧とが直線関係を保つ範囲のダイナミックレ
ンジを図4の(b)に示すように拡大して改善する方法
もとられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した図3に示す第
一例では、検波特性が非線形でダイナミックレンジが狭
く、特に低レベルでの検波感度が劣化し、従って立上
り,立下りの波形制御特性が劣化するという問題点があ
った。
【0009】また、図3に示す第二例では、検波特性は
線形となってダイナミックレンジが拡大し、低レベルで
の波形制御も確保できるが、この場合は対数増幅器5の
動作周波数も送信周波数と同一な高周波数であることが
必要なため、回路構成も複雑かつ大型化し、重量も大と
なることが避けられないという問題点があった。
【0010】本発明の目的は上述した問題点を解決し、
広ダイナミックレンジを確保して直線検波による立上
り,立下りの波形制御を行なうことができる、簡素な構
成の送信出力波形制御回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の送信出力波形制
御回路は、TDMA方式のバーストパルスによる送信出
力波形の過度に急峻な立上がりおよび立下がりを補正
し、チャネル間にわたるスペクトル拡大を抑止する送信
出力波形制御回路において、AM変調用の変調信号を発
振する発振器と、入力された所定の送信繰り返し周期の
バーストパルスによる入力信号を前記変調信号に従って
AM変調をするAM変調器と、前記AM変調器の出力信
号の一部を抽出する方向性結合器と、前記方向性結合器
の出力信号を検波する検波器と、前記検波器の出力信号
の高周波成分の搬送波を除去する低減フィルタと、直線
的な増幅特性を有し、前記低減フィルタの出力信号を直
線検波する対数増幅器と、前記対数増幅器の出力を外部
制御電圧との比較、増幅を行って出力波形制御電圧を出
力する比較増幅器と、前記出力波形制御電圧に従って前
記AM変調器の出力を増幅する送信増幅器と、を備えた
ことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1は、本発明の一実施例の構成図であ
る。
【0015】図1に示す実施例は、送信増幅器1と、方
向性結合器2と、検波ダイオード3と、比較増幅器4の
ほか、本発明に直接かかわり、AM変調用の変調信号を
発振する発振器5と、AM変調器6と、検波ダイオード
3の検波出力からバーストパルス信号の含む高周波成分
のみを抽出する低減フィルタ7と、対数増幅器8と、A
M変調波成分をカットするリミッタ9とを備えて成る。
【0016】次に、本実施例の動作について説明する。
【0017】AM変調器6に入力する所定の送信繰返し
周期のバーストパルス信号による入力信号は、発振器5
の出力する変調信号でAM変調を受ける。
【0018】発振器5の出力するAM変調用の変調信号
は送信出力波形制御の制御精度を確保するため、入力信
号の繰返し周波数の数100倍程度の周波数が設定され
る。
【0019】すなわち、送信繰返し周期をTとすると、
次の(1)式で与えられる数値fが選択される。
【0020】 f=N・1/T ……(1) N=100〜300 AM変調を受けたAM変調出力は、送信増幅器1で増幅
されたのち出力信号として送出され、その一部が方向性
結合器2を介して抽出され検波ダイオード3に入力され
る。
【0021】検波ダイオード3は、入力したAM変調波
信号を検波し、その検波出力は低減フィルタ7で高周波
成分の搬送波が除去され、対数増幅器8に入力される。
【0022】こうして、低減フィルタ7から出力される
信号は、発振器5によって生成される周波数成分を有す
る。
【0023】たとえば、送信バーストパルスの繰返し周
波数1/Tが1KHzとすると、変調信号の周波数はた
かだか100〜300KHz程度であり、この程度の低
い周波数帯域を対象とする対数増幅器8は、容易にIC
構成可能で、小型,軽量化が可能となる。
【0024】図2に、図1の対数増幅器8の回路構成の
一例を示す。
【0025】この対数増幅器は、トランジスタ42を出
力帰還素子とし、抵抗R1〜R3および容量Cによる回
路構成で増幅器42に対するフィードバックループを形
成し、トランジスタのベースエミッタ間電圧とコレクタ
電流の対数特性を利用し、前述した周波数帯域で入出力
特性がほぼ直線性を有するような増幅特性が付与され、
かくして検波ダイオード3、低減フィルタ7および対数
増幅器8による直線検波が確保される。
【0026】対数増幅器8の出力は比較増幅器4で制御
電圧との比較,増幅が行なわれ、出力波形制御電圧を送
信増幅器1に送出し、その電源を制御することにより、
バーストパルス信号の送信波形の立上り,立下りを制御
する。
【0027】リミッタ9は、AM変調波成分をカット
し、バーストパルスの送信出力のみが出力される。
【0028】このようにして、送信出力波形の立上りお
よび立下りの過度の急峻さを補正し、スペクトル拡大を
抑圧しうる小型,軽量かつ簡素な構成の送信出力波形制
御が可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ーストパルス信号を利用するTDMA方式の送信におい
て、送信信号の繰返し周波数のたかだか数100倍程度
の変調信号で送信信号AMを変調し、AM変調信号から
AM変調成分のみを直線検波により抽出して基準とする
制御電圧との比較により送信信号パルスの立上りと立下
りの急峻さを抑圧することにより、広ダイナミックレン
ジを確保した小型,軽量かつ簡素な構成の送信出力波形
制御が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の送信出力波形制御回路の構
成図である。
【図2】図1の対数増幅器8の回路図である。
【図3】従来の送信出力波形制御回路第一例の構成図
(a)および検波特性図(b)である。
【図4】従来の送信出力波形制御回路の第二例の構成図
(a)および検波特性図(b)である。
【符号の説明】
1 送信増幅器 2 方向性結合器 3 検波ダイオード 4 比較増幅器 5 発振器 6 AM変調器 7 低減フィルタ 8 対数増幅器 9 リミッタ 10 対数増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 27/00 - 27/36 H03G 3/20 - 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TDMA方式のバーストパルスによる送信
    出力波形の過度に急峻な立上がりおよび立下がりを補正
    し、チャネル間にわたるスペクトル拡大を抑止する送信
    出力波形制御回路において、AM変調用の変調信号を発振する発振器と、 入力された所定の送信繰り返し周期のバーストパルスに
    よる入力信号を前記変調信号に従ってAM変調をするA
    M変調器と、 前記AM変調器の出力信号の一部を抽出する方向性結合
    器と、 前記方向性結合器の出力信号を検波する検波器と、 前記検波器の出力信号の高周波成分の搬送波を除去する
    低減フィルタと、 直線的な増幅特性を有し、前記低減フィルタの出力信号
    を直線検波する対数増幅器と、 前記対数増幅器の出力を外部制御電圧との比較、増幅を
    行って出力波形制御電圧を出力する比較増幅器と、 前記出力波形制御電圧に従って前記AM変調器の出力を
    増幅する送信増幅器と、 を備えたことを 特徴とする送信出力波形制御回路。
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