JP3101592B2 - オーディオ機能を持つ外部記憶装置、及びオーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置 - Google Patents

オーディオ機能を持つ外部記憶装置、及びオーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナル・コン
ピュータ(PC)のような情報処理装置に接続可能なタ
イプの外部記憶装置及び情報処理装置に係り、特に、C
D−ROMドライブのように情報処理装置に接続され且
つオーディオ機能を持つ外部記憶装置及び情報処理装置
に関する。更に詳しくは、本発明は、装着された情報処
理装置に対して省電力機能を付与するとともにオーディ
オ・ミュート時のS/N(信号/ノイズ)比を改善した
外部記憶装置及び情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、デスクトップ
型、タワー型、ノートブック型など各種パーソナル・コ
ンピュータ(PC)が開発され市販されている。このう
ち、ノートブックPCは、屋外での携帯的・可搬的な使
用を考量して、小型且つ軽量に設計・製作されたもので
ある。
【0003】ノートブックPCの1つの特徴は、コンピ
ュータ本体に取り付けられたバッテリでも駆動できる
「バッテリ駆動型」である点である。これは商用電源が
利用不能なモバイル環境下での装置駆動を考慮したため
である。ノートブックPCが利用するバッテリは、一般
には、Li−Ion,NiCd,NiMHのような充電
式バッテリ・セルを複数個接続してパッケージ化した
「バッテリ・パック」の形態を採っている。このような
バッテリ・パックは、充電により再利用可能ではあるも
のの、1回当たりの充電容量がコンピュータ処理時間に
してせいぜい2〜3時間程度でしかないのに対して、そ
の充電時間も2〜3時間も要してしまう。かくの如く充
電時間が長いのは、バッテリ駆動型機器を利用する上で
の宿命的な問題であり、また、ユーザは、複数個のスペ
ア・バッテリ・パックを携行しなければならなくなる所
以でもある。このため、ノートブックPCにおいては、
バッテリ駆動時間を少しでも長くするために、省電力化
のための数々の工夫が凝らされている。省電力機能は、
ノートブックPCの他の特徴とも言えよう。
【0004】また、最近では、オフィス等に固定的に設
置され無尽蔵な商用電源で駆動するデスクトップPCに
対しても、エコロジー的な観点から、省電力化の要求が
高まってきている。米環境保護庁(EPA)は、199
3年6月に、"EnergyStar Compute
r Program"と呼ばれる自主規制を発表し、動
作待ち状態での消費電力が一定基準以下(駆動電力が3
0W以下、又はCPUフル稼働時の30%以下)になる
ことを要求している。このため、各コンピュータ・メー
カは、競ってこの規制案に沿った製品の開発・製作を進
めるようになってきている。
【0005】PCを始めとする各種電気・電子機器の省
電力設計の基本は、未使用の装置や回路に対する給電を
停止することである。例えば米国特許第4,933,7
85号明細書には、コンピュータ・システムの周辺機器
の1つであるハード・ディスク・ドライブ(HDD)に
おいて、ドライブの使用状況(すなわちディスクへの最
後のアクセスからの経過時間)に応じて内部電気回路へ
の給電を順次停止していく、という技術が開示されてい
る(例えば同公報の第45クレーム参照)。
【0006】ところで、最近のPCでは、マルチメディ
ア機能(すなわちコンピュータ・システム上でコンピュ
ータ・データの他、動画、静止画、音声、文字等の多様
な素材を複合化して取り扱う機能)の拡充が急速に進め
られている。いわゆるマルチメディア・データはカラー
画像のような厖大サイズのファイルを含むので、マルチ
メディア対応PCは、かかる大容量データを保存し且つ
持ち運ぶことができるメディアを扱う外部記憶装置、例
えばCD−ROMドライブやDVD(DigitalVideo Dis
c又はDigital Versatile Disc)ドライブなどを装備す
る必要がある。また、マルチメディア機能の用途は、テ
レビ会議やカラー・ファクシミリなどの通信・放送分野
に至るので、ネットワーク接続するためのモデムやLA
Nカードのような機器類をコンピュータ本体に導入する
のが当然となっている。さらには、動画機能の強化のた
めに、PCカード・スロットとコネクタ互換のあるZV
(Zoom Video)なる規格も出現した。ZVポ
ート対応のPCカードは、ビデオ・コントローラとの間
で直接データ転送を行なうことによって、高速な動画表
示を実現している。
【0007】また、マルチメディアPCにとってはサウ
ンド機能はビデオ機能とともに不可欠とも言える。マル
チメディア機能に関連する周辺機器類の多くは、マルチ
メディア・データの1つとしてオーディオ・データを扱
うからである。PCのサウンド機能は、各周辺機器類が
出力するオーディオ信号を、マザーボード上のオーディ
オ・コントローラが混合/音量調整(ミキシング)及び
DA(デジタル−アナログ)変換を施し、オーディオ・
アンプが増幅して、スピーカを用いて聴覚的に出力する
(あるいは外部のオーディオ機器にライン出力する)こ
とによって実現される。
【0008】話を再びPCの省電力設計に戻す。先述し
たように、未使用状態の回路モジュールに対して給電を
停止することが省電力設計の基本であるが、PCの分野
において、サウンド機能に対する省電力設計は殆ど全く
なされていなかった。これは、CD−ROMドライブや
モデム、ビープ音生成装置のように、オーディオ信号を
出力する周辺機器の数が多いため、サウンド機能の未使
用状態(すなわちオーディオ信号のミュート状態)を正
確に検知することが困難であったことにも依拠する。
【0009】例えば、コンピュータ本体のマザーボード
上に搭載されたオーディオ・コントローラ・チップの多
くは、ソフトウェアによる設定・解除可能な省電力機能
を実装している。すなわち、オーディオ・コントローラ
のI/Oレジスタの特定ビットは、"パワー・コントロ
ール・ビット"として定義されており、特定のソフトウ
ェア(例えばオーディオ・コントローラを駆動するため
のデバイス・ドライバ)が該コントロール・ビットにフ
ラグ"1"を書き込むことにより、オーディオ・コントロ
ーラの駆動がディセーブルされた低消費電力状態に陥れ
ることができる仕組みになっている。
【0010】しかしながら、CD−ROMドライブがオ
ーディオ(CD−DA)データを再生している最中に、
システム側のサウンド機能(例えばオーディオCODE
Cチップやオーディオ・アンプ)が誤ってディセーブル
されていると、ディスクから読み取られたオーディオ・
データはオーディオ出力されない。何故ならば、ドライ
ブ側がミュート状態からアン・ミュート状態に戻って
も、コンピュータ本体側からはかかる状態遷移は全く見
えず、ドライブ側の駆動に併せてサウンド機能を再イネ
ーブルできないからである。また、CD−ROMドライ
ブのようなオーディオ機能兼用の外部記憶装置は、コン
ピュータ本体側からのホスト・コマンドだけでなく、自
身に備えられた再生ボタンによってもオーディオ再生を
行なえるようになっており、後者の場合にはコンピュー
タ本体側のソフトウェアはドライブ側のミュート状態を
完全には把握することは不可能に等しい。サウンド機能
の正常な動作を期待するならば、常にこれをアクティブ
な状態に保つ必要がある。言い換えれば、オーディオ・
コントローラに装備された省電力機能は、事実上活用す
ることができないのである。例えばアクティブ状態のオ
ーディオ・アンプは、常に数100mW程度の電力を消
耗するが、これはバッテリ駆動PCにとっては無視し難
い量である。
【0011】他方、CDプレーヤを始めとする各種オー
ディオ製品では、ミュート状態が定義されている。しか
しながら、これらオーディオ製品は、そもそもコンピュ
ータ・システムに接続される外部装置ではない。言い換
えれば、オーディオ製品は、コンピュータ・システムの
制御下には置かれないスタンドアロン・マシンであり、
マシン内部のミュート状態をマシン外部のコンピュータ
・システムに通知するための機構を持たない(そもそも
コンピュータ・システムとのインターフェースを持たな
い)。
【0012】最近では、オーディオ機能付きのCD−R
OMドライブが普及してきている。例えば、特開平8−
36829号公報には、ミュート回路を含んだCD(Co
mpact Disk)−DA(Digital Audio)ディスク及びビ
デオCDディスク兼用再生装置について開示されてい
る。しかしながら、該再生装置は、誤ってCD−ROM
ディスクが装填されたときに再生して不要且つ不快なノ
イズを発生することを防止するためにミュート回路を内
蔵しているに過ぎず、装置内部のミュート状態を外部の
装置に通知するための機構を有していない。また、該再
生装置は、スタンドアロン・マシンであり、そもそも外
部コンピュータ・システムへの接続インターフェースを
備えていない。
【0013】また、特開平7−312014号公報に
は、CDオーディオ/ROM兼用プレーヤについて開示
されている。該兼用プレーヤは、CD−ROMディスク
上に記録されたコンピュータ処理用データを外部コンピ
ュータ・システムに読み出したり、ホストコンピュータ
から動作指令を受け取るためのホストコンピュータイン
ターフェースを備えている。しかしながら、該兼用プレ
ーヤにおいて、ミュート機構を持つのはコンピュータ処
理用データを読み出す間にオーディオ端子に接続された
スピーカから雑音が発生するのを防止するためであり、
読み出しデータを処理するマイコンは内部オーディオ回
路にしかミュート信号を供給しない(例えば同公報の
[0015]参照)。すなわち、マイコンが出力するミ
ュート信号はプレーヤ内部のみで使用され、プレーヤ外
部には出されない。当然、該フレーヤを搭載した外部コ
ンピュータ・システム側では、プレーヤ側のミュート状
態を見て省電力動作を行なうという芸当を行なうことは
できない。
【0014】オーディオ機能を持つ各周辺装置類がコン
ピュータ本体(すなわちホスト)に対して自身のミュー
ト状態を通知するのであれば、ホスト側は自身のサウン
ド機能が不要となっている動作期間を的確に把握するこ
とができ、ひいてはこのサウンド機能の省電力化を実現
することができる。しかしながら、上述したように、マ
ルチメディア・デバイスの代表例の1つであるCD−R
OMドライブはミュート信号を外部には出力していな
い。
【0015】また、コンピュータ本体側では、各周辺機
器がミュート状態であるか否かに拘らず、オーディオ信
号入力はサウンド機能に直結したままである。したがっ
て、装置駆動中にオーディオ信号線上に不要な電流が流
れてしまい、S/N比を劣化させる原因にもなってい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、CD
−ROMドライブのように情報処理装置(例えばパーソ
ナル・コンピュータ(PC))に接続され且つオーディ
オ機能を持つ、優れた外部記憶装置、及び、このような
外部記憶装置を接続可能な優れた情報処理装置を提供す
ることにある。
【0017】本発明の更なる目的は、自身のミュート状
態を装置外部に通知することができる優れた外部記憶装
置、及び、このような外部記憶装置を接続可能な優れた
情報処理装置を提供することにある。
【0018】本発明の更なる目的は、オーディオ機能を
持つ外部記憶装置からミュート信号を受け取ることがで
きる、優れた情報処理装置を提供することにある。
【0019】本発明の更なる目的は、オーディオ機能を
持つ外部記憶装置から受け取ったミュート信号を用いて
ミュート状態におけるS/N比を向上させた、優れた情
報処理装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、オーデ
ィオ機能を持ち、情報処理装置に搭載されて用いられる
タイプの外部記憶装置において、装填された記憶媒体か
らデータを読み出すデータ読み出し部と、読み出された
データを信号処理する信号処理部と、読み出されたデー
タがオーディオ・データ又はコンピュータ・データのい
ずれであるかを判別する判別部と、読み出されたデータ
がオーディオ・データのときに、処理信号をDA変換し
て出力するためのオーディオ信号出力部と、読み出され
たデータがコンピュータ・データのときに、処理信号を
復合化して出力するためのコンピュータ信号出力部と、
前記コンピュータ信号出力部を前記情報処理装置と結合
させるためのインターフェース部と、読み出されたデー
タがオーディオ・データでないときには前記情報処理装
置に対してミュート状態であることを通知するミュート
通知部と、を具備することを特徴とするオーディオ機能
を持つ外部記憶装置である。
【0021】また、本発明の第2の側面は、オーディオ
機能を持ち、情報処理装置に搭載されて用いられるタイ
プの外部記憶装置において、装填された記憶媒体からデ
ータを読み出すデータ読み出し部と、読み出されたデー
タを信号処理する信号処理部と、読み出されたデータが
オーディオ・データ又はコンピュータ・データのいずれ
であるかを判別する判別部と、読み出されたデータがオ
ーディオ・データのときに、処理信号をDA変換して出
力するためのオーディオ信号出力部と、読み出されたデ
ータがコンピュータ・データのときに、処理信号を復合
化して出力するためのコンピュータ信号出力部と、前記
コンピュータ信号出力部を前記情報処理装置と結合させ
るためのインターフェース部と、読み出されたデータが
オーディオ・データでないときには前記情報処理装置に
対してミュート状態であることを通知するミュート状態
通知部と、ミュート状態であることに応答して、前記オ
ーディオ信号出力部の出力を減勢するための出力減勢部
と、を具備することを特徴とするオーディオ機能を持つ
外部記憶装置である。
【0022】また、本発明の第3の側面は、オーディオ
・データ用ディスク及びコンピュータ・データ用ディス
クの双方を読み取り可能で且つ情報処理装置に搭載可能
な、オーディオ機能を持つ外部記憶装置において、装填
されたディスクからデータを読み出すデータ読み出し部
と、装填されたディスクがオーディオ・データ用かコン
ピュータ・データ用かを判別する判別手段と、読み出さ
れたオーディオ・データを信号処理するオーディオ・デ
ータ処理部と、信号処理されたオーディオ・データをD
A変換するDA変換器と、アナログ化されたオーディオ
・データをライン出力するライン出力ドライバと、読み
出されたコンピュータ・データを信号処理するコンピュ
ータ・データ処理部と、信号処理されたコンピュータ・
データを復号化する復号回路と、復号化されたコンピュ
ータ・データを前記情報処理装置との間で交換するため
のインターフェース回路と、オーディオ・データ用ディ
スクが装填されていないと判断されたときに、前記情報
処理装置にミュート信号を送出するミュート信号送出部
と、を具備することを特徴とするオーディオ機能を持つ
外部記憶装置である。
【0023】また、本発明の第4の側面は、オーディオ
・データ用ディスク及びコンピュータ・データ用ディス
クの双方を読み取り可能で且つ情報処理装置に搭載可能
な、オーディオ機能を持つ外部記憶装置において、装填
されたディスクからデータを読み出すデータ読み出し部
と、装填されたディスクがオーディオ・データ用かコン
ピュータ・データ用かを判別する判別手段と、読み出さ
れたオーディオ・データを信号処理するオーディオ・デ
ータ処理部と、信号処理されたオーディオ・データをD
A変換するDA変換器と、アナログ化されたオーディオ
・データをライン出力するライン出力ドライバと、読み
出されたコンピュータ・データを信号処理するコンピュ
ータ・データ処理部と、信号処理されたコンピュータ・
データを復号化する復号回路と、復号化されたコンピュ
ータ・データを前記情報処理装置との間で交換するため
のインターフェース回路と、オーディオ・データ用ディ
スクが装填されていないと判断されたときに、前記情報
処理装置にミュート信号を送出するミュート信号送出部
と、オーディオ・データ用ディスクが装填されていない
と判断されたことに応答して、前記ライン出力ドライバ
のライン出力を減勢するライン出力減勢手段と、を具備
することを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶装
置である。
【0024】ここで、本発明の第1乃至第4の側面に係
る外部記憶装置は、例えばCD−DA(Digital Audi
o)ディスク及びCD−ROMディスクの双方からデー
タ読み出し可能なCD−ROMドライブ、又は、DVD
(Digital Versatile Disc)ディスクにアクセス可能な
DVDドライブのいずれであってもよい。
【0025】また、本発明の第5の側面は、でオーディ
オ機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置に
おいて、前記外部記憶装置を電気接続するためのインタ
ーフェース・コネクタと、前記インターフェース・コネ
クタ経由で前記外部記憶装置と接続されるコンピュータ
・データ交換用のバス信号線と、前記インターフェース
・コネクタ経由で前記外部記憶装置から受け取るオーデ
ィオ信号線と、前記インターフェース・コネクタ経由で
前記外部記憶装置から受け取るミュート信号線と、を含
むことを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶装置
を搭載可能な情報処理装置ある。
【0026】また、本発明の第6の側面は、オーディオ
機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置にお
いて、前記外部記憶装置を電気接続するためのインター
フェース・コネクタと、前記インターフェース・コネク
タ経由で前記外部記憶装置と接続されるコンピュータ・
データ交換用のバス信号線と、前記インターフェース・
コネクタ経由で前記外部記憶装置から入力するオーディ
オ信号線と、前記インターフェース・コネクタ経由で前
記外部記憶装置から受け取るミュート信号線と、前記ミ
ュート信号線がミュート状態を示したことに応答して、
前記入力したオーディオ信号を減勢する手段と、を含む
ことを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶装置を
搭載可能な情報処理装置である。
【0027】また、本発明の第7の側面は、オーディオ
機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置にお
いて、装置全体の動作を統括するCPUと、前記CPU
が実行するプログラム及び処理データを一時格納するメ
モリと、装置内の各部を相互接続するバスと、前記外部
記憶装置と前記バスとを相互接続するためのバス・イン
ターフェースと、前記外部記憶装置から受け取るオーデ
ィオ信号線と、前記オーディオ信号線経由で入力したオ
ーディオ信号をオーディオ出力するサウンド機能部と、
前記外部記憶装置から受け取るミュート信号線と、を含
むことを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶装置
を搭載可能な情報処理装置である。
【0028】また、本発明の第8の側面は、オーディオ
機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置にお
いて、装置全体の動作を統括するCPUと、前記CPU
が実行するプログラム及び処理データを一時格納するメ
モリと、装置内の各部を相互接続するバスと、前記外部
記憶装置と前記バスとを相互接続するためのバス・イン
ターフェースと、前記外部記憶装置から受け取るオーデ
ィオ信号線と、前記オーディオ信号線経由で入力したオ
ーディオ信号をオーディオ出力するサウンド機能部と、
前記外部記憶装置から受け取るミュート信号線と、少な
くとも前記ミュート信号線がアン・ミュート状態を示す
間は前記サウンド機能部をディセーブルしない省電力制
御部と、を含むことを特徴とするオーディオ機能を持つ
外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置である。
【0029】また、本発明の第9の側面は、オーディオ
機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置にお
いて、装置全体の動作を統括するCPUと、前記CPU
が実行するプログラム及び処理データを一時格納するメ
モリと、装置内の各部を相互接続するバスと、前記外部
記憶装置と前記バスとを相互接続するためのバス・イン
ターフェースと、前記外部記憶装置から受け取るオーデ
ィオ信号線と、前記オーディオ信号線経由で入力したオ
ーディオ信号をオーディオ出力するサウンド機能部と、
前記外部記憶装置から受け取るミュート信号線と、前記
ミュート信号線がミュート状態を示したことに応答し
て、前記入力したオーディオ信号を減勢する手段と、を
含むことを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶装
置を搭載可能な情報処理装置である。
【0030】ここで、本発明の第5乃至第9の側面に係
る情報処理装置において、前記外部記憶装置は、例えば
CD−DA(Digital Audio)ディスク及びCD−RO
Mディスクの双方からデータ読み出し可能なCD−RO
Mドライブ、又は、DVD(Digital Versatile Disc)
ディスクにアクセス可能なDVDドライブのいずれであ
ってもよい。
【0031】
【作用】本発明の第1乃至第4の側面に係る外部記憶装
置は、例えばパーソナル・コンピュータのような情報処
理装置に搭載される周辺装置(例えばCD−ROMドラ
イブ)である。
【0032】この外部記憶装置は、装填した記憶媒体か
ら現在読み出しているデータがオーディオ・データ又は
コンピュータ・データのいずれであるかを判別し、コン
ピュータ・データを読み出し中であれば、ミュート状態
であることを情報処理装置側に通知するようになってい
る。ミュート状態の通知は、例えばミュート信号をイン
ターフェース・コネクタ経由で情報処理装置のマザーボ
ード上に引き出す、という形態であってもよい。この結
果、情報処理装置側では、外部記憶装置のミュート期間
を正確に把握することができ、ひいてはサウンド機能
(例えばオーディオ・アンプやオーディオ・コントロー
ラ内のミキサーなど)を的確にディセーブルして省電力
状態に陥れることができる。
【0033】また、本発明の第2及び第4の側面に係る
外部記憶装置は、さらに、ミュート状態のときには、オ
ーディオ信号のライン出力を減勢するようになってい
る。例えば、ライン出力信号線がミュート信号に応答し
て接地される。この結果、ライン出力を受け取る情報処
理装置側では、不要なノイズ音の発生が未然に防止され
ることになる。
【0034】また、本発明の第5乃至第9の側面に係る
情報処理装置は、第1乃至第4の側面に係る外部記憶装
置、すなわち、ミュート信号を出力するタイプの外部記
憶装置を搭載する情報処理装置である。
【0035】この情報処理装置は、外部記憶装置から
は、再生されたオーディオ・データをライン入力するオ
ーディオ信号線と、読み出されたコンピュータ・データ
を受け取るためのバス信号線の他に、ミュート信号線も
入力している。この結果、情報処理装置は、外部記憶装
置のミュート期間を正確に把握することができ、ひいて
はサウンド機能(例えばオーディオ・アンプやオーディ
オ・コントローラ内のミキサーなど)を的確にディセー
ブルして省電力状態に陥れることができる。
【0036】また、本発明の第6及び第9の側面に係る
情報処理装置は、外部記憶装置のミュート状態の間は、
オーディオ信号のライン入力を減勢するようになってい
る。例えばライン入力線がミュート信号に応答して接地
される。この結果、ライン出力を受け取る情報処理装置
側では、不要なノイズ音の発生が未然に防止されること
になる。
【0037】一般に、CD−ROMドライブのような外
部記憶装置と、コンピュータ本体内のマザーボード上の
オーディオ回路との間には距離がある。このため、ドラ
イブ側とマザーボード上とでグランド・レベルが相違す
ることもある。例えば本発明の第2及び第4の側面にお
けるようにドライブ側でライン出力を接地しても、各グ
ランド間の電位差のために、ノイズの発生を招来しかね
ない。また、外部記憶装置を取り外したままのときに
は、コンピュータ本体側のライン入力端子はオープン状
態となる。すなわち、ライン入力の終端における浮遊容
量により、ノイズが発生することもある。これに対し、
第6及び第9の側面によれば、ミュート時にはオーディ
オ信号入力をコンピュータ本体内で接地しているので、
より効果的にノイズ音の発生を防止することができる訳
である。
【0038】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0040】A.外部記憶装置を搭載するコンピュータ
のハードウェア構成 図1には、本発明を実現するのに適した典型的なパーソ
ナル・コンピュータ(PC)100のハードウェア構成
を模式的に示している。本発明を実現するPCの一例
は、OADG(PC Open Architecture Developer's Gro
up)仕様に準拠し、オペレーティング・システム(O
S)として米マイクロソフト社の"Windows95"
又は米IBM社の"OS/2"を搭載している。以下、各
部について説明する。
【0041】メイン・コントローラであるCPU11
は、OSの制御下で、各種プログラムを実行するように
なっている。CPU11は、例えば米インテル社製のC
PUチップ"Pentium"、あるいは同社の"MMX
テクノロジPentium"でよい。
【0042】CPU11は、自身の外部ピンに直結した
プロセッサ・バス12、ローカル・バスとしてのPCI
(Peripheral Component Interconnect)バス16、及
びシステム・バスとしてのISA(Industry Standard
Architecture)バス18という3階層のバスを介して、
各ハードウェア・ブロック(後述)と相互接続してい
る。
【0043】プロセッサ・バス12とPCIバス16と
は、ブリッジ回路(ホスト−PCIブリッジ)13によ
って連絡されている。本実施例のブリッジ回路13は、
メイン・メモリ14へのアクセス動作を制御するメモリ
・コントローラや、両バス12,16間のデータ転送速
度の差を吸収するためのデータ・バッファなどを含んだ
構成となっている。
【0044】メイン・メモリ14は、CPU11の実行
プログラムの読み込み領域として、あるいは実行プログ
ラムの処理データを書き込む作業領域として利用され
る、書き込み可能メモリである。メイン・メモリ14
は、一般には複数個のDRAM(ダイナミックRAM)
チップで構成され、例えば32MBが標準装備され、2
56MBまで増設可能である。なお、ここで言う実行プ
ログラムには、Windows95などのOS、周辺機
器類をハードウェア操作するための各デバイス・ドライ
バ、及び各種アプリケーション・プログラムなどが含ま
れる。
【0045】L2−キャッシュ15は、CPU11がメ
イン・メモリ14にアクセスする時間を吸収するための
高速動作メモリである。CPU11が頻繁にアクセスす
るごく限られたコードやデータがL2−キャッシュ15
に一時格納される。L2−キャッシュ15は、一般には
SRAM(スタティックRAM)チップで構成され、そ
の記憶容量は例えば512KBである。
【0046】PCIバス16は、比較的高速なデータ転
送が可能なタイプのバス(バス幅32/64ビット、最
大動作周波数33/66MHz、最大データ転送速度1
32/264MBps)であり、ビデオ・コントローラ
20やカードバス・コントローラ23のような比較的高
速で駆動するPCIデバイス類がこれに接続される。な
お、PCIアーキテクチャは、米インテル社の提唱に端
を発したものであり、いわゆるPnP(プラグ・アンド
・プレイ)機能を実現している。
【0047】ビデオ・コントローラ20は、CPU11
からの描画命令を実際に処理するための専用コントロー
ラであり、処理した描画情報を画面バッファ(VRA
M)21に一旦書き込むとともに、VRAM21から描
画情報を読み出してディスプレイ(液晶表示ディスプレ
イ(LCD)又はCRT(Cathod Ray Tube)ディスプ
レイ)22に描画データとして出力するようになってい
る。
【0048】カードバス・コントローラ23は、PCI
バス16のバス信号をPCカード・スロット24Aのイ
ンターフェース・コネクタ(カードバス)に直結させる
ための専用コントローラである。カード・スロット24
Aには、PCMCIA(Personal Computer Memory Car
d International Association)/JEIDA(JapanEl
ectronic Industry Development Association)が策定
した仕様(例えば"PC Card Standard
95")に準拠したPCカード24Bを挿入することが
できる。PCカード24Bとしては、ネットワーク接続
するためのLANカードや、外部記憶装置としてのHD
D内蔵カード、SCSI(Small Computer System Inte
rface)機器を外部接続するためのSCSIカード等が
挙げられる。また、最近では、ZV(Zoom Vid
eo)ポートに対応したPCカードも出現している。こ
のZVポート対応PCカードは、ビデオ・コントローラ
20との間で直接データ転送を行なうことにより高速な
動画表示を可能にするものである(前述)。
【0049】PCIバス16とISAバス18とは、ブ
リッジ回路(PCI−ISAブリッジ)19によって相
互接続されている。本実施例のブリッジ回路19は、D
MAコントローラや、プログラマブル割り込みコントロ
ーラ(PIC)、及びプログラマブル・インターバル・
タイマ(PIT)を含んだ構成となっている。DMAコ
ントローラは、周辺機器(例えばFDD)とメイン・メ
モリ14間のデータ転送をCPU11の介在なしに実行
するための専用コントローラである。また、PICは、
周辺機器からの割り込み要求(IRQ)に応答して所定
の処理プログラム(割り込みハンドラ)を実行させるた
めの専用コントローラである。また、PITは、タイマ
信号(通常は矩形波)を所定周期で発生させるための装
置であり、その発生周期はプログラマブルである。
【0050】本実施例のブリッジ回路19は、さらに、
IDE(Integrated Drive Electronics)に準拠した外
部記憶装置を接続するためのIDEインターフェースも
備えている。IDEインターフェースには、IDEハー
ド・ディスク・ドライブ(HDD)25が接続される
他、IDE CD−ROMドライブ26がATAPI
(AT Attachment Packet Interface)接続される。ま
た、IDE CD−ROMドライブ26の代わりに、D
VD(Digital Video Disc又はDigital Versatile DIs
c)ドライブのような他のタイプのIDE装置が接続さ
れていてもよい。HDD25やCD−ROMドライブ2
6のような外部記憶装置は、例えばシステム100本体
内の「メディア・ベイ」又は「デバイス・ベイ」と呼ば
れる収容場所に格納される。これら標準装備された外部
記憶装置は、FDDやバッテリ・パック(但し、ノート
ブックPCの場合)のような他の機器類と交換可能且つ
排他的に取り付けられる場合もある。
【0051】HDD25は、データ転送速度の点で他の
外部記憶装置よりも優れている。HDD25のディスク
上にコピーされたソフトウェア・プログラム(OSやア
プリケーションなど)は、システム100の使用が準備
された(すなわちインストールされた)状態となる。ま
た、CD−ROMドライブ26は、音楽CD(CD−D
Aデータ)の再生と、コンピュータ・データ(CD−R
OMデータ)の読み出しの双方が可能である。システム
100にインストールするコンピュータ・プログラム
は、例えばCDの形態で供給される。また、DVDドラ
イブは、光ディスクの一種であるDVDを取り扱うため
の装置であり、読み出し専用のDVD−ROMドライブ
と読み書きが可能なDVD−RAMドライブとがある。
DVDドライブのデータ転送速度は10倍速CD−RO
Mドライブに匹敵する。DVDは、映像を始めとする各
種素材を格納可能な記憶媒体であり、片面で4.7GB
(映像時間にして133分)の記憶容量を持っている。
なお、音楽データ再生以外のときは、CD−ROMドラ
イブ26やDVDドライブはミュート状態に置かれる
(後述)。
【0052】また、本実施例のブリッジ回路19は、汎
用バスであるUSB(Universal Serial Bus)を接続す
るためのUSBルート・コントローラを内蔵するととも
に、USBポート27を備えている。USBは、電源投
入のまま新しい周辺機器(USBデバイス)を抜き差し
する機能(ホット・プラギング機能)や、新たに接続さ
れた周辺機器を自動認識しシステム・コンフィギュレー
ションを再設定する機能(プラグ・アンド・プレイ機
能)をサポートしている。1つのUSBポートに対し
て、最大63個のUSBデバイスをデイジー・チェーン
接続することができる。USBデバイスの例は、キーボ
ード、マウス、ジョイスティック、スキャナ、プリン
タ、モデム、ディスプレイ・モニタ、タブレットなど様
々である。
【0053】ISAバス18は、PCIバス16に比し
データ転送速度が低いバスであり(バス幅16ビット、
最大データ転送速度4MBps)、ROM17やモデム
・カード28、リアル・タイム・クロック(RTC)2
9、I/Oコントローラ30、キーボード/マウス・コ
ントローラ34、オーディオ・コントローラ37のよう
な比較的低速で駆動する周辺機器類を接続するのに用い
られる。
【0054】ROM17は、キーボード35やフロッピ
ー・ディスク・ドライブ(FDD)31などの各ハード
ウェアの入出力操作を制御するためのコード群(BIO
S:Basic Input/Output System)や、電源投入時の自
己診断テスト・プログラム(POST:Power On Self
Test)などを恒久的に格納するための不揮発性メモリで
ある。
【0055】モデム・カード28は、デジタル的なコン
ピュータ・データをアナログ的な公衆回線(PSTN:P
ublic Switched Telephone Network)経由で伝送するた
めの装置である。モデム・カード28は、送信データを
変調(modulate)したり受信データを復調(demodulat
e)するための信号処理回路(モデム・チップ)や、各
国毎の回線交換機規格に応じてモデムと公衆回線を接続
せしめるためのデータ・アクセス・アレンジメント機能
回路(DAA)などの回路コンポーネントを含んでい
る。なお、オフ・フック時(すなわち通話状態)ではモ
デム・カード27はアン・ミュート状態となり、逆にオ
ン・フック時にはミュート状態となる。
【0056】リアル・タイム・クロック(RTC)29
は、現在時刻を計測するための装置である。RTC29
は、一般に、CMOSメモリ(図示しない)とともに1
チップ上に実装されている。このCMOSメモリは、例
えばシステム・コンフィギュレーション情報(BIOS
の設定値)やパワー・オン・パスワードのような、シス
テム100のセキュリティ/セーフティに不可欠な情報
を保管するために用いられる。RTC/CMOS29
は、リザーブ・バッテリ(通常はコイン・パッテリ:図
示しない)によってバックアップされており、システム
100がパワー・オフの間も計測内容や記憶内容を失わ
ないようになっている。
【0057】I/Oコントローラ30は、フロッピー・
ディスク・ドライブ(FDD)31の駆動制御、パラレ
ル・ポート32を介したパラレル・データの入出力(P
IO)、シリアル・ポート33を介したシリアル・デー
タの入出力(SIO)を制御するための周辺コントロー
ラである。パラレル・ポートには例えばプリンタが、ま
た、シリアル・ポートにはジョイスティックが接続され
る。
【0058】キーボード/マウス・コントローラ(KM
C)34は、キーボード35からの入力スキャン・コー
ドや、ポインティング・デバイス(マウスやトラックポ
イントなど)36による指示座標値をコンピュータ・デ
ータとして取り込むための周辺コントローラである。
【0059】オーディオ・コントローラ37は、オーデ
ィオ信号の入出力を行なうための専用コントローラであ
り、オーディオ信号をデジタル録音・再生するためのC
ODEC回路(COder-DECoder:すなわちミキシング機
能を備えたAD,DA変換器)を含んでいる。オーディ
オ信号の入力は、例えばマイク39からの音声入力、又
は、外部オーディオ機器(図示しない)からのライン入
力として行なわれる。また、生成されたオーディオ信号
は、外部オーディオ機器(図示しない)にライン出力さ
れるか、又は、オーディオ・アンプで増幅した後スピー
カ38で出力される。なお、オーディオ・コントローラ
36は、米Analog Device, Inc.、米Creative Labs, In
c.、米Intel Corp.、米National Semoconductor Cor
p.、ヤマハの5社が策定した標準仕様"AC(Audio Cod
ec)'97"に準拠していてもよい。
【0060】各バス16,18の一端には、夫々1以上
のPCIバス・スロット16A、ISAバス・スロット
18Aが装備されている場合もある。これらバス・スロ
ット16A/18Aは、コンピュータ100本体の壁面
の一部から外部に現れている(あるいは、バス・スロッ
ト16A/18Aは、ノートブックPC用のドッキング
・ステーションによって提供されることもあるが、ここ
ではこれ以上説明しない)。バス・スロット16A及び
18Aには、夫々、PCI対応アダプタ・カード16B
及びISA対応アダプタ・カード18Bを装着すること
ができる。アダプタ・カードの一例は、コンピュータ1
00をネットワーク接続するためのLANカードであ
り、他の例はHDDやCD−ROMドライブ、DVDド
ライブ、プリンタなどの各種SCSI(Small Computer
System Interface)機器を外部接続するためのSCS
Iカードである。
【0061】パーソナル・コンピュータ100の典型的
なユーザは、キーボード35又はマウス36を介してシ
ステムを操作して、ワープロ、表計算、通信などのよう
な各種アプリケーション・プログラムを実行し、ディス
プレイ・スクリーン上で自らの業務遂行に役立てること
ができる。
【0062】現在市販されている汎用パーソナル・コン
ピュータは、図1に示したコンピュータ・システム10
0として充分機能を発揮するであろう。なお、コンピュ
ータ・システム100を構成するためには、図1に示し
た以外にも多くの電気回路等が必要である。但し、これ
らは当業者には周知であり、また、本発明の要旨を構成
するものではないので、本明細書中では省略している。
また、図面の錯綜を回避するため、図中の各ハードウェ
ア・ブロック間の接続も一部しか図示していない点を了
承されたい。
【0063】B.外部記憶装置のハードウェア構成 次いで、パーソナル・コンピュータ100に接続され、
記憶媒体から読み取ったデータを供給する外部記憶装置
のハードウェア構成について詳解する。外部記憶装置
は、該装置に装填された記憶媒体からオーディオ用デー
タ及びコンピュータ用データを読み取り、オーディオ用
データについてはライン入力信号として、コンピュータ
用データについてはバス信号として、夫々、パーソナル
・コンピュータ100本体に供給する。さらに、外部記
憶装置は、パーソナル・コンピュータ100本体に対し
てミュート信号線も出力する。ミュート信号線は、オー
ディオ用データを読み出している間はアン・ミュート状
態(ロー・レベル)、それ以外ではミュート状態(ハイ
・レベル)となるように振る舞う。
【0064】かかる外部記憶装置の一例はCD−ROM
ドライブである。CD−ROMドライブは、例えば図1
に示されたIDE CD−ROMドライブ26であって
も、あるいは、SCSIカード経由で接続されるSCS
I CD−ROMドライブであってもよい。図2には、
CD−ROMドライブ200(第1の実施例)の内部ハ
ードウェア構成を図解している。以下、各部について説
明する。
【0065】コンパクト・ディスク(CD)201は、
スピンドル・モータ210上に回転可能にロードされて
いる。CDは、透明樹脂からなるディスクの片面にデジ
タル・データに対応したピット(反射率の異なる凹凸形
状)を形成することによりデータを格納した記憶媒体で
あり、その上面には極薄のアルミニウム等の金属膜が蒸
着され、さらにその上層には硬い保護膜が形成されてい
る。ディスク201の中心付近から外側に向かって螺旋
状に且つ均一な密度でデータが記録されている(すなわ
ちピットが形成されている)。CD−ROMドライブ2
00は、ディスク201上のトラックをレーザ光で走査
して、その反射光強度の変化を利用してデータを読み取
るようになっている(後述)。
【0066】CDの物理的及び論理的な仕様は、ソニー
と蘭フィリップス社が中心となって策定した「レッドブ
ック」、「イエローブック」、「グリーンブック」に詳
述されている。その物理フォーマットは、ディスクの内
周から、リード・イン(Lead In)、プログラム
・エリア、リード・アウト(Lead Out)の3つ
の領域に大別される。
【0067】リード・インとリード・アウトは、ディス
クの属性情報や各トラックのスタート位置などの各種制
御情報を格納するための領域である。リード・イン領域
には、TOC(Table Of Contents)と呼ばれるテーブ
ルを用意している。TOCは、トラック毎に1つのQチ
ャネルを持ち、ディスク内の属性・制御情報をトラック
単位で管理するようになっている。
【0068】また、プログラム・エリアは、オーディオ
・データやコンピュータ・データなどのユーザ・データ
の実体を格納するための領域であり、1又は複数個のト
ラックで構成される。コンピュータ・データを格納する
トラック/フォーマットを"CD−ROM"トラック/フ
ォーマットと言い、オーディオ・データを格納するトラ
ック/フォーマットを"CD-DA(Digital Audio)"ト
ラック/フォーマットと言う。1つのディスク上にCD
−ROMトラックとCD−DAトラックが混在したハイ
ブリッド・タイプのものもある。その他、オーディオ・
データの空き領域に画像データを記録した"CD−Gr
aphics"や、画像データとオーディオ・データを
同じトラック内にインターリーブ(時分割多重)記録し
た"CD−I(Interactive media)"、"CD−ROM
XA"などもある。
【0069】ディスク201を交換可能に搭載するトレ
イ(図示しない)は、ローディング・モータ251と連
結して、ディスク201の挿入及び排出動作を可能にし
ている。イジェクト・ボタン252は、通常、CD−R
OMドライブ200のフロント・ベゼルに設けられた、
トレイの挿入/排出動作を指示するための制御ボタンで
あり、ボタン252の押圧を検知するとイジェクト信号
線経由でCPU220(後述)に通知するようになって
いる。モータ駆動回路250は、CPU220からの指
示に従って、ローディング・モータ251の駆動を制御
するようになっている。
【0070】ディスク201の下表面部には、光学ヘッ
ド(Pick-Up-Head)211が配設されている。光学ヘッ
ド211は、ディスク201にレーザ光を照射するとと
もに、その反射光を受光するようになっている。この光
学ヘッド211は、ディスク201の半径方向に移動可
能なスライダ・モータ212上に搭載されている。モー
タ駆動回路214は、ディスク201上のトラックが光
学ヘッド211に対して線速度一定(CLV)で走査す
るように、スピンドル・モータ210とスライダ・モー
タ212の駆動を制御している。
【0071】光学ヘッド211からの出力信号は、光学
ヘッド211自身の位置制御とディスク201上のデー
タ読み取りの各目的に供されるべく、RFアンプ213
に入れられる。前者の目的のために、サーボ回路213
A、モータ駆動回路214によって形成される閉ループ
制御系は、光学ヘッド211の出力信号に従って、スピ
ンドル・モータ210、スライダ・モータ212の同期
的駆動を制御して、光学ヘッド211がディスク201
上の所定位置を走査することを可能ならしめている。な
お、光学ヘッド211は、微小移動可能な2軸デバイス
(図示しない)によって支持されており、フォーカス補
正及びトラッキング補正を行なえるようになっている。
【0072】また、後者すなわちデータ読み取りのため
に、光学ヘッド211の出力信号は、デジタル信号処理
回路213Bによって信号処理される。なお、本実施例
では、デジタル信号処理回路213Bはサーボ回路21
3Aと同一チップ構成となっている。
【0073】CPU220(後述)は、読み取られた信
号がオーディオ(CD−DA)・データ又はコンピュー
タ(CD−ROM)・データのいずれであるかを判別す
る。該判別は、例えば(1)復調された2値データがコ
ンピュータ・データとして解釈可能かどうかで判別す
る、(2)TOC内の対応するQチャネルのコントロー
ル・ビットを参照する(例えば特開平8−36829号
公報や特開平4−315874号公報参照)、(3)デ
ィスクの各フレームに用意されたシンク信号を参照する
(例えば特開平312014号公報参照)などいずれの
方法、あるいはこれら以外の方法で行なってもよい。か
かる判別処理は、例えばCPU220がROM221
(後述)に格納されたファームウェアを実行することに
より可能である。
【0074】ディスク201から読み取られたデータが
オーディオ・データであれば、デジタル信号処理された
オーディオ信号はさらにデジタル−アナログ変換回路
(DAC)230によってアナログ化される。そして、
DAC230が出力するアナログ・オーディオ信号は、
ドライバ232でレベル変換した後にインターフェース
・コネクタ260経由でコンピュータ100本体(マザ
ーボード上のオーディオ・コントローラ36)にライン
出力されるか、又は、ドライブ・ユニット200内部の
オーディオ・アンプ231によって増幅されてからヘッ
ドフォン・ジャック経由で外部出力される。
【0075】また、ディスク201から読み取られたデ
ータがオーディオ・データのときには、CPU220
は、ロー・レベルのミュート信号をインターフェース・
コネクタ260経由で送出して、ドライブ200の"ア
ン・ミュート"状態をコンピュータ100本体側に通知
する。
【0076】他方、ディスク201から読み取られたデ
ータがコンピュータ・データであれば、復号回路240
Aによって一旦復号化してから、インターフェース回路
240Bによってコンピュータ100本体側に送出され
る。インターフェース回路240Bは、データ・レジス
タ、アドレス・レジスタ、コントロール・レジスタ、ス
テータス・レジスタを含むI/Oレジスタを備え、イン
ターフェース・コネクタ260経由でマザーボード上の
バス16/18と相互接続されている。バス16/18
とのインターフェース・プロトコルは、IDE、SCS
I、又はこれら以外の規格のいずれに従ってもよい(言
い換えれば、本発明の具現のために、インターフェース
による制限はない)。なお、本実施例では、復号回路2
40Aはインターフェース回路240Bと同一チップ構
成となっている。
【0077】また、ディスク201から読み取られたデ
ータがコンピュータ・データのとき(若しくはオーディ
オ・データでないとき)には、CPU220は、ハイ・
レベルのミュート信号をインターフェース・コネクタ2
60経由で送出して、"ミュート"状態をコンピュータ1
00本体側に通知する。
【0078】CPU220は、CD−ROMドライブ2
20の内部動作を統括するためのメイン・コントローラ
である。より具体的には、CPU220は、イジェクト
・ボタン252からの信号によってトレイの挿入/排出
操作を行なう。また、コンピュータ100本体側からの
ホスト・コマンドをインターフェース回路240B経由
で受け取って、ディスク201からのデータ読み出し処
理を行なわしめるようになっている。
【0079】CPU220には、ROM221、RAM
222、及びクロック223が付設されている。ROM
221は、起動時の自己診断、ホスト・コマンドの解
釈、ドライブ200内のステータス確認、メカニカル・
コントロールなど、各目的を実現するためのファームウ
ェアが恒久的に格納されている。RAM222は、CP
U220が処理実行時の作業データ等を格納するための
書き込み可能メモリであり、TOC、ドライブ・パラメ
ータ(データ転送速度など)やオーディオ・パラメータ
(音声の出力レベルなど)も保存する。クロック223
は、動作タイミングをとるための同期信号を発生する装
置である。
【0080】CD−ROMドライブ200は、CPU2
20が出力するミュート信号をドライブ外部、すなわち
コンピュータ100本体のマザーボード上に引き出して
いる。したがって、コンピュータ100側では、ドライ
ブ200のミュート状態を正確に把握でき、ひいてはサ
ウンド機能(例えばオーディオ・アンプやオーディオ・
コントローラ37内のミキサー回路など)を的確にディ
セーブルして省電力状態に陥れることができる。なお、
外部記憶装置からミュート信号を受け取るコンピュータ
・システムの構成や動作特性については、例えば同出願
人に譲渡されている特願平9−192801号(社内整
理番号:JA9−97−118)、及び特願平9−23
0972号(社内整理番号:JA997140)の各明
細書を参照されたい。
【0081】図3には、CD−ROMドライブ200
(第2の実施例)の内部ハードウェア構成を図解してい
る。図2に示した第1の実施例と略同一の構成要素につ
いては同一の参照番号を付与している。
【0082】第2の実施例は、ホスト・コマンドによる
ディスク201からのデータ読み出しのための構成及び
動作、コンピュータ100本体側とのインターフェー
ス、ディスク201の挿入/排出のためのメカニズムな
ど、ドライブ・ユニット200内の殆どの構成及びその
動作特性は第1の実施例と共通する。
【0083】第1の実施例と第2の実施例との顕著な相
違は、後者がミュート時にオーディオ信号のライン出力
を減勢するメカニズムを具備している点にある。該相違
点は、ドライバ232のライン出力を接地するためのN
チャネルFETスイッチ270を設けることにより実現
される。
【0084】このFETスイッチ270は、CPU22
0が出力するミュート信号(前述)をゲートに入れてい
る。このため、オーディオ・データを読み取っている期
間以外、すなわちミュート状態においては、ゲートに高
電位が印加される結果として、ドライバ232の出力が
グランド・レベルに落とされる。したがって、コンピュ
ータ100本体側(マザーボード上のオーディオ・コン
トローラ36)には不要な信号が入力されず、ノイズ音
の発生が未然に防止される。
【0085】また、本発明を具現する外部記憶装置の他
の例はDVD(Digital Video Disc)ドライブである。
DVDドライブは、例えば図1に示されたIDE CD
−ROMドライブ26と交換可能且つ排他的に接続され
るDVDドライブであっても、あるいは、SCSIカー
ド経由で接続されるSCSI DVDドライブであって
もよい。図4には、DVDドライブ300(第3の実施
例)の内部ハードウェア構成を図解している。以下、各
部について説明する。
【0086】記憶媒体としてのディスク(DVD:Digi
tal Video Disc又はDigital Versatile Disc)301
は、スピンドル・モータ310上に回転可能にロードさ
れている。DVD301は、透明樹脂からなるディスク
の表面付近にデジタル・データに対応したピット(反射
率の異なる凹凸形状)を形成することによりデータを格
納した記憶媒体である。ディスク301上には、その中
心付近から外側に向かって螺旋状に且つ均一な密度でデ
ータが記録されている(すなわちピットが形成されてい
る)。ドライブ300は、このDVDディスク301上
のトラックをレーザ光で走査して、その反射光強度の変
化を利用してデータを読み取るようになっている(後
述)。なお、DVDディスク301は、ピット幅が狭い
(したがって単位面積当たりの記憶容量が大きい)以外
は、CDとデータ格納形態は同一であり、これによって
CD−ROMとの完全互換が維持されている。
【0087】ディスクを交換可能に搭載するトレイ(図
示しない)は、ローディング・モータ351と連結し
て、ディスク301の挿入及び排出動作を可能にしてい
る。イジェクト・ボタン352は、通常、DVDドライ
ブ300のフロント・ベゼルに設けられた、トレイの挿
入/排出動作を指示するための制御ボタンであり、ボタ
ン352の押圧を検知すると、イジェクト信号線経由で
CPU320(後述)に通知するようになっている。モ
ータ駆動回路350は、CPU320からの指示に従っ
て、ローディング・モータ351の駆動を制御するよう
になっている。
【0088】ディスク301の下表面部には、光学ヘッ
ド(Pick-Up-Head)311が配設されている。光学ヘッ
ド311は、ディスク301にレーザ光を照射するとと
もに、その反射光を受光するようになっている。ディス
ク上の各層へのアクセスを可能にするために、光学ヘッ
ド311は、ツイン・ヘッド式又は焦点可変式を採用し
ている。
【0089】光学ヘッド311は、ディスク301の半
径方向に移動可能なスライダ・モータ312上に搭載さ
れている。モータ駆動回路314は、ディスク301上
のトラックが光学ヘッド311に対して線速度一定(C
LV)で操作するように、スピンドル・モータ310と
スライダ・モータ312の駆動を制御している。
【0090】光学ヘッド311からの出力信号は、光学
ヘッド311自身の位置制御とディスク301上のデー
タ読み取りの各目的に供されるべく、RFアンプ313
に入れられている。前者の目的のために、サーボ回路3
13A、モータ駆動回路314によって形成される閉ル
ープ制御系は、光学ヘッド311の出力信号に従って、
スピンドル・モータ310、スライダ・モータ312の
同期的駆動を制御して、光学ヘッド311がディスク3
01上の所定位置を走査することを可能ならしめてい
る。なお、光学ヘッド311は、微小移動可能な2軸デ
バイス(図示しない)によって支持されており、フォー
カス補正及びトラッキング補正を行なえるようになって
いる。
【0091】また、後者すなわちデータ読み取りのため
に、光学ヘッド311の出力信号は、デジタル信号処理
回路313Bによって信号処理される。デジタル信号処
理回路313Bは、スクランブル解除処理も行なう。な
お、本実施例に係る先述のサーボ回路313Aと同一チ
ップ構成となっている。
【0092】CPU320(後述)は、読み取られた信
号がオーディオ・データ又はコンピュータ・データのい
ずれであるかを判別する。この判別は、例えば、復調さ
れた2値データがコンピュータ・データとして解読可能
かどうかで行なわれる。かかる判別処理は、例えばCP
U320がROM321(後述)に格納されたファーム
ウェアを実行することにより実現可能である。
【0093】ディスク301から読み取られたデータが
オーディオ・データであれば、デジタル信号処理された
オーディオ信号はさらにデジタル−アナログ変換回路
(DAC)330によってアナログ化される。そして、
DAC330が出力するアナログ・オーディオ信号は、
ドライバ332でレベル変換された後に、インターフェ
ース・コネクタ360経由でコンピュータ100本体
(マザーボード上のオーディオ・コントローラ37)に
ライン出力されるか、又は、ドライブ・ユニット300
内部のオーディオ・アンプ331によって増幅されてか
らヘッドフォン・ジャック経由で外部出力される。
【0094】また、ディスク301から読み取られたデ
ータがオーディオ・データのときには、CPU320
は、ロー・レベルのミュート信号をインターフェース・
コネクタ360経由で送出して、ドライブ300の"ア
ン・ミュート"状態をコンピュータ100本体側に通知
する。
【0095】他方、ディスク301から読み取られたデ
ータがコンピュータ・データであれば、復号回路340
Aによって一旦復号化してから、インターフェース回路
340Bによってコンピュータ100本体側に送出され
る。インターフェース回路340Bは、データ・レジス
タ、アドレス・レジスタ、コントロール・レジスタ、ス
テータス・レジスタを含むI/Oレジスタを備え、イン
ターフェース・コネクタ360経由でマザーボード上の
バス16/18と相互接続されている。バス16/18
とのインターフェース・プロトコルは、IDE、SCS
I、又はこれら以外の規格のいずれに従ってもよい(言
い換えれば、本発明の具現のために、インターフェース
による制限はない)。なお、本実施例では、復号回路3
40Aとインターフェース回路340Bは同一チップ構
成である。
【0096】また、ディスク301から読み取られたデ
ータがコンピュータ・データのときには、CPU320
は、ハイ・レベルのミュート信号をインターフェース・
コネクタ360経由で送出して、ドライブ300が"ミ
ュート"状態であることをコンピュータ100本体に通
知する。
【0097】CPU320は、DVDドライブ300の
内部動作を統括するためのメイン・コントローラであ
る。より具体的には、CPU320は、イジェクト・ボ
タン352からの信号によってトレイの挿入/排出操作
を行なう。また、コンピュータ100本体側からのホス
ト・コマンドをインターフェース回路340B経由で受
け取って、ディスク301からのデータ読み出し(ある
いはデータ書き込み)処理を行なわしめるようになって
いる。さらに、CPU320は、ロードしたディスク3
01についての相互認証処理も行なうが、相互認証自体
は本発明の要旨とは直接関連しないので、ここでは説明
しない。
【0098】CPU320には、ROM321、RAM
322、及びクロック323が付設されている。ROM
321は、起動時の自己診断、ホスト・コマンドの解
釈、ドライブ・ユニット300内のステータス確認、メ
カニカル・コントロール、相互認証処理など、各目的を
実現するためのファームウェアが恒久的に格納されてい
る。RAM322は、CPU320が処理実行中の作業
データなどを格納するための書き込み可能メモリであ
り、ドライブ・パラメータ(データ転送速度など)やオ
ーディオ・パラメータ(音声の出力レベルなど)も保存
する。クロック323は、動作タイミングをとるための
同期信号を発生する装置である。
【0099】DVDドライブ300は、ミュート信号を
ドライブ外部、すなわちコンピュータ100本体のマザ
ーボード上に引き出している。したがって、コンピュー
タ100側では、ドライブ200のミュート状態を正確
に把握でき、ひいてはサウンド機能(たとえはオーディ
オ・アンプやオーディオ・コントローラ37内のミキサ
ー回路など)を的確にディセーブルして省電力状態に陥
れることができる。なお、外部記憶装置からミュート信
号を受け取るコンピュータ・システムの構成や動作特性
については、例えば同出願人に譲渡されている特願平9
−192801号(社内整理番号:JA9−97−11
8)、及び特願平9−******号(社内整理番号:
JA9−97−140)の各明細書を参照されたい。
【0100】なお、先述した第1の実施例に対する第2
の実施例のように、ミュート期間におけるドライブ側の
オーディオ信号の出力を停止させるという工夫を、この
第3の実施例に係るDVDドライブに付与することも可
能である。図5には、かかる第4の実施例について図解
している。
【0101】図示の通り、ドライバ332のライン出力
を接地するためのNチャネルFETスイッチ370が配
設されている。
【0102】このFETスイッチ370は、CPU32
0が出力するミュート信号(前述)をゲートに入れてい
る。このため、オーディオ・データを読み取っている期
間以外、すなわちミュート状態においては、ゲートに高
電位が印加される結果として、ドライバ332の出力が
グランド・レベルに落とされる。したがって、コンピュ
ータ100本体側(マザーボード上のオーディオ・コン
トローラ36)には不要な信号が入力されず、ノイズ音
の発生が未然に防止される。
【0103】C.コンピュータ100本体側におけるオ
ーディオ信号とミュート信号の入力 上述した第2及び第4の実施例に係る外部記憶装置で
は、自身がミュート状態のときには、さらにオーディオ
信号のライン出力を減勢するようになっている。これ
は、ライン出力を受け取るコンピュータ100本体側で
の不要なノイズ音の発生を未然に防止するためである。
かかる作用効果は、図3及び図5に示すように、ミュー
ト信号に応答してオーディオ信号線を接地するためのメ
カニズムを付加することによって実現される。
【0104】ところが、一般には、CD−ROMドライ
ブ(あるいはDVDドライブ)のような外部記憶装置
は、コンピュータ100本体内のマザーボード上のオー
ディオ・コントローラ37とは距離が離れている。この
ため、ドライブ・ユニット側とマザーボード上では、グ
ランド・レベルに相違が生ずることもある。
【0105】図6には、第2の実施例に係るCD−RO
Mドライブにおいてノイズが発生する様子を図解してい
る。スピンドル・モータ210/310が回転している
間は、モータ駆動回路214/314でGNDdrive-1
への吸い込み電流Iが発生する。この結果、この吸い込
み電流Iを相殺するための吹き出し電流I'が、例えば
GNDdrive-2で発生する。ドライブ・ユニット200
内のGNDdriveのレベルとコンピュータ100本体内
のGNDsystemのレベルが相違するため、この吹き出し
電流I'は、FETスイッチ270がオンの間(すなわ
ちミュート状態に応答してオーディオ・ライン出力を停
止している間)には、インターフェース・コネクタ経由
でコンピュータ100本体側に流入してしまい、オーデ
ィオ・コントローラ37に供給されるので、ノイズの原
因となってしまう。
【0106】また、メディア・ベイから外部記憶装置を
取り外した状態では、コンピュータ100本体側のライ
ン入力端子はオープン状態となる。すなわち、ライン入
力の終端に浮遊電荷が残っていると、これもまたノイズ
の原因となる。
【0107】本発明の第5の実施例に係るコンピュータ
100本体はこのような課題を解くものである。図7に
は、該コンピュータ100のうち外部記憶装置とのイン
ターフェース周辺を図解している。外部記憶装置200
側の構成は上述と略同一につき、ここではこれ以上説明
しない。
【0108】コンピュータ100本体内(マザーボード
上)には、ノイズ除去機構としてのNチャンネル型FE
Tスイッチ401が設けられている。このFETスイッ
チのソースとドレインは、レシーバ402へのライン入
力信号をグランド(GNDdr ive-1)に導いている。ま
た、FETスイッチ401のゲートには、ドライブ・ユ
ニット200側から受け取ったミュート信号が入れられ
ている。ミュート信号は、コンピュータ100本体内の
電源電圧(例えば5V)によってプル・アップされてい
てもよい。
【0109】ドライブ・ユニット200が音楽CDを演
奏中(すなわちアン・ミュート状態の間)は、読み取ら
れたオーディオ信号が、インターフェース・コネクタ2
60経由で、そのままオーディオ・コントローラ37に
供給される。これに対し、ドライブ・ユニット200が
コンピュータ・データを読み取っている間(すなわちミ
ュート状態の間)には、CPU220からはハイ・レベ
ルのミュート信号が供給される。これに応答して、FE
Tスイッチ401はオン状態となり、ライン入力信号を
接地する。この結果、オーディオ・コントローラ37へ
の信号入力はなくなりノイズ源も断たれる。この実施例
では、ドライブ・ユニット200側のGNDdriveのレ
ベルとコンピュータ100本体側のGNDsystemのレベ
ルの相違による影響は全くない、という点を充分理解さ
れたい。
【0110】また、ドライブ・ユニット200が取り外
されて、コンピュータ100本体側のライン入力端子が
浮遊状態となっていても、ライン入力信号はライン入力
端子から切り離されているので、ノイズ源とはならな
い。
【0111】なお、ドライブ・ユニット200内におけ
るノイズ除去機構としてのFETスイッチ270はあっ
てもなくてもよい。また、ここではCD−ROMドライ
ブ200についての適用例を説明したが、DVDドライ
ブ300についても同様に適用できることは言うまでも
ない。
【0112】D.追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。
【0113】本実施例では、外部記憶装置を搭載するP
CとしてOADG仕様に準拠したいわゆるPC/AT互
換機("PC/AT"は米IBM社の商標)をベースに説
明したが、他のタイプのマシン(例えばNECのPC9
8シリーズや米アップル社のMacintosh、及び
これらの互換機であっても、本発明が同様に実現可能で
あることは言うまでもない。また、オーデイオ機能付き
の外部記憶装置としてCD−ROMドライブやDVDド
ライブを例にとったが、他の記憶媒体を扱うタイプの周
辺機器であっても、オーディオ機能付きであれば本発明
を適用可能であることは、当業者には理解できるであろ
う。
【0114】要するに、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許
請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0115】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
自身のミュート状態を装置外部に通知することができる
優れた外部記憶装置、及び、このような外部記憶装置を
接続可能な優れた情報処理装置を提供することができ
る。
【0116】また、本発明によれば、オーディオ機能を
持つ外部記憶装置から受け取ったミュート信号を用いて
ミュート状態におけるS/N比を向上させた、優れた情
報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を実現するのに適した典型的な
パーソナル・コンピュータ(PC)100のハードウェ
ア構成を模式的に示した図である。
【図2】図2は、CD−ROMドライブ200(第1の
実施例)の内部ハードウェア構成を示した図である。
【図3】図3は、CD−ROMドライブ200(第2の
実施例)の内部ハードウェア構成を示した図である。
【図4】図4は、DVDドライブ300(第3の実施
例)の内部ハードウェア構成を示した図である。
【図5】図5は、DVDドライブ300(第4の実施
例)の内部ハードウェア構成を示した図である。
【図6】図6は、第2の実施例において、ノイズが発生
する様子を図解した図である。
【図7】図7は、第5の実施例に係るコンピュータ10
0本体のうち、外部記憶装置とのインターフェース周辺
を図解した図である。
【符号の説明】 11…CPU、12…プロセッサ・バス、13…ホスト
−PCIブリッジ、14…メイン・メモリ、15…L2
−キャッシュ、16…PCIバス、16A…PCIバス
・スロット、16B…PCI対応アダプタ・カード、1
7…ROM、18…ISAバス、18A…ISAバス・
スロット、18B…ISA対応アダプタ・カード、19
…PCI−ISAブリッジ、20…ビデオ・コントロー
ラ、21…VRAM、22…ディスプレイ、23…カー
ドバス・コントローラ、24A…カード・スロット、2
4B…PCカード、25…HDD、26…CD−ROM
ドライブ、27…USBポート、28…モデム、29…
RTC、30…I/Oコントローラ、31…FDD、3
2…パラレル・ポート、33…シリアル・ポート、34
…KMC、35…キーボード、36…マウス、37…オ
ーディオ・コントローラ、38…スピーカ、39…マイ
ク、100…パーソナル・コンピュータ、200…CD
−ROMドライブ、201…コンパクト・ディスク、2
10…スピンドル・モータ、211…光学ヘッド、21
2…スライダ・モータ、213…RFアンプ、213A
…サーボ回路、213B…デジタル信号処理回路、21
4…モータ駆動回路、220…CPU、221…RO
M、222…RAM、223…クロック、230…DA
変換回路、231…オーディオ・アンプ、232…ドラ
イバ、240A…復号回路、240B…インターフェー
ス回路、250…モータ駆動回路、251…ローディン
グ・モータ、252…イジェクト・ボタン、260…イ
ンターフェース・コネクタ、270…FETスイッチ。
300…DVDドライブ、301…コンパクト・ディス
ク、310…スピンドル・モータ、311…光学ヘッ
ド、312…スライダ・モータ、313…RFアンプ、
313A…サーボ回路、313B…デジタル信号処理回
路、314…モータ駆動回路、320…CPU、321
…ROM、322…RAM、323…クロック、330
…DA変換回路、331…オーディオ・アンプ、332
…ドライバ、340A…復号回路、340B…インター
フェース回路、350…モータ駆動回路、351…ロー
ディング・モータ、352…イジェクト・ボタン、36
0…インターフェース・コネクタ、370…FETスイ
ッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢 田 裕 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内 (72)発明者 菅 原 隆 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内 (56)参考文献 特開 平6−243585(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ機能を持ち、情報処理装置に搭
    載されて用いられるタイプの外部記憶装置において、 装填された記憶媒体からデータを読み出すデータ読み出
    し部と、 読み出されたデータを信号処理する信号処理部と、 読み出されたデータがオーディオ・データ又はコンピュ
    ータ・データのいずれであるかを判別する判別部と、 読み出されたデータがオーディオ・データのときに、処
    理信号をDA変換して出力するためのオーディオ信号出
    力部と、 読み出されたデータがコンピュータ・データのときに、
    処理信号を復合化して出力するためのコンピュータ信号
    出力部と、 前記コンピュータ信号出力部を前記情報処理装置と結合
    させるためのインターフェース部と、 読み出されたデータがオーディオ・データでないときに
    は前記情報処理装置に対してミュート状態であることを
    通知するミュート通知部と、を具備することを特徴とす
    るオーディオ機能を持つ外部記憶装置。
  2. 【請求項2】オーディオ機能を持ち、情報処理装置に搭
    載されて用いられるタイプの外部記憶装置において、 装填された記憶媒体からデータを読み出すデータ読み出
    し部と、 読み出されたデータを信号処理する信号処理部と、 読み出されたデータがオーディオ・データ又はコンピュ
    ータ・データのいずれであるかを判別する判別部と、 読み出されたデータがオーディオ・データのときに、処
    理信号をDA変換して出力するためのオーディオ信号出
    力部と、 読み出されたデータがコンピュータ・データのときに、
    処理信号を復合化して出力するためのコンピュータ信号
    出力部と、 前記コンピュータ信号出力部を前記情報処理装置と結合
    させるためのインターフェース部と、 読み出されたデータがオーディオ・データでないときに
    は前記情報処理装置に対してミュート状態であることを
    通知するミュート状態通知部と、 ミュート状態であることに応答して、前記オーディオ信
    号出力部の出力を減勢するための出力減勢部と、を具備
    することを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶装
    置。
  3. 【請求項3】オーディオ・データ用ディスク及びコンピ
    ュータ・データ用ディスクの双方を読み取り可能で且つ
    情報処理装置に搭載可能な、オーディオ機能を持つ外部
    記憶装置において、 装填されたディスクからデータを読み出すデータ読み出
    し部と、 装填されたディスクがオーディオ・データ用かコンピュ
    ータ・データ用かを判別する判別手段と、 読み出されたオーディオ・データを信号処理するオーデ
    ィオ・データ処理部と、 信号処理されたオーディオ・データをDA変換するDA
    変換器と、 アナログ化されたオーディオ・データをライン出力する
    ライン出力ドライバと、 読み出されたコンピュータ・データを信号処理するコン
    ピュータ・データ処理部と、 信号処理されたコンピュータ・データを復号化する復号
    回路と、 復号化されたコンピュータ・データを前記情報処理装置
    との間で交換するためのインターフェース回路と、 オーディオ・データ用ディスクが装填されていないと判
    断されたときに、前記情報処理装置にミュート信号を送
    出するミュート信号送出部と、を具備することを特徴と
    するオーディオ機能を持つ外部記憶装置。
  4. 【請求項4】オーディオ・データ用ディスク及びコンピ
    ュータ・データ用ディスクの双方を読み取り可能で且つ
    情報処理装置に搭載可能な、オーディオ機能を持つ外部
    記憶装置において、 装填されたディスクからデータを読み出すデータ読み出
    し部と、 装填されたディスクがオーディオ・データ用かコンピュ
    ータ・データ用かを判別する判別手段と、 読み出されたオーディオ・データを信号処理するオーデ
    ィオ・データ処理部と、 信号処理されたオーディオ・データをDA変換するDA
    変換器と、 アナログ化されたオーディオ・データをライン出力する
    ライン出力ドライバと、 読み出されたコンピュータ・データを信号処理するコン
    ピュータ・データ処理部と、 信号処理されたコンピュータ・データを復号化する復号
    回路と、 復号化されたコンピュータ・データを前記情報処理装置
    との間で交換するためのインターフェース回路と、 オーディオ・データ用ディスクが装填されていないと判
    断されたときに、前記情報処理装置にミュート信号を送
    出するミュート信号送出部と、 オーディオ・データ用ディスクが装填されていないと判
    断されたことに応答して、前記ライン出力ドライバのラ
    イン出力を減勢するライン出力減勢手段と、を具備する
    ことを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶装置。
  5. 【請求項5】前記外部記憶装置は、CD−DA(Digita
    l Audio)ディスク及びCD−ROMディスクの双方か
    らデータ読み出し可能なCD−ROMドライブであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のオー
    ディオ機能を持つ外部記憶装置。
  6. 【請求項6】前記外部記憶装置は、DVD(Digital Ve
    rsatile Disc)ディスクにアクセス可能なDVDドライ
    ブであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載のオーディオ機能を持つ外部記憶装置。
  7. 【請求項7】オーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭載
    可能な情報処理装置において、 前記外部記憶装置を電気接続するためのインターフェー
    ス・コネクタと、 前記インターフェース・コネクタ経由で前記外部記憶装
    置と接続されるコンピュータ・データ交換用のバス信号
    線と、 前記インターフェース・コネクタ経由で前記外部記憶装
    置から受け取るオーディオ信号線と、 前記インターフェース・コネクタ経由で前記外部記憶装
    置から受け取るミュート信号線と、を含むことを特徴と
    するオーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情
    報処理装置。
  8. 【請求項8】オーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭載
    可能な情報処理装置において、 前記外部記憶装置を電気接続するためのインターフェー
    ス・コネクタと、 前記インターフェース・コネクタ経由で前記外部記憶装
    置と接続されるコンピュータ・データ交換用のバス信号
    線と、 前記インターフェース・コネクタ経由で前記外部記憶装
    置から入力するオーディオ信号線と、 前記インターフェース・コネクタ経由で前記外部記憶装
    置から受け取るミュート信号線と、 前記ミュート信号線がミュート状態を示したことに応答
    して、前記入力したオーディオ信号を減勢する手段と、
    を含むことを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶
    装置を搭載可能な情報処理装置。
  9. 【請求項9】オーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭載
    可能な情報処理装置において、 装置全体の動作を統括するCPUと、 前記CPUが実行するプログラム及び処理データを一時
    格納するメモリと、 装置内の各部を相互接続するバスと、 前記外部記憶装置と前記バスとを相互接続するためのバ
    ス・インターフェースと、 前記外部記憶装置から受け取るオーディオ信号線と、 前記オーディオ信号線経由で入力したオーディオ信号を
    オーディオ出力するサウンド機能部と、 前記外部記憶装置から受け取るミュート信号線と、を含
    むことを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶装置
    を搭載可能な情報処理装置。
  10. 【請求項10】オーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭
    載可能な情報処理装置において、 装置全体の動作を統括するCPUと、 前記CPUが実行するプログラム及び処理データを一時
    格納するメモリと、 装置内の各部を相互接続するバスと、 前記外部記憶装置と前記バスとを相互接続するためのバ
    ス・インターフェースと、 前記外部記憶装置から受け取るオーディオ信号線と、 前記オーディオ信号線経由で入力したオーディオ信号を
    オーディオ出力するサウンド機能部と、 前記外部記憶装置から受け取るミュート信号線と、 少なくとも前記ミュート信号線がアン・ミュート状態を
    示す間は前記サウンド機能部をディセーブルしない省電
    力制御部と、を含むことを特徴とするオーディオ機能を
    持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処理装置。
  11. 【請求項11】オーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭
    載可能な情報処理装置において、 装置全体の動作を統括するCPUと、 前記CPUが実行するプログラム及び処理データを一時
    格納するメモリと、 装置内の各部を相互接続するバスと、 前記外部記憶装置と前記バスとを相互接続するためのバ
    ス・インターフェースと、 前記外部記憶装置から受け取るオーディオ信号線と、 前記オーディオ信号線経由で入力したオーディオ信号を
    オーディオ出力するサウンド機能部と、 前記外部記憶装置から受け取るミュート信号線と、 前記ミュート信号線がミュート状態を示したことに応答
    して、前記入力したオーディオ信号を減勢する手段と、
    を含むことを特徴とするオーディオ機能を持つ外部記憶
    装置を搭載可能な情報処理装置。
  12. 【請求項12】前記外部記憶装置は、CD−DA(Digi
    tal Audio)ディスク及びCD−ROMディスクの双方
    からデータ読み出し可能なCD−ROMドライブである
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の
    オーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭載可能な情報処
    理装置。
  13. 【請求項13】前記外部記憶装置は、DVD(Digital
    Versatile Disc)ディスクにアクセス可能なDVDドラ
    イブであることを特徴とする請求項7乃至11のいずれ
    かに記載のオーディオ機能を持つ外部記憶装置を搭載可
    能な情報処理装置。
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