JP3101469U - 二層気圧式流体容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な上下膜片の開閉構造により、容器内の内圧を安定させ、押圧の安定した制御と定量押し出し、自動開閉隔絶等、多くの実用的機能を備えた二層気圧式流体容器の提供。
【解決手段】容器は内外二層式の構造であり、PVC軟質材料により製造され、内層には内容物が充填される内層袋を備え、外層は、押圧後に原状を回復することができる外層容器であり、内層袋の上端部と強固に接続されて一体を形成し、外層容器に上膜片及び下膜片を設置し、押圧に伴い該上膜片及び下膜片が開閉して内容物の流出を制御する。上膜片は、外層容器の端口内部に形成された上膜片槽内に設置され、下膜片は、外層容器底部に形成された下膜片槽内に設置され、上・下膜片槽は、その上層が網目層であると共に、下層には通孔を備え、上膜片及び下膜片は開口部を備えたプラスチック片とし、その中央部が上・下膜片層の通孔を完全に密閉する。
【選択図】図3

Description

本考案は、流体容器に関し、特に、内外二層式の容器缶を利用し、且つ、上、下膜片の交互の動作を組み合わせ、定量、隔絶(酸化防止)、逆流防止、内部圧力の安定制御等の実用的機能を備えた二層気圧式流体容器に関する。
一般的に、歯磨き粉や軟膏、化学製剤、乳剤等に用いられるチューブ状容器は、図1に示すような形態であり、主にキャップA1及びチューブ容器A2で構成される。該チューブ容器A2の材質は、プラスチック製と薄アルミ金属の異なる2種類の材質に分類することができ、そのうち、プラスチック製チューブ容器の使用方法は、チューブを押圧し容器の形状を変えることで内容物を外部へ押し出すという方法であり、チューブを押す動作を解除すると、プラスチック製容器は自動的に原状を回復する。このような使用方法には、以下の欠点がある。
1.プラスチック製のチューブ容器は、原状を回復するという特性があるため、外界の空気を吸い込んでしまうことが避けられない。外界の空気が大量に進入すると、内容物が酸化してしまい、医療品軟膏や化学製剤、乳剤等の製品においては、その使用上の安全性と耐久性に影響する。
2.プラスチック製のチューブ容器は、容器を押圧する動作により内容物を押し出すという使用方法であるため、押圧時の施力のコントロールに十分な注意を払う必要があり、押圧が強すぎると無駄を招き、且つ弱すぎてもならず、力のコントロールが困難である。
3.プラスチック製チューブ容器内の内容物を使い終えるとき、容器内に内容物が残留してしまい、且つ、押し出して使用することもまた困難であり、無駄となってしまう。
次に、薄アルミ金属製のチューブ容器においては、前述同様、チューブを押圧する使用方法が用いられるが、この薄アルミ金属製のチューブ容器は原状を回復する特性を備えていない点が前述と異なり、以下の欠点がある。
1.原状を回復しないチューブ容器は、使い始めから使い終わりまで、絶えずその形状を変え続けなければならず、最後は一塊の状態となってしまうこともあり、使用時手に握りにくく、コントロールが難しいだけでなく、外観上も醜い状態になってしまう。
2.この形態のチューブ容器は、原状を回復する機能を備えていないため、瞬間的に大量の空気を吸入することがなく、短期間内に厳重な酸化が発生することもないが、キャップによる密閉が必要で、キャップを遺失してしまうと、該端部から内容物が酸化しはじめ、前述同様、化学製剤のシリコンや、瞬間接着剤、薬剤クリーム類等内容物の使用上の安全性及び耐久性に影響してしまう。
3.この形態のチューブ容器は、原状を回復する機能を備えていないため、押圧が強すぎ容器を大きく変形させてしまうと、内容物が流出して止まらず、大きな無駄を招いてしまう。
4.薄アルミ金属製のチューブ容器は、使い終わりのときにその形態が一塊になってしまうだけでなく、前述同様、容器内に内容物が残留してしまい、且つ、押し出して使用することもまた困難であり、無駄となってしまう。
前述の問題に鑑みて、本考案は、従来のチューブ容器における非実用性と多くの欠点を解決し、同時に簡単な上下膜片の開閉構造により、内圧を安定させ、押圧の安定した制御と定量押し出し、自動開閉機能による内容物の酸化防止等、多くの実用的機能を備えた二層気圧式流体容器の提供を目的とするものである。
本考案は、主に容器とキャップから構成され、前記容器は内外二層式の構造であり、PVC軟質材料により製造され、内層には内容物が充填される内層袋を備え、外層は、押圧後に原状を回復することができる外層容器であり、前記内層袋の上端部と強固に接続されて一体を形成し、前記外層容器に上膜片及び下膜片を設置し、押圧に伴い該上膜片及び下膜片が開閉して内容物の流出を制御する。前記上膜片は、前記外層容器の端口内部に形成された上膜片槽内に設置され、前記下膜片は、前記外層容器底部に形成された下膜片槽内に設置され、該上・下膜片槽は、その上層が網目層であると共に、下層には通孔を備え、該上膜片及び下膜片は開口部を備えたプラスチック片とし、その中央部が前記上・下膜片層の通孔を完全に密閉する。
本考案によれば、従来技術と比較して、確実に大きな進歩性があり、以下の有利な点が得られる。
1.本考案によれば、外界の空気の進入と内容物の酸化の問題を解決でき、また、キャップを遺失した場合も、内部に設置した上膜片の開閉隔絶機能により、その内容物に影響しない。
2.本考案は、空気を底部から進入させた後、押し出された内容物の空間を補填する設計であるため、外層容器はいかなるときでも、安定した内圧を保つことができ、内容物が流出して止まらず無駄となってしまうことがなく、同時に、この安定した内圧を利用し、押圧を容易に制御でき、定量の押圧が可能となる。
3.本考案によれば、プラスチック製チューブ容器の原状回復機能で美観を保つという長所を維持しつつ、内容物を使い終えるときにおいても、外層容器が押圧を受け、内部の空気に形成された内圧が直接内容袋を圧迫するため、内容物を無駄なく使い終えることができ、より経済的で環境保護に効果的である。
4.第3点の延長で、本考案によれば、外層容器の内圧により、容器のいかなる部位を押圧しても、内容物を使い終えるまで、スムースに内容物を押し出すことができる。
5.さらに、第4点の延長で、本考案によれば、内容物を使い終えるとき、チューブ容器内の内容物を押し出すことが困難になるという欠点を排除し、迅速且つ無駄な力を使うことなく最後まで内容物を使用することができ、実用性が高い。
以下、本考案の最良の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図2に示すように、本考案の全体の形状は、従来のチューブ容器と類似しており、主に容器1とキャップ2から構成され、そのうち、本考案は前記容器1の構造を特徴とする。前記容器1は、従来品同様端口部11を備え、その外囲にネジ溝12を形成し、該ネジ溝12に前記キャップ2が螺合される。
図3に示すように、前記容器1は、内外二層式の構造であり、PVC軟質材料により製造される。内層には強靭で破損しにくい内層袋13を用い、該内層袋13内に内容物が充填される。外層は、押圧後に原状を回復することができる外層容器14とし、前記内層袋13の上端部と強固に接続され、一体構造を形成する。
図4に示すように、圧迫され押し出される内容物は、前記外層容器14に設けた上膜片15及び下膜片16の押圧に伴う開閉の交互動作で制御される。前記上膜片15は、前記外層容器14の端口11内部に一体成形により形成された上膜片槽17内に設置され、該上膜片槽17の上層は上網目層171とし、下層は通孔を備えた出口層172とする。図3に示すように、前記上膜片15は、開口部151を備えたプラスチック片とし、内容物が該開口部151を通過し、前記上網目層171から排出される。該上膜片15は、その中央部が前記出口層172に対応しており、該出口層172は該上膜片15の中央部により完全に密閉される。
図3及び図4に示すように、下膜片16は、前記上膜片15と同様に開口部161を備えたプラスチック片であり、前記外層容器14底部に一体成形で形成された下膜片槽18内に設置され、該下膜片槽18は、その上層を下網目層181とし、下層は通孔を備えた入口層182とし、前記上膜片槽17と同等の構造とする。
前述の上膜片15及び下膜片16は、内容物の圧迫と開放の動作に伴った、若干の上下反復運動機能を備え、これにより開閉の交互動作を行なう。外層容器14が押圧されると、圧迫された内容物が前記上膜片15を押し上げ、該上膜片15が開放状態となり、内容物は該上膜片15の開口部151を通過し、前記上網目層171を介して押し出され、押圧の動作が解除されると、前記上膜片15は内部吸引力により、自動的に前記出口層172に密着し、通孔を完全に密閉し、内容物を完全に隔絶して外界の空気の進入を防ぐ。
前記上膜片15が、押圧と開放の動作により、開閉の動作を行なうとき、前記下膜片16も同様に反対方向の開閉動作を行なう。押圧を受けると、外層容器14内は押圧に伴い相対的な内圧を得、この内圧の関係で該下膜片16が自動的に密閉状態となり、押圧が解除されると、外層容器14はその内部の内容物が排出されて形成された若干の吸引力により、該下膜片16を上方向へ持ち上げ、開放状態を形成し、外界の空気が前記入口層182より進入し、押し出された内容物の空間を補填する。このため、前述の動作を繰り返し行なうことで、内容物を使い切ることができ、且つ、定量、隔絶(酸化防止)、逆流防止、安定した内部圧力の制御等、多くの実用的機能が得られる。
従来のチューブ状容器の立体外観図である。 本考案の流体容器の立体外観図である。 本考案の立体断面図と上膜片及び下膜片の立体分解図である。 本考案の使用時の動作を示す透視図である。
符号の説明
1 容器
11 端口部
12 ネジ溝
13 内層袋
14 外層容器
15 上膜片
151 開口部
16 下膜片
161 開口部
17 上膜片槽
171 上網目層
172 出口層
18 下膜片槽
181 下網目層
182 入口層
2 キャップ

Claims (2)

  1. 二層気圧式の流体容器であって、容器及びキャップから構成され、該容器は内外二層式の構造であり、その内装は破損しにくい強靭な内層袋であり、外層は押圧後原状を回復することのできる外層容器であって、且つ、前記内層袋の上端部と強固に接続されて一体を形成すると共に、該外層容器の上下端にそれぞれ一体成形により上膜片槽及び下膜片槽を形成し、その内部に開口部を備えた上膜片と下膜片がそれぞれ設置され、該上膜片及び下膜片により容器の押圧に伴う開閉機構が形成され、そのうち、前記上膜片槽はその上層が網目層であり、下層が通孔を備えた出口層であると共に、前記下膜片槽はその上層が網目層であり、下層が入口層であって、前記上膜片及び下膜片に若干の上下の反復動作をさせることを特徴とする、二層気圧式流体容器。
  2. 前記上膜片及び下膜片の中央部が、前記上膜片槽の出口層及び下膜片槽の入口層を完全に密閉する、請求項1に記載の二層気圧式流体容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015074460A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 東罐興業株式会社 押出容器

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