JP3827673B2 - ノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造 - Google Patents
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Description
本発明は，ノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造に関する。
一般に，肌のしわの防止，しわの改善，美白作用，紫外線の遮断等の目的で使用するエッセンス（美容液）や，高級ローション，またはクリーム等の高機能性化粧品は，その特性上，主原料がビタミン類や天然自然抽出物の場合が大半である。
これらの原料は，空気（酸素）や太陽光（紫外線）に敏感であって，上記空気等にさらされると酸敗または酸化し易く，しわの改善等の効果を充分に発揮できないという不具合が発生する。
従来では，上記問題を解決するため，例えば各種の構造のエアーレスタイプの化粧品容器が知られており，当該構造は，ノズルヘッドを押すと内容物が吐出された後，再びヘッドが元に戻る“ノズルヘッド復元型”であった（特許文献１参照）。
しかしながら，上記吐出構造上，ノズルヘッドに対する押圧力によって，ノズルヘッドから排出される内容物が一定量でないため，内容物による効果を充分に得られなかったり，所定の使用回数に達せずに内容物がきれてしまうという問題点があった。
本発明は，上記問題点に鑑みてなされたものであり，本発明の目的は，内容物の定量吐出可能なノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造を提供することである。
上記課題を解決するため，本発明の第１の観点によれば，内容物が収容される容器と，前記容器の底面を封止するシール部材と，容器の上部に組み付けられノズル孔を備えたノズルヘッドと，弾性リブが前記容器の内壁に内蔵されるピストン部材と，ピストン部材が固定され円筒状シリンダーを有するピストン受け部材と，ノズルヘッドに上端部が差し込まれ液路を有する中心シャフトと，ノズルヘッドを付勢するばねと，からなるノズルヘッド下降型容器が提供される。上記ノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造は，ピストン部材の中心部に一体に形成され前記中心シャフトの下部が差し込まれる中心シャフトガイド円筒と；ピストン受け部材の下部に構成され液体流入孔を備えた集液室と；中心シャフトの下部に設けられた凹溝部と，凹溝部に嵌め込まれて集液室の液体を吸・排出する弾性ポンプ部材を備えた定量吐出手段とを含むことを特徴としている。
定量吐出手段は，中心シャフトが差し込まれピストン部材と一体に形成された円筒状ポンプ体により，定量の内容物を吐出するように構成してもよい。
中心シャフトの下端には，液体流入孔を開閉する開閉部が備えられるように構成してもよい。
凹溝部は，上部には下方に傾斜した段付部が形成され，下部には受け段付部が形成され，内壁には液体吸入孔が穿孔されるように構成してもよい。
弾性ポンプ部材は，液体吸入孔を開閉する内壁を有するホールが備えられるように構成してもよく，円筒状ポンプ体は，ピストン部材と一体に構成されてもよい。また，定量吐出手段は，ピストン受け部材と一体に構成されたポンプシリンダーにより，定量の内容物を吐出するように構成してもよい。
上記課題を解決するため，本発明の第２の観点によれば，化粧品容器の定量吐出構造が提供される。上記化粧品容器の定量吐出構造は，液体化粧品が収容される容器１０と，容器１０の底面を封止するシール部材１５と，容器１０の上部に組み付けられノズル孔２１を備えたノズルヘッド２０と，弾性リブ３１が容器１０の内壁に密着するように容器１０に内蔵されるピストン部材３０と，ピストン部材３０が固定され円筒状シリンダー４１を有するピストン受け部材４０と，ノズルヘッド２０に上端部が差し込まれ液路５１を有する中心シャフト５０と，ノズルヘッド２０を付勢するばね６０とからなる化粧品容器であって，化粧品容器の定量吐出構造は，ピストン部材３０の中心部に一体に形成され中心シャフト５０の下部が差し込まれる中心シャフトガイド円筒３００と；ピストン受け部材４０の下部に構成され液体流入孔４０１を備えた集液室４００と；中心シャフト５０の下部に設けられた凹溝部５００と；凹溝部５００に嵌め込まれて前記集液室４００の液体を吸・排出する機能を有する弾性ポンプ部材６００を備えた定量吐出手段，もしくは中心シャフト５０が差し込まれピストン部材３０と一体に形成された円筒状ポンプ体３１０により定量が吐出されるようにする手段のうち少なくともいずれか一方を含む。
また，前記中心シャフト５０の下端には，前記液体流入孔４０１を開閉する開閉部５０３が備えられるように構成してもよく，そして凹溝部５００は，上部に下方に傾斜した段付部５０１が形成され，下部に受け段付部５０２が形成され，内壁に液体吸入孔５０４が穿孔される。
弾性ポンプ部材６００は，前記液体吸入孔５０４を開閉する内壁６０２を有するホール６０１が平面部６０３に備えられる。円筒状ポンプ体３１０は，ピストン部材３０と一体に構成され，ポンプシリンダー４１０は，ピストン受け部材４０と一体に構成されることが好ましい。
上記課題を解決するために，本発明の別の観点によれば，ノズルヘッド下降型の真空式化粧品容器の定量吐出構造が提供される。上記ノズルヘッド下降型の真空式化粧品容器の定量吐出構造は，液体化粧品が収容される容器１０と，容器１０の底面を封止するシール部材１５と，容器１０の上部に組み付けられノズル孔２１を備えたノズルヘッド２０と，弾性リブ３１が容器１０の内壁に密着するように容器１０に内蔵されるピストン部材３０と，ピストン部材３０が固定され円筒状シリンダー４１を有するピストン受け部材４０と，ノズルヘッド２０に上端部が差し込まれ液路５１を有する中心シャフト５０と，ノズルヘッド２０を付勢するばね６０とからなる真空式化粧品容器において：ピストン部材３０の中心部に一体に形成され前記中心シャフト５０の下部が差し込まれる中心シャフトガイド円筒３００と；ピストン受け部材４０の下部に構成され液体流入孔４０１を備えた集液室４００と；中心シャフト５０の下部に設けられた凹溝部５００と，凹溝部５００に嵌め込まれて集液室４００の液体を吸・排出する機能を有する弾性ポンプ部材６００を備えた定量吐出手段と；中心シャフト５０が差し込まれピストン部材３０と一体に形成された円筒状ポンプ体３１０により定量が吐出されるようにする手段とを含むことを特徴としている。
以上説明したように，本発明によれば，定量吐出構造が非常に簡単であるのみならず，容器内には遊休の空気層を発生させないことから内容物の酸敗を防ぐことができ，作動が容易であり且つシール状態が良好であるため，内容物の保存期間を増すことができ，簡単な操作により定量の内容物を吐出することができるという効果を奏する。
以下，本発明の好適な実施の形態について，添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお，以下の説明及び添付図面において，略同一の機能及び構成を有する構成要素については，同一符号を付することにより，重複説明を省略する。
まず，図１及び図２を参照しながら，本実施の形態に係る真空式化粧品容器における定量吐出構造について説明する。図１及び図２に示すように，真空式化粧品容器は，液体化粧品が収容される容器１０と，当該容器１０の底面を封止するシール部材１５と，上記容器１０の上部に組み付けられノズルヘッド２０と，弾性リブ３１が上記容器１０の内壁に密着するように容器１０に内蔵されるピストン部材３０と，上記ピストン部材３０が固定され円筒状シリンダー４１を有するピストン受け部材４０と，上記ノズルヘッド２０に上端部が差し込まれ液路５１を有する中心シャフト５０と，ノズルヘッド２０を付勢するばね６０とを備える。なお，ノズルヘッド２０には内容物を外部に吐出するためのノズル孔２１が備わる。本実施の形態にかかる定量吐出構造は，真空式化粧品容器の場合を例に挙げて説明するが，かかる例に限定されず，例えば，化粧品容器以外の容器でもよく，また，例えば内容物が酸化しないガス等が充填された容器等の場合であっても実施可能である。
また，さらに真空式化粧品容器は，図１の円内に示すように，上記ピストン部材３０を中心として，上記中心シャフト５０の下部が差し込まれる中心シャフトガイド円筒３００と，上記ピストン受け部材４０の下部に構成される集液室４００と，上記集液室４００と容器１０の化粧品液体収容室とが連通するように上記ピストン受け部材４０の底面に形成される液体流入孔４０１と，上記中心シャフト５０の下部の周壁に設けられ，上部には下方に傾斜した段付部５０１が備わり，下部には受け段付部５０２が備わる凹溝部５００と，上記中心シャフト５０の下端に形成され上記液体流入孔４０１を開閉する開閉部５０３と，上記凹溝部５００に穴があくことで形成される液体吸入孔５０４と，円筒状シリンダー４１の内壁と密着するように上記中心シャフト５０に装着される弾性ポンプ部材６００とを備える。
上記弾性ポンプ部材６００は，少なくともホール６０１，内壁６０２，および平面部６０３から構成される。内壁６０２が上記凹溝部５００の液体吸入孔５０４を開閉するように備わっている。ヘッドノズル２０静止時では，上記内壁６０２が液体吸入孔５０４の穴を塞いでいる（図１参照）。
また，ヘッドノズル２０静止時では，ホール６０１には上記凹溝部５００が嵌め込まれている。上記ホール６０１は，平面部６０３に穿孔されることで形成されている。弾性ポンプ部材６００の外周壁は，上記ピストン受け部材４０の円筒状シリンダー４１の内壁と密着している。上記弾性ポンプ部材６００の位置は，例えばノズル孔２１から吐出し，容器１０に注入された内容物の量が減少すると，上記位置も減少量に応じて下がる。なお，本実施の形態にかかる内容物は，液体化粧品の場合に限られず，例えばシャンプーやリンスなどのヘアケア製品の場合でもよい。
次に，図３，図４を参照しながら，本実施の形態に係る真空式化粧品容器の定量吐出構造の他の構成について説明する。他の構成例の定量吐出構造は，上記弾性ポンプ部材６００を備えない場合でも，内容物の一定量の吐出を可能な構造となっており，構造の簡素化が図れている。
図３，図４に示すように，他の定量吐出構造では，定量吐出可能にするために中心シャフト５０のボディ部に密着する円筒状ポンプ体３１０をピストン部材３０と一体に構成することで，ピストン受け部材４０と一体に形成されたポンプシリンダー４１０内を昇降すると，上記中心シャフト５０の側面に穴が形成された液体吸入孔５０４を上記円筒状ポンプ体３１０が直接開閉できる。なお，図面中，説明していない７００は，化粧品容器のノズルヘッド２０を被覆するオーバーキャップを示す。
次に，上記のような構成からなる本実施の形態の定量吐出構造の作用効果について説明する。
上記容器１０の底面から化粧水などの内容物を収容した後，上記シール部材１５を嵌め込むと容器内１０内に圧力が生じる。この圧力を利用し内容物は弾性ポンプ部材６００の傾倒で液体吸入孔５０４が拡開すると，上記液体吸入孔５０４を介して内容物が流入し，ノズル孔２１を介して吐出されることとなる。
しかし，ノズルヘッド２０が押し下げられず静止状態では，上記中心シャフトガイド円筒３００が弾性ポンプ部材６００の平面部６０３で掛止し，弾性ポンプ部材６００が傾動せず液体吸入孔５０４が開かないため，内容物が吐出することはない。したがって内容物を収容する際に内容物が外部へ流出することを防ぐことができる。
上記容器１０内に内容物として収容される液体化粧品は，上記ピストン部材３０やシール部材１５により容器内に空気層が存在することなく完全に封止された真空状態を保つように維持される。
図１に示す本実施の形態に係る真空式化粧品容器の状態は，上記ピストン部材３０とノズルヘッド２０との間に介在しているばね６０の付勢力でノズルヘッド２０と，ノズルヘッド２０に固定された中心シャフト５０と，上記中心シャフト５０の凹溝部５００に嵌め込まれた弾性ポンプ部材６００が上昇した，ノズルヘッド２０の静止状態である。
図１に示すように，上記のような状態では，上記ピストン受け部材４０の円筒状シリンダー４１の下部に形成された集液室４００に容器１０内の液体化粧品が，容器１０の内圧で液体流入孔４０１から流入する。
次に，図５に示すように，ノズルヘッド２０の静止状態では，中心シャフト５０は受け段付部５０２と平面部６０３が掛止した状態となっている。上記受け段付部５０２が平面部６０３と掛止することで，内壁６０２が凹溝部５００上部に形成する液体吸入孔５０４の孔を塞いでいる。受け段付け部５０２及び内壁６０２が集液室４００から流入する内容物が液体吸入孔５０４への進入を防いでいる。したがって，塞がれた液体吸入孔５０４には集液室４００内の液体化粧品が流入できない。
上記集液室４００に内容物が流入した状態で，内容物である液体化粧品を吐出する場合は，図１に示すノズルヘッド２０を垂直下方向（図６に示すノズルヘッド２０への矢印。）に押すことで液体化粧品をノズル孔２１から吐出することができる。
上記ノズルヘッド２０を押すと，図６に示す状態になる。つまり，ノズルヘッド２０が垂直下方向にスライド移動し，ノズルヘッド２０と中心シャフト５０が下降すると共に弾性ポンプ部材６００が下降すると，中心シャフト５０の下端に形成された開閉部５０３が液体流入孔４０１を塞いだ状態で下降し続けると弾性ポンプ部材６００の圧力が集液室４００内の液体化粧品に印加される。
上記弾性ポンプ部材６００の圧力が集液室４００内の液体化粧品に加わることで集液室４００内の圧力が高くなり，さらに中心シャフト５０が弾性ポンプ部材６００を継続して図６に示す垂直下方向に押すと，上記弾性ポンプ部材６００の平面部６０３が凹溝部５００側に潰れるように傾動する。
ここで，上記平面部６０３について，図７を参照しながらさらに詳細に説明すると，上記平面部６０３は，ノズルヘッド２０を介し中心シャフト５０からの押圧によって，凹溝部５００側に傾斜するように傾いているのが分かる。
図５に示すように，内壁６０２と受け段付部５０２とが係合し，内壁６０２が液体吸入孔５０４の穴を塞いでいたため集液室４００から内容物が液体吸入孔５０４に進入するのを防いでいたが，図７に示すように，さらに中心シャフト５０が下降し平面部６０３を押下すると上記凹溝部５００の内壁に密着され，上記液体吸入孔５０４を塞いでいた内壁６０２が下方へ傾倒し，当該内壁６０２が塞いでいた液体吸入孔５０４の穴が適当に開く。
さらに，受け段付部５０２と内壁６０２との係合が解かれることで，受け段付部５０２周辺と弾性ポンプ部材６００との間に液体吸入孔５０４に流入するための流路が形成される（図６，図７参照。）。
上記受け段付部５０２周辺と弾性ポンプ部材６００との間に形成される流路と，塞がれていた液体吸入孔５０４の穴が開くことで，集液室４００内に滞留していた液体化粧品が液体吸入孔５０４から中心シャフト５０１の液路５１に流入することができる。上記液路５１に流入した内容物（液体化粧品）は，ノズルヘッド２０のノズル孔２１から吐出される。
上記凹溝部５００の上部に形成された段付部５０１は，下方に傾斜しているため，中心シャフト５０が下降しながら弾性ポンプ部材６００の平面部６０３を上記中心シャフト５０の傾斜した段付部５０１が押すことから，平面部６０３がスムーズに内側に潰れながら内壁６０２と中心シャフト５０との間に隙間が生じ，液体吸入孔５０４が拡開する。
また，図６，図７に示すように，中心シャフト５０の下端に備わる開閉部５０３が液体流入孔４０１を塞いでいる状態では，液体化粧品は液体流入孔４０１を介してこれ以上流入できず，またノズルヘッド２０もこれ以上更に下降できず，この結果，開閉部５０３が塞がるまでの間，流入し集液室４００に滞留していた所定量の液体化粧品だけがノズル孔２１から吐出される。
したがって，上記集液室４００の容量の大きさを化粧品の種類，用途，効能等から定められる適量に応じて，適当な大きさに調節又は加工することで，例えば，ノズルヘッド２０を押す度に，上記肌のしわの改善効果に適当な一定量の液体化粧品を得ることができ，誤操作による内容物の適量吐出ミスを防ぎ，液体化粧品などによる効果を効率よく最大限発揮させることができる。さらに製造等の時点で上記集液室４００の大きさを加工することで，製造販売側が意図した内容物の吐出量を容易に一定量にコントロールすることができる。
次に，強制的に押していたノズルヘッド２０から例えば手を放すと，ばね６０の付勢力により弾性ポンプ部材６００の内壁６０２が液体吸入孔５０４を塞ぎ，これと同時に開閉部５０３が液体流入孔４０１を開状態にするため，弾性ポンプ部材６００が上昇しながら発生する吸入力により容器１０内の液体化粧品が集液室４００に流入され，液体化粧品が集液室に流入する分ピストン部材３０とノズルヘッド２０が下降する。
次に，図３，図４，図８，図９，および図１０を参照しながら，本実施の形態にかかる真空式化粧品容器の定量吐出構造の変形例について説明する。図３，図４，図８，図９，および図１０は，本実施の形態にかかる真空式化粧品容器の定量吐出構造の変形例を示す説明図である。なお，本実施の形態にかかる真空式化粧品容器の定量吐出構造の変形例は，図１〜図７に示す本実施の形態にかかる真空式化粧品容器の定量吐出構造との相違点について詳細に説明する。
ピストン部材３０と一体に形成される円筒状ポンプ体３１０がピストン受け部材４０と一体になっているポンプシリンダー４１０をピストン状に昇降しながら液体吸入孔５０４を開閉している。
ノズルヘッド２０を押すことで下降する時に中心シャフト５０が同時に下降しながら中心シャフトに穿孔された液体吸入孔５０４が上記円筒状ポンプ体３１０の下端部を離れながら中心シャフトの下降圧力により内容物が液体吸入孔５０４に流入し，当該液体吸入孔５０４から吐出される。
また，中心シャフトが下降し開閉部５０３が液体流入孔４０１を塞ぐと，液体化粧品などの内容物の流入はできず，これ以上更に内容物が吐出することはない。したがって，ヘッドノズル２０を押す度に，ノズル孔２１から内容物の一定量の吐出が容易にできる。
上記説明したように，図１〜図７に示す本実施の形態にかかる真空式化粧品容器の定量吐出構造と比べて，図３〜図９に示す本実施の形態にかかる真空式化粧品容器の定量吐出構造の変形例は，弾性ポンプ部材６００を備える必要がないため，真空式化粧品容器の定量吐出構造の変形例は，一定量の内容物の吐出をしながらも，構造を簡素化し，製作を容易にすることができる。
また，上記吐出構造上，液体化粧品等の内容物を充填し，化粧品容器を使用等しても，包装後の容器内の上層部には空気層が存在せず，容器内の内容物が空気（特に酸素）と接触することがないため内容物が酸敗または酸化せずに上記液体化粧品等の内容物を長期間使用可能となる。
以上，添付図面を参照しながら本実施の形態の好適な実施形態について説明したが，本実施の形態はかかる例に限定されない。当業者であれば，特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり，それらについても当然に本実施の形態の技術的範囲に属するものと了解される。
本実施の形態は，定量吐出構造からなるノズルヘッド下降型容器に適用可能である。
１０：容器
１５：シール部材
２０：ノズルヘッド
２１：ノズル孔
３０：ピストン部材
３１：弾性リブ
４０：ピストン受け部材
４１：円筒状シリンダー
５０：中心シャフト
５１：液路
６０：ばね
３００：中心シャフトガイド円筒
３１０：円筒状ポンプ体
４００：集液室
４０１：液体流入孔
４１０：ポンプシリンダー
５００：凹溝部
５０１：段付部
５０２：受け段付部
５０３：開閉部
５０４：液体吸入孔
６００：弾性ポンプ部材
６０１：ホール
６０２：内壁
６０３：平面部
１５：シール部材
２０：ノズルヘッド
２１：ノズル孔
３０：ピストン部材
３１：弾性リブ
４０：ピストン受け部材
４１：円筒状シリンダー
５０：中心シャフト
５１：液路
６０：ばね
３００：中心シャフトガイド円筒
３１０：円筒状ポンプ体
４００：集液室
４０１：液体流入孔
４１０：ポンプシリンダー
５００：凹溝部
５０１：段付部
５０２：受け段付部
５０３：開閉部
５０４：液体吸入孔
６００：弾性ポンプ部材
６０１：ホール
６０２：内壁
６０３：平面部
Claims (6)
- 内容物が収容される容器と，前記容器の底面を封止するシール部材と，前記容器の上部に組み付けられノズル孔を備えたノズルヘッドと，弾性リブが前記容器の内壁に内蔵されるピストン部材と，前記ピストン部材が固定され円筒状シリンダーを有するピストン受け部材と，前記ノズルヘッドに上端部が差し込まれ液路を有する中心シャフトと，ノズルヘッドを付勢するばねと，からなるノズルヘッド下降型容器において：
前記ピストン部材の中心部に一体に形成され前記中心シャフトの下部が差し込まれる中心シャフトガイド円筒と；
前記ピストン受け部材の下部に構成され液体流入孔を備えた集液室と；
前記中心シャフトの下部に設けられた凹溝部と；
前記凹溝部に嵌め込まれて前記集液室の液体を吸・排出する弾性ポンプ部材を備えた定量吐出手段とを含むことを特徴とする，ノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造。 - 前記定量吐出手段は，前記中心シャフトが差し込まれ前記ピストン部材と一体に形成された円筒状ポンプ体により，定量の内容物を吐出することを特徴とする，請求項１に記載のノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造。
- 前記中心シャフトの下端には，前記液体流入孔を開閉する開閉部が備えられることを特徴とする，請求項１または２に記載のノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造。
- 前記凹溝部は，上部には下方に傾斜した段付部が形成され，下部には受け段付部が形成され，内壁には液体吸入孔が穿孔されたことを特徴とする，請求項１，２，または３項のうちいずれか１項に記載のノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造。
- 前記弾性ポンプ部材は，前記液体吸入孔を開閉する内壁を有するホールが備えられたことを特徴とする，請求項１に記載のノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造。
- 前記定量吐出手段は，前記ピストン受け部材と一体に構成されたポンプシリンダーにより，定量の内容物を吐出することを特徴とする，請求項１に記載のノズルヘッド下降型容器の定量吐出構造。
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