JP3101310U - 遺影額 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遺影を額装して飾る遺影額であって、遺影を押し花で装飾することにより遺影を気品のある穏やかな雰囲気に見せ、かつ、押し花の劣化を抑制して保存性を高める。
【解決手段】 故人の遺影3の周囲に押し花4を配置して遺影3及び押し花4を密封し、額縁11に納めてなる遺影額1である。遺影3を押し花4で飾ることにより、遺影を部屋に飾る際に違和感や寂しい印象を抱かせることが無く、故人の威厳を損なうことなく故人を偲ぶことができる。さらに、遺影3及び押し花4は脱酸素剤や乾燥剤等とともに密封されているので、空気中の水分や酸素による劣化および黴や虫害の発生を防止し、長期間にわたって美観を損なうことなく飾ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 故人の遺影3の周囲に押し花4を配置して遺影3及び押し花4を密封し、額縁11に納めてなる遺影額1である。遺影3を押し花4で飾ることにより、遺影を部屋に飾る際に違和感や寂しい印象を抱かせることが無く、故人の威厳を損なうことなく故人を偲ぶことができる。さらに、遺影3及び押し花4は脱酸素剤や乾燥剤等とともに密封されているので、空気中の水分や酸素による劣化および黴や虫害の発生を防止し、長期間にわたって美観を損なうことなく飾ることができる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、遺影を額装した遺影額に関する。
人が亡くなった後に遺影を額装して遺影額を作成し、部屋に飾って故人を偲ぶといったことは、従来から広く行われている。また、遺影を額装しただけでなく、年忌や俗名を表示するといった機能や押し花により遺影を装飾できるようにした遺影額も知られている(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3080071号公報
特許文献1に開示された遺影写真用額縁は、年忌等を記入する欄が設けられた所定の台紙の上に遺影を配置し、額に入れて飾るもので、上記台紙の上に押花を貼付けて遺影を飾ることもできるとされている。
遺影に写った故人の表情が硬い場合など、遺影だけを額装すると重く寂しい印象になってしまうことがある。このような場合、上記遺影写真用額縁のように、遺影を花で飾って額装することで、遺影の雰囲気が和らぐという効果がある。
遺影に写った故人の表情が硬い場合など、遺影だけを額装すると重く寂しい印象になってしまうことがある。このような場合、上記遺影写真用額縁のように、遺影を花で飾って額装することで、遺影の雰囲気が和らぐという効果がある。
ところが、遺影を花で飾る場合、上記遺影写真用額縁のように台紙に花を貼付けただけでは、花が容易に劣化してしまい、装飾の効果が著しく損なわれるという問題があった。花は湿気等によって容易に変質・劣化するものであり、黴や虫害が発生することもある。従って、単に額に入れただけの状態では長期間の保存に耐えられない。
遺影を飾る花が著しく劣化してしまえば、美観が著しく損なわれ、遺影が余計に寂しく感じられる。これでは、故人を偲ぶという本来の目的にそぐわないばかりか、遺影を汚損することにもなりかねず、遺影を丁重に扱いたいという遺族の意思に反してしまう。このため、遺影とともに花を額装した場合は、押し花がある程度劣化したら交換する等の管理をしなければならなかった。
遺影を飾る花が著しく劣化してしまえば、美観が著しく損なわれ、遺影が余計に寂しく感じられる。これでは、故人を偲ぶという本来の目的にそぐわないばかりか、遺影を汚損することにもなりかねず、遺影を丁重に扱いたいという遺族の意思に反してしまう。このため、遺影とともに花を額装した場合は、押し花がある程度劣化したら交換する等の管理をしなければならなかった。
そこで、本考案は、遺影を押し花で装飾して額装した遺影額において、押し花の劣化を抑え、美観を損なうことなく長期間飾っておけるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の考案の遺影額は、遺影と押し花とを重ね合わせ、或いは遺影の周囲に押し花を配置した状態で、前記遺影及び前記押し花を密封して額装したことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の遺影額において、前記遺影及び前記押し花を、前記押し花の劣化を抑制する保持剤とともに密封したことを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の遺影額において、前記保持剤は乾燥剤及び/または脱酸素剤であることを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項1から3のいずれかに記載の遺影額において、前記遺影及び前記押し花の表面側に透明板を配設し、前記遺影及び前記押し花の裏面側に湿気を遮断する防湿シートを配設して、前記透明板及び前記防湿シートによって前記遺影及び前記押し花を密封したことを特徴とする。
請求項5記載の考案は、請求項1から4のいずれかに記載の遺影額において、前記遺影及び前記押し花を脱気して密封したことを特徴とする。
請求項6記載の考案は、湿気を遮断する防湿シートの上に、押し花の劣化を抑制する保持剤を配置し、前記保持剤の上に台板を載せ、さらに前記台板の上に所定の弾性を有するクッションシートを載せて当該クッションシートを装飾布で覆い、前記装飾布の上面において遺影及び押し花を配置し、前記遺影及び前記押し花の上から透明板を載せ、前記透明板の周縁部と前記防湿シートの周縁部とに跨るように樹脂製のシール材を配置することによって前記透明板と前記防湿シートとを接着固定し、前記透明板と前記防湿シートと前記シール材とにより形成される空間内の空気を脱気して遺影密封体を形成し、前記遺影密封体を額装してなることを特徴とする遺影額である。
本考案によれば、遺影を押し花で飾ることにより、遺影が、故人の表情が硬い写真や全体的な雰囲気が暗い写真であった場合も、明るく華やかな雰囲気にしたり、穏やかで気品のある雰囲気に見せたりすることができる。当然のことながら、遺影は、残っている生前の写真の中から選ばざるを得ず、撮り直すことはできない。このため、遺影に最適な写真が入手できるとは限らない。そこで、遺影を押し花で装飾すれば、遺族が故人を偲んで遺影を飾る際に、違和感や寂しい印象を抱かせることが無いので、故人の威厳を損なうことなく、良き思い出として故人を偲ぶことができる。さらに、例えば故人が好きだった花で遺影を飾ることにより、故人の希望に即した形で遺影を飾ることができ、故人を偲ぶという目的には最適である。
また、遺影と押し花とを密封することにより、押し花が湿気や酸素によって劣化するのを抑え、黴や虫害の発生を防止できるので、長期間にわたって美観が損なわれない。これにより、押し花の劣化を気にすることなく飾っておくことが可能である。
また、遺影と押し花とを密封することにより、押し花が湿気や酸素によって劣化するのを抑え、黴や虫害の発生を防止できるので、長期間にわたって美観が損なわれない。これにより、押し花の劣化を気にすることなく飾っておくことが可能である。
さらに、押し花の劣化を抑制する保持剤とともに遺影と押し花を密封することにより、押し花の劣化をより確実に抑制し、長期間にわたって美観を損なうことなく飾っておくことが可能である。特に、押し花は湿気によって著しく劣化するので、保持剤として乾燥剤を用いれば、湿気による押し花の劣化を強く抑制できる。また、保持剤として脱酸素剤を用いれば、黴や虫害を確実に防止できる上、空気中の酸素の存在による押し花の劣化(酸化による変色等)を防止できる。また、乾燥剤および脱酸素剤による効果は、押し花だけでなく遺影の劣化の抑制にも寄与する。また、遺影及び押し花を密封する際に脱気することにより、空気中の湿気および酸素による押し花の劣化をさらに確実に抑制することが可能となり、より長い期間にわたって、美観を損なうことなく飾ることができる。
また、遺影及び押し花の表面側に透明板を配設し、遺影及び押し花の裏面側に湿気を遮断する防湿シートを配設して、透明板及び防湿シートにより遺影及び押し花を密封することにより、湿気の浸入を防止して押し花の著しい劣化を避けることができる。特に、透明板によって遺影及び押し花が覆われるので、遺影と押し花を密封した後は額縁に納めるだけで額装が完了する。このため、極めて簡単に額装することができる上、後から額縁のみを交換することも容易である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本考案の実施の形態における遺影額1の正面図である。図2は、遺影額1の構成を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、遺影額1は、故人の生前の写真である遺影3の周囲に1または複数の押し花4を配置して密封した遺影密封体2を、額縁11にはめ込んで裏板12によって固定したものである。
図1は、本考案の実施の形態における遺影額1の正面図である。図2は、遺影額1の構成を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、遺影額1は、故人の生前の写真である遺影3の周囲に1または複数の押し花4を配置して密封した遺影密封体2を、額縁11にはめ込んで裏板12によって固定したものである。
図3は、遺影密封体2の正面図であり、図4は、遺影密封体2の構成を示す分解斜視図である。
遺影密封体2は、透明板21と防湿シート26との間に、遺影3、押し花4、装飾布22、クッションシート23、台板24及び保持剤25を挟み、シール材27によって密封したものである。
遺影密封体2は、透明板21と防湿シート26との間に、遺影3、押し花4、装飾布22、クッションシート23、台板24及び保持剤25を挟み、シール材27によって密封したものである。
透明板21はアクリル等の透明な合成樹脂板またはガラス板であり、装飾布22は、サテン等の布地である。装飾布22は遺影3の背景となるものであり、その色や材質は任意である。また、装飾布22に代えて紙や不織布を用いることも可能である。
クッションシート23は、所定の弾性を有し、その厚み方向に収縮可能なクッション材(例えばスポンジ等)を薄板状に形成したものである。クッションシート23の弾性によって押し花4の厚みを吸収するので、後述する脱気を行った場合に、押し花4を押し潰さないで、すなわち押し花4の立体感や質感を生かしたまま密封できる。
台板24は遺影密封体2の形状を板状に保つための硬質の板である。台板24としては、合成樹脂板や木製の板、或いは厚紙等を用いることができる。
保持剤25は、押し花4の劣化を抑制し、保存性を高めるための乾燥剤や脱酸素剤等である。図4に示す例では、予め所定のパックに収められた保持剤25を複数用いている。なお、遺影密封体2を額縁11に納める際には遺影密封体2が薄い方が好ましいので、パックに収められた保持剤25を用いるときは、複数のパックが重ならないように配置すると良い。
防湿シート26は、湿気を遮断し、気密性を保持することが可能なシートであり、例えばアルミ箔等の金属箔、或いは、これら金属箔を合成樹脂等により被覆したシートを用いることができる。防湿シート26は、後述するように遺影密封体2を作成する作業、および遺影密封体2を額縁11に額装する作業において、遺影密封体2の中身を確実に密封し、かつ、破れ等を生じないように、所定の柔軟性と強度を有することが望ましい。
シール材27は、防湿シート26と透明板21とを固定するための合成樹脂等を用いた接着剤または粘着材である。シール材27は、遺影密封体2の作成後に、気密性を保ち、湿気を遮断する機能を保持できることが好ましい。
クッションシート23は、所定の弾性を有し、その厚み方向に収縮可能なクッション材(例えばスポンジ等)を薄板状に形成したものである。クッションシート23の弾性によって押し花4の厚みを吸収するので、後述する脱気を行った場合に、押し花4を押し潰さないで、すなわち押し花4の立体感や質感を生かしたまま密封できる。
台板24は遺影密封体2の形状を板状に保つための硬質の板である。台板24としては、合成樹脂板や木製の板、或いは厚紙等を用いることができる。
保持剤25は、押し花4の劣化を抑制し、保存性を高めるための乾燥剤や脱酸素剤等である。図4に示す例では、予め所定のパックに収められた保持剤25を複数用いている。なお、遺影密封体2を額縁11に納める際には遺影密封体2が薄い方が好ましいので、パックに収められた保持剤25を用いるときは、複数のパックが重ならないように配置すると良い。
防湿シート26は、湿気を遮断し、気密性を保持することが可能なシートであり、例えばアルミ箔等の金属箔、或いは、これら金属箔を合成樹脂等により被覆したシートを用いることができる。防湿シート26は、後述するように遺影密封体2を作成する作業、および遺影密封体2を額縁11に額装する作業において、遺影密封体2の中身を確実に密封し、かつ、破れ等を生じないように、所定の柔軟性と強度を有することが望ましい。
シール材27は、防湿シート26と透明板21とを固定するための合成樹脂等を用いた接着剤または粘着材である。シール材27は、遺影密封体2の作成後に、気密性を保ち、湿気を遮断する機能を保持できることが好ましい。
なお、クッションシート23および台板24は、透明板21と防湿シート26との間に挟まれて密封されるものであるから、透明板21及びシール材27の外形寸法よりも小さく形成されている。また、装飾布22はクッションシート23の外形寸法に合わせて端を折り畳み、或いは切断することが望ましく、遺影3及び押し花4は装飾布22からはみ出さないように配置される。
次に、遺影密封体2を作成する作業手順について説明する。
まず、防湿シート26の上に保持剤25を配置し、保持剤25の上に台板24を載せる。続いて、台板24の上にクッションシート23を載せ、装飾布22によって、クッションシート23が露出しないようにクッションシート23の表面を覆う。ここで、装飾布22の端部を台板24の裏側まで回り込ませ、接着剤等で台板24に固定しても良い。
まず、防湿シート26の上に保持剤25を配置し、保持剤25の上に台板24を載せる。続いて、台板24の上にクッションシート23を載せ、装飾布22によって、クッションシート23が露出しないようにクッションシート23の表面を覆う。ここで、装飾布22の端部を台板24の裏側まで回り込ませ、接着剤等で台板24に固定しても良い。
その後、装飾布22の上に遺影3と押し花4を配置する。遺影3と押し花4との位置関係は任意であって、遺影3の上に押し花4が重なっても良いし、押し花4の上に遺影3を重ねても良く、遺影3の周囲を取り巻くように押し花4を配置しても良い。押し花4の数や押し花4に用いる花の種類は任意である。
遺影3と押し花4の配置が完了した後、防湿シート26の周縁部にシール材27を塗布し、透明板21を重ねて、透明板21と防湿シート26を接着固定する作業を行う。
この作業においては、シール材27を塗布した後、シール材27をまたぐように、すなわち遺影密封体2の内外に挿通するように中空の管(図示略)を置き、その後、上記管の上から透明板21を載せ、透明板21とシール材27とを圧迫する。続いて、遺影密封体2の外側において上記管の先に真空ポンプ(図示略)等を接続し、遺影密封体2の内部の空気を吸い出して脱気を行う。遺影密封体2内部の空気の大半を吸い出したところで、シール材27の裏面側から上記管を圧迫して押し潰しながら、上記管を遺影密封体2の外側に引き抜く。これにより、遺影密封体2の内部の空気が抜かれた状態で、透明板21とシール材27の間が密封される。なお、脱気の際には、真空ポンプを用いずに人が上記管をくわえて口で空気を吸い出しても良い。
この作業においては、シール材27を塗布した後、シール材27をまたぐように、すなわち遺影密封体2の内外に挿通するように中空の管(図示略)を置き、その後、上記管の上から透明板21を載せ、透明板21とシール材27とを圧迫する。続いて、遺影密封体2の外側において上記管の先に真空ポンプ(図示略)等を接続し、遺影密封体2の内部の空気を吸い出して脱気を行う。遺影密封体2内部の空気の大半を吸い出したところで、シール材27の裏面側から上記管を圧迫して押し潰しながら、上記管を遺影密封体2の外側に引き抜く。これにより、遺影密封体2の内部の空気が抜かれた状態で、透明板21とシール材27の間が密封される。なお、脱気の際には、真空ポンプを用いずに人が上記管をくわえて口で空気を吸い出しても良い。
このように作成された遺影密封体2は、図3に示すように、遺影3が押し花4によって装飾され、穏やかな印象を与えるものとなる。なお、遺影密封体2の周縁部分においてシール材27が透けて見えるが、この部分は、遺影密封体2を額縁11に納めた際に額縁11に隠れるため、美観上の問題は無い。
なお、クッションシート23と台板24とを重ね、クッションシート23の前面から台板24の裏側の一部までを装飾布22で覆ったユニットを、予め作成しておくことも可能である。この場合、防湿シート26の上に保持剤25と上記ユニットを重ねて置き、その上に遺影3と押し花4を配置するだけで良く、作業性の向上が期待できる。
以上説明した遺影額1は、故人の遺影3を押し花4で飾ることにより、遺影3が、故人の表情が硬い写真や全体的な雰囲気が暗い写真であった場合も、明るく華やかな雰囲気にしたり、穏やかで気品のある雰囲気に見せたりすることができるという利点を有する。従って、遺族が故人を偲んで遺影を部屋に飾る際に、違和感や寂しい印象を抱かせないので、故人の威厳を損なうことなく、良き思い出として故人を偲ぶことができる。
また、透明板21と防湿シート26との間に押し花4を密封することにより、押し花4の湿気による劣化を防止できるので、押し花4の著しい劣化を回避し、長期間にわたって美観を損なうことなく飾っておくことが可能である。さらに、遺影額1においては押し花4を保持剤25とともに密封したので、押し花4の劣化をより強く抑制できる。特に、押し花は湿気によって著しく劣化するので、保持剤25として乾燥剤を用いると、押し花4の劣化を強く抑制できる。また、保持剤25として脱酸素剤を用いれば、黴や虫害を防止することができる上、空気中の酸素の存在による押し花4の劣化(酸化による変色等)を防止できる。また、乾燥剤および脱酸素剤による効果は、押し花4だけでなく遺影3の劣化の抑制にも寄与する。さらに、遺影3及び押し花4を密封する際に脱気を行うことにより、空気中の湿気および酸素による押し花4の劣化をさらに抑制することが可能となり、遺影額1をより長い期間にわたって、美観を損なうことなく飾ることができる。
また、遺影3及び押し花4を防湿シート26と透明板21との間に密封することにより、湿気の浸入をより確実に防止できる。さらに、透明板21によって遺影3及び押し花4が覆われるので、遺影密封体2を作成した後は額縁に納めるだけで済み、更なるガラス板やアクリル板等を用いることなく、額装作業が完了する。このため、額装の作業が極めて簡単な上、後から額縁11のみを交換することも容易である。
なお、透明板21が透明であるため、遺影3及び押し花4は、極めてゆっくりとではあるが外部からの光線により劣化(変色・退色)する。しかしながら、経年変化によって写真がセピア色に変わることは自然な変化として受け入れられることが多く、必ずしも避けるべきこととはいえない。上述のように、遺影額1に密封された押し花4は湿気により劣化することがないため、遺影3に合わせて自然に変色・退色していく。従って、遺影額1を長期間飾っておくことで、遺影3と押し花4とがともに自然に劣化して、重厚な雰囲気を醸し出すという副次的な効果が期待できる。しかしながら、光線による劣化をも防止するため、透明板21の表面に、紫外線や赤外線の透過を防ぐコーティング等を施すことも可能である。この場合、紫外線や赤外線による遺影3及び押し花4の劣化をも防止できるので、遺影額1を長期間にわたって飾っても遺影3及び押し花4の外観が殆ど変化しないという利点がある。
1 遺影額
2 遺影密封体
21 透明板
22 装飾布
23 クッションシート
24 台板
25 保持剤
26 防湿シート
27 シール材
3 遺影
4 押し花
2 遺影密封体
21 透明板
22 装飾布
23 クッションシート
24 台板
25 保持剤
26 防湿シート
27 シール材
3 遺影
4 押し花
Claims (6)
- 遺影と押し花とを重ね合わせ、或いは遺影の周囲に押し花を配置した状態で、前記遺影及び前記押し花を密封して額装したことを特徴とする遺影額。
- 前記遺影及び前記押し花を、前記押し花の劣化を抑制する保持剤とともに密封したことを特徴とする請求項1記載の遺影額。
- 前記保持剤は乾燥剤及び/または脱酸素剤であることを特徴とする請求項2記載の遺影額。
- 前記遺影及び前記押し花の表面側に透明板を配設し、前記遺影及び前記押し花の裏面側に湿気を遮断する防湿シートを配設して、前記透明板及び前記防湿シートによって前記遺影及び前記押し花を密封したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遺影額。
- 前記遺影及び前記押し花を脱気して密封したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遺影額。
- 湿気を遮断する防湿シートの上に、押し花の劣化を抑制する保持剤を配置し、前記保持剤の上に台板を載せ、さらに前記台板の上に所定の弾性を有するクッションシートを載せて当該クッションシートを装飾布で覆い、前記装飾布の上面において遺影及び押し花を配置し、前記遺影及び前記押し花の上から透明板を載せ、前記透明板の周縁部と前記防湿シートの周縁部とに跨るように樹脂製のシール材を配置することによって前記透明板と前記防湿シートとを接着固定し、前記透明板と前記防湿シートと前記シール材とにより形成される空間内の空気を脱気して遺影密封体を形成し、前記遺影密封体を額装してなることを特徴とする遺影額。
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JP2003272147U JP3101310U (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 遺影額 |
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