JP3101071B2 - 欠相保護機能付遮断器 - Google Patents

欠相保護機能付遮断器

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JP3101071B2
JP3101071B2 JP04094671A JP9467192A JP3101071B2 JP 3101071 B2 JP3101071 B2 JP 3101071B2 JP 04094671 A JP04094671 A JP 04094671A JP 9467192 A JP9467192 A JP 9467192A JP 3101071 B2 JP3101071 B2 JP 3101071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相3線式電源相の欠
相を検出した場合に電路を遮断する欠相保護付遮断器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来例を示すもので、単相3線式
電源線の異常電圧にて欠相を検出し、欠相検出信号にて
サイリスタSCRよりなるスイッチ手段をオンして主接
点S1の引き外しコイルCLを励磁し、引き外しコイル
CLの励磁によって電路に挿入された主接点S1 を開放
せしめ、欠相検出手段から負荷側の中性線に接続される
検出線Lnをリード線にて外部配線するようにしたもの
である。
【0003】欠相検出手段は、漏電検出手段と一体とし
たIC回路Xによりなり、図7に示すように検出線Ln
を介して検出された電圧V1 と基準電圧VS1とを比較し
て欠相を検出する比較手段たるコンパレータCP1 と、
コンパレータCP1 出力を波形整形する波形整形回路W
Sと、ノイズによる誤動作を防止するために欠相検出信
号の出力を適宜時間だけ遅延させる遅延手段たる遅延回
路TDとで構成されている。漏電検出手段は、零相変流
器ZCT出力を増幅するアンプAPと、上記アンプAP
出力と基準電圧VS2とを比較して漏電を検出するコンパ
レータCP2 と、ワンショット回路MMとで構成されて
いる。尚IC回路X内には、遅延回路TDから出力され
る欠相検出信号Vo にてサイリスタSCRをパルス的に
トリガする出力回路OTと、定電流回路SCと、ダイオ
ードブリッジDBにて整流された直流電源を安定化して
各部に回路電源Vccを供給する定電圧回路SVとが設け
られている。
【0004】尚ダイオードD1 、D2 は零相変流器ZC
Tの出力のピーク値を一定に抑えるためのダイオード、
ZNR1 〜ZNR3 はサージ吸収素子、TSは漏電検出
動作のテストスイッチである。次に従来例の欠相検出の
動作について説明する。いま、欠相保護機能付遮断器に
電源および負荷が正常に接続されている場合において、
N相の検出線Lnを介して異常電圧検出用のIC回路X
の端子(8)に印加される電圧V1 は図8(a) に示す
ようになり、通常、振幅の揃った交流電源をダイオード
ブリッジDBのダイオードで整流して得られた脈流電圧
が抵抗R5 、R4 で分割されて入力されている。ここ
に、t0 時点でN相の電源線が断線して欠相が生じる
と、L1 相、L2 相の負荷による分圧比によって電圧V
1 は交互に大小となる整流電圧になり、この電圧V1
振幅が基準電圧VS1以上になる期間にIC回路Xの端子
(7)に接続されているコンデンサC3 を放電させる。
図8(b)はIC回路Xの端子(7)の電圧V2 を示し
ており、放電期間が終了すると直ちに充電期間となる。
このIC回路Xの端子(7)の電圧V2 が波形整形回路
WSのスレッショルド電圧Vth1 以下になると、図8
(c)に示すようにIC回路Xの端子(5)に接続され
ている遅延回路TDのコンデンサC4 を充電し始める。
次に、遅延時間Td(従来例では300ms) 後にIC回路
Xの端子(5)の電圧V3 がスレッショルド電圧Vth2
以上になると、図8(d)に示すように欠相検出信号V
0 が”H”レベルになる。この欠相検出信号V0 が出力
回路OTに入力されると、サイリスタSCRがトリガさ
れてオンし、引き外しコイルCLを励磁して主接点S1
で単相3線式電路を遮断する。
【0005】尚電圧V1 に基準電圧Vs1以上の単発ノイ
ズVN が重畳された場合には、凡そTn(Tn <Td)後に
元に復帰し、誤動作が防止されるようになっている。ま
た、異常電圧検出部は、IC回路Xの端子(9)に抵抗
Rx が接続されているときのみ回路電流が流れて動作可
能になるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
回路ではコンデンサC4 への充電電流は一定であるた
め、欠相して異常電圧となり、電圧V1 の交互の電圧の
大きい方の電圧が非常に大きくなっても、遅延時間は図
9に示すように一定である。ところが欠相して、過電圧
が印加され、負荷が焼損するのは熱であり、100V回
路に150Vが印加された場合と、200Vが印加され
た場合を考えると、明らかに200Vの方が早く遮断さ
れるべきであるが、一定となっているため、従って、保
護が不充分となる。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは欠相時に負荷にかかる電
圧の値に応じた遅延時間を確保し、保護性能の向上を図
った欠相保護機能付遮断器を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに請求項1の発明は、負荷側の中性線と各相との間の
負荷電圧と基準電圧とを比較して欠相を検出する比較手
段と、この比較手段の検出出力の発生から一定電流でコ
ンデンサを充電してコンデンサの電圧が一定以上に達す
るまで欠相検出信号の出力を遅延させる遅延手段とから
なる欠相検出手段を備えるとともに、欠相検出手段から
出力される欠相検出信号にてオンするスイッチ手段と、
このスイッチ手段で励磁される主接点の引き外しコイル
とを備え、引き外しコイルの励磁によって電路に挿入さ
れた主接点を開放する欠相保護機能付遮断器において、
各相に接続されている負荷に印加される電圧の差に対応
した電流を出力するカレントミラー回路を設け、このカ
レントミラー回路の出力電流と、上記遅延手段の一定電
流とで上記コンデンサを充電するものである。
【0009】また請求項2の発明は、負荷側の中性線と
各相との間の負荷電圧と基準電圧とを比較して欠相を検
出する比較手段と、この比較手段の検出出力の発生から
一定電流でコンデンサを充電してコンデンサの電圧が一
定以上に達するまで欠相検出信号の出力を遅延させる遅
延手段とからなる欠相検出手段を備えるとともに、欠相
検出手段から出力される欠相検出信号にてオンするスイ
ッチ手段と、このスイッチ手段で励磁される主接点の引
き外しコイルとを備え、引き外しコイルの励磁によって
電路に挿入された主接点を開放する欠相保護機能付遮断
器において、各相に接続されている負荷に印加される電
圧の差に対応した電流を出力するカレントミラー回路
と、上記比較手段が欠相を検出する負荷電圧より小さい
負荷電圧の場合にオンして上記カレントミラー回路の出
力電流をバイパスし、上記比較手段が欠相を検出する負
荷電圧以上の負荷電圧の場合にオフして上記カレントミ
ラー回路の出力電流を上記コンデンサへ流す充電制御手
段とを備えたものである。
【0010】更に請求項3の発明は、負荷側の中性線と
各相との間の負荷電圧と基準電圧とを比較して欠相を検
出する比較手段と、この比較手段の検出出力の発生から
一定電流でコンデンサを充電してコンデンサの電圧が一
定以上に達するまで欠相検出信号の出力を遅延させる遅
延手段とからなる欠相検出手段を備えるとともに、欠相
検出手段から出力される欠相検出信号にてオンするスイ
ッチ手段と、このスイッチ手段で励磁される主接点の引
き外しコイルとを備え、引き外しコイルの励磁によって
電路に挿入された主接点を開放する欠相保護機能付遮断
器において、上記比較手段が欠相を検出する負荷電圧以
上の負荷電圧が検出されると、上記遅延手段からの一定
電流とともに上記コンデンサへ負荷電圧に応じた電流を
流す充電制御手段を備えたものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、各相の負荷に印加さ
れる電圧が欠相によりアンバランスとなって、過大な電
圧が印加される場合に、負荷の電圧差に応じて遅延手段
のコンデンサの充電電流をカレントミラー回路の働きに
より増加することができ、従って負荷電圧が過大になれ
ばなるほど欠相検出信号を遅延させる遅延時間が短縮さ
れ、結果負荷が焼損する前に速やかに主接点を開放する
ことができる。
【0012】また請求項2の発明によれば、比較手段が
欠相を検出する負荷電圧より小さい負荷電圧の場合にオ
ンしてカレントミラー回路の出力電流をバイパスし、比
較手段が欠相を検出する負荷電圧以上の負荷電圧の場合
にオフしてカレントミラー回路の出力電流を上記コンデ
ンサへ流す充電制御手段を備えているので、請求項1の
発明の作用に加えて、欠相時以外に負荷電流のアンバラ
ンスが生じて負荷に印加される電圧に差ができても、正
常時においてはコンデンサを充電しないためノイズ等で
誤動作しやすくなることを防止できる。
【0013】更に請求項3の発明によれば、比較手段が
欠相を検出する負荷電圧以上の負荷電圧が検出される
と、上記遅延手段の一定電流とともに上記コンデンサへ
負荷電圧に応じた電流を流す充電制御手段を備えている
ので、負荷に印加される電圧が欠相によって過大になっ
た場合に、コンデンサを充電する電流を増加させること
ができ、従って負荷電圧が過大になればなるほど欠相検
出信号の遅延時間が短縮され、欠相時に印加される過大
な電圧で負荷が焼損する前に速やかに主接点を開放する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。 (実施例1)本実施例は上記従来例の回路に図1に示す
ようにカレントミラー回路Mを付加したもので、N相に
欠相が発生し、各相L1 、L2 に接続されている両負荷
に印加される電圧に差が生じた場合、この両負荷に印加
される電圧の差に応じた電流をカレントミラー回路Mか
ら出力して、この電流でもって図7に示すIC回路Xの
遅延回路TDのコンデンサC4 を充電するようにしたも
のである。
【0015】而して本実施例でもN相が欠相すると、L
1 相、L2 相の負荷による分圧比によって電圧V1 は図
2(a) に示すように交互に大小となる整流電圧にな
り、この電圧V1 の振幅が基準電圧VS1以上になる期間
にIC回路Xの端子(7)に接続されているコンデンサ
3 を放電させる。図2(b)はIC回路Xの端子
(7)の電圧V2 を示しており、放電期間が終了すると
直ちに充電期間となる。このIC回路Xの端子(7)の
電圧V2 がIC回路X内の波形整形回路WSのスレッシ
ョルド電圧Vth1 以下になると、IC回路Xの端子
(5)に接続されている遅延回路TDのコンデンサC4
を図2(e)のように充電し始める。このとき従来例と
同じ図2(c)に示す一定の電流I1 と、カレントミラ
ー回路Mから出力する負荷電圧の差に応じた電流、つま
り負荷に印加される過電圧の値に応じた図2(d)に示
す電流I2 との和の電流でコンデンサC4 が充電され
る。
【0016】充電電流I2 は、ダイオードブリッジDB
の出力間に接続した抵抗R10と、トランジスタQ1 とに
流れる電流IR10 と、検出線Ln とダイオードブリッジ
DBの負極との間に接続された抵抗R6 とトランジスタ
2 との直列回路に流れる電流IR6との差分(IR6−I
R10 )であって、ダイオードD3 によって正の時のみコ
ンデンサC4 流れ込むのである。このときR10=2×R
6 としておけば、欠相がなく、L1 相−N相間の電圧
と、L2 相−N相間の電圧が等しい時にはコンデンサC
4 へは流入しない。
【0017】従ってN相に欠相がなく、L1 相−N相間
の電圧とL2 相−N相間の電圧とが等しい時にはコンデ
ンサC4 へは流入せず、欠相が発生した時のみ、〔過電
圧−(VL1-L2 /2)〕に対応した電流がコンデンサC
4 に流入し、図3のように過電圧値が大きくなると、t
0 〜t3 の遅延時間Tdが短くなり、これにより負荷焼
損に対する保護性能の向上が図れる。
【0018】さて上述のようにコンデンサC4 が充電さ
れてその電圧V3 が図2(e)に示すようにスレッショ
ルド電圧Vth2 以上になると、従来例と同様に図2
(f)に示すように欠相検出信号V0 が”H”レベルに
なる。この欠相検出信号V0 が出力回路OTに入力され
ると、サイリスタSCRがトリガされてオンし、引き外
しコイルCLを励磁して主接点S1 で単相3線式電路を
遮断する。また電圧V1に基準電圧Vs1以上に単発ノイ
ズVN が重畳された場合には、従来例と同様に凡そTn
(Tn <Td)後に元に復帰し、誤動作が防止される。
【0019】(実施例2)本実施例は実施例1と同様に
カレントミラー回路Mを設けた点では同じであるが、図
4に示すようにカレントミラー回路MのトランジスタQ
2 に並列にトランジスタQ3 を接続し、このトランジス
タQ3 のベースとIC回路XのIC回路Xの端子(7)
との間に接続したツエナーダイオードZD1 を接続し、
このツエナー電圧VZD1 と、トランジスタQ3 のベース
エミッタ電圧VBEQ3との和をIC回路X内の波形整形回
路WSのスレッショルド電圧Vth1 より大きく設定して
ある。
【0020】而して本実施例では欠相検出の動作開始電
圧以下で、図2(b)に示すコンデンサC3 の電圧
2 、つまりIC回路Xの端子(7)の電圧が(VZD1
+VBEQ3)以上となっているときは、トランジスタQ3
がオンするため、カレントミラー回路Mから出力する図
2(d)に示す電流I2 、つまり(IR6−IR10 )なる
電流がバイパスされて、コンデンサC4 へは流入せず、
また欠相検出の動作開始電圧以上で、コンデンサC3
電圧V2 が0V近くになり、V2 <(VZD1 +VBE Q3
となってトランジスタQ3 がオフとなった時のみコンデ
ンサC4 にカレントミラー回路MからダイオードD3
介して出力する電流I2 がコンデンサC2 へ流入して充
電する。
【0021】従って実施例1と同様に負荷に印加される
電圧の値が過大になればなるほど、遅延時間Tdを短く
することができることに加え、負荷電流のアンバランス
等で欠相時以外にL1 相−N相間の電圧とL2 相−N相
間の電圧とが等しくならない場合(勿論、問題となる過
電圧ではない)にコンデンサC4 に電流が流れ、単発ノ
イズVN などで誤動作しやすくなることを防止すること
ができるのである。
【0022】本実施例の電圧V0 〜V3 の電圧及び電流
1 、I2 の波形は実施例1に準ずるため、波形図は省
略する。 (実施例3)上記実施例1、2はカレントミラー回路を
用いて負荷電圧の差に応じた電流をコンデンサC4 に流
すことにより、遅延時間Tdを短くするようにしたもの
であるが、本実施例では、抵抗R5 と検出線Lnとの間
に抵抗R5 ’を接続し、この両抵抗R5 、R5 ’の接続
点とIC回路Xの端子(5)との間にツエナーダイオー
ドZD2 を挿入したもので、両抵抗R5 、R5 ’の接続
点の電圧がツエナーダイオードZD2 のツエナー電圧V
ZD2 を越えたときにコンデンサC4 に電流I2が流れて
コンデンサC4 を充電するようになっている。
【0023】つまり電流I2 は〔過電圧×(R4+R5)/
(R4+R5+R5’)〕−VZD2 〕/R5' となる。本実施例
の電圧V0 〜V3 の電圧及び電流I1 、I2 の波形は実
施例1、2に準ずるため、波形図は省略する。尚電流I
2 と過電圧の値との間には増加の関係があることが基本
となる。
【0024】而して本実施例においても上記各実施例
1、2と同様に負荷に印加される電圧が過大になればな
るほど、遅延時間が短くなって動作時間が短くなり、負
荷焼損の保護正常が向上する。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、各相に接続されてい
る負荷に印加される電圧の差に対応した電流を出力する
カレントミラー回路を設け、このカレントミラー回路の
出力電流と、遅延手段の一定電流とで上記コンデンサを
充電するので、各相の負荷に印加される電圧が欠相によ
りアンバランスとなって、過大な電圧が印加される場合
に、負荷の電圧差に応じて遅延手段のコンデンサの充電
電流をカレントミラー回路の働きにより増加することが
でき、従って負荷電圧が過大になればなるほど欠相検出
信号の遅延時間が短縮され、その結果負荷が焼損する前
に速やかに主接点を開放することができ、保護性能の向
上が図れるという効果がある。
【0026】また請求項2の発明は、比較手段が欠相を
検出する負荷電圧より小さい負荷電圧の場合にオンして
カレントミラー回路の出力電流をバイパスし、比較手段
が欠相を検出する負荷電圧以上の負荷電圧の場合にオフ
してカレントミラー回路の出力電流を上記コンデンサへ
流す充電制御手段を備えているので、請求項1の発明の
作用に加えて、欠相時以外に負荷電流のアンバランスが
生じて負荷に印加される電圧に差ができても、正常時に
おいてはコンデンサを充電しないためノイズ等で誤動作
しやすくなることを防止できるという効果がある。
【0027】更に請求項3の発明は、比較手段が欠相を
検出する負荷電圧以上の負荷電圧が検出されると、遅延
手段からの一定電流とともに上記コンデンサへ負荷電圧
に応じた電流を流す充電制御手段を備えているので、負
荷に印加される電圧が欠相によって過大になった場合
に、コンデンサを充電する電流を増加させることがで
き、請求項1の発明と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路図である。
【図2】同上の動作説明用の各部の波形図である。
【図3】同上の遅延時間と負荷電圧との関係説明図であ
る。
【図4】本発明の実施例2の回路図である。
【図5】本発明の実施例3の回路図である。
【図6】従来例の回路図である。
【図7】同上のIC回路内部の回路構成図である。
【図8】同上の動作説明用の各部の波形図である。
【図9】同上の遅延時間と負荷電圧との関係説明図であ
る。
【符号の説明】
X IC回路 M カレントミラー回路 D3 ダイオード I1 電流 I2 電流 C4 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/59 H02H 3/253 H01H 83/14 H01H 83/10 H01H 83/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷側の中性線と各相との間の負荷電圧と
    基準電圧とを比較して欠相を検出する比較手段と、この
    比較手段の検出出力の発生から一定電流でコンデンサを
    充電してコンデンサの電圧が一定以上に達するまで欠相
    検出信号の出力を遅延させる遅延手段とからなる欠相検
    出手段を備えるとともに、欠相検出手段から出力される
    欠相検出信号にてオンするスイッチ手段と、このスイッ
    チ手段で励磁される主接点の引き外しコイルとを備え、
    引き外しコイルの励磁によって電路に挿入された主接点
    を開放する欠相保護機能付遮断器において、各相に接続
    されている負荷に印加される電圧の差に対応した電流を
    出力するカレントミラー回路を設け、このカレントミラ
    ー回路の出力電流と、上記遅延手段の一定電流とで上記
    コンデンサを充電することを特徴とする欠相保護機能付
    遮断器。
  2. 【請求項2】負荷側の中性線と各相との間の負荷電圧と
    基準電圧とを比較して欠相を検出する比較手段と、この
    比較手段の検出出力の発生から一定電流でコンデンサを
    充電してコンデンサの電圧が一定以上に達するまで欠相
    検出信号の出力を遅延させる遅延手段とからなる欠相検
    出手段を備えるとともに、欠相検出手段から出力される
    欠相検出信号にてオンするスイッチ手段と、このスイッ
    チ手段で励磁される主接点の引き外しコイルとを備え、
    引き外しコイルの励磁によって電路に挿入された主接点
    を開放する欠相保護機能付遮断器において、各相に接続
    されている負荷に印加される電圧の差に対応した電流を
    出力するカレントミラー回路と、上記比較手段が欠相を
    検出する負荷電圧より小さい負荷電圧の場合にオンして
    上記カレントミラー回路の出力電流をバイパスし、上記
    比較手段が欠相を検出する負荷電圧以上の負荷電圧の場
    合にオフして上記カレントミラー回路の出力電流を上記
    コンデンサへ流す充電制御手段とを備えたことを特徴と
    する欠相保護機能付遮断器。
  3. 【請求項3】負荷側の中性線と各相との間の負荷電圧と
    基準電圧とを比較して欠相を検出する比較手段と、この
    比較手段の検出出力の発生から一定電流でコンデンサを
    充電してコンデンサの電圧が一定以上に達するまで欠相
    検出信号の出力を遅延させる遅延手段とからなる欠相検
    出手段を備えるとともに、欠相検出手段から出力される
    欠相検出信号にてオンするスイッチ手段と、このスイッ
    チ手段で励磁される主接点の引き外しコイルとを備え、
    引き外しコイルの励磁によって電路に挿入された主接点
    を開放する欠相保護機能付遮断器において、上記比較手
    段が欠相を検出する負荷電圧以上の負荷電圧が検出され
    ると、上記遅延手段からの一定電流とともに上記コンデ
    ンサへ負荷電圧に応じた電流を流す充電制御手段を備え
    たことを特徴とする欠相保護機能付遮断器。
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