JPH0646524A - 過電圧検出装置 - Google Patents

過電圧検出装置

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Publication number
JPH0646524A
JPH0646524A JP19523992A JP19523992A JPH0646524A JP H0646524 A JPH0646524 A JP H0646524A JP 19523992 A JP19523992 A JP 19523992A JP 19523992 A JP19523992 A JP 19523992A JP H0646524 A JPH0646524 A JP H0646524A
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JP
Japan
Prior art keywords
overvoltage
resistor
voltage
time
predetermined time
Prior art date
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Pending
Application number
JP19523992A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Akiyama
俊弘 秋山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定格電圧より大きないかなる過電圧の場合も
負荷側の電気機器等を確実に保護できる構成が簡単で安
価な過電圧検出装置を得る。 【構成】 第1の過電圧の場合は抵抗器19の両端に発
生する検出電圧をツェナダイオード20、抵抗器22及
び限時用コンデンサ13により第1の所定時間だけ遅延
して出力し、第1の過電圧より大きな第2の過電圧の場
合は抵抗器19の両端に発生する検出電圧をツェナダイ
オード20、21、抵抗器23及び限時用コンデンサ1
3により第1の所定時間より短い第2の所定時間だけ遅
延して出力し、この出力によりPUT16、サイリスタ
4をオンし、トリップコイル3をトリップする構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、過電圧検出装置に関
し、特に例えば電気機器等の負荷を過電圧から保護する
場合に用いて好適な過電圧検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば回路遮断器に用いられてい
る従来の過電圧検出装置を示す構成図である。図におい
て、1a、1bは図示せずも遮断器が挿入されている交
流電源と負荷としての例えば電気機器との間の配電路か
らの電源電圧が検出電圧として供給される入力端子、2
は入力端子1a、1bからの検出電圧を整流して過電圧
検出装置の電源電圧を得る整流回路、3はスイッチング
素子例えばサイリスタ4と直列接続され、整流回路2の
出力端子間に並列接続された電磁装置としてのトリップ
コイルである。このトリップコイル3は、過電圧検出時
付勢されて配電路に挿入されている遮断器をトリップ
(引き外し)し、遮断器に配電路を遮断させる。
【0003】5は整流回路2の正の出力端子と定電圧回
路6の入力側との間に接続された抵抗器、8、9は入力
端子1aと整流回路2の負の出力端子との間に接続され
た分圧抵抗器、10は一方の入力端子が抵抗器8及び9
の接続点に接続され、他方の入力端子が定電圧回路6の
出力側に接続された比較器、11は比較器10の出力端
子と定電圧回路6の出力側との間に接続された抵抗器、
12は比較器10の出力端子と整流回路2の負の出力端
子と間に接続された放電用抵抗器、13は抵抗器12に
並列接続された時限用コンデンサである。比較器10は
図示せずもその出力端子と接地端子間にスイッチング素
子例えばトランジスタを有し、二つの入力電圧の比較結
果に応じてこのトランジスタをオン、オフ制御するよう
に働く。
【0004】14、15は定電圧回路6の出力側と整流
回路2の負の出力端子との間に接続された分圧抵抗器、
16はスイッチング素子例えばPUT(プログラマブル
・ユニジャンクション・トランジスタ)であって、その
アノードは比較器10の出力端子に接続され、そのカソ
ードは抵抗器17を介してサイリスタ4のゲートに接続
され、更にそのゲートは分圧抵抗器14及び15の接続
点に接続されている。
【0005】次に、図3に示した従来の過電圧検出装置
の動作について説明する。今、配電路の電源電圧、即ち
入力端子1a、1b間の検出電圧が定格電圧に等しく正
常な場合は抵抗器9の両端に発生する電圧は定電圧回路
6からの基準電圧より低いので、比較器10は内部のト
ランジスタをオンさせてその出力端子と接地端子間を接
続し、この経路を通して定電圧回路6から抵抗器11へ
流れ込む電流を接地側に流す。これにより放電用コンデ
ンサ13にはほとんど抵抗器11を通る電流が流れない
のでその電位は低く、PUT16はオンしない。このた
めサイリスタ4もオンしないのでトリップコイル3は付
勢されず、遮断器がトリップされないので負荷側には定
格の電源電圧が供給される。
【0006】一方、配電路の電源電圧が過電圧になる
と、抵抗器9の両端に発生する電圧が定電圧回路6から
の基準電圧より高くなるので、比較器10は内部のトラ
ンジスタをオフさせてその出力端子と接地端子間を遮断
し、この経路をとおして定電圧回路6から抵抗器11へ
流れ込んでいた電流を今度は時限用コンデンサ13の方
に流し込み、これを充電させる。これにより時限用コン
デンサ13の端子電圧がPUT16のゲートーカソード
間電圧より所定量例えば約0.7V高くなると、PUT1
6がオンし、これに伴ってサイリスタ4がオンしてトリ
ップコイル3が付勢され、この結果遮断器がトリップさ
れて配電路が遮断され、負荷側へ過電圧が供給されなく
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の過電圧検出装置
は以上のように構成されているので、比較器10の一方
の入力端子に供給される抵抗器9の端子電圧(検出電
圧)が、他方の入力端子に予め設定されている基準電圧
(閾値)を超えると、検出電圧の大小に拘わらず同じ動
作時間で動作する。つまり図4に示すように、過電圧が
例えば130Vの場合とこれより大きな200Vの場合
でも遮断器をトリップする動作時間は同じ時間に設定さ
れているので、負荷側の電気機器を小さな過電圧の時は
保護できたとしても大きな過電圧では保護できず、電気
機器を焼損する等の問題点があった。又、検出部に比較
器を用いているので、構成が複雑で、高価となる等の問
題点があった。
【0008】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、定格電圧より大きないかなる過電
圧の場合も負荷側の電気機器を確実に保護できる構成が
簡単で安価な過電圧検出装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る過電圧検
出装置は、第1の過電圧を検出してこれを第1の所定時
間だけ遅延させる第1の限時手段と、上記第1の過電圧
より大きな第2の過電圧を検出してこれを上記第1の所
定時間より短い第2の所定時間だけ遅延させる第2の限
時手段と、上記第1の限時手段及び上記第2の限時手段
の出力に基づいて作動され、もって負荷を保護する保護
手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、第1の限時手段により第
1の過電圧を検出してこれを第1の所定時間だけ遅延し
て出力し、第2の限時手段により第1の過電圧より大き
な第2の過電圧を検出してこれを第1の所定時間より短
い第2の所定時間だけ遅延して出力する。これにより、
過電圧のレベルにより動作時間が異なる反限時特性を持
たせることができ、負荷としての電気機器等の保護能力
が向上し、回路も簡略化される。
【0011】
【実施例】実施例1.以下、この発明を回路遮断器に適
用した場合の一実施例を図について説明する。図1はこ
の発明の一実施例を示す構成図であり、図3と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図
において、20、21は互いに異なる閾値を有する定電
圧素子例えばツェナダイオード、22、23は互いに異
なる抵抗値を有する抵抗器、24は放電防止用ダイオー
ドである。ツェナダイオード20のカソードは分圧抵抗
器8及び9の接続点に接続され、そのアノードは抵抗器
22及びダイオード24を介してPUT16のアノード
に接続される。又、ツェナダイオード21のカソードは
ツェナダイオード20のアノードと抵抗器22の接続点
に接続され、そのカソードは抵抗器23を介してダイオ
ード24のアノードと抵抗器22の接続点に接続され
る。その他の構成は、図3と同様である。ここで、抵抗
器8、9、ツェナダイオード20、抵抗器22及び限時
用コンデンサ13は第1の限時手段を構成し、抵抗器
8、9、ツェナダイオード20、21、抵抗器23及び
限時用コンデンサ13は第2の限時手段を構成し、PU
T16、サイリスタ4及びトリップコイル3は保護手段
を構成する。
【0012】尚、ここではツェナダイオード20のツェ
ナ電圧はツェナダイオード21のツェナ電圧より大きい
ものとし、又、抵抗器21の抵抗値は例えば数百オー
ム、抵抗器22の抵抗値は例えば数十キロオームである
ものとする。又、分圧抵抗器8と9の抵抗値は、正常時
ツェナダイオード20をブレークダウンさせないが、所
定の値第1の過電圧例えば130Vの過電圧時にはブレ
ークダウンさせるような値に設定し、更に、ツェナダイ
オード21は上記130Vの過電圧時にはブレークダウ
ンしないが、これより大きな第2の過電圧例えば200
Vの過電圧時にはブレークダウンするものとする。
【0013】次に、図1に示したこの発明の一実施例の
動作について、図2を参照しながら説明する。今、配電
路の電源電圧、即ち入力端子1a、1b間の検出電圧が
正常な場合は抵抗器9の両端に発生する電圧はツェナダ
イオード20をブレークダウンさせるに足る値の電圧で
ないので、ツェナダイオード20はオンせず、従って時
限用コンデンサ13は充電されず、PUT16はオンし
ない。このためサイリスタ4もオンしないのでトリップ
コイル3は付勢されず、遮断器がトリップされないので
負荷側には定格の電源電圧が供給される。
【0014】一方、配電路の電源電圧が例えば130V
の過電圧になると、抵抗器9の両端に発生する端子電圧
がツェナダイオード20のツェナ電圧より高くなるの
で、ツェナダイオード20がオンし、入力端子1aから
の電流が分圧抵抗器8、ツェナダイオード20、抵抗器
22及びダイオード24を介して時限用コンデンサ13
に流れ込み、これを充電する。これにより時限用コンデ
ンサ13の端子電圧がPUT16のゲートーカソード間
電圧より所定量例えば約0.7V高くなると、PUT16
がオンし、これに伴ってサイリスタ4がオンしてトリッ
プコイル3が付勢され、この結果遮断器がトリップされ
て配電路が遮断され、負荷側へ過電圧が供給されなくな
る。このとき過電圧が発生してから遮断器のトリップ動
作が開始するまでの動作時間は、実質的にダイオード2
0のツェナ電圧、抵抗器22の抵抗値及びコンデンサ1
3の容量値で決定される。
【0015】又、配電路の電源電圧が上述より更に大き
な例えば200Vの過電圧になると、抵抗器9の両端に
発生する端子電圧がツェナダイオード20及び21のツ
ェナ電圧より高くなるので、ツェナダイオード20と2
1が共にオンし、入力端子1aからの電流が分圧抵抗器
8、ツェナダイオード20、21、抵抗器23及びダイ
オード24を介して時限用コンデンサ13に流れ込み、
これを充電する。これにより時限用コンデンサ13の端
子電圧がPUT16のゲートーカソード間電圧より所定
量例えば約0.7V高くなると、PUT16がオンし、こ
れに伴ってサイリスタ4がオンしてトリップコイル3が
付勢され、この結果遮断器がトリップされて配電路が遮
断され、負荷側へ過電圧が供給されなくなる。このとき
過電圧が発生してから遮断器のトリップ動作が開始する
までの動作時間は、実質的にダイオード20、21のツ
ェナ電圧、抵抗器23の抵抗値及びコンデンサ13の容
量値で決定される。つまり、この200Vの過電圧の場
合は、抵抗器23の抵抗値が抵抗器22の抵抗値よりか
なり小さい値となるように設定しているので、その動作
時間は130Vの過電圧の場合より大幅に短縮される。
【0016】図2は、図1の回路において、上記動作時
間に関与する各構成要素の値をある値に設定した場合の
電源電圧に対する動作時間の変化の一例を示したもの
で、この図からも分かるように、130Vの過電圧の場
合はその動作時間(第1の動作時間)は0.5秒である
が、200Vの過電圧の場合は動作時間(第2の動作時
間)は0.05秒となっている。つまり、過電圧のレベルに
よって動作時間が異なり、過電圧のレベルが大きいとき
は動作時間が短く、逆に過電圧のレベルが小さいときは
動作時間が長い、いわゆる反限時特性を有している。
【0017】実施例2.尚、上記実施例では定電圧素子
としてツェナダイオードを用いた場合について説明した
が、これに限定される事なく、その他の素子或は回路を
用いてもよい。又、上記実施例ではこの発明を回路遮断
器に適用した場合について説明したが、係る限時機能を
必要とするその他の装置又は機器に適用しても良く、同
様の効果を奏する。又、上記実施例に於ける過電圧の値
は一例であって、これに限定されるものでなく、更に上
記実施例では過電圧が2種類の場合について説明した
が、ツェナダイオードの数と組み合わせを変えることに
より、それ以上の種類の過電圧の場合にも同様に適用で
き、同様の効果を奏する。
【0018】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第1の
過電圧を検出してこれを第1の所定時間だけ遅延させる
第1の限時手段と、上記第1の過電圧より大きな第2の
過電圧を検出してこれを上記第1の所定時間より短い第
2の所定時間だけ遅延させる第2の限時手段と、上記第
1の限時手段及び上記第2の限時手段の出力に基づいて
作動され、もって負荷を保護する保護手段とを備えたの
で、定格電圧より大きないかなる過電圧の場合も負荷側
の電気機器等を確実に保護できる構成が簡単で安価な過
電圧検出装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る過電圧検出装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】図1の動作説明に供するための特性図である。
【図3】従来の過電圧検出装置を示す構成図である。
【図4】従来例の問題点を説明するための構成図であ
る。
【符号の説明】
3 トリップコイル 4 サイリスタ 8、9 分圧抵抗器 13 限時用コンデンサ 16 PUT 20、21 ツェナダイオード 22、23 抵抗器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の過電圧を検出してこれを第1の所
    定時間だけ遅延させる第1の限時手段と、 上記第1の過電圧より大きな第2の過電圧を検出してこ
    れを上記第1の所定時間より短い第2の所定時間だけ遅
    延させる第2の限時手段と、 上記第1の限時手段及び上記第2の限時手段の出力に基
    づいて作動され、もって負荷を保護する保護手段とを備
    えたことを特徴とする過電圧検出装置。
JP19523992A 1992-07-22 1992-07-22 過電圧検出装置 Pending JPH0646524A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19523992A JPH0646524A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 過電圧検出装置

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JP19523992A JPH0646524A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 過電圧検出装置

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JPH0646524A true JPH0646524A (ja) 1994-02-18

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JP19523992A Pending JPH0646524A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 過電圧検出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980019941A (ko) * 1996-09-04 1998-06-25 요모 마사오 과전압보호장치
JP2014090283A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Yamasa Kk 誤動作防止装置

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