JP3100968U - 貫通用金具及び貫通ユニット - Google Patents

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新太郎 長倉
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リサイクル技研株式会社
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Abstract

【課題】 建築現場において使用する貫通用金具及び貫通ユニットであり、その作業性と施工性の向上とを目的としている。
【解決手段】 一対の変則的な多角形の板材2,2を一方側から中心側に延びる半弧状の所望高さの半円弧片5,5が形成させ、板材2,2の上部に開閉部を設けた貫通用金具1を構成する。そして、建築物の壁Tに若干大きめの埋込穴8を設け、埋込穴8にロックウール9などを埋込むと共に、貫通用金具1内に配管Pを配すること。
【選択図】 図4

Description

本考案は、建築物に使用される貫通用金具及び貫通ユニットに関して、その作業性の向上と共に、施工の精度性を図り、かつ大幅な工期の短縮や経費の縮減を実現することを目的とするものである。
従来、建築物において配管やダクトなどを貫通させる場合、貫通穴は配管径やダクト径に対して施工誤差を考慮して若干大きく開口されている。このことにより配管やダクトを貫通後、余分のスペースをロックウールなどの不燃材により埋込む作業が発生している。
この点、次のような特許文献が知られている。特許文献1は、複数の配管用スリーブ及び配管を支持する複数の配管用支持材が、床板を構成する板材に固定するスリーブユニットを設け、その両端開口部を開口した状態で床板に固定されていることを特徴としている。
特許文献2には、建物のシャフトに構築する竪ダクトを複数階分を一ユニット
として、この上部に取付支持用の複数のブラケットを介して支持鉄骨に支持させることを特徴としている。
特開平9−125670号公報 特開2000−154932号公報
前記特許文献1、2に示されたものには、各公報に記載された構成及び効果などが期待できる。しかしながら、これら特許文献1,2によれば、煩雑な構成となり、構成点数も多数あるため、その作業が複雑化してしまう欠点がある。
また、出願人は、長年建築物を取扱う業界において各種資材を提供しており、上記貫通作業において、構成が比較的簡易であり、その作業性の向上と共に、施工の精度性を図り、大幅な工期の短縮や経費の縮減を実現を図ることが求められている。
この点、従来の工法によれば、いろいろな問題点があるためである。つまり、配管やダクトなどを貫通させるために、1カ所につき必ず1個の貫通穴を開ける作業が必要となり、その作業が煩雑となっている。また、貫通後、各穴に対し、ロックウールやパテなどを使用した埋込む作業が必要となり、これまた煩雑な作業となり、その時間も大変なことである。さらに、仕上げ加工に要する諸費用も大変なことである。しかも、これら作業のための工具や材料の準備が大変なことである。なお、上記埋込む作業には、ロックウールやパテなどの埋込み作業が必要となっている。
そこで、これらの問題点を解決するため、本考案者は、次のような考案を開発した。
第1の考案は、一対の所望形状をなす板材の中心部に、
一方側から中心側に延びる半弧状に所望高さの半円弧片をそれぞれ形成させ、
前記一対の板材が上部の開閉部を介して開閉でき、
前記一対の板材を一組として互いに円弧片を外側に向けて建築物の壁に、対象とする配管またはダクト類に対して若干大きな埋込孔を設け、
該埋込孔の回りに不燃材を組込むと共に、
該円弧片と配管またはダクト類とを連結させてなることを特徴とする。
第2の考案は、各板材の下部に設けた連結部には、ネジを有する支持具とネジ孔及び棒状具とこれの受け具或いは互いに突部を設けた係止具であることを特徴とする。
第3の考案は、各板材の上・下端には、所望のビス孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
第4の考案は、内部が中空状またはロックウールを内材させた所望板材で方形体を設け、
厚み方向に複数の同一径または異径の円弧穴及び方形状の穴とがそれぞれ選択的に形成させ、
該方形体を壁に埋込み、
該方形体の両端部において、所望突出させた突部または配管及びダクト類の端部とを連結させてなることを特徴とする。
第5の考案は、方形体の上部には、取付用の支持部が設けられ、これに取付孔が形成されていることを特徴とする。
第6の考案は、方形体の上部には、複数の取外し可能な内部を確認できる確認板が形成されていることを特徴とする。
本考案によれば、以下の効果がある。
(1)請求項1の考案によれば、上部が開閉できる本考案の貫通用金具によって配管やダクト類を埋込むことで建築物の壁に支持させることができ、その作業性及び精度が格段と向上できる。
この場合、貫通用金具の外側には、埋込むロックウールやパテなどの埋込み材を使用することにより完璧に仕上げることができる。
(2)請求項2の考案によれば、本考案の貫通用金具が極めて簡易な構成によって容易に外れない連結部となっている。また、請求項3の考案によれば、そのビス孔によって本考案の貫通用金具は、建築物の壁に簡易に取付けられる。
(3)請求項4の考案によれば、方形体を介して複数の配管やダクト類を一つに纏めて集合型処理ができ便利であり、その作業性及び精度の向上が図れる貫通ユニットである。
(4)請求項5の支持部によれば、その支持部を介してこの貫通ユニットは簡易に壁に取付けられことができる。しかも、請求項6の案内板を設けたことにより貫通ユニットの内部を検分することができ、ロックウールのような成分を確認できる。
図1〜図4は、本考案に係る貫通用金具であり、図5〜図7は、本考案に係る貫通ユニットを示している。
最初に、貫通用金具について説明する。この貫通用金具1は、一対の板材2,2からなり、より詳しく説明すると、多角形状の薄い板材2,2で構成されている。図示の場合は、各板材2,2は変則的な五角形状をなし、その上部の開閉部3を介して互いの長辺4,4が対向し合うようになっている。
上記各板材2,2の長辺4,4、つまり一方側からその中心側に延びる長辺4側を半弧状とし、かつ所望の高さの半円弧片5,5をそれぞれ形成させている。そして、上記開閉部3により半円弧片5,5を互いに円弧状に合わせることにより一対の貫通用金具1が構成されている。
また、上記貫通用金具1の下部には、それぞれ連結部6が構成されている。つまり、この連結部6として支持部61の先端に蝶ナット62が設けられ、これにネジ63を備えることで、対向させたネジ孔64に合わせることにより一対の板材2,2が開閉できるようにしてある。
さらに、連結部6として棒状具65とこれを止めることができる受け具66や突部67,67を互いに係止させることで、係止具68,68が構成させ、その他に例えば、ホックや鉤形部材などを用いることができるものである。
7は、ビス孔であり、建築物の壁に貫通用金具1が固定されている。なお、貫通用金具1は、それぞれ各板材2,2は、変則五角形状の例を挙げてあるが、その外周面を円弧面として一対構成とするなど全体的に円弧状の貫通用金具とするなど外面形状の構成は任意なことである。
上記貫通用金具1において、一対の板材2,2により対象とする建築物の壁Tを定め、この貫通用金具1より若干大きめの埋込み穴8を設け、この穴8の外周面にロックウール9やパテなどを埋込んで貫通用金具1の外周面をよく仕上げ、これと共に貫通用金具1内に配管Pを配すれば、貫通用金具1を用いた仕上げ作業ができるものである。
次に、貫通ユニットについて説明する。この貫通ユニット10は、内部にロックウール材9などを組込んだものであり、所定の厚みを備えた方形体で構成されている。そして、厚み方向に例えば、上段に同一径の二つの円弧穴11,11と、下段に大きな方形状穴12及び小径の円弧穴13とが構成されている。
上記貫通ユニット10の上部には、取付用の支持部20,20,…が形成されており、この貫通ユニット10の内部にロックウール材9などの充填物が充填されているかを確認するために、上部に複数の取外し可能な内部を確認できる確認板21,21,…が構成されている。また、貫通ユニット10の内部には、上記のようにロックウール材9などが組込んであるが、必ずしもロックウール材9などの組込材は必要ではないものである。なお、上記方形状の穴12の突縁には、折曲辺14を形成させてビス15などが設けられている。
このような貫通ユニット10の場合、予め対象となる壁Tにその貫通ユニット10が水平方向に組込み、しかる後に各円弧穴11,13,方形状穴12に配管やダクト類Pを配することにより貫通ユニット10を使用できる。なお、この貫通ユニット10において、他の配管やダクト類を連結させるには、図示省略のビスやテープなどを介して連結させればよいのである。
以上のように、本考案の貫通用金具及び貫通ユニットは、建築物の作業現場において、煩雑である配管部の配管及びダクト類の作業が格段と向上し、特にその作業性及び施工の精度が著しく向上できる利点がある。
本考案の貫通用金具を示す斜視図。 同貫通用金具の連結部を示す斜視図。 同貫通用金具の他例の連結部を示す斜視図。 同貫通用金具の使用例を示す断面図。 貫通ユニットを示す斜視図。 図5のA−A断面を示す断面図。 図5のB−B断面を示す断面図。
符号の説明
1 貫通用金具 2 板材
3 開閉部 5 半円弧片
6 連結部 8 埋込み穴
9 ロックウール P 配管
T 壁

Claims (6)

  1. 一対の所望形状をなす板材の中心部に、
    一方側から中心側に延びて半弧状に所望高さの半円弧片をそれぞれ形成させ、
    前記一対の板材が上部の開閉部を介して開閉でき、
    前記一対の板材を一組として互いに円弧片を外側に向けて、建築物の壁に対象とする配管またはダクト類に対して若干大きな埋込孔を設け、
    該埋込孔の回りに不燃材を埋込むと共に、
    該円弧片と配管またはダクト類とを連結させてなることを特徴とする貫通用金具。
  2. 各板材の下部に設けた連結部には、ネジを有する支持具とネジ孔及び棒状具とこれの受け具或いは互いに突部を設けた係止具であることを特徴とする請求項1記載の貫通用金具。
  3. 各板材の上・下端には、所望のビス孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の貫通用金具。
  4. 内部が中空状またはロックウールを内材させた所望板材で方形体を設け、
    厚み方向に複数の同一径または異径の円弧穴及び方形状の穴とがそれぞれ選択的に形成させ、
    該方形体を壁に埋込み、
    該方形体の両端部において、所望突出させた突部または配管及びダクト類の端部とを連結させてなることを特徴とする貫通ユニット。
  5. 方形体の上部には、取付用の支持部が設けられ、これに取付孔が形成されていることを特徴とする請求項4記載の貫通ユニット。
  6. 方形体の上部には、複数の取外し可能な内部を確認できる確認板が形成されていることを特徴とする請求項4記載の貫通ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087828A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Mirai Ind Co Ltd 壁孔への管材設置方法および管保持具

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