JP3100714B2 - 磁性積層体および磁気抵抗効果素子 - Google Patents
磁性積層体および磁気抵抗効果素子Info
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Description
用いた磁気抵抗効果素子(MR素子)とに関する。
ッド(MRヘッド)などのMR素子は、磁界による磁性
膜の電気抵抗変化を検出して磁界強度やその変化を測定
するものであり、一般に、室温における磁気抵抗変化率
が大きく、動作磁界強度が小さいことが要求される。
磁気抵抗効果を利用するFe−Ni合金(パーマロイ)
やNi−Co合金が代表的に用いられている。しかし、
Fe−Ni合金やNi−Co合金では、動作磁界強度は
小さいが、縦磁気抵抗変化と横磁気抵抗変化との差、す
なわち異方性磁気抵抗効果が2%と小さい。
は、磁気抵抗変化率が大きく、しかも動作磁界強度を小
さくでき、また動作磁界強度を変化させることのできる
磁性積層体と、この積層体を用いた磁気抵抗効果素子と
を提供することにある。
(1)〜(7)の本発明により達成される。 (1) NixFe1-x (0.5≦x<1)の組成の磁
性薄膜と、Cu薄膜とが積層されており、面内に磁化容
易軸をもち、面内の角型比Br/Bsが0.5以下であ
ることを特徴とする磁性積層体。
1)の組成の磁性薄膜と、Cu薄膜とが積層されてお
り、反強磁性を示すことを特徴とする磁性積層体。
子線エピタキシー法により形成されている上記(1)ま
たは(2)に記載の磁性積層体。
(0.5≦x<1)の組成の磁性薄膜と、2〜60A
の厚さのCu薄膜とを分子線エピタキシー法によって積
層したことを特徴とする磁性積層体。
角型比Br/Bsが0.5以下である上記(4)に記載
の磁性積層体。
の磁性積層体。
かに記載の磁性積層体を有する磁気抵抗効果素子。
線エピタキシー(MBE)法を用いた人工格子が登場し
ている。この人工格子は、分子線エピタキシー(MB
E)法を用いた金属の原子オーダーの厚さの薄膜が周期
的に積層された構成をもち、バルク状の金属とは異なっ
た特性を示す。
Crを交互に積層したFe/Cr系磁性積層体の巨大磁
気抵抗変化材料が開発されている。このものでは、Cr
薄膜をはさんだFe薄膜が、反平行に磁気的に結合して
いる。そして、外部磁場により、このFeのスピンが一
方向に揃いだし、それに従い抵抗が減少していく。この
結果4.2Kで46%、室温で16%の巨大な磁気抵抗
変化を示す(PhysicalReview Letters 61巻、247
2ページ、1988年等)。
抵抗変化率(MR変化率)は大きいものの動作磁界強度
が20kOe程度と極めて大きく、MR素子としては実
用上の制約がある。
層体については、その後世界中で活発な研究開発が開始
されており、現在までに、Co/Cr系、Co/Ru系
磁性積層体で、反強磁性的なスピンの層間結合が発見さ
れている(Physical ReviewLetters 64巻、2304
ページ、1990年)。しかし、MR変化率は、Co/
Cr系で6.5%(4.5K)、Co/Ru系で6.5
%(4.5K)ときわめて小さな値である。
Cu系磁性積層体の巨大磁気抵抗変化材料が開示されて
いる[D.H.Mosca, et al.,J. Magnetism and Magnetic
Material, vol.94 (1991), L1]。そして、このもの
は、層間でCoが反強磁性的結合をしていると考えら
れ、上記のFe/Cr系磁性積層体と同様のメカニズム
で、4.2Kで78%、室温で48%の巨大な磁気抵抗
を示すことも記載されている。
積層したCo−Fe/Cu系磁性積層体の巨大磁気抵抗
変化材料が開示されている[Saito, et al., J.J.A.P.,
vol.30(1991), L1733]。このものも、反強磁性的結合
に基づき、磁気抵抗変化を示すと考えられ、その変化
は、室温で40%程度の大きなものであることが示され
ている。
系の磁性積層体は、上記のように、磁気抵抗変化率は大
きいものの、いずれもイオンビームスパッタ法により作
製されている。イオンビームスパッタ法では、被着され
る粒子をもつ運動エネルギーが数十〜数百eVと高いた
め、界面において各々の元素が相互拡散を起こし組成の
分布が生じてしまう。その結果、異種元素が直接接する
ことによって生じると考えられる人工格子本来の特異な
特性が得られにくくなってしまう。
金を用いた磁性積層体の反強磁性結合については従来知
られていない。
する。
Fe1-x (0.5≦x<1)の組成の磁性薄膜を有し、
各磁性薄膜は、非磁性中間層であるCu薄膜と交互に積
層されている。本発明における磁性薄膜は、上記のよう
に、パーマロイ合金組成を有するものであり、Niおよ
びFeの両方を含有する。そして、xは、0.5≦x<
1、特に0.7≦x≦0.9の関係を満足することが好
ましい。このような組成とすることにより、結晶磁気異
方性が小さくなって等方的になり、磁性積層体としたと
き層間の反強磁性的結合が結晶磁気異方性に比べて相対
的に大きくなり、このような反強磁性に基づく磁気抵抗
変化(MR変化)が大きくなる。すなわち、MR素子と
したときの感度上昇の効果が得られる。これに対し、x
が0.5未満となると、Feの割合が大となり結晶磁気
異方性が大きくなって反強磁性が十分に得られなくな
り、十分な磁気抵抗変化(MR変化)を示さなくなる。
また、x=1ではNiのみとなり、人工格子構造をとっ
た場合においてはNiがキュリー温度の低下により十分
な磁化を示さなくなり、MR変化は極端に減少する。
6〜12A とするのがよい。厚さが大きくなりすぎる
と、層間の磁性元素間の距離が相対的に遠くなり、反強
磁性的結合がなくなり、巨大磁気抵抗変化が示されなく
なってくる。これに対し、磁性薄膜の厚さが小さすぎる
と、形成面内に磁性元素が連続して配列しなくなり、強
磁性を示さなくなる。
が好ましく、その厚さは60A 以下、特に50A 以下、
より好ましくは45A 以下とすることが好ましい。膜厚
が大きくなると、磁性薄膜間の距離が大きくなり、反強
磁性的結合が失われてくる。また、Cu薄膜の厚さは、
2A 以上とすることが好ましい。膜厚が小さくなると、
連続膜とならず、非磁性中間層の機能が失われてくる。
は、磁性層のくり返し周期、とりわけCu薄膜の膜厚変
化によって、磁気交換結合エネルギーが周期的に振動し
つつ変化する。より具体的には、主にCu薄膜の膜厚に
よる振動型磁気結合によって、Cu薄膜の膜厚を2〜6
0A の範囲で変化させると、飽和印加磁界Hsatが周
期的に変化する。Hsatは、1kOe 〜10kOeの範囲
にて周期的に変化し、しかもHsatの極大値および極
小値も変化する。この際、磁気抵抗変化率も周期的に変
化し、振動するが、室温にて4%をこえる磁気抵抗変化
率が得られるCu薄膜膜厚領域が存在する。
の厚さを選択することにより、動作磁界強度0.01〜
20kOe にて、室温にて1〜8%の磁気抵抗変化率をも
つ磁性積層体を自由に設計することができる。
型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡、オージェ電子分光分
析等により測定することができ、また、その結晶構造等
はX線回折や高速反射電子線回折(RHEED)等によ
り確認することができる。
リシス(EPMA)や螢光X線分析(ICP)等により
行なうことができる。
積層数および磁性薄膜/Cu薄膜ユニットのくり返し回
数に特に制限はなく、目的とする磁気抵抗変化率等に応
じて適宜選定すればよいが、十分な磁気抵抗変化率を得
るためには、くり返し回数を2回以上、特に8回以上と
することが好ましい。くり返し回数が多いほど自由電子
が散乱される割合が多くなり好ましい。また、くり返し
回数をあまりに多くすると膜質の劣化が大きくなり、特
性の向上が望めなくなるので、500回以下、特に20
0回以下とすることが好ましい。なお、長周期構造は、
小角X線回折パターンにて、くり返し周期に応じた1次
2次ピーク等の出現により確認することができる。
強磁性的結合の結果、反強磁性を示すものである。反強
磁性は、例えば偏極中性子線回折によって容易に確認す
ることができる。また、反強磁性を示す結果、振動型磁
力計やB−Hトレーサーにて、積層体面内の印加磁場−
磁化曲線ないしB−Hループを測定すると、角形比Br
/Bsは0.5以下、特に0.3以下の値となり、場合
によってはBr/Bsはほぼ0となる。この際、印加磁
場−磁化曲線やB−Hループの減磁カーブと昇磁カーブ
とはきわめて近接する。そして、振動型磁力計やB−H
トレーサーやトルク計で、面内および面内法線方向面の
磁化のしやすさ、あるいは異方性エネルギーを測定する
と、磁化容易軸は面内に存在する。なお、面内のBr/
Bsが0.5をこえると積層体の内部において反強磁性
を示す割合が急激に減少してしまい、その結果、MR変
化率が減少してしまう。
なく、アモルファスガラス基板、結晶化ガラス基板の
他、通常用いられる各種基板、例えば、マグネシア、サ
ファイヤ、シリコン、ガリウム−ヒ素、チタン酸ストロ
ンチウム、チタン酸バリウム、ニオブ酸リチウム等の各
種酸化物等の単結晶基板や、アルミナ−チタンカーバイ
ド、チタン酸カルシウム等の多結晶基板はいずれも使用
可能である。
性劣化が生じるが、本発明では、ガラス基板を用いても
十分に良好な特性が得られる。このような場合、一般
に、中角領域でのX線回折によれば、ガラス基板上で
は、Cu薄膜はfcc構造の(111)配向しており、
Nix Fe1-x ではfcc(111)であり、多結晶と
なっていると考えられる。また、MgO基板上では、C
u(200)ピークと、Nix Fe1-x の(200)ピ
ークとが確認され、(100)のエピタキシャル成長が
主になっていると考えられる。
用される素子に応じて適宜選定すればよい。基体の磁性
積層体が形成される側の表面には、必要に応じて各種下
地膜が形成されていてもよい。
化けい素および種々の金属層等の酸化防止膜が設けられ
てもよく、電極引き出しのための金属導電層が設けられ
てもよい。
線エピタキシー(MBE)法を用いることが好ましい。
本発明の場合、形成する磁性薄膜およびCu薄膜の層厚
が極めてうすいため、ゆっくりと被着させることが必要
となる。成膜中の不純物混入を避けるため、超高真空領
域での成膜が必要となる。また、各々の層を生成する際
に相互拡散を起こし、反強磁性が失われることのないよ
う、被着粒子のエネルギーは低い程よい。この目的にも
っとも適しているのは、MBE法である。
る磁性積層体では、被着粒子のエネルギーが高いため、
層間において各々の元素の組成分布が生じる等、膜質に
難点があり、これに起因して、MR変化率の減少等が生
じる。
り、超高真空中で蒸着源から蒸発した分子ないし物質を
基体表面に付着させて薄膜を成長させる方法である。具
体的には、シャッタの開閉により蒸着源を選択し、膜厚
計で測定しながら磁性薄膜と非磁性薄膜とを交互に蒸着
する。
の到達圧力とし、蒸着中の圧力10-11 〜10-7Torr、
特に10-10 〜10-7Torr程度にて、成膜速度0.01
〜10A /sec 、特に0.1〜1.0A /sec 程度で成
膜することが好ましい。また、被着粒子は0.01〜5
eV、好ましくは0.01〜1eVの運動エネルギーを有す
る。そして、中心エネルギーは0.05〜0.5eVであ
る。
の組成の磁性薄膜を作製する際に用いる蒸着源となる母
合金としては、Nix Fe1-x (0.5≦x<1)の組
成のものを用いることが好ましい。
要に応じ、成膜時に基体を加熱してもよい。加熱温度
は、各薄膜間での拡散を防ぐため800℃以下とするこ
とが好ましい。なお、磁性薄膜を磁界中で成膜し、面内
磁気異方性を強めてもよい。
ヘッドなどの各種MR素子に好ましく適用され、使用す
る際には、必要に応じてバイアス磁界が印加される。さ
らに、薄膜型の磁気ヘッドのギャップ内、あるいは同一
トラック内に、本発明の磁性積層体を配置し、読み出し
をMR素片で行なうものであってもよい。
詳細に説明する。
1)の組成の磁性薄膜と、Cu薄膜とを交互に蒸着し、
8AのNix Fe1-x と6AのCuを1単位として、こ
れを30回積層した磁性積層体サンプルNo. 1を作製し
た。以下において、このような場合を [NiFe(8)−Cu(16)]30 と表示する。各薄膜の厚さは、透過型電子顕微鏡により
測定した。また、薄膜の組成はICPにより測定した。
槽内において、MBE法により行なった。動作圧力は8
×10-10 Torr、成膜速度は約0.3A /sec とし、基
体を30rpmで回転させながら蒸着を行なった。蒸着の
際の基体温度は30℃とした。被着粒子の中心運動エネ
ルギーは、約0.1eVである。
源に用いる母合金は、Ni0.8 Fe0.2 の組成のものと
した。
力計により測定した。
曲線が示される。この場合の角形比(面内Br/Bs)
は0.1であった。このものは面内に磁化容易軸をも
ち、上記のように、角形比は0.1と小さく、反強磁性
を示すことが推定された。実際、偏極中性子線回折の結
果も、積層ユニット厚の2倍周期に対応したブラッグ角
に回折線が認められ、層間の反強磁性的結合が確認され
た。
の1単位当たりの厚さを14A とするほかは同様にし
て、[NiFe(14)−Cu(16)]30で表示され
るサンプルNo. 2を、MBE法により作製した。ただ
し、動作圧力は2×10-9Torrとした。このものも面内
Br/Bs0.5で、面内に磁化容易軸をもち、反強磁
性を示すことが推定された。
の1単位当たりの厚さを6A とし、40回積層するほか
は同様にして、[NiFe(6)−Cu(16)]40で
表示されるサンプルNo. 3をMBE法により作製した。
ただし、動作圧力は8×10-10Torr とした。
曲線が図2に示される。この場合の面内Br/Bsは
0.1であり、面内に磁化容易軸をもち、反強磁性を示
すことが推定された。
mm×1.0mmの短冊状とし、外部磁界を最大−20〜+
20kOe まで変化させたときの抵抗を4端子法により測
定した。
て、試料面内、電流と直角方向に外部磁界を印加した場
合(Trans)の、室温RTでの磁気抵抗変化率Δρ/ρs
(%)を求めた。結果を表1に示す。ここで、ρsは、
飽和抵抗率(印加磁場を増加させたときにρが飽和した
ときの値)である。また、Δρ=ρ−ρS で、ρは各々
の印加磁場での抵抗率であり、本発明の反強磁性による
MR変化の場合のΔρは、印加磁場をHとして、Δρ=
ρ(H=0)−ρ(H=20kOe )で表すことができ
る。表1には、角形比、ρS 、Δρの値も併記する。
も、磁気抵抗変化を示すことがわかる。
Cu(t)]30において、Cu薄膜の厚さtを種々変え
たときの室温RTでのCu薄膜の厚さと、Δρ/ρS と
の関係が図3に示される。
をρ0 としたときの絶対抵抗値であり、Δρ=ρ0 −ρ
S で与えられる。
薄膜の膜厚に依存し、周期性がみられ、また膜厚16A
でΔρ/ρS 最大値5.15%を示した。
ガラス基板にかえて、そのほかは同様に、磁性積層体を
作製したところ、上記とほぼ同等の結果が得られた。ま
た、磁性薄膜の組成をNix Fe1-x (x=0.9)に
かえて、そのほかは同様に、磁性積層体を作製したとこ
ろ、上記とほぼ同等の結果が得られた。
的結合による磁気抵抗変化積層体と比較して、より低磁
場でより大きな磁気抵抗変化が得られる。そして、磁気
結合エネルギーの振動周期変化を利用して、0.01〜
20kOe の任意の動作磁界にて、1〜8%の任意の磁気
変化を得ることができる。また、ガラス基体にも積層で
きる等、基体材質の制限がなく、成膜時の基体温度にも
制限がなく、量産上有利である。そして、外部磁場方向
によって、異なるMR変化特性を得ることができるとい
う特徴をもつ。
すグラフである。
すグラフである。
抵抗変化率との関係を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 NixFe1-x (0.5≦x<1)の組
成の磁性薄膜と、Cu薄膜とが積層されており、面内に
磁化容易軸をもち、面内の角型比Br/Bsが0.5以
下であることを特徴とする磁性積層体。 - 【請求項2】 NixFe1-x (0.5≦x<1)の組
成の磁性薄膜と、Cu薄膜とが積層されており、反強磁
性を示すことを特徴とする磁性積層体。 - 【請求項3】 前記磁性薄膜およびCu薄膜が分子線エ
ピタキシー法により形成されている請求項1または2に
記載の磁性積層体。 - 【請求項4】 4〜20A の厚さのNixFe1-x
(0.5≦x<1)の組成の磁性薄膜と、2〜60A の
厚さのCu薄膜とを分子線エピタキシー法によって積層
したことを特徴とする磁性積層体。 - 【請求項5】 面内に磁化容易軸をもち、面内の角型比
Br/Bsが0.5以下である請求項4に記載の磁性積
層体。 - 【請求項6】 反強磁性を示す請求項4に記載の磁性積
層体。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の磁
性積層体を有する磁気抵抗効果素子。
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JP03337608A JP3100714B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 磁性積層体および磁気抵抗効果素子 |
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JPH05152128A JPH05152128A (ja) | 1993-06-18 |
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