JP3100707U - 配線用プルボックスの蓋部材とその蓋部材を用いた配線用プルボックス - Google Patents

配線用プルボックスの蓋部材とその蓋部材を用いた配線用プルボックス Download PDF

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Abstract

【課題】配線用プルボックスの蓋部材の取り付けと取り外しが、大きな力を出さなくとも簡単にできるようにして、高所での作業も安心してできるようにする。
【解決手段】配線用プルボックスの蓋部材11の裏面に、4角形の蓋部材11の対角線から45°以内で、90°点対称に4個の係合突起13を設け、その係合突起13の先端がプルボックス本体2の開口1の係止部4に引っ掛かるようにする。こうすることで、係合突起13が、蓋11の取り付けと取り外しの際に開口1の係止部4に引っ掛かって蓋部材11を係止するので、高所での蓋部材11の取り付けと取り外しが簡単、かつ、安全にできる。
【選択図】図1

Description

この考案は、例えば、屋外配線と屋内配線との接続ボックスや屋内配線の分岐ボックスなどとして用いられる配線用プルボックスの蓋部材とその蓋部材を用いた配線用プルボックスに関するものである。
屋外配線と屋内配線との接続ボックスや屋内配線の分岐ボックスなどとして用いられる配線用プルボックスは、図5のように開口1を設けた箱型のプルボックス本体2と本体2の開口1に取り付けられる蓋部材3とで構成されている。
前記プルボックス本体2は、開口端の4辺を内側に90度折り曲げて係止部4を形成し、その係止部4の4角にネジ孔5を設けた構造となっている。
一方、蓋部材3は、前記ネジ孔5に対応した貫通孔6を4隅に形成した構造となっている。
このようなプルボックスは、建物の天井や天井近くの壁面などに取り付けられるので、蓋部材3の取り付けや取り外しは、一方の手で蓋部材3の落下を防ぎながら、もう一方の手でドライバーを使ってネジの取り付けや取り外しを行わねばならず、高所での辛い作業となっている。
この問題を解決する一つの方法として、図6(a)、(b)の〔特許文献1〕に示すような弾性片7を使ったものを提案した。
すなわち、このものは、蓋部材3の内側に4枚の舌状のバネ7を、それぞれ90度ずつ角度をおいて取り付け、一方、プルボックス本体2には、開口端の4辺を内側に90度折り曲げてネジ孔を設けた係止部4に、バネ7の幅より少し大きめの間隔をおいて、各辺ごとに突部8を設けたもので、図6(b)に示すように、蓋部材3を回転させてバネ7を係止部4の下にもぐり込ませたのち、90度回転させてバネ7を撓ませて突部を乗り越えさせると、バネの弾性によって蓋部材3を保持するようになっている。また、蓋部材3を取り付けたのと逆の操作によって蓋部材3を90度回転させて突部8を乗り越えさせれば簡単に取り外すことができるようにしてある。
特開平8−126156号公報
しかしながら、上記の弾性片(バネ)を用いたものでは、蓋部材をプルボックス本体の開口にピタリと密着させるには、弾性の小さな固いバネの方が良い。ところが、そのようなバネを使うと、蓋部材の取り付けと取り外しには、バネを撓ませて突部を乗り越えさせねばならないので、大きな力がいるという問題がある。その際、ハシゴなどを使って高所で作業をしていると、バランスを崩しやすく危険な問題もある。
そこで、この考案の課題は、蓋の取り付けと取り外しが、大きな力を出さなくとも簡単にできるようにして、高所での作業も安心してできるようにすることである。
上記の課題を解決するため、この考案では、開口端の4辺を内側に90度折り曲げて蓋部材の取り付け用のネジ孔を設ける係止部を形成した配線用のプルボックス本体の開口に取り付けられる4角形の蓋部材において、上記4角形の蓋部材の裏面に、その4角形の対角線から45°以内で、90°点対称に4個の係合突起を設け、その90°点対称に設けた係合突起の先端が蓋部材をプルボックス本体の開口に合致させたときに、開口の係止部に引っ掛かるようにした構成を採用したのである。
このような構成を採用することにより、蓋部材の取り付けは、蓋部材を開口から少しずれた状態にして開口内へ係合突起を入れたのち、蓋部材を開口に合致させると、開口の係止部に係合突起が引っ掛かって蓋部材を係止するので、ネジ止すればよい。また、取り付けられた蓋部材の取り外しは、ネジを緩めても開口の係止部に係合突起が引っ掛かって落ちないように係止しているので、ネジを外したのち蓋部材を回して開口から少しずれた状態にすれば、係止部から係合突起が外れて簡単に取り外せる。このようにこの蓋部材は、係止部を形成した従来の配線用のプルボックス本体に用いることができるので、従来の蓋部材に代えて使用することもできる。
このとき、上記4個の係合突起を裏面に設けた蓋部材と、4つの開口端を内側に90度折り曲げてネジ孔を設ける係止部を形成したプルボックス本体とからなる構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、蓋の取り付けと取り外しが、大きな力を出さなくとも簡単にできるので、高所での作業も安心してできるプルボックスを提供できる。
この考案は、以上のように構成したことにより、蓋部材の取り付けと取り外しが、大きな力を出さなくとも簡単にできるので、高所での作業も安心してできる。
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1にこの形態の配線用プルボックスを示す。
前記配線用プルボックスは、プルボックス本体2と蓋部材11とからなっている。プルボックス本体2は、開口端の4辺を内側に90度折り曲げて形成した係止部4の4隅に、ネジ孔5を設けた従来と同様の形状をしたものである。
この蓋部材11は、4角形の一角にネジ止め用の貫通孔12を設けあり、貫通孔12にネジを挿通してプルボックス本体2の係止部4のネジ孔5に固定するようになっている。
また、蓋部材11の裏面に、図2のように、4個の係合突起13が設けてある。この係合突起13は、図3(b)に示すように、例えば、ピンなどをかしめて軸の先端を軸より大きな円板状に形成したもので、円板と蓋部材11の裏面までの距離は、図4(b)のように、プルボックス本体2の係止部4の厚みと同じか、やや大きめになっている。このようにすることにより、無理な力を加えなくとも係合できるようにしてある。
また、この4個の係合突起13は、図2に示すように4角形の蓋部材11の対角線14から45度以内で、かつ、90度点対称に設けてある。
すなわち、このように対角線14から45度以内に設けることで、図3(a)のように蓋部材11をずらせば、プルボックス本体2の開口1の中に係合突起13を入れることができるようにしてある。また、開口1の中に係合突起13を入れて図3(a)の矢印のように右回転(ネジを閉めるときと同じように)すると、図4(a)、(b)のように係合突起13の先端の円板がプルボックス本体の係止部4の端部に掛かるようにしてある(45度を越えると蓋部材11の回転方向が逆向になる)。
そのため、係合突起13は、プルボックス本体2の係止部4の長さに合わせる必要があり、係止部4の端が係合突起13先端の円板に当接する位置に設けられる。
また、係合突起13を90度点対称に設けることで、いずれの係合突起13も係止部4に係合することができる。すなわち、例えばプルボックス本体2が開口1を下にして天井に取り付けられた場合は、4個全部の係合突起が蓋部材11を係止することにより落下を防止する。一方、プルボックス本体2を壁面に取り付けた場合には、いずれの側を下にした場合でも、4個の係合突起13のうちの下側になった係合突起13を軸にして残りの突起13は、蓋部材11が外れないように係止して止めることができるようにしてある。
この形態は、上記のように構成されており、この形態の配線用プルボックスの蓋部材11は、先述の図3(a)のように、係合突起13がプルボックス本体2の開口1の中に入るようにして押しつけ、矢印のように右回転させて開口1に合致させる。このとき、係合突起13はプルボックス本体2の係止部4に当接すると手応えで分かる。すると、係合突起13の先端の円板が図4(b)のように当接し、図4(a)のように係止部4に引っ掛かるので、手を離しても蓋部材11は落下しない。このとき、蓋部材11の裏面から係合突起13の先端の円板までは、係止部4の厚みと同じか、やや大きめにしているので、無理な力を加えなくとも簡単に引っ掛かるようにしてある。そのため、蓋部材11は係合突起13によって保持されることになり、手を放しても大丈夫なので両手を使ってネジ止めすることができる。したがって、ネジ止めも余裕をもって安全にできる。このとき、ネジ止めは、一か所だけとして蓋部材11をずれないようにするだけのものなので、手間も少なくて済み高所での作業も短時間ですむので容易にできる。
因みに、蓋部材11にはネジ止め用の貫通孔が一か所しか設けて無いのに、プルボックス本体2の係止部4の4角にネジ止め孔が設けて有るのは、天地を無くしてどの向きからでも蓋部材11を取り付けられるようにして作業効率を向上させるためである。
一方、蓋部材11を外す場合は、ネジを外しても係合突起13が蓋部材11を保持しているので、ネジを取り外したのち、両手でもって蓋部材11を図3(a)の矢印と逆の左回転させれば、係合突起の引っ掛かりがはずれるので、簡単に取り外すことができる。このように簡単に両手で取り外すことができるので、高所での作業も安全に行える。
なお、この形態では、蓋部材11とプルボックス本体2とがセットになったものを示したが、これに限定されるものではない。蓋部材11単体でも、突起13の配置をプルボックス本体2に合わせれば、従来からのプルボックスや既設のプルボックスの蓋部材11に代えて使用することもできる。
このように、蓋部材の裏面に突起を設ける簡単な構造で蓋部材の取り付け取り外しが劇的に簡単に、かつ、安全に行えるようになるので、プルボックスに限定されるものでなく、他のケースの蓋部材にも適用できる。
実施形態の斜視図 実施形態の平面図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 従来例の斜視図 (a)従来例の斜視図、(b)従来例の作用説明図
符号の説明
1 開口
2 プルボックス本体
4 係止部
11 蓋部材
12 貫通孔
13 係合突起
14 対角線

Claims (2)

  1. 開口端の4辺を内側に90度折り曲げて蓋部材の取り付け用のネジ孔を設ける係止部を形成した配線用のプルボックス本体の開口に取り付けられる4角形の蓋部材において、
    上記4角形の蓋部材の裏面に、その4角形の対角線から45°以内で、90°点対称に4個の係合突起を設け、その90°点対称に設けた係合突起の先端が蓋部材をプルボックス本体の開口に合致させたときに、開口の係止部に引っ掛かるようにした配線用プルボックスの蓋部材。
  2. 上記請求項1に記載の4個の係合突起を裏面に設けた蓋部材と、4つの開口端を内側に90度折り曲げてネジ孔を設ける係止部を形成したプルボックス本体とからなる配線用プルボックス。
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