JP3100019B2 - 無線接続システム - Google Patents

無線接続システム

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JP3100019B2
JP3100019B2 JP18556093A JP18556093A JP3100019B2 JP 3100019 B2 JP3100019 B2 JP 3100019B2 JP 18556093 A JP18556093 A JP 18556093A JP 18556093 A JP18556093 A JP 18556093A JP 3100019 B2 JP3100019 B2 JP 3100019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動機が複数の固定機
と無線接続される無線接続システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコ−ドレス電話システムでは、移
動機と固定機との電界強度を検出する手段と、その検出
レベルを特定の基準値と比較する手段とを有し、移動機
に、その比較結果あるいは電界強度を表示するように構
成されている。
【0003】また、検出レベルが特定の基準値より低下
すると、移動機に、「圏外」の表示または警報音等によ
り、通信中の固定機から遠ざかっており、電波が受信不
可能な状況にあることを操作者に通知するように作動す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コ−ドレス
電話システムでは、複数の固定機と移動機を収容してお
り、通信を行う固定機と移動機の組み合わせは、設定操
作等により任意に行うことができ、また移動機の位置登
録が行われるものは、登録信号が受信された固定機の全
てに登録されてしまう。
【0005】このようなシステムにおいて、固定機同士
が近くに設置されているような状況下では、上記従来例
のように、状況に応じて通信を行う固定機と移動機の組
み合わせがフレキシブルであるため、「圏外」の表示が
あっても、操作者は固定機の位置が認識できないので、
圏内に戻ることができない。従って、電波が受信不可能
になり、通話がとだえてしまい、通信の信頼性を著しく
低下するという欠点がある。
【0006】本発明は、移動機と無線接続された固定機
がどこに設置されているかを、上記移動機の使用者が明
確に知ることができ、したがって、移動機の使用可能範
囲を、上記移動機の使用者が適切に推測し、確実に通信
することができる無線接続システムを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動機が複数
の固定機と無線接続される無線接続システムにおいて、
複数の固定機のうちの1つの固定機と上記移動機とを無
線接続し、上記移動機で特定の操作がされた場合に、上
記移動機と無線接続された上記1つの固定機から所定音
を発生する無線接続システムである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例を示すブロック
図である。
【0009】同図において、本実施例のコ−ドレス電話
システムの主装置100は、外線102を収容接続する
外線インタ−フェイス101と、通話路の交換処理を行
う交換部104と、内線119、122、125を収容
接続する内線インタ−フェイス106、112、114
と、システム全体を制御する制御部116と、各種デー
タを記憶する記憶部117と、音源a107と、音源b
109とを有して構成される。
【0010】外線インタ−フェイス101は、外線10
2、例えばNTT等のコモンキャリアの回線を収容し、
発信着信動作を行い、通話路103を介して交換部10
4に接続される。
【0011】内線インタ−フェイス106は、線路11
9を介して内線コ−ドレス電話機の固定機120に接続
され、電話機とのデ−タの送受信および音声の送受信を
行い、音声は通話路105を介して交換部104へ送出
される。
【0012】同様に、内線インタ−フェイス112も、
線路122を介して内線コ−ドレス電話機の固定機12
3に接続され、電話機とのデ−タおよび音声の送受信を
行い、音声は通話路111を介して交換部104に送出
される。
【0013】内線インタ−フェイス114は、線路12
5を介して電話機126を収容し、電話機とのデ−タお
よび音声の送受信を行い、音声は通話路113を介して
交換部104へ送出される。
【0014】内線コ−ドレス電話機は、それぞれスピ−
カを備えた固定機120、123と固定機サ−チキ−を
備えた移動機121、124で構成される。互いに周波
数、音色の異なる音源a107と音源b109が、それ
ぞれ通話路108、110を介して交換部104に接続
される。
【0015】制御部116は、制御バス115を介して
各インタ−フェイスと交換部104に接続され、主装置
全体の制御を司る。
【0016】記憶部117は、固定機と移動機との組み
合わせを記憶する。
【0017】また、エリアA127は、固定機120の
電波の届く領域を示し、エリアB128は、固定機12
3の電波の届く領域を示す。
【0018】本実施例のコ−ドレス電話システムは、
N:Nのシステムコ−ドレスであり、すなわち固定機N
台に移動機N台の構成となる。複数の固定機の電波の届
く共通エリアで移動機が位置登録をすれば、複数の固定
機のどの1台とも通信が可能なように主装置100の記
憶部117に記憶される。
【0019】図1に示す例では、固定機120と固定機
123との電波の届く共通エリアで移動機121から特
定の操作、例えば特別に割り付けられたキ−あるいはダ
イヤルキ−の組み合わせで位置登録されると、その情報
を電波で固定機120、123の各々が受信した場合、
線路119、122を介して内線インタ−フェイス10
6、112に位置登録要求信号が送出される。
【0020】この位置登録要求信号を、内線インタ−フ
ェイス106、112が受信すると制御バス115を介
して制御部116に通知する。制御部116がデ−タを
受信すると、信号線118を介して記憶部117に、そ
のデ−タを格納する。
【0021】次に、内線電話機126が移動機124に
発呼し、内線通話状態にある。そこに外線102より着
信があり、移動機121に対し鳴動指定がされている
か、あるいはダイレクトライン着信が設定されており、
従って移動機121を鳴動させるように動作する。
【0022】外線着信があり、これを外線インタ−フェ
イス101で検出すると、制御バス115を介して制御
部116に通知する。制御部116は、それにより信号
線118を介して記憶部117より移動機121と通信
可能な固定機を検索する。
【0023】ここで固定機120と固定機123が登録
されているが、固定機123は移動機124と通信中で
ありアクセス不可能なことを検出すると、制御部116
は制御バス115を介して内線インタ−フェイス106
に移動機121の鳴動命令デ−タを送出する。
【0024】内線インタ−フェイス106は、そのデ−
タを線路119を介して固定機120に送出する。固定
機120は、そのデ−タを受信すると、移動機121に
対して鳴動信号を電波で発射する。
【0025】移動機121は、その電波を受信すると、
移動機121のスピ−カから着信音を鳴動させる。操作
者が移動機121で特定操作により応答をすると、移動
機121は応答信号を固定機120に向けて電波で発射
する。
【0026】固定機120が、その電波を受信すると、
線路119を介して応答デ−タを内線インタ−フェイス
106に送出する。内線インタ−フェイス106は制御
バス115を介して制御部116に送出する。
【0027】それにより制御部116は、外線インタ−
フェイス101に応答命令デ−タ制御バス115を介し
て送出する。外線インタ−フェイス101が、それを受
信すると、外線102に対して直流ル−プを形成する。
また、それと同時に制御部116は、交換部104を制
御して外線インタ−フェイス101の通話路103と内
線インタ−フェイス106の通話路105とを接続す
る。
【0028】以上のようにして、移動機121は外線1
02と通話状態に到る。
【0029】次に、本発明の最も特徴となる固定機サ−
チ機能について、図2〜図4を用いて説明する。
【0030】図2は、本実施例の固定機120の構成を
示すブロック図である。
【0031】同図において、回線インタ−フェイス部2
00は、線路119を介して主装置100の内線インタ
−フェイス106に接続され、主装置100との音声お
よびデ−タの送受信用伝送回路を内蔵し、内線インタ−
フェイス106からの音声とデ−タを分離する。そし
て、音声は音声処理回路201へ、デ−タは制御部20
3へ送られる。
【0032】また、回線インタ−フェイス部200は、
音声処理回路201からの音声と制御部203からのデ
−タを多重して、線路119を介して内線インタ−フェ
イス106に送信する。
【0033】アンテナ207は、RF送受信部202に
接続され、移動機121への制御デ−タは、制御部20
3からモデム204、音声処理回路201を介してRF
送信部202に送られ、アンテナ207から発射され
る。
【0034】移動機121からの制御デ−タは、アンテ
ナ207、受信部202を介して音声処理回路201に
入力され、そしてモデム204側へ送出され、制御部2
03に到る。通話状態においては、移動機121への音
声は、音声処理回路201からRF送信部202へ送ら
れ、アンテナ207から発射される。
【0035】移動機121からの音声は、アンテナ20
7、RF受信部202から音声処理回路201に到る。
【0036】電源部206は、主装置100から供給さ
れる電圧より、固定機120内部で必要な電圧を発生
し、各部に供給する。ROM205は、固定機120の
動作プログラムが格納されている読み出し専用メモリで
ある。
【0037】スイッチ208は、制御部203により制
御され、回線インタ−フェイス部200とアンプ209
を接続、切断する。スピ−カ210は、アンプ209か
らの音を拡声する。
【0038】図3は、本実施例の移動機121の構成を
示すブロック図である。
【0039】RF送受信部303は、固定機120から
の音声または制御デ−タを受信し、また、固定機120
への音声または制御デ−タをアンテナ304から発射す
る。受信した音声または制御デ−タは、一旦、音声処理
回路302に入り、音声は受話器300に、制御デ−タ
はモデム307に送出される。
【0040】送話器301からの音声またはモデム30
7からの制御デ−タは、音声処理回路302を介してR
F送信部303に送出される。
【0041】ダイヤルキ−308は、制御部305に接
続され、固定機サ−チキ−309は、制御部308で制
御される第2スイッチ311を介して制御部305に接
続される。電源部310は、バッテリ−を有し、各部に
電圧を供給する。
【0042】キャリアレベル検出部316は、固定機1
20からのキャリア信号のレベルを検出し、比較器31
7および319に、キャリア信号のレベルに比例した信
号を与える。
【0043】比較器317は、基準レベル(1)318
を有し、比較器319は、基準レベル(2)320を有
する。基準レベル(2)320は、圏外を判定するレベ
ルで、基準レベル(1)318は、基準レベル(2)3
20より高いレベルであり、圏外に近い状態を判定する
レベルである。
【0044】比較器317、319の比較結果は、第1
スイッチ313を制御部305により制御することで、
音源312をアンプ314に接続するようになってい
る。また、スピ−カ315は、アンプ314の音を拡声
する。
【0045】ROM306は、移動機121の動作プロ
グラムが格納されている読み出し専用メモリである。
【0046】次に、以上のような構成における本実施例
の動作について、図4のフローチャートにしたがって説
明する。
【0047】まず、固定機120と送受信を行っている
移動機121がエリアA127から遠ざかる方向に移動
したとする。これにより、移動機121がセンスしてい
るキャリアレベルが低下してきて、比較器317の基準
レベル(1)318を下廻る(S400)と、比較器3
17は、それを制御部305に通知する。
【0048】この通知により、制御部305は第1スイ
ッチ313と第2スイッチ311をオンにする(S40
2)。第1スイッチ313がオンすると、音源312の
音がアンプ314を介してスピ−カ315から送出され
る(S401)。
【0049】移動機121の操作者は、その音を聞くと
固定機120から遠ざかっていることを知らされる。こ
こで操作者が、固定機120の位置を認識している場合
は問題ないが、固定機が複数あり、操作者が現在、自分
の移動機121と通信中の固定機120が認識できない
場合、どちらに戻ったらよいか分からなくなってしま
う。
【0050】そこで、このような時、音源312の音が
移動機121のスピ−カ315から聞こえたら、固定機
サ−チキ−309を押下する。この押下を制御部305
が検出すると(S403)、制御部305からモデム3
07に対してサ−チキ−押下情報が出され、さらにその
デ−タが音声処理回路302、RF送信部303を介し
てアンテナ304から発射される。
【0051】その電波を固定機120のアンテナ207
を介してRF受信部202で受信し、音声処理回路20
1、モデム204経由で制御部203に到ると、制御部
203は、回線インタ−フェイス部200にデ−タを送
る。そのデ−タを回線インタ−フェイス部200が受信
すると、回線119を介して主装置100の内線インタ
−フェイス106に送出する(S404)。
【0052】内線インタ−フェイス106は、制御バス
115を介して制御部116へそのデ−タを送る。これ
を制御部116が受信すると、交換部104を制御して
通話路103と通話路105とを切断する(S40
5)。
【0053】次に通話路105に音源a107を接続す
る(S406)。制御部116は、制御バス115を介
して内線インタ−フェイス106に固定機120に対し
てスイッチ208をオンするように命令を送る。
【0054】これを内線インタ−フェイス106経由で
受信すると、固定機120の制御部203は、スイッチ
208を閉じる(S407)。そして、回線119を介
して回線インタ−フェイス200経由で主装置100の
音源a107がアンプ209で増幅され、スピ−カ21
0から送出される。
【0055】その音によって移動機の操作者は、現在通
信中の固定機120を確実に認識でき、その方向に戻る
ことができる。
【0056】なお、この第1実施例では、音を用いた場
合について説明したが、音だけに限らず音声による表示
でも、また音響手段によらず、光などの可視表示を用い
ても良い。
【0057】次に、操作者が固定機120に戻り、移動
機121でセンスしているキャリアレベルが比較器31
7の基準レベル(1)より大きくなると、これを制御部
305が検知して、その情報をモデム307、音声処理
回路302、RF送信部303経由でアンテナ304か
ら発射する。
【0058】その電波を固定機120のアンテナ209
を介してRF受信部202で受信し、そのデ−タを音声
処理回路201、モデム204を経由して制御部203
に入力する。制御部203は、スイッチ208を開くよ
うに制御し、スピ−カ210からの音を止める(S41
1)。
【0059】そして、その情報は回線インタ−フェイス
部200から回線119を介して主装置100の内線イ
ンタ−フェイス106に送出される。内線インタ−フェ
イス106は、受信したそのデ−タを制御バス115を
介して制御部116に送出する。制御部116は、その
デ−タを受信すると、交換部104を制御して音源a1
07の通話路108と通話路105とを切り離し、通話
路103と通話路105を接続して、元の外線通話状態
に復旧させる(S412)。
【0060】また、S408において、移動機121が
さらに固定機120から遠ざかった場合、移動機121
が受信する固定機120の電波がさらに弱くなる。そし
て、レベル検出316の出力が比較器319の基準レベ
ル(2)320を下廻ると、比較器319の出力は制御
部305に与えられる。
【0061】これにより、移動機121が完全に圏外に
出たことを検出し、第1スイッチ313をオンし、音源
312の音をスピ−カ315に送出して操作者に知らせ
る。また、液晶などの表示器があれば、そこにも表示し
知らせる。
【0062】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0063】図5は、この第2実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【0064】この第2実施例におけるコードレスボタン
電話システムは、複数の局線501と、複数の内線電話
機503〜505と、無線送受信機を備えた複数の固定
機506〜508およびこれら固定機506〜508と
無線接続可能な複数の移動機509〜516で構成され
るコードレス内線電話機とを主装置502に収容したも
のである。
【0065】ところで、従来のコードレスボタン電話シ
ステムにおいては、移動機と固定機は、1対1に対応し
ており、1つの移動機に対して1つの固定機との無線接
続が可能となる構成であり、常に移動機は、予め決めら
れた固定機と無線接続を行うものであった。
【0066】しかしながら、従来は、移動機と固定機が
1対1に対応しているため、固定機固有の番号はそのま
ま移動機固有の番号となり、あえて固定機の番号を移動
機で表示する必要はなかったが、移動機と固定機がn対
m(n=m≠1、n≧m)に対応するシステム、つま
り、移動機がシステムに収容されている複数の固定機の
中の任意の固定機と無線接続可能となるシステムにおい
て、利用者は、通話状態時に、例えば、移動機で通話中
にコピ−をとらなければならない場合、コピ−機の設置
してある場所へ移動すると、現在接続中の固定機の設置
場所がわからなければ、接続中の固定機からどれほど離
れるか確認できない。
【0067】すると、利用者は、コピ−機側に着いたと
ころで固定機の通話圏外に出てしまい、通話が切れてし
まうことも考えられる。つまり、どの固定機と無線接続
されているか知らされないため、どの方向に移動してし
まうと、無線接続中の固定機の通話圏外に出てしまい、
通話不能となるか分からない等の問題が生じる。
【0068】また、受信電界限度が弱いと、移動機に表
示された時、どの固定機の方へ近づけば良いのかなど、
通話中の移動に対して多分に不安が残る。
【0069】また、移動機と固定機とがn対m(n=m
≠1、n≧m)に対応する前記システムであって、さら
に、通話中に移動機が移動して、接続中の固定機の通話
圏外に出そうになると、別の無線接続可能な固定機と無
線接続を切り換えるようなサ−ビス(ハンドオ−バ−機
能)を有するシステムにおいて、移動機は、通話中の移
動によって無線接続する固定機が変わることもあるため
に、その都度どの固定機と無線接続したかを移動機側で
確認できないと、どの固定機に位置登録されたのかを移
動機側で確認できないだけでなく、現在位置登録されて
いる固定機が、他の移動機と無線接続され通話状態とな
っている場合、つまり、現在位置登録されている固定機
が消滅したと考えられる場合に、移動機は発呼して無線
接続することができても、無線接続した固定機が遠くに
ある別の固定機であることが考えられ、固定機が遠くに
あるために通話品質の低下や移動範囲の制限が起こる
が、移動機側では、この様なシステム内の動作が行われ
ていることを確認することができないことになる。
【0070】そこで、この第2実施例では、移動機のL
CD等の表示部に、無線接続している固定機固有の番号
と、内線発着信時の相手側の内線番号とを同時に可視表
示する手段とを設け、図5に示すシステムに収容される
各固定機、各移動機に個別にサブIDを付加して、移動
機と固定機との間で送受信されるデ−タにサブIDを含
ませることで、通話中の移動機側に無線接続している固
定機を知らせることを可能とし、通話中の移動機の移動
範囲や、移動登録された固定機の確認や、システム内の
制御動作を移動機側で認識することなどを可能とするも
のである。
【0071】以下、この第2実施例の動作について、図
6のフローチャートに基づいて説明する。図6は、移動
機より内外線発呼を行う際の移動機の動作を示してい
る。
【0072】まず、S601は、移動機のスタンバイモ
−ドであり、発呼のためのオフフックボタンの押下や固
定機からの着呼信号の受信を待機している状態である。
【0073】スタンバイモ−ドにおいて、移動機に発呼
のためのオフフックがあると、S602で、移動機はオ
フフックを検出し、S603で発呼信号を制御チャンネ
ルで固定機に送信し、その後、固定機より指定された通
話チャンネルへ移動し、移動した通話チャンネルで固定
機と制御信号の送受を行い、移動機と固定機との無線接
続を行う。この無線接続の動作中に、移動機は固定機か
ら固定機番号を受信する。
【0074】固定機との無線接続が完了すると、S60
4において、移動機は無線接続した固定機の固定機番号
の表示を設定してあるか否かを判断し、設定してあれ
ば、S605で、移動機のLCD部に固定機番号を表示
する。
【0075】その後、S606において、移動機は、テ
ンキ−からのダイヤル入力に応じて、固定機に対してダ
イヤルデ−タを送信し、同時に、S607において、移
動機は、入力されたダイヤルをLCD部に表示すること
で、相手側を特定する情報を表示する。
【0076】そして、ダイヤルの入力が終了すると、相
手側のオフフックによって、S608の通話状態にな
り、終話時には、S609において、移動機はオンフッ
クがあったことを検出し、再びスタンバイモ−ドに戻
る。
【0077】図7は、図5に示すシステムにおいて、移
動機に内外線着呼があった際の移動機の動作を示すフロ
−チャ−トである。
【0078】まず、S701は、移動機のスタンバイモ
−ドであり、発呼のためのオフフックボタンの押下や固
定機からの着呼信号の受信を待機している状態である。
【0079】そして、移動機に内外線着呼があると、S
702で固定機から制御チャンネルで送信された着呼信
号を移動機が受信する。そして、移動機は、固定機の指
定した通話チャンネルへ送受信チャンネルを移動し、移
動した通話チャンネルで固定機と制御信号の送受を行
い、無線接続を完了する。
【0080】この際の制御信号の送受において、移動機
は、固定機より固定機固有の情報と、内線着呼であれ
ば、発信相手側の内線番号を受信する。
【0081】移動機は、固定機との無線接続が完了する
と、無線接続の動作中に固定機より送信された固定機固
有の情報を、S703において、設定により無線接続し
た固定機固有の情報を表示するか否かの判断を行い、表
示するように設定してある場合には、S704でLCD
部に表示を行い、また、内線着呼である場合には、発信
相手側の内線番号の表示も同時に行う。
【0082】その後、移動機は、無線接続している固定
機より鳴動信号を受信して、S705で鳴動を行う。そ
して、S706で、移動機はオフフックを検出して、S
707の通話状態にはいる。なお、内線着信時には、鳴
動中およびオフフック後も発信相手側を特定する内線番
号を表示する。
【0083】そして、終話時に、移動機は、S708で
オンフックを検出した後、再びスタンバイモ−ドに戻
る。
【0084】図8は、図5に示すシステムに収容される
移動機の構成を示すブロック図である。
【0085】発呼時において、発信者キ−404が押下
され、あるいは、移動機を充電台から持ち上げると、こ
れをCPU401が認識し、スイッチ410をモデム4
11側にセットし、ミュ−トスイッチ414も接地さ
せ、送受信部412の電源をONとし、送受信チャンネ
ルの設定を行い、ROM402よりIDコ−ドを読み込
む。
【0086】モデム411は、CPU401からのデジ
タル信号をFSK変調して、スイッチ410を介して送
信部412aに送り、FM変調した後、設定された制御
チャンネルでアンテナ413から固定機へ、発呼信号を
送信する。
【0087】固定機から送信された制御信号をアンテナ
413で受信し、受信部412bでFSK信号に復調
し、モデム411で、さらにデジタル信号に変換してC
PU401に取り込まれ、CPU401は、固定機から
送信された制御信号のIDコ−ドが所定のIDコ−ドと
一致する場合は、応答信号を送信し、無線接続を続行
し、一致しない場合は、エラ−として無線接続を中断す
る。
【0088】無線接続の動作中に、固定機から送られる
固定機固有の情報(内線着呼時は、発信相手側の内線番
号も含む)は、CPU401に取り込まれ、CPU40
1の制御によって、LCD部403に表示される。
【0089】ダイヤル送信は、キ−パット404からC
PU401、モデム411、送信部412a、アンテナ
413を介して固定機に送信され、LCD部403にも
表示される。
【0090】通話状態となると、CPU401は、スイ
ッチ410をコンパンダ409側へセットする。固定機
からの音声は、アンテナ413で受信し、受信部412
bでアナログ信号に復調され、コンパンダ409内のエ
キスパンダを介して、ミュ−トスイッチ414に入りス
ピ−カアンプ408で増幅され、スピ−カ406から出
力される。405のマイクに入力された音声は、マイク
アンプ407で増幅されコンパンダ409内のコンプレ
ッサを介して送信部412aに入力されFM変調された
後、アンテナ413から固定機へ送信される。
【0091】図9は、図5に示すシステムにおいて、固
定機と移動機の間で送受信されるデ−タの構成を示す説
明図である。901〜903は、小電力コ−ドレス電話
として規定されている構成で、901は、ビット同期、
902は、フレ−ム同期、903は、呼出信号となって
いる。
【0092】サブID904とは、システム内に収容さ
れる各固定機と各移動機にそれぞれに割り振られた異な
ったデ−タであり、固定機は、固定機固有の情報として
使用し、移動機においては、移動機からの内線発呼の
際、発信側の内線番号として使用される。システム内に
おいては、呼出信号903は、全て同じ信号を使用して
いるため、移動機が任意の固定機と接続できるシステム
では、主装置がシステムを管理する上でも必要である。
【0093】また、サブID904は、固定機のディッ
プコ−ドスイッチあるいは、ロ−タリ−スイッチなどで
設定を行い、移動機では、所定の操作でダイヤルキ−よ
り入力する。このようにサブID904を付加すること
で、システムに固定機や移動機の増設を可能とする。
【0094】コントロ−ルデ−タ905は、発着呼やそ
の他の場合に、固定機と移動機の間で送受信される制御
情報である。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、移動機と無線接続され
た固定機がどこに設置されているかを、上記移動機の使
用者が明確に知ることができ、したがって、移動機の使
用可能範囲を、上記移動機の使用者が適切に推測し、確
実に通信することができるという効果を奏する。
【0096】
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるシステム構成を示
すブロック図である。
【図2】上記第1実施例の固定機の構成を示すブロック
図である。
【図3】上記第1実施例の移動機の構成を示すブロック
図である。
【図4】上記第1実施例の操作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】上記第2実施例において、移動機より内外線発
呼を行う際の移動機の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】上記第2実施例において、移動機に内外線着呼
があった際の移動機の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図8】上記第2実施例の移動機の構成を示すブロック
図である。
【図9】上記第2実施例において、固定機と移動機の間
で送受信されるデ−タの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
100…主装置、 101…外線インタ−フェイス、 102…外線、 103、105…通話路、 104…交換部、 106、112、114…内線インタ−フェイス、 107、109…音源、 119、122、125…内線、 120、123…固定機、 121、124…移動機、 126…電話機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−242048(JP,A) 特開 平1−204535(JP,A) 特開 平2−291752(JP,A) 特開 平3−235563(JP,A) 特開 昭60−77539(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動機が複数の固定機と無線接続される
    無線接続システムにおいて、 複数の固定機のうちの1つの固定機と上記移動機とを無
    線接続し、上記移動機で特定の操作がされた場合に、上記移動機と
    無線接続された上記1つの固定機から所定音を発生する
    ことを特徴とする無線接続システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記移動機における受信レベルが基準値を下回ると、上
    記移動機において特定の操作を可能にする ことを特徴と
    する無線接続システム。
  3. 【請求項3】 請求項において、通話路を切断するとともに、上記1つの固定機から所定
    音を発生するために、上記所定音の音源と上記1つの固
    定機のスピーカとを接続するためのスイッチを閉じる
    とを特徴とする無線接続システム。
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