JP3099950B2 - 洗濯方法および洗濯用補助具 - Google Patents

洗濯方法および洗濯用補助具

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JP3099950B2 JP09314316A JP31431697A JP3099950B2 JP 3099950 B2 JP3099950 B2 JP 3099950B2 JP 09314316 A JP09314316 A JP 09314316A JP 31431697 A JP31431697 A JP 31431697A JP 3099950 B2 JP3099950 B2 JP 3099950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物を洗濯機に
より水洗いする洗濯方法と、その方法を実施するために
用いられる洗濯用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯物を洗濯機により水洗いする際に、
洗濯槽内で旋回する水流により洗濯物が型崩れするのを
防止するため、洗濯ネットが用いられている。
【0003】例えば、実用新案登録第3030058号
公報は、図19、図2に示すように、袋状のネット2
02と、そのネット202内において洗濯物を引っ掛け
るハンガー203と、そのネット202への洗濯物の出
入り口を開閉するファスナー204と、そのネット20
2と洗濯物とを折り重ねた状態で保持するための面ファ
スナー205とを備える洗濯ネット201を開示する。
また、特開平7−289778号公報は、図2、図2
に示すように、袋状のネット302と、そのネット3
02内において洗濯物を引っ掛けるハンガー303と、
そのネット302への洗濯物の出入り口を開閉するファ
スナー304と、そのネット302と洗濯物とを折り重
ねた状態で保持するためのファスナー305とを備えた
洗濯ネット301を開示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の洗濯ネットは、
袋状であるため、洗濯物のネットへの出し入れや、ハン
ガーに引っ掛ける作業が煩雑であった。また、従来のネ
ットは袋状であるため、洗濯後にネットから洗濯物を取
り出すことなく乾燥させる場合、乾燥効率が悪かった。
また、袋状であるために複数のファスナーが必要で部品
点数が多く、コスト増大の要因になっていた。さらに、
従来のネットでは、洗濯物が洗濯ネットに擦られて痛ん
だり毛玉や毛羽立ちが生じ、また、洗濯物の型崩れを充
分に防止できなかった。
【0005】本発明は、上記問題を解決することのでき
る洗濯方法と洗濯用補助具を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯方法の一つ
の特徴は、シート状の通水性部材に取り付けられるハン
ガーに洗濯物を、その通水性部材に重なるように引っ掛
け、そのハンガーに引っ掛けられる洗濯物が通水性部材
の一側面から離反しないように、その洗濯物の一部分の
みを、その通水性部材の一側面と通水性部材に設けられ
る挟み込み部とで挟み込む点にある。この洗濯方法によ
れば、洗濯物をハンガーに引っ掛け、その一部分のみを
通水性部材と挟み込み部とで挟み込むだけで、その洗濯
物の通水性部材に対するセッティングができる。よっ
て、従来のように洗濯物を通水性部材に対して出し入れ
する必要がなく、洗濯物をハンガーに引っ掛ける作業を
容易に行える。また、通水性部材はシート状であり、通
水性部材と挟み込み部とで挟み込まれるのは洗濯物の一
部分のみであるため、洗濯後に通水性部材から洗濯物を
分離することなく乾燥させる場合、乾燥効率を向上する
ことができる。また、洗濯物は通水性部材の一側面から
離反しないように挟み込まれるので、乾燥時において洗
濯物が風等により翻って型崩れするのを防止できる。
【0007】
【0008】本発明の洗濯方法のさらに別の一つの特徴
は、シート状の通水性部材に重ねられる洗濯物が、その
通水性部材の一側面から離反しないように、その洗濯物
の一部分のみを、その通水性部材の一側面と通水性部材
に設けられる挟み込み部とで挟み込む点にある。この洗
濯方法によれば、洗濯物の一部分のみを、通水性部材と
挟み込み部とにより挟み込むだけで、その洗濯物の通水
性部材に対するセッティングができる。よって、従来の
ように洗濯物を袋状ネットに出し入れする必要がなく、
作業が容易になる。
【0009】
【0010】本発明の洗濯方法においては、その洗濯物
と通水性部材とを重ねた状態で一体的にロール状に巻
き、そのロール状に巻かれた状態で洗濯物を通水性部材
と共に洗濯機により水洗いする。この場合、その通水性
部材を、洗濯物と重ねた状態で少なくとも1つの折り目
ができるように一体的に折り重ね、その折り重ね後にロ
ール状に巻いてもよい。あるいは、本発明の洗濯方法に
おいては、その洗濯物と通水性部材とを重ねた状態で一
体的に2つ以上の折り目ができるように折り重ね、その
折り重ねた状態で洗濯物を通水性部材と共に洗濯機によ
り水洗いする。これにより、洗濯物はロール状に巻かれ
た状態で、あるいは、少なくとも1つの折り目ができる
ように折り重ねられた後にロール状に巻かれた状態で、
あるいは、2つ以上の折り目ができるように折り重ねら
れた状態で洗濯されるので、洗濯機による水洗いに時に
不均一に片寄ったり、丸まってしまうことはなく、型崩
れするのを防止でき、さらに、縮みも防止できる。洗濯
物のみをロール状に巻いて洗濯した場合、あるいは、洗
濯物のみを折り重ねて洗濯した場合、そのロール状の洗
濯物の内周側と外周側とが直接に接するため、また、折
り重ねられた洗濯物の対向面同志が直接に接するため、
洗濯物の中心まで達する水流の不足により充分な洗浄力
を奏することができない。これに対し、本発明によれ
ば、洗濯物を通水性部材とを重ねた状態でロール状に巻
くので、あるいは、重ねた状態で折り重ねるので、その
ロール状の洗濯物の内周側と外周側との間に通水性部材
が介在し、あるいは、折り重ねられた洗濯物の対向面間
に通水性部材が介在するため、洗濯物の中心まで達する
水流が不足することはなく、充分な洗浄力を奏すること
ができる。さらに、その洗濯物と通水性部材とを一体的
に巻くので、洗濯物が通水性部材に擦られることはな
く、これにより、洗濯物の傷み、毛玉、毛羽立ちの発生
を防止できる。本発明の洗濯方法においてハンガーに洗
濯物を引っ掛ける場合、その水洗いされた洗濯物と通水
性部材とを展開した後に重ねたまま吊り下げ状態にして
乾燥させる。ハンガーに洗濯物を引っ掛けることで、よ
り確実に洗濯物の型崩れと縮みを防止でき、また、乾燥
作業を容易に行え、洗濯物と通水性部材とをロール状に
巻く作業が容易になる。
【0011】本発明の洗濯用補助具の一つの特徴は、シ
ート状の通水性部材を備え、その通水性部材にハンガー
が、そのハンガーに引っ掛けられる洗濯物を通水性部材
に重ねることができるように取り付けられ、そのハンガ
ーに引っ掛けられる洗濯物が通水性部材の一側面から離
反しないように、その洗濯物の一部分のみを、その通水
性部材の一側面とで挟み込み可能な挟み込み部が、その
通水性部材に設けられる点にある。さらに、その重ねら
れた状態となる洗濯物と通水性部材とを一体的にロール
状に巻くことができるように、その通水性部材は可撓性
を有し、そのロール状に巻かれた洗濯物と通水性部材と
が拡げられるのを規制する手段を有する。その通水性部
材は、洗濯物と重ねた状態で少なくとも1つの折り目が
できるように一体的に折り重ね可能とされ、その折り重
ね後にロール状に巻くことが可能とされていてもよい。
あるいは、その重ねられた状態となる洗濯物と通水性部
材とを2つ以上の折り目ができるように一体的に折り重
ねることができるように、その通水性部材は可撓性を有
し、その折り重ねられた洗濯物と通水性部材とが拡げら
れるのを規制する手段を有する。この洗濯用補助具を用
いることで、上記一つの特徴を有する本発明方法を実施
できる。また、従来の洗濯ネットのような洗濯物の出し
入れ口を開閉するファスナー等が不要になり、部品点数
を低減して製造コストを削減できる。
【0012】その挟み込み部は、その通水性部材に重な
るように取り付けられるシート状の通水性材料により構
成され、この挟み込み部と通水性部材との間に、ハンガ
ーに引っ掛けられる洗濯物の周縁部に沿う部分を挿入可
能であるのが好ましい。これにより、洗濯物を、挟み込
み部と通水性部材との間に挿入するだけで、通水性部材
と挟み込み部との間に挟むことができ、煩雑な作業を必
要としない。その挟み込み部は通水性材料により構成さ
れるので、洗浄効果を向上できる。その通水性部材と挟
み込み部との間に、洗濯物の周縁部に沿う部分を挿入す
ることができるので、洗濯物が風等により翻って型崩れ
するのを確実に防止できる。
【0013】
【0014】本発明の洗濯用補助具のさらに別の一つの
特徴は、シート状の通水性部材を備え、その通水性部材
に重ねられる洗濯物が、その通水性部材の一側面から離
反しないように、その洗濯物の一部分のみを、その通水
性部材の一側面とで挟み込み可能な挟み込み部が、その
通水性部材に設けられ、その重ねられた状態となる洗濯
物と通水性部材とを、一体的にロール状に巻くことがで
きるように、または、一体的に折り重ねた後にロール状
に巻くことができるように、または、2つ以上の折り目
ができるように一体的に折り重ねることができるよう
に、その通水性部材は可撓性を有し、そのロール状に巻
かれた洗濯物と通水性部材とが、または、一体的に折り
重ねた後にロール状に巻かれた洗濯物と通水性部材と
が、または、2つ以上の折り目ができるように一体的に
折り重ねられた洗濯物と通水性部材とが、拡げられるの
を規制する手段を有する点にある。この構成によれば、
洗濯物の一部分のみを、通水性部材と挟み込み部とによ
り挟み込むだけで、その洗濯物の通水性部材に対するセ
ッティングができる。よって、従来のように洗濯物を袋
状ネットに出し入れする必要がなく、作業が容易にな
る。その挟み込み部は、その通水性部材に重なるように
取り付けられるシート状の通水性材料により構成される
のが好ましい。これによって洗浄効果を向上できる。
【0015】
【0016】その通水性部材は、可撓性を有する表面側
のネットと、この表面側のネットに間隔をおいて配置さ
れる可撓性を有する裏面側のネットとを、弾性的に相対
変位可能に連結することで構成されているのが好まし
い。これにより、ロール状の洗濯物の最外周部分を覆う
通水性部材に、あるいは、折り重ねられた洗濯物の最外
側を覆う通水性部材に、水流からの衝撃や脱水時の遠心
力が作用しても、表面側ネットが裏面側ネットに対して
弾性的に相対変位することで、洗濯物に対する裏面側ネ
ットの相対的な動きを緩和できる。これにより、そのロ
ール状の洗濯物の最外周部分、あるいは、その折り重ね
られた洗濯物の最外側部分がネットに擦られて痛んだり
毛玉や毛羽立ちが生じるのを防止できる。
【0017】その表面側のネットと裏面側のネットの連
結手段は、弾性的に撓み変形可能な複数の線状部により
構成され、各線状部それぞれの一端が表面側のネットに
連結され、他端が裏面側のネットに連結されることで、
両ネットは弾性的に相対変位可能とされ、各線状部相互
の間に隙間が形成されているのが好ましい。これによ
り、その表面側のネットと裏面側のネットとの間の隙間
を水流が通過できるので、洗浄効果を向上できる。
【0018】また、その通水性部材は、可撓性を有する
ネットと、このネットの一面側に連結される弾性的に撓
み変形可能な複数の線状部により構成され、各線状部相
互の間に隙間が形成され、その線状部側が洗濯物に接す
ることができるように前記一側面側とされているのが好
ましい。これにより、ロール状の洗濯物の最外周部分を
覆う通水性部材に、あるいは、折り重ねられた洗濯物の
最外側を覆う通水性部材に、水流からの衝撃や脱水時の
遠心力が作用しても、ネットが線状部に対して弾性的に
相対変位することで、洗濯物に対する線状部の相対的な
動きを緩和できる。これにより、そのロール状の洗濯物
の最外周部分、あるいは、その折り重ねられた洗濯物の
最外側部分がネットに擦られて痛んだり毛玉や毛羽立ち
が生じるのを防止できる。また、その線状部の間の隙間
を水流が通過できるので、洗浄効果を向上できる。
【0019】その線状部は、両端が前記ネットに連結さ
れることでリング状とされているのが好ましい。これに
より、線状部が洗濯物に引っ掛かることはなく、洗濯物
が線状部に擦られて痛んだり毛玉や毛羽立ちが生じるの
を防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明の第1実施形態を説明する。
【0021】図に示す洗濯用補助具1は、可撓性を有す
るシート状の通水性部材2を備える。その通水性部材2
は上下左右の辺を有する長方形で、本実施形態ではネッ
ト2aと、このネット2aの外周に取り付けられる布製
の縁取り部2bとで構成される。
【0022】その通水性部材2に円柱形のハンガー3
が、その通水性部材2の上辺に縫い付けられる布製のリ
ング4に挿入されることで取り付けられている。そのハ
ンガー3に、図3に示すように洗濯物10を引っ掛ける
ことが可能とされる。そのハンガー3に引っ掛けられる
洗濯物10は通水性部材2に重ねられる。また、その通
水性部材2に布製の吊り輪5が縫い付けられ、洗濯物1
0を干す際に物干し竿等を挿入できる。
【0023】上下一対の挟み込み部11a、11bが、
その通水性部材2に重なるように取り付けられている。
各挟み込み部11a、11bは、上下左右の辺を有する
シート状の長方形の通水性材料により構成され、本実施
形態では通水性部材2と同様のネットにより構成され
る。一方の挟み込み部11aの上辺と左右辺は通水性部
材2の上辺と左右辺とに縫い付けられ、下辺には縁取り
部11a′が縫い付けられる。他方の挟み込み部11b
の下辺と左右辺は通水性部材2の下辺と左右辺とに縫い
付けられ、上辺には縁取り部11b′が縫い付けられ
る。これにより、ハンガー3に引っ掛けられる洗濯物1
0の上縁部と下縁部とに沿う部分を、その挟み込み部1
1a、11bと通水性部材2との間に挿入することが可
能とされる。その挿入により、ハンガー3に引っ掛けら
れる洗濯物10の上縁部と下縁部とに沿う部分は、通水
性部材2の一側面と挟み込み部11a、11bとで挟み
込まれ、その洗濯物10の通水性部材2の一側面からの
離反が阻止される。
【0024】上記のように通水性部材2が可撓性を有す
ることで、その洗濯物10と通水性部材2とを重ねた状
態で一体的に巻き、図4に示すようにロール状にするこ
とができる。この際、上記ハンガー3を中心軸として巻
くことができる。なお、図5に示すように、その洗濯物
10と通水性部材2とを2つのロール状に巻いてもよい
が、少なくとも3層以上に巻くようにするのが好まし
い。
【0025】そのロール状に巻かれた洗濯物10と通水
性部材2とに、通水性を有するネット状のゴム帯15が
巻き付けられ、これにより、そのロール状に巻かれた洗
濯物10と通水性部材2とが拡げられるのが規制され
る。そのゴム帯15は、図1〜図3に示すように通水性
部材2に連結されたものであってもよいし、通水性部材
2から分離されたものであっても良い。そのロール状に
巻かれた洗濯物10と通水性部材2とが拡げられるのを
規制する手段は特に限定されず、ボタン、フック、紐、
マジックテープ、ゴム、ピン、ジッパー、洗濯バサミ等
を用いることができ、例えば、図6の(1)に示すよう
に、バンド本体16の表裏一方の面にマジックテープの
雌部16aを、他方の面にマジックテープの雄部16b
を設けたものや、図6の(2)に示すように、バンド本
体17の一端に、他端を挿通可能な複数の開口を有する
連結具17aを取り付けたものや、図6の(3)に示す
ように、バンド本体18の一端に雌の連結具18aが取
り付けられ、その雌の連結具18aに着脱可能な雄の連
結具18bが他端に取り付けられたものを用いることが
でき、何れの場合も、ネット状等にされることで通水性
を有するのが洗浄力低下を防止する上で好ましい。
【0026】上記洗濯用補助具1を用いて洗濯物10を
洗濯するには、まず、ハンガー3に洗濯物10を通水性
部材2に重なるように引っ掛ける。次に、そのハンガー
3に引っ掛けられる洗濯物10の上縁部と下縁部とに沿
う部分を、その挟み込み部11a、11bと通水性部材
2との間に挿入することにより、通水性部材2の一側面
と挟み込み部11a、11bとで挟み込み、洗濯物10
が通水性部材2の一側面から離反するのを阻止する。次
に、その洗濯物10と通水性部材2とを重ねた状態で一
体的にロール状に巻き、そのロール状に巻かれた洗濯物
10と通水性部材2とが拡げられるのをゴム帯15によ
り規制し、しかる後に、その規制状態で洗濯物10を通
水性部材12と共に洗濯機20に入れて水洗いする。そ
の水洗いの終了後に、洗濯物10と通水性部材2とを展
開した後に重ねたまま吊り下げ状態にして乾燥させる。
【0027】上記洗濯用補助具1を用いた洗濯方法によ
れば、従来のように洗濯物を通水性部材に対して出し入
れする必要がなく、洗濯物10をハンガー3に引っ掛け
る作業を容易に行える。また、通水性部材2はシート状
であり、通水性部材2と挟み込み部11a、11bとで
挟み込まれるのは洗濯物10の一部分のみであるため、
洗濯後に通水性部材2から洗濯物10を分離することな
く乾燥させる場合、乾燥効率を向上することができる。
その洗濯物10は、通水性部材2の一側面から離反しな
いように挟み込まれるので、乾燥時において洗濯物10
が風等により翻って型崩れするのを防止できる。その洗
濯物10は、ハンガー3に引っ掛け、その一部分のみを
通水性部材2と挟み込み部11a、11bとで挟み込む
だけで、通水性部材2に対してセッティングできる。よ
って、従来のネットのような洗濯物の出し入れ口を開閉
するファスナー等が不要になり、部品点数を低減して洗
濯用補助具1の製造コストを削減できる。その洗濯物1
0を挟み込み部11a、11bと通水性部材2との間に
挿入するだけで、通水性部材2を挟み込み部11a、1
1bとの間に挟むことができるので、煩雑な作業を必要
としない。また、その挟み込み部11a、11bは通水
性材料により構成されるので、洗浄効果を向上できる。
その通水性部材2と挟み込み部11a、11bとの間
に、洗濯物10の相対向する周縁部に沿う部分を挿入す
ることができるので、洗濯物が風等により翻って型崩れ
するのを確実に防止できる。この洗濯物10はロール状
に巻かれた状態で洗濯されるので、洗濯機20による水
洗い時に不均一に片寄ったり、丸まってしまうことはな
く、型崩れするのを防止でき、さらに、ロール状に巻か
れた状態が維持されることにより縮みも防止できる。ま
た、洗濯物10のみをロール状に巻いて洗濯した場合、
そのロール状の洗濯物10の内周側と外周側とが直接に
接するため、洗濯物10の中心まで達する水流の不足に
より充分な洗浄力を奏することができない。これに対
し、上記構成によれば、洗濯物10と通水性部材2とを
重ねた状態でロール状に巻くので、そのロール状の洗濯
物10の内周側10aと外周側10bとの間に通水性部
材2が介在する。これにより、洗濯物10の中心まで達
する水流が不足することはなく、充分な洗浄力を奏する
ことができる。さらに、その洗濯物10と通水性部材2
とを一体的に巻くので、洗濯物10が通水性部材2に擦
られることはなく、これにより、洗濯物10の傷み、毛
玉、毛羽立ちの発生を防止できる。
【0028】図7は第2実施形態の洗濯用補助具21を
示す。第1実施形態との相違は、上下一対の挟み込み部
11a、11bに代えて、通水性部材2の4隅部に位置
する挟み込み部22a、22b、22c、22dを設け
た点にある、各挟み込み部22a、22b、22c、2
2dは、シート状の通水性材料により構成され、本実施
形態では直角2等辺3角形状のネットにより構成され、
それぞれ直角をなす2辺が通水性部材2の外周に縫い付
けられ、斜辺に縁取り部22a′、22b′、22
c′、22d′が縫い付けられる。これにより、ハンガ
ー3に引っ掛けられる洗濯物10の周縁部の4隅に沿う
部分が、通水性部材2の一側面と挟み込み部22a、2
2b、22c、22dとで挟み込まれ、その洗濯物10
の通水性部材2の一側面からの離反が阻止される。他は
上記実施形態と同様であり、同一部分は同一符号で示
す。
【0029】図8は第3実施形態の洗濯用補助具23を
示す。第1実施形態との相違は、上下一対の挟み込み部
11a、11bに代えて、左右一対の挟み込み部24
a、24bが、その通水性部材2に重なるように取り付
けられている。各挟み込み部24a、24bは、上下左
右の辺を有するシート状の長方形の通水性材料により構
成され、本実施形態では通水性部材2と同様のネットに
より構成される。一方の挟み込み部24aの上下辺と左
辺は通水性部材2の上下辺と左辺とに縫い付けられ、右
辺に縁取り部24a′が縫い付けられる。他方の挟み込
み部24bの上下辺と右辺は通水性部材2の上下辺と右
辺とに縫い付けられ、左辺に縁取り部24b′が縫い付
けられる。これにより、ハンガー3に引っ掛けられる洗
濯物10の左縁部と右縁部とに沿う部分を、その挟み込
み部24a、24bと通水性部材2との間に挿入するこ
とが可能とされる。その挿入により、ハンガー3に引っ
掛けられる洗濯物10の左縁部と右縁部とに沿う部分
は、通水性部材2の一側面と挟み込み部24a、24b
とで挟み込まれ、その洗濯物10の通水性部材2の一側
面からの離反が阻止される。他は上記実施形態と同様で
あり、同一部分は同一符号で示す。
【0030】図9は第4実施形態の洗濯用補助具25を
示す。第1実施形態との相違は、上下一対のネット製挟
み込み部11a、11bに代えて、上下一対のゴム帯製
挟み込み部26a、26bが、その通水性部材2に重な
るように取り付けられている。各挟み込み部26a、2
6bの左右端部は通水性部材2の左右辺に縫い付けられ
る。これにより、ハンガー3に引っ掛けられる洗濯物1
0の上下縁部に沿う部分は、通水性部材2の一側面と挟
み込み部26a、26bとで挟み込まれ、その洗濯物1
0の通水性部材2の一側面からの離反が阻止される。他
は上記実施形態と同様であり、同一部分は同一符号で示
す。
【0031】図10は第5実施形態の洗濯用補助具27
を示す。第1実施形態との相違は、上下一対の挟み込み
部11a、11bに代えて、左右一対の挟み込み部28
a、28bが、その通水性部材2に重なるように取り付
けられている。各挟み込み部28a、28bは、本実施
形態ではゴム帯により構成される。各挟み込み部28
a、28bの上下端部は通水性部材2の上下辺に縫い付
けられる。これにより、ハンガー3に引っ掛けられる洗
濯物10の左右縁部に沿う部分は、通水性部材2の一側
面と挟み込み部28a、28bとで挟み込まれ、その洗
濯物10の通水性部材2の一側面からの離反が阻止され
る。他は上記実施形態と同様であり、同一部分は同一符
号で示す。
【0032】上記第1〜第5実施形態においては、洗濯
物10と通水性部材2とをハンガー3を中心軸としてロ
ール状に巻くので、洗濯物10と通水性部材2とを容易
にロール状に巻くことができる。
【0033】図11は第6実施形態の洗濯用補助具51
を示す。上記第3実施形態の洗濯用補助具23との相違
は、ハンガー3とリング4とを備えていない点にある。
他は上記第3実施形態と同様であり、同一部分は同一符
号で示す。この第3実施形態の洗濯用補助具51を用い
て洗濯物10を洗濯するには、まず、洗濯物10の左縁
部と右縁部とに沿う部分を、挟み込み部24a、24b
と通水性部材2との間に挿入する。その挿入により通水
性部材2に重ねられる洗濯物10は、その通水性部材2
の一側面からの離反が阻止される。次に、その洗濯物1
0と通水性部材2とを重ねた状態で一体的にロール状に
巻き、そのロール状に巻かれた洗濯物10と通水性部材
2とが拡げられるのをゴム帯15により規制し、しかる
後に、その規制状態で洗濯物10を通水性部材12と共
に洗濯機20に入れて水洗いする。
【0034】この第6実施形態の洗濯用補助具51によ
れば、洗濯物10の一部分のみを、通水性部材2と挟み
込み部24a、24bとにより挟み込むだけで、その洗
濯物10の通水性部材2に対するセッティングができ
る。よって、従来のように洗濯物を袋状ネットに出し入
れする必要がなく、作業が容易になる。また、その挟み
込み部24a、24bは、その通水性部材2に重なるよ
うに取り付けられるシート状の通水性材料により構成さ
れるので、洗浄効果を向上できる。また、従来のネット
のような洗濯物の出し入れ口を開閉するファスナー等が
不要になり、部品点数を低減して洗濯用補助具24の製
造コストを削減できる。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】図1、図1の(1)、(2)は、第1
変形例の通水性部材2′の要部を示す。すなわち、その
通水性部材2′は、可撓性を有する表面側のネット31
と、この表面側のネット31に間隔をおいて配置される
可撓性を有する裏面側のネット32と、弾性的に撓み変
形可能な複数の線状部33とを有する。各線状部33そ
れぞれの一端が表面側のネット31に連結され、他端が
裏面側のネット32に連結されることで、両ネット3
1、32は弾性的に相対変位可能とされている。すなわ
ち、図1の(1)に示すように相対的に弾性変形して
いない状態での両ネット31、32の間隔Dは、各線状
部33が弾性的に撓むことで図1の(2)に示すよう
に狭められる。各線状部33相互の間には隙間35が形
成されている。各ネット31、32の網目形状は本変形
例では6角形とされているが、特に限定されるものでは
ない。各ネット31、32は、可撓性を有するネットで
あれば良いが、洗濯物を傷つけない適度な柔軟性を持つ
ものが好ましく、本変形例では複数本の合成樹脂フィ
ラメントを撚った糸を編むことで構成される。各線状部
33は、弾性的に撓み変形可能なものであればよいが、
本変形例では、各ネット31、32を構成する合成樹脂
フィラメントよりも太く剛性の大きな合成樹脂フィ
ラメントを、表面側のネット31と裏面側のネット32
とに交互に連結することで構成されている。他は上記実
施形態と同様に構成できる。
【0043】図1の(1)は本発明の第実施形態を
示す。この第実施形態と上記各実施形態との相違は、
通水性部材として上記変形例に示すものが用いられ、ま
た、重ねられた状態となる洗濯物10と通水性部材2′
とを、ロール状に巻くのではなく、2つの折り目50が
できるように一体的に折り重ね、その折り重ねられた洗
濯物10と通水性部材2′とが拡げられるのを上記実施
形態と同様のゴム帯等の規制手段(図示省略)により規
制し、その折り重ねられた状態で洗濯物10を通水性部
材2と共に洗濯機により水洗いする点にある。ここで、
両折り目50は互いに平行とされ、また、両折り目50
の谷側は互いに逆側とされている。他は上記各実施形態
と同様の構成とすることができる。
【0044】図1の(2)は本発明の第実施形態を
示す。第実施形態との相違は、互いに平行な2つの折
り目50の谷側が互いに同一側とされている点にある。
他は第実施形態と同様である。
【0045】図1の(1)は本発明の第実施形態を
示す。第実施形態との相違は、互いに平行な折り目5
0の数が3つとされ、相隣接する折り目50の谷側が互
いに逆側とされている点にある。他は第実施形態と同
様である。
【0046】図1の(2)は本発明の第1実施形態
を示す。第実施形態との相違は、相隣接する折り目5
0の谷側が互いに同一側とされている点にある。他は第
実施形態と同様である。
【0047】図1の(1)は本発明の第1実施形態
を示す。第実施形態との相違は、互いに平行な折り目
50の数が4つとされ、相隣接する折り目50の谷側が
互いに逆側とされている点にある。他は第実施形態と
同様である。
【0048】図1の(2)は本発明の第1実施形態
を示す。第実施形態との相違は、両折り目50が互い
に直交するものとされている。他は第実施形態と同様
である。
【0049】上記第〜第1実施形態によれば、洗濯
物10は2つ以上の折り目ができるように折り重ねられ
た状態で洗濯されるので、洗濯機による水洗い時に不均
一に片寄ったり、丸まってしまうことはなく、型崩れす
るのを防止でき、さらに、折り重ねられた状態が維持さ
れることにより縮みも防止できる。また、洗濯物10の
みを折り重ねて洗濯した場合、その折り重ねられた洗濯
物10の対向面同志が直接に接するため、洗濯物10の
中心まで達する水流の不足により充分な洗浄力を奏する
ことができない。これに対し、上記構成によれば、洗濯
物10と通水性部材2′とを重ねた状態で折り重ねるの
で、その対向面間に通水性部材2′が介在するため、洗
濯物10の中心まで達する水流が不足することはなく、
充分な洗浄力を奏することができる。さらに、その洗濯
物10と通水性部材2′とを一体的に折り重ねるので、
洗濯物10が通水性部材2′に擦られることはなく、こ
れにより、洗濯物10の傷み、毛玉、毛羽立ちの発生を
防止できる。また、その通水性部材2′は収納空間を構
成し、その収納空間に洗濯物10が収納されることで洗
濯物10と通水性部材2′とは重ねられ、この重ねられ
た状態の洗濯物10と通水性部材2′とを折り重ねるの
で、そのロール状の洗濯物10の対向面間に通水性部材
2′が確実に介在するため、充分な洗浄力を確実に奏す
ることができる。
【0050】上記変形例の通水性部材2′は、可撓性を
有する表面側のネット31と、この表面側のネット31
に間隔をおいて配置される可撓性を有する裏面側のネッ
ト32とを、弾性的に相対変位可能に連結することで構
成されている。よって、第1〜第実施形態の洗濯用補
助具を構成する場合は、ロール状の洗濯物10の最外周
部分を覆う通水性部材2′に、水流からの衝撃や脱水時
の遠心力が作用しても、表面側ネット31が裏面側ネッ
ト32に対して弾性的に相対変位することで、洗濯物1
0に対する裏面側ネット32の相対的な動きを緩和でき
る。また、第〜第1実施形態では、折り重ねられた
洗濯物10の最外側部分を覆う通水性部材2′に、水流
からの衝撃や脱水時の遠心力が作用しても、表面側ネッ
ト31が裏面側ネット32に対して弾性的に相対変位す
ることで、洗濯物10に対する裏面側ネット32の相対
的な動きを緩和できる。これにより、第1〜第実施形
態ではロール状の洗濯物10の最外周部分が、第〜第
実施形態では折り重ねられた洗濯物10の最外側部
分がネット31に擦られて痛んだり毛玉や毛羽立ちが生
じるのを防止できる。
【0051】また、その表面側のネット31と裏面側の
ネット32の連結手段は、弾性的に撓み変形可能な複数
の線状部33により構成され、各線状部33それぞれの
一端が表面側のネット31に連結され、他端が裏面側の
ネット32に連結されることで、両ネット31、32は
弾性的に相対変位可能とされ、各線状部33相互の間に
隙間35が形成されている。これにより、その表面側の
ネット31と裏面側のネット32との間の隙間35を水
流が通過できるので、洗浄効果を向上することができ
る。
【0052】上記各実施形態と同様の洗濯用補助具を用
い、重ねられた状態となる洗濯物10と通水性部材と
を、少なくとも1つの折り目ができるように一体的に折
り重ね、しかる後にロール状に巻き、そのロール状に巻
いた洗濯物10と通水性部材とが拡げられるのを第1実
施形態と同様のゴム帯等の規制手段(図示省略)により
規制し、その折り重ねられた状態で洗濯物10を通水性
部材と共に洗濯機により水洗いしてもよい。これによ
り、上記各実施形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0053】図1、図18は、第2変形例の通水性部
材102の要部を示す。この通水性部材102は、可撓
性を有するネット131と、このネット131の一面側
に連結される弾性的に撓み変形可能な複数の線状部13
3により構成される。線状部133は、両端がネット1
31に連結されることでリング状とされている。各線状
部133相互の間に隙間が形成される。この場合、洗濯
物10に線状部133側が接するように、その洗濯物1
0と通水性部材102とは重ねられる。そのネット13
1の網目形状は本変形例では菱形とされているが、特に
限定されるものではない。そのネット131は、可撓性
を有するネットであれば良いが、洗濯物を傷つけない適
度な柔軟性を持つものが好ましく、本変形例では複数本
の合成樹脂フィラメントを撚った糸を編むことで構成
される。各線状部133は、弾性的に撓み変形可能なも
のであればよいが、本変形例では、ネット131を構成
する合成樹脂フィラメントよりも太く剛性の大きな合
成樹脂フィラメントの両端をネット131に連結する
ことで構成されている。他は上記実施形態と同様に構成
できる。
【0054】なお、本発明は上記各実施形態や変形例に
限定されるものではない。
【0055】
【実施例1】本発明の洗濯方法と従来の洗濯方法とで、
水洗い後における乾燥時間を比較した。洗濯物として市
販の紳士用ウール100%セーターを用い、室温25
℃、相対湿度50%RHの部屋で3日間乾燥させ、セー
ターの重量が時間と共に変化しないことを確認した後、
このセーターの重量を測定し、この重量をセーターの乾
燥重量とした。水洗いは全自動洗濯機(松下電器産業株
式会社製、NA‐F60K1)を用いて、次の条件で洗
浄した。
【0056】(洗浄条件) 洗剤濃度:0.14重量% 使用洗剤:市販液体洗剤 水の温度:20℃ 水の硬度:4°DH(Ca/Mg=7/3) 洗濯コース:標準コース 乾燥条件:25℃、50%RH
【0057】洗濯方法は以下の1〜4とした。 洗濯方法1:洗濯用補助具を用いることなく、洗濯物を
そのまま洗濯。 洗濯方法2:第1実施形態の洗濯用補助具を用い、第1
実施形態に示した方法で洗濯 濯方法:図19に示す市販の洗濯ネット201を用
い、図2に示すように折り畳んで洗濯。 洗濯方法:図2に示す市販の洗濯ネット301を用
い、図2に示すように折り畳んで洗濯。
【0058】洗濯方法1で洗濯したセーターは、市販ハ
ンガーを用いて吊り下げ状態にして乾燥させた。洗濯方
2で洗濯したセーターと洗濯用補助具1とは、展開し
た後に重ねたまま吊り下げ状態にして乾燥させた。洗濯
方法で洗濯したセーターと洗濯ネット201、3
01とは、展開した後に洗濯物出し入れ口のファスナー
を閉じたまま、セーターをネット内部に閉じ込めた状態
で、付属のハンガーを用いて吊り下げ状態にして乾燥さ
せた。
【0059】以下の表1に、各洗濯方法により洗濯、乾
燥されたセーターの乾燥度(%)と乾燥経過時間とを示
す。ここで、乾燥度(%)=(セーターの乾燥重量)×
100/(洗濯後のセーター重量)により求めた。
【0060】
【表1】
【0061】上記表1より、本発明方法によれば、従来
の洗濯ネットを用いる場合よりも速く洗濯物を乾燥でき
ることを確認できる。
【0062】
【実施例2】本発明の洗濯方法と従来の洗濯方法とで、
乾燥後における洗濯物のシワの発生程度を比較した。比
較に用いた洗濯物、洗濯機、洗浄条件、洗濯方法は実施
例1と同様とした。比較の結果、洗濯方法1では洗濯物
の全体にシワがより、洗濯方法2では若干のシワがある
程度で目立つものではなく、洗濯方法3、4ではやや目
立つシワがより、シワの程度は洗濯方法2が最も少な
く、次いで洗濯方法が少なく、次いで洗濯方法が少
なく、洗濯方法1が最も多かった。すなわち、本発明方
法によれば、洗濯用補助具を用いることなく洗濯する場
合はもちろんのこと、従来の洗濯ネットを用いる場合よ
りも、乾燥後におけるシワを低減でき、洗濯物の型崩れ
を防止できることを確認できた。
【0063】
【実施例3】図11に示した第6実施形態の洗濯用補助
具51と、図に示す従来のファスナー401付き袋
状洗濯ネット402とを用い、水洗い後における洗濯物
の収縮率を比較した。洗濯物として市販の婦人用薄手セ
ーター(ウール100%、サイズM)を用いた。第6実
施形態の洗濯用補助具51を用いる洗濯では、通水性部
2と洗濯物とを図4に示すようにロール状に巻き、幅
2cm、長さ30cmのゴム帯により、ロール状に巻か
れた洗濯物と通水性部材2とが拡げられるのを規制した
状態で洗濯を行った。従来の袋状洗濯ネット402を用
いる洗濯では、洗濯物を洗濯ネット402に入れた後
に、その洗濯ネットの開口をファスナにより閉鎖た状
態で洗濯を行った。水洗いは全自動洗濯機(松下電器産
業株式会社製、NA−F60K2)を用いて、次の条件
で、洗濯と乾燥を繰り返して3回行った。
【0064】(洗浄条件) 洗剤濃度:0.133重量% 使用洗剤:市販液体軽質洗剤 水位 :中水位 洗濯コース:手洗いコース (乾燥条件)洗濯物を、洗濯用補助具および洗濯ネット
から取り出した後に、形を整え、室温20℃、相対湿度
50%RHの恒温室で24時間、平干し乾燥させた。
【0065】洗濯物の収縮率は以下の式により求めた。 収縮率(%)=(洗浄の長さ−洗浄の長さ)×10
0/洗浄前の長さ なお、上記式における洗濯物の長さは、セーターの丈
(首の後ろから裾迄)を、乾燥を行った恒温室にて測定
したものを用いた。
【0066】上記求めた収縮率は、第6実施形態の洗濯
用補助具51を用いた洗濯では2.63%、従来の洗濯
ネットを用いた洗濯では6.25%であった。すなわ
ち、本発明方法によれば、従来の洗濯ネットを用いる場
合よりも収縮率を低減できることを確認できた。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、洗濯物のセッティング
作業が容易で、洗濯物を型崩れさせることなく短時間で
乾燥させることができ、しかも、充分な洗浄効果を維持
しつつ、洗濯物の型崩れ、縮み、傷み、毛玉、毛羽立ち
の発生を防止できる洗濯方法と、その洗濯方法を実施で
きる低価格の洗濯用補助具とを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の洗濯用補助具の正面図
【図2】本発明の第1実施形態の洗濯用補助具の背面図
【図3】本発明の第1実施形態の洗濯用補助具の洗濯物
収納状態における正面図
【図4】本発明の第1実施形態のロール状に巻いた洗濯
物と洗濯用補助具の斜視図
【図5】本発明の変形例の洗濯物と洗濯用補助具をロー
ル状に巻く途中の斜視図
【図6】(1)〜(3)は、本発明の変形例の洗濯物と
通水性部材とが拡げられるのを規制する部材を示す図
【図7】本発明の第2実施形態の洗濯用補助具と洗濯物
の正面図
【図8】本発明の第3実施形態の洗濯用補助具と洗濯物
の正面図
【図9】本発明の第4実施形態の洗濯用補助具と洗濯物
の正面図
【図10】本発明の第5実施形態の洗濯用補助具と洗濯
物の正面図
【図11】本発明の第6実施形態の洗濯用補助具と洗濯
物の正面
【図12】本発明の第1変形例の通水性部材の部分斜視
【図13】本発明の第1変形例の表面側のネットと裏面
側のネットとの(1)は相対変位前の状態を示す部分断
面図、(2)は相対変位後の状態を示す部分断面図
【図14】(1)は本発明の第実施形態の折り重ねた
洗濯物と洗濯用補助具の斜視図、(2)は本発明の第
実施形態の折り重ねた洗濯物と洗濯用補助具の斜視図
【図15】(1)は本発明の第実施形態の折り重ねた
洗濯物と洗濯用補助具の斜視図、(2)は本発明の第1
実施形態の折り重ねた洗濯物と洗濯用補助具の斜視図
【図16】(1)は本発明の第1実施形態の折り重ね
た洗濯物と洗濯用補助具の斜視図、(2)は本発明の第
実施形態の折り重ねた洗濯物と洗濯用補助具の斜視
【図17】本発明の第2変形例の通水性部材の部分斜視
【図18】本発明の第2変形例の通水性部材の部分断面
【図19】従来例の洗濯ネットの正面図
【図20】従来例の洗濯ネットの折り畳み状態での正面
【図21】別の従来例の洗濯ネットの斜視図
【図22】別の従来例の洗濯ネットの折り畳み状態での
斜視図
【図23】さらに別の従来例の洗濯ネットの正面図
【符号の説明】
2、2′、102 通水性部材3 ハ ンガー 10 洗濯物 11a、11b、22a、22b、22c、22d、2
4a、24b、26a、26b、28a、28b 挟み
込み部 15 ゴム帯 31 表面側のネット 32 裏面側のネット 33 線状部 50 折り目 131 ネット 133 線状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 勲 和歌山県和歌山市湊1334番地花王株式会 社研究所内 (72)発明者 西口 久雄 東京都中央区日本橋茅場町1丁目14番10 号花王株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−289778(JP,A) 特開 平6−312084(JP,A) 実開 平5−13380(JP,U) 実開 平7−39787(JP,U) 実開 平7−12083(JP,U)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の通水性部材に取り付けられる
    ハンガーに洗濯物を、その通水性部材に重なるように引
    っ掛け、 そのハンガーに引っ掛けられる洗濯物が通水性部材の一
    側面から離反しないように、その洗濯物の一部分のみ
    を、その通水性部材の一側面と通水性部材に設けられる
    挟み込み部とで挟み込み、 しかる後に、その洗濯物と通水性部材とを重ねた状態で
    一体的にロール状に巻き、 そのロール状に巻かれた状態で洗濯物を通水性部材と共
    に洗濯機により水洗いし、 その水洗いされた洗濯物と通水性部材とを展開した後に
    重ねたまま吊り下げ状態にして乾燥させることを特徴と
    する洗濯方法。
  2. 【請求項2】 その通水性部材を、洗濯物と重ねた状態
    で少なくとも1つの折り目ができるように一体的に折り
    重ね、その折り重ね後にロール状に巻く請求項1に記載
    の洗濯方法。
  3. 【請求項3】 シート状の通水性部材に取り付けられる
    ハンガーに洗濯物を、その通水性部材に重なるように引
    っ掛け、 そのハンガーに引っ掛けられる洗濯物が通水性部材の一
    側面から離反しないように、その洗濯物の一部分のみ
    を、その通水性部材の一側面と通水性部材に設けられる
    挟み込み部とで挟み込み、 しかる後に、その洗濯物と通水性部材とを重ねた状態で
    一体的に2つ以上の折り目ができるように折り重ね、 その折り重ねた状態で洗濯物を通水性部材と共に洗濯機
    により水洗いし、 その水洗いされた洗濯物と通水性部材とを展開した後に
    重ねたまま吊り下げ状態にして乾燥させることを特徴と
    する洗濯方法。
  4. 【請求項4】 シート状の通水性部材に重ねられる洗濯
    物が、その通水性部材の一側面から離反しないように、
    その洗濯物の一部分のみを、その通水性部材の一側面と
    通水性部材に設けられる挟み込み部とで挟み込み、 しかる後に、その洗濯物と通水性部材とを重ねた状態
    で、一体的にロール状に 巻き、または、一体的に折り重
    ねた後にロール状に巻き、または、2つ以上の折り目が
    できるように一体的に折り重ね、 そのロール状に巻かれた状態で、または、一体的に折り
    重ねた後にロール状に巻かれた状態で、または、2つ以
    上の折り目ができるように一体的に折り重ねられた状態
    で、洗濯物を通水性部材と共に洗濯機により水洗いする
    ことを特徴とする洗濯方法。
  5. 【請求項5】 シート状の通水性部材を備え、 その通水性部材にハンガーが、そのハンガーに引っ掛け
    られる洗濯物を通水性部材に重ねることができるように
    取り付けられ、 そのハンガーに引っ掛けられる洗濯物が通水性部材の一
    側面から離反しないように、その洗濯物の一部分のみ
    を、その通水性部材の一側面とで挟み込み可能な挟み込
    み部が、その通水性部材に設けられ、 その重ねられた状態となる洗濯物と通水性部材とを一体
    的にロール状に巻くことができるように、その通水性部
    材は可撓性を有し、 そのロール状に巻かれた洗濯物と通水性部材とが拡げら
    れるのを規制する手段を有することを特徴とする洗濯用
    補助具。
  6. 【請求項6】 その通水性部材は、洗濯物と重ねた状態
    で少なくとも1つの折り目ができるように一体的に折り
    重ね可能とされ、その折り重ね後にロール状に巻くこと
    が可能とされている請求項5に記載の洗濯用補助具。
  7. 【請求項7】 シート状の通水性部材を備え、 その通水性部材にハンガーが、そのハンガーに引っ掛け
    られる洗濯物を通水性部材に重ねることができるように
    取り付けられ、 そのハンガーに引っ掛けられた洗濯物が通水性部材の一
    側面から離反しないように、その洗濯物の一部分のみ
    を、その通水性部材の一側面とで挟み込み可能な挟み込
    み部が、その通水性部材に設けられ、 その重ねられた状態となる洗濯物と通水性部材とを2つ
    以上の折り目ができるように一体的に折り重ねることが
    できるように、その通水性部材は可撓性を有し、 その折り重ねられた洗濯物と通水性部材とが拡げられる
    のを規制する手段を有 することを特徴とする洗濯用補助
    具。
  8. 【請求項8】 その挟み込み部は、その通水性部材に重
    なるように取り付けられるシート状の通水性材料により
    構成され、この挟み込み部と通水性部材との間に、ハン
    ガーに引っ掛けられる洗濯物の周縁部に沿う部分を挿入
    可能な請求項5〜7の何れかに記載の洗濯用補助具。
  9. 【請求項9】 シート状の通水性部材を備え、 その通水性部材に重ねられる洗濯物が、その通水性部材
    の一側面から離反しないように、その洗濯物の一部分の
    みを、その通水性部材の一側面とで挟み込み可能な挟み
    込み部が、その通水性部材に設けられ、 その重ねられた状態となる洗濯物と通水性部材とを、一
    体的にロール状に巻くことができるように、または、一
    体的に折り重ねた後にロール状に巻くことができるよう
    に、または、2つ以上の折り目ができるように一体的に
    折り重ねることができるように、その通水性部材は可撓
    性を有し、 そのロール状に巻かれた洗濯物と通水性部材とが、また
    は、一体的に折り重ねた後にロール状に巻かれた洗濯物
    と通水性部材とが、または、2つ以上の折り目ができる
    ように一体的に折り重ねられた洗濯物と通水性部材と
    が、拡げられるのを規制する手段を有することを特徴と
    する洗濯用補助具。
  10. 【請求項10】 その挟み込み部は、その通水性部材に
    重なるように取り付けられるシート状の通水性材料によ
    り構成される請求項9に記載の洗濯用補助具。
  11. 【請求項11】 その通水性部材は、可撓性を有する表
    面側のネットと、この表面側のネットに間隔をおいて配
    置される可撓性を有する裏面側のネットとを、弾性的に
    相対変位可能に連結することで構成されている請求項5
    〜10の何れかに記載の洗濯用補助具。
  12. 【請求項12】 その表面側のネットと裏面側のネット
    の連結手段は、弾性的に撓み変形可能な複数の線状部に
    より構成され、各線状部それぞれの一端が表面側のネッ
    トに連結され、他端が裏面側のネットに連結されること
    で、両ネットは弾性的に相対変位可能とされ、 各線状部相互の間に隙間が形成されていることを特徴と
    する請求項11に記載 の洗濯用補助具。
  13. 【請求項13】 その通水性部材は、可撓性を有するネ
    ットと、このネットの一面側に連結される弾性的に撓み
    変形可能な複数の線状部により構成され、各線状部相互
    の間に隙間が形成され、その線状部側が洗濯物に接する
    ことができるように前記一側面側とされている請求項5
    〜10の何れかに記載の洗濯用補助具。
  14. 【請求項14】 前記線状部は、両端が前記ネットに連
    結されることでリング状とされている請求項13に記載
    の洗濯用補助具。
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