JP3099947U - 収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に外れることがなく、また、横方向に並べた際にも連結することができる収納ケースを提供すること。
【解決手段】上面部材104と下面部材105と間隔を空けてを連結する支持部材106に設けられている貫通孔108に嵌合する少なくとも二つの突出部214を横置き用連結部材本体221の両端から正反対の方向に延びるように形成した横置き用連結部材220を備えたことを特徴とする収納ケース200を提供する。
【選択図】図3

Description

 本考案は、収納ケースに関し、特に、複数の収納ケースを連結することができるようにした収納ケースに関する。
 従来の収納ケース、特に、複数の収納ケースを連結することができるようにした収納ケースとしては、例えば、特開平10−258840号公報に記載された収納ボックスがあった。
 図8に表されているように、特開平10−258840号公報に記載された収納ボックス500は、上蓋501の四隅において上方に直立された上コーナーピース502と、フロア板503の四隅において下方に直立された下コーナーピース504と、を備えており、収納ボックス500の下コーナーピース504を他の収納ボックス500の上コーナーピース502に嵌合させることにより、それぞれの収納ボックスを上下方向に連結することができるようにされていた。
 しかしながら、従来の収納ボックス500では、上コーナーピース502と下コーナーピース504とを上下方向から嵌合させているだけであるため、容易に外れてしまい不便であった。
 また、従来の収納ボックス500では、上下方向に収納ボックス500を重ねる際には連結することができるが、横方向に収納ボックス500を並べる際には連結することができなかった。
 そこで、本考案は、容易に外れることがなく、また、横方向に並べた際にも連結することができる収納ケースを提供することを目的とする。
 以上の課題を解決するため、本考案は、少なくとも二つの構造部材を上下方向に重ねることにより形成される収納ケースであって、前記構造部材は、上面部材と、下面部材と、前記上面部材と前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、からなり、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されており、前記構造部材を上下方向に重ねた際に、上方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔と、下方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔とに外側から嵌合するように同一方向に延びる少なくとも二つの突出部を有する縦置き用連結部材を備えることを特徴とする収納ケースを提供する。
 このように、構造部材の支持部材に貫通孔を形成しておき、構造部材同士を上下に重ねた際に、この貫通孔に嵌合する突出部を有する縦置き用連結部材によりこれらの構造部材を連結することにより、収納ケース同士が容易に外れてしまうことがなくなる。
 また、本考案は、少なくとも二つの構造部材を水平方向に並べることにより形成される収納ケースであって、前記構造部材は、上面部材と、下面部材と、前記上面部材と前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、からなり、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されており、前記構造部材を水平方向に並べた際に、一方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔と、他方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔とに外側から嵌合するように正反対の方向に延びる少なくとも二つの前記突出部を有する横置き用連結部材を備えることを特徴とする収納ケースを提供する。
 このような横置き用連結部材を備えることにより、構造部材を水平方向に並べて連結することが可能であるとともに、連結した構造部材が容易に外れてしまうことがなくなる。
 また、本考案は、上面部材と、下面部材と、前記上面部材と前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、からなる構造部材を備える収納ケースであって、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されており、前記貫通孔に嵌合する少なくとも一つの突出部と、フックと、を有するハンガー部材を備えることを特徴とする収納ケースを提供する。
 このようなハンガー部材を備えることにより、構造部材を対象物に引っ掛けることができるとともに、このハンガー部材が容易に外れてしまうことを防止することができる。
 ここで、構造部材の上面部材、下面部材及び支持部材には、縦置き用連結部材を取り付けた際に、この縦置き用連結部材が支持部材の表面よりも外側に出ないように凹部を形成しておくことで、この縦置き用連結部材が邪魔にならず、また、この縦置き用連結部材を取り付けた際の見た目もよくなる。
 なお、縦置き用連結部材を、二つの突出部と、これらの二つの突出部を連結する縦置き用連結部材本体と、により構成し、この縦置き用連結部材本体が、構造部材の上面部材、下面部材及び支持部材に形成された凹部に嵌合することができるようにすることで、構造部材同士をより強固に連結することができる。
 また、横置き用連結部材を、二つの突出部と、これらの二つの突出部を連結する横置き用連結部材本体と、により構成し、この横置き用連結部材本体が、構造部材の上面部材、下面部材及び支持部材に形成された凹部に嵌合することができるようにすることで、構造部材同士をより強固に連結することができる。
 さらに、ハンガー部材を、突出部と、フックと、これらの突出部とフックとを連結するハンガー部材本体と、により構成し、このハンガー部材本体が、構造部材の上面部材、下面部材及び支持部材に形成された凹部に嵌合することができるようにすることで、ハンガー部材をより強固に構造部材に固定することができるようになる。
 ここで、突出部については貫通孔に嵌合することができるものであれば、どのようなものであってもよいが、例えば、弾性部材からなる一対の相対向する凸部により形成し、この一対の凸部の対向している面とは反対側の外側面には、その先端側から外側面同士の間隔を徐々に広げるテーパー部と、テーパー部の端部において外側面同士の間隔を狭める段差部と、この段差部から凸部の根本に向かって外側面同士の間隔が一定となる平行部と、を形成し、この平行部同士の間隔が、貫通孔の間隔以上にしておくことで、貫通孔と突出部が隙間なく嵌合し、容易に外れることがなくなる。
 また、本考案は、上面部材と、下面部材と、前記上面部材及び前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、を備え、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されている構造部材に使用される縦置き用連結部材であって、前記構造部材を上下方向に重ねた際に、上方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔と、下方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔とに外側から嵌合するように同一方向に延びる少なくとも二つの突出部を有することを特徴とする縦置き用連結部材を提供する。
 このように、本考案では、このような縦置き用連結部材単独で、生産、販売等することもできる。
 ここで、この突出部については、弾性部材からなる一対の相対向する凸部により形成し、一対の凸部の対向している面とは反対側の外側面には、その先端側から外側面同士の間隔を徐々に広げるテーパー部と、テーパー部の端部において外側面同士の間隔を狭める段差部と、段差部から凸部の根本に向かって外側面同士の間隔が一定となる平行部と、を形成しておき、この平行部同士の間隔が、構造部材の支持部材に形成されている貫通孔の間隔以上にしておくことが望ましい。
 また、本考案は、上面部材と、下面部材と、前記上面部材及び前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、を備え、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されている構造部材に使用される横置き用連結部材であって、前記構造部材を水平方向に並べた際に、一方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔と、他方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔とに外側から嵌合するように正反対の方向に延びる少なくとも二つの前記突出部を有することを特徴とする横置き用連結部材を提供する。
 このように、本考案では、このような横置き用連結部材単独で生産、販売等することもできる。
 ここで、この突出部については、弾性部材からなる一対の相対向する凸部により形成し、一対の凸部の対向している面とは反対側の外側面には、その先端側から外側面同士の間隔を徐々に広げるテーパー部と、テーパー部の端部において外側面同士の間隔を狭める段差部と、段差部から凸部の根本に向かって外側面同士の間隔が一定となる平行部と、を形成しておき、この平行部同士の間隔が、構造部材の支持部材に形成されている貫通孔の間隔以上にしておくことが望ましい。
 また、本考案は、上面部材と、下面部材と、前記上面部材及び前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、を備え、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されている構造部材に使用されるハンガー部材であって、前記貫通孔に嵌合する少なくとも一つの突出部と、フックと、を有することを特徴とするハンガー部材を提供する。
 このように、本考案では、このようなハンガー部材単独で生産、販売等することもできる。
 ここで、この突出部については、弾性部材からなる一対の相対向する凸部により形成し、一対の凸部の対向している面とは反対側の外側面には、その先端側から外側面同士の間隔を徐々に広げるテーパー部と、テーパー部の端部において外側面同士の間隔を狭める段差部と、段差部から凸部の根本に向かって外側面同士の間隔が一定となる平行部と、を形成しておき、この平行部同士の間隔が、構造部材の支持部材に形成されている貫通孔の間隔以上にしておくことが望ましい。
 以上のように、本考案によれば、突出部が貫通孔に嵌合しているため、容易に外れることがなく、また、横置き連結部材を備えているため、横方向に並べた際にも連結することができ、さらに、ハンガー部材を備えているため、対象物に吊り下げることができる収納ケースを提供することができる。
 図1は、本考案の第一の実施形態に係る収納ケース100の分解斜視図である。
 本実施形態に係る収納ケース100は、構造部材101と、収納ケース本体102と、縦置き用連結部材103と、により構成されている。
 構造部材101は、上面部材104と、下面部材105と、支持部材106と、により構成されており、本実施形態においては、これらは全てポリプロピレン等の樹脂により形成されている。
 上面部材104及び下面部材105とは、同一形状の矩形状に形成されている。
 上面部材104及び下面部材105は、上下方向に間隔を空けて、四つの支持部材106により連結されている。
 支持部材106は、上面部材104及び下面部材105の側方における四隅に配置されており、全て柱状に形成されている。
 ここで、上面部材104、下面部材105及び支持部材106には、後述する縦置き用連結部材103を取り付けた際に、この縦置き用連結部材103が支持部材106の表面106aよりも外側に出ないように凹部107が形成されている。
 なお、この凹部107の大きさ・形状については、後述する縦置き用連結部材103を取り付けた際に、この縦置き用連結部材103が支持部材106の表面106aよりも外側に出ない範囲で適時選択することができる設計事項であるが、本実施形態においては、後述するように、縦置き用連結部材103を矩形状に形成しているため、この凹部107についても、矩形状に形成している。
 また、この凹部107には、後述する縦置き用連結部材103の縦置き用連結部材本体113を嵌め込むことができるようにすることで、確実に構造部材101同士を連結することができるようにしている。
 支持部材106には、構造部材101の側方から内側に向かって貫通孔108が形成されている。
 本実施形態においては、支持部材106の上下方向における中線を挟んで対称となる位置に二つの貫通孔108が形成されている。
 ここで、上面部材104、下面部材105及び支持部材106の大きさ・形状については、これらにより囲まれた空間内に、後述する収納ケース本体102を収納することができる範囲で任意に設計することができる設計事項である。
 収納ケース本体102は、底面109と、この底面109から直立する側壁110と、により構成されており、これらの底面109と側壁110とにより囲まれた空間内に衣料等のものを収納することができるようにされている。
 したがって、底面109及び側壁110の大きさ・形状については、これらにより囲まれる空間内に収納する物の大きさや形状に合わせて、適時選択される設計事項である。
 なお、本実施形態における収納ケース本体102においては、収納ケース本体102の前面となる側壁110に取っ手111と、前面であることを示す模様112と、が設けられている。
 また、本実施形態においては、収納ケース本体102についてもポリプロピレン等の樹脂により形成している。
 縦置き用連結部材103は、図2(縦置き用連結部材103の上方斜視図)に表されているように、縦置き用連結部材本体113と、突出部114と、補助部材115と、により構成されている。
 縦置き用連結部材本体113は、ポリプロピレン等の樹脂により矩形状に形成されており、その長さ方向の両端側に突出部114を同じ方向に延びるように設けている。
 そして、縦置き用連結部材本体113の長さXは、図1に表されているように、構造部材101を上下に重ねた際に、上方の構造部材101の支持部材106に設けられている貫通孔108と、下方の構造部材101の支持部材106に設けられている貫通孔108と、の両方に突出部114を挿入することができる程度の長さXとなるようにしている。
 なお、本実施形態では、一つの支持部材106に二つの貫通孔108が設けられているため、構造部材101を上下に重ねた際に、上方の構造部材101の支持部材106に設けられている下方の貫通孔108と、下方の構造部材101の支持部材106に設けられている上方の貫通孔108と、の両方に突出部114を挿入することができる程度の長さXとなるようにしている。
 突出部114は、縦置き用連結部材本体113と連続して形成されているため、ポリプロピレン等の樹脂により形成されており、所定の弾性を有している。
 そして、突出部114は、一対の凸部116が相対向するように形成されており、この一対の凸部116の対向している面とは反対側の外側面には、凸部116の先端116aからこの外側面同士の間隔を徐々に広げるテーパー部116bと、このテーパー部116bの端部において外側面同士の間隔を狭める段差部116cと、この段差部116cから凸部116の根本116eに向かって外側面同士の間隔が一定となる平行部116dと、が形成されている。
 したがって、突出部114を貫通孔108に挿入する場合には、一対の凸部116をその先端116aから貫通孔108の間に挿入し、テーパー部116bが貫通孔108の位置にまで達した場合には、このテーパー部116bが貫通孔108に引っかかるが、この凸部116は弾性部材であるポリプロピレン等の樹脂により形成されているため、凸部116が、その間隔を狭める方向に弾性変形することにより、このテーパー部116bを貫通孔108の内部に挿入することができるようになる。
 そして、段差部116cが貫通孔108の位置にまで達することにより、弾性変形していた凸部116が、弾性力によりその間隔を広める方向に押し戻されるようになる。
 このようにして、貫通孔108の間隔と同じ間隔にされている平行部116dにまで達することにより、凸部116と貫通孔108とは嵌合するようになる。
 この点、貫通孔108の間隔と平行部116dの間隔とを同じ間隔にしておくことにより、貫通孔108に凸部116を隙間なく確実に嵌合させることができるようになり、また、テーパー部116b及び段差部116cを設けておくことにより、凸部116が貫通孔108から容易に外れてしまうことがなくなる。
 なお、縦置き用連結部材103については、相対向している突出部114をこれらの間隔を狭める方向に押圧することにより、貫通孔108から取り外すことができる。
 縦置き用連結部材本体113には、補助部材115が設けられているが、この補助部材115は、貫通孔108に嵌合することで、構造部材101に縦置き用連結部材103を取り付けた状態でこの縦置き用連結部材103に力が加わった際に、突出部114が破損してしまうことを防止するために設けられたものであって、必ずしも必要とされるものではない。
 このように縦置き用連結部材103を構成することにより、図1に表されているように、構造部材101を上下に重ねた際に、上方の構造部材101の支持部材106に設けられている貫通孔108に、縦置き用連結部材本体113の一端側に設けられている突出部114を挿入し、下方の構造部材101の支持部材106に設けられている貫通孔108に、縦置き用連結部材本体113の他端側に設けられている突出部114を挿入することにより、縦置き用連結部材103により、二つの構造部材101を連結することができるようになる。
 なお、本実施形態においては、一つの構造部材101に四つの支持部材106を設けているため、縦置き用連結部材103についても四つ使用して二つの構造部材101を連結することが望ましい。
 以上のように、本実施形態に係る収納ケース100を構成したので、上下に重ねた構造部材101を縦置き用連結部材103により連結することで、収納ケース100同士を確実に連結することができるようになる。
 図3は、本考案の第二の実施形態に係る収納ケース200の分解斜視図である。
 本実施形態に係る収納ケース200は、構造部材101と、収納ケース本体102と、横置き用連結部材220と、により構成されている。
 ここで、構造部材101及び収納ケース本体102については、第一の実施形態と同様に形成されているため、ここでは説明を省略する。
 横置き用連結部材220は、図4(横置き用連結部材220の上方斜視図)に表されているように、横置き用連結部材本体221と、突出部214と、により構成されている。
 横置き用連結部材本体221は、直方体に形成されており、本実施形態においては、構造部材101の上面部材104、下面部材105及び支持部材106に凹部107が形成されているため、この横置き用連結部材本体221の厚さYは、凹部107の深さの2倍以上とすることが望ましい。
 なお、この横置き用連結部材本体221については、凹部107に隙間なく嵌合することにより、より強固に構造部材101同士を連結することができるようになる。
 横置き用連結部材本体221の一端221aにはこの一端221aから延びるように突出部214が形成されており、他端221bには、一端221aに設けられている突出部214とは正反対の方向に延びるように突出部214が形成されている。
 この突出部214については、第一の実施形態と同様に、一対の凸部216が相対向するように形成されており、この一対の凸部216の対向している面とは反対側の外側面には、凸部216の先端216aからこの外側面同士の間隔を徐々に広げるテーパー部216bと、このテーパー部216bの端部において外側面同士の間隔を狭める段差部216cと、この段差部216cから凸部216の根本216eに向かって外側面同士の間隔が一定となる平行部216dと、が形成されており、第一の実施形態と同様に、貫通孔108に挿入することができるようにされている。
 なお、本実施形態においても、横置き用連結部材220はポリプロピレン等の樹脂により形成されている。
 本実施形態においては、以上のように構成されている横置き用連結部材220を有するため、二つの構造部材101を水平方向に並べて、対向する支持部材106の貫通孔108に横置き用連結部材220の突出部214を挿入することにより、これらの構造部材101を連結することで、収納ケース200同士を連結することができるようになる。
 なお、横置き用連結部材220についても、相対向している突出部214をこれらの間隔を狭める方向に押圧することにより、貫通孔108から取り外すことができる。
 また、支持部材106に設けられている貫通孔108は、第一の実施形態における縦置き用連結部材103と本実施形態における横置き用連結部材220とを上下に並べて挿入することができる大きさに形成されているため、構造部材101は、上下に重ねて縦置き用連結部材103により連結するとともに、横方向に並べて横置き用連結部材220により連結することもできる。
 図5は、本考案の第三の実施形態に係る収納ケース300の分解斜視図である。
 本実施形態に係る収納ケース300は、構造部材101と、収納ケース本体102と、ハンガー部材330と、により構成されている。
 ここで、構造部材101及び収納ケース本体102については、第一の実施形態と同様に形成されているため、ここでは説明を省略する。
 ハンガー部材330は、図6(ハンガー部材330の上方斜視図)に表されているように、ハンガー部材本体331と、突出部314と、フック部332と、補助部材333と、により構成されている。
 ハンガー部材本体331は、構造部材101の上面部材104、下面部材105及び支持部材106に設けられている凹部107に隙間なく嵌め込むことができるように、矩形状に形成されている。
 このハンガー部材本体331には、少なくとも一つの突出部314、本実施形態においては二つの突出部314が同じ方向に延びるように形成されている。
 この突出部314は、第一の実施形態と同様に、一対の凸部316が相対向するように形成されており、この一対の凸部316の対向している面とは反対側の外側面には、凸部316の先端316aからこの外側面同士の間隔を徐々に広げるテーパー部316bと、このテーパー部316bの端部において外側面同士の間隔を狭める段差部316cと、この段差部316cから凸部316の根本316eに向かって外側面同士の間隔が一定となる平行部316dと、が形成されており、第一の実施形態と同様に、貫通孔108に挿入することができるようにされている。
 また、本実施形態では、ハンガー部材本体331から突出部314と同じ方向に延びるように、補助部材333が形成されているが、この補助部材333は、貫通孔108に突出部314を挿入した際に、貫通孔108に嵌合することで、構造部材101にハンガー部材330を取り付けた状態でこのハンガー部材330に力が加わった際に、突出部314が破損してしまうことを防止するために設けられたものであって、必ずしも必要とされるものではない。
 なお、ハンガー部材330についても、相対向している突出部314をこれらの間隔を狭める方向に押圧することにより、貫通孔108から取り外すことができる。
 また、ハンガー部材本体331には、フック部332が形成されている。
 このフック部332は、ハンガー部材本体331の反対側にフック334を備えている。
 本実施形態においては、円柱状の横棒441(図7参照)に引っ掛けることができるように、フック334は、内周面334aが円弧状に形成されているが、このフック334の形状については引っ掛ける対象によって適時変更することができる。
 また、このフック334の位置については、構造部材101の貫通孔108に突出部314を挿入した際に、このフック334が収納ケース本体102よりも前方であり、かつ、収納ケース本体102よりも上方に位置するようにすることで、このフック334を対象物に容易に引っ掛けることができる。
 なお、本実施形態では、構造部材101の支持部材106に上下に二つの貫通孔108を形成しているが、ここでは、上方に位置している貫通孔108に突出部314を嵌合することにより、フック334が収納ケース本体102よりも前方であり、かつ、収納ケース本体102よりも上方に位置するようにしている。
 また、本実施形態では、一つの構造部材101に四つの支持部材106が設けられているため、一つの収納ケース300を吊すために、四つのハンガー部材330を用いることが望ましい。
 本実施形態における収納ケース300は、以上のように構成されるハンガー部材330を有しているため、図7(収納ケース300の使用状態を表す上方斜視図)に表されているように、構造部材101の貫通孔108にハンガー部材330の突出部314を嵌合させることで、ラック440の横棒441に収納ケース300を引っ掛けて、このラック440に収納ケース300を吊すことができるようになる。
 なお、本実施形態においては、構造部材101の支持部材106に上下に二つ形成されている貫通孔108の内の上方に位置している貫通孔108を用いて、フック部材330を取り付けるようしているため、下方に位置している貫通孔108を用いて、第一の実施形態における縦置き用連結部材103や、第二の実施形態における横置き用連結部材220により、収納ケース本体102を収納した他の構造部材101を連結することもできる。
 以上に記載した実施形態においては、構造部材101に一つの収納ケース本体102を収納することができるようにしているが、この数については任意に選択することができ、複数の収納ケース本体102を収納することができるようにしてもよい。
 また、以上に記載した実施形態においては、上面部材104と下面部材105をつなぐ支持部材106を、柱状に形成し上面部材104と下面部材105の四隅に四つ配置しているが、この形状及び数については任意に選択することができる設計事項であり、例えば、上面部材104と下面部材105との側方を一枚の板状の支持部材によりつなぐこともできる。
 さらに、以上に記載した実施形態においては、一つの支持部材106に二つの貫通孔108を形成したが、この数についても任意に設計することができる設計事項であるが、この貫通孔108の数を変更した場合でも、一つの支持部材106に形成されている貫通孔108に、縦置き用連結部材103の突出部114を二つと、横置き用連結部材220の突出部214を一つと、ハンガー部材の突出部314を一つと、を嵌合することができるようにすることが望ましい。
 また、以上に記載した実施形態においては、突出部114、214、314の平行部116d、216d、316d同士の間隔を貫通孔108の間隔と同じになるように形成しているが、この平行部116d、216d、316d同士の間隔を貫通孔108の間隔よりも大きくなるようにすることで、より強固に突出部114、214、314が貫通孔108に嵌合するようになる。
第一の実施形態に係る収納ケース100の分解斜視図である。 縦置き用連結部材103の上方斜視図。 第二の実施形態に係る収納ケース200の分解斜視図。 横置き用連結部材220の上方斜視図。 第三の実施形態に係る収納ケース300の分解斜視図。 ハンガー部材330の上方斜視図。 収納ケース300の使用状態を表す上方斜視図。 従来例を表す上面図及び正面図。
符号の説明
100、200、300 収納ケース
101 構造部材
102 収納ケース本体
103 縦置き用連結部材
104 上面部材
105 下面部材
106 支持部材
107 凹部
108 貫通孔
109 底面
110 側壁
113 縦置き用連結部材本体
114、214、314 突出部
116、216、316 凸部
220 横置き用連結部材
221 横置き用連結部材本体
330 ハンガー部材
331 ハンガー部材本体
332 フック部
334 フック

Claims (11)

  1. 少なくとも二つの構造部材を上下方向に重ねることにより形成される収納ケースであって、
     前記構造部材は、上面部材と、下面部材と、前記上面部材と前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、からなり、
     複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されており、
     前記構造部材を上下方向に重ねた際に、上方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔と、下方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔とに外側から嵌合するように同一方向に延びる少なくとも二つの突出部を有する縦置き用連結部材を備えることを特徴とする収納ケース。
  2. 少なくとも二つの構造部材を水平方向に並べることにより形成される収納ケースであって、
     前記構造部材は、上面部材と、下面部材と、前記上面部材と前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、からなり、
     複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されており、
     前記構造部材を水平方向に並べた際に、一方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔と、他方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔とに外側から嵌合するように正反対の方向に延びる少なくとも二つの前記突出部を有する横置き用連結部材を備えることを特徴とする収納ケース。
  3. 上面部材と、下面部材と、前記上面部材と前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、からなる構造部材を備える収納ケースであって、
     複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されており、
     前記貫通孔に嵌合する少なくとも一つの突出部と、フックと、を有するハンガー部材を備えることを特徴とする収納ケース。
  4. 前記上面部材、前記下面部材及び前記支持部材には、前記縦置き用連結部材を取り付けた際に、前記縦置き用連結部材が前記支持部材の表面よりも外側に出ないように凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の収納ケース。
  5. 前記縦置き用連結部材は、二つの前記突出部を連結する縦置き用連結部材本体を有しており、
     前記縦置き用連結部材本体は、前記凹部に嵌合することができるようにされていることを特徴とする請求項4に記載の収納ケース。
  6. 前記横置き用連結部材は、二つの前記突出部を連結する横置き用連結部材本体を有しており、
     前記横置き用連結部材本体は、前記凹部に嵌合することができるようにされていることを特徴とする請求項4に記載の収納ケース。
  7. 前記ハンガー部材は、前記突出部と前記フックとを連結するハンガー部材本体を有しており、
     前記ハンガー部材本体は、前記凹部に嵌合することができるようにされていることを特徴とする請求項4に記載の収納ケース。
  8. 前記突出部は、弾性部材からなる一対の相対向する凸部により形成されており、
     一対の前記凸部の対向している面とは反対側の外側面には、その先端側から前記外側面同士の間隔を徐々に広げるテーパー部と、前記テーパー部の端部において前記外側面同士の間隔を狭める段差部と、前記段差部から前記凸部の根本に向かって前記外側面同士の間隔が一定となる平行部と、が形成されており、
     前記平行部同士の間隔が、前記貫通孔の間隔以上にされていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の収納ケース。
  9. 上面部材と、下面部材と、前記上面部材及び前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、を備え、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されている構造部材に使用される縦置き用連結部材であって、
     前記構造部材を上下方向に重ねた際に、上方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔と、下方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔とに外側から嵌合するように同一方向に延びる少なくとも二つの突出部を有することを特徴とする縦置き用連結部材。
  10. 上面部材と、下面部材と、前記上面部材及び前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、を備え、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されている構造部材に使用される横置き用連結部材であって、
     前記構造部材を水平方向に並べた際に、一方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔と、他方の前記構造部材の前記支持部材に形成されている前記貫通孔のうち少なくとも一つの前記貫通孔とに外側から嵌合するように正反対の方向に延びる少なくとも二つの前記突出部を有することを特徴とする横置き用連結部材。
  11. 上面部材と、下面部材と、前記上面部材及び前記下面部材とを上下方向に間隔を空けて連結する複数の支持部材と、を備え、複数の前記支持部材の各々には、少なくとも二つの貫通孔が上下方向に形成されている構造部材に使用されるハンガー部材であって、
     前記貫通孔に嵌合する少なくとも一つの突出部と、フックと、を有することを特徴とするハンガー部材。

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JP2017012568A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 株式会社伸和 組立式整理棚

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