JP3099619U - 葬儀に関する感染防止装置 - Google Patents

Abstract

【課題】本考案は、遺体を入れる棺である、通常病室から搬送される遺体は何の感染予防対策が行なわれないため、葬儀業者や遺族更には、葬儀参列者にも感染する可能性がある、それを防ぐものである。
【解決方法】密閉可能な棺（１）にバルブ（５）付き通気口（２）を付けたことにより、病室にて収めた遺体がフォルマリンガスにより滅菌されるまで、接触することが無いので感染の可能性が無くなった。
【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

　この考案は感染の可能性のある遺体を入れる棺であり、滅菌作業を行なうことにより、感染の拡大を止めるものである。

　従来、生存している人体に関する感染予防はアルコールを筆頭に色々の方法が使用されているが、遺体に関しては全く感染防止の処置はなされていない。生体が死亡しても、体液や体内ガスに菌は生存するため木製の棺や滅菌処理のしていない遺体から感染の可能性は存在する。

考案が解決しようとする技術分野

　感染の可能性のある遺体であっても医療従事者から葬儀業者や遺族に対して感染の可能性を指摘されることはほとんど無く、あったとしても防護する方法自体が無いため、葬儀業者や遺族及び参列者が感染の危険性を持っていた。また、感染したとしても感染経路を確認することができなかった。本考案は以上の問題点を解決し、感染の拡大を防ぐものである

課題を解決するための手段

　現在の木製の棺を通気性のない金属で作る（１）棺と棺の蓋（３）とをゴムシール（４）を使って密閉する。棺にはバルブ（５）の付いた２本の通気口を取り付けフォルマリンガスを注入、排出できるようにする。
　本考案は、以上の構成よりなる遺体を滅菌できる棺である

　以下、本考案の実施の形態を説明する。
（イ）金属で一般的な木製棺と同じ大きさの棺にゴムシール（４）を埋め込む溝の付いた棺（１）を作る
（ロ）棺（１）に溝に入るふちをつける。
（ハ）棺（１）にバルブ付きの通気口（２）を貫通させて付ける。
　本考案は以上の構成よりなる。
　本考案を使用する場合は、棺（１）に遺体を入れ，蓋をして密閉し通気口（２）よりホルマリンガスを注入し８時間〜１２時間放置した後ホルマリンガスを排出する。

考案の効果

　本考察を使用することにより病室内にて遺体を棺に入れた後滅菌が終わるまで一度も遺体に触れることは無いので感染の可能性は無くなる。

　本考案の斜視図 　本考案の腰部拡大の断面図 　本考案の腰部拡大の断面図

符号の説明

　（１）棺，　（２）通気口，　（３）棺の蓋，　（４）ゴムシール，　（５）バルブ

Claims (2)

1. ２本のバルブ付き通気口（２）がある遺体を入れる棺（１）を通気性のない金属で製作し、ゴムシールによって密閉することによって病室以外に感染の可能性を無くす密閉式棺
2. 請求項１記載の通気口（２）の一方からフォルマリンガスを注入した一定時間放置し他方の通気口（２）からガスを排出することにより棺（１）内の感染菌を殺菌できる請求項１記載の密閉式棺

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