JP3099438B2 - 遮断器の短絡試験法 - Google Patents
遮断器の短絡試験法Info
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- JP3099438B2 JP3099438B2 JP03191746A JP19174691A JP3099438B2 JP 3099438 B2 JP3099438 B2 JP 3099438B2 JP 03191746 A JP03191746 A JP 03191746A JP 19174691 A JP19174691 A JP 19174691A JP 3099438 B2 JP3099438 B2 JP 3099438B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遮断器の短絡試験法に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】遮断器の短絡試験には図４に示すよう
に、短絡発電機ＡＧに保護遮断器ＣＢ1，短絡電流調整
用限流リアクトルＬ1，投入器ＳＷ1を介して供試遮断器
ＣＢＴを接続した回路が用いられる。
に、短絡発電機ＡＧに保護遮断器ＣＢ1，短絡電流調整
用限流リアクトルＬ1，投入器ＳＷ1を介して供試遮断器
ＣＢＴを接続した回路が用いられる。
【０００３】この短絡発電機として交流分減衰の大きな
容量の小さいものを使って遮断器の投入動作に引続き猶
予なく遮断動作させるＣＯ動作において、遮断電流値を
規格等に合わせた場合、投入電流が図５に示すように流
れる。この投入電流は規定値を上回り供試遮断器にとっ
て苛酷になる。
容量の小さいものを使って遮断器の投入動作に引続き猶
予なく遮断動作させるＣＯ動作において、遮断電流値を
規格等に合わせた場合、投入電流が図５に示すように流
れる。この投入電流は規定値を上回り供試遮断器にとっ
て苛酷になる。
【０００４】このため、現在は図１に示すように投入器
ＳＷ1と直列に投入電流抑制用限流リアクトルＬ2とリア
クトル短絡用開閉器ＳＷ2の並列回路を接続し、図３に
示すシーケンスを用いた試験法（特願昭６２−５４８４
号）により投入電流をリアクトルＬ2により抑制し、過
度苛酷となることがなく、規格に適合した試験が行われ
ている。
ＳＷ1と直列に投入電流抑制用限流リアクトルＬ2とリア
クトル短絡用開閉器ＳＷ2の並列回路を接続し、図３に
示すシーケンスを用いた試験法（特願昭６２−５４８４
号）により投入電流をリアクトルＬ2により抑制し、過
度苛酷となることがなく、規格に適合した試験が行われ
ている。
【０００５】しかし、遮断器の高速度再閉路用遮断責務
Ｏ−θ−ＣＯ−ｔ 1 −ＣＯにおけるＯ−θ−ＣＯ試験時
上記試験法を用いた場合、最初のＯ動作の遮断電流が規
格値を下回ってしまう。（ただし、Ｏは遮断動作、ＣＯ
は投入動作に引き続き猶予なく遮断動作、θは再投入時
間（無電圧時間）、ｔ 1 は１分以内）。そこで図５に示
すシーケンスを用い投入電流が規格値を上回る供試遮断
器として苛酷な試験法により規格を満足したＯ−θ−Ｃ
Ｏの試験を行っている。
Ｏ−θ−ＣＯ−ｔ 1 −ＣＯにおけるＯ−θ−ＣＯ試験時
上記試験法を用いた場合、最初のＯ動作の遮断電流が規
格値を下回ってしまう。（ただし、Ｏは遮断動作、ＣＯ
は投入動作に引き続き猶予なく遮断動作、θは再投入時
間（無電圧時間）、ｔ 1 は１分以内）。そこで図５に示
すシーケンスを用い投入電流が規格値を上回る供試遮断
器として苛酷な試験法により規格を満足したＯ−θ−Ｃ
Ｏの試験を行っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記Ｏ−θ−ＣＯの試
験を交流分減衰の著しい短絡発電機を使用して行う場
合、図３に示すシーケンスを用いた時、最初のＯ動作で
遮断電流が規格値を下回ってしまう。また図５に示すシ
ーケンスを使用するとＣＯ動作の投入電流が規格値を大
巾に上回り供試遮断器に過度のストレスを与えてしま
う。
験を交流分減衰の著しい短絡発電機を使用して行う場
合、図３に示すシーケンスを用いた時、最初のＯ動作で
遮断電流が規格値を下回ってしまう。また図５に示すシ
ーケンスを使用するとＣＯ動作の投入電流が規格値を大
巾に上回り供試遮断器に過度のストレスを与えてしま
う。
【０００７】このため容量の小さな短絡発電機を使用し
規格を満足し且投入により供試遮断器に過度なストレス
を与えずに試験するにはＯ−θ−ＣＯの試験をＯとＣＯ
の試験に分けて行わざるを得なかった。
規格を満足し且投入により供試遮断器に過度なストレス
を与えずに試験するにはＯ−θ−ＣＯの試験をＯとＣＯ
の試験に分けて行わざるを得なかった。
【０００８】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、動作
責務Ｏ−θ−ＣＯの試験において単相試験，三相試験を
問わず遮断電流，投入電流を各規格に適合させうる遮断
器の短絡試験法を提供することにある。
てなされたものであり、その目的とするところは、動作
責務Ｏ−θ−ＣＯの試験において単相試験，三相試験を
問わず遮断電流，投入電流を各規格に適合させうる遮断
器の短絡試験法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における遮断器の短絡試験法は、短絡発電機
に短絡電流調整用限流リアクトル，開閉器を介して供試
遮断器を接続すると共に、その電流通路に投入電流抑制
用限流リアクトル及びこのリアクトルを短絡するリアク
トル短絡用開閉器を設けた遮断器試験装置による遮断器
の動作責務Ｏ− θ−ＣＯの試験において、前記リアクト
ル短絡用開閉器を、閉路した状態で動作責務Ｏ−θ−Ｃ
Ｏの試験を始め、無電圧時間θ中の任意の時点に開路
し、次いで投入動作に引続き遮断動作させるＣＯ動作中
の任意の時点に閉路するものである。
に、本発明における遮断器の短絡試験法は、短絡発電機
に短絡電流調整用限流リアクトル，開閉器を介して供試
遮断器を接続すると共に、その電流通路に投入電流抑制
用限流リアクトル及びこのリアクトルを短絡するリアク
トル短絡用開閉器を設けた遮断器試験装置による遮断器
の動作責務Ｏ− θ−ＣＯの試験において、前記リアクト
ル短絡用開閉器を、閉路した状態で動作責務Ｏ−θ−Ｃ
Ｏの試験を始め、無電圧時間θ中の任意の時点に開路
し、次いで投入動作に引続き遮断動作させるＣＯ動作中
の任意の時点に閉路するものである。
【００１０】
【作用】投入電流抑制用限流リアクトル短絡用開閉器
を、閉路した状態で動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験を開始
するとＯ動作の遮断電流は短絡電流限流用限流リアクト
ルのみにより限定され規格に適合する。
を、閉路した状態で動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験を開始
するとＯ動作の遮断電流は短絡電流限流用限流リアクト
ルのみにより限定され規格に適合する。
【００１１】次いで無電圧時間θ中の任意の時点に限流
リアクトル短絡用開閉器を開路すれば、ＣＯ動作におけ
る投入電流は短絡電流調整用限流リアクトルと投入電流
抑制用限流リアクトルにより限定され規格に適合する。
リアクトル短絡用開閉器を開路すれば、ＣＯ動作におけ
る投入電流は短絡電流調整用限流リアクトルと投入電流
抑制用限流リアクトルにより限定され規格に適合する。
【００１２】この限流リアクトル短絡用開閉器をＣＯ動
作中に閉路すれば、投入電流抑制用限流リアクトルは短
絡され、電流は短絡電流調整用限流リアクトルにより限
定されるので、ＣＯ動作における遮断は規格電流を遮断
する。
作中に閉路すれば、投入電流抑制用限流リアクトルは短
絡され、電流は短絡電流調整用限流リアクトルにより限
定されるので、ＣＯ動作における遮断は規格電流を遮断
する。
【００１３】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【００１４】本発明は前記従来図１の遮断器の短絡試験
回路のリアクトル短絡用開閉器ＳＷ2に開閉可能な開閉
器を用い、このスイッチを動作責務Ｏ−θ−ＣＯ中に開
閉させることで投入電流のみ抑制する。ただし、Ｏは遮
断動作、ＣＯは投入動作に引き続き猶予なく遮断動作、
θは再投入時間（無電圧時間）。
回路のリアクトル短絡用開閉器ＳＷ2に開閉可能な開閉
器を用い、このスイッチを動作責務Ｏ−θ−ＣＯ中に開
閉させることで投入電流のみ抑制する。ただし、Ｏは遮
断動作、ＣＯは投入動作に引き続き猶予なく遮断動作、
θは再投入時間（無電圧時間）。
【００１５】試験手順は図２に示すように行う。即ち、 （１）リアクトル短絡開閉器ＳＷ2及び供試遮断器ＣＢ
ＴをＯＮ状態で投入器ＳＷ1を投入し限流リアクトルＬ1
により限定される電流アを供試遮断器ＣＢＴで遮断す
る。
ＴをＯＮ状態で投入器ＳＷ1を投入し限流リアクトルＬ1
により限定される電流アを供試遮断器ＣＢＴで遮断す
る。
【００１６】（２）無電圧時間θ中の任意の時点Ａでリ
アクトル短絡開閉器ＳＷ2をＯＦＦとし、時点Ｂで供試
遮断器ＣＢＴ再閉路する。これにより限流リアクトルＬ
1とＬ2により限定される電流イで投入される。任意の時
点Ｃでリアクトル短絡開閉器ＳＷ2を閉路すると再び限
流リアクトルＬ1により限定される電流ウに移行する。
時点Ｄで供試遮断器ＣＢＴを遮断する。
アクトル短絡開閉器ＳＷ2をＯＦＦとし、時点Ｂで供試
遮断器ＣＢＴ再閉路する。これにより限流リアクトルＬ
1とＬ2により限定される電流イで投入される。任意の時
点Ｃでリアクトル短絡開閉器ＳＷ2を閉路すると再び限
流リアクトルＬ1により限定される電流ウに移行する。
時点Ｄで供試遮断器ＣＢＴを遮断する。
【００１７】従って限流リアクトルＬ1，Ｌ2の値を、限
流リアクトルＬ1により限定される電流が規格等で定め
た遮断電流になり、限流リアクトルＬ1とＬ2により限定
される投入電流が規格等で定めた投入電流になるように
予め選定しておくことにより、投入時の電流が規格値を
上回ることのない動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験を行うこ
とができる。
流リアクトルＬ1により限定される電流が規格等で定め
た遮断電流になり、限流リアクトルＬ1とＬ2により限定
される投入電流が規格等で定めた投入電流になるように
予め選定しておくことにより、投入時の電流が規格値を
上回ることのない動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験を行うこ
とができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。 （１）供試遮断器に対し過度なストレスを与えることな
く規格に適合した動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験を行うこ
とができる。 （２）動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験をＯとＣＯの試験と
に分けずに規格に適合した試験を行うことができる。 （３）過渡な投入電流が流れないので、小容量の短絡発
電機で試験を行うことができる。
ので、次に記載する効果を奏する。 （１）供試遮断器に対し過度なストレスを与えることな
く規格に適合した動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験を行うこ
とができる。 （２）動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験をＯとＣＯの試験と
に分けずに規格に適合した試験を行うことができる。 （３）過渡な投入電流が流れないので、小容量の短絡発
電機で試験を行うことができる。
【図１】本発明を実施する短絡試験装置の一例を示すブ
ロック回路図。
ロック回路図。
【図２】本発明の実施例の動作説明図。
【図３】図１の回路を用いた従来方法の動作説明図。
【図４】従来短絡試験回路を示すブロック回路図。
【図５】図５回路を用いた従来方法の動作説明図。
ＡＧ…短絡発電機、 ＣＢ1…保護遮断器 Ｌ1…短絡電流調整用限流リアクトル ＳＷ1…投入器、 Ｌ2…投入電流抑制用限流リアクトル ＳＷ2…リアクトル短絡用開閉器 ＣＢＴ…供試遮断器。
フロントページの続き (72)発明者 松波 孝和 東京都品川区大崎２丁目１番17号 株式 会社明電舎内 (72)発明者 長 輝通 東京都品川区大崎２丁目１番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 特開 昭53−141471（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−21576（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−75579（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−23678（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−89380（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01R 31/327 G01R 31/333
Claims (1)
- 【請求項１】 短絡発電機に短絡電流調整用限流リアク
トル，開閉器を介して供試遮断器を接続すると共に、そ
の電流通路に投入電流抑制用限流リアクトル及びこのリ
アクトルを短絡するリアクトル短絡用開閉器を設けた遮
断器試験装置による遮断器の動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試
験において、前記リアクトル短絡用開閉器を、閉路した
状態で動作責務Ｏ−θ−ＣＯの試験を始め、無電圧時間
θ中の任意の時点に開路し、次いで投入動作に引続き遮
断動作させるＣＯ動作中の任意の時点に閉路し、投入電
流のみを抑制することを特徴とした遮断器の短絡試験
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03191746A JP3099438B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 遮断器の短絡試験法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03191746A JP3099438B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 遮断器の短絡試験法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0534421A JPH0534421A (ja) | 1993-02-09 |
| JP3099438B2 true JP3099438B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=16279818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03191746A Expired - Lifetime JP3099438B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 遮断器の短絡試験法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3099438B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0545579U (ja) * | 1991-11-20 | 1993-06-18 | 安藤電気株式会社 | Ｉｃテスタ用テストボード |
| CN104360261A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-02-18 | 国家电网公司 | 基于特征点的断路器操作机构线圈电流曲线重构方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101820170B (zh) * | 2010-06-07 | 2012-06-27 | 山东大学 | 一种切断短路电流的装置及方法 |
| CN102868142B (zh) * | 2012-09-24 | 2014-12-03 | 中国西电电气股份有限公司 | 一种用于短路冲击发电机运行的拓扑结构 |
| CN104267340B (zh) * | 2014-09-30 | 2017-04-12 | 烟台东方电子玉麟电气有限公司 | 一种直流馈线断路器的信息检测装置及检测方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP03191746A patent/JP3099438B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0545579U (ja) * | 1991-11-20 | 1993-06-18 | 安藤電気株式会社 | Ｉｃテスタ用テストボード |
| CN104360261A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-02-18 | 国家电网公司 | 基于特征点的断路器操作机构线圈电流曲线重构方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0534421A (ja) | 1993-02-09 |
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