JPH05288815A - 抵抗付き遮断器の合成短絡試験装置 - Google Patents

抵抗付き遮断器の合成短絡試験装置

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JPH05288815A
JPH05288815A JP9095192A JP9095192A JPH05288815A JP H05288815 A JPH05288815 A JP H05288815A JP 9095192 A JP9095192 A JP 9095192A JP 9095192 A JP9095192 A JP 9095192A JP H05288815 A JPH05288815 A JP H05288815A
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JP
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resistance
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JP9095192A
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Hitoshi Nakamura
等 中村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量が小さくて直接短絡試験と等価な試験結
果が得られる抵抗付き遮断器の合成短絡試験装置を提供
する。 【構成】 抵抗付き遮断器10に接続して抵抗開閉接点12
a,12b と主開閉接点11a,11b の閉路状態で主開閉接点11
a,11b に所定の短絡電流を供給する第一電流源6a、主開
閉接点11a,11b で短絡電流を遮断したのち、未だ閉路状
態の抵抗開閉接点12a,12b に所定の抵抗電源を供給する
第二電流源6a、6b、23、抵抗開閉接点12a,12b で抵抗電
源を遮断したのち、抵抗開閉接点12a と主開閉接点11a
の各極間に所定の回復電圧を印加する互に逆極性の第一
電圧源6a、6b、6c、24と第二電圧源7a、25を備えたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は抵抗付き遮断器の遮断
性能を検証する合成短絡試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は抵抗付き遮断器の遮断性能を検証
する従来周知の直接短絡試験装置を示す電路図、図4は
図3の直接短絡試験装置で遮断すべき短絡電流と抵抗電
流、回復電圧を示す波形図である。図3について構成を
説明すると、1は交流電源、2は交流電源1の電圧を昇
圧する変圧器、3は交流電源1の保護遮断器、4は変圧
器2の一次側に交流電源1の電圧を印加する投入スイッ
チ、5は変圧器2の二次巻線の短絡電流を調整するリア
クトル、10は変圧器2の二次巻線に接続した供試の抵抗
付き遮断器で2点切りのものを示す。11a,11b は抵抗付
き遮断器10の主開閉接点、12a,12b は抵抗付き遮断器10
の抵抗開閉接点で主開閉接点11a,11b より数10mS遅れ
て開極する。13a,13b は抵抗付き遮断器10の抵抗器で、
主開閉接点11a,11b の開極の際と、抵抗開閉接点12a,12
b の閉極の際に短時間、変圧器2の二次巻線に接続され
る。
【0003】従来の抵抗付き遮断器の直接短絡試験装置
は以上のように構成されており、短絡電流、回復電圧を
ともに同一の交流電源1から供給して短絡試験を行な
う。まず、保護遮断器3と抵抗付き遮断器10の主開閉接
点11a,11b 、抵抗開閉接点12a,12b を閉路状態、投入ス
イッチ4を開路状態にしておき、投入スイッチ4を投入
して変圧器2の一次側に交流電源1の電圧を印加すると
変圧器2の二次巻線を短絡した抵抗付き遮断器10の主開
閉接点11a,11b にリアクトル5、変圧器2の巻数比とイ
ンピーダンスで決まる短絡電流(図4のIm 参照)が流
れる。この短絡電流を主開閉接点11a,11b で遮断する
と、変圧器2の二次巻線に抵抗器13a,13b が接続され
て、抵抗器13a,13b と抵抗開閉接点12a,12b に抵抗電流
(図4のIr 参照)が流れ、主開閉接点11a,11b の開極
極間には抵抗器13a,13b にかかる電圧が回復電圧(図4
のVr 参照)として印加される。抵抗開閉接点12a,12b
は主開閉接点11a,11b より数10mS遅れて開極するの
で、主開閉接点11a,11b の短絡電流を遮断したのに続い
て、抵抗開閉接点12a,12b の抵抗電流を遮断すると、主
開閉接点11a,11b と抵抗開閉接点12a,12b の各極間に変
圧器2の二次巻線の電圧が回復電圧(図4のVr 参照)
として印加される。主開閉接点11a,11b と抵抗開閉接点
12a,12b の各極間の絶縁耐力が回復電圧を凌駕すれば、
抵抗付き遮断器10の遮断が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の抵抗付き遮断器
の直接短絡試験装置は以上のように構成されているの
で、主開閉接点11a,11b を流れる短絡電流、抵抗器13a,
13b と抵抗開閉接点12a,12b を流れる抵抗電流、変圧器
2の二次巻線を抵抗付き遮断器10で短絡した短絡力率、
抵抗電流を遮断した後に主開閉接点11a,11b と抵抗開閉
接点12a,12b の各極間に印加される回復電圧を実際の電
力系統のそれらに一致させねばならず、容量が極めて大
きくなると云う技術上の課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、容量が小さくて直接短絡試験と等
価な試験結果が得られる抵抗付き遮断器の合成短絡試験
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る抵抗付き
遮断器の合成短絡試験装置は直列に接続した抵抗器と抵
抗開閉接点に対し主開閉接点を並列に接続し、主開閉接
点の開極に続く所定時間後に抵抗開閉接点を開極する抵
抗付き遮断器に接続して抵抗開閉接点と主開閉接点の閉
路状態で主開閉接点に所定の短絡電流を供給する第一電
流源、主開閉接点で短絡電流を遮断したのち、未だ閉路
状態の抵抗開閉接点に所定の抵抗電流を供給する第二電
流源、抵抗開閉接点で抵抗電流を遮断したのち抵抗開閉
接点と主開閉接点の各極間に所定の回復電圧を印加する
互に逆極性の第一電圧源と第二電圧源を備えたものであ
る。
【0007】
【作用】この発明における第二電流源は主開閉接点で短
絡電流を遮断したのち、未だ閉路状態の抵抗開閉接点に
所定の抵抗電流を供給し、第一電圧源と第二電圧源は互
に逆極性にして、抵抗開閉接点で抵抗電流を遮断したの
ち、抵抗開閉接点と主開閉接点の各極間に所定の回復電
圧を印加する。
【0008】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す電路図、図
2は図1の実施例で遮断すべき短絡電流と抵抗電流、回
復電圧を示す波形図である。図1において、1、3〜
5、10、11a,11b 、12a,12b 、13a,13b は従来の抵抗付
き遮断器の直接短絡試験装置におけるものと同じもので
ある。6は交流電源1の電圧を昇圧する第一変圧器で3
つの二次巻線6a、6b、6cを有し、すべて直列に接続す
る。7は交流電源1の電圧を昇圧する第二変圧器、7aは
第二変圧器7の二次巻線で第一変圧器6の二次巻線6a、
6b、6cと逆極性の電圧を誘起する。21は第一変圧器6の
二次巻線6aに接続した補助遮断器、22は第一変圧器6の
二次巻線6bに接続した補助遮断器、23は第一変圧器6の
二次巻線6a、6bに接続した抵抗器で、抵抗付き遮断器10
の抵抗開閉接点12a,12b に流れる抵抗電流を調整する。
24は第一変圧器6の二次巻線6a、6b、6cに接続して電流
を制限する抵抗器、25は第二変圧器7の二次巻線7aに接
続して電流を制限する抵抗器である。
【0009】この実施例では第一変圧器6の二次巻線6a
が第一電流源、第一変圧器6の二次巻線6a、6bと抵抗器
23が第二電流源、第一変圧器6の二次巻線6a、6b、6cと
抵抗器24が第一電圧源、第二変圧器7の二次巻線7aと抵
抗器25が第二電圧源にそれぞれ相当する。また、この実
施例では抵抗付き遮断器10を2点切りとしているので、
その単位遮断点に対して合成短絡試験を実施する部分試
験について説明する。
【0010】この発明の実施例は以上のように構成され
ており、短絡電流、回復電圧を別の電源から供給して短
絡試験を行ない、これらを直接短絡試験と実用上同一の
試験結果が得られるように合成するものである。まず、
保護遮断器3と補助遮断器21、22、抵抗付き遮断器10の
主開閉接点11a,11b 、抵抗開閉接点12a,12b を閉路状
態、投入スイッチ4を開路状態にしておき、投入スイッ
チ4を投入して第一変圧器6と第二変圧器7の一次側に
交流電源1の電圧を印加すると、抵抗付き遮断器10の主
開閉接点11a,11b には主に第一変圧器6の二次巻線6aの
短絡電流(図2のIm 参照)が流れる。この短絡電流を
抵抗付き遮断器10の主開閉接点11a,11b と補助遮断器21
で同時に遮断すると抵抗付き遮断器10の抵抗開閉接点12
a,12b は未だ閉路状態にあるので、抵抗器13a,13b 、抵
抗開閉接点12a,12b には第一変圧器6の二次巻線6a、6b
に抵抗器23と抵抗器13a,13b を接続した抵抗電流(図2
のIr 参照)が流れる。この抵抗電流を抵抗付き遮断器
10の抵抗開閉接点12a,12b と補助遮断器22で同時に遮断
すると、主開閉接点11a と抵抗開閉接点12a の各極間に
第一変圧器6の二次巻線6a、6b、6cの電圧(図2のV6
参照)とこれと逆極性の第二変圧器7の二次巻線7aの電
圧(図2のV7 参照)とが重畳して回復電圧(図2のV
r 参照)として印加される。主開閉接点11a と抵抗開閉
接点12a の各極間の絶縁耐力が回復電圧を凌駕すれば、
抵抗付き遮断器10の抵抗開閉接点12a の遮断が完了す
る。
【0011】実施例2.上記実施例では第一変圧器6の
二次巻線6aを第一電流源、二次巻線6a、6bを第二電流
源、二次巻線6a、6b、6cを第一電圧源として用いたが、
それぞれ別個の変圧器を用いてもよく、実施例1と同様
の効果を得ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明では抵抗
付き遮断器に接続して抵抗開閉接点と主開閉接点の閉路
状態で主開閉接点に所定の短絡電流を供給する第一電
源、主開閉接点で短絡電流を遮断したのち、未だ閉路状
態の抵抗開閉接点に所定の抵抗電流を供給する第二電流
源、抵抗開閉接点で抵抗電流を遮断したのち、抵抗開閉
接点と主開閉接点の各極間に所定の回復電圧を印加する
互に逆極性の第一電圧源と第二電圧源を備えたので、容
量が小さくて直接短絡試験と等価な試験結果が得られる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す電路図である。
【図2】図1の実施例で遮断すべき短絡電流と抵抗電
流、回復電圧を示す波形図である。
【図3】従来周知の直接短絡試験装置を示す電路図であ
る。
【図4】図3の直接短絡試験装置で遮断すべき短絡電流
と抵抗電流、回復電圧を示す波形図である。
【符号の説明】
1 交流電源 4 投入スイッチ 5 リアクトル 6 第一変圧器 6a 二次巻線 6b 二次巻線 6c 二次巻線 7 第二変圧器 7a 二次巻線 10 抵抗付き遮断器 11a 主開閉接点 11b 主開閉接点 12a 抵抗開閉接点 12b 抵抗開閉接点 13a 抵抗器 13b 抵抗器 21 補助遮断器 22 補助遮断器 23 抵抗器 24 抵抗器 25 抵抗器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続した抵抗器と抵抗開閉接点に
    対し主開閉接点を並列に接続し、上記主開閉接点の開極
    に続く所定時間後に上記抵抗開閉接点を開極する抵抗付
    き遮断器に接続して上記抵抗開閉接点と上記主開閉接点
    の閉路状態で上記主開閉接点に所定の短絡電流を供給す
    る第一電流源、上記主開閉接点で上記短絡電流を遮断し
    たのち、未だ閉路状態の上記抵抗開閉接点に所定の抵抗
    電流を供給する第二電流源、上記抵抗開閉接点で上記抵
    抗電流を遮断したのち、上記抵抗開閉接点と上記主開閉
    接点の各極間に所定の回復電圧を印加する互に逆極性の
    第一電圧源と第二電圧源を備えたことを特徴とする抵抗
    付き遮断器の合成短絡試験装置。
JP9095192A 1992-04-10 1992-04-10 抵抗付き遮断器の合成短絡試験装置 Pending JPH05288815A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170022A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 エスペック株式会社 外部短絡試験装置
CN109324286A (zh) * 2018-09-29 2019-02-12 国家电网有限公司 用于高压断路器机械特性试验的智能型多功能转接装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170022A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 エスペック株式会社 外部短絡試験装置
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