JP3099386U - 便器付き療養ベット - Google Patents

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Abstract

【課題】人の手を借りることなく、周囲からの羞恥を感ずることなく、自らが楽に排泄を行うことができる便器付き療養ベットを提供する。
【解決手段】平面視して長方形状からなるベット基台11に着座式便器12を備える便器付き療養ベット10であって、ベット基台11が長手方向で分割できる第1と第2の基台13、14からなり、第1の基台13が固定して設置でき、第2の基台14が一定方向に移動できるようにすると共に、第1と第2の基台13、14の間に形成される開口部15に、着座面12aをベット基台11の上面より下方に設ける着座式便器12が第1の基台13に接続して備えられており、しかも、ベット基台11の上面と着座面12aとの間に傾斜面を有する滑り台16を備え、滑り台16の左右両端部に手摺り17を備えている。
【選択図】図1

Description

 本考案は、病人や老人が周囲に気を使うことなく楽な姿勢で排泄行為を行うことができる便器付き療養ベットに関する。
 歩行が困難な病人や、足の不自由な老人は、排泄を行いたくなった時に、ベットから降りて自由に移動できないので、付添いや、看護士等にお願いし、尿瓶や便器を尻等に宛がってもらって排泄を行っている。また、療養ベットには、ベットの床に何らかの仕様で空間を設けて、この空間と便器とを組み合わせたものが存在し、歩行が困難な病人や、足の不自由な老人は、臥した状態や、上半身を起こした状態で排泄を行っている。
 便器付療養ベットの中には、歩行が困難な病人や、足の不自由な老人が床に臥した状態の時に腰に当たる部分に対して、頭及び背中に当たる部分を上方に折り曲げることができ、且つ足に当たる部分は、腰に当たる部分に対して摺動できるようにすると共に、腰に当たる部分には、ベットの床に人の尻の幅より小さい貫通孔からなる空間を設けているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−243969号公報
 しかしながら、前述したような従来の便器付き療養ベットは、未だ解決すべき次のような問題がある。
 (1)尿瓶や便器を尻等に宛がうのは、不自然な形になるので、排泄が順調に行うことができない。また、尿瓶や便器を尻等に宛がうのに、病人や、老人を持ち上げる必要があり、付添いや、看護士等の大きな負担となっている。
 (2)ベットの床に貫通孔を設けた所に、臥した状態や、上半身を起こした状態で排泄を行うのは、排泄のための力が得られないので、楽な排泄を行うことができない。また、ベットの床に貫通孔を設けているので、排泄によって床を汚染することがあり、その都度の頻繁なマットの洗浄が必要となり、付添いや、看護士等の大きな負担となっている。
 (3)尿瓶や便器を尻等に宛がってもらったり、ベットの床の貫通孔に排泄を行うのは、周囲から排泄行為が見られるので、病人や、老人にとっては、羞恥による精神的苦痛が大きい。
 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、人の手を借りることなく、周囲からの羞恥を感ずることなく、自らが楽に排泄を行うことができる便器付き療養ベットを提供することを目的とする。
 前記目的に沿う本考案に係る便器付き療養ベットは、平面視して実質的に長方形状からなるベット基台に着座式便器を備える便器付き療養ベットであって、ベット基台が長方形状の長手方向で矩形状に分割できる第1の基台と第2の基台からなり、第1の基台が固定して設置でき、第2の基台が一定方向に移動できるようにすると共に、第1の基台と第2の基台の間に形成される開口部に、着座面をベット基台の上面より下方に設ける着座式便器が第1の基台に接続して備えられており、しかも、ベット基台の上面と着座面との間に傾斜面を有する滑り台を備え、滑り台の左右両端部に滑り台を昇降するための手摺りを備えている。
 ここで、便器付き療養ベットは、第1の基台と第2の基台の間に開口部がある時に、第1の基台の側面及び/又は第2の基台の側面から延設できる、着座式便器を外部から遮蔽するための着脱自在からなる遮蔽体が設置されているのがよい。
 また、便器付き療養ベットは、第2の基台の上面端部に第2の基台を移動させるための取っ手を有すると共に、着座式便器と対向する第2の基台の側面内部に、排泄後始末用品が設置され、しかも、着座式便器の不要時には第1の基台と第2の基台は相互で離間しないロック機構を備えているのがよい。
 更に、便器付き療養ベットは、第2の基台が一定方向に移動することができるためのレール上に設置されているのがよい。
 請求項1及びこれに従属する請求項2〜4のいずれか1項記載の便器付き療養ベットは、ベット基台に着座式便器を備える便器付き療養ベットであって、ベット基台が第1の基台と第2の基台からなり、第1の基台が固定して設置でき、第2の基台が一定方向に移動できるようにすると共に、第1の基台と第2の基台の間に形成される開口部に、着座面をベット基台の上面より下方に設ける着座式便器が第1の基台に接続して備えられており、しかも、ベット基台の上面と着座面との間に傾斜面を有する滑り台を備え、滑り台の左右両端部に手摺りを備えているので、尿瓶や便器を尻に宛がうことなく排泄でき、付添いや、看護士等への負担を軽減できる。また、着座して排泄でき、足の踏ん張りによって排泄のための力が得られるので、楽な排泄ができる。また、排泄によるベットの床を汚染することなくマットの洗浄の必要がないので、付添いや、看護士等への負担を軽減できる。更に、周囲から排泄行為が見られるのを少なくできるので、羞恥による精神的苦痛を軽減することができる。
 特に、請求項2記載の便器付き療養ベットは、第1の基台と第2の基台の間に開口部がある時に、第1及び/又は第2の基台の側面から延設できる、着座式便器を外部から遮蔽するための着脱自在からなる遮蔽体が設置されているので、周囲から排泄行為が見られるのを遮蔽でき、羞恥による精神的苦痛をなくすことができる。
 また、請求項3記載の便器付き療養ベットは、第2の基台の上面端部に第2の基台を移動させるための取っ手を有すると共に、着座式便器と対向する第2の基台の側面内部に、排泄後始末用品が設置され、しかも、着座式便器の不要時には第1の基台と第2の基台は相互で離間しないロック機構を備えているので、病人や老人であっても容易に第1の基台と第2の基台を離間させることができ、排泄後は近くにある後始末用品を使用して容易に後始末を行うことができる。また、着座式便器の不要時には、第1の基台と第2の基台を確実にロックするので、病人や、老人は、ベットの床に安全に臥すことができる。
 更に、請求項4記載の便器付き療養ベットは、第2の基台が一定方向に移動することができるためのレール上に設置されているので、第2の基台を正確に移動させることができる。
 続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施するための最良の形態について説明し、本考案の理解に供する。
 ここに、図1は本考案の一実施の形態に係る便器付き療養ベットの実施例1の斜視説明図、図2は同便器付き療養ベットの実施例2の斜視説明図、図3(A)、(B)はそれぞれ同便器付き療養ベットの実施例3の斜視説明図、図4は同便器付き療養ベットの実施例4の斜視説明図である。
 図1に示すように、本考案の一実施の形態に係る便器付き療養ベット10は、平面視して通常の人間が余裕をもって臥すことができる金属製や、木製等からなる実質的に長方形状のベット基台11であって、このベット基台11には、着座式便器12を備えている。ベット基台11は、長方形状の長手方向で病人や、老人等がベット上に臥した時に腰に当たる部分あたりで2つに分割できる実質的に矩形状の第1の基台13と第2の基台14から構成されている。
 第1の基台13は、室内の床や、壁面等に固定して設置できるようになっており、第2の基台14は、第1の基台13との分割面どうしを平行に保って、第1の基台13の分割面に対して垂直方向に第1の基台13から離れたり、第1の基台13に接続できるように移動ができるようになっている。第2の基台14が第1の基台13から離れた時に形成される第1の基台13と第2の基台14の間の開口部15には、第1の基台13の分割面の中央部分に接続して着座式便器12が備えられている。この着座式便器12は、着座式便器12の着座面12aがベット基台11の基台上面より、例えば、5〜30cm程度下方になるように設置されている。そして、ベット基台11の基台上面と、着座式便器12の着座面12aとの間は、傾斜面、例えば、15〜60度程度の角度を有する滑り台16を備えている。また、滑り台16の左右の両端部には、病人や、老人等が滑り台16を昇降するための手摺り17を備えている。
 なお、着座式便器12は、配管等が設置された水洗式や、ワォシュレット式、あるいは、着脱自在の簡易式等のものであってもよく、方式を限定するものではなく、自由に選択できる。
 第1の基台13は、病人や、老人等が上半身を楽に起き上がられることができるための、第1の基台13上に載置されているマット18が腰部分で、手動式、又は自動式に屈折させることができるリクライニング機構を備えたものであってもよい。また、マット18は、滑り台16との境界部分の段差を少なくするために、マット18の端部に傾斜を持たせたものであってもよい。
 図2に示すように、本考案の一実施の形態に係る変形例の便器付き療養ベット10aは、前記実施例1と基本的には同一のものであるので、異なる部分のみ説明する。
 便器付き療養ベット10aは、第1の基台13と第2の基台14との間に開口部15ができた時に、第1の基台13の側面及び/又は第2の基台14の側面から延設できる着脱自在からなる遮蔽体19を備えている。この遮蔽体19は、例えば、布製や、折畳式木製等からなるカーテン状のものであればよく、病人や、老人等が着座式便器12に着座して排泄を行う時に、着座式便器12を外部から遮蔽して排泄行為を隠してくれるので、外部から見られることによる羞恥をなくすことができる。また、遮蔽体19は、着脱自在となっているので、付添いや、看護士等の開口部15への出入りが自由にできる。
 図3(A)、(B)に示すように、本考案の一実施の形態に係る他の変形例の便器付き療養ベット10bは、前記実施例1又は2と基本的には同一のものであるので、異なる部分のみ説明する。
 便器付き療養ベット10bは、第2の基台14の上面端部に第2の基台14を病人や、老人等が容易に移動させることができるための取っ手20を備えている。また、着座式便器12と対向する第2の基台14の側面内部には、病人や、老人等が排泄を行った後に後始末を行うための、例えば、トイレットペーパー21や、ウェットティッシュ22等の排泄後後始末用品が設置されている。そして、着座式便器12が使用されない時には、第1の基台13と第2の基台14が相互で離間しないための、例えば、鉤23とピン24等からなるロック機構を備えている。なお、排泄後後始末用品は、第1の基台13と第2の基台14の開閉時に、着座式便器12や、滑り台16等に引っ掛かって開閉が阻害されないように取り付けられている。
 図4に示すように、本考案の一実施の形態に係る更に他の変形例の便器付き療養ベット10cは、前記実施例1〜3のいずれか1つと基本的には同一のものであるので、異なる部分のみ説明する。
 便器付き療養ベット10cは、第2の基台14を一定方向に移動させることができるための、例えば、床の上に固定されたり、床の中に埋め込まれたり等して形成させたレール25上に、第2の基台14の底部に設けた、例えば、回転体や、摺動体等を載置して、第2の基台14が移動できるようにしている。このレール25を設けることで、病人や、老人等は、第2の基台14を一定方向に容易に移動させることができる。
 本考案の便器付き療養ベットは、寝たきり等の重度の病人や、老人以外のベット上で移動ができる病人や、老人等が付添いや、看護士等の手助けを必要としないで、清潔に、周囲に気を使うことなく排泄を行うことができる。また、本考案の便器付き療養ベットは、ベットを離れて移動できない骨折等のけが人に対しても適用することができる。
本考案の一実施の形態に係る便器付き療養ベットの実施例1の斜視説明図である。 同便器付き療養ベットの実施例2の斜視説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同便器付き療養ベットの実施例3の斜視説明図である。 同便器付き療養ベットの実施例4の斜視説明図である。
符号の説明
 10、10a、10b、10c:便器付き療養ベット、11:ベット基台、12:着座式便器、12a:着座面、13:第1の基台、14:第2の基台、15:開口部、16:滑り台、17:手摺り、18:マット、19:遮蔽体、20:取っ手、21:トイレットペーパー、22:ウェットティッシュ、23:鉤、24:ピン、25:レール

Claims (4)

  1.  平面視して実質的に長方形状からなるベット基台に着座式便器を備える便器付き療養ベットであって、
     前記ベット基台が前記長方形状の長手方向で矩形状に分割できる第1の基台と第2の基台からなり、前記第1の基台が固定して設置でき、前記第2の基台が一定方向に移動できるようにすると共に、前記第1の基台と前記第2の基台の間に形成される開口部に、着座面を前記ベット基台の上面より下方に設ける前記着座式便器が前記第1の基台に接続して備えられており、しかも、前記ベット基台の上面と前記着座面との間に傾斜面を有する滑り台を備え、該滑り台の左右両端部に該滑り台を昇降するための手摺りを備えていることを特徴とする便器付き療養ベット。
  2.  請求項1記載の便器付き療養ベットにおいて、前記第1の基台と前記第2の基台の間に開口部がある時に、前記第1の基台の側面及び/又は前記第2の基台の側面から延設できる、前記着座式便器を外部から遮蔽するための着脱自在からなる遮蔽体が設置されていることを特徴とする便器付き療養ベット。
  3.  請求項1又は2記載の便器付き療養ベットにおいて、前記第2の基台の上面端部に該第2の基台を移動させるための取っ手を有すると共に、前記着座式便器と対向する前記第2の基台の側面内部に、排泄後始末用品が設置され、しかも、前記着座式便器の不要時には前記第1の基台と前記第2の基台は相互で離間しないロック機構を備えていることを特徴とする便器付き療養ベット。
  4.  請求項1〜3のいずれか1項記載の便器付き療養ベットにおいて、前記第2の基台が一定方向に移動することができるためのレール上に設置されていることを特徴とする便器付き療養ベット。
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