JP3098603U

JP3098603U - 寝たきり病人用大小便器具

Info

Publication number: JP3098603U
Application number: JP2003004180U
Authority: JP
Inventors: 荒井　満雄
Original assignee: 荒井　満雄
Priority date: 2003-06-16
Filing date: 2003-06-16
Publication date: 2004-03-11
Anticipated expiration: 2009-06-16

Abstract

【目的】寝たきり病人が排泄する大小便の処理作業を、能率的且つ衛生的に実施できるようにする。
【構成】汚物吸入口（１）と吸入ホース（２）を備えた吸引タンク（３）と、洗浄ノズル（４）を備えた噴霧器（５）を積載した台車（Ｆ）からなると共に、該吸引タンク（３）には吸引器（Ｘ）の吸引ホース（Ｙ）が接続されてなる。
【選択図】　　図１

Description

【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、寝たきり病人がベッドに寝たままの姿勢で大小便を行える器具と装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、寝たきり病人の排泄する大小便を取るためシ瓶や携帯便器などを陰部に当てがって処理している。また、あらかじめ紙オムツをはかせ、これを取り替えることによって処理している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の作業は手間と時間がかかり介護する人の大きな負担となっている。また、大小便を取ったあとの清掃が不十分なため不潔になりがちとなり、病人本人の不快感が大きい。
【０００４】
そこで本考案は、介護する人の労力を大幅に軽減させ、病人本人の負担も少なく、且つ清潔な状態を保つことができるものである。更に、排泄された大小便の廃棄作業を極めて衛生的に処理できるものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
ベッド（Ａ）のほぼ中央に開口部（Ｂ）を設け、且つこの開口部にヒンジ（Ｃ）及びレバー（Ｄ）によって開閉できる開閉シート（Ｅ）を備える。
一方、台車（Ｆ）上にラッパ状の汚物吸入口（１）と吸入ホース（２）を備えた吸引タンク（３）と、洗浄ノズル（４）を備えた噴霧器（５）が積載されている。また、該吸引タンクには吸引器（電気掃除機）（Ｘ）の吸引ホース（Ｙ）が接続されている。
【０００６】
【考案の実施の形態・実施例】
寝たきり病人（Ｇ）が大小便を行う際、介護者は台車（Ｆ）をベッド（Ａ）の側に移動させる。次いでレバー（Ｄ）を操作して開閉シート（Ｅ）を下方へ開く。
従って、寝たきり病人（Ｇ）の陰部が露出される。そこでこの陰部に向かって汚物吸入口（１）を当てがい前記吸引器（Ｘ）をスイッチオンする。よって吸引タンク（３）内は減圧状態となり、汚物吸入口（１）から排泄される大小便を強く吸引し、吸入ホース（２）を通じて吸引タンク（３）内に溜めることができる。また、排泄が終った時点で噴霧器（５）を作動させ、洗浄ノズル（４）によって汚れている陰部をきれいにすることができる。なお、溜ったタンク内の便は時々廃棄すればよい。
【０００７】
【考案の効果】
寝たきり病人の介護における大小便の排泄処理作業を、簡易且つ能率的に行えると共に、あと始末も極めて衛生的に実施できる便利にして有益な考案を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施状態を示す概略側面図。
【図２】本考案ベッドの平面図。
【図３】本考案汚物吸入口及び洗浄ノズルの要部拡大斜視図。
【符号の説明】
１　　汚物吸入口
２　　吸入ホース
３　　吸引タンク
４　　洗浄ノズル
５　　噴霧器
Ａ　　ベッド
Ｂ　　開口部
Ｃ　　ヒンジ
Ｄ　　レバー
Ｅ　　開閉シート
Ｆ　　台車
Ｇ　　病人
Ｘ　　吸引器
Ｙ　　吸引ホース

Claims

汚物吸入口（１）と吸入ホース（２）を備えた吸引タンク（３）と、洗浄ノズル（４）を備えた噴霧器（５）を積載した台車（Ｆ）からなると共に、該吸引タンク（３）には吸引器（Ｘ）の吸引ホース（Ｙ）が接続されてなる寝たきり病人用大小便器具。