JP2003144476A - バキウム式お尻洗浄便器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 病気等で寝たきりの人が、介護人の手助け
を必要とせず、一人で容易に排便が可能となるバキウム
式お尻洗浄便器の提供。 【解決手段】 便器（１）にミニポンプ（１０）とバキ
ウム器（１３）を接続させる構成。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は、寝ている状態で
用便を出来るようにしたお尻洗浄便器装置である。 【０００２】 【従来の技術】従来のポータブルトイレは、歩けない方
は寝床の側にあっても人の手を借りなければならず非常
に難儀なことである。差込便器は、用便後の後始末は本
人には出来なく、悪臭もして本人は辛いものである。こ
のように介助される方、介護する人お互い辛い思いをし
ているのが現状である。 【０００３】 【発明の解決しようとする課題】介助される方にとっ
て、一人で簡単に用便が出来、寝ている状態で用便後の
後始末も出来る便器が望まれる。又介護する方も装置の
取扱いや、便の処理が簡単に出来るものを必要としてい
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】この発明においては、介
助される者が便器１を寝たままの状態で一人で簡単にお
尻に当てる事が出来、手元スイッチ４の操作でミニポン
プ１０とバキウム器１３が同時に作動し、お尻の洗浄と
便の吸引が出来る。便はバキウム器１３タンク内の便槽
バケツ１８に溜めることが出来、便槽バケツ１８には消
臭剤を入れておけば悪臭も解消される。便槽バケツ１８
の取出しも容易で便の処理が簡単に出来る。 【０００５】 【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図１は、便器の斜視図で
ある。図２は、便器の正面図である。使用者は片手で容
易に便器を取扱う事が出来る。便器１はお尻敷板２に保
持され脱落防止となる。男性の場合は尿カップホルダー
３が接続され尿の吸引も出来る。洗浄噴射口５は使用者
に合わせて角度を調整出来るようにしている。便を水と
空気の流体力学によりスムーズに吸引可能にするため、
吸入孔６を便器１に設けている。吸引用ホース１４と洗
浄用給水ホース１５は便器１からの脱着が簡単に出来、
清掃も容易に行える。 【０００６】便器１の使用材質は合成樹脂が適してお
り、形成が容易で重量も軽く扱い易くなっていて、当て
口は合成ゴムカバー７を施して肌の接触面に優しくなっ
ている。 【０００７】図３に示す実施例は、便器１とミニポンプ
１０とバキウム器１３を連結した使用状態である。ミニ
ポンプ１０からの給水ホース１５を便器１のワンタッチ
カップリング９に接続し、ミニポンプ１０の電源線１２
をバキウム器１３の結線ボックス１６に接続する。バキ
ウム器１３の吸込みホース１４を便器１に接続し手元ス
イッチ４の電源線８をバキウム器１３の結線ボックス１
６に接続する。水槽バケツ１７の水量は、便槽バケツ１
８の溢れ出し防止の為、少なくする必要がある。各部の
脱着が簡単で、持ち運びが容易な構造としてある。 【０００８】 【発明の効果】この発明は、以上説明の通り構成されて
いるので、以下に記載される様な効果がある。 【０００９】便器とミニポンプ、バキウム器の一式を何
処へでも簡単に移動が出来る。 【００１０】使用者は他人の目を気にせず一人で気兼ね
なく排便が出来る。 【００１１】介護者は、一日一回程度の処理だけで済み
極めて負担が軽くなる。

【図面の簡単な説明】 【図１】便器の斜視図である。 【図２】便器の正面図である。 【図３】便器とミニポンプとバキウム器を連結して使用
状態を示した図である。 【符号の説明】 １ 便器 ２ お尻敷板 ３ 尿カップホルダー ４ 手元スイッチ ５ 洗浄噴射口 ６ 吸気孔 ７ ゴムカバー ８ 手元スイッチ電源線 ９ ワンタッチカップリング １０ ミニポンプ １１ 逃し弁 １２ ミニポンプ電源線 １３ バキウム器 １４ 吸込みホース １５ 給水ホース １６ 結線ボックス １７ 水槽バケツ １８ 便槽バケツ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】バキウム式お尻洗浄便器であって、便器
   （１）は股間に当て易いコンパクトな形状であり、お尻
   洗浄用の噴射口（５）と便器保持用のお尻敷板（２）を
   取付、吸気孔（６）を設け、男性の場合は尿カップホル
   ダー（３）を接続し、便器（１）にミニポンプ（１０）
   と乾湿型のバキウム器（１３）を接続させて、手元スイ
   ッチ（４）の操作でミニポンプ（１０）とバキウム器
   （１３）が同時に作動しお尻洗浄と便の吸引をすること
   を特徴としたバキウム式お尻洗浄便器。