JP3098128B2 - 湯水切替機構付き湯沸器 - Google Patents

湯水切替機構付き湯沸器

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JP3098128B2
JP3098128B2 JP04354280A JP35428092A JP3098128B2 JP 3098128 B2 JP3098128 B2 JP 3098128B2 JP 04354280 A JP04354280 A JP 04354280A JP 35428092 A JP35428092 A JP 35428092A JP 3098128 B2 JP3098128 B2 JP 3098128B2
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憲二 畑
辰夫 栗山
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パロマ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭の厨房などで
使用される湯沸器に関し、さらに詳しくは、点火スイッ
チに連動したモータ又は電磁弁等の電気的手段により給
止水栓を開閉させて出湯あるいは停止を行なう湯水切替
機構付き湯沸器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湯沸器としては、点火ス
イッチに連動したモータ又は電磁弁等の電気的手段によ
り給止水栓を開閉させて出湯あるいは停止を行なうもの
が一般的に知られている。そしてこれによれば、湯水・
水湯の切替えがワンタッチでできる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湯沸器
は夏場には湯を使用せずに水道の蛇口として使用される
ケースが多くあるが、このような給止水栓をモータや電
磁弁等により電気的に開閉するものによれば、水だけを
使用したい場合にも給止水栓の開閉が電気的に行なわれ
るために駆動電源としての電池を消費し、また電池が消
耗する(あるいは電池を取外す)と水だけでも使用でき
ないという問題があった。
【0004】本発明は、そのような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、水
だけ使用の場合には給止水栓の開閉を電気的に行わず機
械的に行なうことにより湯水の切替え使用の便利性を高
めた、しかも電源としての電池の消費も少ない湯水切替
機構付き湯沸器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明に係る湯水切替機構付き湯沸器は、給水管又は出
湯管が配設される熱交換器と、前記給水管又は出湯管に
設けられる給止水栓と、前記熱交換器を加熱するバーナ
と、前記バーナへガスを供給する給ガス管に設けられる
給ガス栓と、前記給止水栓を電気的手段により開閉させ
る駆動源と、バーナ点火操作時には前記駆動源の駆動に
より前記給止水栓を開くと共に前記給ガス栓を開き前記
バーナを点火させるバーナ点火制御手段と、前記出湯管
を流れる湯水の出湯温度を調節する湯温調節手段と、前
記湯温調節手段が「水」位置に設定されたとき前記バー
ナ点火制御手段を操作させずに前記給止水栓のみを機械
的に開かせる湯水切替制御手段とを備えたことを要旨と
している。
【0006】
【作用】このような構成を有する本発明の湯沸器によれ
ば、湯温調節手段が「水」位置に設定されていないとき
には、駆動源の駆動により給止水栓及び給ガス栓が開か
れ、更にバーナ点火制御手段によりバーナが点火される
ことにより熱交換器の給水管を流れる水は加熱され出湯
水が得られるが、湯温調節手段が「水」位置に設定され
たときにはバーナ点火は操作されずに湯水切替制御手段
によって給止水栓のみが機械的に開かれる。そのために
出湯管からは水のみが吐出されることとなる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例としての
元止め式湯沸器の概略構成を示したものである。図示さ
れるように、この元止め式湯沸器10は、器具本体内
に、給水管16と出湯管18とを備える熱交換器12
と、この熱交換器12を加熱するためのガスバーナ14
とが配置される。そして給水管16の元には給止水栓2
0が接続され、前記ガスバーナ14へガスを供給するガ
ス管22の元には給ガス栓24が接続されている。
【0008】前記給止水栓20は、この栓内の給水流路
にダイヤフラム室28が設けられると共に、このダイヤ
フラム室28へ通じる弁口30を開閉可能なるように水
栓ダイヤフラム26が配設される。そしてこの水栓ダイ
ヤフラム26の前記弁口30に対応する中央部位に弁口
32が設けられ、この弁口32にはこの給止水栓の栓壁
に貫設されるバルブスピンドル36の先端に取着された
水栓パイロットバルブ34がスプリング38を介して常
時はこの弁口32を閉じるように押圧付勢された状態で
設けられている。
【0009】また前記水栓ダイヤフラム26には前記弁
口32のほかに通水孔40が設けられ、水栓パイロット
バルブ34によりこの弁口32が閉じられたときには給
水流路内の水圧の関係でこの通水孔40を介して給水流
路内の水が水栓ダイヤフラム26の背面側に侵入し、水
栓パイロットバルブ34の閉塞状態、つまりダイヤフラ
ム室28の弁口28の閉塞状態が保持され、この給止水
栓20が止水状態に保持されるように構成されている。
【0010】また、前記ダイヤフラム室28には、水圧
ダイヤフラム42により一次圧室44と二次圧室46と
に仕切られ、一次圧室44側には前記水圧ダイヤフラム
42面に前記弁口30よりダイヤフラム室28へ流入し
てくる水量を調節する水量調節弁48がスプリング50
を介して取着され、この水量調節弁48により給水流路
を流れる水の流量が調節されるようになっている。
【0011】また一次圧室44に流入した水は、この給
止水栓20の栓壁に回動自在に貫設される水量絞り軸5
2の連通水路54を介して前記給水管16及び出湯管1
8にそれぞれ分配されて供給され、この水量絞り軸52
を回動させることにより給水管16への水の供給流量の
調節並びに出湯管18を流れる湯への水のミキシング量
の調節が図れるようになっている。
【0012】そしてこの水量絞り軸52には湯温調節レ
バー56が連繋されると共に、この湯温調節レバー56
の操作により回転される水量絞り軸52の回転を検知す
る湯水切替スイッチ58が近接して設けられる。この湯
水温度の調節並びに水だけ使用する場合の湯水切替機構
については、図2〜図5の説明において詳述する。尚、
図1中符号60は絞り軸52の連通水路54を介して給
水管16へ送られる水量を調節する水量調節弁である。
【0013】また、前記ダイヤフラム室28の二次圧室
46側はバイパス管路62を介して前記給水管16に設
けられるベンチュリ管部64へ連通され、給水管16に
水が流れているときは二次圧室46が一次圧室44より
負圧となり水量調節弁48が図1中矢印で示した左方向
の移動することにより後述するように給ガス栓24のガ
ス流路に設けられる水圧連動ガス弁70が開かれると同
時に水流検知スイッチ86がONするようになってい
る。尚、符号66は二次圧室46に設けられた水抜き栓
である。また、符号68はこの給止水栓20への水の入
口に設けられたストレーナを示している。
【0014】一方、前記ガスバーナ14のガス管22に
設けられた給ガス栓24は、栓内部の給ガス流路に前記
水量調節弁48の動きに連動して弁口78を開閉する水
圧連動ガス弁70と、給ガス流路のガス圧力に応じて弁
口88の開度を調節するガスガバナ72と、点火トラブ
ル等の未然防止のためこの給ガス栓24のガス入口付近
の弁口94に設けられるマグネット安全弁74と、給ガ
ス流路を開閉するため弁口97に設けられる器具栓76
とがそれぞれ備えられている。
【0015】ここに水圧連動ガス弁70は、その弁軸8
2が給ガス栓24の栓壁及び給止水栓20の栓壁を貫挿
して前記ダイヤフラム室28内の水圧ダイヤフラム42
に連結され、給止水栓20に水が流れていない止水状態
ではスプリング80により弁口78が閉塞された状態に
保たれている。そしてこの弁軸82の途中部位にはスイ
ッチ作動片84が設けられると共に、この弁軸82の傍
にはそのスイッチ作動片84によってONされる前述の
水流検知スイッチ86が設けられ、給止水栓20に水が
流れスイッチ作動片84により水流検知スイッチ86が
ONされたときに後述するモータ99が駆動され点火操
作が開始されるように構成されている。
【0016】また、前記ガスガバナ72は、給ガス流路
のガス圧力に応じて伸縮するスプリング90を介してそ
の弁口88の開度が調節されるようになっており、さら
に前記マグネット安全弁74は、内蔵される電磁石の作
動によりその弁口94が開閉されるものである。さら
に、前記器具栓76は、給ガス栓24の栓壁に貫挿され
たバルブ軸98の先端に取着され、常態ではスプリング
により押圧されて弁口97を閉塞するように設けられて
いる。
【0017】かくして点火スイッチに連動して駆動され
給止水栓20を開閉させて出湯あるいは停止を行なわせ
る駆動源たるモータ99には、その駆動軸に連繋される
モータカム軸に第1ないし第3カム100、102、1
04が設けられ、第1カム100にはモータ連動レバー
106を介して前記水栓パイロットバルブ34を開閉作
動させる給止水栓開閉レバー108が連繋されている。
この給止水栓開閉レバー108は水栓パイロットバルブ
34のバルブスピンドル36の基部に連繋され、この給
止水栓開閉レバー108の作動によりバルブスピンドル
36が進退動し、水栓パイロットバルブ34により閉じ
られている弁口32が開閉されるものである。
【0018】また第2カム102は前記器具栓76のバ
ルブ軸98に連繋され、さらに第3カム104は前記マ
グネット安全弁74に内蔵される電磁石を着磁させるた
め給ガス栓24の栓壁に貫挿して設けられる安全弁作動
杆96に連繋されている。そしてモータ99に近接して
前記第1カム100及び第2カム102の回転位置を検
出するリミットスイッチ110、112が配設されてお
り、これらのリミットスイッチ110、112からのO
N信号により前記水栓パイロットバルブ34が閉じられ
たことと器具栓76が閉じられたことが検知されるよう
になっている。尚、器具本体の操作パネル130(図2
に示される)には、操作ボタン114とこれの押圧によ
りONされる点火スイッチ116が設けられ、この点火
スイッチ116のON操作によりモータ99が回転駆動
されるようになっている。
【0019】また、符号118はガスバーナ14に供給
されるガスの点火用電極を示し、また120はガスバー
ナ14の近傍の熱温度を検知する一次熱電対を示し、さ
らに符号122は熱交換器12内の燃焼ガス温度を検知
するためケーシング壁ののぞき窓に設けられる二次熱電
対を示している。
【0020】次に、前述の湯水温度の調節並びに湯水の
切替機構について図2〜図5に詳細な構成図を示して説
明すると、前記給止水栓開閉レバー108は枢支ピン1
32を介して取付台134に回動自在に設けられ、この
給止水栓開閉レバー108の一側上面には山形状の突出
片136が設けられている。そしてこの給止水栓開閉レ
バー108の上方に位置して湯温調節ダイヤル部材13
8が水量絞り軸52に回動自在に枢着され、この湯温調
節ダイヤル部材138の一側にはこの湯温調節ダイヤル
部材138が回動されたときに前記給止水栓開閉レバー
108の突出片136を押圧する湯水切替作動片142
が設けられ、さらにこの湯温調節ダイヤル部材138の
他側には同じくこの湯温調節ダイヤル部材138が回動
されたときに前述の湯水切替スイッチ58をONさせる
湯水切替スイッチ作動片144が設けられている。
【0021】さらに、この湯温調節ダイヤル部材138
を回動させる湯温調節レバー56が前述の操作ボタン1
4が設けられる操作パネル130に支軸146を介して
回動自在に設けられ、この湯温調節レバー56の一側面
に前記支軸146を中心とした半円弧状に形成された主
ギヤ148が前記湯温調節ダイヤル部材138の軸筒外
周面に形成される従ギヤ150に噛合されている。そし
てこの湯温調節レバー56の回動操作により湯温調節ダ
イヤル部材138が回動され、これにより前述の水量絞
り軸52が回動されて給水管16と出湯管18とへ分配
供給される水の分配量が調節されるように構成されてい
る。
【0022】一方、点火操作時に前記モータ99の駆動
により給止水栓開閉レバー108を作動させるモータ連
動レバー106は、一端が器具内の取付片152に取付
ピン154を介して回動自在に設けられ、このモータ連
動レバー106の一側に設けられる係合片156がモー
タ99等が一体的に収納されるモータカムボックス15
8内の第1カム100に連動して昇降動するスライダ1
60に係合されると共に、このモータ連動レバー106
の他側に設けられる水開閉バルブ作動片162が前記給
止水栓開閉レバー108の一端に設けられる水開閉従動
片164に当接されている。
【0023】このように構成された元止め式湯沸器10
によれば、操作ボタン114を押すことにより点火スイ
ッチ116がONされ、それによってモータ99がON
されて駆動される。そしてモータ99の駆動軸に連繋さ
れるモータカムの回転に連動してスライダ160が図3
中の矢印A方向に引き下げられ、モータ連動レバー10
6が同図中矢印B方向に回動される。
【0024】そうするとモータ連動レバー106の作動
片162が給止水栓開閉レバー108の従動片164を
同図中矢印C方向へ押し下げ、その結果給止水栓開閉レ
バー108が枢支ピン132を支点として回動されて水
栓バルブスピンドル36が同図中矢印D方向へ押し下げ
られる。その結果水栓パイロットバルブ34が後退する
ことにより、ダイヤフラム室28へ通じる弁口30が開
いてダイヤフラム室28へ水が流入し、一部の水は水量
絞り軸52の連通水路54を介して給水管16へ送ら
れ、また残りの水は出湯管18へ送られる。
【0025】そして給水管16へ送られた水がベンチュ
リー管部64を通ることによりダイヤフラム室28のダ
イヤフラム二次圧室46の圧力を下げ、ダイヤフラム4
2が図1中左方向へ移動し、この水圧ダイヤフラム42
を介して水量調節弁48と給ガス栓24の水圧連動ガス
弁70とを連結する弁軸82を同じく図1中左方向へ移
動させ、それに伴って給ガス栓24内の水圧連動ガス弁
70が開くと同時に水流検知スイッチ86がONする。
【0026】そしてこの水流検知スイッチ86からのO
N信号によりモータ99が駆動され、モータの第3カム
104によってマグネット安全弁作動杆96を押し下
げ、マグネット安全弁74を電気的に導通させて内蔵の
電磁石を着磁させることにより開かせると共に、第2カ
ム102によって器具栓76のバルブ98を押し開き器
具栓76も開かせ、これによって給ガス栓24内の給ガ
ス流路が開かれ、ガスバーナ14へガスが供給される状
態となる。それと共に、図示しないイグナイタの点火に
より点火用電極118に連続スパークが飛び、ガスバー
ナ14が点火される。
【0027】そのために熱交換器12に通じる給水管1
6を通る水はガスバーナ14によって加熱され出湯管1
8を通って出湯されるが、そのとき水量絞り軸52の連
通水路54を通って出湯管18へ直接送られてきた水が
混合されることによって適度の温度に調節された状態で
出湯が継続することとなる。その間マグネット安全弁7
4は解放状態が保持される。また、モータカムは燃焼位
置で停止された状態となる。
【0028】一方、出湯を停止させる場合には、そのモ
ータカムの燃焼停止位置で再度操作ボタン114を押し
て点火スイッチ116をONすることにより、マグネッ
ト安全弁74を解放保持している電流がOFFされると
同時にモータ99が再びONされて駆動しモータカムが
停止位置に戻される。そしてこの時点で給止水栓開閉レ
バー108も元の状態に戻って水栓パイロットバルブ3
4が閉じられ、また器具栓76及び水栓パイロットバル
ブ34も閉じられ、給水流路が遮断されると共に給ガス
流路も遮断されて出湯が停止される。
【0029】次に、止水状態から水だけを使用する場合
の操作について説明すると、今、湯温調節レバー56を
指先でつまんで図2中矢印Eで示した時計方向へ回し
「水」位置にすると、互いに噛合する主ギヤ148、従
ギヤ150間の作用により湯温調節ダイヤル部材138
が図2中矢印Fで示した時計方向へ回転する。そのため
湯温調節ダイヤル部材138の湯水切替作動片142
が、給止水栓開閉レバー108の突出片136上に乗り
上げることにより給止水栓開閉レバー108が回転し水
栓パイロットバルブ34が開かれる。
【0030】そしてこの時同時に湯温調節ダイヤル部材
138の湯水切替スイッチ作動片144が湯水切替スイ
ッチ58をONさせ、点火スイッチ116のON操作を
受付けない状態となる。したがってこの時に操作ボタン
114を押しても点火スイッチ116はONされず、ガ
スバーナ14が点火されることはない。
【0031】次に、出水状態のときに止水操作を行なう
場合について説明すると、湯温調節レバー56を先程の
「水」位置から低温・高温領域範囲の位置に戻すことに
より、湯温調節ダイヤル部材138がやはり両主ギヤ1
48、従ギヤ150間の作用により今度は図4中矢印G
方向(反時計方向)に回転し、湯温調節ダイヤル部材1
38の湯水切替作動片142と給止水栓開閉レバー10
8の突出片136との係合が外れ、水栓パイロットバル
ブ34はスプリング38のバネ力により閉じられる。そ
の結果、給止水栓20は閉じられ、出水が停止される。
【0032】次に、出湯中に水だけ使用に切替えたい場
合の操作について説明すると、今、ガスバーナの燃焼中
に湯温調節レバー56を「水」位置にすると、この湯温
調節レバー56に連動して湯温調節ダイヤル部材138
が図2中矢印E方向(時計方向)へ回転し、湯水切替ス
イッチ作動片144により湯水切替スイッチ58をON
させることにより、モータ99がONしてモータカムが
停止位置へ戻ってすべてのバルブが閉じられ、ガスバー
ナ14は消火する。
【0033】ただし、このとき湯温調節ダイヤル部材1
38の水開閉バルブ作動片162は、湯温調節ダイヤル
部材138の回転によって図5に示されるように、給止
水栓開閉レバー108の突出片136上に乗り上げ互い
に干渉しているので、給止水栓開閉レバー108は水栓
パイロットバルブ34を開いた状態に保つため給止水栓
20は開かれており、出湯管18からは水だけが吐出さ
れることとなる。
【0034】最後に、水の使用中に湯へ切替えたい場合
には、湯温調節レバー56を「水」位置から低温・高温
領域位置へ戻した後、操作ボタン114を押してやれば
よい。そうすれば湯温調節レバー56の操作により出湯
管18からの水の吐出はいったん停止され、次いで操作
ボタン114の操作により前述の図2及び図3に説明し
た動作に従って出湯管18より湯が出てくることとな
る。
【0035】尚、上記実施例において、本発明の請求の
範囲に記載される「駆動源」はモータ99を指し、また
「バーナ点火制御手段」は給ガス栓24の各バルブを順
次開き、水流検知スイッチ86からの信号によりガスバ
ーナ14を点火させる一連のシーケンシャルな制御機構
を指す。そして「湯温調節手段」は上記実施例における
湯温調節レバー56をいい、また「湯水切替制御手段」
はこの湯温調節レバー56により作動される湯温調節ダ
イヤル部材138、及びこれと給止水栓開閉レバー10
8との連繋あるいは湯水切替スイッチ58との連繋等の
一連の機械的運動機構を指称するものである。
【0036】以上、実施例について説明したように、本
発明は点火操作時にはモータ99の駆動により給止水栓
20の水栓パイロットバルブ34が開いて水が流れると
同時に給ガス栓24の各バルブが開いてガスバーナ14
が点火されることにより出湯が行なわれ、水だけ使用の
場合には湯温調節レバー56を手操作により「水」位置
まで移かすことにより給止水栓20の水栓パイロットバ
ルブ34が開くのみで給ガス栓24にはガスが流れず、
ガスバーナ14の点火は行なわれないため出湯管18か
らは水のみが吐出されるものである。
【0037】かくして、本発明では、上記実施例に何ら
限定されるものではないことは本発明の趣旨に鑑ければ
十分理解できることである。例えば、水だけ使用時の給
止水栓のみを開かせるための機械的構成は種々の設計変
更が可能であることは言うまでもないことである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の湯沸器によれば、点火操作時には電気的手段によ
り給止水栓が開かれ出湯が行われるほか、水だけ使用時
には機械的手段により給止水栓が開かれるのみでバーナ
の点火は行なわれず水だけが吐出されるものである。そ
して手操作によりワンタッチで湯水の切替えができるも
のであるから、非常に使い勝手の良いものである。ま
た、水だけ使用時にはモータ駆動用電源である電池を消
耗しないので電池の耐用寿命が延びるし、万一電池が切
れても水だけの使用は継続的に行なえるという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての元止め式湯沸器の概
略構成図である。
【図2】図1に示した湯沸器の湯水切替機構の構成を示
した平面図である。
【図3】図2に示した湯水切替機構の構成を一部破断し
て示した正面図である。
【図4】図2及び図3に示した湯沸器における湯水切替
機構の作動説明図である。
【図5】同じく図2及び図3に示した湯沸器における湯
水切替機構の作動説明図である。
【符号の説明】
10 元止め式湯沸器 12 熱交換器 14 ガスバーナ 16 給水管 18 出湯管 20 給止水栓 24 給ガス栓 34 水栓パイロットバルブ 36 バルブスピンドル 56 湯温調節レバー 58 湯水切替スイッチ 106 モータ連動レバー 108 給止水栓開閉レバー 136 突出片 138 湯温調節ダイヤル部材 142 湯水切替作動片 144 湯水切替スイッチ作動片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/10 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管又は出湯管が配設される熱交換器
    と、前記給水管又は出湯管に設けられる給止水栓と、前
    記熱交換器を加熱するバーナと、前記バーナへガスを供
    給する給ガス管に設けられる給ガス栓と、前記給止水栓
    を電気的手段により開閉させる駆動源と、バーナ点火操
    作時には前記駆動源の駆動により前記給止水栓を開くと
    共に前記給ガス栓を開き前記バーナを点火させるバーナ
    点火制御手段と、前記出湯管を流れる湯水の出湯温度を
    調節する湯温調節手段と、前記湯温調節手段が「水」位
    置に設定されたとき前記バーナ点火制御手段を操作させ
    ずに前記給止水栓のみを機械的に開かせる湯水切替制御
    手段とを備えることを特徴とする湯水切替機構付き湯沸
    器。
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