JP3098075B2 - 防火区画用タイトフレームの形成方法 - Google Patents

防火区画用タイトフレームの形成方法

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JP3098075B2 JP03268522A JP26852291A JP3098075B2 JP 3098075 B2 JP3098075 B2 JP 3098075B2 JP 03268522 A JP03268522 A JP 03268522A JP 26852291 A JP26852291 A JP 26852291A JP 3098075 B2 JP3098075 B2 JP 3098075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折板屋根の建造物にお
ける、防火区画用のタイトフレームの形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、防火区画用のタイトフレームを形
成するには、図4乃至図5に示すような方法で行われて
いた。即ち、梁もしくは母屋11の上面11aにタイト
フレーム(帯鋼を折板の形に曲げ加工された山型のも
の)12を溶接して固着する。そして、タイトフレーム
12の長手方向に直交させて折板13をボルト・ナット
で固定する。
【0003】この後、図5に示すように、足場(図示せ
ず)に作業者が乗って、タイトフレーム12の開口して
いる側面の片側に鉄板14を当てがう。次に、該鉄板1
4の反対側のタイトフレーム12側面の開口部から繊維
壁材の岩綿15を吹付機で吹き付ける。このように、タ
イトフレーム12の台形状の空間に岩綿15を充填させ
てこれを硬化させ、防火壁を形成するものである。
【0004】そして、前記吹き付けた岩綿15が硬化し
た後に、前記鉄板14を撤去し、足場を解体してある区
画の防火壁ができあがる。このような作業を繰り返し
て、建造物におけるタイトフレームの防火区画が完成す
る。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
防火区画の構築方法では、作業者が足場に登って鉄板1
4の取付けや岩綿15の吹き付けといった高所作業を行
わなければならず、非常に手間が掛かるとともに危険で
あり、コストも嵩むことになる、と言った欠点が存在し
た。
【0005】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、防火区画の構築の手間を省きかつコスト低減とな
る防火区画用タイトフレームの形成方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、帯鋼を折板の形に
曲げ加工されてなり折板を梁に固定するタイトフレーム
を平滑な水平面上に横倒しにして載置し、タイトフレー
ムの下側開口部を塞ぎ、タイトフレームの内部空間に防
火材を充填するとともに、前記防火材がタイトフレーム
から落下するのを防ぐ係止部材の一端側を前記防火材に
埋設させ、前記防火材を所要強度に硬化させてタイトフ
レームユニットを形成し、該タイトフレームユニットを
梁もしくは母屋に固着することに存する。
【0007】
【作用】本発明の方法によれば、予めタイトフレームに
岩綿の防火壁が形成され、このタイトフレームに防火壁
が形成されたタイトフレームユニットを梁等の上面に運
搬して、前記タイトフレームユニットを梁等に溶接して
固着することで、折板屋根の防火区画が完成する。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の方法を実施している様子を示す斜
視図、図2は同じく図1の一部拡大平面図、図3はタイ
トフレームユニットを梁等に固着している様子を示す斜
視図である。図において、符号1はタイトフレーム、2
はタイトフレームの台形状の空間、3はモルタル、4は
係止部材としてのボルト、5は桟木、6はタイトフレー
ムユニットを各々示している。なお、従来例に対応する
ものには理解容易のため同符号を付けて示している。
【0009】本発明の方法においては、タイトフレーム
ユニット6を形成することが要旨である。即ち、帯鋼を
折板13の形に複数の山型を有して曲げ加工され、且
つ、該折板13を梁11に固定するために使用されるタ
イトフレーム1を平滑な水平面7上に横倒しにして載置
する。前記水平面7は金属製,木製又はプラスチック製
等の平板を利用したものである。
【0010】そして、前記横倒しにしたタイトフレーム
1の下側開口部1aを桟木5等で塞ぐ。桟木5の幅はタ
イトフレーム1の幅と同程度以上である。こうしてでき
るタイトフレーム1の上面開口した内部空間2に防火材
としてのモルタル3を充填する。この時、前記モルタル
3が硬化した後に、タイトフレーム1を持ち運ぶ際にそ
の下側開口部1aからモルタル3が落下するのを防ぐボ
ルト4の一端側を前記モルタル3に埋設させておく。前
記ボルト4は係止部材であるので、この他にもU字状の
ものなど種々採用でき、またその数も任意である。
【0011】前記モルタル3を前記内部空間2に充填し
た後に、モルタル3を養生し、所要強度にモルタル3を
硬化させてタイトフレームユニット6を形成する。前記
モルタル3は建築基準や防火基準によりその他の防火材
に替わることがある。
【0012】上述のようにしてできたタイトフレームユ
ニット6を図1に示す前記桟木5を撤去し水平面7から
取り出して、該タイトフレームユニット6を梁もしくは
母屋11の上面11aに運び(図3参照)、溶接8によ
りタイトフレームユニット6を梁もしくは母屋11に固
着する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防火区画
用タイトフレームの形成方法は、帯鋼を折板の形に曲げ
加工されてなり折板を梁に固定するタイトフレームを平
滑な水平面上に横倒しにして載置し、タイトフレームの
下側開口部を塞ぎ、タイトフレームの内部空間に防火材
を充填するとともに、前記防火材がタイトフレームから
落下するのを防ぐ係止部材の一端側を前記防火材に埋設
させ、前記防火材を所要強度に硬化させてタイトフレー
ムユニットを形成し、該タイトフレームユニットを梁も
しくは母屋に固着することとしたので、足場を組む手間
が省けるとともにコストの低減となり、防火壁を形成す
る作業が能率的となる。また、作業者の高所作業がなく
なり安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施している様子を示す斜視図
である。
【図2】同じく図1の一部拡大平面図である。
【図3】タイトフレームユニットを梁等に固着している
様子を示す斜視図である。
【図4】従来例に係る防火区画を形成の様子を示す斜視
図である。
【図5】同じく従来例に係る防火区画の正面図である。
【符号の説明】
1 タイトフレーム、2 タイトフレームの台形状の空
間、3 モルタル、4 係止部材としてのボルト、5
桟木、6 タイトフレームユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−44828(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/00 - 3/40 E04D 13/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋼を折板の形に曲げ加工されてなり折
    板を梁に固定するタイトフレームを平滑な水平面上に横
    倒しにして載置し、タイトフレームの下側開口部を塞
    ぎ、タイトフレームの内部空間に防火材を充填するとと
    もに、前記防火材がタイトフレームから落下するのを防
    ぐ係止部材の一端側を前記防火材に埋設させ、前記防火
    材を所要強度に硬化させてタイトフレームユニットを形
    成し、該タイトフレームユニットを梁もしくは母屋に固
    着することを特徴としてなる防火区画用タイトフレーム
    の形成方法。
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