JP3097759U - 給電用軌条を有する周回遊戯機 - Google Patents

給電用軌条を有する周回遊戯機 Download PDF

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Abstract

【課題】周回遊戯機の乗り物に対して、電源を供給する手段を提供して、乗り物により効果的な動きや装飾を行うことを可能とした周回遊戯機の提供を図る。
【解決手段】中央にて周回若しくは回転移動するチェーン等の中央駆動部1と、中央駆動部1の外周側に設けられた環状の走行路2と、走行路2に移動可能に配位された複数の乗り物3と、各乗り物3を中央駆動部1に対して取り付けることにより乗り物3を中央駆動部の周回若しくは回転移動に伴い周回させる連結部材6とを備えることにより、走行路2を各乗り物3が周回する。環状の走行路より内側には、中央駆動部1と平行に給電用軌条8が配設され、これに接触する集電部材が乗り物3に設けられることにより、周回中の乗り物3に給電を可能とした。
【選択図】     図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、周回遊戯機、特に、乗客を乗せて走行する遊戯機器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、中央にて周回するチェーン等の中央駆動部と、中央駆動部の外周側に設けられた環状の走行路と、走行路に移動可能に配位された複数の乗り物と、各乗り物を中央駆動部に対して取り付けることにより乗り物を中央駆動部の周回若しくは回転移動に伴い周回させる連結部材とを備えることにより、環状の走行路を各乗り物が周回するようにした周回遊戯機が知られていた。この周回遊戯機は、走行路が軌条を有するものではなく、平面状の走行路であっても、中央駆動部に対して連結部材を介して各乗り物が接続されていることによって、中央駆動部の周回運動に引っ張られるようにして、各乗り物が周回する。この周回に際して、直線とカーブの組み合わせによってチェーン及び走行路が形成されていると、乗り物が、直線からカーブに移行する時には、チェーンと走行路との曲率半径の相違によって、乗り物は直線部分とは異なる走行線と速度とで移動するため、乗客に意外な走行感覚を与えることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のこの種の周回遊戯機は、乗り物に対して電源を供給する手段を備えておらず、乗り物の動きを変化させたり、乗り物に装飾効果を与えるにしても、限界があった。
そこで、本願考案は、この種の周回遊戯機の乗り物に対して、電源を供給する手段を提供して、乗り物により効果的な動きや装飾を行うことを可能とした周回遊戯機を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る考案は、中央にて周回若しくは回転移動する中央駆動部と、中央駆動部の外周側に設けられた環状の走行路と、走行路に移動可能に配位された複数の乗り物とを備え、各乗り物は連結部材を備え、この連結部材は、乗り物を中央駆動部に対して取り付けることにより、乗り物を中央駆動部の周回若しくは回転移動に伴い周回させるものであり、中央駆動部の周回若しくは回転移動により各乗り物が環状の走行路を周回するようにした周回遊戯機において、環状の走行路より内側に設けられた給電用軌条と、各乗り物に設けられた集電部材とを備え、この集電部材は各乗り物が周回中に給電用軌条に対して摺動可能に設けられることにより、周回中の各乗り物に給電を可能としたものであることを特徴とする周回遊戯機を提供する。
本願の請求項2に係る考案は、走行路が、軌条を持たない平面状の走行路であり、各乗り物は、走行路上を走行可能に配位される台車と、この台車に対して回動可能に設けられた座席部と、台車と座席部との少なくとも何れか一方に設けられ座席部を台車に対して回転させる座席部用の回転駆動源とを備え、上記の連結部材は、台車と中央駆動部とを接続するものであり、上記の集電部材は、座席部用の回転駆動源に対して電源を供給するものであり、上記の給電用軌条は、中央駆動部の周回若しくは回転平面と平行な平面上に設けられた環状の剛体軌条であることを特徴とする請求項1記載の周回遊戯機を提供する。
本願の請求項3に係る考案は、各乗り物が、周回の停止時における台車と座席部との位置関係を所定の位置関係に制御して停止させる姿勢制御手段を備え、上記の集電部材はこの姿勢制御手段に対しても電源を供給するものであることを特徴とする請求項2記載の周回遊戯機を提供する。
【0005】
本願の請求項4に係る考案は、中央駆動部がチェーンによって構成され、連結部材の先端にチェーンが接続され、連結部材の基端に各乗り物が接続され、給電用軌条がチェーンと平行に配設され、集電部材が連結部材の先端に取り付けられと共に、集電部材の先端が給電用軌条に接触しているものであることを特徴とする請求項1記載の周回遊戯機を提供する。
本願の請求項5に係る考案は、上記の走行路が、直線走行路と、少なくとも2つのカーブ走行路とを備え、少なくとも1つのカーブ走行路における各乗り物の座席部を上記の座席用駆動源にて回転させると共に、他のカーブ走行路における各乗り物の座席部を上記の座席用駆動源にて回転させずに座席部を台車部に対して自由状態とするように制御する回転制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の周回遊戯機を提供するものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態を説明する。
図1は、本願考案の実施の形態に係る周回遊戯機の正面図であり、図2は同平面図であり、図3は同機械の構造を示す平面図である。図4は同周回遊戯機の乗り物の正面図であり、図5は同乗り物の側面図であり、図6は同内部構造を示す平面図である。
【0007】
この周回遊戯機は、図1乃至図3に示すように、中央にて周回若しくは回転移動する中央駆動部1と、中央駆動部1の外周側に設けられた環状の走行路2と、走行路2に移動可能に配位された複数の乗り物3とを備える。各乗り物3は連結部材4を有するものであり、この連結部材4は、乗り物3を中央駆動部1に対して取り付けることにより、乗り物3を中央駆動部1の周回若しくは回転移動に伴い周回させる。
【0008】
中央駆動部1は、この例では、チェーン駆動装置が採用されており、2つのスプロケット11、11に環状に張り渡されたチェーン12を備え、一つのスプロケット11に接続された主電動機13によって、スプロケット11が回転して、チェーン12が周回する。従ってこのチェーン12は、2本の直線部と両直線部の左右の両端間を結ぶ2つの半円形部とによって規定される略長円形状を示すが、スプロケットの数を増やすことによって、チェーンを張り渡す形状は適宜変更し得る。また、チェーンに代えて、円盤等の回転体を回転させ、回転体に連結部材を設けて各乗り物3を引っ張るようにしてもよい。
【0009】
走行路2は、チェーン12の外側に配設された平面視略長円形状の環状の通路であり、乗り物3の加重を受けてこれを支持するものの、軌条を持たない平面状のものである。ここで平面上とは、若干の勾配や凹凸があるものであってもよいが、軌条のように乗り物の走行路を完全に規制するものを除くものである。この例では、この走行路2は、タイヤを備えた物3が、その上を自由状態で走行することができると共に、その上を、乗客が乗降のために歩行する通路をも兼ねるものである。
走行路2の外周には、柵21と、柵21内(即ち、走行路2内)への出入り口22と、運転操作室23が設けられている。
【0010】
この走行路2は、上記のとおり略長円形状の環状をなすもので、2本の直線走行路2a、2cと、少なくとも2つのカーブ走行路2b、2dとを備え、走行路2a、2b、2c、2dが順に環状をなすように配位されている。
【0011】
走行路2の内側には、給電用軌条8が設けられている。この給電用軌条8は、前述の中央駆動部1のチェーン12と平行に設けられたものである。言い換えれば、中央駆動部1の周回若しくは回転平面と平行な平面上に環状に設けらている。具体的には、この例では、チェーン12に沿って、その上方に設けられている(図7参照)。この例では、剛体電車線と同じく剛性の高い導体金属によって構成され、また、3相交流電源を供給するものとして3本の導電性剛体が平行に配置されているが、信号用のものを加えて4本とするなど、その本数は、適宜数に変更して実施し得る。この給電用軌条8と前述の主電動機13への電源は、運転操作室23に設けられた制御装置を介して供給される。
【0012】
次に、乗り物3は、走行路2上を走行可能に配位された台車4と、この台車4に対して回動軸31を介して回動可能に設けられた座席部5とを備える。
台車4は、その下面にタイヤや車輪などが設けられ、これによって、走行路2を走行する。座席部5は、乗降客が乗り物に乗ることができる部位であり、この例では、2席の座席を設けたものが採用されている。ただし、必ずしも椅子を用いたものに限定されるものではなく、跨がったり、立った状態で乗ることができるものも含む。
さらにこの例では、台車4は、その上面が座席部5より広い平面状をなし、乗客は、走行路2から台車4に乗って、さらに座席部5に乗り込むものであるが、台車4の方が座席部5より小さなものであってもよい。
【0013】
この台車4と座席部5との少なくとも何れか一方、この例では座席部5には、座席部5を台車4に対して回転させる座席部用の回転駆動源51として電動機51が設けられている(図6参照)。この電動機51の出力軸に設けられたスプロケット52は、チェーン53を介して、回動軸31に設けられたスプロケット32に接続され、回動軸31を中心にして、座席部5を台車4に対して回動させる。このチェーン53には、テンショナー用スプロケット54が当接しており、テンショナー55によって、所定のテンションが加えられている。
【0014】
次に、乗り物3と中央駆動部1との関係を説明する。各乗り物3(この例では台車4)は、中央駆動部1に対して、連結部材6によって取り付けられている。この例では、チェーン12を構成する所定間隔毎のチェーンブロックに、所定間隔毎に、連結部材6の先端が固定され、基端が乗り物3(この例では台車4)の先端寄りに固定されている。チェーン12(チェーンブロック)と連結部材6とのなす角度は、常に一定であるように固定されており、また、連結部材6と台車4とのなす角度も、常に一定であるように固定されている。従って、乗り物3は、直線の走行路2a、2cでは、チェーン12のスピードと等しい速さで直線移動するが、カーブ走行路2b、2dでは、曲率半径の相違によって、チェーン12のスピードより速い速度で移動し、且つ、乗り物3の後部が外側に張り出したような軌跡を描いてカーブを曲がるものであるが、乗り物3の先端寄りとチェーン12との距離は略一定間隔に保たれる。なお、図中の61は、スプリングロッドを示し、このスプリングロッド61の基端側は台車4に取り付けられ、先端側はチェーン12に取り付けられており、カーブ走行路2b、2dでのチェーン12と台車4との間隔の変化を吸収する作用を果たすものである。このように、連結部材6は、1本である必要は必ずしもなく、2本以上の連結部材で台車4とチェーン12とを接続してもよく、その全てを剛性のあるものとしてもよく、スプリングロッド61のように、伸縮性のあるものとすることもできる。
【0015】
次に、乗り物3には、集電部材7が設けられている。この例では、乗り物3に備えられた連結部材6に、集電部材7が設けられている。より詳しくは、図7に示すように、集電部材7は固定用部材71によって、連結部材6の先端(この図7では先端の上部)に取り付けられると共に、集電部材7の先端が給電用軌条に接触している。その結果、連結部材6の先端とチェーン12とは固定されており、この連結部材6の先端に集電部材7を設けることによって、集電部材7とチェーン12との距離、ならびにチェーンと平行に配位された給電用軌条8との距離は、略一定間隔に保たれる。これにより、乗り物3が軌道上を走行するものでない場合でも、集電部材7と給電用軌条8とは、周回中を通して常に接触した状態を保つことができる。
【0016】
上記の集電部材7は、座席部用の回転駆動源51(電動機51)に対して電源を供給するものであり、連結部材6を介して台車4側に取り付けられている集電部材7と、座席部5に搭載された電動機51とは、コード(図示せず)などによって、接続されている。但し、両者4、5は回動する関係にあるため、回動のための余裕をもたせるか、あるいは、回動軸31と同軸に設けられた回転接続部を介して電気的な接続を図る。なお、集電部材7は、乗り物3に連結部材6とは別個の支持体等を設け、この支持体に取り付けるようにしてもよく、あるいは、チェーンブロック等のチェーン12の一部を構成して、乗り物3と共に移動する部材に取り付けるようにしてもよい。
【0017】
以上の構成によって、乗り物は、主電動機13によって周回する中央駆動部1(チェーン12)に引っ張られて、環状の走行路2上を周回すると同時に、座席部用の回転駆動源51(電動機51)が回動することによって、座席部5が台車4に対して回動する。この回動は一方向の回転であってもよいが、左右に回動方向を変化させながら回動するものとしてもよい。この例では、左右に交互に回動するものとしており、そのために、図6に示すように、台車4(又は座席部5)側に、2つの近接スイッチなどの逆転用のセンサ91、92を設け、他方の座席部5(又は台車4)が、逆転用のセンサ91、92に検知される被検知子93を設けている。そして、電動機51が一方向に回動し、被検知子93が一方の逆転用のセンサ91に検知されると、電動機51が他方向に回動し、被検知子93が他方の逆転用のセンサ92に検知されると、逆方向(即ち一方向)に回動する。これにより、座席部5は左右交互の回動を繰り返す。
【0018】
この2つの逆転用のセンサ91、92の間には、停止用のセンサ94が設けられている。この停止用のセンサ94は、主電動機13がタイマー等によって停止した際に作動するもので、主電動機13に対する停止信号が出力された後、停止用のセンサ94に被検知子93が検知されると、座席部用の回転駆動源51(電動機51)が停止して、座席部5が停止する。これにより、主電動機13が停止して、全体の動きが停止した後にも、座席部5は回動し、所定の角度(停止用のセンサ94に被検知子93が検知された角度)となった状態で、停止する。従って、停止時の姿勢(座席部5の方向)は常に一定に制御された状態で、停止する。なお、主電動機13に対する停止信号が出力された後にも、2つの逆転用のセンサ91、92は作動を続けるため、座席部5(被検知子93)の位置がいずれにあっても、また、座席部5(被検知子93)の回動方向がいずれの方向であっても、最終的には、停止用のセンサ94に被検知子93が検知されことになり、停止時の姿勢(座席部5の方向)は常に一定に制御されることとなる。
以上の各センサ91、92、94に対する電源も、上記の集電部材7から供給されるものである。
【0019】
このように、座席部5は、電動機51によって常に強制的に回動させるようにしてもよいが、強制的な回動と、自由状態とを、組み合わせることによって、より複雑な動きを乗客に体感させることができる。
例えば、前述の走行路のうち、1つの直線走行路2aとこれに続く1つのカーブ走行路2bとを走行する乗り物3にあっては、電動機51を作動させ、前述動きを行わせ、他方、他の1つの直線走行路2cとこれに続く他の1つのカーブ走行路2dとを走行する乗り物3にあっては、電動機51を作動させず、自由状態とすることによって、座席部5は遠心力などによって偶然性の強い動きを行うこととなり、二つのカーブで異なる動きをして、乗客を楽しませることができる。
【0020】
このような動きを実現するには、走行路2等の適宜位置に、被検知子(図示せず)を設け、この被検知子(図示せず)を検知するセンサを乗り物側に設け、この被検知子とセンサによって、座席部用の回転駆動源51(電動機51)への電源の開閉を制御したり、タイマを用いたりするなど、種々の制御手段を用いることができる。なお、自由状態で停止した乗り物3の停止の際の姿勢を制御するには、主電動機13がタイマー等によって停止したことを条件に、座席部用の回転駆動源51(電動機51)を回動させるようにしておけばよい。
【0021】
本願考案は、以上の実施の形態の他、種々変更して実施することができるものであり、上記の例では、座席部を電動機51によって回動するものとしたが、たとえば、座席部を木馬とし、これを上下動させるために電気機器を用いたり、回動と上下動との双方を行うようにしてもよい。また、動きではなく、あるいは動きと併用して、光、音等に電気を利用してもよい。さらに、安全バーの固定など、強制的な安全手段のために、乗り物に供給される電気を用いてもよい。また、本願考案と直接の関係はないが、各乗り物に番号などの表示を付しておき、1回の遊戯が終了した時点で、電子回路などによってランダムに選択された番号を電光掲示板等に表示させ、その番号を当たり番号として、再度の遊戯を無料で行うことができるようにするなどの付加的な楽しみを与えるようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上、本願考案は、この種の周回遊戯機の乗り物に対して、電源を供給する手段を提供して、より乗り物により効果的な動きや装飾を行うことを可能とした周回遊戯機を提供することができたものである。
特に、給電用軌条を、中央駆動部の周回若しくは回転平面と平行な平面上に設けられた環状の剛体軌条とすることによって、走行路が、軌条を持たない平面状の走行路であっても、確実な電源の供給を可能とした。また、各乗り物は、走行路上を走行可能に配位される台車と、この台車に対して回動可能に設けられた座席部と、台車と座席部との少なくとも何れか一方に設けられ座席部を台車に対して回転させる座席部用の回転駆動源とを備えており、集電部材が、座席部用の回転駆動源に対して電源を供給するものであるため、全体の周回と、乗り物における座席部との回動を、いずれも電気によって行うことができ、複雑な動きを実現して乗客を楽しませることができる。
【0023】
また、各乗り物が、周回の停止時における台車と座席部との位置関係を所定の位置関係に制御して停止させる姿勢制御手段を備え、上記の集電部材はこの姿勢制御手段に対しても電源を供給するものとした事によって、各乗り物がどのような位置(方向)に停止しても、各乗り物自体の作動によって、乗降時の座席の向きを所定の方向に整えることができ、安全な乗降を実現することができる。
さらに、中央駆動部がチェーンによって構成され、連結部材の先端にチェーンが接続され、連結部材の基端に各乗り物が接続され、給電用軌条がチェーンと平行に配設され、集電部材が連結部材の先端に取り付けられと共に、集電部材の先端が給電用軌条に接触しているものであることによって、カーブなどで、乗り物が振れた場合にあっても、安定して、確実な集電状態を維持することができる。
しかも、上記の走行路は、直線走行路と、少なくとも2つのカーブ走行路とを備え、少なくとも1つのカーブ走行路における各乗り物の座席部を上記の座席用駆動源にて回転させると共に、他のカーブ走行路における各乗り物の座席部を上記の座席用駆動源にて回転させずに座席部を台車部に対して自由状態とするように制御する回転制御手段を備えたことにより、2つのカーブで異なる動きを実現し、乗客に対して、より大きな変化を感じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施の形態に係る周回遊戯機の正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同周回遊戯機の構造を示す平面図である。
【図4】同周回遊戯機の乗り物の正面図である。
【図5】同乗り物の側面図である。
【図6】同内部構造を示す平面図である。
【図7】同周回遊戯機の要部説明図である。
【符号の説明】
1  中央駆動部
2  走行路
3  乗り物
4  台車
5  座席部
6  連結部材
7  集電部材
8  給電用軌条
11 スプロケット
12 チェーン
13 主電動機
21 柵
22 出入り口
23 運転操作室
2a、2b、2c、2d 走行路
31 回動軸
32 スプロケット
51 座席部用の回転駆動源(電動機)
52 スプロケット
53 チェーン
54 テンショナー用スプロケット
55 テンショナー
61 スプリングロッド
71 固定用部材
91 逆転用のセンサ
92 逆転用のセンサ
93 被検知子
94 停止用のセンサ

Claims (5)

  1. 中央にて周回若しくは回転移動する中央駆動部と、中央駆動部の外周側に設けられた環状の走行路と、走行路に移動可能に配位された複数の乗り物とを備え、各乗り物は連結部材を備え、この連結部材は、乗り物を中央駆動部に対して取り付けることにより、乗り物を中央駆動部の周回若しくは回転移動に伴い周回させるものであり、中央駆動部の周回若しくは回転移動により各乗り物が環状の走行路を周回するようにした周回遊戯機において、
    環状の走行路より内側に設けられた給電用軌条と、集電部材とを備え、この集電部材は各乗り物が周回中に給電用軌条に対して摺動可能に設けられることにより、周回中の各乗り物に給電を可能としたものであることを特徴とする周回遊戯機。
  2. 走行路は、軌条を持たない平面状の走行路であり、各乗り物は、走行路上を走行可能に配位される台車と、この台車に対して回動可能に設けられた座席部と、台車と座席部との少なくとも何れか一方に設けられ座席部を台車に対して回転させる座席部用の回転駆動源とを備え、
    上記の連結部材は、台車と中央駆動部とを接続するものであり、
    上記の集電部材は、座席部用の回転駆動源に対して電源を供給するものであり、
    上記の給電用軌条は、中央駆動部の周回若しくは回転平面と平行な平面上に設けられた環状の剛体軌条であることを特徴とする請求項1記載の周回遊戯機。
  3. 各乗り物は、周回の停止時における台車と座席部との位置関係を所定の位置関係に制御して停止させる姿勢制御手段を備え、上記の集電部材はこの姿勢制御手段に対しても電源を供給するものであることを特徴とする請求項2記載の周回遊戯機。
  4. 中央駆動部がチェーンによって構成され、連結部材の先端にチェーンが接続され、連結部材の基端に各乗り物が接続され、給電用軌条がチェーンと平行に配設され、集電部材が連結部材の先端に取り付けられと共に、集電部材の先端が給電用軌条に接触しているものであることを特徴とする請求項1記載の周回遊戯機。
  5. 上記の走行路は、直線走行路と、少なくとも2つのカーブ走行路とを備え、
    少なくとも1つのカーブ走行路における各乗り物の座席部を上記の座席用駆動源にて回転させると共に、他のカーブ走行路における各乗り物の座席部を上記の座席用駆動源にて回転させずに座席部を台車部に対して自由状態とするように制御する回転制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の周回遊戯機。
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