JP3059026U - 乗物型の遊戯装置 - Google Patents

乗物型の遊戯装置

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JP3059026U JP1998008907U JP890798U JP3059026U JP 3059026 U JP3059026 U JP 3059026U JP 1998008907 U JP1998008907 U JP 1998008907U JP 890798 U JP890798 U JP 890798U JP 3059026 U JP3059026 U JP 3059026U
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十郎 佐原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い面積でも設置できる遊戯具を提供し、か
つ安全性を向上させて安心して使用できるようにする。 【解決手段】 乗物2の遊戯装置は、レール1の上に乗
物2を往復するように移動させる。乗物2は、レール1
に沿って移動する台車3と、台車3の上に水平面内で回
転できるように連結している回転台4と、この回転台4
の上に揺動できるように連結している揺動台5と、揺動
台5の上に装着している椅子を有する乗物型ボディー2
8と、台車3をレール1に沿って往復させる走行駆動機
構6と、回転台4を回転させる回転駆動機構7と、揺動
台5を揺動させる揺動駆動機構8と備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、遊園地や建物の屋上、マーケット内の子供の遊び場のような遊戯 場で使用される乗物型の遊戯装置に関する。特に本考案は、例えば汽車の形状を した乗物型の遊戯装置や、電車型、新幹線等の列車型、乗用車、バス等の車両型 、飛行機型、船舶型、宇宙船型、人型等の形状をした乗物型の遊戯装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
限られたスペースで使用される乗物型の遊戯装置は、狭い面積に設置して、し かも子供達が楽しく遊ぶことができることが大切である。とくに、デパートの屋 上やスーパーマーケット、あるいはファーストフード店舗に設営される子供の遊 び場所のような遊戯場では、できる限り少ない面積で設置することが大切である 。
【0003】 乗物をレールに沿って往復運動させることによって、設置面積を小さくできる 。しかしながら、レールに沿って乗物を往復運動させると、帰りには乗物をバッ クさせる必要がある。乗物に乗ってバックするのは、決して快適ではない。この 欠点を解消するには、レールを環状にする必要がある。しかしながら、レールを ループ状にすると、設置面積が大きくなってしまい、狭い場所に設置するのが難 しくなる欠点がある。
【0004】 この考案の第1の目的はこの欠点を解消すること、すなわち、狭い場所に設置 して、子供達が楽しく遊ぶことのできる乗物型の遊戯装置を提供することにある 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の考案者は、第1の目的を達成するために、レールの上を走行する台車 に、水平面内で回転できるように回転台を設け、回転台に椅子を設けた乗物を開 発した。この乗物は、台車をレール上で往復運動させるとき、行きと帰りで回転 台を180度回転させる。したがって、行きも帰りも、椅子に座っている子供達 は、前進しながらレールの上を往復できる。
【0006】 ただ、この構造の乗物は、走行中に乗っている子供が面白半分で飛び降りるこ とがある。特に、前後にスムーズに移動する乗物であれば、これに乗っている子 供は安全であるが、子供は安全と判るといたずらで飛び降りることがあり、この 場合に怪我をするおそれがある。またこの構造の乗物は、行きと帰りとで椅子を 180度回転させるので、回転するときに、子供達が不安定になりやすいことも ある。この種の遊戯具は、乗っている子供達の安全性を向上させることが極めて 大切である。したがって、この考案の第2の目的は、安全性を向上させて安心し て使用できる乗物型の遊戯装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の請求項1に記載される乗物型の遊戯装置は、レール1と、このレー ル1の上を往復するように移動する乗物2とを備える。乗物2は、レール1の上 を走行する車輪15を備える台車3と、この台車3の上に水平面内で回転できる ように連結してなる回転台4と、この回転台4の上に揺動できるように連結して なる揺動台5と、この揺動台5の上に装着してなる椅子を有する乗物型ボディー 28と、台車3をレール1に沿って往復するように走行させる走行駆動機構6と 、回転台4を回転させる回転駆動機構7と、揺動台5を揺動させる揺動駆動機構 8と備えている。
【0008】 またこの考案の請求項2に記載される遊園地で使用する乗物2の遊戯装置は、 回転駆動機構7が回転台4を90度または180度ピッチに回転、旋回させるこ とを特徴とする。
【0009】 さらにこの考案の請求項3に記載される遊園地で使用する乗物2の遊戯装置は 、レール1の端に、プラットフォーム9を設けており、このプラットフォーム9 に横付けして、乗物型ボディー28に乗り降りするように構成している。
【0010】 さらにまた、この考案の請求項4に記載される遊園地で使用する乗物2の遊戯 装置は、台車3に、回転軸を水平とする姿勢で複数の旋回ローラー10を装着し ている。回転台4は底面に、旋回ローラー10の上に載せられてなる旋回フレー ムを設けている。旋回フレームを旋回ローラー10で移動できるように支持して 、回転台4を台車3に回転できるように装着している。
【0011】 さらにまた、この考案の請求項5に記載される遊園地で使用する乗物2の遊戯 装置は、揺動台5の両側の中央を、水平の揺動軸11を介して回転台4に連結し て、揺動台5を回転台4に揺動できるように連結している。揺動駆動機構8は、 揺動台5に固定しているモーター12と、このモーター12の回転軸に連結され たクランク軸と、このクランク軸のクランクピンに一端を連結して他端を回転台 4に連結しているコンロッド14とを備える。モーターがクランク軸を回転させ ると、コンロッド14が揺動台5を揺動させる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す 実施の形態は、この考案の技術思想を具体化するための乗物型の遊戯装置を例示 するものであって、この考案は遊戯装置を下記のものに特定しない。
【0013】 さらに、この明細書は、実用新案登録請求の範囲を理解し易いように、実施の 形態に示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、およ び「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、実 用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは 決してない。
【0014】 図1に示す乗物型の遊戯装置は、レール1と、このレール1の上を往復するよ うに移動する乗物2とを備える。レール1の端には、乗物2に乗り降りするプラ ットフォーム9を固定している。乗物2は、図2ないし図4に示す、台車3と回 転台4と揺動台5の上に、乗物型ボディー28を固定したものである。プラット フォーム9は、レール1と直交するように配設された細長い乗り台で、この上に 載って、乗物2に乗り降りする。
【0015】 台車3は、レール1に沿って往復するように移動する。台車3は、シャーシー フレーム3Aに、2本の車軸を介して、4つの車輪15を設けている。車軸は、 ベアリングを介して回転できるようにシャーシーフレーム3Aに連結している。 車軸の両端には車輪15を固定しており、車輪15でレール1の上を走行する。
【0016】 台車3は、走行駆動機構6でレール1の上を往復しながら移動させる。走行駆 動機構6は、台車3のシャーシーフレーム3Aに固定している駆動モーター16 を備える。駆動モーター16は、チェーン17とスプロケット18を介して車軸 を回転させる。2本の車軸は、スプロケット18とチェーン17を介して互いに 連結され、駆動モーター16で4輪が駆動される。駆動モーター16は正逆に回 転されて、台車3をレール1に沿って往復するように移動させる。図3に示すレ ール1は、2条を平行に並べたレール1Aと、レール1Aの間に設けたレール1 Bとからなる。2条のレール1の中央にレール1Bを固定することで、車輪15 がレール1Aから脱線するのを防止できる。台車3には、レール1Bを走行する ためのガイドロール19を固定している。ガイドロール19は、シャーシーフレ ーム3Aに連結している。また、レール1は駆動モーター16の電力供給にも併 用される。図3においては、2条のレール1Aの内、一方から電力を供給し、他 方をアースしている。よって、駆動モーター16の電力は、片側のレール1Aと 、このレール1Aに接触している絶縁された車輪15から供給される。
【0017】 回転台4は、台車3に水平面内で回転できるように連結している。回転台4を 支持するために、台車3は、シャーシーフレーム3Aに4つの旋回ローラー10 を回転できるように装着している。旋回ローラー10は、方形状のシャーシーフ レーム3Aの4辺の中央部分に、回転軸を水平の姿勢として、同一水平面内に装 着している。回転台4は、旋回ローラー10の上に載せられる円盤状の旋回フレ ーム20を水平に固定している。また、回転台4を回転させる中心軸となるセン ターシャフト21を、回転軸と一致するように台車3に垂直に固定している。セ ンターシャフト21は、回転台4に装着されるベアリングを介して回転できるよ うに、回転台4と連結している。すなわち回転台4は、センターシャフト21を 中心に回転できるように台車3に連結される。センターシャフト21を中心に回 転台4が回転するとき、旋回フレーム20の下面を旋回ローラー10が支持する 。したがって、旋回ローラー10は、センターシャフト21を中心とする同一円 周上に配設される。センターシャフト21と、旋回ローラー10及び旋回フレー ム20で回転できるように台車3に装着される回転台4は、荷重を旋回ローラー 10で支持して、無理なくスムーズに回転できるように支持される。
【0018】 回転台4を水平面内で回転させる回転駆動機構7は、台車3に固定される駆動 モーター22を備える。この駆動モーター22は台車3に垂直に固定されて、回 転軸にスプロケット23を固定している。モーターの回転軸に固定しているスプ ロケット23は、チェーン24を介して、センターシャフト21と同軸に回転台 4の底面に固定している大きなスプロケット25に連結される。駆動モーター2 2が正逆に回転されると、チェーン24とスプロケット23、25を介して、回 転台4が正逆に回転される。
【0019】 回転台4は、90度ピッチ、あるいは180度ピッチに回転、さらには旋回さ れる。回転台4を定位置で停止させるために、台車3に、等間隔に4つの位置検 出センサー26を固定している。位置検出センサー26には、たとえばリミット スイッチを使用する。さらに、回転台4は、この位置検出センサー26に検出さ れる検出具27を固定している。位置検出センサー26が検出具27を通過し、 あるいはこれに接近して、回転台4の位置が検出される。位置検出センサー26 の信号で、回転台4は、90度ピッチに、あるいは180度ピッチに回転して停 止される。
【0020】 揺動台5は、回転台4の上に揺動できるように連結して、この上に乗物型ボデ ィー28を固定している。揺動台5は、方形状に形成されて、図3に示すように 、両側の中央を、水平の揺動軸11を介して回転台4に揺動できるように連結し ている。揺動軸11は、揺動台5のフレームの両側に、内側に突出して一直線状 に固定されている。この揺動軸11は、回転台4に固定している軸受ユニット2 9に、回転できるように支持されている。
【0021】 揺動駆動機構8は、揺動台5に固定しているモーター12と、このモーター1 2の回転軸に連結されたクランク軸と、このクランク軸のクランクピンに一端を 連結して他端を回転台4に連結しているコンロッド14とを備える。コンロッド 14は、両端を自由に折曲できるように、クランクピンと回転台4に連結してい る。この構造の揺動駆動機構8は、モーター12でクランク軸を回転させると、 モーター12が上下に移動して揺動台5を揺動させる。モーター12は、揺動軸 11から離れた位置に固定されて、揺動台5を揺動させる。揺動駆動機構8のモ ーター12には、回転台4の中心に固定しているスリップリングを介して電力が 供給される。
【0022】 乗物型ボディー28は、図2の鎖線で示すように、揺動駆動機構8のモーター 12を椅子30の内部に収納するように、揺動台5の上に固定される。図に示す 乗物型ボディー28は、椅子30と、機関車の外形に近似する形状に成形された ものからなっている。
【0023】 以上の構造の乗物型の遊戯装置は、以下の動作をして、子供達を楽しませる。 (1) 図1に示すように、汽車型の乗物2をプラットフォーム9と平行な姿勢と して、停止させる。この状態で、プラットフォーム9から乗物2に乗り降りする 。このときは、乗物2を揺動させない。
【0024】 (2) 汽車型の乗物2に子供達が乗ると、回転台4を回転させないで、揺動駆動 機構8で乗物2を揺動させながら、走行駆動機構6で車輪15を回転させて、乗 物2をプラットフォーム9から少し離れる方向に移動させる。揺動は、乗ってい る子供の気分が悪くなったり危険が生じる程でなく、子供に注意を促す程度の比 較的ゆっくりした揺動であり、例えば2〜6秒に1回、好ましくは3秒に1回程 度の揺動を与える。この状態で乗物2は平行移動して、プラットフォーム9から 離れる。ただ、乗物2がプラットフォーム9から離れる方向に移動するきには、 乗物2を揺動させないで、プラットフォーム9から離れて乗物2が停止したとき に揺動を開始させることもできる。
【0025】 (3) 乗物2がプラットフォーム9から離れると、回転駆動機構7が回転台4を 時計回りに90度回転させる。この状態で、乗物2はプラットフォーム9を後方 とする姿勢に回転される。回転駆動機構7が乗物2の向きを変更するとき、揺動 駆動機構8は乗物2を揺動させ、あるいは、揺動を一時的に停止させる。
【0026】 (4) 乗物2がプラットフォーム9を後方とする姿勢に向きを変えた後、走行駆 動機構6は、乗物2をプラットフォーム9から離れる方向に前進させる。このと き、揺動駆動機構8は乗物2を揺動させる。
【0027】 (5) 乗物2が、レール1の端まで移動すると、回転駆動機構7が乗物2を18 0度回転させて、向きを反対にする。このときも、揺動駆動機構8は乗物2を揺 動させる。ただ、乗物2の揺動を停止することもできる。
【0028】 (6) 乗物2の向きが変わると、走行駆動機構6が乗物2をプラットフォーム9 に向かって移動させる。このとき、乗物2はプラットフォーム9を向く方向とな っているので、乗物2は前進する向きでプラットフォーム9に接近する。このと き、揺動駆動機構8が乗物2を揺動させる。
【0029】 (7) 乗物2がレール1上をほぼ一往復した後、プラットフォーム9の手前で停 止させ、再び乗物2を揺動させながら回転駆動機構7で180度回転させて、プ ラットフォームに背を向ける姿勢とする。このとき、乗物2を揺動させないこと もできる。
【0030】 (8) (4)〜(6)と同様にして、乗物2を再び前進する方向に揺動させながらレー ル1の端部まで移動させ、180度回転して向きを変える。このときも上記同様 、揺動を随時停止させることができる。さらに180度の回転自体を省略するこ ともできる。
【0031】 (9) 走行駆動機構6で乗物2をプラットフォーム9に接近する方向に移動させ ながら、同時に回転駆動機構7で乗物2を回転させる。つまり乗物2は、遊園地 のコーピーカップ型の乗物の用に、連続回転しながら移動する。特に汽車型の乗 物よりも、車型、飛行機型の乗物の場合は、スピンやきりもみ状態を模倣できる ので、より楽しく子供達は乗物に乗ることができる。回転させる場合の速度は、 乗っている子供達が危険にならない程度とする。さらに、回転運動に加えて、揺 動駆動機構8で揺動させながら乗物2を移動させる。ただ、回転時には乗物2を 揺動させないことも可能である。
【0032】 (10) 乗物2がプラットフォーム9に接近すると、走行駆動機構6および回転駆 動機構7、または揺動駆動機構8を停止して、プラットフォーム9から少し離れ た位置で乗物2を停止させる。
【0033】 (11) 乗物2を停止させた後、回転駆動機構7で乗物2を90度回転させて、乗 物2をプラットフォーム9と平行な姿勢にする。または、(10)で回転を停止させ るときに、乗物2がプラットフォーム9と平行となる姿勢にすることもできる。 そしてこの位置から、乗物2をプラットフォーム9と平行な姿勢に保ちながら、 走行駆動機構6で乗物2をプラットフォーム9に接近させて停止する。このとき も、揺動駆動機構8で乗物2を揺動させ、あるいは揺動を停止させても良い。こ の状態で、乗物2に乗った子供達がプラットフォーム9に降りる。
【0034】 以上の動作によって、乗物2に子供達が乗り降りして楽しく遊ぶことができる 。この例では乗物2を2往復させているが、1往復とすることも、また3回以上 往復させることもでき、さらに回転移動についても、最後の復路のみでなく、往 路、あるいは往復ともに回転させることも可能である。
【0035】
【考案の効果】
この考案の請求項1に記載される乗物型の遊戯装置は、狭い場所に設置して、 子供達が楽しく遊ぶことができる特長がある。それは、この考案の遊戯装置が、 レールに沿って乗物を往復するように移動させると共に、乗物に多彩な動きをさ せることができるからである。特に、乗物を反転させることによって、前進する 向きに往復することができ、またその際に揺動させることもできる。このように 乗物に様々な動きをさせながらレール上を往復させる装置は、レールを環状に敷 設する必要がなく、1列に配設しても乗物を楽しく走行できる。このため、据え 付け面積が小さく、狭い場所に設置できることに加え、より楽しく遊ぶことがで きる特長がある。
【0036】 さらに、この考案の乗物型の遊戯装置は、安全性を向上させて安心して使用で きる特長もある。それは、この考案の乗物型の遊戯装置が、乗物を水平面内で回 転させると共に、揺動させるからである。乗物型遊戯装置を揺動させることなく 水平に移動させると、これに乗っている子供達は安全である。しかし、子供は安 心して、いたずらで飛び降りようとすることがある。移動している乗物から子供 が飛び降りると、着地の際に怪我をする危険がある。あるいは乗物を水平面内で 回転させるときに、遠心力や周囲の景色が変化することによって、子供達を不安 定な状況とする心配もある。
【0037】 この考案の装置は、乗物を揺動させることによって、子供達に注意を促し、回 転して不安定になるときの安全性を向上させる。乗物が揺動すると、乗物に乗っ ている子供達は、体が揺られるので注意するようになる。ただし、乗物の揺動が 子供達を危険な状態とすることはない。揺動は、危険を生じる程激しいものでな く、また上下の往復運動は遠心力を生じないので、子供達を乗物から落下させる 方向には力が作用しないからである。このようにして注意を喚起させることによ って、乗物に乗っている子供達は、乗物が回転されても、身体の危険な状態や精 神的に不安な状態になることがなく、安心して乗物を回転させて往復するように レールに沿って移動することができる。
【0038】 さらに、この考案の請求項2の乗物型の遊戯装置は、乗物を90度または18 0度ピッチに回転させるので、乗物をレールに沿って往復運動させる際に、多彩 な動きを実現できる特長を実現する。また、乗物をレールに直角な方向に回転さ せて、レールと直交する方向に配されるプラットフォームと平行に停止できる。 この構造は、プラットフォームから便利に乗物に乗り降りできる効果もある。
【0039】 さらにまた、この考案の請求項3の乗物型の遊戯装置は、プラットフォームを レールの端に配設しているので、装置全体の設置面積を細長い形状として、狭い 場所でも便利に設置できるという特長がある。また、プラットフォームを設ける ことで乗物に便利に乗り降りできる特長もある。
【0040】 さらに、この考案の請求項4の乗物型の遊戯装置は、乗物を回転させる回転台 を、台車に設けた複数の旋回ローラーで支持するので、重い乗物を無理なく回転 させるように支持できる特長がある。
【0041】 さらにまた、この考案の請求項5の乗物型の遊戯装置は、揺動台を揺動軸を介 して回転台上で揺動できるように連結している。この遊戯装置は、簡単な構造に よって乗物を揺動させることができる。また乗物を揺動させることによって、乗 物を回転する際に乗物に乗る子供たちに適度な注意を促す効果があり、さらに揺 動によってあたかも実際の乗り物に乗っている感覚に類似した躍動感や臨場感を 与える効果もあるので、より楽しく乗物に乗ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例にかかる乗物型の遊戯装置を
示す斜視図
【図2】図1に示す遊戯装置の乗物の要部を示す側面図
【図3】図1に示す遊戯装置の乗物の要部を示す正面図
【図4】図1に示す遊戯装置の乗物の要部を示す平面図
【符号の説明】
1…レール 1A…レール 1B…レ
ール 2…乗物 3…台車 3A…シャーシーフレーム 4…回転台 5…揺動台 6…走行駆動機構 7…回転駆動機構 8…揺動駆動機構 9…プラットフォーム 10…旋回ローラー 11…揺動軸 12…モーター(揺動駆動機構) 14…コンロッド 15…車輪 16…駆動モーター(走行駆動機構) 17…チェーン 18…スプロケット 19…ガイドロール 20…旋回フレーム 21…センターシャフト 22…駆動モーター(回転駆動機構) 23…スプロケット 24…チェーン 25…スプロケット 26…位置検出センサー 27…検出具 28…乗物型ボディー 29…軸受ユニット 30…椅子

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール(1)と、このレール(1)の上を往復
    するように移動する乗物(2)とを備え、乗物(2)が、レー
    ル(1)の上を走行する車輪(15)を有する台車(3)と、この
    台車(3)の上に水平面内で回転できるように連結してな
    る回転台(4)と、この回転台(4)の上に揺動できるように
    連結してなる揺動台(5)と、この揺動台(5)の上に装着し
    てなる椅子(30)を有する乗物型ボディー(28)と、台車
    (3)をレール(1)に沿って往復するように走行させる走行
    駆動機構(6)と、回転台(4)を回転させる回転駆動機構
    (7)と、揺動台(5)を揺動させる揺動駆動機構(8)と備え
    る、乗物型の遊戯装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動機構(7)が回転台(4)を90度ま
    たは180度ピッチに回転させる請求項1に記載される
    乗物型の遊戯装置。
  3. 【請求項3】 レール(1)の端にプラットフォーム(9)を
    設けており、乗物(2)をプラットフォーム(9)に横付けし
    て、乗物型ボディー(28)に乗り降りするように構成して
    なる請求項2に記載される乗物型の遊戯装置。
  4. 【請求項4】 台車(3)が、回転軸を水平とする姿勢で
    複数の旋回ローラー(10)を装着しており、回転台(4)の
    底面には、この旋回ローラー(10)の上に載せられてなる
    旋回フレーム(20)を有し、旋回フレーム(20)を旋回ロー
    ラー(10)で移動できるように支持して、回転台(4)を台
    車(3)に回転できるように装着している請求項1に記載
    される乗物型の遊戯装置。
  5. 【請求項5】 揺動台(5)の両側の中央を、水平の揺動
    軸(11)を介して回転台(4)に連結して、揺動台(5)を回転
    台(4)に揺動できるように連結しており、揺動駆動機構
    (8)が、揺動台(5)に固定されるモーター(12)と、このモ
    ーター(12)の回転軸に連結されたクランク機構と、この
    クランク機構のクランクピンに一端を連結して他端を回
    転台(4)に連結しているコンロッド(14)とを備える請求
    項1に記載される乗物型の遊戯装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018130470A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 川崎重工業株式会社 シート駆動装置

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