JP3097735U - 米麦袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】米麦袋の開口部の開閉を容易にする。
【解決手段】米、麦等を収納するための米麦袋8に於て、米麦袋8にマルタック9を設け、米麦袋8の開口部5を折曲して開口部5を閉じた時、マルタック9によって開口部5を閉じた状態に保持するように構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】米、麦等を収納するための米麦袋8に於て、米麦袋8にマルタック9を設け、米麦袋8の開口部5を折曲して開口部5を閉じた時、マルタック9によって開口部5を閉じた状態に保持するように構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、米麦袋に関するものであり、特に、開口部の開閉を容易にした米麦袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来の此種米麦袋を図8及び図9に従って説明する。図8に於て、1は米麦袋であり、該米麦袋1は内層1aが未漂白パルプ、外層1bが漂白パルプより成る漉き合わせ紙で構成されて折り目を付与したマチ付の長方体の筒状に形成され、該米麦袋1の前胴部2に窓用の孔3が開穿されており、且つ、該前胴部2の前記内層1aと外層1b間に透明フィルム4が挟着されて前記孔3を塞ぐように構成されている。
【0003】
更に、該米麦袋1の開口部5の近傍の後胴部6に縛り紐7が該開口部5の開口端と平行方向に設けられている。
【0004】
而して、該米麦袋1内に米或いは麦を入れた後、該米麦袋1の開口部5を閉じる時は、前記開口部5の前胴部2と前記後胴部6を密着させて該開口部5を閉じ、図9に示す如く該開口部5を複数回巻き込んで前記縛り紐7を結束すれば該開口部5は閉じた状態で保持される。
【0005】
そして、前記米麦袋1の開口部5を保持した状態から、開口部5を開く時は、前記縛り紐7の結束を解き、巻き込まれた前記開口部5を巻き戻し、前記前胴部2と前記後胴部6とを離反させれば、該開口部5が開放される。
【0006】
同様な米麦袋は例えば特許文献1にも示されている。
【0007】
然しながら、前記米麦袋は、開口部を閉じる時、開口部を複数回巻き込んで、縛り紐で結束し、該米麦袋の開口部を開く時は、該縛り紐の結束を解き、該開口部を巻き戻すので、その操作がやや煩雑である。
【0008】
そこで、米麦袋の開口部の開閉を容易にするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解決することを目的とする。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−59694号公報 (第1−5頁、第1−8図)
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、米、麦等を収納するための米麦袋に於て、該米麦袋にマルタックを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該マルタックによって該開口部を閉じた状態に保持するように構成されている米麦袋、
及び、上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、前記紐付きマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐無しマルタック部は該紐付きマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐付きマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されている米麦袋、
及び、上記紐無しマルタック部は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられている米麦袋、
及び、上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、該紐無しマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐付きマルタック部は該紐無しマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐無しマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されている米麦袋、
及び、米、麦等を収納するための米麦袋に於て、該米麦袋に面ファスナーを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該面ファスナーで該開口部を閉じた状態に保持するように構成されている米麦袋、
及び、上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記フック面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記ループ面部材を配設した米麦袋、
及び、上記ループ面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられている米麦袋、
及び、上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記ループ面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記フック面部材を配設した米麦袋、
並びに、上記フック面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられている米麦袋を提供するものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図1乃至図7に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来例と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。図1に於て、8は米麦袋であり、該米麦袋8は、従来例の米麦袋(図8に於て1)の縛り紐(図8に於て7)に代えて、マルタック9を設けたものである。 該マルタック9は、紐10が取り付けられた紐付きマルタック部11と、紐無しマルタック部12とによって構成され、該紐付きマルタック部11は前記米麦袋8の開口端13近傍の外周部の後胴部6に設けられ、前記紐無しマルタック部12は該紐付きマルタック部11と反対側の前胴部2外周部に設けられ、且つ、該紐付きマルタック部11よりも前記開口端13から更に離間した位置に取り付けられている。
【0012】
そして、前記紐付きマルタック部11と前記紐無しマルタック部12との間に前記開口端13と略平行に折り目部14が形成され、前記開口端13近傍の後胴部6を前胴部2側に折曲自在に構成されている。
【0013】
而して、前記米麦袋8内に米或いは麦を入れた後、該米麦袋8の開口部5を閉じる時は、前記開口部5近傍の前胴部2と前記後胴部6を密着させて該開口部5を閉じ、前記折り目部14で折曲して、前記開口端13近傍の後胴部6を前胴部2側に折り曲げ、図2に示す如く、前記紐付きマルタック部11の紐10を前記紐無しマルタック部12及び該紐付きマルタック部11に巻回して、前記開口部5を閉じた状態に保持する。
【0014】
そして、前記米麦袋8の開口部5を閉じた状態に保持した状態から該開口部5を開く時は、前記マルタック9の紐10を解き、折曲した該開口部5を元に戻し、前記前胴部2と前記後胴部6とを離反させれば、該開口部5が開放する。
【0015】
斯くして、前記米麦袋8は前記開口部5を前記折り目部14によって折曲し、前記紐10を前記紐付きマルタック部11、及び、紐無しマルタック部12に巻回することにより、該開口部5を閉じて該開口部5を閉じた状態に保持することができ、操作が極めて容易になる。
【0016】
同様に、該開口部5を開く時も、前記紐10を解き、前記折り目部14を展張して前記開口端13を開けばよく、操作が容易である。
【0017】
又、図示は省略するが、前述の前記紐付きマルタック部11、及び、前記紐無しマルタック部12の取り付け位置に代えて、前記後胴部6に設けた該紐付きマルタック部11と、前記前胴部2に設けた該紐無しマルタック部12とを、共に前記開口端13から更に離間した位置に設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋8内に米或いは麦を入れて前記開口部5を閉じる時、該開口部5を少なくとも1回以上巻き込んで閉じ、その後、前記紐付きマルタック部11の紐10を前記紐無しマルタック部12に巻回して該開口部5を閉じた状態に保持することが可能である。
【0018】
更に、図示は省略するが、前述の前記紐付きマルタック部11、及び、前記紐無しマルタック部12の取り付け位置に代えて、前記後胴部6に設けた該紐付きマルタック部11と、前記前胴部2に設けた該紐無しマルタック部12とを共に前記開口端13から略同寸法離間して設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋8内に米或いは麦を入れて前記開口部5を閉じる時、該開口部5を少なくとも1回以上巻き込んで閉じ、その後、前記紐付きマルタック部11の紐10によって該開口部5を上方から押さえながら該紐10を前記紐無しマルタック部12に巻回して該開口部5を閉じた状態に保持することが可能である。
【0019】
更に又、前記紐付きマルタック部11に代えて前記紐無しマルタック部12を設け、且つ、前記紐無しマルタック部12に代えて前記紐付きマルタック部11を設けることも可能である。然る時も、前述と略同様の作用効果を得ることができる。
【0020】
図3は他の米麦袋15を示し、該米麦袋15は前記米麦袋(図1に於て8)のマルタック(図1に於て9)に代えて、マルタック16を設けたものであり、該マルタック16は前記マルタック(図1に於て9)に加えて前記紐無しマルタック部12と同じ紐無しマルタック部17を設けたものであり、該紐無しマルタック部17は開口端13から離間する方向に該紐無しマルタック部12から所定間隔離間して取り付けられている。
【0021】
従って、前記米麦袋15は、該米麦袋15内に収納する米や麦等の内容物が減少した時には、所定位置で該米麦袋15を折り曲げて、紐付きマルタック部11の紐10を前記紐無しマルタック部17と該紐付きマルタック部11間に巻回して該米麦袋15の開口部5を閉じた状態に保持することができる。
【0022】
斯くして、前記米麦袋15は内容物が減少した時に該米麦袋15を更にコンパクトにすることができる。
【0023】
尚、前記紐無しマルタック部17を前記開口端13から離間する方向に所定間隔離間して複数配設することも可能である。然る時は、前記米麦袋15を更にコンパクトにすることができる。
【0024】
又、図示は省略するが、前記米麦袋15の前記マルタック16に代えて、少なくとも1つ以上の紐付きマルタック部材11を該米麦体15の後胴部6外周部、又は、前胴部2外周部の所定位置に前記開口端13から離間する方向に設け、一方、少なくとも1つ以上の紐無しマルタック部材12を前記紐付きマルタック部材11と反対位置になる該米麦体15の前胴部2外周部、又は、後胴部6外周部の所定位置に前記開口端13から離間する方向に設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋15内に米或いは麦を入れて前記開口部5を閉じる時、該開口部5を少なくとも1回以上巻き込んで閉じ、その後、少なくとも1つの前記紐付きマルタック部材11の紐10を少なくとも1つの前記紐無しマルタック部材12に巻回して該開口部5を閉じた状態に保持することが可能である。
【0025】
図4に於て、18は米麦袋であり、該米麦袋18は、従来例の米麦袋(図8に於て1)の縛り紐(図8に於て7)に代えて、面ファスナー19を設けたものである。
【0026】
そして、該面ファスナー19は、フック面を備えたフック面部材20と、ループ面を備えたループ面部材21とによって構成され、前記米麦袋18の開口端13近傍を切欠して切欠部22が形成され、該切欠部22と対峙する内周部に、前記フック面部材20が設けられ、前記切欠部22の下方外周部に前記ループ面部材21が取り付けられている。
【0027】
又、前記フック面部材20と前記ループ面部材21との間に前記開口端13と略平行に折り目部23が形成され、前記開口端13近傍の後胴部6を前胴部2側に折曲自在に構成されている。
【0028】
而して、前記米麦袋18内に米或いは麦を入れた後、該米麦袋18の開口部5を閉じる時は、該開口部5近傍の前胴部2と前記後胴部6を密着させて該開口部5を閉じ、前記折り目部23で折曲して、前記開口端13近傍の後胴部6を前胴部2側に折り曲げ、図5に示す如く、前記フック面部材20を前記ループ面部材21に係止させて、前記開口部5を閉じた状態に保持する。
【0029】
そして、前記米麦袋18の開口部5を閉じた状態に保持した状態から該開口部5を開く時は、前記フック面部材20と前記ループ面部材21とを剥離し、前記前胴部2と前記後胴部6とを離反させれば、前記開口部5が開放する。
【0030】
斯くして、前記米麦袋18は前記開口部5を前記折り目部23によって折曲し、前記フック面部材20を前記ループ面部材21に係止させて、該開口部5を閉じた状態に保持することができ、前記開口部5を閉じる操作が極めて容易になる。
【0031】
同様に、該開口部5を開く時も、前記フック面部材20と前記ループ面部材21とを剥離すればよく、操作が容易である。
【0032】
図6は前記米麦袋18の前記切欠部22を拡大し、即ち、該米麦袋18の開口端13近傍の前胴部2、及び、マチ部24,25を切欠して、後胴部6のみを残し、該後胴部6の上端近傍に前記フック面部材20を設けたものである。このように、前記切欠部22は適宜大きさに設定可能である。然る時も、図4に示す米麦袋18と略同様の効果が期待できる。
【0033】
図7は他の米麦袋26を示し、該米麦袋26は前記米麦袋(図4に於て18)の面ファスナー(図4に於て19)に代えて、面ファスナー27を設けたものであり、該面ファスナー27は前記面ファスナー(図4に於て19)に加えて前記ループ面部材21と同じループ面部材28を設けたものであり、該ループ面部材28は前記開口端13から離間する方向に該ループ面部材21から所定間隔離間して取り付けられている。
【0034】
従って、前記米麦袋26は、該米麦袋26内に収納する米や麦等の内容物が減少した時には、所定位置で該米麦袋15を折り曲げて、前記フック面部材20と前記ループ面部材28とを係止して該米麦袋26の開口部5を閉じた状態に保持することができる。
【0035】
斯くして、前記米麦袋26は内容物が減少した時に該米麦袋26を更にコンパクトにすることができる。
【0036】
尚、前記ループ面部材21は前記開口端13から更に離間する方向に複数設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋26を更にコンパクトにすることができる。
【0037】
又、前記ループ面部材21、28に代えてフック面部材を用い、且つ、前記フック面部材20に代えてループ面部材を用いることも可能である。然る時も前述の効果と略同様の作用効果を得ることができる。
【0038】
更に、図示は省略するが、前記米麦体26の前記切欠き部22を形成することなく、又、該米麦袋26の前記フック面部材20、前記ループ面部材21、及び、前記ループ面部材28に代えて、少なくとも1つ以上のフック面部材20を該米麦体26の前胴部2外周部、又は、後胴部6外周部の所定位置に前記開口端13から離間する方向に設け、一方、少なくとも1つ以上のループ面部材21を前記フック面部材20と反対位置になる該米麦体26の後胴部6外周部、又は、前胴部2外周部の所定位置に前記開口端13から離間する方向に設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋26内に米或いは麦を入れた後、前記開口部5を閉じる時、該開口部5を少なくとも1回以上巻き込んで閉じ、その後、少なくとも1つの前記フック面部材20を少なくとも1つの前記ループ面部材21に係止させて、該開口部5を閉じた状態に保持することが可能である。
【0039】
尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0040】
【考案の効果】
本考案は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の考案は、米麦袋にマルタックを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該マルタックによって該開口部を閉じた状態に保持するように構成されているので、前記米麦袋は開口部を容易に開閉することができる。
【0041】
又、請求項2記載の考案は、上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、前記紐付きマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐無しマルタック部は該紐付きマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐付きマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されているので、請求項1記載の考案と同様の効果が期待できる。
【0042】
更に、請求項3記載の考案は、上記紐無しマルタック部は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられているので、請求項2記載の考案の効果に加え、米麦袋を内容物の減少に合わせてコンパクトに閉じることができる。
【0043】
更に又、請求項4記載の考案は、上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、該紐無しマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐付きマルタック部は該紐無しマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐無しマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されているので、請求項2記載の考案と略同様の効果が期待できる。
【0044】
そして、請求項5記載の考案は、米麦袋に面ファスナーを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該面ファスナーで該開口部を閉じた状態に保持するように構成されているので、請求項1記載の考案と同様の効果が期待できる。
【0045】
又、請求項6記載の考案は、上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記フック面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記ループ面部材を配設したので、請求項1記載の考案の効果と略同様の効果が期待できる。
【0046】
更に、請求項7記載の考案は、上記ループ面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられているので、請求項3記載の考案と略同様の効果が期待できる。
【0047】
更に又、請求項8記載の考案は、上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記ループ面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記フック面部材を配設したので、請求項6記載の考案と略同様の効果が期待できる。
【0048】
そして、請求項9記載の考案は、上記フック面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられているので、請求項7記載の考案と略同様の効果が期待できる等、正に著大なる効果を奏する考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示し、マルタックを備えた米麦袋の斜視図。
【図2】図1に示す米麦袋に内容物を収納し、マルタックで開口部を閉じた状態に保持した米麦袋の斜視図。
【図3】本考案の他の実施の形態を示し、複数箇所で係止自在のマルタックを備えた米麦袋の斜視図。
【図4】本考案の更に他の実施の形態を示し、面ファスナーを備えた米麦袋の斜視図。
【図5】図4に示す米麦袋に内容物を収納し、面ファスナーで開口部を閉じた状態に保持した状態を示す米麦袋の斜視図。
【図6】図4の切欠部を拡大した米麦袋の斜視図。
【図7】本考案の別の実施の形態を示し、複数箇所で係止自在の面ファスナーを備えた米麦袋の斜視図。
【図8】従来例を示し、米麦袋の斜視図。
【図9】図8の米麦袋に内容物を収納し、縛り紐で開口部を閉じた状態に保持した状態を示す米麦袋の斜視図。
【符号の説明】
5 開口部
8,15,18,26 米麦袋
9,16 マルタック
10 紐
11 紐付きマルタック部
12,17 紐無しマルタック部
13 開口部
19,27 面ファスナー
20 フック面部材
21,28 ループ面部材
【考案の属する技術分野】
本考案は、米麦袋に関するものであり、特に、開口部の開閉を容易にした米麦袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来の此種米麦袋を図8及び図9に従って説明する。図8に於て、1は米麦袋であり、該米麦袋1は内層1aが未漂白パルプ、外層1bが漂白パルプより成る漉き合わせ紙で構成されて折り目を付与したマチ付の長方体の筒状に形成され、該米麦袋1の前胴部2に窓用の孔3が開穿されており、且つ、該前胴部2の前記内層1aと外層1b間に透明フィルム4が挟着されて前記孔3を塞ぐように構成されている。
【0003】
更に、該米麦袋1の開口部5の近傍の後胴部6に縛り紐7が該開口部5の開口端と平行方向に設けられている。
【0004】
而して、該米麦袋1内に米或いは麦を入れた後、該米麦袋1の開口部5を閉じる時は、前記開口部5の前胴部2と前記後胴部6を密着させて該開口部5を閉じ、図9に示す如く該開口部5を複数回巻き込んで前記縛り紐7を結束すれば該開口部5は閉じた状態で保持される。
【0005】
そして、前記米麦袋1の開口部5を保持した状態から、開口部5を開く時は、前記縛り紐7の結束を解き、巻き込まれた前記開口部5を巻き戻し、前記前胴部2と前記後胴部6とを離反させれば、該開口部5が開放される。
【0006】
同様な米麦袋は例えば特許文献1にも示されている。
【0007】
然しながら、前記米麦袋は、開口部を閉じる時、開口部を複数回巻き込んで、縛り紐で結束し、該米麦袋の開口部を開く時は、該縛り紐の結束を解き、該開口部を巻き戻すので、その操作がやや煩雑である。
【0008】
そこで、米麦袋の開口部の開閉を容易にするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解決することを目的とする。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−59694号公報 (第1−5頁、第1−8図)
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、米、麦等を収納するための米麦袋に於て、該米麦袋にマルタックを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該マルタックによって該開口部を閉じた状態に保持するように構成されている米麦袋、
及び、上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、前記紐付きマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐無しマルタック部は該紐付きマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐付きマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されている米麦袋、
及び、上記紐無しマルタック部は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられている米麦袋、
及び、上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、該紐無しマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐付きマルタック部は該紐無しマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐無しマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されている米麦袋、
及び、米、麦等を収納するための米麦袋に於て、該米麦袋に面ファスナーを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該面ファスナーで該開口部を閉じた状態に保持するように構成されている米麦袋、
及び、上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記フック面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記ループ面部材を配設した米麦袋、
及び、上記ループ面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられている米麦袋、
及び、上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記ループ面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記フック面部材を配設した米麦袋、
並びに、上記フック面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられている米麦袋を提供するものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図1乃至図7に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来例と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。図1に於て、8は米麦袋であり、該米麦袋8は、従来例の米麦袋(図8に於て1)の縛り紐(図8に於て7)に代えて、マルタック9を設けたものである。 該マルタック9は、紐10が取り付けられた紐付きマルタック部11と、紐無しマルタック部12とによって構成され、該紐付きマルタック部11は前記米麦袋8の開口端13近傍の外周部の後胴部6に設けられ、前記紐無しマルタック部12は該紐付きマルタック部11と反対側の前胴部2外周部に設けられ、且つ、該紐付きマルタック部11よりも前記開口端13から更に離間した位置に取り付けられている。
【0012】
そして、前記紐付きマルタック部11と前記紐無しマルタック部12との間に前記開口端13と略平行に折り目部14が形成され、前記開口端13近傍の後胴部6を前胴部2側に折曲自在に構成されている。
【0013】
而して、前記米麦袋8内に米或いは麦を入れた後、該米麦袋8の開口部5を閉じる時は、前記開口部5近傍の前胴部2と前記後胴部6を密着させて該開口部5を閉じ、前記折り目部14で折曲して、前記開口端13近傍の後胴部6を前胴部2側に折り曲げ、図2に示す如く、前記紐付きマルタック部11の紐10を前記紐無しマルタック部12及び該紐付きマルタック部11に巻回して、前記開口部5を閉じた状態に保持する。
【0014】
そして、前記米麦袋8の開口部5を閉じた状態に保持した状態から該開口部5を開く時は、前記マルタック9の紐10を解き、折曲した該開口部5を元に戻し、前記前胴部2と前記後胴部6とを離反させれば、該開口部5が開放する。
【0015】
斯くして、前記米麦袋8は前記開口部5を前記折り目部14によって折曲し、前記紐10を前記紐付きマルタック部11、及び、紐無しマルタック部12に巻回することにより、該開口部5を閉じて該開口部5を閉じた状態に保持することができ、操作が極めて容易になる。
【0016】
同様に、該開口部5を開く時も、前記紐10を解き、前記折り目部14を展張して前記開口端13を開けばよく、操作が容易である。
【0017】
又、図示は省略するが、前述の前記紐付きマルタック部11、及び、前記紐無しマルタック部12の取り付け位置に代えて、前記後胴部6に設けた該紐付きマルタック部11と、前記前胴部2に設けた該紐無しマルタック部12とを、共に前記開口端13から更に離間した位置に設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋8内に米或いは麦を入れて前記開口部5を閉じる時、該開口部5を少なくとも1回以上巻き込んで閉じ、その後、前記紐付きマルタック部11の紐10を前記紐無しマルタック部12に巻回して該開口部5を閉じた状態に保持することが可能である。
【0018】
更に、図示は省略するが、前述の前記紐付きマルタック部11、及び、前記紐無しマルタック部12の取り付け位置に代えて、前記後胴部6に設けた該紐付きマルタック部11と、前記前胴部2に設けた該紐無しマルタック部12とを共に前記開口端13から略同寸法離間して設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋8内に米或いは麦を入れて前記開口部5を閉じる時、該開口部5を少なくとも1回以上巻き込んで閉じ、その後、前記紐付きマルタック部11の紐10によって該開口部5を上方から押さえながら該紐10を前記紐無しマルタック部12に巻回して該開口部5を閉じた状態に保持することが可能である。
【0019】
更に又、前記紐付きマルタック部11に代えて前記紐無しマルタック部12を設け、且つ、前記紐無しマルタック部12に代えて前記紐付きマルタック部11を設けることも可能である。然る時も、前述と略同様の作用効果を得ることができる。
【0020】
図3は他の米麦袋15を示し、該米麦袋15は前記米麦袋(図1に於て8)のマルタック(図1に於て9)に代えて、マルタック16を設けたものであり、該マルタック16は前記マルタック(図1に於て9)に加えて前記紐無しマルタック部12と同じ紐無しマルタック部17を設けたものであり、該紐無しマルタック部17は開口端13から離間する方向に該紐無しマルタック部12から所定間隔離間して取り付けられている。
【0021】
従って、前記米麦袋15は、該米麦袋15内に収納する米や麦等の内容物が減少した時には、所定位置で該米麦袋15を折り曲げて、紐付きマルタック部11の紐10を前記紐無しマルタック部17と該紐付きマルタック部11間に巻回して該米麦袋15の開口部5を閉じた状態に保持することができる。
【0022】
斯くして、前記米麦袋15は内容物が減少した時に該米麦袋15を更にコンパクトにすることができる。
【0023】
尚、前記紐無しマルタック部17を前記開口端13から離間する方向に所定間隔離間して複数配設することも可能である。然る時は、前記米麦袋15を更にコンパクトにすることができる。
【0024】
又、図示は省略するが、前記米麦袋15の前記マルタック16に代えて、少なくとも1つ以上の紐付きマルタック部材11を該米麦体15の後胴部6外周部、又は、前胴部2外周部の所定位置に前記開口端13から離間する方向に設け、一方、少なくとも1つ以上の紐無しマルタック部材12を前記紐付きマルタック部材11と反対位置になる該米麦体15の前胴部2外周部、又は、後胴部6外周部の所定位置に前記開口端13から離間する方向に設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋15内に米或いは麦を入れて前記開口部5を閉じる時、該開口部5を少なくとも1回以上巻き込んで閉じ、その後、少なくとも1つの前記紐付きマルタック部材11の紐10を少なくとも1つの前記紐無しマルタック部材12に巻回して該開口部5を閉じた状態に保持することが可能である。
【0025】
図4に於て、18は米麦袋であり、該米麦袋18は、従来例の米麦袋(図8に於て1)の縛り紐(図8に於て7)に代えて、面ファスナー19を設けたものである。
【0026】
そして、該面ファスナー19は、フック面を備えたフック面部材20と、ループ面を備えたループ面部材21とによって構成され、前記米麦袋18の開口端13近傍を切欠して切欠部22が形成され、該切欠部22と対峙する内周部に、前記フック面部材20が設けられ、前記切欠部22の下方外周部に前記ループ面部材21が取り付けられている。
【0027】
又、前記フック面部材20と前記ループ面部材21との間に前記開口端13と略平行に折り目部23が形成され、前記開口端13近傍の後胴部6を前胴部2側に折曲自在に構成されている。
【0028】
而して、前記米麦袋18内に米或いは麦を入れた後、該米麦袋18の開口部5を閉じる時は、該開口部5近傍の前胴部2と前記後胴部6を密着させて該開口部5を閉じ、前記折り目部23で折曲して、前記開口端13近傍の後胴部6を前胴部2側に折り曲げ、図5に示す如く、前記フック面部材20を前記ループ面部材21に係止させて、前記開口部5を閉じた状態に保持する。
【0029】
そして、前記米麦袋18の開口部5を閉じた状態に保持した状態から該開口部5を開く時は、前記フック面部材20と前記ループ面部材21とを剥離し、前記前胴部2と前記後胴部6とを離反させれば、前記開口部5が開放する。
【0030】
斯くして、前記米麦袋18は前記開口部5を前記折り目部23によって折曲し、前記フック面部材20を前記ループ面部材21に係止させて、該開口部5を閉じた状態に保持することができ、前記開口部5を閉じる操作が極めて容易になる。
【0031】
同様に、該開口部5を開く時も、前記フック面部材20と前記ループ面部材21とを剥離すればよく、操作が容易である。
【0032】
図6は前記米麦袋18の前記切欠部22を拡大し、即ち、該米麦袋18の開口端13近傍の前胴部2、及び、マチ部24,25を切欠して、後胴部6のみを残し、該後胴部6の上端近傍に前記フック面部材20を設けたものである。このように、前記切欠部22は適宜大きさに設定可能である。然る時も、図4に示す米麦袋18と略同様の効果が期待できる。
【0033】
図7は他の米麦袋26を示し、該米麦袋26は前記米麦袋(図4に於て18)の面ファスナー(図4に於て19)に代えて、面ファスナー27を設けたものであり、該面ファスナー27は前記面ファスナー(図4に於て19)に加えて前記ループ面部材21と同じループ面部材28を設けたものであり、該ループ面部材28は前記開口端13から離間する方向に該ループ面部材21から所定間隔離間して取り付けられている。
【0034】
従って、前記米麦袋26は、該米麦袋26内に収納する米や麦等の内容物が減少した時には、所定位置で該米麦袋15を折り曲げて、前記フック面部材20と前記ループ面部材28とを係止して該米麦袋26の開口部5を閉じた状態に保持することができる。
【0035】
斯くして、前記米麦袋26は内容物が減少した時に該米麦袋26を更にコンパクトにすることができる。
【0036】
尚、前記ループ面部材21は前記開口端13から更に離間する方向に複数設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋26を更にコンパクトにすることができる。
【0037】
又、前記ループ面部材21、28に代えてフック面部材を用い、且つ、前記フック面部材20に代えてループ面部材を用いることも可能である。然る時も前述の効果と略同様の作用効果を得ることができる。
【0038】
更に、図示は省略するが、前記米麦体26の前記切欠き部22を形成することなく、又、該米麦袋26の前記フック面部材20、前記ループ面部材21、及び、前記ループ面部材28に代えて、少なくとも1つ以上のフック面部材20を該米麦体26の前胴部2外周部、又は、後胴部6外周部の所定位置に前記開口端13から離間する方向に設け、一方、少なくとも1つ以上のループ面部材21を前記フック面部材20と反対位置になる該米麦体26の後胴部6外周部、又は、前胴部2外周部の所定位置に前記開口端13から離間する方向に設けることも可能である。然る時は、前記米麦袋26内に米或いは麦を入れた後、前記開口部5を閉じる時、該開口部5を少なくとも1回以上巻き込んで閉じ、その後、少なくとも1つの前記フック面部材20を少なくとも1つの前記ループ面部材21に係止させて、該開口部5を閉じた状態に保持することが可能である。
【0039】
尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0040】
【考案の効果】
本考案は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の考案は、米麦袋にマルタックを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該マルタックによって該開口部を閉じた状態に保持するように構成されているので、前記米麦袋は開口部を容易に開閉することができる。
【0041】
又、請求項2記載の考案は、上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、前記紐付きマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐無しマルタック部は該紐付きマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐付きマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されているので、請求項1記載の考案と同様の効果が期待できる。
【0042】
更に、請求項3記載の考案は、上記紐無しマルタック部は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられているので、請求項2記載の考案の効果に加え、米麦袋を内容物の減少に合わせてコンパクトに閉じることができる。
【0043】
更に又、請求項4記載の考案は、上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、該紐無しマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐付きマルタック部は該紐無しマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐無しマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されているので、請求項2記載の考案と略同様の効果が期待できる。
【0044】
そして、請求項5記載の考案は、米麦袋に面ファスナーを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該面ファスナーで該開口部を閉じた状態に保持するように構成されているので、請求項1記載の考案と同様の効果が期待できる。
【0045】
又、請求項6記載の考案は、上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記フック面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記ループ面部材を配設したので、請求項1記載の考案の効果と略同様の効果が期待できる。
【0046】
更に、請求項7記載の考案は、上記ループ面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられているので、請求項3記載の考案と略同様の効果が期待できる。
【0047】
更に又、請求項8記載の考案は、上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記ループ面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記フック面部材を配設したので、請求項6記載の考案と略同様の効果が期待できる。
【0048】
そして、請求項9記載の考案は、上記フック面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられているので、請求項7記載の考案と略同様の効果が期待できる等、正に著大なる効果を奏する考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示し、マルタックを備えた米麦袋の斜視図。
【図2】図1に示す米麦袋に内容物を収納し、マルタックで開口部を閉じた状態に保持した米麦袋の斜視図。
【図3】本考案の他の実施の形態を示し、複数箇所で係止自在のマルタックを備えた米麦袋の斜視図。
【図4】本考案の更に他の実施の形態を示し、面ファスナーを備えた米麦袋の斜視図。
【図5】図4に示す米麦袋に内容物を収納し、面ファスナーで開口部を閉じた状態に保持した状態を示す米麦袋の斜視図。
【図6】図4の切欠部を拡大した米麦袋の斜視図。
【図7】本考案の別の実施の形態を示し、複数箇所で係止自在の面ファスナーを備えた米麦袋の斜視図。
【図8】従来例を示し、米麦袋の斜視図。
【図9】図8の米麦袋に内容物を収納し、縛り紐で開口部を閉じた状態に保持した状態を示す米麦袋の斜視図。
【符号の説明】
5 開口部
8,15,18,26 米麦袋
9,16 マルタック
10 紐
11 紐付きマルタック部
12,17 紐無しマルタック部
13 開口部
19,27 面ファスナー
20 フック面部材
21,28 ループ面部材
Claims (9)
- 米、麦等を収納するための米麦袋に於て、該米麦袋にマルタックを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該マルタックによって該開口部を閉じた状態に保持するように構成されていることを特徴とする米麦袋。
- 上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、前記紐付きマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐無しマルタック部は該紐付きマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐付きマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されていることを特徴とする請求項1記載の米麦袋。
- 上記紐無しマルタック部は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の米麦袋。
- 上記マルタックは紐が取り付けられた紐付きマルタック部と、紐無しマルタック部とによって構成され、該紐無しマルタック部は上記開口端近傍の外周部に設けられ、前記紐付きマルタック部は該紐無しマルタック部と反対側外周部に設けられ、且つ、該紐無しマルタック部よりも前記開口端から離間する位置に配設されていることを特徴とする請求項1記載の米麦袋。
- 米、麦等を収納するための米麦袋に於て、該米麦袋に面ファスナーを設け、該米麦袋の開口部を折曲して該開口部を閉じた時、該面ファスナーで該開口部を閉じた状態に保持するように構成されていることを特徴とする米麦袋。
- 上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記フック面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記ループ面部材を配設したことを特徴とする請求項5記載の米麦袋。
- 上記ループ面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられていることを特徴とする請求項6記載の米麦袋。
- 上記面ファスナーはフック面を備えたフック面部材と、ループ面を備えたループ面部材とによって構成され、上記米麦袋の開口端近傍を切欠して切欠部を形成し、該切欠部と対峙する内周部に、前記ループ面部材を設け、前記切欠部の下方外周部に前記フック面部材を配設したことを特徴とする請求項5記載の米麦袋。
- 上記フック面部材は上記開口端から離間する方向に所定間隔離間して複数取り付けられていることを特徴とする請求項8記載の米麦袋。
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JP2003002645U JP3097735U (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 米麦袋 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100623A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-23 | Marusumi Paper Co Ltd | 印刷適性を向上させた晒クラフト紙 |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003002645U patent/JP3097735U/ja not_active Expired - Fee Related
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