JP3097735B2 - ボウリングピン音響発生方法および装置 - Google Patents
ボウリングピン音響発生方法および装置Info
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボウリング装置に備
えるボウリングピン音響発生方法および装置に関する。
えるボウリングピン音響発生方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1にボウリングピンの断面図を示す。
ボウリングピンは切削、研磨加工した木材2の表面に樹
脂膜1を形成したものが用いられている。樹脂膜はボウ
リングボールと衝突を繰り返すことにより、損傷するた
め、樹脂膜の修復や再形成などのメンテナンスが頻繁に
行われていたが、ボウリングピンの表面を1mm程度の
膜厚で被覆した特殊な樹脂に熱処理したいわゆるサーリ
ン加工を施すようになってから、耐久性は格段に向上し
ている。現在利用されているボウリングピンの寿命はお
およそ、2年程度となり、メンテナンスの必要もなくな
っている。
ボウリングピンは切削、研磨加工した木材2の表面に樹
脂膜1を形成したものが用いられている。樹脂膜はボウ
リングボールと衝突を繰り返すことにより、損傷するた
め、樹脂膜の修復や再形成などのメンテナンスが頻繁に
行われていたが、ボウリングピンの表面を1mm程度の
膜厚で被覆した特殊な樹脂に熱処理したいわゆるサーリ
ン加工を施すようになってから、耐久性は格段に向上し
ている。現在利用されているボウリングピンの寿命はお
およそ、2年程度となり、メンテナンスの必要もなくな
っている。
【0003】ボウリングピンに用いられる材料は、耐久
性や硬度、重量、加工性やコストなどから楓等が多く用
いられ、表面に膜を形成する樹脂は、耐衝撃性や耐磨耗
性、木材との密着性などから、選定されている。また、
ボウリングボールとの衝突音も材料を選択する際に重要
とされている。
性や硬度、重量、加工性やコストなどから楓等が多く用
いられ、表面に膜を形成する樹脂は、耐衝撃性や耐磨耗
性、木材との密着性などから、選定されている。また、
ボウリングボールとの衝突音も材料を選択する際に重要
とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにボウリング
ピンは、耐久性、硬度、コスト等とボウリングボールと
の衝突音から、楓材に樹脂膜を形成し、サーリン加工と
呼ばれる熱処理を施したものが、一般的である。従来の
ボウリングピンは寿命が2年程度となり、メンテナンス
も必要もなくなっているが、ボウリングボールとの衝突
音は、約半年程度の使用で急速に悪化してしまう。原因
としてはボウリングボールとの衝突を繰り返すうちに、
内部の木質が損傷し、また、木材と樹脂膜との間に空隙
が生じてしまうため、新品のような衝突音が得られなく
なると考えられている。
ピンは、耐久性、硬度、コスト等とボウリングボールと
の衝突音から、楓材に樹脂膜を形成し、サーリン加工と
呼ばれる熱処理を施したものが、一般的である。従来の
ボウリングピンは寿命が2年程度となり、メンテナンス
も必要もなくなっているが、ボウリングボールとの衝突
音は、約半年程度の使用で急速に悪化してしまう。原因
としてはボウリングボールとの衝突を繰り返すうちに、
内部の木質が損傷し、また、木材と樹脂膜との間に空隙
が生じてしまうため、新品のような衝突音が得られなく
なると考えられている。
【0005】ボウリング遊技では、投入したボウリング
ボールとボウリングピンをモニターに映すなどの工夫が
なされていることからもわかるように、投入したボウリ
ングボールがボウリングピンを倒すゲーム内容を考慮す
れば、ボウリングボールとボウリングピンの衝突する際
に知覚される像や音が遊興性に影響を及ぼしている。ボ
ウリングピンは耐久性が向上したものの、ボウリングピ
ンの衝突音まではなんら、対応がなされていない。
ボールとボウリングピンをモニターに映すなどの工夫が
なされていることからもわかるように、投入したボウリ
ングボールがボウリングピンを倒すゲーム内容を考慮す
れば、ボウリングボールとボウリングピンの衝突する際
に知覚される像や音が遊興性に影響を及ぼしている。ボ
ウリングピンは耐久性が向上したものの、ボウリングピ
ンの衝突音まではなんら、対応がなされていない。
【0006】本発明は、ボウリングピンの経年使用によ
る衝突音の音質の劣化を補い、ボウリングピンの衝突音
を維持、改善することにより、ボウリングの遊興性の向
上を図ることを目的とする。
る衝突音の音質の劣化を補い、ボウリングピンの衝突音
を維持、改善することにより、ボウリングの遊興性の向
上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、ボウリングのピン近辺に配置された集
音器により採取されたボウルとピンおよびピン同士の衝
突音から、新品時のピンを用いた際の衝突音に比べて不
足する周波数成分の音を取り出して増幅し、ピン近辺に
配置したスピーカより音を発生させる音響発生方法およ
び装置である。
めに本発明では、ボウリングのピン近辺に配置された集
音器により採取されたボウルとピンおよびピン同士の衝
突音から、新品時のピンを用いた際の衝突音に比べて不
足する周波数成分の音を取り出して増幅し、ピン近辺に
配置したスピーカより音を発生させる音響発生方法およ
び装置である。
【0008】ボウリングピンの衝突音の音質劣化は、内
部の木材の損傷と木材と樹脂膜の分離が原因となって、
主に高周波成分が減少することによるものと考えられ
る。損失した高周波成分を補充すれば音質改善には足り
る。また、高周波成分が減少し、衝突音の劣化を生じた
状態であっても、概ねその音色や調子は保たれており、
高周波成分も残存している。
部の木材の損傷と木材と樹脂膜の分離が原因となって、
主に高周波成分が減少することによるものと考えられ
る。損失した高周波成分を補充すれば音質改善には足り
る。また、高周波成分が減少し、衝突音の劣化を生じた
状態であっても、概ねその音色や調子は保たれており、
高周波成分も残存している。
【0009】そこで、ボウリングピンがセットされる位
置周辺に集音用のマイクを設置し、ボウリングピンとボ
ウリングボールが衝突する音をひろう。マイクが拾った
音のうち、新品時のピンを用いた際の衝突音に比べて不
足する周波数成分(通常は高周波成分)を適宜増幅し
て、ピン付近に配置したスピーカを用いて再生すれば、
ボウリングピンの実際の衝突音と相まって、高周波成分
が補充され、衝突音を改善される。必要に応じて、雑音
対策用のフィルタやコンプレッサ等の調整回路、エコラ
イザー等を構成に含む。このような装置は大変簡易であ
るが、効果音として作成した音を加えるより、自然な音
質が得られ、衝突音の改善に有効である。
置周辺に集音用のマイクを設置し、ボウリングピンとボ
ウリングボールが衝突する音をひろう。マイクが拾った
音のうち、新品時のピンを用いた際の衝突音に比べて不
足する周波数成分(通常は高周波成分)を適宜増幅し
て、ピン付近に配置したスピーカを用いて再生すれば、
ボウリングピンの実際の衝突音と相まって、高周波成分
が補充され、衝突音を改善される。必要に応じて、雑音
対策用のフィルタやコンプレッサ等の調整回路、エコラ
イザー等を構成に含む。このような装置は大変簡易であ
るが、効果音として作成した音を加えるより、自然な音
質が得られ、衝突音の改善に有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のボウリングピン音響装置
において、ボウリングピン周辺に集音用のマイクを設置
し、ボウリングピンとボウリングボールが衝突する音を
採取する際に人間の聴覚特性とボウリング場の音響特性
について留意する必要がある。
において、ボウリングピン周辺に集音用のマイクを設置
し、ボウリングピンとボウリングボールが衝突する音を
採取する際に人間の聴覚特性とボウリング場の音響特性
について留意する必要がある。
【0011】人間の聴覚特性は、周波数および位相差に
は敏感であるが、音圧などの音強度には比較的鈍感であ
る。ちょっとした違いの音声を鋭く聞き分けるため、高
音スピーカから出力するのに適した音の強さにはかなり
余裕があるが、高音スピーカの配置は、ボウリングピン
からくる衝突音の残響を考慮し、位相差が認識されない
よう注意を払わなければならない。
は敏感であるが、音圧などの音強度には比較的鈍感であ
る。ちょっとした違いの音声を鋭く聞き分けるため、高
音スピーカから出力するのに適した音の強さにはかなり
余裕があるが、高音スピーカの配置は、ボウリングピン
からくる衝突音の残響を考慮し、位相差が認識されない
よう注意を払わなければならない。
【0012】ボウリング場の音響特性として問題になる
のは、まず、マイクとスピーカ間のハウリングである。
ボウリング場に固有の共振周波数を調べ、高音スピーカ
から出力する高音域から、共振周波数成分をカットして
おかなければならない。
のは、まず、マイクとスピーカ間のハウリングである。
ボウリング場に固有の共振周波数を調べ、高音スピーカ
から出力する高音域から、共振周波数成分をカットして
おかなければならない。
【0013】位相差を減らすにはボウリングピン近くに
スピーカを設置することが望ましいが、ハウリングを避
けるためにはスピーカとマイクに距離を置かなければな
らない。ボウリングボールとボウリングピンの実際の衝
突音がボウリング場にどのように残響、反響するかを調
べた上で、スピーカはレーン途中ないし、その上方であ
って位相差が認識されにくい箇所に設置することが考え
られる。
スピーカを設置することが望ましいが、ハウリングを避
けるためにはスピーカとマイクに距離を置かなければな
らない。ボウリングボールとボウリングピンの実際の衝
突音がボウリング場にどのように残響、反響するかを調
べた上で、スピーカはレーン途中ないし、その上方であ
って位相差が認識されにくい箇所に設置することが考え
られる。
【0014】次に、ボウリングボールを回収する搬送装
置やボウリングピンのセッティングを行う装置などの機
械音のノイズである。なるべく必要な音だけを拾うに
は、指向性マイクが考えられるが、安価で多様な無指向
性マイクから適当なものを選び、集音した音から雑音を
各種のフィルタやコンプレッサで低減して出力すればよ
い。また、ボウリングボールが投入されてから、ボウリ
ングピンに衝突している間のみ、音が再生されれば足り
るため、センサー等を利用したスイッチングも備えると
よい。
置やボウリングピンのセッティングを行う装置などの機
械音のノイズである。なるべく必要な音だけを拾うに
は、指向性マイクが考えられるが、安価で多様な無指向
性マイクから適当なものを選び、集音した音から雑音を
各種のフィルタやコンプレッサで低減して出力すればよ
い。また、ボウリングボールが投入されてから、ボウリ
ングピンに衝突している間のみ、音が再生されれば足り
るため、センサー等を利用したスイッチングも備えると
よい。
【0015】マイクが拾った音を、高音周波数を主に再
生する高音スピーカを用いて再生すれば、ボウリングピ
ンの実際の衝突音と相まって、高周波成分が増幅され、
衝突音を改善することが出来る。
生する高音スピーカを用いて再生すれば、ボウリングピ
ンの実際の衝突音と相まって、高周波成分が増幅され、
衝突音を改善することが出来る。
【0016】
【実施例】本発明のボウリングピン音響装置の実施例に
ついて図面と共に説明する。図2は、本発明のボウリン
グピン音響装置の実施例の概略を示す説明図である。本
実施例では集音用のマイク3がボウリングピン手前に設
置してある。ボウリングレーンの背後には、ボウリング
ピンをセッティングする装置やボウリングボールを搬送
する装置等の機械音が多いことから、なるべくマイクが
雑音となる音を拾わないよう、手前に設置したものであ
る。
ついて図面と共に説明する。図2は、本発明のボウリン
グピン音響装置の実施例の概略を示す説明図である。本
実施例では集音用のマイク3がボウリングピン手前に設
置してある。ボウリングレーンの背後には、ボウリング
ピンをセッティングする装置やボウリングボールを搬送
する装置等の機械音が多いことから、なるべくマイクが
雑音となる音を拾わないよう、手前に設置したものであ
る。
【0017】本発明のボウリングピン音響装置を設置し
ようとするボウリング場の音響特性により、場内のプレ
イヤーには、正面から直進してきた衝突音が主に知覚さ
れる場合、天井等からの残響音が主に知覚される場合
と、その他壁面からの残響音が知覚される場合など、様
々なケースが考えられる。図に示すようなスピーカ4な
いしスピーカ5の位置から出力する場合が特に多いもの
と思われる。しかし、個々のボウリング場の音響特性に
対応すれば、本実施例に示すようなスピーカ4、ない
し、スピーカ5には限定されない。
ようとするボウリング場の音響特性により、場内のプレ
イヤーには、正面から直進してきた衝突音が主に知覚さ
れる場合、天井等からの残響音が主に知覚される場合
と、その他壁面からの残響音が知覚される場合など、様
々なケースが考えられる。図に示すようなスピーカ4な
いしスピーカ5の位置から出力する場合が特に多いもの
と思われる。しかし、個々のボウリング場の音響特性に
対応すれば、本実施例に示すようなスピーカ4、ない
し、スピーカ5には限定されない。
【0018】スピーカ4は、ボウリングピンの衝突音が
正面から直進する成分が主に知覚される場合に適してお
り、ハウリングを考慮しつつ、位相差が認識されないよ
う、なるべくボウリングピン至近に設置しなければなら
ない。一方、スピーカ5は、ボウリングピンの衝突音が
主に天井に反響して知覚される場合に適しており、ボウ
リング場の天井面からの反響音とその距離と音の伝搬速
度を考慮して位置と出力タイミングが決められる。
正面から直進する成分が主に知覚される場合に適してお
り、ハウリングを考慮しつつ、位相差が認識されないよ
う、なるべくボウリングピン至近に設置しなければなら
ない。一方、スピーカ5は、ボウリングピンの衝突音が
主に天井に反響して知覚される場合に適しており、ボウ
リング場の天井面からの反響音とその距離と音の伝搬速
度を考慮して位置と出力タイミングが決められる。
【0019】集音用のマイク3は、指向性マイクの方が
必要な音だけを拾いやすいが、集音性、周波数特性など
の全般的な性能や耐久性、価格を考えると、現状では様
々な性能に対応できる無指向性マイクの方が適してい
る。スピーカ4ないしスピーカ5は、主に高音用のコー
ン形のスピーカなどを用いることが考えられる。場合に
よっては高音用のスピーカとともに中音用のスピーカを
併用することも考えられ、その際には分波用のネットワ
ークが必要となる。
必要な音だけを拾いやすいが、集音性、周波数特性など
の全般的な性能や耐久性、価格を考えると、現状では様
々な性能に対応できる無指向性マイクの方が適してい
る。スピーカ4ないしスピーカ5は、主に高音用のコー
ン形のスピーカなどを用いることが考えられる。場合に
よっては高音用のスピーカとともに中音用のスピーカを
併用することも考えられ、その際には分波用のネットワ
ークが必要となる。
【0020】マイク3から集音した音を実際にスピーカ
から出力するには、ハウリングを予防し、雑音を低減す
る必要がある。出力したい高周波帯域を調べておき、適
当な帯域周波数を有するバンドパスフィルタないしハイ
パスフィルタを通じて不要な帯域を遮断し、コンプレッ
サや圧伸回路を通じてS/N比を改善することにより、
通常のホワイトノイズと不要な帯域の雑音は、かなり除
去される。またボウリング場の共振周波数成分が遮断で
きるフィルタを通じておく。
から出力するには、ハウリングを予防し、雑音を低減す
る必要がある。出力したい高周波帯域を調べておき、適
当な帯域周波数を有するバンドパスフィルタないしハイ
パスフィルタを通じて不要な帯域を遮断し、コンプレッ
サや圧伸回路を通じてS/N比を改善することにより、
通常のホワイトノイズと不要な帯域の雑音は、かなり除
去される。またボウリング場の共振周波数成分が遮断で
きるフィルタを通じておく。
【0021】通常の再生用のアンプに加えて、さらにコ
ンプレッサ等を備え、ボウリングピンの衝突音の劣化進
行に合わせて適時調整することにより、常に適度に高周
波成分の音を補充することが出来る。再生する音のレベ
ルをやや上回る程度のコンプレッサないしリミッタが備
えられれば、不測に集音した衝撃音等が過度に増幅され
た場合の予防になる。
ンプレッサ等を備え、ボウリングピンの衝突音の劣化進
行に合わせて適時調整することにより、常に適度に高周
波成分の音を補充することが出来る。再生する音のレベ
ルをやや上回る程度のコンプレッサないしリミッタが備
えられれば、不測に集音した衝撃音等が過度に増幅され
た場合の予防になる。
【0022】
【発明の効果】上記のように本発明では、集音用のマイ
クとアンプ、高音スピーカで構成され得るボウリングピ
ン音響装置を用いて、ボウリングピンとボウリングボー
ルの衝突音を維持するものである。簡易な装置でありな
がら、内部の木材の損傷と木材と樹脂膜の分離により失
われた、ボウリングピンの衝突音の高周波成分を補充す
るのには大変有効で、マイクが拾った音を適宜増幅し、
高音スピーカから再生される衝突音は、ボウリングピン
の実際の衝突音と相まって自然な音質が得られ、劣化し
た音質を改善することができる。
クとアンプ、高音スピーカで構成され得るボウリングピ
ン音響装置を用いて、ボウリングピンとボウリングボー
ルの衝突音を維持するものである。簡易な装置でありな
がら、内部の木材の損傷と木材と樹脂膜の分離により失
われた、ボウリングピンの衝突音の高周波成分を補充す
るのには大変有効で、マイクが拾った音を適宜増幅し、
高音スピーカから再生される衝突音は、ボウリングピン
の実際の衝突音と相まって自然な音質が得られ、劣化し
た音質を改善することができる。
【0023】場合によって、雑音対策用のフィルタやコ
ンプレッサ等の調整回路、エコライザー、スイッチング
等も必要になるが、より自然で効果的な音質改善が可能
である。ボウリング遊技はボウリングボールとボウリン
グピンの衝突する際に知覚される音が遊興性に影響を及
ぼしているが、本発明のボウリングピン音響装置により
ボウリングピンの衝突音を改善することにより、遊興性
の維持、向上が期待できる等の効果がある。
ンプレッサ等の調整回路、エコライザー、スイッチング
等も必要になるが、より自然で効果的な音質改善が可能
である。ボウリング遊技はボウリングボールとボウリン
グピンの衝突する際に知覚される音が遊興性に影響を及
ぼしているが、本発明のボウリングピン音響装置により
ボウリングピンの衝突音を改善することにより、遊興性
の維持、向上が期待できる等の効果がある。
【図1】ボウリングピンの断面図である。
【図2】本発明のボウリングピン音響装置の実施例の説
明図である。
明図である。
1 樹脂膜 2 木材 3 マイク 4 スピーカ 5 スピーカ
Claims (3)
- 【請求項1】 ボウリングのピン近辺に配置された集音
器により採取されたボウルとピンおよびピン同士の衝突
音から、新品時のピンを用いた際の衝突音に比べて不足
する周波数成分の音を取り出して増幅し、ピン近辺に配
置したスピーカより音を発生させることを特徴とするボ
ウリングピン音響発生方法。 - 【請求項2】 ボウリングのピン近辺に配置された集音
器、該集音器より採取されたボウルとピンおよびピン同
士の衝突音から、新品時のピンを用いた際の衝突音に比
べて不足する周波数成分の音を取り出して増幅する手
段、およびゲームプレーヤーにたいしてピン方向に前記
増幅する手段からの出力により発音するスピーカを備え
たことを特徴とするボウリングピン音響装置。 - 【請求項3】 ボウリングのピン近辺に配置された集音
器、該集音器より採取されたボウルとピンおよびピン同
士の衝突音から、新品時のピンを用いた際の衝突音に比
べて不足する周波数成分の音を取り出して増幅する手
段、およびゲームプレーヤーにたいしてピン方向で、ハ
ウリングを生じず、かつ実際のピンの衝突音との位相差
を認識しにくい位置に前記増幅する手段からの出力によ
り発音するスピーカを備えたことを特徴とするボウリン
グピン音響装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08185424A JP3097735B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | ボウリングピン音響発生方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08185424A JP3097735B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | ボウリングピン音響発生方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105388A JPH105388A (ja) | 1998-01-13 |
JP3097735B2 true JP3097735B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=16170555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08185424A Expired - Fee Related JP3097735B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | ボウリングピン音響発生方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097735B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101109400B1 (ko) | 2004-07-23 | 2012-01-30 | 비엘디 오리엔탈 가부시키가이샤 | 볼링 게임 장치 |
JP4489523B2 (ja) * | 2004-07-23 | 2010-06-23 | ビーエルデーオリエンタル株式会社 | ボウリングゲーム装置 |
KR102389391B1 (ko) * | 2021-04-20 | 2022-05-06 | 조병구 | 볼링장 소음 방지 시스템 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP08185424A patent/JP3097735B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH105388A (ja) | 1998-01-13 |
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Legal Events
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