JP3097305B2 - 電気二重層キャパシタ及びその製造方法 - Google Patents

電気二重層キャパシタ及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部抵抗の低減を図っ
た電気二重層キャパシタとその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電気二重層キャパシタは、活性炭と電解
液との界面に形成される電気二重層に蓄積される電気エ
ネルギーを利用するもので、ファラッドオーダの電気容
量を瞬時に充放電できる大容量コンデンサである。
【0003】従来、電気二重層キャパシタの分極性電極
としては、粉末状活性炭を硫酸水溶液で加圧成形したも
のや、片面に金属溶射層を形成した活性炭繊維布などを
用いてきた。またコンデンサの単位体積当たりの容量密
度を向上させるために、分極性電極を焼結して固形の板
状にしたものも提案されている。固形の分極性電極を用
いた電気二重層キャパシタの内部抵抗の低減を図ったも
のとしては例えば図3に示すようなものがある(特開平
−80517号公報)。7は活性炭粉末やカーボンブラ
ック粉末などの導電性粉末をプレス焼結して高密度化し
た板状の集電体、8は前記集電体の一方の面に希硫酸等
の電解液を含浸させた活性炭粉末を焼結して一体に付着
形成した分極性電極、9はセパレータ、10はガスケッ
トである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
二重層キャパシタでは、板状の集電体をプレス焼結成形
し、前記集電体の上に分極性電極を焼結成形しているた
め、前記板状の集電体と前記分極性電極との間には界面
が存在し接触抵抗が大きい。このため、前記板状集電体
と分極性電極より形成される電極体を用いた電気二重層
キャパシタは、内部抵抗が高いという問題を有してい
た。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、集電
体と分極性電極との間の接触抵抗を極めて小さくし、内
部抵抗が低い電気二重層キャパシタとその製造方法を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、炭素材料の集電体材料と炭素素材の分極性
電極材料とからなる傾斜材料を含む構造体を用いた。即
ち、電極体中において集電体側から分極性電極方向に向
けて活性炭の組成を増加させている。
【0007】また、その製造方法として一方の面から他
方の面に向けて集電体材料を100〜0%、分極性電極
材料を同様に0〜100%含み両面の間で両方の材料組
成が段階的または連続的に変化する傾斜材料を含む構造
体を用いるか、または集電体と分極性電極の材料とを積
層させたものを用いる。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成により、電極体が集電体
と分極性電極の傾斜材料体であるので、前記電極体内で
前記集電体と前記分極性電極が連続しており、前記集電
体と前記分極性電極との間の接触抵抗が極めて小さくで
きる。よって、前記電極体を用いることにより電気二重
層キャパシタの内部抵抗を低減することができる。
【0009】
【実施例】本発明の具体的な実施例を図面に従って以下
に説明する。
【0010】(実施例1)集電体の材料として、黒鉛粉
末と非ノボラック、非レゾール型フェノール樹脂とを重
量比7:3で混合した粉末(以下これを集電体材料と呼
ぶ)を調製する。また分極性電極材料として、フェノー
ル樹脂系活性炭と非ノボラック、非レゾール型フェノー
ル樹脂とを重量比7:3で混合した粉末(以下これを分
極性電極材料と呼ぶ)を調製する。次に上記集電体材料
と上記分極性電極材料を重量比(a)10:0,(b)
8:2,(c)6:4,(d)4:6,(e)2:8,
(f)0:10に調合し、これらをプレス金型内に所定
の厚さで(a)から(f)まで順番に積層する。積層し
た集電体材料と分極性電極材料をプレス温度120−2
00℃、プレス圧100−400kg/cm2でプレス成形
する。このようにプレス成形して得られた成型体を不活
性雰囲気中600−1000℃で焼結して電極体を形成
した。
【0011】この電極体内では、前記集電体と前記分極
性電極が連続しており、前記集電体と前記分極性電極と
の間の接触抵抗が極めて小さい。
【0012】この電極体に電解液として30重量%の硫
酸を含浸し、セパレータとガスケットを用いて図1に示
す形状の電気二重層キャパシタを製造した。図1におい
て、1は電極体である。電極体中でセパレータ側は、活
性炭の量が多いため非常に比表面積が大きく、反対側
は、黒鉛の量が多いので非常に電気抵抗が低い。また2
はセパレータ、3はガスケットである。
【0013】なお、集電体の材料として黒鉛粉末を用い
たが、焼結後に導電性を有する物質であればこれに限定
されるものではなく、非ノボラック、非レゾール型フェ
ノール樹脂についても、硬化温度以下で溶融する熱硬化
型のバインダであればこれに限定されるものではない。
【0014】なお、分極性電極の材料としてフェノール
樹脂系の活性炭を用いたが、活性炭であればこれに限定
されるものではなく、非ノボラック、非レゾール型フェ
ノール樹脂についても、硬化温度以下で溶融する熱硬化
型のバインダであればこれに限定されるものではない。
【0015】なお、電解液として30重量%の硫酸を用
いたが、これに限定されるものではない。
【0016】なお、セパレータとしてポリプロピレンの
多孔膜を用いたが、非電子伝導性でイオン透過性であれ
ばこれに限定されるものではない。
【0017】本実施例による電気二重層キャパシタの内
部抵抗と従来例の電気二重層キャパシタの内部抵抗を
(表1)に比較して示す。従来例としては、図3に示す
構成で実施例1と同じ電解液と、セパレータを用いた。
【0018】この(表1)から明らかなように、本実施
例によれば従来例に比較して内部抵抗を低減することが
できる。
【0019】
【表1】
【0020】(実施例2)図2において複合電極材料体
4は、集電体部4aと分極性電極部4bとによって構成
されている。集電体部の材料として黒鉛粉末と非ノボラ
ック、非レゾール型樹脂とを重量比7:3で混合した粉
末と、分極性電極部の材料としてフェノール樹脂系活性
炭と非ノボラック、非レゾール型フェノール樹脂とを重
量比7:3で混合した粉末を積層する。積層した集電体
部の材料と分極性電極部の材料とをプレス温度120〜
200℃、プレス圧100〜400kg/cm2で同時にプ
レス成型する。プレス成型したものを不活性雰囲気中6
00〜1000℃で焼結して複合材料電極体4を形成し
た。
【0021】この複合材料電極体4に電解液として30
重量の硫酸を含浸し、セパレータ5とガスケット6を用
いて電気二重層キャパシタを製造した。
【0022】本実施例による電気二重層キャパシタの内
部抵抗と従来例の電気二重層キャパシタの内部抵抗を
(表2)に比較して示す。従来例としては、図3に示す
構成で実施例1と同じ電解液と、セパレータを用いた。
【0023】この(表2)から明らかなように、本実施
例によれば従来例に比較して内部抵抗を低減することが
できる。
【0024】
【表2】
【0025】なお、集電体部、分極性電極部、電解液、
セパレータ、ガスケット等は、実施例1と同じでありこ
れらに限定されるものではない。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば集電体材料と分極性電極材料とからなる傾斜材
料を含む構造体を用い、また電極体中において集電体側
から分極性電極方向に向けて活性炭の組成を増加させる
ことにより前記電極体内で前記集電体と前記分極性電極
が連続しており、前記集電体と前記分極性電極との間の
接触抵抗が極めて小さくできる。よって、前記電極体を
用いることにより電気二重層キャパシタの内部抵抗を低
減することができる。
【0027】また、その製造方法として一方の面から他
方の面に向けて集電体材料を100〜0%、分極性電極
材料を同様に0〜100%含み両面の間で両方の材料組
成が段階的または連続的に変化する傾斜材料を含む構造
体を用いるか、または集電体と分極性電極の材料とを積
層させたものを用いることにより、上記構造を容易に効
率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気二重層キャパシタの内
部構成を示す縦断面図
【図2】本発明の他の実施例の電気二重層キャパシタの
内部構成を示す縦断面図
【図3】従来の電気二重層キャパシタの内部構成を示す
縦断面図
【符号の説明】
1 集電体材料と分極性電極材料からなる傾斜材料を含
む構造である電極体 2 セパレータ 3 ガスケット 4 複合材料電極体 4a 集電体部 4b 分極性電極部 5 セパレータ 6 ガスケット 7 集電体 8 分極性電極 9 セパレータ 10 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野中 誠治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−1220(JP,A) 特開 昭64−7606(JP,A) 特開 昭63−226019(JP,A) 特開 平3−201519(JP,A) 特開 平3−80517(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/058 H01G 9/016

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性炭素材料と熱硬化性樹脂とからな
    る集電体、活性炭と熱硬化性樹脂とからなる分極性電極
    、セパレータと、電解液から構成される電気二重層キ
    ャパシタであって、前記電極体が前記集電体と前記分極
    性電極それぞれの材料から構成される傾斜材料を含む構
    造体であることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 【請求項2】 電性炭素材料と熱硬化性樹脂バインダ
    を炭化した材料とからなる集電体、活性炭と熱硬化性樹
    バインダを炭化した材料とからなる分極性電極体、セ
    パレータと、電解液から構成される電気二重層キャパシ
    タであって、前記電極体が前記集電体と前記分極性電極
    それぞれの材料から構成される傾斜材料を含む構造体で
    あることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  3. 【請求項3】 一方の面から他方の面に向けて導電性炭
    素材料と熱硬化性樹脂とからなる集電体材料を100〜
    0%、活性炭と熱硬化性樹脂とからなる分極性電極材料
    を同様に0〜100%含み両面の間で両方の材料組成が
    段階的または連続的に変化する傾斜材料を含む構造体で
    ある電極体が、一体成型され、焼結することにより製造
    されることを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 導電性炭素材料と熱硬化性樹脂とからな
    集電体と分極性電極の材料とを積層する工程と、前記
    積層された集電体と、活性炭と熱硬化性樹脂とからなる
    分極性電極の材料を同時にプレス成形する工程と、前
    記プレス成形された集電体と分極性電極の材料を焼結し
    複合材料電極体を形成する工程と、前記複合材料電極体
    に電解液を含浸する工程と、電解液を含浸した複合材料
    電極体とセパレータとガスケットを用いて電気二重層キ
    ャパシタを組み立てる工程とを有することを特徴とする
    電気二重層キャパシタの製造方法。
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JP3436189B2 (ja) * 1999-06-21 2003-08-11 日本電気株式会社 電気二重層コンデンサおよびその製造方法
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