JP3097147B2 - 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構 - Google Patents
磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構Info
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- JP3097147B2 JP3097147B2 JP03058469A JP5846991A JP3097147B2 JP 3097147 B2 JP3097147 B2 JP 3097147B2 JP 03058469 A JP03058469 A JP 03058469A JP 5846991 A JP5846991 A JP 5846991A JP 3097147 B2 JP3097147 B2 JP 3097147B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転ドラムに突出さ
れて回転するヘッドを用いたVTR等の磁気記録再生装
置において、常に良好な記録,再生状態を得るために、
上記回転ドラムにより回転するヘッドをクリーニングす
るようにした磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機
構に関する。
れて回転するヘッドを用いたVTR等の磁気記録再生装
置において、常に良好な記録,再生状態を得るために、
上記回転ドラムにより回転するヘッドをクリーニングす
るようにした磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置としてのVTR(ビデ
オテープレコーダ)の回転ヘッドは高速で磁気テープを
走査するので、磁気テープの磁性粉が付着しやすく、ま
た、磁性粉以外の汚れも着き易く、回転ヘッドに磁性粉
等が付着すると記録,再生に支障をきたす虞れがある。
そのため、ユーザがヘッドクリーニングのための特別な
操作をしなくとも回転ヘッドを自動的にクリーニングす
るようにしたヘッドクリーニング機構が種々提案されて
いる。このヘッドクリーニング機構の一従来例を図4に
示す(この類似構造は、電子技術出版株式会社発行「テ
レビ技術」2月号第64頁に開示されている)。
オテープレコーダ)の回転ヘッドは高速で磁気テープを
走査するので、磁気テープの磁性粉が付着しやすく、ま
た、磁性粉以外の汚れも着き易く、回転ヘッドに磁性粉
等が付着すると記録,再生に支障をきたす虞れがある。
そのため、ユーザがヘッドクリーニングのための特別な
操作をしなくとも回転ヘッドを自動的にクリーニングす
るようにしたヘッドクリーニング機構が種々提案されて
いる。このヘッドクリーニング機構の一従来例を図4に
示す(この類似構造は、電子技術出版株式会社発行「テ
レビ技術」2月号第64頁に開示されている)。
【0003】図4において、VTRのシャーシ100上
には、回転ドラム110を回転自在に支持しており、こ
の回転ドラム110の外周面にヘッド111を突設させ
ている。また、上記シャーシ100上の磁気テープ(図
示省略)を巻き付けない回転ドラム110の外周面に対
向する位置には、ヘッドクリーニング機構を構成するク
リーニング部材120を軸101により回動自在に支持
してある。このクリーニング部材120は、図示しない
バネ部材によりその先端に回転自在に支持されたローラ
状のクリーニング部121が上記回転ドラム110の外
周面より離反(非接触)する方向に常に付勢されてい
る。
には、回転ドラム110を回転自在に支持しており、こ
の回転ドラム110の外周面にヘッド111を突設させ
ている。また、上記シャーシ100上の磁気テープ(図
示省略)を巻き付けない回転ドラム110の外周面に対
向する位置には、ヘッドクリーニング機構を構成するク
リーニング部材120を軸101により回動自在に支持
してある。このクリーニング部材120は、図示しない
バネ部材によりその先端に回転自在に支持されたローラ
状のクリーニング部121が上記回転ドラム110の外
周面より離反(非接触)する方向に常に付勢されてい
る。
【0004】そして、上記磁気テープをテープガイド1
30により上記回転ドラム110の外周面にU状に巻き
付けるテープローディングの時、或は、上記回転ドラム
110の外周面に巻き付けられた磁気テープを解除する
テープアンローディングの時に、テープガイド130を
立設させて上記シャーシ100に形成されたガイド溝1
00aに沿って摺動するスライダ131が、その摺動途
中でリンク132を介してクリーニング部材120の基
部122を点線に示すように押圧する。これにより、上
記クリーニング部材120のクリーニング部121が回
転ドラム110の外周面に点線に示すように接触し、回
転ドラム110により回転するヘッド111のクリーニ
ングが行われる。
30により上記回転ドラム110の外周面にU状に巻き
付けるテープローディングの時、或は、上記回転ドラム
110の外周面に巻き付けられた磁気テープを解除する
テープアンローディングの時に、テープガイド130を
立設させて上記シャーシ100に形成されたガイド溝1
00aに沿って摺動するスライダ131が、その摺動途
中でリンク132を介してクリーニング部材120の基
部122を点線に示すように押圧する。これにより、上
記クリーニング部材120のクリーニング部121が回
転ドラム110の外周面に点線に示すように接触し、回
転ドラム110により回転するヘッド111のクリーニ
ングが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
VTRのヘッドクリーニング機構では、テープガイド1
30のスライダ131によってクリーニング部材120
を作動させていたので、テープガイド130や該テープ
ガイド130を立設させたスライダ131に負荷がかか
るなどの欠点があった。また、回転ドラム110の外周
面の磁気テープが巻き付けられない部分にクリーニング
部材120のクリーニング部121が対向するように配
設されているので、回転ドラム110の外周面のほぼ全
周にわたって磁気テープをΩ状に巻き付けるようにテー
プローディングする方式のVTRには適用することが困
難であった。
VTRのヘッドクリーニング機構では、テープガイド1
30のスライダ131によってクリーニング部材120
を作動させていたので、テープガイド130や該テープ
ガイド130を立設させたスライダ131に負荷がかか
るなどの欠点があった。また、回転ドラム110の外周
面の磁気テープが巻き付けられない部分にクリーニング
部材120のクリーニング部121が対向するように配
設されているので、回転ドラム110の外周面のほぼ全
周にわたって磁気テープをΩ状に巻き付けるようにテー
プローディングする方式のVTRには適用することが困
難であった。
【0006】そこで、この発明は、回転ヘッドの外周面
のほぼ全周にわたって磁気テープをΩ状に巻き付けるテ
ープガイドに余分な負荷がかからないようにすると共
に、磁気テープの巻き付け角度の大きい磁気記録再生装
置でも回転ドラムのヘッドを確実にクリーニングするこ
とができる磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構
を提供するものである。
のほぼ全周にわたって磁気テープをΩ状に巻き付けるテ
ープガイドに余分な負荷がかからないようにすると共
に、磁気テープの巻き付け角度の大きい磁気記録再生装
置でも回転ドラムのヘッドを確実にクリーニングするこ
とができる磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】外周面にヘッドを突出し
た回転ドラムに、テープカセットを保持するカセットホ
ルダーを近接,離反するように往,復動自在に配設する
一方、上記ヘッドをクリーニングするクリーニング部材
を備えた磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構に
おいて、上記回転ドラムの上方まで伸びる取付板と、該
取付板に回動自在に支持された作動レバーと、上記取付
板に垂直に起立した起立部より伸びる支軸を介して回動
自在に支持されたクリーニング部材と、該クリーニング
部材の先端部に支軸を介して回転自在に支持されたクリ
ーニング部と、該クリーニング部を前記回転ドラムのヘ
ッドに接触する方向に付勢する付勢手段とを有し、上記
カセットホルダーの往動直前位置で上記クリーニング部
材のクリーニング部がヘッド接触位置に位置すると共
に、上記カセットホルダーの往動に上記クリーニング部
材を連動させて該カセットホルダーの往動完了位置で該
クリーニング部材のクリーニング部がヘッド非接触位置
に位置するよう構成した。
た回転ドラムに、テープカセットを保持するカセットホ
ルダーを近接,離反するように往,復動自在に配設する
一方、上記ヘッドをクリーニングするクリーニング部材
を備えた磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構に
おいて、上記回転ドラムの上方まで伸びる取付板と、該
取付板に回動自在に支持された作動レバーと、上記取付
板に垂直に起立した起立部より伸びる支軸を介して回動
自在に支持されたクリーニング部材と、該クリーニング
部材の先端部に支軸を介して回転自在に支持されたクリ
ーニング部と、該クリーニング部を前記回転ドラムのヘ
ッドに接触する方向に付勢する付勢手段とを有し、上記
カセットホルダーの往動直前位置で上記クリーニング部
材のクリーニング部がヘッド接触位置に位置すると共
に、上記カセットホルダーの往動に上記クリーニング部
材を連動させて該カセットホルダーの往動完了位置で該
クリーニング部材のクリーニング部がヘッド非接触位置
に位置するよう構成した。
【0008】
【作用】テープカセットを保持するカセットホルダーの
回転ドラムに近接,離反する往,復動に連動させて、ク
リーニング部材のクリーニング部を回転ドラムの外周面
より突出するヘッドに接触させたり、非接触状態にする
ように構成したので、回転ヘッドの外周面のほぼ全周に
わたってテープカセット内に収納された磁気テープをΩ
状に巻き付けるテープガイドのローディング,アンロー
ディングに影響がなく、該テープガイド等に余分な負荷
がかかることがない。また、上記回転ドラムの外周面に
対する磁気テープの巻き付け角の大きい磁気記録再生装
置でもヘッドクリーニング機構が配設され、上記ローデ
ィング時,アンローディング時にヘッドが確実にクリー
ニングされる。
回転ドラムに近接,離反する往,復動に連動させて、ク
リーニング部材のクリーニング部を回転ドラムの外周面
より突出するヘッドに接触させたり、非接触状態にする
ように構成したので、回転ヘッドの外周面のほぼ全周に
わたってテープカセット内に収納された磁気テープをΩ
状に巻き付けるテープガイドのローディング,アンロー
ディングに影響がなく、該テープガイド等に余分な負荷
がかかることがない。また、上記回転ドラムの外周面に
対する磁気テープの巻き付け角の大きい磁気記録再生装
置でもヘッドクリーニング機構が配設され、上記ローデ
ィング時,アンローディング時にヘッドが確実にクリー
ニングされる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。図1,2は、Ωローディング方式のVTR(磁気
記録再生装置)の主要構成を示す斜視図である。図1,
2において、VTRのシャーシ1上にはヘリカルスキャ
ン方式のドラム2を傾斜させて取付けてある。このドラ
ム2はシャーシ1に固定された固定ドラム2aと、この
固定ドラム2a上に微小のクリアランスを有して回転自
在に支持された回転ドラム2bとで構成されている。こ
の回転ドラム2bの外周面の下縁側には所定間隔を隔て
てヘッド3を複数突設してある。この回転ドラム2bは
VTRの再生モード時等の他に、各スライダ5a,5b
に立設されたテープガイド6a,6bによるドラム2に
対する磁気テープ4のテープローディング時やテープア
ンローディング時にも回転するように構成されている。
これら各スライダ5a,5bは上記シャーシ1の固定ド
ラム2aの周りに形成されたガイド溝1a,1bに沿っ
て図示しない駆動機構により摺動自在になっている。ま
た、磁気テープ4は図示しないテープカセット内に収納
されて該テープカセットの開閉蓋より外部に露出するよ
うになっている。このテープカセットは、カセットホル
ダー(カセット装着部)7により保持されてシャーシ1
上の所定位置に装着されるようになっている。このカセ
ットホルダー7は、上記装着位置から上記ドラム2に対
してテープカセットを近接,離反させるように図示しな
い駆動機構により水平方向に往,復動自在に配設されて
いる。尚、図1,2中符号7bはカセットホルダー7の
両側板7a,7aの上部間を連結する連結板である。
する。図1,2は、Ωローディング方式のVTR(磁気
記録再生装置)の主要構成を示す斜視図である。図1,
2において、VTRのシャーシ1上にはヘリカルスキャ
ン方式のドラム2を傾斜させて取付けてある。このドラ
ム2はシャーシ1に固定された固定ドラム2aと、この
固定ドラム2a上に微小のクリアランスを有して回転自
在に支持された回転ドラム2bとで構成されている。こ
の回転ドラム2bの外周面の下縁側には所定間隔を隔て
てヘッド3を複数突設してある。この回転ドラム2bは
VTRの再生モード時等の他に、各スライダ5a,5b
に立設されたテープガイド6a,6bによるドラム2に
対する磁気テープ4のテープローディング時やテープア
ンローディング時にも回転するように構成されている。
これら各スライダ5a,5bは上記シャーシ1の固定ド
ラム2aの周りに形成されたガイド溝1a,1bに沿っ
て図示しない駆動機構により摺動自在になっている。ま
た、磁気テープ4は図示しないテープカセット内に収納
されて該テープカセットの開閉蓋より外部に露出するよ
うになっている。このテープカセットは、カセットホル
ダー(カセット装着部)7により保持されてシャーシ1
上の所定位置に装着されるようになっている。このカセ
ットホルダー7は、上記装着位置から上記ドラム2に対
してテープカセットを近接,離反させるように図示しな
い駆動機構により水平方向に往,復動自在に配設されて
いる。尚、図1,2中符号7bはカセットホルダー7の
両側板7a,7aの上部間を連結する連結板である。
【0010】而して、上記シャーシ1のドラム2と該シ
ャーシ1に取付けられたキャプスタン軸8のハウジング
9との間には、上記テープローディング時やテープアン
ローディング時に上記回転ドラム2bの周面より突出し
た各ヘッド3をクリーニングするヘッドクリーニング機
構10を配設してある。このヘッドクリーニング機構1
0は、一端部側が上記ハウジング9の上面にネジ12に
より固定され、他端側が上記回転ドラム2bの上方まで
延びる取付板11と、この取付板11の中央の凹部11
a上に支軸14を介して水平方向に回動自在に支持され
た作動レバー13と、上記取付板11の凹部11aに垂
直に起立した起立部11bより水平に延びる支軸16を
介して上下方向に回動自在に支持されたクリーニング部
材としてのL字形のアーム15と、このアーム15の先
端部15aに下側に垂直に突出の支軸18に回転自在に
支持されたスリーブ19に嵌合されたクリーニング部と
してのローラ17と、巻線部を上記支軸16に嵌合して
一端を上記取付板11の凹部11aに、他端を上記アー
ム15にそれぞれ掛止させ、該アーム15の先端部15
aに回転自在に取付けられた上記ローラ17を回転ドラ
ム2bのヘッド3に常に接触する方向に付勢する捩りバ
ネ20とで構成されている。
ャーシ1に取付けられたキャプスタン軸8のハウジング
9との間には、上記テープローディング時やテープアン
ローディング時に上記回転ドラム2bの周面より突出し
た各ヘッド3をクリーニングするヘッドクリーニング機
構10を配設してある。このヘッドクリーニング機構1
0は、一端部側が上記ハウジング9の上面にネジ12に
より固定され、他端側が上記回転ドラム2bの上方まで
延びる取付板11と、この取付板11の中央の凹部11
a上に支軸14を介して水平方向に回動自在に支持され
た作動レバー13と、上記取付板11の凹部11aに垂
直に起立した起立部11bより水平に延びる支軸16を
介して上下方向に回動自在に支持されたクリーニング部
材としてのL字形のアーム15と、このアーム15の先
端部15aに下側に垂直に突出の支軸18に回転自在に
支持されたスリーブ19に嵌合されたクリーニング部と
してのローラ17と、巻線部を上記支軸16に嵌合して
一端を上記取付板11の凹部11aに、他端を上記アー
ム15にそれぞれ掛止させ、該アーム15の先端部15
aに回転自在に取付けられた上記ローラ17を回転ドラ
ム2bのヘッド3に常に接触する方向に付勢する捩りバ
ネ20とで構成されている。
【0011】上記取付板11とアーム15及び各支軸1
4,16,18は金属によりそれぞれ成形してある。ま
た、上記作動レバー13とスリーブ19は合成樹脂によ
りそれぞれ成形してある。この作動レバー13の基部の
上面には上記カセットホルダー7の往動時に該カセット
ホルダー7の連結板7bに押圧されるピン部13bを一
体突出成形してある。また、上記ローラ17は発泡ウレ
タンフォームにより成形してあり、ヘッド3を傷めるこ
とがないようになっている。
4,16,18は金属によりそれぞれ成形してある。ま
た、上記作動レバー13とスリーブ19は合成樹脂によ
りそれぞれ成形してある。この作動レバー13の基部の
上面には上記カセットホルダー7の往動時に該カセット
ホルダー7の連結板7bに押圧されるピン部13bを一
体突出成形してある。また、上記ローラ17は発泡ウレ
タンフォームにより成形してあり、ヘッド3を傷めるこ
とがないようになっている。
【0012】以上実施例のVTRのヘッドクリーニング
機構10によれば、カセットホルダー7にテープカセッ
トが保持されてシャーシ1上の所定位置に装着され時
に、ヘッドクリーニング機構10のローラ17は固定ド
ラム2aの外周面上部と回転ドラム2bの外周面下部に
捩りバネ20の付勢力によりそれぞれ接触している。こ
のテープカセット内の磁気テープ4のテープローディン
グ前において、回転ドラム2bが図1の矢印A方向に回
わり出して上記ローラ17が回転してヘッド3の汚れを
取る。次に、上記カセットホルダー7が図1の矢印Bの
水平方向に往動して該カセットホルダー7に保持された
テープカセットがドラム2に近接して来ると、カセット
ホルダー7の連結板7bが作動レバー13のピン部13
bに当たる。そして、カセットホルダー7が更に往動す
ると、上記作動レバー13が支軸14を中心にして水平
方向に回転する。この作動レバー13の回転により該作
動レバー13の先端部13aがアーム15の基部15b
を上記捩りバネ20の付勢力に抗して押圧し、該アーム
15を支軸16を中心に上方に回転させる。これによ
り、上記アーム15の先端部15aに回転自在に支持さ
れている上記ローラ17がドラム2の外周面から離れて
上方に引き上げられる。その後、一方のテープガイド6
aがローラ17の下方をガイド溝1aに沿って移動する
と共に、他方のテープガイド6bがガイド溝1bに沿っ
て移動することにより、上記テープカセット内の磁気テ
ープ4がドラム2の外周面のほぼ全周にわたってΩ状に
巻き付けられてテープローディングが完了する。これに
より、回転ドラム2bにより回転される各ヘッド3は常
にクリーニングされた状態で記録,再生に供される。
機構10によれば、カセットホルダー7にテープカセッ
トが保持されてシャーシ1上の所定位置に装着され時
に、ヘッドクリーニング機構10のローラ17は固定ド
ラム2aの外周面上部と回転ドラム2bの外周面下部に
捩りバネ20の付勢力によりそれぞれ接触している。こ
のテープカセット内の磁気テープ4のテープローディン
グ前において、回転ドラム2bが図1の矢印A方向に回
わり出して上記ローラ17が回転してヘッド3の汚れを
取る。次に、上記カセットホルダー7が図1の矢印Bの
水平方向に往動して該カセットホルダー7に保持された
テープカセットがドラム2に近接して来ると、カセット
ホルダー7の連結板7bが作動レバー13のピン部13
bに当たる。そして、カセットホルダー7が更に往動す
ると、上記作動レバー13が支軸14を中心にして水平
方向に回転する。この作動レバー13の回転により該作
動レバー13の先端部13aがアーム15の基部15b
を上記捩りバネ20の付勢力に抗して押圧し、該アーム
15を支軸16を中心に上方に回転させる。これによ
り、上記アーム15の先端部15aに回転自在に支持さ
れている上記ローラ17がドラム2の外周面から離れて
上方に引き上げられる。その後、一方のテープガイド6
aがローラ17の下方をガイド溝1aに沿って移動する
と共に、他方のテープガイド6bがガイド溝1bに沿っ
て移動することにより、上記テープカセット内の磁気テ
ープ4がドラム2の外周面のほぼ全周にわたってΩ状に
巻き付けられてテープローディングが完了する。これに
より、回転ドラム2bにより回転される各ヘッド3は常
にクリーニングされた状態で記録,再生に供される。
【0013】また、記録,再生後に、磁気テープ4をテ
ープアンローディングする時には、カセットホルダー7
が復動(図1の矢印Bの方向と逆の方向に移動)する。
それにつれて、捩りバネ20の付勢力によりアーム15
がテープローディング時とは逆の下方に回転し、ローラ
17が下方に引き下げられてドラム2の外周面に接触す
る。この時にも回転ドラム2bが回り出してヘッド3の
汚れを取る。
ープアンローディングする時には、カセットホルダー7
が復動(図1の矢印Bの方向と逆の方向に移動)する。
それにつれて、捩りバネ20の付勢力によりアーム15
がテープローディング時とは逆の下方に回転し、ローラ
17が下方に引き下げられてドラム2の外周面に接触す
る。この時にも回転ドラム2bが回り出してヘッド3の
汚れを取る。
【0014】このように、テープカセットを保持するカ
セットホルダー7のドラム2に近接,離反する往,復動
に連動させて、ヘッドクリーニング機構10のローラ1
7を回転ドラム2aの外周面より突出するヘッド3に接
触させたり、非接触状態になるようにしたので、ヘッド
2の外周面にテープカセット内に収納された磁気テープ
4をΩ状に巻き付けるテープガイド6aのローディン
グ,アンローディングの動作に何ら支障がなく、このテ
ープガイド6a等に余分な負荷がかかることがない。こ
のヘッドクリーニング機構10は、上記ドラム2の外周
面に対する磁気テープ4の巻き付け角の大きい本実施例
のようなΩ状ローディング方式のVTRに好適であり、
該ヘッドクリーニング機構10により各ヘッド3は常に
クリーニングされるので、各ヘッド3に汚れが溜まる所
謂ヘッドクロッグを確実に防止でき、常に良好な記録,
再生状態を得ることができる。さらに、上記ヘッドクリ
ーニング機構10は、取付板11,作動レバー13,ア
ーム15,ローラ17で構成されているので、構造が簡
単であり、低コストで製造できる利点がある。
セットホルダー7のドラム2に近接,離反する往,復動
に連動させて、ヘッドクリーニング機構10のローラ1
7を回転ドラム2aの外周面より突出するヘッド3に接
触させたり、非接触状態になるようにしたので、ヘッド
2の外周面にテープカセット内に収納された磁気テープ
4をΩ状に巻き付けるテープガイド6aのローディン
グ,アンローディングの動作に何ら支障がなく、このテ
ープガイド6a等に余分な負荷がかかることがない。こ
のヘッドクリーニング機構10は、上記ドラム2の外周
面に対する磁気テープ4の巻き付け角の大きい本実施例
のようなΩ状ローディング方式のVTRに好適であり、
該ヘッドクリーニング機構10により各ヘッド3は常に
クリーニングされるので、各ヘッド3に汚れが溜まる所
謂ヘッドクロッグを確実に防止でき、常に良好な記録,
再生状態を得ることができる。さらに、上記ヘッドクリ
ーニング機構10は、取付板11,作動レバー13,ア
ーム15,ローラ17で構成されているので、構造が簡
単であり、低コストで製造できる利点がある。
【0015】尚、前記実施例によれば、VTRのヘッド
クリーニング機構について説明したが、磁気記録再生装
置はVTRに限られるものではなく、DAT等の磁気記
録再生装置にも適用できるものである。また、所謂プロ
ペラ回転方式のドラムの外周面に突出した回転ヘッドに
前記実施例のヘッドクリーニング機構を適用できること
は勿論である。さらに、クリーニング部材のクリーニン
グ部として発泡ウレタンフォーム製のローラを用いた
が、不織布等でも良く、ローラ状に限られるものではな
い。
クリーニング機構について説明したが、磁気記録再生装
置はVTRに限られるものではなく、DAT等の磁気記
録再生装置にも適用できるものである。また、所謂プロ
ペラ回転方式のドラムの外周面に突出した回転ヘッドに
前記実施例のヘッドクリーニング機構を適用できること
は勿論である。さらに、クリーニング部材のクリーニン
グ部として発泡ウレタンフォーム製のローラを用いた
が、不織布等でも良く、ローラ状に限られるものではな
い。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明の磁気記録再生
装置のヘッドクリーニング機構によれば、テープカセッ
トを保持するカセットホルダーの回転ドラムに近接,離
反する往,復動に連動させて、クリーニング部材のクリ
ーニング部を回転ドラムの外周面より突出するヘッドに
接触させたり、非接触状態にするように構成したので、
回転ヘッドの外周面のほぼ全周にわたってテープカセッ
ト内に収納された磁気テープをΩ状に巻き付けるテープ
ガイドのローディング,アンローディングの動作に何ら
支障がなく、該テープガイド等に余分な負荷がかかるこ
とがない。また、上記回転ドラムの外周面に対する磁気
テープの巻き付け角の大きい磁気記録再生装置でもヘッ
ドクリーニング機構を配設することができ、回転ドラム
により回転するヘッドを常に確実にクリーニングするこ
とができる。
装置のヘッドクリーニング機構によれば、テープカセッ
トを保持するカセットホルダーの回転ドラムに近接,離
反する往,復動に連動させて、クリーニング部材のクリ
ーニング部を回転ドラムの外周面より突出するヘッドに
接触させたり、非接触状態にするように構成したので、
回転ヘッドの外周面のほぼ全周にわたってテープカセッ
ト内に収納された磁気テープをΩ状に巻き付けるテープ
ガイドのローディング,アンローディングの動作に何ら
支障がなく、該テープガイド等に余分な負荷がかかるこ
とがない。また、上記回転ドラムの外周面に対する磁気
テープの巻き付け角の大きい磁気記録再生装置でもヘッ
ドクリーニング機構を配設することができ、回転ドラム
により回転するヘッドを常に確実にクリーニングするこ
とができる。
【図1】この発明の一実施例を示すVTRのヘッドクリ
ーニング機構のクリーニング時の斜視図。
ーニング機構のクリーニング時の斜視図。
【図2】上記ヘッドクリーニング機構の非クリーニング
時の斜視図。
時の斜視図。
【図3】上記ヘッドクリーニング機構の非クリーニング
時の平面図。
時の平面図。
【図4】従来例のVTRのヘッドクリーニング機構の平
面図。
面図。
2b…回転ドラム、3…ヘッド、7…カセットホルダ
ー、10…ヘッドクリーニング機構、15…アーム(ク
リーニング部材)、15…ローラ(クリーニング部)。
ー、10…ヘッドクリーニング機構、15…アーム(ク
リーニング部材)、15…ローラ(クリーニング部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−22222(JP,A) 特開 平1−282716(JP,A) 特開 平1−317218(JP,A) 実開 平4−16608(JP,U) 実開 平4−76604(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/41
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面にヘッドを突出した回転ドラム
に、テープカセットを保持するカセットホルダーを近
接,離反するように往,復動自在に配設する一方、上記
ヘッドをクリーニングするクリーニング部材を備えた磁
気記録再生装置のヘッドクリーニング機構において、上記回転ドラムの上方まで伸びる取付板と、該取付板に
回動自在に支持された作動レバーと、上記取付板に垂直
に起立した起立部より伸びる支軸を介して回動自在に支
持されたクリーニング部材と、該クリーニング部材の先
端部に支軸を介して回転自在に支持されたクリーニング
部と、該クリーニング部を前記回転ドラムのヘッドに接
触する方向に付勢する付勢手段とを有し、 上記カセットホルダーの往動直前位置で上記クリーニン
グ部材のクリーニング部がヘッド接触位置に位置すると
共に、上記カセットホルダーの往動に上記クリーニング
部材を連動させて該カセットホルダーの往動完了位置で
該クリーニング部材のクリーニング部がヘッド非接触位
置に位置するよう構成したことを特徴とする磁気記録再
生装置のヘッドクリーニング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03058469A JP3097147B2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03058469A JP3097147B2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04295610A JPH04295610A (ja) | 1992-10-20 |
JP3097147B2 true JP3097147B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13085295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03058469A Expired - Fee Related JP3097147B2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097147B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP03058469A patent/JP3097147B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04295610A (ja) | 1992-10-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |