JP3096864U - 洗浄タワシ - Google Patents
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Abstract
【目的】本考案は、一度の拭き取りで洗浄とすすぎの効果を得られる洗浄タワシを、安価にて提供すること。
【構成】布地1上には、レーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3とが交互に又は交差して形成されており、該布地1を加熱処理した後に、所望の形状に裁断される。
【選択図】 図1
【構成】布地1上には、レーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3とが交互に又は交差して形成されており、該布地1を加熱処理した後に、所望の形状に裁断される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食器の油や浴室の垢など、家庭内に付着した汚れ全般を除去するために用いられる洗浄タワシである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、特開平9−285438号の公報に記載されるように、アクリルなどの合成繊維を用いた洗浄用具であって、洗剤を用いずとも汚れを除去できるようにしたものが多数開発されているが、単一の合繊パイルを用いたものが殆どであるため、食器等に付着した汚れの程度によっては、一律に除去できず、すすぎの効果も十分でないものが多かった。また、特開2000−325280号の公報に記載される洗浄布のように、合成樹脂層の表面に砥粒を分散させることで、ひどい汚れの除去にも対応できるようにしたものが開発されているが、絵画や彫刻が施してあるような高価な皿では、色や凹凸を削り落としてしまう虞があるため、使用できなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、如上の問題を解決し、汚れの程度や洗浄する対象物の種類を選ばずに汚れを除去できる洗浄タワシを、安価にて提供することを課題として開発されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するため、布地上には、レーヨンパイルにより織り込まれた層と、ポリエステルパイルにより織り込まれた層とが、交互に又は交差して形成されており、前記布地を加熱処理した後に、所望の形状に裁断してなる洗浄タワシ(請求項1)を提案するものである。
【0005】
また、請求項1記載の考案において、前記布地により、スポンジや海綿その他の吸水性物質を被覆した後、所望の形状に裁断・成形してなる洗浄タワシ(請求項2)も併せて提案する。
【0006】
【作用】
本考案に係る洗浄タワシは、一枚の布地上に、レーヨンパイルを織り込んだ層とポリエステルパイルを織り込んだ層が形成されており、且つ、該布地を加熱処理することでポリエステルパイルだけが熱変形して硬度が増すため、洗浄効果の異なる2つの層を設けることができる。
【0009】
本考案に係る洗浄タワシはまた、前記した布地にてスポンジや海綿などの吸水性物資を被覆し、所望の形状に裁断・成形することで、吸水性物質に水分を含ませ、又は、洗剤を含浸させることができる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案に係る洗浄タワシの実施例を示す概略斜視図、図2は本考案に係る洗浄タワシの異なる実施例を示す概略斜視図、図3は図2の洗浄タワシのX−X’断面図である。1は布地、2はレーヨンパイルの層、3はポリエステルパイルの層、4はスポンジや海綿などの吸水性物質である。
【0011】
図1において、本考案に係る洗浄タワシは、布地1上には、レーヨンパイルを織り込むことで形成されたレーヨンパイルの層2と、ポリエステルパイルを織り込むことで形成されたポリエステルの層3とが、同一方向に交互に形成されている。布地1の素材については問わない。また、図示した実施例では、レーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3とが同一方向に交互に形成されているが、これを交差させても良いし、これら層の数についても図示したものに限定しない。
【0012】
このようにして、布地1上にレーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3とが交互に又は交差するよう形成されたら、該布地1全体を加熱処理する。すると、レーヨンパイルは熱安定性が高いため加熱による影響を殆ど受けないが、ポリエステルパイルは熱可塑性があるため熱変形して硬度が高められる。その後、該布地1を所望の形状に裁断することで、布状の洗浄タワシが形成される。
【0013】
かくして、形成された洗浄タワシは、レーヨンパイルの層2はドレープ性が維持され、吸着性が強いため、しつこい油汚れでも洗剤を用いずに除去することが可能であり、また、ポリエステルパイルの層3は熱変形により硬化し、放湿性が高いため、洗いあがりに効果を有する。しかも、加熱処理によりポリエステルパイルの層が硬化するとはいえ、ソフトな手触りのパイルであることから、高価な皿の表面を傷つけてしまうことはない。なお、加熱処理は布地1の裏面に施すことが望ましい。
【0014】
また、図2において、本考案に係る洗浄タワシは、前記した布地1にてスポンジや海綿などの吸水性物質4を被覆し、所望の形状や大きさに裁断して縁部を縫合成形することで、吸水性物質4に水分を貯留したり、又は、洗剤を含浸させておけるため、より洗浄の効果を高めることができる。レーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3を形成した布地1にてスポンジなどの吸水性物質4を被覆することで成形された洗浄タワシのX−X’断面は、図3に示すとおりである。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案に係る洗浄タワシは、素材を問わない1枚の布地1上にレーヨンパイルとポリエステルパイルを交互に又は交差して織り込む段階と、レーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3が形成された布地1を望ましくは裏面から加熱処理する段階と、これを所望の形状・大きさに裁断する段階、とを経て製造される。
【0016】
また、別の実施例では、前記の段階を経た布地1にて更にスポンジや海綿などの吸水性物質を被覆する段階と、これを所望の形状・大きさに裁断して各縁部を縫合・成形する段階、とを経て製造される。
【0017】
製造された本考案に係る洗浄タワシは、一般的なタワシと同様、食器などの汚れ面を拭き取るようになぞることによって使用される。また、スポンジなどの吸水性物質を被覆したタイプでは、汚れ面を拭き取りながら貯留された水や洗剤が放出されるので、同時に汚れを洗い流すこともできる。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る洗浄タワシは、レーヨンパイルの層とポリエステルパイルの層とが形成されており、しかも、過熱処理によりポリエステルパイルの層だけが熱変形し、性質が変わるため、しつこい汚れの除去とすすぎ(洗いあがり)の効果を同時に得ることができる。
【0019】
また、本考案に係る別の洗浄タワシでは、スポンジなどの吸水性物質に水分を貯留させ、また、洗剤を含浸指せておくことができるため、汚れを洗い流したり、洗浄効果をより高めることができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る洗浄タワシの実施例を示す概略斜視図である。
【図2】本考案に係る洗浄タワシの別の実施例を示す概略説明図である。
【図3】図2の洗浄タワシのX−X’断面図である
【符号の説明】
1 布地
2 レーヨンパイルの層
3 ポリエステルパイルの層
4 吸水性物質
【産業上の利用分野】
本考案は、食器の油や浴室の垢など、家庭内に付着した汚れ全般を除去するために用いられる洗浄タワシである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、特開平9−285438号の公報に記載されるように、アクリルなどの合成繊維を用いた洗浄用具であって、洗剤を用いずとも汚れを除去できるようにしたものが多数開発されているが、単一の合繊パイルを用いたものが殆どであるため、食器等に付着した汚れの程度によっては、一律に除去できず、すすぎの効果も十分でないものが多かった。また、特開2000−325280号の公報に記載される洗浄布のように、合成樹脂層の表面に砥粒を分散させることで、ひどい汚れの除去にも対応できるようにしたものが開発されているが、絵画や彫刻が施してあるような高価な皿では、色や凹凸を削り落としてしまう虞があるため、使用できなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、如上の問題を解決し、汚れの程度や洗浄する対象物の種類を選ばずに汚れを除去できる洗浄タワシを、安価にて提供することを課題として開発されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するため、布地上には、レーヨンパイルにより織り込まれた層と、ポリエステルパイルにより織り込まれた層とが、交互に又は交差して形成されており、前記布地を加熱処理した後に、所望の形状に裁断してなる洗浄タワシ(請求項1)を提案するものである。
【0005】
また、請求項1記載の考案において、前記布地により、スポンジや海綿その他の吸水性物質を被覆した後、所望の形状に裁断・成形してなる洗浄タワシ(請求項2)も併せて提案する。
【0006】
【作用】
本考案に係る洗浄タワシは、一枚の布地上に、レーヨンパイルを織り込んだ層とポリエステルパイルを織り込んだ層が形成されており、且つ、該布地を加熱処理することでポリエステルパイルだけが熱変形して硬度が増すため、洗浄効果の異なる2つの層を設けることができる。
【0009】
本考案に係る洗浄タワシはまた、前記した布地にてスポンジや海綿などの吸水性物資を被覆し、所望の形状に裁断・成形することで、吸水性物質に水分を含ませ、又は、洗剤を含浸させることができる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案に係る洗浄タワシの実施例を示す概略斜視図、図2は本考案に係る洗浄タワシの異なる実施例を示す概略斜視図、図3は図2の洗浄タワシのX−X’断面図である。1は布地、2はレーヨンパイルの層、3はポリエステルパイルの層、4はスポンジや海綿などの吸水性物質である。
【0011】
図1において、本考案に係る洗浄タワシは、布地1上には、レーヨンパイルを織り込むことで形成されたレーヨンパイルの層2と、ポリエステルパイルを織り込むことで形成されたポリエステルの層3とが、同一方向に交互に形成されている。布地1の素材については問わない。また、図示した実施例では、レーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3とが同一方向に交互に形成されているが、これを交差させても良いし、これら層の数についても図示したものに限定しない。
【0012】
このようにして、布地1上にレーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3とが交互に又は交差するよう形成されたら、該布地1全体を加熱処理する。すると、レーヨンパイルは熱安定性が高いため加熱による影響を殆ど受けないが、ポリエステルパイルは熱可塑性があるため熱変形して硬度が高められる。その後、該布地1を所望の形状に裁断することで、布状の洗浄タワシが形成される。
【0013】
かくして、形成された洗浄タワシは、レーヨンパイルの層2はドレープ性が維持され、吸着性が強いため、しつこい油汚れでも洗剤を用いずに除去することが可能であり、また、ポリエステルパイルの層3は熱変形により硬化し、放湿性が高いため、洗いあがりに効果を有する。しかも、加熱処理によりポリエステルパイルの層が硬化するとはいえ、ソフトな手触りのパイルであることから、高価な皿の表面を傷つけてしまうことはない。なお、加熱処理は布地1の裏面に施すことが望ましい。
【0014】
また、図2において、本考案に係る洗浄タワシは、前記した布地1にてスポンジや海綿などの吸水性物質4を被覆し、所望の形状や大きさに裁断して縁部を縫合成形することで、吸水性物質4に水分を貯留したり、又は、洗剤を含浸させておけるため、より洗浄の効果を高めることができる。レーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3を形成した布地1にてスポンジなどの吸水性物質4を被覆することで成形された洗浄タワシのX−X’断面は、図3に示すとおりである。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案に係る洗浄タワシは、素材を問わない1枚の布地1上にレーヨンパイルとポリエステルパイルを交互に又は交差して織り込む段階と、レーヨンパイルの層2とポリエステルパイルの層3が形成された布地1を望ましくは裏面から加熱処理する段階と、これを所望の形状・大きさに裁断する段階、とを経て製造される。
【0016】
また、別の実施例では、前記の段階を経た布地1にて更にスポンジや海綿などの吸水性物質を被覆する段階と、これを所望の形状・大きさに裁断して各縁部を縫合・成形する段階、とを経て製造される。
【0017】
製造された本考案に係る洗浄タワシは、一般的なタワシと同様、食器などの汚れ面を拭き取るようになぞることによって使用される。また、スポンジなどの吸水性物質を被覆したタイプでは、汚れ面を拭き取りながら貯留された水や洗剤が放出されるので、同時に汚れを洗い流すこともできる。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る洗浄タワシは、レーヨンパイルの層とポリエステルパイルの層とが形成されており、しかも、過熱処理によりポリエステルパイルの層だけが熱変形し、性質が変わるため、しつこい汚れの除去とすすぎ(洗いあがり)の効果を同時に得ることができる。
【0019】
また、本考案に係る別の洗浄タワシでは、スポンジなどの吸水性物質に水分を貯留させ、また、洗剤を含浸指せておくことができるため、汚れを洗い流したり、洗浄効果をより高めることができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る洗浄タワシの実施例を示す概略斜視図である。
【図2】本考案に係る洗浄タワシの別の実施例を示す概略説明図である。
【図3】図2の洗浄タワシのX−X’断面図である
【符号の説明】
1 布地
2 レーヨンパイルの層
3 ポリエステルパイルの層
4 吸水性物質
Claims (2)
- 布地上には、レーヨンパイルにより織り込まれた層と、ポリエステルパイルにより織り込まれた層とが、交互に又は交差して形成されており、前記布地を加熱処理した後に、所望の形状に裁断してなる洗浄タワシ。
- 前記布地により、スポンジや海綿その他の吸水性物質を被覆した後、所望の形状に裁断・成形してなる請求項1記載の洗浄タワシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001791U JP3096864U (ja) | 2003-04-02 | 2003-04-02 | 洗浄タワシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001791U JP3096864U (ja) | 2003-04-02 | 2003-04-02 | 洗浄タワシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3096864U true JP3096864U (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=43250719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003001791U Expired - Fee Related JP3096864U (ja) | 2003-04-02 | 2003-04-02 | 洗浄タワシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3096864U (ja) |
-
2003
- 2003-04-02 JP JP2003001791U patent/JP3096864U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |