JP3031005U - 洗浄用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】使用後の食器等の洗浄において、洗剤を使わず
に食器等の汚れが落とせ、水等を節約することができる
環境を考えた洗浄用具を供給することを目的としてい
る。 【構成】素材がアクリルである毛糸を編成し生地状にし
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、使用後の食器等の洗浄に用いる洗浄用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の食器等の洗浄に用いる洗浄用具として、パームやナイロン不織布，ウレ タンフォーム等からなる束子やキッチンクリーナー等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記洗浄用具は、一般的に、使用後の食器等を洗浄する際にある程度の洗剤を 必要とし、頑固な汚れは多くの洗剤を必要とする。又、茶渋を洗浄する際、従来 の洗浄用具では汚れを落としにくく、多量の洗剤を使用するか、漂白剤等を使用 する必要があった。この場合、多くの洗剤を必要とするので環境を考える上でも 問題があった。 本考案は、これらの問題点に鑑み、洗剤を必要とせず、水も少量で洗浄できる 環境に配慮した上に従来の洗浄用具に比べ汚れがよく落ちる洗浄用具を供給する ことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本考案の洗浄用具は、毛糸を編成し生地状にしたも の、または、洗浄しやすいように毛糸を編成し生地状にしたものをスポンジの上 にかぶせたものであり、毛糸の素材はアクリルとしている。

【０００５】

【作用】

本考案の洗浄用具によれば、素材が毛糸からなる為、毛糸特有の多数の毛羽に より汚れに接する面積が広く、また、編成しているため洗浄用具自体に凹凸があ り、繊維の方向が多角的になるため汚れ面に毛羽が何重にも断続的に接する。ま た、多数の毛羽は汚れを吸収するので対象物の汚れをとり、毛羽は柔らかいため 対象物により密に接し、かつ、食器等を傷めることなく洗剤なしでも油汚れや茶 渋を落とすことができる。 また、素材がアクリルの毛糸は、他の素材に比べ汚れに接する毛羽がより鋭く 汚れに入り込むことができる。それにより、毛糸の素材にアクリルを使用すると 、綿などの他の素材を使用するときに比べ油汚れや茶渋を落とすことができる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の１実施例を表したもので、毛糸を編成し生地状にしたものをス ポンジの上におおいかぶせている。 図２は、使用状態を表したもので、食器等の汚れを編成した毛糸でかき落とし ている。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の洗浄用具は、毛糸を素材とし編成しているため多量の毛羽が油汚れや 茶渋を断続的にかき落とすので洗剤なしで汚れを落とすことができる。そのため 、洗浄する水等も少量で済むため、それらを節約でき環境を守る上でも一つの手 段となり得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】１実施例をあらわす斜視図

【図２】使用状態をあらわす斜視図

【符号の説明】

１ スポンジ ２ 毛糸 ３ 汚れ ４ 対象物 ５ 手

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】使用後の食器等の洗浄に用いる洗浄用具に
   おいて、毛糸を編成し生地状にしたことを特徴とする洗
   浄用具。
2. 【請求項２】毛糸の素材をアクリルとしたことを特徴と
   する請求項１記載の洗浄用具。
3. 【請求項３】毛糸を編成し生地状にしたものをスポンジ
   にかぶせたことを特徴とする請求項１記載の洗浄用具。