JP2023152220A - 清掃用不織布 - Google Patents

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達也 宮崎
Tatsuya Miyazaki
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Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
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Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract

【課題】マイクロビーズを不織布に担持させることなく、高い洗浄力と無傷性の双方を備えた清掃用不織布を提供することである。【解決手段】本発明にかかる清掃用不織布10は、基材不織布12と、基材不織布12の一方表面の繊維を束ねて畝状に起毛させた不織布起毛部12aとを含む。基材不織布12は、単糸繊度11~22デシテックスの範囲のアクリル繊維からなり、不織布起毛部12aにガラス転移温度10~30°Cの範囲のアクリルバインダーを付着させて起毛硬化用バインダー部16を形成したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、清掃対象物に傷をつけることなく高い洗浄力を備えた清掃用不織布に関する。
従来より、食器、調理器具、浴室、靴などの清掃対象物を洗浄する道具として、タワシ(束子)がよく使用されている。タワシは、繊維から構成されている。タワシは、構成される繊維を用いて清掃対象物に付着している汚れを拭き落とすように使用される。タワシは、椰子の繊維を用いた「亀の子タワシ(登録商標)」、シュロの繊維を用いた「シュロタワシ」、金属を用いた「金属タワシ」、発泡スポンジと不織布等を積層させて形成した「スポンジタワシ」など、多くの種類が存在しており、用途に応じて使い分けられている。
スポンジタワシについて詳しく説明すると、発泡ウレタンスポンジ等のスポンジの一側面に、硬質かつ極細の繊維からなる不織布(例えば、特許文献1、2参照)を積層して接着してできたタワシである。スポンジタワシは、清掃対象物の汚れの種類や汚れ具合に応じて、スポンジ層と不織布層が使い分けて使用される。使い分けの例としては、洗剤の泡立て・泡の保持、汚れのふき取りにはスポンジ層、キッチン用品(食器、フライパン等)の清掃には不織布層というような分け方である。
スポンジタワシの不織布層は、性能上、スポンジ層と比較して硬さと研磨性能が重視されていたが、食器用洗剤の高性能化と、キッチン用品の高品質化・コーティングの施行されるようになったのに伴い、不織布部には汚れに対する研磨性能(洗浄力)と共に、研磨しても清掃対象を傷つけない事(無傷性)が求められるようになった。この要求に対して従来は、不織布にビーズ状の小さなプラスチック(以下単に「マイクロビーズ」という。)をスクラブ剤として担持する事で対応していた。
特開2021-23773 特開2008-206948
マイクロビーズは、洗浄力と無傷性の双方を製品に付与できる点で優れた材料である。しかしながら、使用により排水に流れ出たマイクロビーズは、下水処理施設のフィルターをくぐり抜けてしまうため排水から除去することができない。そのため、スクラブ剤として日用品や工業製品で使用されているマイクロビーズが毎年何百トン単位で環境へ海に流出されていた。その結果、魚などの生体内に取り込まれ生態系の食物連鎖に影響を及ぼすマイクロプラスチックとなることが環境問題として問題視されている。
それゆえに、本発明の主たる目的は、マイクロビーズを不織布に担持させることなく、高い洗浄力と無傷性の双方を備えた清掃用不織布を提供することである。
請求項1に記載の発明は、基材不織布と、基材不織布の一方表面の繊維を束ねて畝状に起毛させた不織布起毛部とを含む清掃用不織布であって、基材不織布は、単糸繊度11~22デシテックスの範囲のアクリル繊維からなり、不織布起毛部にガラス転移温度10~30°Cの範囲のアクリルバインダーを付着させて起毛硬化用バインダー部を形成したことを特徴とする、清掃用不織布である。
請求項2に記載の発明は、不織布起毛部が、長さ1~2mmの範囲にある、請求項1に記載の清掃用不織布である。
請求項3に記載の発明は、起毛硬化用バインダー部が、アクリルバインダーを30~50g/m2の範囲で付着させて形成した、請求項1または請求項2に記載の清掃用不織布である。
本発明にかかる清掃用不織布は、マイクロビーズを不織布に担持させることなく、高い洗浄力と無傷性の双方を備えた清掃用不織布を提供することができる。
清掃用不織布の一実施の形態を示す断面図解図である。 清掃用不織布の一実施の形態を図1の矢印A方向から撮影した写真図である。
図1に示すように、本発明にかかる清掃用不織布10は、基材不織布12、不織布起毛部12a、着色バインダー部14および起毛硬化用バインダー部16から構成されている
基材不織布12は、清掃用不織布10の基材である。基材不織布12には、強度と耐久性が優れている点で、アクリル繊維からなる不織布が使用されるのが好ましい。使用するアクリル繊維としては、単糸繊度が11~22デシテックスの範囲のものが使用される。なお、同等の強度と耐久性を備えた不織布を得られるならば、使用する繊維はアクリル繊維に限られないが、加工上の耐久性と油汚れを効率よく払拭する点でアクリル繊維を用いるのが望ましい。
不織布起毛部12aは、基材不織布12に一方表面も起毛加工を施して形成する部分であり、清掃用不織布10に高い払拭性(洗浄性)を付与するためのものである。なお、高い払拭性を付与するためには、基材不織布12の繊維を束ねて畝状に起毛させることが望ましい。繊維を束ねて畝状に起毛するためには、フォークニードルのように繊維を束ねた状態に起毛できる針を用いて、パンチ加工を施すことにより行われる。さらに、清掃用不織布10に高い払拭性(洗浄性)を付与するためには、基材不織布12の表面から1~2mmの高さにもって不織布起毛部12aが形成される事が望ましい。
基材不織布12および不織布起毛部12aには、着色バインダー部14が付着され、清掃用不織布10全体を着色している。着色バインダー部14には、ガラス転移温度が-30~-15°Cの範囲のアクリル系共重合体からなるアクリルバインダーが使用される。ガラス転移温度がこの範囲にあるアクリルバインダーを使用するのは、柔らかいアクリルバインダーを用いることでウレタンスポンジとの貼り合わせを強固なものとするためである。なお、着色バインダー部14の付着量は、10~30g/mの範囲とされるのが好ましく、付着させる方法としては浸漬法が使用される。
不織布起毛部12aには、着色バインダー部14の上にさらに起毛硬化用バインダー部16が形成されている。起毛硬化用バインダー部16は、畝状に起毛させた不織布起毛部12aを覆い、硬めのアクリル樹脂で油汚れを摩擦して効率よく払拭するためのものである。そのため、起毛硬化用バインダー部16には、ガラス転移温度が10~30°Cの範囲のアクリルバインダーが使用される。起毛硬化用バインダー部16の付着量は、基材不織布の硬さに影響が出ないように30~50g/mでとするのが好ましい。なお、起毛硬化用バインダー部16は、不織布起毛部12aにだけ付着するようにスプレー法により形成される。

Claims (3)

  1. 基材不織布と、前記基材不織布の一方表面の繊維を束ねて畝状に起毛させた不織布起毛部とを含む清掃用不織布であって、
    前記基材不織布は、単糸繊度11~22デシテックスの範囲のアクリル繊維からなり、
    前記不織布起毛部にガラス転移温度10~30°Cの範囲のアクリルバインダーを付着させて起毛硬化用バインダー部を形成したことを特徴とする、清掃用不織布。
  2. 前記不織布起毛部が、長さ1~2mmの範囲にある、請求項1に記載の清掃用不織布。
  3. 前記起毛硬化用バインダー部が、アクリルバインダーを30~50g/mの範囲で付着させて形成した、請求項1または請求項2に記載の清掃用不織布。
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