JP2015221119A - スポンジたわし - Google Patents
スポンジたわし Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015221119A JP2015221119A JP2014106659A JP2014106659A JP2015221119A JP 2015221119 A JP2015221119 A JP 2015221119A JP 2014106659 A JP2014106659 A JP 2014106659A JP 2014106659 A JP2014106659 A JP 2014106659A JP 2015221119 A JP2015221119 A JP 2015221119A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sponge
- layer
- sponge layer
- bubbles
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Abstract
【課題】たわしの使用時に洗浄対象物と対向する第1スポンジ層の洗浄力、吸水性及び泡立ち性を高めてスポンジたわし本来の機能を向上させつつ、たわしの使用後に第1スポンジ層から移動した湯水や洗剤を中間層の気泡から放出させて泡切れ性、水切れ性及び速乾性を向上させ、全ての機能をバランス良く向上させるスポンジたわしを提供する。
【解決手段】連続気泡を有する弾性多孔質素材からなるスポンジ層を含む積層構造を備えるスポンジたわしにおいて、たわし本体を柱体とし、スポンジ層に、柱体の上底面を形成する表面層をなす第1スポンジ層と、柱体の下底面を形成する裏面層と前記第1スポンジ層との間に介在する中間層をなす第2スポンジ層とを設け、第2スポンジ層を、第1スポンジ層に比して単位当たりの気泡の数であるセル数が少なく気泡が粗くなるように形成する。
【選択図】図1
【解決手段】連続気泡を有する弾性多孔質素材からなるスポンジ層を含む積層構造を備えるスポンジたわしにおいて、たわし本体を柱体とし、スポンジ層に、柱体の上底面を形成する表面層をなす第1スポンジ層と、柱体の下底面を形成する裏面層と前記第1スポンジ層との間に介在する中間層をなす第2スポンジ層とを設け、第2スポンジ層を、第1スポンジ層に比して単位当たりの気泡の数であるセル数が少なく気泡が粗くなるように形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、連続気泡を有する弾性多孔質素材からなるスポンジ層を含む積層構造を備えるスポンジたわしに関する。
従来、食器、調理器具、浴室、靴などの洗浄対象物を洗浄する道具として、たわし(束子)という道具が用いられる。たわしは、繊維により形成されており、繊維が洗浄対象物に付着する汚れを拭き落とすように用いられる。
たわしは、椰子の繊維を用いた「亀の子たわし(登録商標)」、シュロの繊維を用いた「シュロたわし」、金属を用いた「金属たわし」、素材を発泡させて形成された「スポンジたわし」など、多くの種類が存在しており、用途に応じて使い分けられている。
上記のたわしのうち、スポンジたわしは、その他のたわしに比して、吸水性と洗剤保持性に優れ、良好な泡立ちを生み出し、併せて柔軟性を有するため、傷が問題となる食器や浴槽の洗浄など、日常生活の中で広く利用されている。
スポンジたわしは、用途に応じて様々な態様のものが数多く提案され、例えば、スポンジのみからなる単層構造のもの以外に、スポンジの一側面に硬質かつ極細の繊維からなる不織布が接着積層され、洗浄対象物の汚れ具合に応じて、スポンジ層と不織布層とを使い分けるように工夫された複層構造のものが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
複層構造のスポンジたわしにおいて、セル数が多く気泡が細かいスポンジ層は、泡持ちが良く、少量の洗剤で泡立ちが長く継続する一方、泡切れ及び水切れが悪く速乾性に乏しい。これに対して、セル数が少なく気泡が粗いスポンジ層は、泡切れ及び水切れが良く速乾性に優れている一方、泡持ちが悪い。
そこで、従来のスポンジたわしは、セル数の異なる複数のスポンジ層を用いることにより、洗浄力、吸水性、泡立ち性及び水切れ性の全てが優れるように工夫されたものが提案されている(例えば、特許文献3及び特許文献4)。
ところで、スポンジたわしは、例えば、食器の油汚れを洗浄する場合、朝食時、昼食時及び夕食時と、一日に複数回且つ数時間の間隔をあけて間欠的に使用されるため、洗浄力、吸水性及び泡立ち性が優れているのみでなく、泡切れ性、水切れ性及び速乾性に優れて常に清潔な状態を保つことが重要である。
しかしながら、特許文献3及び4記載のスポンジたわしは、洗浄力、吸水性、泡立ち性及び水切れ性の全てが優れるように工夫されているものの、これらがバランス良く向上しているとはいい難い。
本発明はかかる事情を鑑みてなされたものであり、連続気泡を有する弾性多孔質素材からなるスポンジ層を含む積層構造を備えるスポンジたわしにおいて、たわし本体を柱体とし、スポンジ層に、柱体の上底面を形成する表面層をなす第1スポンジ層と、柱体の下底面を形成する裏面層と前記第1スポンジ層との間に介在する中間層をなす第2スポンジ層とを設け、第2スポンジ層を、第1スポンジ層に比して単位当たりの気泡の数であるセル数が少なく気泡が粗くなるように形成することにより、たわしの使用時に洗浄対象物と対向する第1スポンジ層の洗浄力、吸水性及び泡立ち性を高めてスポンジたわし本来の機能を向上させつつ、たわしの使用後に第1スポンジ層から移動した湯水や洗剤を中間層の気泡から放出させて泡切れ性、水切れ性及び速乾性を向上させ、全ての機能をバランス良く向上させるスポンジたわしを提供することを目的とする。
本願請求項1に係るスポンジたわしは、連続気泡を有する弾性多孔質素材からなるスポンジ層を含む積層構造を備えるスポンジたわしにおいて、たわし本体は柱体をなし、前記スポンジ層は、柱体の上底面を形成する表面層をなす第1スポンジ層と、前記第1スポンジ層と柱体の下底面を形成する裏面層との間に介在する中間層をなす第2スポンジ層とを備え、前記第2スポンジ層は、前記第1スポンジ層に比して単位長さ当たりの気泡の数であるセル数が少なく気泡が粗く形成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、たわし本体の上底面を形成する表面層をなす第1スポンジ層を備えることにより、第1スポンジ層の連続気泡が、高い吸水性及び洗剤保持性を確保して良好な泡立ちを生み出し、泡立ちの持ちを良くする。
また、本発明にあっては、第1スポンジ層とたわし本体の下底面を形成する裏面層との間に介在する中間層をなす第2スポンジ層を備え、この第2スポンジ層が、第1スポンジ層に比して気泡が粗く形成されていることにより、第1スポンジ層に残余する洗剤や湯水が、第1スポンジ層から第2スポンジ層に移動し、移動した洗剤や湯水が、第2スポンジ層を介して効率よく放出される。即ち、第2スポンジ層の連続気泡が、空気の吸排気を良くし、第1スポンジの泡立ち性及び水切れ性を確保しつつ、スポンジ層全体の速乾性を良くする。その結果、菌が繁殖し難く、ぬめりが生じ難く、常に清潔な状態が保持される。
このように、本発明にあっては、表面層をなす第1スポンジ層の気泡が細かく形成されている一方、中間層をなす第2スポンジ層の気泡が第1スポンジ層より粗く形成されることにより、第1スポンジ層の気泡が高い洗浄力、吸水性及び泡立ち性を確保しつつ、第2スポンジ層の気泡が高い泡切れ性、水切れ性及び速乾性を向上させ、全ての機能をバランス良く向上させる。
また、本発明にあっては、第1スポンジ層とたわし本体の下底面を形成する裏面層との間に介在する中間層をなす第2スポンジ層を備え、この第2スポンジ層が、第1スポンジ層に比して気泡が粗く形成されていることにより、第1スポンジ層に残余する洗剤や湯水が、第1スポンジ層から第2スポンジ層に移動し、移動した洗剤や湯水が、第2スポンジ層を介して効率よく放出される。即ち、第2スポンジ層の連続気泡が、空気の吸排気を良くし、第1スポンジの泡立ち性及び水切れ性を確保しつつ、スポンジ層全体の速乾性を良くする。その結果、菌が繁殖し難く、ぬめりが生じ難く、常に清潔な状態が保持される。
このように、本発明にあっては、表面層をなす第1スポンジ層の気泡が細かく形成されている一方、中間層をなす第2スポンジ層の気泡が第1スポンジ層より粗く形成されることにより、第1スポンジ層の気泡が高い洗浄力、吸水性及び泡立ち性を確保しつつ、第2スポンジ層の気泡が高い泡切れ性、水切れ性及び速乾性を向上させ、全ての機能をバランス良く向上させる。
また、本願請求項2に係るスポンジたわしは、前記第1スポンジ層は、前記セル数が20〜30個/25mmとなるように形成され、第2スポンジ層は、前記セル数が7〜11個/25mmとなるように形成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、第1及び第2スポンジ層のセル数が上記の範囲にて形成されていることにより、高い洗浄力、吸水性及び泡立ち性を確保しつつ、泡切れ性、水切れ性及び速乾性を向上させ、全ての機能をバランス良く向上させる。なお、上記の第1及び第2スポンジ層のセル数は、発明者の鋭意努力により導出された値である。
更にまた、本願請求項3に係るスポンジたわしは、柱体の側面のうち、対向する一対の側面に凹部を設けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、たわし本体の柱体の側面のうち、対向する一対の側面に凹部が設けられることにより、たわしの使用時に作業者の指が凹部に収まり、作業者に良好な操作性を与える。
本発明は、たわしの使用時に洗浄対象物と対向する第1スポンジ層の洗浄力、吸水性及び泡立ち性を高めてスポンジたわし本来の機能を向上させつつ、洗浄後に第1スポンジ層から移動した湯水や洗剤を、中間層をなす第2スポンジ層の気泡から効率よく放出させて、泡切れ性、水切れ性及び速乾性を向上させ、全ての機能をバランス良く向上させることができる。
(スポンジたわし1の構造)
本発明に係るスポンジたわしを実施の形態を示す図面に基づいて以下説明する。図中の1は、スポンジたわしである。スポンジたわし1は、柱体をなし、柱体の上底面200を形成する表面層を含むスポンジ層2と、柱体の下底面300を形成する裏面層をなす不織布層3とが積層する本体10を備える。
本発明に係るスポンジたわしを実施の形態を示す図面に基づいて以下説明する。図中の1は、スポンジたわしである。スポンジたわし1は、柱体をなし、柱体の上底面200を形成する表面層を含むスポンジ層2と、柱体の下底面300を形成する裏面層をなす不織布層3とが積層する本体10を備える。
スポンジ層2は、連続気泡を有する弾性多孔質素材からなり、例えば、ポリウレタン(ウレタン樹脂)、メラミン及びポリスチレンなどが挙げられる。また、スポンジ層2は、公知の方法により製造される。例えば、スポンジ層2が、ポリウレタンにて形成される場合、ポリオールとイソシアネートとを主成分とし、発泡剤、製泡剤、触媒及び着色剤などを混合し、樹脂化と並行して発泡させるように製造される。
また、スポンジ層2は、第1スポンジ層20と、第1スポンジ層20に比してセル数が少なく気泡が粗く形成される第2スポンジ層21とが積層している。ここで、「セル数」とは、弾性多孔質素材の単位長さ(25mm)当たりの気泡(セル)の数をいう(JIS K6400準拠)。セル数は、値が多いものほど、気泡が細かく目が詰まったものとなる。なお、セル数は、弾性多孔質素材の所定の区間に含まれるセルの数を顕微鏡などで計数することにより測定及び算出した値である。また、弾性多孔質素材は、通常、そのセル数が、8〜75個/25mmからなる。
第1スポンジ層20は、本体10の上底面200を形成する表面層をなす位置に積層しており、そのセル数が第2スポンジ層21に比して多く気泡が細かく形成される。具体的には、第1スポンジ層20は、優れた洗浄力、吸水性及び泡立ち性を保つために、そのセル数が、20〜30個/25mmとなるように形成されることが好ましい。
第2スポンジ層21は、第1スポンジ層20と不織布層3との間に介在されて中間層をなす位置に積層しており、そのセル数が第1スポンジ層20に比して少なく気泡が粗く形成される。具体的には、第2スポンジ層21は、優れた水切れ性と速乾性とを保つために、そのセル数が、7〜11個/25mmとなるように形成されることが好ましい。
また、スポンジ層2は、その厚みが24mm程度となるように形成され、第1スポンジ層20の厚みが12mmとなるように形成され、第2スポンジ層21の厚みが12mmとなるように形成されることが好ましい。
また、スポンジ層2は、連続気泡を有する弾性多孔質素材であるならば、第1スポンジ層20と第2スポンジ層21とが異なる素材であってもよいが、より好ましくは、第1スポンジ層20と第2スポンジ層21とが同一の合成樹脂素材を発泡させて形成されている。
不織布層3は、本体10の下底面300を形成する裏面層をなす位置に積層しており、スポンジ層2に比して硬質であり、スポンジ層2では拭き取り難い、洗浄対象物の洗浄面にこびり付いた汚れを洗浄する場合に洗浄面を強く擦るときに用いられる。不織布層3は、天然繊維、合成繊維、及びその混合物を含み様々な繊維を基材として形成される。天然繊維としては、例えば、綿、ウール及び麻などが挙げられる。また、合成繊維としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、アクリル及びレーヨンなどが挙げられる。
また、不織布層3は、公知の方法により製造されており、例えば、湿式不織布、乾式不織布及びスパンボンド不織布などの形態で製造される。
また、不織布層3は、研磨粒子を繊維に付着させて研磨効果を高めるように形成されてもよい。研磨粒子としては、例えば、二酸化チタン、タルク、アルミナ、シリカ及び炭化ケイ素などの無機粉末、並びにポリプロピレン、ポリエステル及びポリカーボネートなどの合成有機材料の粉末を粒状に固めたものが挙げられる。
また、不織布層3は、その厚みが、(スポンジ層2の厚み)/(不織布層3の厚み)が24mm/6mmとなるように形成されることが好ましい。
本体10は、第1スポンジ層20と第2スポンジ層21と不織布層3とが、接着剤又は熱溶着などにより接合している。接着剤は、例えば、ホットメルト接着剤やウレタン系接着剤などが挙げられる。接着方法は、公知の方法であるならば良く、例えば、接着剤をスプレーなどでスポンジ層2に噴霧した後、噴霧面に不織布層3を貼り合わせる方法などが挙げられる。
本体10は、第1スポンジ層20と第2スポンジ層21と不織布層3とが積層しており、第1スポンジ層20の面(上底面200)と不織布層3の面(下底面300)とが、洗浄対象物に付着する汚れを拭き落とす。
本体10は、例えば、図1に示すとおり、柱体の上底面200が略S字状となるように形成されることにより、柱体の側面のうち、対向する一対の側面100、101に凹部102、102が形成される。
(スポンジたわし1の作用)
スポンジたわし1は、不織布層3を備えることにより、スポンジ層2では拭き取り難い汚れを拭き取る。
スポンジたわし1は、不織布層3を備えることにより、スポンジ層2では拭き取り難い汚れを拭き取る。
また、スポンジたわし1は、連続気泡を有する弾性多孔質素材からなる第1スポンジ層20が形成されることにより、柔軟性を有し、傷が問題となる食器や浴槽などを洗浄する。
また、スポンジたわし1は、柔軟性を有する第1スポンジ層20と、硬質且つ極細の繊維からなる不織布層3とが、柱体の本体10の上底面200と下底面300との位置に設けられていることにより、本体10を裏返すことで、第1スポンジ層20と不織布層3とが瞬時に入れ替わり、相互の使い分けが容易となる。
また、スポンジたわし1は、第2スポンジ層21が、第1スポンジ層20に比してセル数が少なく気泡が粗く形成されていることにより、第1スポンジ層に残余する洗剤や湯水が、第1スポンジ層から第2スポンジ層に移動し、移動した洗剤や湯水が、第2スポンジ層を介して放出される。即ち、第2スポンジ層の連続気泡が、空気の吸排気を良くし、第1スポンジの泡立ち性及び水切れ性を確保しつつ、スポンジ層全体の速乾性を良くする。その結果、菌が繁殖し難く、ぬめりが生じることがなく、清潔な状態が保持される。
また、スポンジたわし1は、第1スポンジ層20及び不織布層3より気泡が粗い第2スポンジ層21が、第1スポンジ層20と不織布層3との中間層に配されていることにより、第1スポンジ層20や不織布層3に残余する洗剤や湯水が、第2スポンジ層21に移動する。洗剤や湯水は、気泡が細かな第1スポンジ層20や不織布層3に逆流することなく、中間層である第2スポンジ層21に集約され、第2スポンジ層21の気泡を介して外部に放出される。即ち、第2スポンジ層21の連続気泡が、空気の吸排気を良くし、泡切れ性、水切れ性及び速乾性を向上させる。
特に、第1スポンジ層20と第2スポンジ層21との接着面付近、及び不織布層3と第2スポンジ層との接着面付近は、速乾性が低下するため、中間層である第2スポンジ層21に集約した洗剤や湯水が、当該接着面付近に留まり、第2スポンジ層21の気泡を介して外部に放出される。
特に、第1スポンジ層20と第2スポンジ層21との接着面付近、及び不織布層3と第2スポンジ層との接着面付近は、速乾性が低下するため、中間層である第2スポンジ層21に集約した洗剤や湯水が、当該接着面付近に留まり、第2スポンジ層21の気泡を介して外部に放出される。
また、スポンジたわし1は、本体10の柱体の側面のうち、対向する一対の側面100、101に凹部102、102が設けられることにより、たわしの使用時に作業者の指が凹部に収まるので、作業者に良好な操作性を与える。
(異なる実施の形態)
なお、本発明は、上記の実施の形態において、不織布層3が、柱体の下底面300を形成する裏面層をなしている形態を一例として説明した。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、図3に示すように、スポンジ層2とは異なる別のスポンジ層4が、柱体の下底面400を形成する裏面層をなしている形態であってもよい。
なお、本発明は、上記の実施の形態において、不織布層3が、柱体の下底面300を形成する裏面層をなしている形態を一例として説明した。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、図3に示すように、スポンジ層2とは異なる別のスポンジ層4が、柱体の下底面400を形成する裏面層をなしている形態であってもよい。
なお、この場合、スポンジたわし1は、第1スポンジ層20及び別のスポンジ層4より気泡が粗い第2スポンジ層が、第1スポンジ層20と別のスポンジ層4との中間層に配されていることにより、第1スポンジ層20や別のスポンジ層4に残余する洗剤や湯水が、第2スポンジ層21に移動する。洗剤や湯水は、気泡が細かな第1スポンジ層20や別のスポンジ層4に逆流することなく、中間層である第2スポンジ層に集約され、第2スポンジ層21の気泡を介して外部に放出される。
また、本発明は、上記の実施の形態において、柱体の上底面200が略平坦をなしている形態を一例として説明した。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、図4及び図5に示すように、柱体の上底面200の多数箇所に不規則に膨出した膨出部201、201、…を備える形態であってもよい。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、図4及び図5に示すように、柱体の上底面200の多数箇所に不規則に膨出した膨出部201、201、…を備える形態であってもよい。
また、本発明は、上記の実施の形態において、柱体の上底面200が略S字状となるように形成されることにより、柱体の側面のうち、対向する一対の側面100、101に凹部102、102が形成される形態を一例として説明した。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、図4及び図5に示すように、柱体の側面のうち、対向する一つの側面100、101が、略波形状となり、複数の凹部102、102、…が設けてある形態であってもよい。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、図4及び図5に示すように、柱体の側面のうち、対向する一つの側面100、101が、略波形状となり、複数の凹部102、102、…が設けてある形態であってもよい。
また、本発明は、上記の実施の形態において、柱体の上底面200が略S字状となるように形成されることにより、柱体の側面のうち、対向する一対の側面100、101に凹部102、102が形成される形態を一例として説明した。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、図示しないが、柱体の上底面200が略U字状となるように形成されることにより、柱体の側面のうち、対向する一対の側面100、101に凹部102、102が形成される形態であってもよい。
即ち、略S字状の面にあっては、本体10を裏返すことにより、第1スポンジ層20の右上隅部にある尖角形状が、不織布層3の左上隅部に位置することとなり、引き続き、尖角形状を用いた洗浄が困難となる。そこで、略U字状の面とすることにより、本体10を裏返す場合であっても、第1スポンジ層20の左右上隅部の尖角形状が、不織布層3の左右上隅部に位置することとなり、引き続き、尖角形状を用いた洗浄が可能となる。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、図示しないが、柱体の上底面200が略U字状となるように形成されることにより、柱体の側面のうち、対向する一対の側面100、101に凹部102、102が形成される形態であってもよい。
即ち、略S字状の面にあっては、本体10を裏返すことにより、第1スポンジ層20の右上隅部にある尖角形状が、不織布層3の左上隅部に位置することとなり、引き続き、尖角形状を用いた洗浄が困難となる。そこで、略U字状の面とすることにより、本体10を裏返す場合であっても、第1スポンジ層20の左右上隅部の尖角形状が、不織布層3の左右上隅部に位置することとなり、引き続き、尖角形状を用いた洗浄が可能となる。
1 スポンジたわし
10 本体
100 側面
101 側面
102 凹部
2 スポンジ層
20 第1スポンジ層
200 上底面
201 膨出部
21 第2スポンジ層
3 不織布層
300 下底面
10 本体
100 側面
101 側面
102 凹部
2 スポンジ層
20 第1スポンジ層
200 上底面
201 膨出部
21 第2スポンジ層
3 不織布層
300 下底面
Claims (3)
- 連続気泡を有する弾性多孔質素材からなるスポンジ層を含む積層構造を備えるスポンジたわしにおいて、
たわし本体は柱体をなし、
前記スポンジ層は、柱体の上底面を形成する表面層をなす第1スポンジ層と、
前記第1スポンジ層と柱体の下底面を形成する裏面層との間に介在する中間層をなす第2スポンジ層と
を備え、
前記第2スポンジ層は、前記第1スポンジ層に比して単位長さ当たりの気泡の数であるセル数が少なく気泡が粗く形成されていることを特徴とするスポンジたわし。 - 前記第1スポンジ層は、前記セル数が20〜30個/25mmとなるように形成され、第2スポンジ層は、前記セル数が7〜11個/25mmとなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスポンジたわし。
- 柱体の側面のうち、対向する一対の側面に凹部を設けてあることを特徴とする請求項1又は2に記載のスポンジたわし。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014106659A JP2015221119A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | スポンジたわし |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014106659A JP2015221119A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | スポンジたわし |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015221119A true JP2015221119A (ja) | 2015-12-10 |
Family
ID=54784534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014106659A Pending JP2015221119A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | スポンジたわし |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015221119A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017213150A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 株式会社イノアック技術研究所 | 洗浄スポンジ |
JP2018011749A (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | キクロン株式会社 | スポンジたわし |
JP2019017948A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-07 | 株式会社イノアックコーポレーション | 洗浄用スポンジ |
KR102461981B1 (ko) * | 2022-06-13 | 2022-10-31 | 이용태 | 부직포와 스펀지가 탈착되지 않는 수세미 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3087894U (ja) * | 2002-02-12 | 2002-08-23 | 三共理化学株式会社 | たわし |
JP2003000521A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-07 | Bridgestone Kaseihin Tokyo Kk | キッチンスポンジ |
JP2003116762A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-04-22 | Sanwa Fukuoka:Kk | スポンジたわし及びその製造方法 |
JP3131161U (ja) * | 2006-11-07 | 2007-04-26 | 聡子 小林 | スポンジたわし |
JP2008284208A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | スポンジたわし |
-
2014
- 2014-05-23 JP JP2014106659A patent/JP2015221119A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003000521A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-07 | Bridgestone Kaseihin Tokyo Kk | キッチンスポンジ |
JP2003116762A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-04-22 | Sanwa Fukuoka:Kk | スポンジたわし及びその製造方法 |
JP3087894U (ja) * | 2002-02-12 | 2002-08-23 | 三共理化学株式会社 | たわし |
JP3131161U (ja) * | 2006-11-07 | 2007-04-26 | 聡子 小林 | スポンジたわし |
JP2008284208A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | スポンジたわし |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017213150A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 株式会社イノアック技術研究所 | 洗浄スポンジ |
JP2018011749A (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | キクロン株式会社 | スポンジたわし |
JP2019017948A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-07 | 株式会社イノアックコーポレーション | 洗浄用スポンジ |
JP2021166823A (ja) * | 2017-07-21 | 2021-10-21 | 株式会社イノアックコーポレーション | 洗浄用スポンジおよび洗浄用スポンジ用ポリウレタンフォーム |
KR102461981B1 (ko) * | 2022-06-13 | 2022-10-31 | 이용태 | 부직포와 스펀지가 탈착되지 않는 수세미 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7325960B2 (ja) | 不織布ハンドパッド | |
JP2015221119A (ja) | スポンジたわし | |
US10986979B2 (en) | Scrub sponge with selectively accessible abrasive region | |
US20130091648A1 (en) | Cleaning implement having insertable member | |
US20030192141A1 (en) | Scrub Sponge | |
KR101208373B1 (ko) | 다기능 장갑 | |
JP3131161U (ja) | スポンジたわし | |
CN211187090U (zh) | 一种海绵清洗用具 | |
KR200422215Y1 (ko) | 직물 수세미 | |
JP4758181B2 (ja) | 清掃具 | |
JP2005199001A (ja) | スリットタワシ | |
JP2005206675A (ja) | 研磨材料およびそれを用いたスポンジたわし | |
JP3135553U (ja) | 清掃用具 | |
JP3229473U (ja) | 粒状研磨材付きスポンジたわし | |
JPH11290253A (ja) | 清掃用シート | |
JP6591138B2 (ja) | スポンジたわし | |
CN211460106U (zh) | 一种环保百洁布 | |
JP5787528B2 (ja) | 洗浄パッド | |
JP5250341B2 (ja) | 清掃用手袋 | |
KR20110053807A (ko) | 장갑형 수세미 | |
CN203802405U (zh) | 清洁装置 | |
JP3166005U (ja) | 清浄用具 | |
TW201338878A (zh) | 溼式清潔墊 | |
JP2006212393A (ja) | スポンジクリーナー及びその製造方法 | |
JP3151276U (ja) | 清掃用具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180522 |