JP3096328B2 - ポリイソシアネート混合物、その製造方法およびポリウレタン被覆組成物におけるその使用 - Google Patents

ポリイソシアネート混合物、その製造方法およびポリウレタン被覆組成物におけるその使用

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレトジオンジイソシ
アネートを含有しかつ1,6−ジイソシアナトヘキサン
(HDI)と1−イソシアナト−3,3,5−トリメチ
ル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン(IPD
I)との混合物から作成された新規なポリイソシアネー
ト混合物、このポリイソシアネート混合物の製造方法お
よびポリウレタン表面被覆を製造するためのその使用に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】適する触媒の存在下に脂肪族ジイソシア
ネートを部分二量化させることにより、ウレトジオン基
を有するポリイソシアネートを製造することは公知であ
る。ドイツ公開公報第3,030,513号は、トリス
−(ジアルキルアミノ)−ホスフィンを触媒として用い
るIPDIの二量化を記載している。ドイツ公開公報第
3,227,779号によれば、2−メチル−1,5−
ジイソシアナトペンタンおよび2−エチル−1,4−ジ
イソシアナトブタンのウレトジオンも同様にして製造す
ることができる。ドイツ公開公報第3,437,635
号の方法は、他の脂肪族ジイソシアネート(たとえばH
DI)を二量化させるため、たとえばアルコールもしく
はアミンのようなH−活性有機助触媒を使用する。しか
しながら、トリス−(ジメチルアミノ)−ホスフィンは
大気酸素の存在下に極めて急速に酸化されて発癌性のヘ
キサメチル燐酸トリアミドを生成することが知られ、こ
れはこの触媒の産業的使用を妨げる。
【0003】たとえば三弗化硼素もしくは五弗化アンチ
モンのようなルイス酸が、脂肪族ジイソシアネートの二
量化触媒としてドイツ公開公報第1,670,720号
および第3,420,114号に提案されている。これ
らの方法は、特にこれら触媒の高腐食作用のため確立さ
れていない。ドイツ公開公報第3,739,549号に
よれば、ジアルキルアミノ−置換ピリジン(たとえばp
−ジメチルアミノピリジン(DMAP))は脂肪族ジイ
ソシアネートから純粋ウレトジオンを製造するための適
する触媒である。しかしながら、本出願人の実験によれ
ば、HDIおよびIPDIからこの方法により得られる
生成物は顕著な固有の着色を示し、表面被覆ポリイソシ
アネートとして使用するには不適当にする。
【0004】脂肪族ジイソシアネートを二量化させるた
め最も古くから知られた方法は、第三ホスフィンを用い
る(好ましくはトリアルキルホスフィンを用いる)その
改変からなっている。これはドイツ公開公報第1,67
0,720号および第1,934,763号、並びに米
国特許第4,614,785号の主題である。この方法
により得られる生成物は常に、ウレトジオン基の他に多
かれ少かれイソシアヌレート基の含有量を有し、比較的
暗色である。しかしながら、この方法を改良すべくさら
に実験が絶えず行なわれている。
【0005】ウレトジオン基を有しかつ低い色度を有す
る低粘度ポリイソシアネートは、オリゴマー化反応の前
もしくはその間に適するアルコールでイソシアヌレート
基の1部をウレタン化すると共に、薄膜蒸留の後に得ら
れた樹脂を有機過酸化物で処理することによりHDIか
ら製造することができ、たとえばドイツ公開公報第3,
900,053号に記載されている。これら生成物は耐
光堅牢性の1−成分もしくは2−成分ポリウレタン表面
被覆に使用するのに特に適しているが、全ゆる必要な要
件を満すことができない。
【0006】HDIに基づく表面被覆ポリイソシアネー
ト(特にウレトジオン基を有すると共にHDIに基づく
ジイソシアネート)は、ポリイソシアネートから得られ
る被覆の耐候性に関し、IPDIに基づく対応のポリイ
ソシアネートより劣る。ウレトジオン基を有しかつHD
Iに基づくジイソシアネートはさらに、たとえばその低
粘度のため粉末被覆を製造するための出発物質として適
していない。しかしながら、ウレトジオン基を有しかつ
IPDIに基づくジイソシアネートは、たとえばEPA
0,045,998号に示されるように、この用途に適
している。しかしながら、これらウレトジオンジイソシ
アネートの欠点はその貧弱な生産速度である。好ましく
は脂肪族ジイソシアネートの二量化に使用されるトリア
ルキルホスフィン触媒によるIPDIの二量化は、ドイ
ツ公開公報第1,934,763号に開示されたよう
に、比較的高い触媒濃度(1〜3%)と極めて長い反応
時間(8日間〜8週間)とを必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、主と
して二量化IPDIに基づき、かつIPDIに基づく表
面被覆ポリイソシアネートにつき知られた良好な表面被
覆特性を有すると同時に高い空時収率で製造しうる、ウ
レトジオン基を有する新規なポリイソシアネートを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、新規なポリ
イソシアネート混合物を製造するための、以下詳細に説
明する本発明の方法により解決することができる。この
方法は、ウレトジオン基を有しかつ極めて高比率の環式
脂肪族ジイソシアネートが組込まれたポリイソシアネー
トを比較的低いHDI含有量を有するHDIとIPDI
との混合物からトリアルキルホスフィンでの変換により
極めて容易に製造しうるという驚異的観察に基づいてい
る。
【0009】高粘性〜固体の生成物でさえ実用上適する
条件下、すなわち低い触媒濃度および比較的短い反応時
間にて、この方法で製造することができる。上記刊行物
の幾つか、たとえば米国特許第4,614,785号、
並びにドイツ公開公報第3,420,114号、第3,
739,549号および第3,900,053号は適す
る(環式)脂肪族ジイソシアネートの多数を開示し、こ
れらイソシアネートの混合物も二量化に使用しうること
を示している。しかしながら、これらの教示からはHD
IをIPDIに混合することにより、ウレトジオンを製
造するための反応時間を出発混合物における極めて高い
IPDI含有量においてさえ著しく短縮しうること、並
びに後記実施例に示すように多量のIPDIをポリイソ
シアネート中に混入しうることは、当業者には確認しえ
ないであろう。従来技術に鑑み、HDIとIPDIとの
反応性の大きい差に基づき2種のジイソシアネートの混
合物から純HDIウレトジオンが優先的に形成され、高
IPDI含有量を有するオリゴマーは生成されないこと
が予測されるので、これら結果は驚異的である。
【0010】本発明は、8〜25重量%のウレトジオン
含有量(C2 2 2 として計算)および24重量%以
下のイソシアヌレート含有量(C3 3 3 として計
算)を有し、かつ (a)式I:
【化5】 に対応する20〜60重量%のウレトジオンジイソシア
ネート、
【0011】(b)式II:
【化6】 に対応する0〜40重量%のイソシアヌレートトリイソ
シアネート、
【0012】(c)1個より多いウレトジオン環および
/またはイソシアヌレート環を有する式Iおよび/また
はIIに対応した15〜60重量%のポリイソシアネート
の高級同族体、および(d)全部で1重量%以下の1,
6−ジイソシアナトヘキサン(HDI)および1−イソ
シアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナト
メチルシクロヘキサン(IPDI)からなり、(a)と
(b)と(c)と(d)との全重量に対し(a)、
(b)、(c)および(d)の比率が加算して100で
あり、上記式中R1 、R2 およびR3 は同一もしくは異
なるものであって、HDIもしくはIPDIのイソシア
ネート基を結合する炭化水素基を示し、後者の場合イソ
シアネート基は環式脂肪族環に結合し、ただし上記した
基の少なくとも15モル%乃至95モル%以下はヘキサ
メチレン基を示すことを特徴とするポリイソシアネート
混合物に関するものである。
【0013】さらに本発明は、1:9〜9:1のモル比
におけるHDIとIPDIとの混合物のイソシアネート
基の1部をイソシアネート基の二量化を促進する触媒の
存在下に二量化させ、この二量化反応を出発混合物中に
存在するイソシアネート基の10〜60%が反応した後
に停止させ、次いで過剰の未反応ジイソシアネートを薄
膜蒸留により1重量%以下の残留物含有量まで除去する
ことによる上記ポリイソシアネート混合物の製造方法に
も関する。最後に本発明は、必要に応じイソシアネート
基用の封鎖剤で封鎖された新規なポリイソシアネート混
合物の、ポリウレタン被覆組成物におけるイソシアネー
ト成分としての使用にも関するものである。
【0014】本発明による方法の出発物質はHDIおよ
びIPDIであって1:9〜9:1、好ましくは1:7
〜7:1のモル比で使用される。本発明の方法に特に適
する二量化触媒は第三有機ホスフィン、たとえば米国特
許第4,614,785号公報(その開示を参考のため
ここに引用する)、第4欄、第11〜47行に記載され
たものである。好適な第三ホスフィンはトリ−n−ブチ
ルホスフィンおよびトリ−n−オクチルホスフィンであ
る。他の全ゆる公知の二量化触媒も本発明による方法に
触媒として使用することができる。
【0015】この種の二量化触媒の例はドイツ公開公報
第3,030,513号、第3,227,779号およ
び第3,437,635号に開示されたトリス−(ジア
ルキルアミノ)−ホスフィン;ドイツ公開公報第3,4
20,114号による五弗化アンチモン;ドイツ公開公
報第1,670,720号による三弗化硼素;およびド
イツ公開公報第3,739,549号によるp−ジメチ
ルアミノピリジンを包含する。二量化触媒は、出発イソ
シアネート混合物に対し0.01〜5重量%、好ましく
は0.1〜3重量%の量で使用される。第三ホスフィン
を触媒として使用する場合、これらは用いるジイソシア
ネート混合物に対し0.1〜5重量%、好ましくは0.
2〜2重量%の量で使用される。
【0016】これら触媒の他に、さらに助触媒も本発明
の方法に使用することができる。適する助触媒は低分子
量の一価もしくは多価アルコール、特に32〜200の
分子量を有するもの、並びにこれらアルコールの混合物
である。適するアルコールの例はメタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ール、n−ヘキサノール、2−エチル−1−ヘキサノー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、異性
体ブタンジオール、ヘキサンジオールおよびオクタンジ
オール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、並びにこれ
らアルコールの混合物を包含する。使用する場合、助触
媒は出発イソシアネート混合物の重量に対し0.1〜5
重量%、好ましくは0.5〜3重量%の量で使用され
る。
【0017】反応を停止させるのに適した触媒毒は、た
とえばジメチル硫酸またはp−トルエンスルホン酸メチ
ルのようなアルキル化剤;たとえば塩化ベンゾイルのよ
うなアシル化剤;たとえばペルフルオロブタンスルホン
酸のような酸類;硫黄;並びにスルホニルイソシアネー
ト、たとえば米国特許第4,614,785号公報(こ
れを参考のためここに引用する)、第5欄、第27行〜
第6欄、第35行に記載されたものを包含する。反応を
停止させるのに要する触媒毒の量は、使用する触媒の量
に依存する。反応の開始時点で存在する二量化触媒に対
し当モル量の触媒毒が一般に使用される。しかしなが
ら、反応の際に生ずる触媒損失を考慮すれば、初期に用
いる触媒の当量に対し20〜80当量%の触媒毒にて反
応を停止させるのに充分である。
【0018】本発明による方法はバルクで或いはイソシ
アネート基に対し不活性な溶剤の存在下に行なうことが
できる。適する溶剤の例はヘキサン、トルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸エ
チルグリコール、酢酸プロピレングリコールモノメチル
エーテル、アセトン、メチルイソブチルケトン、塩化メ
チレン、N−メチルピロリドンまたはこの種の溶剤の任
意所望の混合物である。
【0019】本発明の方法を実施するには、出発ジイソ
シアネートの混合物を必要に応じたとえば窒素のような
不活性ガスの存在下および必要に応じ適する溶剤の存在
下に20〜100℃、好ましくは40〜70℃の温度ま
で加熱する。次いで、必要に応じアルコール性助触媒を
混入することができる。ウレタン化反応の間またはその
後に、例として挙げた種類の二量化触媒を上記した量で
添加し、反応温度を適する手段(加熱もしくは冷却)に
より40〜120℃、好ましくは50〜80℃の温度範
囲に維持する。反応は10〜60℃、好ましくは10〜
40%のオリゴマー化の程度に達した際に実質的に終了
する。「オリゴマー化の程度」は、本発明による反応
(特に二量化および三量化、さらにアルコール性助触媒
を使用する場合にはウレタン化)の際に消費される出発
混合物中に存在したイソシアネート基の比率として規定
される。オリゴマー化の程度は一般に1〜48時間、好
ましくは2〜24時間の反応時間の後に得られる。反応
は、触媒毒の添加によりおよび/または80℃以上、好
ましくは120℃以上の温度まで反応混合物を簡単に加
熱して停止させることができる。
【0020】次いで反応混合物から揮発成分(過剰のモ
ノマーおよび溶剤)を高減圧下にて好ましくは薄膜エバ
ポレータで除去する。本発明によるポリイソシアネート
混合物は蒸留残渣として得られる。このように得られた
本発明によるポリイソシアネート混合物は実質的に無色
のポリイソシアネートである。そのコンシステンシーは
特にHDIとIPDIとの比に依存する。本発明の混合
物におけるHDI基とIPDI基との比は、回収された
ジイソシアネート混合物のモル組成から決定することが
できる。HDIは本発明の方法の条件下でIPDIより
も若干反応性が大であると判明し、その理由で本発明の
混合物におけるHDI基とIPDI基との比は出発混合
物の組成と比較してヘキサメチレン基の方向に移行す
る。これはたとえば温度、触媒濃度およびオリゴマー化
の程度のような反応条件の関数として生ずる。
【0021】本発明による生成物のコンシステンシー
は、主としてジイソシアネート基の比に依存する。40
重量%未満のHDI含有量を有する生成物は一般に高粘
性である一方、それより高いHDI含有量を有するもの
は室温にて液体である。高いIPDI含有量と少なくと
も23℃にて50,000mPa・sの粘度を有する本
発明のポリイソシアネート混合物は、適する封鎖剤(特
にε−カプロラクタム)で封鎖した場合、室温にてしば
しば固体物質であり、そのままで粉末被覆組成物の架橋
剤として適している。
【0022】本発明による生成物のNCO含有量はその
組成に依存するが、一般に15〜23重量%、好ましく
は17〜21重量%である。本発明による生成物の組
成、およびIPDIを本発明による方法の条件下で二量
化させることが実質的に不可能であるという事実(比較
実験)に基づき、本発明による生成物は主として上記式
に対応する真の混合二量体であると結論することができ
る。しかしながら、これは2種のジイソシアネートの
「ホモオリゴマー」が存在することを排除しない。
【0023】これらの考慮およびゲルクロマトグラフィ
分析は、本発明によるポリイソシアネート混合物が上
記組成を有することを示す。本発明による好適ポリイソ
シアネート混合物は17〜21重量%のNCO含有量と
10〜20重量%のウレトジオン含有量(C2
2 2 )と0〜20重量%のイソシアヌレート含有量
(C33 3 )とを有し、さらに (a)25〜55重量%の式Iに対応するウレトジオン
ジイソシアネート、 (b)0〜30重量%の程度の式IIに対応するイソシア
ヌレートトリイソシアネート、 (c)20〜55重量%の、1個より多いウレトジオン
環および/または1個より多いイソシアヌレート環を有
する上記(a)および(b)に記載したポリイソシアネ
ートの高級同族体、および (d)全部で0.5重量%以下のモノマーHDIおよび
IPDIを含有する。
【0024】本発明による混合物は、少なくとも2個の
イソシアネート反応性基を有する成分と組合せて重付加
法によりポリウレタンプラスチックを製造するための、
特に1−もしくは2−成分ポリウレタン被覆を製造する
ための有用な出発物質である。公知の封鎖剤で封鎖すれ
ば、本発明による混合物は2−成分ポリウレタン焼付用
エナメルの有用な出発物質である。ポリウレタン被覆を
製造するための本発明による混合物に好適な反応相手は
ポリヒドロキシポリエステル、ポリヒドロキシポリエー
テル、ポリヒドロキシポリアクリレート、ポリカルボン
酸および必要に応じ公知の低分子量多価アルコールであ
る。特にポリケチミンとしての封鎖型におけるポリアミ
ン或いはオキサゾリジンも、本発明の混合物に使用しう
る反応相手である。
【0025】量の比は一般に、各イソシアネート基につ
き0.8〜3個、好ましくは0.9〜1.1個のヒドロ
キシル基、アミノ基および/またはカルボキシル基が存
在するよう選択される。イソシアネート基は所望ならば
封鎖することもできる。触媒を使用して硬化を促進する
ことができる。これら触媒は公知であり、たとえばトリ
エチルアミン、ピリジン、メチルピリジン、ベンジルジ
メチルアミン、N,N−エンドエチレンピペラジン、N
−メチルピペリジン、ペンタメチルジエチレントリアミ
ン、N,N−ジメチルアミノシクロヘキサンおよびN,
N′−ジメチルピペラジンのような第三アミン;並びに
たとえば塩化鉄(III)、塩化亜鉛、2−エチルカプロン
酸亜鉛、エチルカプロン酸錫(II)、ジラウリン酸ジブ
チル錫(IV)およびグリコール酸モリブデンを包含す
る。
【0026】本発明による混合物を焼付用エナメルに使
用する場合、そのNCO基は公知方法で完全または部分
的に封鎖される。ポリイソシアネート混合物を、好まし
くは高められた温度にて必要に応じ適する触媒の存在下
に適する封鎖剤と反応させる。適する封鎖剤の例はモノ
フェノール(フェノールおよびクレゾール)、第三アル
コール(t−ブタノールおよびジメチルフェニルカルビ
ノール)、容易にエノール化しうる化合物(アセト酢酸
化合物およびマロン酸誘導体)、第二芳香族アミン(N
−メチルアニリンおよびN−フェニルキシリデン)、イ
ミド類(スクシンイミド)、ラクタム類(ε−カプロラ
クタムおよびδ−バレロラクタム)、オキシム類(ブタ
ノンオキシムおよびシクロヘキサノンオキシム)、メル
カプタン類(メチルメルカプタンおよびエチルメルカプ
タン)、並びにトリアゾール類(1H−1,2,4−ト
リアゾール)を包含する。
【0027】表面被覆結合剤を製造するには、必要に応
じ封鎖されたポリイソシアネートと多官能性のイソシア
ネート反応性成分と触媒と必要に応じ公知の添加剤(た
とえば顔料、充填剤、染料および流れ調節剤)とを互い
に充分混合し、次いで溶剤および希釈剤と共に或いはそ
れなしに慣用の混合装置(たとえばサンドミル)にてホ
モゲナイズする。
【0028】適する溶剤は公知の被覆用溶剤、たとえば
酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸エチレングリコールモノ
エチルもしくは−エチルエーテル、1−メトキシプロピ
ル−2−アセテート、2−ブタノン、4−メチル−2−
ペンタノン、シクロヘキサノン、トルエン、キシレン、
溶剤ナフサおよびその混合物を包含する。しかしなが
ら、溶剤(たとえばN−メチルピロリドンもしくはN−
メチルカプロタクタム)および可塑剤(たとえば燐酸エ
ステル、スルホン酸エステルおよびフタル酸エステルに
基づくもの)も適している。
【0029】塗料および被覆剤は、溶液または溶融物か
ら或いは固体型にて、被覆すべき物品に対したとえば刷
毛塗り、ロール塗り、流延、噴霧、回転焼結法または静
電粉末噴霧により施すことができる。本発明による生成
物の主たる利点は、出発混合物における2種のジイソシ
アネートのモル比を適当に選択して生成物の性質を特定
の所望用途に適するよう最適化しうることである。たと
えば、高HDI含有量を有するHDI/IPDI混合二
量体は、純HDIウレトジオンの低濃度の利点と、環式
脂肪族二量体から作成される被覆の良好な硬さとを兼備
する。或いは、高いIPDI含有量を有するHDI/I
PDI混合二量体は、静電噴霧法により好適に施される
粉末被覆組成物に使用するため、特に封鎖型にて純環式
脂肪族ウレトジオンの高粘度を有する。同時に、作成さ
れた被覆はHDI含有量から或る程度の可撓性を示す。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明し、
ここで部数および%は全て特記しない限り重量による。
生成物におけるウレトジオン基の比率はNCO含有量の
熱滴定により決定した(o−ジクロルベンゼン中で3時
間還流)。イソシアネート基の含有量は、出発物質の種
類および量から、並びに生成物のイソシアネートおよび
ウレトジオン含有量から計算した。さらに、生成物にお
けるIPDI含有量も出発物質の組成および留去された
過剰のジイソシアネートから計算した。或る実施例にお
いて、ウレトジオンジイソシアネートおよびトリイソシ
アナトモノイソシアヌレートの含有量(モル%)をさら
にゲルクロマトグラフィーにより決定した。
【0031】実施例1 17.3gの2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタ
ンジオール(TMPD)と5.2gのトリ−n−オクチ
ルホスフィンとを順次に1512g(9モル)のHDI
と222g(1モル)のIPDIとの混合物に50℃に
て撹拌しながら注ぎ込み、次いで混合物を60℃まで加
熱した。7時間の反応時間の後、混合物のNCO含有量
は38.5%まで低下した。反応を2.6gのp−トル
エンスルホン酸メチル(MTS)の添加および80℃に
おける1時間の加熱によって停止させた。未反応ジイソ
シアネート混合物を0.05ミリバール圧力下で140
℃にて薄膜エバポレータで蒸留した後、20.7%のN
CO含有量と270mPa・s(23℃)の粘度とを有
する実質的に無色の二量化生成物が得られた。遊離HD
Iの含有量は0.16%であり、遊離IPDIの含有量
は0.17%であった。7モル%のIPDI含有量を、
回収されたジイソシアネート混合物の組成から反応生成
物につき決定することができる。NCO含有量の熱滴定
は、12.4%のウレトジオン基の含有量を示した。生
成物のIRスペクトルは2272および1767cm-1
にイソシアネート基およびウレトジオン基の強いバンド
を示したのに対し、1690-1におけるイソシアヌレー
トの特徴的なバンドが極く僅かに認められた。
【0032】実施例2〜9 実施例1に記載したように反応を行なった。出発物質の
組成、反応パラメータおよび生成物の特性データを第1
表に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】上記表の説明 (a)TBP=トリ−n−ブチルホスフィン、 TOP=トリ−n−オクチルホスフィン、 それぞれの場合、触媒をジイソシアネート出発物質の全
重量に対し0.3重量%の量で使用した。それぞれの場
合、TMPDをジイソシアネート出発物質の全重量に対
し1%の量で助触媒として添加した。MTSを触媒の重
量に対し当モル量にて触媒毒として使用した。
【0036】比較例 10gのTMPDと3gのTBPとを順次に1000g
(4.5モル)のIPDIに50℃にて添加し、次いで
混合物を60℃まで加熱し、この温度に保った。反応混
合物のNCO含有量は37.8%の初期値から36.5
%まで24時間で低下し、さらに48時間にわたり一定
に留まった。以上、本発明を例示の目的で詳細に説明し
たが、この詳細は単に例示の目的に過ぎず本発明の思想
および範囲を逸脱することなく多くの改変をなしうるこ
とが当業者には了解されよう。
【0037】以下、本発明の実施態様を要約すれば次の
通りである: 1.8〜25重量%のウレトジオン含有量(C2 2
2 として計算)および24重量%以下のイソシアヌレー
ト含有量(C3 3 3 として計算)を有し、かつ (a)式I:
【化7】 に対応する20〜60重量%のウレトジオンジイソシア
ネート、
【0038】(b)式II:
【化8】 に対応する0〜40重量%のイソシアヌレートトリイソ
シアネート、
【0039】(c)1個より多いウレトジオン環および
/またはイソシアヌレート環を有する式IおよびIIに対
応した15〜60重量%のポリイソシアネートの高級同
族体、および(d)全部で1重量%以下の1,6−ジイ
ソシアナトヘキサン(HDI)および1−イソシアナト
−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシ
クロヘキサン(IPDI)からなり、(a)と(b)と
(c)と(d)の重量に対し(a)、(b)、(c)お
よび(d)の比率が加算して100であり、上記式中R
1 、R2 およびR3は同一もしくは異なるものであっ
て、HDIもしくはIPDIのイソシアネート基を結合
する炭化水素基を示し、後者の場合イソシアネート基は
環式脂肪族環に結合し、ただし上記した基の少なくとも
15モル%乃至95モル%以下はヘキサメチレン基を示
すことを特徴とするポリイソシアネート混合物。
【0040】2.8〜25重量%のウレトジオン含有量
(C2 2 2 として計算)および24重量%以下のイ
ソシアヌレート含有量(C3 3 3 として計算)を有
し、かつ (a)式I:
【化9】 に対応する20〜60重量%のウレトジオンジイソシア
ネート、
【0041】(b)式II:
【化10】 に対応する0〜40重量%のイソシアヌレートトリイソ
シアネート、
【0042】(c)1個より多いウレトジオン環および
/またはイソシアヌレート環を有する式IおよびIIに対
応した15〜60重量%のポリイソシアネートの高級同
族体、および(d)全部で1重量%以下の1,6−ジイ
ソシアナトヘキサン(HDI)および1−イソシアナト
−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシ
クロヘキサン(IPDI)からなり、(a)と(b)と
(c)と(d)の重量に対し(a)、(b)、(c)お
よび(d)の比率が加算して100であり、上記式中R
1 、R2 およびR3は同一もしくは異なるものであっ
て、HDIもしくはIPDIのイソシアネート基を結合
する炭化水素基を示し、後者の場合イソシアネート基は
環式脂肪族環に結合し、ただし上記した基の少なくとも
15モル%乃至95モル%以下はヘキサメチレン基を示
すポリイソシアネート混合物を製造するに際し、
【0043】1:9〜9:1のモル比におけるHDIと
IPDIとの混合物のイソシアネート基の1部をイソシ
アネート基の二量化を促進する触媒の存在下に二量化さ
せ、この二量化反応を出発混合物中に存在するイソシア
ネート基の10〜60%が反応した後に停止させ、次い
で過剰の未反応ジイソシアネートを薄膜蒸留により1重
量%以下の残留物含有量まで除去することを特徴とする
ポリイソシアネート混合物の製造方法。
【0044】3.触媒が有機ホスフィンからなる上記第
2項記載の方法。 4.二量化を一価もしくは多価アルコールからなる助触
媒の存在下に行なう上記第2項記載の方法。 5.二量化を一価もしくは多価アルコールからなる助触
媒の存在下に行なう上記第3項記載の方法。
【0045】6.触媒がトリ−n−ブチルホスフィンも
しくはトリ−n−オクチルホスフィンからなる上記第2
項記載の方法。 7.触媒がトリ−n−ブチルホスフィンもしくはトリ−
n−オクチルホスフィンからなる上記第4項記載の方
法。 8.触媒がトリ−n−ブチルホスフィンもしくはトリ−
n−オクチルホスフィンからなる上記第5項記載の方
法。 9.上記第1項記載のポリイソシアネート混合物を必要
に応じイソシアネート基用の封止剤で封止して含み、さ
らに少なくとも2個のイソシアネート反応性基を有する
成分を含むポリウレタン被覆組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨゼフ・ペダイン ドイツ連邦共和国デイー5000 ケルン 80、ハツフエルカンプ 6 (72)発明者 ユルゲン・モスバツハ ドイツ連邦共和国デイー5060 ベルギツ シユ・グラツドバツハ カツテルバツハ シユトラーセ 108 (56)参考文献 特開 昭50−2793(JP,A) 特開 昭50−149793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/79 C07D 229/00,251/34 C09D 175/04 - 175/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 8〜25重量%のウレトジオン含有量
    (C2 2 2 として計算)および24重量%以下のイ
    ソシアヌレート含有量(C3 3 3 として計算)を有
    し、かつ (a)式I: 【化1】 に対応する20〜60重量%のウレトジオンジイソシア
    ネート、 (b)式II: 【化2】 に対応する0〜40重量%のイソシアヌレートトリイソ
    シアネート、 (c)1個より多いウレトジオン環および/またはイソ
    シアヌレート環を有する式IおよびIIに対応したポ
    イソシアネートの高級同族体15〜60重量%、および (d)全部で1重量%以下の1,6−ジイソシアナトヘ
    キサン(HDI)および1−イソシアナト−3,3,5
    −トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン
    (IPDI)からなり、 (a)と(b)と(c)と(d)の重量に対し(a)、
    (b)、(c)および(d)の比率が加算して100で
    あり、上記式中R1 、R2 およびR3 は同一もしくは異
    なるものであって、HDIもしくはIPDIのイソシア
    ネート基を結合する炭化水素基を示し、後者の場合イソ
    シアネート基は環式脂肪族環に結合し、ただし上記した
    基の少なくとも15モル%乃至95モル%以下はヘキサ
    メチレン基を示すことを特徴とするポリイソシアネート
    混合物。
  2. 【請求項2】 8〜25重量%のウレトジオン含有量
    (C2 2 2 として計算)および24重量%以下のイ
    ソシアヌレート含有量(C3 3 3 として計算)を有
    し、かつ (a)式I: 【化3】 に対応する20〜60重量%のウレトジオンジイソシア
    ネート、 (b)式II: 【化4】 に対応する0〜40重量%のイソシアヌレートトリイソ
    シアネート、 (c)1個より多いウレトジオン環および/またはイソ
    シアヌレート環を有する式IおよびIIに対応したポ
    イソシアネートの高級同族体15〜60重量%、および (d)全部で1重量%以下の1,6−ジイソシアナトヘ
    キサン(HDI)および1−イソシアナト−3,3,5
    −トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン
    (IPDI)からなり、 (a)と(b)と(c)と(d)の重量に対し(a)、
    (b)、(c)および(d)の比率が加算して100で
    あり、上記式中R1 、R2 およびR3 は同一もしくは異
    なるものであって、HDIもしくはIPDIのイソシア
    ネート基を結合する炭化水素基を示し、後者の場合イソ
    シアネート基は環式脂肪族環に結合し、ただし上記した
    基の少なくとも15モル%乃至95モル%以下はヘキサ
    メチレン基を示すポリイソシアネート混合物を製造する
    に際し、1:9〜9:1のモル比におけるHDIとIP
    DIとの混合物のイソシアネート基の1部を、イソシア
    ネート基の二量化を促進する触媒の存在下に二量化さ
    せ、この二量化反応を出発混合物中に存在するイソシア
    ネート基の10〜60%が反応した後に停止させ、次い
    で過剰の未反応ジイソシアネートを薄膜蒸留により1重
    量%以下の残留物含有量まで除去することを特徴とする
    ポリイソシアネート混合物の製造方法。
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