JP3095658U - シートのスライド縁 - Google Patents

シートのスライド縁

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JP3095658U
JP3095658U JP2003000468U JP2003000468U JP3095658U JP 3095658 U JP3095658 U JP 3095658U JP 2003000468 U JP2003000468 U JP 2003000468U JP 2003000468 U JP2003000468 U JP 2003000468U JP 3095658 U JP3095658 U JP 3095658U
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JP
Japan
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sheet
edge
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cloth
seat
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JP2003000468U
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Inventor
泰治 安永
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日本エコ・スペース協会
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シートのスライド縁における心材の取付仕上
がり形状の改善と縁布の剥離変形の防止、及び心材の取
付位置決めの容易正確さを改善する。 【解決手段】 弾性的可撓性のある丸棒状の心材4と、
この心材に密着させて被覆し一周して突き合う隅角部か
ら所定の幅範囲は互いに強固に接着されこの接着部から
縁辺までの所定の幅範囲はシート6を挟んで接着される
ようにシート取付部を有する縁布2とからなる。また、
前記シートの両側縁部に前記縁布の前記シート取付部で
挟み接着して設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、工事用足場の側面に展張する防護用シートや開閉式シート張りハ ウスの開閉シートなどにおいて、シートの両側縁をガイドレールの溝の中に通し て滑らせてシートを着脱または開閉する方式のシートに適用されるシートのスラ イド縁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスライド式シートのスライド縁は、シートの両側縁部に取り付けて設け る心材を、直接シートで包み込むようにして巻き込んで接着するか、縫い付けて スライド縁を形成していた。また、シートとは別の縁布を用いるとしても、この 縁布で心材を巻き込むとともにシートに接着してスライド縁を形成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のシートのスライド縁は上記のようであるが、心材を直接シートに巻き込 んで接着すると、心材に接する隅角部の形状が緩みがちになり、ガイドレールの 溝に当たる箇所の接触角度が大きくなって接触圧力が高くなりシートの滑りが悪 くなるというような問題があった。また、シートの両側縁に着設するスライド縁 の心材間の距離は両側のガイドレールの溝間の距離に適合させなければならない が、従来の着設方式では取付位置の正確さを得ることに作業的な面倒さがあり、 仕上がりが不安定になり、展張したシートの張りに緊緩のムラができるというよ うな問題があった。また、シートとは別の縁布を用いても、この縁布で心材を巻 き込むとともにシートに接着してシートのスライド縁を形成するというやり方で は上記のような問題は解決できない。
【0004】 この考案はこのような課題を解消するためになされたもので、ガイドレールの 溝の中に通したシートのスライド縁の滑りが滑らかで、シートの着脱又は開閉を 円滑に行うことができ、また、ガイドレールの間隔に適合するように、シートの 両側縁に着設するスライド縁の心材間の距離を正確に着設することができ、張り すぎや弛みなどのないようにシートを張ることができるシートのスライド縁を得 ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案によるシートのスライド縁は、弾性的可撓性のある丸棒状の心材(4 )と、この心材に密着被覆し一周して突き合う隅角部から形状の形成維持に必要 な部分は互いに強固に接着されこの接着部から縁辺までの部分はシート(6)の 側縁部を挟んで接着されるように未接着状態となっている縁布(2)とからなる ものである。また、この縁布の前記縁辺の未接着状態の部分で前記シートの両側 縁部を挟むように接着して設けたものである。
【0006】 この考案によるシートのスライド縁では、丸棒状の心材(4)と、この心材に 密着被覆し一周して突き合う隅角部の付近は互いに強固に接着された縁布(2) とからなり、シートへの取付は後ほど行うことになるので、縁布で心材を密着被 覆し一周して突き合う隅角部付近を強固に接着する作業工程は、広くて邪魔にな るシートに関係のない作業となり、接着作業が容易であるので、正確な形状に確 実に接着して仕上げることができ、剥離や変形の生じ難いものを得ることができ る。もって、シートを円滑にスライドさせることができるようになる。
【0007】 また、上記のようなシートのスライド縁を作っておいて、これを後ほどシート (6)の両側縁に取り付けることになるので、シートの幅寸法とこのスライド縁 の幅方向寸法とを把握しておけば、両者の相対位置を決めて接着すればよく、シ ートの両側のスライド縁の心材間の距離がガイドレール間の距離に正確に適合す るように取り付けることができる。もって、シート展張時の張りの過不足がない ようにすることができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の一形態を図について説明する。図1はこの考案による シートのスライド縁の実施の一形態を示す図である。図2はこれをシートに取り 付けて使用の状態を示す断面図である。図において、2は縁布、4は心材、6は シート、8はガイドレールである。
【0009】 縁布2は天然繊維又は合成繊維を織って作られた布であり、合成繊維ではポリ エステル,ポリアミド,アラミド繊維などを採用すれば丈夫で摩耗に強く耐久性 のあるものとなる。縁布2の内側になる面には電熱や高周波加熱などにより溶融 させて接着することができるポリエチレン,ポリプロピレン,塩化ビニルなどの 接着剤が塗着されて接着剤膜2eが形成されている。外側になる面は布生地のま まである。
【0010】 心材4は細長い丸棒又は円柱状に形成されている。円管状でもよいが横圧や曲 げに対して横断面形状が円形から変形したり潰れたりしてはいけない。また、曲 げに対してある程度の弾性的可撓性を有する必要がある。ガイドレール8の溝の 中に挿入するときやガイドレール8が曲線状であるときなどに対応する必要があ るからである。したがって、材質は天然ゴム又は合成ゴムが適当である。
【0011】 図1に示すように、縁布2の幅は心材4の周長の4乃至5倍程度とすれば通常 適当であり、その幅のほぼ中央部で心材4を完全に被覆するように密着又は接着 されている(心材被覆部2a)。心材4を1周して縁布2が突き合わされる隅角 部2cにおける縁布2と心材4及び縁布2同士の接着は強力にして、外力がかか っても隅角部2cに剥離や変形などが生じないようにしなければならない。その ため、接着部2b及び隅角部2cに押し型又は押し型ロールなどを当てて縁布2 同士及び縁布2と心材4とを強く圧接させながら電熱又は高周波加熱などにより 接着剤膜2eを溶融させ冷却固化させて強力に接着される。
【0012】 図1に示すように、接着部2bから図の左方の縁布2の部分は、後ほどシート に取り付けるため未接着で自由開放の状態の部分(シート取付部2d)となって おり、内側面には接着剤膜2eが付着している。縁布2の外側面は布生地のまま である。
【0013】 図2に示すように、シート6の側縁部を両面から挟むようにして縁布2のシー ト取付部2dを当てて押しつけながら電熱又は高周波加熱などにより接着剤膜2 eで接着する。その際、シート6の両側縁に着設する心材4間の距離は、両側の ガイドレール8のスライド溝間の間隔に適合するように決めなければならない。 この作業は、従来のシート6で心材4を巻き込む方式などでは正確な寸法に仕上 げることが難しいという問題があったが、この考案による方式では、シートの幅 寸法とこのスライド縁の幅方向寸法とを把握しておけば、両者の相対位置を決め て、シート取付部2dでシート6を挟んで加熱して接着するだけでよく、迅速容 易に正確な幅寸法位置に仕上げることができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によるシートのスライド縁は、心材4と、この 心材を被覆し一周して突き合う隅角部付近が強固に接着された縁布2とからなり 、このスライド縁をシートに取り付けるのは後ほど行うことになるので、縁布2 で心材4を密着被覆し一周して突き合う隅角部から所定の幅範囲を互いに強固に 接着する作業工程は、広くて邪魔になるシートに関係のない作業となり、接着作 業が容易で正確にでき、外力がかかっても剥離や変形の生じないものとすること ができる。もって、シートを円滑にスライドさせることができるようになる。
【0015】 また、上記のようなシートのスライド縁を作っておいて、これを後ほどシート 6の両側縁に取り付けるので、シート6の両側に着けられるスライド縁の心材4 間の距離を正確にシートに取り付けることができ、シート展張時の張りの過不足 がないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるシートのスライド縁を示し、
(A)は一部の平面図、(B)は断面図、(C)は側面
図である。
【図2】この考案によるシートのスライド縁をシートに
着設した使用状態の断面図である。
【符号の説明】
2:縁布、2a:心材被覆部、 2b:接着部、 2
c:隅角部、2d:シート取付部、 2e:接着剤膜、
4:心材、6:シート、8:ガイドレール、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレール(8)の溝に挿入して滑ら
    せることによってシート(6)の展開取り付け取り外し
    を可能とするように前記シートの側縁に接着して設ける
    シートのスライド縁であって、弾性的可撓性のある丸棒
    状の心材(4)と、外面は布生地のままで内面には接着
    剤が塗着されており前記心材に密着被覆し一周して突き
    合う隅角部から形状の形成維持に必要な部分は互いに強
    固に接着されこの接着部から縁辺までの部分は前記シー
    トの側縁部を挟んで接着されるように未接着状態となっ
    ている縁布(2)とからなるシートのスライド縁。
  2. 【請求項2】 弾性的可撓性のある丸棒状の心材(4)
    と、外面は布生地のままで内面には接着剤が塗着されて
    おり前記心材に密着被覆し一周して突き合う隅角部から
    形状の形成維持に必要な部分は互いに強固に接着されこ
    の接着部から縁辺までの部分はシート(6)を挟んで接
    着するように未接着状態となっている縁布(2)とから
    なり、この縁布の前記未接着状態の部分をもって前記シ
    ートの両側縁部を挟むように接着して設けたことを特徴
    とするシートのスライド縁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020160298A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社フォトクラフト社 シート取付構造
KR102286324B1 (ko) * 2021-04-30 2021-08-05 주식회사 에이스돔 낙하방지 스토퍼가 구비된 막 구조물

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