JP2020160298A - シート取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラスクロスを基材とする不燃性の表示シートを使用して防災性を高めることができながら、使用中に表示シートの外周側部位に引き裂き等の破損が生じるのを抑制できるシート取付構造を提供する。【解決手段】画像を表示自在な表示シート1と、表示シート1に張力を付与する状態で表示シート1の外周側部位1Aを取付対象2に取付自在なシート取付部3とが備えられ、表示シート1が、ガラスクロスを基材とする不燃性の第1シート11の外周側部位11Aの少なくとも一部に、第1シート11と同等以上の強度の第2シート12を積層して構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、広告や案内等の各種の画像を表示自在な表示シートを屋内外の各種の取付対象に取り付けるのに用いられるシート取付構造に関する。
この種の表示シートとして、ガラスクロスを基材とする不燃性の表示シート(例えば、特許文献1参照)が知られている。このような不燃性の表示シートは、万一、屋内外の取付対象に取り付けて使用しているときに火災が発生しても、火災を燃え広げる虞がなく、防災性の面で非常に優れている。
一般的に、この種の表示シートを取付対象に取り付けるシート取付構造は、表示シートに張力を付与する状態で表示シートの外周側部位を取付対象に取付自在なシート取付部が備えられている。シート取付部にて表示シートに張力を付与する状態で表示シートの外周側部位を取付対象に取り付けることで、表示シートに撓み等が発生するのを防止し、表示シートの表面に施される広告や案内等の各種の画像を美麗に表現することができる。
取付対象が中高層建物の外壁等の屋外である場合に、台風等の強風が発生すると、表示シートの屋外側の近傍領域が負圧域となり、表示シートを屋外側に引き寄せる大きな引き寄せ力が作用する。そこで、シート取付部では、そのような大きな引き寄せ力によって表示シートが取付対象から外れないように、表示シートの外周側部位をクランプ等で強固に保持して取付対象に取り付けるようにしている。
特許第4484829号公報
ガラスクロスは、引き裂きに対する強度が低い織布である。そのため、ガラスクロスを基材とする不燃性の表示シートを上述のシート取付構造にて取付対象に取り付けて使用しているときに台風等の強風が発生し、表示シートに対して屋外側に引き寄せる大きな引き寄せ力が作用すると、表示シートの外周側部位においてシート取付部に強固に保持される部位又はその近傍から引き裂かれて破損が生じることも考えられる。
本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであって、その主たる課題は、ガラスクロスを基材とする不燃性の表示シートを使用して防災性を高めることができながら、使用中に表示シートの外周側部位に引き裂き等の破損が生じるのを抑制できるシート取付構造を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、シート取付構造に係り、その特徴は、
画像を表示自在な表示シートと、前記表示シートに張力を付与する状態で前記表示シートの外周側部位を取付対象に取付自在なシート取付部とが備えられ、
前記表示シートが、ガラスクロスを基材とする不燃性の第1シートの外周側部位の少なくとも一部に、前記第1シートと同等以上の強度の第2シートを積層して構成されている点にある。
本構成によれば、表示シートが、ガラスクロスを基材とする不燃性の第1シートの外周側部位の少なくとも一部に、第1シートと同等以上の強度の第2シートを積層して構成されているので、表示シートにおけるシート取付部にて強固に保持される部位の強度を効果的に高めることができる。よって、ガラスクロスを基材とする不燃性の表示シートを使用して防災性を高めることができながら、使用中に表示シートの外周側部位に引き裂き等の破損が生じるのを抑制できるシート取付構造を提供することができる。
本発明の第1特徴構成は、前記第2シートの強度が、前記第1シートの強度よりも高く設定されている点にある。
本構成によれば、第1シートよりも強度の高い第2シートにより、表示シートにおけるシート取付部にて強固に保持される部位の強度を一層効果的に高めることができ、使用中に表示シートの外周側部位に引き裂き等の破損が生じるのを一層抑制することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記第2シートが、アラミド繊維から構成されている点にある。
本構成によれば、軽量でありながらガラスクロスに比べて極めて強度の高いアラミド繊維から第2シートが構成されているので、表示シートにおけるシート取付部にて強固に保持される部位の強度を更に一層効果的に高めることができ、使用中に表示シートの外周側部位に引き裂き等の破損が生じるのを更に一層抑制することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記シート取付部には、前記表示シートの外周辺に沿って延びる帯板状の被保持バーと、前記表示シートの外周側部位を巻き掛けた状態の前記被保持バーを、前記表示シートから遠ざかる外方側に引き寄せる状態で前記取付対象に連結する引き寄せ連結具とが備えられている点にある。
本構成によれば、引き寄せ連結具により、表示シートの外周側部位を巻き掛けた状態の被保持バーを表示シートから遠ざかる外方側に引き寄せる状態で取付対象に連結するので、被保持バーを介して表示シートの広い範囲に引き寄せ連結具による引張力を作用させることができる。よって、表示シートに適切に張力を付与した状態で表示シートを取付対象に取り付けることができる。
本発明の第5特徴構成は、前記被保持バーの長手方向の両端部において、前記表示シートから遠ざかる外方側の外縁部が、円弧状に面取りされている構成されている点にある。
本構成によれば、引き寄せ連結具にて、表示シートの外周側部位を巻き掛けた状態の被保持バーを表示シートから遠ざかる外方側に引き寄せるにあたり、被保持バーの長手方向の両端部において表示シートの外方側に位置する外縁部と表示シートの外周側部位とが押し付けられるが、その外縁部が円弧状に面取りされているので、その外縁部との接触部位から表示シートに引き裂き等の破損が生じるのを好適に抑制することができる。
本発明の第6特徴構成は、前記被保持バーの複数本が、長手方向の端部どうしを近接又は当接させる配置状態で前記表示シートの外周辺に沿って一直線状に配置されている点にある。
本構成によれば、引き寄せ連結具にて、表示シートの外周側部位を巻き掛けた状態の被保持バーを表示シートから遠ざかる外方側に引き寄せるにあたり、被保持バーの複数本が、長手方向の端部どうしを近接又は当接させる配置状態で表示シートの外周辺に沿って一直線状に配置されているので、被保持バーの長手方向の端部と表示シートの外周側部位との接触部位に押し付け力が集中するのを抑制することができ、押し付け力が集中する箇所から表示シートに引き裂き等の破損が生じるのを好適に抑制することができる。
シート取付構を第1実施形態を示す正面図 シート取付部を概念的に示す模式図 シート取付構造の要部の拡大図 (a)表示シートの基本構成を示す図、(b)ガラスヤーンの横断面図 シート取付構造の第2実施形態を示す要部の拡大図 シート取付構造の第3実施形態を示す要部の拡大図 シート取付構造の第4実施形態を示す要部の拡大図
本発明のシート取付構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
このシート取付構造は、図1に示すように、画像表示パネルPに好適に適用することができ、画像を表示自在な表示シート1と、表示シート1に張力を付与する状態で表示シート1の外周側部位1Aをシート設置枠2(取付対象の一例)に取付自在なシート取付部3とを備えて構成されている。
表示シート1は、例えば、不燃性で透光性と光拡散性とを有するように構成され、インクジェットプリンタ等の印刷機にて前面又は後面或いはそれらの両面に印刷を施したり、画像フィルム等を前面又は後面或いはそれらの両面に積層して貼り付ける等の各種の方法にて画像を形成することができる。
図示は省略するが、例えば、表示シート1の後方側に、多数のLED素子等が分散配置された光源パネル等を設置することができる。その場合、表示シート1に対して光源パネルからの光を拡散させながら前方に透過させることで表示シート1に形成された画像を表示することができる。
なお、表示シート1は、不燃性と光反射性とを有するように構成され、前方からの自然光等の光を反射する形態で画像を表示自在なもの等であってもよく、各種の形態で画像を表示自在な各種の構成を適宜に採用することができる。
シート設置枠2は、例えば、シート取付部3及び表示シート1の外周側部位1Aを前方及び外側方から被覆する外周枠部22を外周側に備えて構成されている。シート設置枠2の前面の中央側には、表示シート1を外部に望ませる開口部21が形成されている。
外周枠部22の内部には、シート設置枠2の骨組を構成して外周枠部22を支持する本体フレーム23(図3参照)が備えられている。シート取付部3は、外周枠部22の内部において本体フレーム23に対して表示シート1の外周側部位1Aを取り付けている。
シート取付部3は、例えば、図2及び図3に示すように、表示シート1の外側辺に沿って延びる帯板状の被保持バー31と、表示シート1の外周側部位1Aを巻き掛けた状態の被保持バー31を表示シート1から遠ざかる外方側(図2中の矢印の方向)に引き寄せる状態で本体フレーム23に連結する引き寄せ連結具32等から構成されている。この第1実施形態では、引き寄せ連結具32は、被保持バー31を表示シート1の面方向に沿って表示シート1を引き寄せている。
被保持バー31は、金属製の細幅の板材にて構成されている。被保持バー31は、図2に示すように、長手方向の両端部31Aにおいて表示シート1から遠ざかる外方側の外縁部31aが円弧状に面取りされ、相対向する長手方向の端部31Aどうしを近接させる配置状態で表示シート1の外側辺の夫々で外側辺に沿って複数本が一直線状に配置されている。
引き寄せ連結具32は、図3に示すように、表示シート1の外周側部位1Aを巻き掛けた状態の被保持バー31を把持状態で内部に保持自在なクランプ状又は凹状の係止部32aを備えたシート側連結部材32A、本体フレーム23側の突片状の被係止部23aに外方側から係止自在な凹状の係止部32bを備えた取付対象側連結部材32B、シート側連結部材32Aと取付対象側連結部33Bとに亘って設けられた引き寄せ機構32C等を備えて構成されている。
引き寄せ機構32Cは、基端側がシート側連結部材32Aの背面側に埋め込み固定され、且つ、先端側が取付対象側連結部材32Bの挿通穴32kに挿通されたボルト32dと、当該ボルト32dにおける取付対象側連結部材32Bの通過部位に螺合されたナット32eにて構成されている。ナット32eを締め込み操作することで、本体フレーム23を反力受けにしてシート側連結部材32Aを表示シート1の外方側(図3中の右側)に引き寄せることができ、表示シート1に張力を付与する状態で表示シート1の外周側部位1Aを本体フレーム23に取り付けることができる。
そして、本実施形態では、図3に示すように、表示シート1が、ガラスクロスGC(図4参照)を基材とする不燃性の第1シート11の外周側部位11Aの少なくとも一部に、第1シート11と同等以上の強度の第2シート12を積層して構成されている。本実施形態では、第2シート12の強度が、第1シート11の強度よりも高く設定されている。なお、上記の第1シート11及び第2シート12の強度には、少なくとも引き裂きに対する強度が含まれる。
第1シート11は、その基本構成として、図4(a)、(b)に示すように、不燃性のガラスクロスGCを基材に備え、その基材の前後(表裏)の両面を、透光性を有する樹脂層Jにてコーティングして構成されている。ガラスクロスGCは、ガラスフィラメント(ガラス繊維)gfの多数本を束ねたガラスヤーンGYを平織りや変形平織り等で織って構成されている。なお、図4(b)では、便宜上、ガラスヤーンGYを構成するガラスフィラメントgfの一部を省略している。樹脂層Jは、白色系顔料や防炎剤等を含む樹脂の層であり、ウレタン樹脂の層や塩化ビニル樹脂の層等の複数の樹脂の層にて構成することができる。
第2シート12は、アラミド繊維にて構成され、第1シート11より大幅に強度が高いシートとして構成されている。本実施形態では、第2シート12は、引き裂きに対する強度が第1シート11に比べて2〜3倍高く設定されている。なお、第2シート12は、アラミド繊維に限らず、炭素繊維等の適宜の高強度繊維にて構成することができる。
図3に示すように、第2シート12は、第1シート11の外周側部位11Aの少なくとも一部として、表示シート1の外周側部位1Aをシート取付部3にて本体フレーム23に取り付けた状態で、シート取付部3を構成する被保持バー31や引き寄せ連結具32のクランプ状又は凹状の係止部32aと当接又は近接する部位を含む領域に配置されている。第2シート12は、シート設置枠2の開口部21の開口縁よりも外周側において第1シート11の外側辺に沿って帯状に延びる状態で配置されている。
本実施形態では、第2シート12は、第1シート11の外周側部位11Aにおける被保持バー31に相対向する側の面に積層され、縫着や接着等の適宜の取付手段にて取り付けられている。第2シート12は、被保持バー31の全周囲を囲う状態で配置されている。
ちなみに、第2シート12は、第1シート11の外周側部位11Aにおける引き寄せ連結具32のクランプ状又は凹状の係止部32aの内面に相対向する側の面に積層状態で備えられていてもよい。
このように構成されたシート取付構造は、表示シート1における被保持バー31や引き寄せ連結具32のクランプ状又は凹状の係止部32aと当接又は近接する部位の強度を効果的に高めることができ、不燃性の表示シート1を使用して防災性を高めながら、使用中に表示シート1の外周側部位1Aに引き裂き等の破損が生じるのを抑制することができる。
〔第2実施形態〕
図5は、本発明のシート取付構造の第2実施形態を示している。この第2実施形態では、表示シート1に張力を付与する状態で表示シート1の外周側部位1Aをシート設置枠2に取付自在なシート取付部3に、表示シート1の外周側部位1Aの姿勢を外周面33aに沿って変更する姿勢変更部材33が備えられている。
姿勢変更部材33は、シート設置枠2の外周枠部22の内側に立設された鋼管製のポールにて構成され、その円筒状の外周面33aに沿わせる形態で表示シート1の外周側部位1Aの延在方向を後方側に変更するように構成されている。
また、本体フレーム23及び引き寄せ連結具32が、外周枠部22の内部において姿勢変更部材33の後方側に配置されている。引き寄せ連結具32は、姿勢変更部材33から後方側に延在する表示シート1の外周側部位1Aを巻き掛けた状態の被保持バー31を後方側に引き寄せる状態で本体フレーム23に取り付けている。
そして、第1シート11よりも強度の高い第2シート12は、第1実施形態と同様、第1シート11の外周側部位11Aの少なくとも一部として、表示シート1の外周側部位1Aをシート取付部3にて取付対象側に取り付けた状態で、シート取付部3を構成する被保持バー31や引き寄せ連結具32のクランプ状又は凹状の係止部32bと当接又は近接する部位を含む領域に配置されている。
なお、その他の構成は、前述の第1実施形態と同様であるので、同様の構成箇所には同一の番号を付記し、その説明は省略する。
〔第3実施形態〕
図6は、本発明のシート取付構造の第3実施形態を示している。この第3実施形態では、第2実施形態と同様、表示シート1の外周側部位1Aの姿勢を外周面33aに沿って変更する姿勢変更部材33が備えられているが、被保持バー31の構成、及び、引き寄せ連結具32の構成が、第2実施形態とは異なっている。
被保持バー31は、その短手方向の両端部の両縁部31b(図6中の上下の縁部)が横断面視で半円状に面取りされている。また、被保持バー31の長手方向の中間部位には、後述する引き寄せ連結具32のフック部32fが係止自在な係止孔31dが板厚方向に沿って貫通形成されている。表示シート1の外周側部位1Aは、被保持バー31を包むように折り返す状態で被保持バー31に巻き掛けられ、折り返し前の部位1aと折り返し後の部位1bとが積層された状態で姿勢変更部材33の外周面33aに当接するように配置されている。
表示シート1の外周側部位1Aの適所には、ハトメ等で補強された挿通孔(図示省略)が形成されており、被保持バー31の係止孔31dと表示シート1の挿通孔との位置を揃えた状態で、被保持バー31の係止孔31dと表示シート1の挿通孔に対してフック部32fが挿入されて係止されている。
引き寄せ連結具32は、先端側にフック部32fが形成され、且つ、基端側にネジ部32gが形成された棒状の引き寄せ連結具本体32Dと、本体フレーム23に形成された挿通孔を通過した後のネジ部32gに螺合自在なナット32E等を備えて構成されている。ナット32Eを締め込み操作することで、本体フレーム23を反力受けにして先端側のフック部32fを後方側に引き寄せることができ、表示シート1に張力を付与する状態で表示シート1の外周側部位1Aを本体フレーム23に取り付けることができる。
第1シート11よりも強度の高い第2シート12は、第1シート11の外周側部位11Aの少なくとも一部として、第1シート11における姿勢変更部材33の外周面33aに近接又は当接する部位を含む領域に積層されている。第2シート12は、シート設置枠2の開口部21の開口縁よりも外周側において第1シート11の外側辺に沿って帯状に延びる状態で配置されている。第2シート12は、折り返し前の部位1aにおける第1シート11の姿勢変更部材33側の面に積層され、縫着や接着等の適宜の取付手段にて取り付けられている。
なお、第2シート12は、折り返し後の部位1bにおける第1シート11の姿勢変更部材33側の面に積層状態で備えられていたり、折り返し前の部位1aや折り返し後の部位1bにおける第1シート11の姿勢変更部材33とは反対側の面に積層状態で備えられていてもよい。
また、第2シート12は、第1シート11の挿通孔が形成されている部位に積層状態で備えられていてもよい。この場合、第2シート12にも挿通孔を形成し、第1シート11の挿通孔及び第2シート12の挿通孔の周縁部にハトメ等(図示省略)を取り付けることで、第1シート11の挿通孔の周縁部の強度も高める状態で第2シート12を取り付けるようにしてもよい。
その他の構成は、第2実施形態と同様であるので、同様の構成箇所には同一の番号を付記し、その説明は省略する。
〔第4実施形態〕
図7は、本発明のシート取付構造の第4実施形態を示している。この第4実施形態では、表示シート1に張力を付与する状態で表示シート1の外周側部位1Aをシート設置枠2に取付自在なシート取付部3が、表示シート1の外周側部位1Aを挟持する状態で保持自在な挟持部材34と、当該挟持部材34を本体フレーム23に固定自在なビス等の固定部材35等から構成されている。
挟持部材34は、本体フレーム23側に配置される受け部材34Aと、受け部材34Aの凹部に嵌め込み自在な押さえ部材34Bとから構成されている。受け部材24A及び押さえ部材34Bには、固定部材35にて本体フレーム23に固定するために、固定部材35の軸部を挿通自在な挿通孔が形成されている。
表示シート1に張力を付与する状態で表示シート1の外周側部位1Aを受け部材34Aと押さえ部材34Bとの間に配置し、受け部材34A及び押さえ部材34Bの挿通孔を通して固定部材35を本体フレーム23にネジ込むことで、受け部材34Aと押さえ部材34Bとの間で表示シート1の外周側部位1Aを挟持する状態で、受け部材34Aと押さえ部材34Bを本体フレーム23に固定し、表示シート1の外周側部位1Aを本体フレーム23に取り付けることができる。
第1シート11よりも強度の高い第2シート12は、第1シート11の外周側部位11Aの少なくとも一部として、第1シート11における受け部材34Aの凹部の当接又は近接する部位を含む領域に積層されている。第2シート12は、シート設置枠2の開口部21の開口縁よりも外周側において第1シート11の外側辺に沿って帯状に延びる状態で配置されている。第2シート12は、第1シート11における受け部材34Aの凹部の内面に相対向する側の面に積層されて適宜の取付手段にて取り付けられている。
ちなみに、第2シート12は、第1シート11における押さえ部材34Bに相対向する側の面に積層状態で備えられていてもよい。
なお、その他の構成は、第1実施形態と同様であるので、同様の構成箇所には同一の番号を付記し、その説明は省略する。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、図2に示すように、被保持バー31の複数本が、長手方向の端部31Aどうしを僅かに隙間を空けて近接させる配置状態で表示シート1の外周辺に沿って一直線状に配置されている場合を例に示したが、被保持バー31の複数本が、長手方向の端部31Aどうしを当接させる配置状態で表示シート1の外周辺に沿って一直線状に配置されていてもよい。
(2)本発明のシート取付構造は、前述の実施形態で示した画像表示パネルPを構成する場合に限らず、各種の表示シート1を各種の取付対象に取り付ける場合に好適に適用することができる。
(3)上記実施形態では、表示シート1が、第1シート11の外周側部位11Aの少なくとも一部に、第1シート11よりも強度の高い第2シート12を積層して構成されている場合を例に示したが、第1シート11と同等の強度の第2シート12を積層して構成されていてもよい。その場合、第2シート12は、第1シート11とは別に構成するだけでなく、第1シート11の一部から構成することができる。例えば、表示シート1は、第1シート11の一部である外周縁側を中央側に折り返して当該折り返し部位を第2シート12とし、その第2シート12を第1シート11の外周側部位11Aの少なくとも一部に積層して構成することができる。
1 表示シート
1A 外周側部位
2 取付対象(シート設置枠)
3 シート取付部
11 第1シート
11A 外周側部位
12 第2シート
31 被保持バー
31A 長手方向の端部
31a 外縁部
32 引き寄せ連結具
GC ガラスクロス

Claims (6)

  1. 画像を表示自在な表示シートと、前記表示シートに張力を付与する状態で前記表示シートの外周側部位を取付対象に取付自在なシート取付部とが備えられ、
    前記表示シートが、ガラスクロスを基材とする不燃性の第1シートの外周側部位の少なくとも一部に、前記第1シートと同等以上の強度の第2シートを積層して構成されているシート取付構造。
  2. 前記第2シートの強度が、前記第1シートの強度よりも高く設定されている請求項1記載のシート取付構造。
  3. 前記第2シートが、アラミド繊維から構成されている請求項2記載のシート取付構造。
  4. 前記シート取付部には、前記表示シートの外周辺に沿って延びる帯板状の被保持バーと、前記表示シートの外周側部位を巻き掛けた状態の前記被保持バーを、前記表示シートから遠ざかる外方側に引き寄せる状態で前記取付対象に連結する引き寄せ連結具とが備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート取付構造。
  5. 前記被保持バーの長手方向の両端部において、前記表示シートから遠ざかる外方側の外縁部が、円弧状に面取りされている請求項4記載のシート取付構造。
  6. 前記被保持バーの複数本が、長手方向の端部どうしを近接又は当接させる配置状態で前記表示シートの外周辺に沿って一直線状に配置されている請求項4又は5記載のシート取付構造。

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