JP3095211B2 - 既設埋設管敷設替え用シールド機における排泥分離装置 - Google Patents

既設埋設管敷設替え用シールド機における排泥分離装置

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JP3095211B2
JP3095211B2 JP08113420A JP11342096A JP3095211B2 JP 3095211 B2 JP3095211 B2 JP 3095211B2 JP 08113420 A JP08113420 A JP 08113420A JP 11342096 A JP11342096 A JP 11342096A JP 3095211 B2 JP3095211 B2 JP 3095211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管等の既設埋
設管を新管に敷設替えするのに用いられるシールド機に
おける排泥分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水管等の既設埋設管を新館に敷設替え
するシールド機は、種々提案されており、例えば、特開
平2−217591号公報で提案されているシールド機
は、先行隔壁により既設埋設管内を流れる下水等を遮断
し、先行隔壁の後方に配置したカッターディスクを回転
駆動してカッタにより既設管を破砕し、新管を敷設する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、破砕した既
設管の破砕片は、埋設管外に搬出して処理し、また下水
管等では新管敷設時にも下水が流れているので、その排
水対策を施さなければならない。先に、例示した発明で
は、先行隔壁を貫通してバイパス管を設け、そのバイパ
ス管を通して下水を排水し、また管破砕片についてはス
クリューコンベアで搬出するようにしている。しかし、
このように下水はバイパス管で排水し、管破砕片の搬出
のためにスクリューコンベアを別に設けることは、装置
が複雑かつ大型化しコスト高になるほか、スクリューコ
ンベアーの長さには限度があり、その後方では別の排出
方法を考えなければならい。
【0004】したがって、本発明ではその煩雑さを解消
するために前方の高速カッターで細破砕、流体輸送がで
きるようにし、泥水と共に、管一本のスペースでいっき
に地上に排出できる装置である。地上の排泥真空タンク
に吸引したものをタンク外に排出するには、一時真空状
態を解除することが必要で非能率的であったが、本装置
は真空タンク吸引状態を継続しながら不用物を連続排除
できる高効率的な排泥分離装置である。
【0005】さらに、本発明は、バイパス管の吸入口に
工夫を凝らし、低水位までの取水が可能であり、それと
共に常に水位の高い位置でも水位の低い位置でもエヤー
の吸い込みがなく常に効率のよい取水が可能な構造であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シール
ド機本体の先方に、既設埋設管の内壁面と密着して止水
する先行隔壁を設け、該隔壁の後方に、既設埋設管を破
砕するカッタを設け、該カッタで破砕した管破砕片を、
前記カッタを貫通するズリ排出パイプを通して泥水と共
に搬送するようにしたズリ排出パイプは変則二重管にな
っており、一方の内管から泥水と共に管破砕片を排出、
他の一方から流下下水を通過させる構造とした。シール
ド機において、前記ズリ排出パイプの後方端側に真空ポ
ンプを備えた真空タンクを接続し、該真空タンクのズリ
排出パイプの接続口よりも下方位置に泥水を排出する自
吸式ポンプを設けると共に、該自吸式ポンプよりも下方
位置において前記真空タンクに管破砕片を排出する回転
羽根よりなるロータリーバルブを設けてある。
【0007】また、本発明によれば、前記浮揚ドラムを
備えたフラッパーバルブが蛇腹管を介してズリ排出パイ
プに設けられている。
【0008】自吸式ポンプが作動し、ロータリーバルブ
が回転することにより、管破砕片を含んだ下水等の泥水
から泥分が自吸式ポンプの排泥口から排水され、また管
破砕片は、回転羽根を備えたロータリーバルブ入口に入
り、ロータリーバルブ出口を通って排出される。また、
下水等の泥水の吸入口については、吸入口が浮揚ドラム
により水位に追従し、どの水位からも最適に吸水する。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、本発明が実施される既設埋
設管敷設替え用シールド機を図1にしたがい説明する。
Aは既設埋設管、Bは新設埋設管であり、シールド機本
体(本体スキンプレート)1の先方に、既設管Aの内壁
面と密接して止水する先行隔壁2が設けられている。
【0010】先行隔壁2の後方に、カッター駆動モータ
3により回転駆動されるカッターディスク4が設けられ
ており、カッターディスク4は、ローラービット5と高
速カッタ6とを備えている。高速カッタ6は、それ自体
が高速カッターモータ7により高速回転されるものであ
る。新設管Bを反力受けとしてスキンプレート1と新設
管Bとの間に方向調整ジャッキ8が設けられている。
【0011】先行隔壁2及びカッターディスク4を貫通
して後方へ延びるズリ排出パイプ(バイパス管)9が設
けられており、このパイプは変則二重管となっており、
吸入口10より泥水と共に細破砕された旧管材が吸い出
され、太い管は流下下水が通過する構造となっている。
【0012】カッター駆動モータ3を作動してカッター
ディスク4を回転駆動し、ローラービット5により既設
管Aを構成するコンクリートを切削し、高速カッタ6を
高速カッターモータ7で高速回転しローラービット5で
切削した管破砕片の再破砕と鉄筋の引きちぎりを行う。
そして、管破砕片はズリ排出パイプ9の吸入口10から
ズリ排出パイプに入り、下水と共に後述の手段によりズ
リ排出パイプを通って搬出し、処理する。それと共に新
設管Bを敷設する。
【0013】図2にパイプ9の前方端側(図1の左方向
端側)に設けられた下水の吸入口を示し、下水排出パイ
プ9は蛇腹管11を介して鋼管12に接続されており、
鋼管12の先端は吸入口13となっている。吸入口13
には密閉用パッキン14が施されており、浮揚ドラム1
5を備えたフラッパードラム16が設けられている。
【0014】詳細は後述するが、管破砕片と共に下水を
真空ポンプで吸引するものであり、吸入口13に浮揚ド
ラム15を備えたフラッパードラム16を取り付けるこ
とにより、浮揚ドラム15の作用でフラッパーバルブ1
6は水位に追従する。図2において、Xは下水が実質上
流れていない時のフラッパーバルブ16の状態を、Yは
水位が低い時のフラッパーバルブ16の状態を、そして
Zは水位が高い時のフラッパーバルブ16の状態を示
す。
【0015】フラッパーバルブ16が水位に追従するこ
とからして、(1)低水位までの吸引が可能となり、
(2)常に水位の高い位置で吸引するので沈殿物の吸引
が少なく、(3)低水位になると吸引口が縮まり強力な
吸引力となり比重の大きな沈殿物も吸引可能となり、
(4)水位がさらに低下すると吸引口が閉まり真空ポン
プの省力運転ができるものである。
【0016】図3にズリ排出パイプ9の後方端側(図1
の右方向端側)に設けられた真空吸引連続排泥分離装置
17を示す。装置17は真空タンク18を備えており、
真空タンク18の頂壁には真空ポンプ19が設けられて
いる。真空タンク18のズリ排出パイプ9の接続口より
も下方位置に自吸式ポンプ20が設けられている。ま
た、真空タンク18の下端にモータ22により回転され
るロータリーバルブ23が設けられており、ロータリー
バルブ23は回転羽根遮蔽パッキン24内に設けた回転
羽根25からなっている。真空タンク18の上部には邪
魔板26が設けられている。
【0017】自吸式ポンプ20が作動し、ロータリーバ
ルブ23が回転することにより、管破砕片を含んだ下水
等の泥水分が自吸式ポンプ20の排泥口21から排水さ
れ、また管破砕片は、パッキン入口24Aから図4に示
すロータリーバルブ入口23Aに入り、ロータリーバル
ブ出口23Bを通ってパッキン出口24Bから排出され
る。自吸式ポンプ20だけでは管破砕片を処理できない
が、前記ロータリーバルブ23を設けることによりそれ
が可能となった。
【0018】
【発明の効果】ズリ排出パイプの後方端に設けた真空ポ
ンプを備えた真空タンクに、自吸式ポンプと共に、回転
羽根よりなるロータリーバルブを設けることで、泥水は
自吸式ポンプにより排水し、また管破砕片は回転羽根よ
りなるロータリーバルブにより排出し、自吸式ポンプだ
けでは処理できない管破砕片の処理が可能になる。
【0019】また、ズリ排出パイプの吸入口に浮揚ドラ
ムを備えたフラッパーバルブを設けることで、吸入口が
浮揚ドラムにより水位に追従し、これにより、低水位ま
での吸引が可能となり、また常に水位の高い位置で吸引
するので沈殿物の吸引が少なく、また低水位になると吸
引口が縮まり強力な吸引力となり比重の大きな沈殿物も
吸引可能となり、また水位が更に低下すると吸引口が閉
まり真空ポンプの省力運転ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される既設埋設管敷設替え用シー
ルド機の縦断面図。
【図2】図1のシールド機のズリ排出パイプの上流側に
設けた浮揚ドラム付きフラッパーバルブの作動状態を示
す側面図。
【図3】図1のシールド機のズリ搬出パイプの下流側に
設けた排泥分離装置の縦断面図。
【図4】ロータリバルブを示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・スキンプレート 2・・・先行隔壁 3・・・カッター駆動モータ 4・・・カッターディスク 5・・・ローラービット 6・・・高速カッタ 7・・・高速カッターモータ 8・・・方向調整ジャッキ 9・・・ズリ排出パイプ 10・・・排出口 11・・・蛇腹管 12・・・鋼管 13・・・吸入口 14・・・密閉パッキン 15・・・浮揚ドラム 16・・・フラッパーバルブ 17・・・排泥分離装置 18・・・真空タンク 19・・・真空ポンプ 20・・・自吸式ポンプ 21・・・排泥水口 22・・・モータ 23・・・ロータリーバルブ 24・・・回転羽根遮蔽パッキン 25・・・回転羽根
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/12 E21D 9/06 311 E02F 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド機本体の先方に、既設埋設管の
    内壁面と密接して止水する先行隔壁を設け、該隔壁の後
    方に、既設埋設管を破砕するカッタを設け、該カッタで
    破砕した管破砕片を、前記先行隔壁及びカッタを貫通す
    るズリ排出パイプを通して下水等の泥水と共に搬送する
    ようにしたシールド機において、前記ズリ排出パイプの
    後方端側に真空ポンプを備えた真空タンクを接続し、該
    真空タンクのズリ排出パイプの接続口よりも下方位置に
    泥水を排出する自吸式ポンプを設けると共に、該自吸式
    ポンプよりも下方位置において前記真空タンクに管破砕
    片を排出する回転羽根よりなるロータリーバルブを設け
    てなることを特徴とする既設埋設管敷設替え用シールド
    機における排泥分離装置。
  2. 【請求項2】 前記ズリ排出パイプの吸入口に浮揚ドラ
    ムを備えたフラッパーバルブを設けてなることを特徴と
    する請求項1記載の既設埋設管敷設替え用シールド機に
    おける排泥分離装置。
  3. 【請求項3】 前記浮揚ドラムを備えたフラッパーバル
    ブが蛇腹管を介してズリ排出パイプに設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の既設埋設管敷設替え用シ
    ールド機における排泥分離装置。
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