JP3095171B2 - 丸編機の編地自動巻取・排出装置および方法 - Google Patents

丸編機の編地自動巻取・排出装置および方法

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JP3095171B2
JP3095171B2 JP02251211A JP25121190A JP3095171B2 JP 3095171 B2 JP3095171 B2 JP 3095171B2 JP 02251211 A JP02251211 A JP 02251211A JP 25121190 A JP25121190 A JP 25121190A JP 3095171 B2 JP3095171 B2 JP 3095171B2
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    • D04B35/10Indicating, warning, or safety devices, e.g. stop motions

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、丸編機において、編地を自動的に巻取り、
かつ、巻き取った編地を機外へ排出する編地自動巻取・
排出(オートドッファ)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に丸編機では公知のように編成部によって編成さ
れた円筒状の編地は、編成部の下側に配設された2本ま
たは3本の送出ロールにより送り出され、次にその下側
に配設された巻取りロールで偏平状に巻取られる。
【0003】 巻取ロールに巻取られた編地は、人為的に巻取りロー
ルの錠止を解除してから取り出される。編地を搬出する
際には、編地を巻取りロール毎取り出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術において、近年、編機の高速化に伴い、
特に、ボディサイズを編成する編機では編地の搬出作業
の周期が短時間に行われているため、搬出作業が作業者
にとって非常に重労働になっている。
【0005】 本発明は、上記従来技術の課題を解決するために行わ
れたものである。その目的は、巻取りロールへの編地の
巻き始めから、所要長さを巻き取った編地を機外へ搬出
するまでの一連の作業をすべて自動的に行い、生産効率
のアップおよび省力化を図る、自動巻取り装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、丸編機のシリンダー下
方で、シリンダーと同期回転するように巻取部を装備
し、この巻取部の回転に連動する動力伝達諸機構を介し
て編地送出ロールおよび巻取ロールを駆動する巻取装置
において、編地巻始めにおいて垂下された編地を巻取り
ロールへ導く編地案内手段と、巻取フレームのほぼ中央
部にあって、一端が回転自在に軸支され、他端が自由端
となっており、巻取ロール軸の主要部のほぼ全長に亘っ
て軸方向に対して垂直な方向への断面積の変更を可能と
する手段を有すると共に、表面を出没可能なコーム手段
を有する編地巻取ロールと、巻取ロールを編地排出用の
定位置に停止させる手段と、編地を切断する編地切断装
置と、巻取りロール上の所要長さに巻取られた編地を巻
取ロールの軸方向に排出する追い出し装置とからなり、
巻取ロール軸の主要部のほぼ全長に亘って軸方向に対し
て垂直な方向への断面積の変更を可能とする前記手段
は、2分割され、それぞれの開放面同士を向き合わせて
摺り合わせ配置されたチャンネル部材と、これらのチャ
ンネル部材に対して、同じく2分割されて内接固着され
た小チャンネル部材と、これらの小チャンネル部材に穿
設された傾斜導孔と、これらの小チャンネル部材の内側
に位置し、巻取ロール軸の主要部のほぼ全長に亘って伸
びる長軸と、この長軸に支持され、前記傾斜導孔に係合
するピンとからなり、前記傾斜導孔と前記ピンは相対的
な位置関係が変動可能であり、それに伴って、小チャン
ネル部材同士の位置関係が変動し、ひいてはチャンネル
部材同士の位置関係が変動するものであることを特徴と
する。
【0007】 本発明はまた、丸編機の巻取フレームのほぼ中央部に
取り付ける巻取用ロールであって、一端が回転自在に軸
支され、他端が自由端となっており、巻取ロール軸の主
要部のほぼ全長に亘って軸方向に対して垂直な方向への
断面積の変更が可能とする手段を有すると共に、表面を
出没可能なコーム手段が設けられており、巻取ロール軸
の主要部のほぼ全長に亘って軸方向に対して垂直な方向
への断面積の変更を可能とする前記手段は、2分割さ
れ、それぞれの開放面同士を向き合わせて摺り合わせ配
置されたチャンネル部材と、これらのチャンネル部材に
対して、同じく2分割されて内接固着された小チャンネ
ル部材と、これらの小チャンネル部材に穿設された傾斜
導孔と、これらの小チャンネル部材の内側に位置し、巻
取ロール軸の主要部のほぼ全長に亘って伸びる長軸と、
この長軸に支持され、前記傾斜導孔に係合するピンとか
らなり、前記傾斜導孔と前記ピンは相対的な位置関係が
変動可能であり、それに伴って、小チャンネル部材同士
の位置関係が変動し、ひいてはチャンネル部材同士の位
置関係が変動するものであることを特徴とする。
【0008】 本発明はまた、巻取ロール軸の主要部のほぼ全長に亘
って軸方向に対して垂直な方向への断面積の変更を可能
とする手段を有すると共に、表面を出没可能なコーム手
段を有する編地巻取ロールを使用して、丸編機において
編地を自動的に巻取り、かつ排出する方法であって、巻
取ロール軸の主要部のほぼ全長に亘って軸方向に対して
垂直な方向への断面積の変更を可能とする前記手段は、
2分割され、それぞれの開放面同士を向き合わせて摺り
合わせ配置されたチャンネル部材と、これらのチャンネ
ル部材に対して、同じく2分割されて内接固着された小
チャンネル部材と、これらの小チャンネル部材に穿設さ
れた傾斜導孔と、これらの小チャンネル部材の内側に位
置し、巻取ロール軸の主要部のほぼ全長に亘って伸びる
長軸と、この長軸に支持され、前記傾斜導孔に係合する
ピンとからなり、 前記傾斜導孔と前記ピンは相対的な位置関係が変動可
能であり、それに伴って、小チャンネル部材同士の位置
関係が変動し、ひいてはチャンネル部材同士の位置関係
が変動するものであり、かつ前記方法は、編成されて垂
下された編地を編地案内手段によって巻取りロールに案
内し、編地巻取ロールのコーム手段により巻取ロールに
編地を引っかけて編地を付着させ、巻取りロール上に編
地を巻取り、編地が所要量巻き取られたかどうかを検知
し、巻取ロールを排出用の定位置に停止させ、巻取ロー
ルの前記断面積を縮小し、編地を編地追い出し手段によ
って追い出し、ゲートを開放して編地を機外へ排出す
る、各ステップからなることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本発明によれば、編成されて垂下された編地は編地案
内装置によって巻取りロールに案内される。次に巻取り
ロールのコームにより編地の先端付近を引っかけてロー
ル上に編地を付着させ、その後、巻取りロール上に順次
巻取って行く。所要量巻取られた編地は、編地追い出し
装置によって追い出し、予め開かれたゲートより機外へ
排出し、そして例えば搬送車等によって搬出される。
【0010】 このように本願発明は、編成された編地が巻取りロー
ルに巻かれて機外へ排出されるまでの一連の工程をすべ
て自動的に行うことができるので、搬出作業が省力化さ
れる。
【0011】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0012】 (全体の概略) 第1図は丸編機の正面図であり、第2図は第1図の平
面図である。 第1図において、複数のレッグ1によって支持された
ベッド2の上方に編成部3が、編成部3の下方には巻取
部4(第3図参照)および駆動部5がそれぞれ配置され
ている。
【0013】 駆動部5は、主にモータ6からなり、デジタルパネル
7がモータカバー8内に収容されている。
【0014】 駆動部5の下方には、ACインバータモータコントロー
ルパネル(以下、ACIモータコントロールパネルと言
う)9とオートドッファーコントロールパネル10が左右
に配置されている。複数のレッグ1の底部はクロスメン
バー11によって固定されている。
【0015】 レッグ1,1の間には、ゲート12,13が取り付けられてお
り、各ゲート12,13は上下方向に2分割されている。
【0016】 この上部ゲートは上下方向に人為的に開閉可能であ
る。ゲート12の下部ゲートは巻取部4に巻き付けられた
円筒上の編地を機外へ取り出すために、後述するように
窓部が左右方向に自動的に開閉可能である。
【0017】 ベッド2内には、第3図に示すように回転可能なギヤ
ーリング14が収容されており、このギヤーリング14の底
面に取り付けられた2本の連結棒15,15を介して、巻取
フレーム16,17はギヤーリング14と同速的に回転可能で
ある。
【0018】 巻取フレーム16,17は、底部フレーム17′によって一
体的に取り付けられている。
【0019】 一方のフレーム16は円筒状の編地を水平方向に取り出
すために一方向へ片寄った半円状になっている。(第10
図参照)
【0020】 ベッド2の底部と連結棒15には、編機の速度/回転数
を検出する、近接スイッチKS1が取り付けられている。
【0021】 巻取部4では、編成部から編み出された編地18は、少
なくとも2本の送出ロール19,20により送り出され、続
いて巻取部のほぼ中央部に配置された後述する巻取ロー
ル21により巻き付けられ、その所要長さが偏平状に巻き
取られる。
【0022】 この巻取部4の駆動機構の概略を第3図,第4図に基
づいて説明する。 巻取部4の連動機構においては、巻取部4の回転力が
巻取部フレーム16,17に取り付けられた動力伝達諸機構
を介して送出ロール19,20を回転させる。
【0023】 動力伝達機構としては、巻取部4の回転に伴って回転
する第1ベベルギヤー機構22,第1ベルト機構23,第2ベ
ルト可変速プーリ機構24,駆動送出ロール19を回転させ
るウオーム機構25,送出ロール20を回転させるスパーギ
ヤ機構26および第3ベルト機構27からなる。
【0024】 第3ベルト機構27は、本発明の一特徴部分である巻取
ロール21を回転させる。この編地巻取ロール21が回転し
つつ、巻取りロール上の編地を巻取っていくのである。
【0025】 巻取ロール21は、一端がフレーム17に嵌合されたベア
リング等によって回転可能に支持されていると共に、他
端が自由端となっている。編地巻取中は、この自由端に
回動レバー28(詳細は後述)の先端が接して支持してい
る。回動レバー28は巻取りロール21上に巻取られた編地
が取り出される際には、回動して巻取ロール21と錠止が
外されるようになっている。
【0026】 (巻取りロール) 次に、第5図ないし第7図、第21図および第22図に基
づいて本発明の一特徴部分である巻取りロール21につい
て詳細に説明する。
【0027】 巻取ロール21は、第5図に示すように、ロールの表面
を2分割したチャンネル部材21a,21bで中空角筒を構成
し、その両端に短軸29,30を有する。短軸29の外側には
軸受け31が設けられている。短軸29の端部はカラー32が
固定されており、このカラー32と軸受け31の内径部との
間には、バネ33が設けられている。
【0028】 更に、短軸29,30の内側には、矩形長軸34があり、短
軸29,30と一体になっている。
【0029】 矩形長軸34は、第21図に示すように、例えば2箇所の
右上がりの傾斜導孔34a,34aが同方向に形成されている
と共に、対称面にも、前記と逆方向の右下がりの傾斜導
孔34b,34bが同方向に形成されている。
【0030】 巻取ロール21からは4か所程度でコーム35が出没可能
である。コーム35が突出した時には編成部から垂下して
来る編地の先端付近を引っかけて、巻取ロール21に付着
させる。編地追い出し時には、コーム35は巻取ロール21
内に没入して編地追い出しの妨げにならない。
【0031】 前記傾斜導孔34a,34a,34b,34bは、各コーム35に固着
されているピン35a,と係合している。
【0032】 各コーム35は、チャンネル部材21a,21bに取り付けら
れた各ガイドプレート21cによって案内される。チャン
ネル部材21a,21bには、各コーム35が出没する孔部21nが
穿設されている。
【0033】 更に、チャンネル部材21a,21bの内側には、第22図に
示すように、小チャンネル部材21e,21e,21f,21fが固着
されている。
【0034】 小チャンネル部材21e,21eは、それぞれ同方向に水平
導孔21g,21gと右上がりの傾斜導孔21h,21hが、一方チャ
ンネル部材21f,21fにはそれぞれ同方向に水平導孔21j,2
1jと右下がりの傾斜導孔21k,21kが穿設されている。
【0035】 各水平導孔と傾斜導孔は矩形長軸34を貫通しているピ
ン34c,34cと係合している。
【0036】 したがって、巻取りロール21はチャンネル部材21a,21
bがバネ33に抗して矢方向に移動した際、各コーム35は
それぞれの傾斜導孔34a,34a、34b,34bに沿って、ロール
表面から没すると同時に、ロール表面が漸次縮小する。
この結果、巻取りロール21上に巻取られている編地は、
軸方向に対して移動が容易になり、編地の抜取りが容易
になるのである。
【0037】 編地が抜き取られると、バネ33の力によって傾斜導孔
21h,21h;21k,21kに沿ってチャンネル部材21a,21bのロー
ル表面が自動的にロール表面は元の拡大した状態に戻る
と同時に、次の編地を巻き付けるための各コーム35がロ
ール表面より突出する。
【0038】 (回動レバーとレバー錠止・解除装置) 第8図は巻取りロール21の自由端を支持する回動レバ
ー28と回動レバーを錠止もしくは解除するレバー錠止・
解除装置37を示す立面図であり、図9図は第8図の側面
図である。
【0039】 第8図において、回動レバー28は、巻取りフレーム16
と底部フレーム17′の取付部に形成された凹部内をピン
36を中心にして回動可能である。
【0040】 回動レバー28の先端部は巻取りロール21の自由端部を
受支するための半月状部28aとなっており、他端部は傾
斜部28bとなっている。
【0041】 なお、巻取ロール21は片方の軸支持側だけでも十分し
っかりと支持されており、回動レバー28で自由端部を支
持する必要は必ずしもない。
【0042】 ピン36の上方には、巻取りフレーム16と回動レバー28
間にバネ28cが取り付けられている。
【0043】 回動レバー28の下端部には、回動レバー28の錠止もし
くは解除するレバー錠止・解除装置37が配設されてい
る。
【0044】 レバー錠止・解除装置37は、回動レバー28が当接する
カム38と、錠止・解除を検出する2個の近接スイッチKS
11,KS12と、ギヤードモータ39からなる。
【0045】 ギヤードモータ39には、カム38と、その外側にカラー
40と、更にその外側にセンサープレート41が一体的に取
り付けられている。カム38とセンサープレート41は、互
いに90度ずらされた位置関係となっている。カム38を垂
直方向に回転させた場合、回動レバー28と当接し、二点
鎖線で示す位置に回動レバー28が回動する。この位置が
編地の追い出し時の位置である。
【0046】 カム38およびカラー40は、ボックス42内に収容されて
いる。ボックス42には、センサープレート41に対向して
2個の近接スイッチKS11,KS12が取り付けられている。
【0047】 ボックス42は後述する編地切断装置48の駆動部と編地
押し出し装置47を取り付けているベースプレートに取り
付けられている。
【0048】 (編地案内装置) 第10図は編地案内装置43を示す側面図である。
【0049】 編地案内装置43は巻取りフレーム16,17の上方に設け
られている。この編地案内装置43は編地案内板44と、編
地案内板44を常時、編地に圧接しているバネ45からな
る。
【0050】 編地案内板44は、巻取りフレーム16,17から水平方向
に延びているアーム46に回転可能に取り付けられてい
る。
【0051】 編地案内板44は、巻取の開始時には垂下して来る編地
先端を前記ロームに押しつける役目を有すると共に、編
地が大きくなっていくときには編地を押さえて安定化さ
せる役目を有する。そのため、編地案内板44は、編地に
接しながらバネ45に抗して編地の直径が大きくなるにつ
れて円弧移動する。
【0052】 (編地追い出し装置) 巻取部4の下側には、第4図,第11図に示すように編
地追い出し装置47および編地切断装置48が設けられてい
る。
【0053】 第12図は編地追い出し装置47および編地切断装置48を
拡大して示した一部切欠断面平面図であり、第13図は第
12図の13−13断面図である。
【0054】 同図において、編地追い出し装置47は、巻取りロール
21上の編地側端部を押圧する追い出し板49,追い出し板4
9と一体的に取り付けられた雌ネジ部を有する可動ブロ
ック50,可動ブロック50と螺合するスクリュー51,スクリ
ュー51を回転させるモータ52からなる。
【0055】 スクリュー51と平行な2本のガイドバー53,53は、支
持枠54,54に挿置されている。
【0056】 スクリュー51およびスクリューと平行な2本のガイド
バー53,53には、可動ブロック50が挿通されている。可
動ブロック50は、支持枠54,54との間を移動可能であ
る。
【0057】 スクリュー51の一端には、支持枠54の外側を越えてス
プロケットホイール55が取り付けられている。
【0058】 スプロケットホイール55は、チェーンを介してスプロ
ケットホイール56に取り付けられているモータ52によっ
て駆動される。
【0059】 モータ52は支持枠54の側端部に有するモータ支持枠57
に取り付けられている。
【0060】 支持枠54,54の上部にはチャンネル型のカバー58が、
下部にはアングル部材59,59がそれぞれ支持枠54,54の側
部に取り付けられている。
【0061】 カバー58とアングル部材59,59の両側端部には、風綿
等が進入しないようにすると共に可動ブロック50か移動
可能なるように、上下に2分割された弾力性のある、例
えばゴム板60,60等によって遮蔽されている。
【0062】 前記可動ブロック50の両側のアーム50a,50aは、ゴム
板60,60を越えて、更に上方に延び、両アームに垂直板5
0bが固定されている。垂直板50bには、追い出し板49が
取り付けられており、その先端部が巻取ロール21の近傍
まで延在している。(第4図参照)
【0063】 可動ブロック50の側端部には、センサープレート50c
が取り付けられており、センサープレート50cに対向し
て可動ブロックの位置の基点を検出する近接スイッチKS
13および移動の終点を検出するKS14が取り付けられてい
る。
【0064】 編地追い出し装置47の外側には編地切断挿置48が設け
られている。
【0065】 (編地切断装置) 編地切断装置48は、サーキュラーカッター部61(第11
図参照)とカッター移動駆動部62で構成されている。
【0066】 カッター部61は主としてモータ62aからなり、直接モ
ータ62aにサーキュラーカッター62bが取り付けられてい
る(第4図,第11図参照)。
【0067】 サーキュラーカッター62bは、安全のためカバー63に
よって保護されている。カバー63は垂直に立てられたス
タンド64に取り付けられている。スタンド64はカッター
部61が編地に接近するように曲げられている。
【0068】 再び第12図,第13図に戻ると、スタンド64は可動部材
65上に取り付けられている。
【0069】 カッター移動駆動部62は、可動部材65と、可動部材を
移動させるワイヤー伝達機構66と、レール部材69と、モ
ータ67からなる。
【0070】 可動部材65の底部上面には、可動部材65とブロック68
が一体的に取り付けられている。ブロック68はレール部
材69を移動可能なるように両側面にローラ70を有してお
り、そして中央部にはカッター部に給電ブラシ71が取り
付けられている。レール部材69上にはモータ67が配され
ている。
【0071】 レール部材69内にはホイール73,74を有し、ワイヤー7
5が巻回されている。ホイール73はモータ67に、ホイー
ル74はレール部材69に取り付けられている。
【0072】 モータホイール73の回転は、ワイヤー75を介してホイ
ール74を回転させると共に、ワイヤー75とピン等によっ
て連結されているブロック68およびこれに固定されてい
る可動部材65を移動させる。
【0073】 可動部材65の側端部には、センサープレート65cが取
り付けられており、センサープレート65cに対向して可
動部材65の位置の基点を検出する近接スイッチKS3およ
び移動の終点を検出するKS4が取り付けられている。
【0074】 (定位置停止近接スイッチおよび編地検出マイクロスイ
ッチ) 第14図は巻取部の下側に備えられている定位置停止近
接スイッチKS2および巻取りロール21に巻き付けられな
かった編地を検出するマイクロスイッチKS17の取付状態
を示す平面図であり、第15図は第14図の15−15断面を示
す側面図である。
【0075】 定位置停止近接スイッチKS2は、巻取部4の回転体に
接近してボックス82の側面に取り付けられている。巻取
部4の回転体の底部にはセンサープレート83が取り付け
られている。
【0076】 マイクロスイッチKS17は、ベースプレートに取り付け
られたボックス内に収容されている。
【0077】 (ゲート開閉装置) 第16図は第1図に示すゲート12の下部ゲートを抜粋し
て示した正面図であり、第17図は第16図のゲート開閉装
置76の17−17断面示す断面図である。
【0078】 同図において、ゲート開閉装置76はワイヤー伝達機構
とモータからなる。 窓部80の下側には、左右にホイール77,77と、ホイー
ル間には巻回されたワイヤー78とを有し、一方のホイー
ル77にモータ78が取り付けられている。
【0079】 ワイヤー78の一箇所にはボルトなどによって透明なス
ライド81と連結されており、したがって、ワイヤーが左
右方向へ移動すると、スライド81も同時に左右方向へ移
動する。
【0080】 スライド81は、穿孔された窓部80よりもやや大きく採
ってあり、そしてスライド81の上下左右に有するガイド
ローラ82によって支持されている。
【0081】 第16図の窓部内に二点鎖線で示しているのは、巻取ロ
ール21上の編地である。編地が編地追い出し装置47によ
って押し出されると、窓部80を越えて、第2図に示す位
置に排出される。その後、排出された編地は、例えば搬
送車、ベルトコンベア等によって次の処理場へ運ばれて
行くのである。
【0082】 スライド81の下端部には、スライド81と一体的に取り
付けられているセンサープレート83があり、そのセンサ
ープレート83の位置の基点を検出する近接スイッチKS7
および移動の終点を検出するKS8が取り付けられてい
る。
【0083】 (編地自動巻取装置における制御方法の信号伝達経路) 本発明において使用する丸編機の編地自動巻取装置に
おける制御方法の信号伝達経路を示すブロック図を第18
図に示す。
【0084】 同図において、デジタルパネル装置7のコンソール
は、プリセット値,編機本体のモータ速度制御等を入力
するテンキーおよびファンクションキー,モニター、事
故位置検知ランプ等からなる。デジタルパネル装置7の
内部には、予め入力されたシーケンス制御プログラムに
したがって処理する図示しない中央処理装置(以下、CP
Uという)を設けられている。
【0085】 デジタルパネル装置7はACIモータコントロールパネ
ル9およびオートドッファーコントロールパネル10に接
続されている。また、ACIモータコントロールパネル9
およびオートドッファーコントロールパネル10も互いに
接続されている。
【0086】 ACIモータコントロールパネル9は、編機本体のモー
タMに接続されていて、これを制御する。オートドッフ
ァーコントロールパネル10には、ゲートの開閉位置を確
認する近接スイッチKS7(基点),KS8(終点),ゲート
開閉モータM1,編地切断装置48の位置を確認する近接ス
イッチKS3(基点),KS4(終点)、編地切断カッターを
移動させるモータM2とカッターモータM3,編地を追い出
し装置47の移動位置を確認する近接スイッチKS13(基
点),KS14(終点),編地追い出し装置47を移動させる
モータM4,巻取ロールを錠止・解除市を確認する近接ス
イッチKS11(基点),KS12(終点),巻取ロールを錠止
・解除を行うモータM5,巻取部が定位置に停止している
かを確認する近接スイッチKS2がそれぞれ接続されてい
る。これらは、それぞれ検知した信号をオートドッファ
コントロールパネルへ送る。
【0087】 オートドッファーコントロールパネル10に接続された
一連の装置が動作中であるとき、デジタルパネル装置7
へドッファ動作中という信号を送る。
【0088】 また、編機回転中オートドッファーコントロールパネ
ル10に接続された一連の装置にトラブルが生じたとき、
編成中にトラブルが生じたとき、給糸関係にトラブルが
生じたとき等の場合、デジタルパネル装置7からオート
ドッファーコントロールパネル10に接続された一連の装
置へドッファー待機(ウエイト)信号を送る。
【0089】 また、ACIモータコントロールパネル9はオートドッ
ファーコントロールパネル10に接続された一連の装置か
ら得た編機回転信号をオートドッファコントロールパネ
ル10へ送る。
【0090】 オートドッファーコントロールパネル10に接続された
一連の装置のうち、編機の速度/回転数を検出する近接
スイッチKS1からの信号は、デジタルパネル装置7のCPU
に送られる。このCPUの出力側は、ACIモータコントロー
ルパネル9を介して編機本体のモータMに接続されてい
る。
【0091】 前記近接スイッチKS1の信号は、ACIモータコントロー
ルパネル9に内蔵されている予めプログラム化されたRO
Mによって編機本体のモータMを、例えば、通常、中
速、低速モードの3段階に速度制御する。近接スイッチ
KS1はデジタルパネル装置7を介して、オートドッファ
ーコントロールパネル10に接続されている。
【0092】 編機の回転数が近接スイッチKS1によって検出されて
プリセット値に達すると、停止信号がデジタルパネル装
置7を介してACIモータコントロールパネル9に送られ
る。ACIモータコントロールパネル9に送られた停止信
号は、ACIモータコントロールパネル9の出力側に接続
されているモータMに減速信号として送られ、編機を低
速回転にした後、定位置に編機を停止させる。
【0093】 編機が停止すると、近接スイッチKS2によって巻取部
の定位置を検出し、その定位置停止信号が、オートドッ
ファーコントロールパネル10に送られる。オートドッフ
ァーコントロールパネル10に送られた巻取部4の定位置
停止信号は、オートドッファーコントロールパネル10の
出力側に接続された装置に送られ、一連の装置の作動順
序にしたがって一装置の作動が終了すると次の装置に移
行する。
【0094】 また、編地を巻取ロール21に巻取る際、巻取りロール
21上に編地が確実に巻き付けられたかを確認するマイク
ロスイッチKS17が、デジタルパネル7に接続されてい
る。編地が巻取ロール21に巻付けられなかったとき、ス
イッチKS17が作動し、停止信号がデジタルパネル7に送
られ、ACIモータコントロールパネル9を介してモータ
Mを停止すると同時に、オートドッファーコントロール
パネル10を介して各装置を停止する。
【0095】 一連の各装置の作動を自動的に行わせるフルオート操
作,誤動作が生じたとき、各装置の作動を個々に行わせ
る半自動的なセミオート操作および手動によるマニュア
ル操作等を操作する操作パネル84がオートドッファーコ
ントロールパネル10に接続されている。
【0096】 (編地自動巻取装置の作動フローチャート) 本発明の丸編機における編地自動巻取装置の作動を第
19図のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0097】 第19図において、N100からN200はフローチャートの各
ステップを示している。
【0098】 丸編機をスタートさせると、デジタルパネル7のプリ
セットカウンターがカウントを開始すると共に近接スイ
ッチKS1によって編機回転数の信号をデジタルパネル7
の図示しない中央処理装置(以下、CPUという)取り込
む。そして、予め入力されたシーケンス手順により機械
回転数の積算値を比較演算し処理する。(Nステップ10
0)
【0099】 Nステップ101では、丸編機の回転数がプリセット値
に達しているか否か判定される。
【0100】 プリセット値に達していると判定されれば、モータコ
ントロールパネルの減速命令によりモータを減速させ、
編機を低速運転モート(Nステップ102)にする。達し
ていなければ、編機は稼働を続ける。
【0101】 Nステップ103では、巻取部が定位置に達したか否か
巻取り定位置停止用近接スイッチKS2によって判定され
る。
【0102】 Nステップ104では、巻取部が定位置に達したと判定
されれば、編機を停止させる。定位置に達していなけれ
ば達するまで低速回転を行なう。
【0103】 Nステップ105では、スイッチKS18によって編地の直
径が200mm以下か、それ以上あるか否か判定される。
【0104】 編地の直径が200mm以上あると判定されれば、Nステ
ップ106に移行し、定位置停止用近接スイッチKS2によっ
て巻取部が定位置にあるか否か判定される。200mm未満
であればセミオートモードで点検する。巻取部が定位置
になければなんらかのエラーであるので作業員が点検す
る。
【0105】 Nステップ107では、巻取部4が定位置に停止してい
ると判定されれば、レバー錠止・解除装置37のギヤード
モータM5を作動させる。これによってギヤードモータM5
軸に取り付けられているカム38が垂直方向へ90度回転
し、このカム38と回動レバー28が当接して回動レバーを
回動させ、巻取ロール21の自由端部をフリーにする。
【0106】 Nステップ108では、回動レバー28の回動位置が定位
置にあるか否か巻取ロール21錠止・解除用近接スイッチ
KS12によって判定される。
【0107】 回動レバー28の回動位置が定位置にあると判定されれ
ば、Nステップ109へ移行しギヤードモータM5を停止さ
せる。回動レバー28の回動位置が定位置にないと判断さ
れたときギヤードモータM5の回転を続ける。
【0108】 ギヤードモータM5が停止した後、ゲート12を開放する
Nステップ110ないし113および編地切断装置48のカッタ
ーモータ62の回転およびカッター移動モータ52を回転さ
せるNステップ114ないし117が同時進行する。
【0109】 Nステップ110では、巻取部4の定位置停止用近接ス
イッチKS2および巻取ロール21錠止・解除用近接スイッ
チKS12が作動しているか否か判定される。
【0110】 巻取部4の定位置停止用近接スイッチKS2および巻取
ロール21の錠止・解除用近接スイッチKS12が作動してい
ると判定されれば、ゲート12開閉モータM1を作動させ、
ゲート12の窓部を開放する。(Nステップ111)そのよ
うに判定されなければ、なんらかのエラーであるので作
業員が点検する。
【0111】 Nステップ112では、ゲート12が開放された否か、ゲ
ート12開閉近接スイッチKS8によって判定され、ゲート1
2が開放されていると判定されれば、ステップ113へ移行
しゲート12開閉モータM1を停止させる。そのように判定
されなければ、ゲート12が開放されるまでゲート開閉モ
ータM1の回転が続けられる。
【0112】 一方、Nステップ114では、巻取部4の定位置停止用
近接スイッチKS2および巻取ロール21錠止・解除用近接
スイッチKS12が作動しているか否か判定される。
【0113】 巻取部4の定位置停止用近接スイッチKS2および巻取
ロール21の錠止・解除用近接スイッチKS12が作動してい
ると判定されれば、カッターモータM3およびカッター移
動モータM2が作動する。そのように判定されなければ、
なんらかのエラーであるので作業員が点検する。
【0114】 Nステップ116では編地切断装置48が終点に達してい
るか否か判定される。 Nステップ117では、編地切断装置48が終点に達する
と、カッター移動モータM2が停止する。そのように判定
されなければ、カッター移動モータM2を回転させ続け
る。
【0115】 Nステップ118では、巻取部4の定位置停止用近接ス
イッチKS2および巻取ロール21の錠止・解除用近接スイ
ッチKS12が作動しているか否か判定され、作動している
と判定されれば、カッター移動モータM2が逆回転し、カ
ッタを元の基点位置へ戻す。(Nステップ119)そのよ
うに判定されなければ、なんらかのエラーであるので作
業員が点検する。
【0116】 Nステップ120では、カッタが元の基点位置へ戻った
か否か判定され、カッタが元の基点位置へ戻ったことが
判定されれば、カッター移動モータM2を停止させる。
(Nステップ121)そのように判定されなければ、カッ
ター移動モータM2の回転を続ける。
【0117】 Nステップ119で巻取部4の定位置停止用近接スイッ
チKS2およびゲート12開閉用スイッチが作動しているこ
とが判定されれば、Nステップ123へ移行し編地追い出
し用モータを回転させ、巻取ロール21上の編地を機外へ
押し出し、排出する。
【0118】 Nステップ124で編地追い出し位置47が終点であるか
否か判定され、編地追い出し位置47が終点であると判定
されれば、編地追い出し用モータM4を停止させる。(N
ステップ125)そのように判定されなければ、編地追い
出し用モータM4を回転させ続ける。
【0119】 Nステップ126では巻取部4の定位置停止用近接スイ
ッチKS2およびゲート12開閉用スイッチKS8によって巻取
部が定位置に留まっているかおよびゲート12が開放され
ているか判定し、それぞれ判定されれば、編地追い出し
用モータM4を逆回転させ、編地追い出し装置47が元の基
点位置へ戻る。(Nステップ127)そのように判定され
なければ、なんらかのエラーであるので作業員が点検す
る。
【0120】 Nステップ128では、編地追い出し装置47が元の基点
位置に戻ったか否か編地追い出し装置47のスイッチKS13
によって判定され、元の基発位置へ戻っていると判定さ
れれば、編地追い出し装置47用モータを停止させる。
(Nステップ129)そのように判定されなければ、編地
追い出し装置47用モータの回転を続ける。
【0121】 Nステップ130では、編地追い出し用モータM4が停止
しているか否か編地追い出しスイッチKS13によって判定
され、編地追い出し用モータM4が停止していると判定さ
れれば、ゲート12開閉モータM1を逆回転させ、元の閉鎖
位置へゲート12を移動させる。そのように判定されなけ
れば、なんらかのエラーであるので作業員が点検する。
【0122】 Nステップ132によってゲート12が閉鎖しているか否
か判定され、ゲート12が閉鎖されていると判定されれ
ば、ゲート12開閉用モータM1を停止させる。
【0123】 Nステップ134では、編地追い出し装置47の基点確認
用スイッチKS13およびカッター基点確認用スイッチKS3
によって編地追い出し装置47およびカッターが基点位置
に停止しているか否か判定され、それぞれ基点位置に停
止していると判定されれば、巻取ロール21の錠止・解除
カム38を作動させるモータM5を逆回転させ、巻取ロール
21を回動レバー28によって錠止する。(Nステップ13
5)そのように判定されなければ、なんらかのエラーで
あるので作業員が点検する。
【0124】 Nステップ136では、巻取りロールの錠止・解除カム3
8が巻取りロール21を錠止しているか否か巻取りロール
保持確認スイッチKS11によって判定される。
【0125】 Nステップ137で、巻取ロールの錠止・解除の回動レ
バー28が巻取ロールを保持していると判定されれば、カ
ッター移動駆動部,ゲート12の閉鎖,巻取りロールの錠
止・解除カム38により巻取りロールの錠止および編地追
い出し装置のそれぞれが基点位置に確実に留まっている
か判定され、基点位置に確実に留まっていると判定され
れば、編機を再びスタートさせることになる。そのよう
に判定されなければ、なんらかのエラーであるので作業
員が点検する。
【0126】
【発明の効果】
本発明の編地自動巻取・排出装置および方法によれ
ば、編地の巻取開始から巻き終わった編地の搬出まです
べて自動的に行なうことが出来る。その結果、作業員か
ら重労働の編地搬出作業を解放するとともに,編機稼働
率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 丸編機の正面図である。
【図2】 第1図の2−2矢視を示す平面図である。
【図3】 巻取部の正面図である。
【図4】 第3図の4−4矢視の巻取部の側面図であ
る。
【図5】 巻取ロールの一部分を断面図で示す一部分切
欠き断面図であり、
【図6】 第5図の6−6断面を示す断面図である。
【図7】 第5図の7−7断面を示す断面図である。
【図8】 巻取ロールの自由端部を回動レバーによって
錠止・開錠する回動レバー錠止・開錠装置を示す断面図
である。
【図9】 第8図の9−9矢視した側面図である。
【図10】 第3図の10−10断面を示す編地案内装置の
断面図である。
【図11】 第3図の11−11断面を示し、巻取部を90度
回転させた状態、編地追い出し装置及び編地切断装置を
示す平面図である。
【図12】 編地追い出し装置および編地切断装置の一
部分を切欠いた一部分切欠き断面図である。
【図13】 第12図の13−13断面を示す立面図である。
【図14】 巻取部の定位置停止近接スイッチKS2およ
び巻取ロールに巻き付けられなかった編地を検出するマ
イクロスイッチの取付状態を示す平面図である。
【図15】 第14図の15−15断面を示す側断面図であ
る。
【図16】 ゲート開閉装置の正面図である。
【図17】 第16図の17−17矢視断面図である。
【図18】 編地自動巻取装置における制御方法の信号
伝達経路を示すブロック図である。
【図19】 編地自動巻取・排出装置の作動を説明する
フローチャート図である。
【図20】 編地自動巻取・排出装置の作動を説明する
フローチャート図である。
【図21】 第5図の拡張した巻取ロールの状態とコー
ム手段を拡大して示す一部分断面斜視図である。
【図22】 第5図の拡張した巻取ロールの状態と小チ
ャンネル部材の係合状態を拡大して示す一部分断面斜視
図である。
【符号の説明】
4……巻取部 12……ゲート 21……巻取りロール 43……編地案内手段 16,17……巻取フレーム 28……回動レバー 35……コーム手段 37……回動レバーを錠止または解除する錠止・解除装置 47……編地追い出し装置 48……編地切断装置 76……ゲート開閉装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−191751(JP,A) 特開 平4−194060(JP,A) 特開 昭63−309655(JP,A) 特開 昭48−56949(JP,A) 特開 昭51−105460(JP,A) 特開 昭64−40647(JP,A) 特開 昭55−176248(JP,A) 特公 昭61−47773(JP,B2) 実公 昭62−19650(JP,Y2) 実公 昭55−24041(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04B 15/88 102 B65H 75/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】丸編機のシリンダー下方で、シリンダーと
    同期回転するように巻取部(4)を装備し、この巻取部
    の回転に連動する動力伝達諸機構を介して編地送出ロー
    ルおよび巻取ロールを駆動する巻取装置において、 編地巻始めにおいて垂下された編地を巻取りロール(2
    1)へ導く編地案内手段(43)と、 巻取フレーム(16,17)のほぼ中央部にあって、一端が
    回転自在に軸支され、他端が自由端となっており、巻取
    ロール(21)軸の主要部のほぼ全長に亘って軸方向に対
    して垂直な方向への断面積の変更を可能とする手段を有
    すると共に、表面を出没可能なコーム手段(35)を有す
    る編地巻取ロール(21)と、 巻取ロール(21)を編地排出用の定位置に停止させる手
    段と、 編地を切断する編地切断装置(48)と、 巻取りロール(21)上の所要長さに巻取られた編地を巻
    取ロール(21)の軸方向に排出する追い出し装置(47)
    とからなり、 巻取ロール(21)軸の主要部のほぼ全長に亘って軸方向
    に対して垂直な方向への断面積の変更を可能とする前記
    手段は、 2分割され、それぞれの開放面同士を向き合わせて摺り
    合わせ配置されたチャンネル部材(21a,21b)と、 これらのチャンネル部材(21a,21b)に対して、同じく
    2分割されて内接固着された小チャンネル部材(21e,21
    f)と、 これらの小チャンネル部材(21e,21f)に穿設された傾
    斜導孔(21h,21k)と、 これらの小チャンネル部材(21e,21f)の内側に位置
    し、巻取ロール(21)軸の主要部のほぼ全長に亘って伸
    びる長軸(34)と、 この長軸(34)に支持され、前記傾斜導孔(21h,21k)
    に係合するピン(34c)とからなり、 前記傾斜導孔(21h,21k)と前記ピン(34c)は相対的な
    位置関係が変動可能であり、それに伴って、小チャンネ
    ル部材(21e,21f)同士の位置関係が変動し、ひいては
    チャンネル部材(21a,21b)同士の位置関係が変動する
    ものであることを特徴とする丸編機の自動巻取・排出装
    置。
  2. 【請求項2】巻取ロール(21)を間接的に支持する自由
    端側の巻取フレーム(16)が、編地最大ロール径に沿っ
    て、編地を排出するために円弧状に形成されている請求
    項第1項記載の装置。
  3. 【請求項3】編地切断装置(48)が巻取部本体とは別装
    置として設けられている請求項第1項記載の装置。
  4. 【請求項4】編成中は編地ロールの自由端を支持する支
    持位置にあり、編地ロール排出時には、その排出に支承
    のないフリー位置まで回動可能であり、編地ロール排出
    後はその逆にフリー位置から支持位置まで回動可能な回
    動レバー(28)が巻取ロール(21)の自由端側に設けら
    れている請求項1項記載の装置。
  5. 【請求項5】編成中は編地ロールの自由端を支持する支
    持位置にある回動レバー(28)を巻取ロール(21)に対
    して錠止し、編地ロール排出時には、その排出に支承の
    ないフリー位置まで回動させるためにその錠止を解除す
    る、錠止・解除装置(37)が設けられている請求項第5
    項記載の装置。
  6. 【請求項6】編地を機外に排出する際、自動的にゲート
    (12)を開閉するゲート開閉装置(76)が設けられてい
    る請求項1項記載の装置。
  7. 【請求項7】丸編機の巻取フレーム(16,17)のほぼ中
    央部に取り付ける巻取用ロールであって、一端が回転自
    在に軸支され、他端が自由端となっており、巻取ロール
    (21)軸の主要部のほぼ全長に亘って軸方向に対して垂
    直な方向への断面積の変更が可能とする手段を有すると
    共に、表面を出没可能なコーム手段(35)が設けられて
    おり、 巻取ロール(21)軸の主要部のほぼ全長に亘って軸方向
    に対して垂直な方向への断面積の変更を可能とする前記
    手段は、 2分割され、それぞれの開放面同士を向き合わせて摺り
    合わせ配置されたチャンネル部材(21a,21b)と、 これらのチャンネル部材(21a,21b)に対して、同じく
    2分割されて内接固着された小チャンネル部材(21e,21
    f)と、 これらの小チャンネル部材(21e,21f)に穿設された傾
    斜導孔(21h,21k)と、 これらの小チャンネル部材(21e,21f)の内側に位置
    し、巻取ロール(21)軸の主要部のほぼ全長に亘って伸
    びる長軸(34)と、 この長軸(34)に支持され、前記傾斜導孔(21h,21k)
    に係合するピン(34c)とからなり、 前記傾斜導孔(21h,21k)と前記ピン(34c)は相対的な
    位置関係が変動可能であり、それに伴って、小チャンネ
    ル部材(21e,21f)同士の位置関係が変動し、ひいては
    チャンネル部材(21a,21b)同士の位置関係が変動する
    ものであることを特徴とする丸編機用編地巻取ロール
    (21)。
  8. 【請求項8】巻取ロール(21)軸の主要部のほぼ全長に
    亘って軸方向に対して垂直な方向への断面積の変更を可
    能とする手段を有すると共に、表面を出没可能なコーム
    手段(35)を有する編地巻取ロール(21)を使用して、
    丸編機において編地を自動的に巻取り、かつ排出する方
    法であって、 巻取ロール(21)軸の主要部のほぼ全長に亘って軸方向
    に対して垂直な方向への断面積の変更を可能とする前記
    手段は、 2分割され、それぞれの開放面同士を向き合わせて摺り
    合わせ配置されたチャンネル部材(21a,21b)と、 これらのチャンネル部材(21a,21b)に対して、同じく
    2分割されて内接固着された小チャンネル部材(21e,21
    f)と、 これらの小チャンネル部材(21e,21f)に穿設された傾
    斜導孔(21h,21k)と、 これらの小チャンネル部材(21e,21f)の内側に位置
    し、巻取ロール(21)軸の主要部のほぼ全長に亘って伸
    びる長軸(34)と、 この長軸(34)に支持され、前記傾斜導孔(21h,21k)
    に係合するピン(34c)とからなり、 前記傾斜導孔(21h,21k)と前記ピン(34c)は相対的な
    位置関係が変動可能であり、それに伴って、小チャンネ
    ル部材(21e,21f)同士の位置関係が変動し、ひいては
    チャンネル部材(21a,21b)同士の位置関係が変動する
    ものであり、かつ前記方法は、 編成されて垂下された編地を編地案内手段(43)によっ
    て巻取りロール(21)に案内し、 編地巻取ロール(21)のコーム手段(35)により巻取ロ
    ール(21)に編地を引っかけて編地を付着させ、 巻取りロール(21)上に編地を巻取り、 編地が所要量巻き取られたかどうかを検知し、 巻取ロール(21)を排出用の定位置に停止させ、 巻取ロール(21)の前記断面積を縮小し、 編地を編地追い出し手段(47)によって追い出し、 ゲート(12)を開放して編地を機外へ排出する、 各ステップからなることを特徴とする編地自動巻取・排
    出方法。
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