JP3094939U - 道路工事看板 - Google Patents
道路工事看板Info
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- JP3094939U JP3094939U JP2002008259U JP2002008259U JP3094939U JP 3094939 U JP3094939 U JP 3094939U JP 2002008259 U JP2002008259 U JP 2002008259U JP 2002008259 U JP2002008259 U JP 2002008259U JP 3094939 U JP3094939 U JP 3094939U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 構成部材を木製にすることによって使用後の
再利用を可能にする道路工事看板を提供する。 【解決手段】 左右の木製の支柱11、11の片面側に
3枚以上の文字表示用の木製の板材12、12…を取り
付ける。各板材12は、ビスを介して固定されており、
簡単に分解することができる。
再利用を可能にする道路工事看板を提供する。 【解決手段】 左右の木製の支柱11、11の片面側に
3枚以上の文字表示用の木製の板材12、12…を取り
付ける。各板材12は、ビスを介して固定されており、
簡単に分解することができる。
Description
【0001】
この考案は、工事中の道路の路肩などに立設し、通行中の車両等に対して注意
を喚起するために使用する道路工事看板に関する。
【0002】
工事中の道路には、その旨を表示する道路工事看板を路肩などに設置し、通行
中の車両等の運転者に注意を促す必要がある。
【0003】
従来の道路工事看板は、アングル鋼材などによる支柱に鉄板製の表示板を取り
付け、表示板に必要な文字や図柄を表示する形式が一般的である。なお、現に車
両の通行に供されている道路の工事期間は、長くても数か月程度が普通であるか
ら、道路工事看板も、恒久的なものでなく、臨時的に設置する簡便な構造のもの
で足りる。
【0004】
かかる従来技術によるときは、道路工事看板は、工事期間が終了すると直ちに
廃棄されるから、再利用の機会がなく、資源の有効利用の観点から無駄が多いと
いう問題が避けられなかった。また、もともと臨時的に設置する鉄鋼構造物であ
るので、防錆処理が不十分であり、僅かの使用期間であっても、錆や腐食のため
に再利用不能になりがちである上、廃棄処分自体も簡単ではないという問題があ
った。
【0005】
そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、各構成部材を木製
にすることによって、必要に応じて再利用が可能であり、廃棄処分も容易である
道路工事看板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1考案の構成は、左右の木製の
支柱と、ビスを介して支柱に上下多段に取り付ける3枚以上の文字表示用の木製
の板材とを備えてなり、板材は、互いに同幅として個別の情報を表示し、上下に
密着させる枚数を最大2枚とすることをその要旨とする。
【0007】
第2考案の構成は、左右の木製の支柱と、ビスを介して支柱を連結する上下の
木製の桟材と、支柱、桟材が形成する枠内に左右に密着させて収納する3枚以上
の文字表示用の木製の板材とを備えてなり、板材は、各桟材の内向きの溝に両端
を差し込んで固定することをその要旨とする。
【0008】
第3考案の構成は、左右の木製の支柱と、ビスを介して支柱を連結する上下の
木製の桟材と、支柱、桟材が形成する枠内に上下に密着させて収納する3枚以上
の文字表示用の木製の板材とを備えてなり、板材は、互いに同幅として個別の情
報を表示し、各支柱の内向きの溝に両端を差し込んで固定することをその要旨と
し、枠には、上下の木製の補助桟材によって仕切る開口部を設けることができる
。
【0009】
なお、第1ないし第3考案の支柱、板材、第2、第3考案の桟材、第3考案の
補助桟材は、それぞれ間伐材を利用し、薬注による防腐処理を施すことができる
。また、第2、第3考案において、板材は、さね継ぎによって連結してもよい。
【0010】
かかる第1ないし第3考案の構成によるときは、木製の各構成部材は、ビスを
介して組み立てられているから、破損箇所が簡単に修復可能であり、使用後の分
解や廃棄処分も容易である上、表面を削り直すことにより、各構成部材の再利用
も可能である。また、その製作も、僅かな技術レベルがあれば足りるから、たと
えば小中学校の児童生徒や、高校、大学の学生などを含む一般のボランティアで
も容易に可能であり、実業学校などに設置されている木工機械設備を利用するこ
とも十分可能である。
【0011】
また、各構成部材は、間伐材を利用することにより、山林振興に役立てること
ができ、薬注による防腐処理を施せば、再度の防腐処理を繰り返すことなく、複
数回の再利用も可能である。
【0012】
なお、第3考案において、補助桟材を介して設ける開口部は、いわゆる風穴と
して作用し、強風による倒壊の機会を少なくすることができる。また、第2、第
3考案において、さね継ぎによって板材を連結することにより、各板材の反りに
よるあばれを防止することができる。
【0013】
以下、図面を以って考案の実施の形態を説明する。
【0014】
道路工事看板は、左右の木製の支柱11、11と、支柱11、11に上下多段
に取り付ける文字表示用の木製の板材12、12…とを備えてなる(図1)。た
だし、図1(A)、(B)は、それぞれ前面図、後面図である。
【0015】
左右の支柱11、11は、最上段の板材12の上縁、最下段の板材12の下縁
に至る斜材11aを介して補強されている。また、支柱11、11は、最下段の
板材12の下に延長され、路肩などに立設する際の脚部が形成されている。
【0016】
板材12、12…は、互いに同長同幅に形成され、支柱11、11に対し、ビ
スを介して上下多段に固定されている。なお、板材12、12…には、それぞれ
個別の文字情報が表示されており、各板材12の間には、適切な間隙が設けられ
ている。ただし、板材12、12…の間には、絵を表示するために、幅が大きい
補助板材13を混在させてもよい。
【0017】
かかる道路工事看板は、工事区間の上流側において、通行車両に向けて路肩な
どに立設して設置することにより、車両の運転者に対して注意を喚起することが
できる。
【0018】
なお、支柱11、11は、板材12、12…の両端に位置するように配置して
もよい(図2)。ただし、図2(A)、(B)は、それぞれ前面図、後面図であ
る。
【0019】
支柱11、11は、斜材11aに加えて、補助桟材11b、11b…を介して
連結されている。また、左右に2分割された補助板材13、13は、支柱11、
11と、上下の補助桟材11b、11bとを介して固定されている。なお、図2
において、最上段の2枚の板材12、12は、上下に密着させて固定され、補助
板材13、13の上には、格別に大きな間隙が設けられている。
【0020】
以上の説明において、板材12、12…は、3枚以上の任意の枚数を使用する
ことができる。ただし、上下に密着させる枚数は、強風時の風圧が過大にならな
いように、最大2枚に制限することが好ましい。また、幅が大きい補助板材13
は、風当りが小さい下部に配置するものとする。
【0021】
また、板材12、12…は、それぞれの両端を支柱11、11の内向きの溝1
1c、11cに挿し込み(図3)、ビスを介して交換可能に固定してもよい。た
だし、図3(B)は、同図(A)のZ−Z線矢視相当拡大断面図である。
【0022】
道路工事看板は、左右の木製の支柱21、21と、両端のビス22a、22a
を介して支柱21、21を連結する木製の桟材22、22…と、支柱21、21
、桟材22、22…が形成する枠内に左右に密着させて収納する木製の板材23
、23…とを備えて構成することができる(図4)。ただし、図4(A)、(B
)は、それぞれ前面図、後面図であり、同図(C)、(D)は、それぞれ同図(
B)のX−X線、Y−Y線矢視相当拡大断面図である。
【0023】
上下の桟材22、22には、それぞれ内向きの溝22bが形成されている。ま
た、支柱21、21には、それぞれ内向きの溝21aが形成されている。そこで
、各板材23の上端、下端は、溝22b、22bに差し込んで、固定されている
。また、板材23、23…は、さね継ぎによって連結され、左右の側端縁は、溝
21a、21aに差し込んで固定されている。ただし、中間の桟材22は、前後
方向の厚さを小さくして、板材23、23…の裏面側を支承することができる。
【0024】
板材23、23…は、一方の支柱21に沿って各桟材22ごとのビス22a、
22a…を取り外すことにより、順に抜き取って簡単に分解することができる。
なお、板材23、23…は、3枚以上の任意の枚数としてよい。
【0025】
図4の板材23、23…は、左右に密着させるに代えて、上下に密着させても
よい(図5)。ただし、図5(A)、(B)は、それぞれ前面図、後面図である
。
【0026】
さね継ぎによって連結する板材23、23…の両端は、支柱21、21に形成
する図示しない内向きの溝に差し込んで固定されており、上下の側端縁には、上
下の桟材22、22に形成する図示しない内向きの溝に差し込んで固定されてい
る。なお、板材23、23は、互いに同幅として、個別の文字情報が表示されて
いる。また、板材23、23…の裏面側は、縦方向の共通の補助材21bを介し
て支承されている。
【0027】
図5において、支柱21、21、桟材22、22によって形成する枠内には、
上下の補助桟材22c、22cによって仕切る開口部25を形成することができ
る(図6)。なお、図6には、左右に2分割する絵表示用の補助板材24、24
が開口部25の下側に組み込まれている。
【0028】
なお、図5、図6においても、板材23、23…は、3枚以上の任意の枚数と
することができる。
【0029】
以上の説明において、左右の支柱11、11は、その一方または双方を上方に
高く延長することができる(図7)。ただし、図7は、図2(B)相当の後面図
である。高く延長した支柱11の頂部には、夜間照明用の照明器具を設置するこ
とができる。なお、左右の支柱21、21についても同様である。
【0030】
また、支柱11、21、板材12、23、桟材22、補助桟材22cを含む各
構成部材は、すべて木製である。そこで、これらの各構成部材は、間伐材を利用
して作ることができ、さらに、薬注による防腐処理を施すことによって、耐久性
を向上させ、削り直すことにより繰返し再利用することができる。なお、各構成
部材は、水溶性塗料による塗装、表示をすることにより、焼却時における有害物
質の発生を最少にすることができる。
【0031】
以上説明したように、この出願に係る第1ないし第3考案によれば、各構成部
材が木製であり、ビスを介して分解可能に組み立てられているから、破損箇所の
修復、使用後の分解、保存や、廃棄処分、再利用等が容易であり、資源の有効利
用を図ることができるという優れた効果がある。
【図1】 全体構成説明図(1)
【図2】 全体構成説明図(2)
【図3】 全体構成説明図(3)
【図4】 全体構成説明図(4)
【図5】 全体構成説明図(5)
【図6】 全体構成図(1)
【図7】 全体構成図(2)
11、21…支柱
12、23…板材
22…桟材
22a…ビス
22c…補助桟材
25…開口部
Claims (8)
- 【請求項1】 左右の木製の支柱と、ビスを介して前記
支柱に上下多段に取り付ける3枚以上の文字表示用の木
製の板材とを備えてなり、該板材は、互いに同幅として
個別の情報を表示し、上下に密着させる枚数を最大2枚
とすることを特徴とする道路工事看板。 - 【請求項2】 左右の木製の支柱と、ビスを介して前記
支柱を連結する上下の木製の桟材と、前記支柱、桟材が
形成する枠内に左右に密着させて収納する3枚以上の文
字表示用の木製の板材とを備えてなり、該板材は、前記
各桟材の内向きの溝に両端を差し込んで固定することを
特徴とする道路工事看板。 - 【請求項3】 左右の木製の支柱と、ビスを介して前記
支柱を連結する上下の木製の桟材と、前記支柱、桟材が
形成する枠内に上下に密着させて収納する3枚以上の文
字表示用の木製の板材とを備えてなり、該板材は、互い
に同幅として個別の情報を表示し、前記各支柱の内向き
の溝に両端を差し込んで固定することを特徴とする道路
工事看板。 - 【請求項4】 前記枠には、上下の木製の補助桟材によ
って仕切る開口部を設けることを特徴とする請求項3記
載の道路工事看板。 - 【請求項5】 前記支柱、板材は、それぞれ間伐材を利
用し、薬注による防腐処理を施すことを特徴とする請求
項1ないし請求項4のいずれか記載の道路工事看板。 - 【請求項6】 前記桟材は、間伐材を利用し、薬注によ
る防腐処理を施すことを特徴とする請求項2ないし請求
項4のいずれか記載の道路工事看板。 - 【請求項7】 前記補助桟材は、間伐材を利用し、薬注
による防腐処理を施すことを特徴とする請求項4記載の
道路工事看板。 - 【請求項8】 前記板材は、さね継ぎによって連結する
ことを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか記
載の道路工事看板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008259U JP3094939U (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 道路工事看板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008259U JP3094939U (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 道路工事看板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3094939U true JP3094939U (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=43248890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002008259U Expired - Lifetime JP3094939U (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 道路工事看板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094939U (ja) |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002008259U patent/JP3094939U/ja not_active Expired - Lifetime
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