JP3094908U - 自転車のチェーンテンショナー装置 - Google Patents

自転車のチェーンテンショナー装置

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JP3094908U
JP3094908U JP2002008548U JP2002008548U JP3094908U JP 3094908 U JP3094908 U JP 3094908U JP 2002008548 U JP2002008548 U JP 2002008548U JP 2002008548 U JP2002008548 U JP 2002008548U JP 3094908 U JP3094908 U JP 3094908U
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shaped arm
center
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武志 橋本
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Miki Pulley Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自転車のチェーンにかかる振動・衝撃を緩衝
作用により、吸収緩和する機能を有するチェーンテンシ
ョナー装置を提供する。 【解決手段】 変形した扇状の外殻1に対し、外形が角
筒状で軸心に軸穴を設けた内殻2を、45度回転させ
て、同心上に配置すると共に上記外殻1と内殻2の間に
圧縮した円柱状ゴム3を収容させた構造を有し、内殻2
の軸心にL字型アームの端をボルトにより固定し、L字
型アームの他端にローラーベアリングを設け、L字型ア
ームの屈折部を自転車のスプロケットの中心に取付けた
事を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案は、自転車のチェーンのたるみ除去及び振動・衝撃を緩衝作用により吸 収緩和するために使用する、円柱状ゴムを用いたチェーンテンショナー装置であ る。 【0002】 【従来の技術】 従来、テンショナー部には、表面を樹脂で覆った固定式ローラーベアリングを 使用していた。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 これには次のような欠点があった。 (イ)固定式であるため、ローラーベアリングはチェーンに張力を与える機能の みで、自転車の走行時及び跳躍時にかかる振動・衝撃の緩衝作用が無い。 (ロ)固定式であるために、長時間使用する事により疲労が蓄積し、チェーンが 破断してしまっていた。 (ハ)固定式であるために、変速ギアに直接振動・衝撃が伝わり、破断してしま っていた。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案は、扇状の外殻(1)に対し、外形が角筒状 で軸心に軸穴を設けた内殻(2)を、45度回転させて、同心上に配置すると共 に上記外殻(1)と内殻(2)の間に圧縮した円柱状ゴム(3)を収容させた構 造を有し、内殻(2)の軸心をL字型アーム(4)の端にボルト(7)により固 定し、L字型アーム(4)の他端にローラーベアリング(6)を設け、L字型ア ーム(4)の屈折部である中心を自転車のスプロケット(5)の中心に接続した ものである。 本考案は以上のような構成よりなる自転車のチェーンテンショナー装置である 。 【0005】 【作用】 円柱状ゴムは、45度の変位をもった外殻と内殻の間に圧入される。自転車の 走行・跳躍時、自転車のチェーンには緩み、もしくは引張りが生じる。テンショ ナーの円柱状ゴムはあらかじめ圧縮されている。 緩みの場合、この圧縮された円柱状ゴムが元の状態に戻ろうとする力、弾発力 により、チェーンに対し適度な張力を与え、自転車の歯車からチェーンが外れる 事を防ぐ。 引張りの場合、円柱状ゴムが変形する事により生まれる振動・衝撃の緩衝作用 により吸収緩和し、クッションの役目を果たす事により振動・衝撃を吸収する。 【0006】 【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態について説明する。 (イ)外殻(1)はプラスチックを扇のような形状に加工し、中央に内殻(2) と円柱状ゴム(3)を挿入するための、四角形の貫通させた穴を設け、外殻(1 )の上部にはチェーン接触用の溝を上部全体に設ける。 (ロ)内殻(2)の形状は、まずアルミニウムをプラスチックの外殻(1)の幅 と同じ奥行き長さを持つ直方体に加工する。この直方体は正面から見る、正方形 になっており、中央にL字型アーム(4)と接続するための軸心穴を設けてある 。この内殻(2)を、外殻(1)の中心に設けた穴に、45度の変位を設けた状 態で同心上に配置する。 (ハ)外殻(1)と内殻(2)に45度の変位を設けた状態のまま、外殻(1) と内殻(2)の間に、予備圧縮された四本の円柱状ゴム(3)を圧入する。 (ニ)L字型アーム(4)の端と内殻(2)を、内殻(2)に設けてある穴を用 いて、ボルト(7)により固定する。 (ホ)L字型アーム(4)の他端にはチェーン(8)に適度な張力を与えるため の金属製のローラーベアリング(6)を設け、L字型アーム(4)の屈折部分で ある中心を自転車のスプロケット(5)の中心に固定する。 (ヘ)外殻(1)上部に設けられた、チェーン(8)接触用の溝にチェーン(8 )を接触せしめ、この部分によりチェーン(8)の振動・衝撃の吸収緩和を行う 。 (ト)円柱状ゴム(3)は予備圧縮されており、作動時にはこの円柱状ゴム(3 )が転がりながら圧縮されるので、磨耗が無く、長寿命である。円柱状ゴム(3 )の内部摩擦は金属(ばね鋼)に比べて1000倍以上で、衝撃にともなう振動 を早期に停止する。 (チ)なお、振動・衝撃がかかる場合のねじり角度はテンショナーの内殻(2) を基準に±30度まで許容する事ができ、この場合のばね特性は非線形で荷重の 増加とともに、ねじり剛性が増加する。 本考案は以上のような構成で、自転車の走行及び跳躍時にチェーン(8)に発 生する振動・衝撃を吸収する。この圧縮された円柱状ゴム(3)が復元しようと する力、弾発力により、チェーン(8)に対し適度な張力を与え、自転車の歯車 からチェーン(8)が外れる事を防ぐ。振動・衝撃が発生する場合は円柱状ゴム (3)が変形する事により生まれる振動・衝撃の緩衝作用により吸収緩和し、ク ッションの役目を果たす事により振動・衝撃を吸収する。 【0007】 【考案の効果】 円柱状ゴムが圧入してある事でフレキシブル性が向上し、走行及び跳躍時の振 動・衝撃を緩衝作用により吸収する。自転車において振動・衝撃は動作時、連続 して発生するものである。しかし、円柱状ゴムが予備圧縮されており、作動時に はこの円柱状ゴムが転がりながら圧縮されるので、磨耗が無く、長寿命である。 ゴム体の内部摩擦は金属(ばね鋼)に比べて1000倍以上で、衝撃にともなう 振動を早期に停止する。 また、圧縮された円柱状ゴムにより、振動・衝撃を吸収するためにチェーン及 び変速ギアにかかる負荷が減少する事により破断しにくくなる。 テンショナー部が、外殻・内殻・円柱状ゴムという簡単な一体化構造のため、 製造コストが安価である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の正面図である。 【図2】本考案の断面図である。 【図3】本考案の側面図である。 【図4】本考案の実施例を示した図である。 【符号の説明】 1 外殻 2 内殻 3 円柱状ゴム 4 L字型アーム 5 スプロケット 6 ローラーベアリング 7 ボルト 8 チェーン

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 扇状の外殻に、外形が角筒状で軸心に軸
    穴を設けた内殻を、45度回転させて、同心上に配置す
    ると共に、上記外殻と内殻の間に圧縮した円柱状ゴムを
    収容させた構造を有し、内殻の軸心をL字型アームの端
    にボルトにより固定し、L字型アームの他端にローラー
    ベアリングを設け、L字型アームの屈折部を自転車のス
    プロケットの中心に取付けた自転車のチェーンテンショ
    ナー装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014005104A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Sumitomo Heavy Industries Material Handling Systems Co Ltd 連続アンローダ

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