JP3094746U - 鳥居用強化土台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】鳥居が長年、自然現象の中にさらされても、頑
丈でしかも良好な状態を保つことができるようにするこ
と。 【解決手段】鳥居の柱部分に防水及び、防虫機能を設け
た土台を設置する。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、鳥居の強化土台に関する。 【０００２】 【従来の技術】 従来、鳥居においては、木材を直接、地面に埋め込んで建設されていた。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 従来の鳥居にあっては、長年の使用により木材が腐食や虫食い等に冒されるため 、長持ちせず、しかも倒れやすいという危険性があり、それを防止するには、立 て替えをするしかないという問題点があった。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 本考案は、鳥居の、地面に埋め込まれる柱部分に防虫効果を持たせた土台を設け 、更に、防水効果も強化する手段を設ける。 【０００５】 【考案の実施の形態】 本考案の鳥居用強化土台では、上部に鳥居の柱受け入れ部分を設け、その側面に 防水剤注入口を数ケ所設ける。 【０００６】 上記、鳥居強化土台の下部には、乾燥剤等収納スペースを設け、上部と下部との 仕切り部分には、防虫網を設ける。 【０００７】 【実施例】 実施例について図面を参照して説明すると、図２において、鳥居用強化土台の上 部に柱受け入れ部分（３）を設け、下部に乾燥剤等収納スペース（４）を設け、 その仕切り部分には、防虫網（２）を設ける。 【０００８】 図１において、柱受け入れ部分（３）の側面に防水剤注入口（１）を数ケ所設け る。 【０００９】 図６において、鳥居用強化土台を使用する際に、鳥居用強化土台が設置される位 置の地表面（９）を掘り、乾燥剤等収納スペース（４）の下方にあたる位置に、 パイプ（１０）を設置し、パイプの上部に保護網（１１）を設け、その上部に割 ぐり石（７）を敷く。 【００１０】 図５において、割ぐり石（７）の上に、鳥居用強化土台を設置し、コンクリート （６）で固め、更に、柱受け入れ部分（３）の途中まで土（５）を入れて固める 。 【００１１】 【考案の効果】 本考案は、以上説明した様な形態で実施され、以下に記載される様な効果を奏す る。 【００１２】 鳥居用強化土台の乾燥剤等収納スペースを設けることにより、鳥居自体が吸収し た水分は防虫網を介して、乾燥剤等収入スペースを通り、割ぐり石、パイプと順 に落ちて排出される。 【００１３】 そして、保護網や防虫網等により、虫の逆混入は免れることができる。 【００１４】 柱受け入れ部分と柱の間にできたすき間は防水剤注入口より、注入する防水剤に より埋めることができる。 【００１５】 また、柱受け入れ部分と柱の間にできた、すき間に直接防水剤を注入して、すき 間を埋めることもできる。 【００１６】 また、新築する際に初めから設置することはもちろんのこと、既存の老朽化した 鳥居でも腐食した部分を切り、その残った先端部分にはめ込み設置することがで きるため、現存の鳥居をそのまま活用することができる。 【００１７】 防水、防虫効果を兼ね備えているため、既存の鳥居よりも痛みにくく、長持ちす る。

【図面の簡単な説明】 【図１】 正面図 【図２】 断面図 【図３】 底面図 【図４】 斜視図 【図５】 使用状態を示す正面図 【図６】 使用状態を示す断面図 【図７】 使用状態を示す上面図 【図８】 当該、鳥居用強化土台を使用し、地面に埋め
ていない状態を示す鳥居の全体図 【符号の説明】 １．防水剤注入口 ２．防虫網 ３．柱受け入れ部分 ４．乾燥剤等収納スペース ５．土 ６．コンクリート ７．割ぐり石 ８．柱 ９．地表面 １０．パイプ １１．保護網 １２．鳥居用強化土台

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】側面に防水剤注入口（１）を設けた柱受け
   入れ部分（３）を上部に設け、下部に乾燥剤等収納スペ
   ース（４）を設け、その仕切り部分には防虫網（２）を
   設けた、鳥居用強化土台。