JP3094480B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP3094480B2
JP3094480B2 JP03047790A JP4779091A JP3094480B2 JP 3094480 B2 JP3094480 B2 JP 3094480B2 JP 03047790 A JP03047790 A JP 03047790A JP 4779091 A JP4779091 A JP 4779091A JP 3094480 B2 JP3094480 B2 JP 3094480B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマを利用して電
気光学材料層を駆動し画素選択を行う画像表示装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶ディスプレイを高解像度
化,高コントラスト化するための手段としては、各表示
画素毎にトランジスタ等の能動素子を設け、これを駆動
する方法(いわゆるアクティブマトリクスアドレス方
式)が一般に行われている。しかしながら、この場合、
薄膜トランジスタの如き半導体素子を多数設ける必要が
あることから、特に大面積化したときに歩留りの問題が
懸念され、どうしてもコスト高になるという大きな問題
が生ずる。
【0003】そこで、これを解決する手段として、ブザ
ク等は、特開平1−217396号公報において、能動
素子としてMOSトランジスタや薄膜トランジスタ等の
半導体素子ではなく放電プラズマを利用する方法を提案
している。以下、放電プラズマを利用して液晶を駆動す
る画像表示装置の構成を簡単に説明する。
【0004】この画像表示装置は、プラズマ・アドレス
ト・液晶表示装置(PALC)と称されるもので、図6
に示すように、電気光学材料層である液晶層101と、
プラズマ室102とが、ガラス等からなる薄い誘電体の
シート103を介して隣接配置されてなるものである。
プラズマ室102は、ガラス基板104に互いに平行な
複数の溝105を形成することにより構成されるもの
で、この中にはイオン化可能なガスが封入されている。
また、各溝105には、互いに平行な一対の電極10
6,107が設けられており、これら電極106,10
7がプラズマ室102内のガスをイオン化して放電プラ
ズマを発生するためのアノード及びカソードとして機能
する。一方、液晶層101は、前記誘電体のシート10
3と透明基板108とによって挟持されており、透明基
板108の液晶層101側の表面には、透明電極109
が形成されている。この透明電極109は、前記溝10
5によって構成されるプラズマ室102と直交してお
り、これら透明電極109とプラズマ室102の交差部
分が各画素に対応している。
【0005】上記画像表示装置においては、プラズマ放
電が行われるプラズマ室102を順次切り換え走査する
とともに、液晶層101側の透明電極109にこれと同
期して信号電圧を印加することにより、該信号電圧が各
画素に保持され、液晶層101が駆動される。したがっ
て、各溝105,すなわち各プラズマ室102がそれぞ
れ1走査ラインに相当し、走査単位毎に放電領域が分割
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の画像
表示装置をインターレース方式で駆動しようとすると、
次のような不都合が生じている。すなわち、従来のPA
LCにおいて、単純にインターレース駆動すると、各々
の画素は1つおきのフィールド(例えばNTSC方式で
は33ミリ秒)だけで走査されることになる。このと
き、動いている画像を表示すると、画面内に1フィール
ド前の画像が1ラインおきに残存するために、特に画像
の端部に不快なボケが発生し、画質を著しく損なうこと
になる。また、液晶の極性反転のために、2フレーム同
期のフリッカーが発生することもある。
【0007】これを解決する手段として、TFT方式の
液晶表示装置と同様、例えば画像処理でインターレース
走査を順次走査に変換したり、1ラインの信号をフィー
ルド毎に組み合わせを変えた2本の走査線に入力する等
の方法を採用することが考えられる。しかしながら、何
れの場合にも、ラインメモリーが必要となったり、1ラ
イン毎の書き込み時間が半分になる等、駆動回路へ与え
る負担が大きく、またコストアップの原因となる。
【0008】そこで本発明は、かかる従来のものの有す
る課題を解決するために提案されたものであって、イン
ターレース動作を行った際の動解像度の劣化を、駆動回
路を変更することなく解消し得る画像表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、走査線に対応した線状の放電プラズマ
領域を順次走査することにより電気光学材料層を駆動す
る画像表示装置において、走査線がn:1のインターレ
ース方式で走査されるとともに、各放電プラズマ領域の
拡がりが走査単位のn本分以上となるように設定されて
いることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の画像表示装置においては、放電プラズ
マ領域がn:1のインターレース方式で走査されるとと
もに、各放電プラズマ領域の拡がりが走査線n本分以上
となるように設定されている。例えば、2:1のインタ
ーレース走査の場合には、各放電プラズマ領域の拡がり
(幅)は、走査単位の2倍とされる。このような拡がり
を有する放電プラズマでインターレース走査すると、画
面上の全ての画素が1フィールド内で完全に書き換えら
れ、前の画像が残存することはない。したがって、イン
ターレース化に伴う動解像度の劣化(ボケの発生)の問
題は解消される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例の
画像表示装置は、全ての放電領域が連続空間として形成
された、いわゆるオープンセル構造を有するフラットパ
ネルディスプレイである。したがって、放電領域を分離
する隔壁は存在しない。以下、本実施例の画像表示装置
の構成を説明すると、本実施例の画像表示装置は、図1
及び図2に示すように、平坦で光学的に十分に透明な第
1の基板1と、やはり平坦で透明な第2の基板2との間
に、電気光学材料層である液晶層3を間挿するととも
に、前記液晶層3と第2の基板2との間の空間を放電領
域4としてなるものである。これら基板1,2は、ここ
では非導電性で光学的に透明な材料により形成される
が、これは透過型表示装置を考慮してのことで、直視型
あるいは反射型表示装置とする場合には、いずれか一方
の基板が透明であればよい。
【0012】上記第1の基板1には、その1主面1aに
帯状の電極5が形成されるとともに、この電極5に接し
てネマチック液晶等からなる液晶層3が配置されてい
る。この液晶層3は、ガラス、雲母、プラスチック等か
らなる薄い誘電体膜6によって第1の基板1との間に挟
持されており、これら第1の基板1、液晶層3及び誘電
体膜6によって、いわゆる液晶セルが構成された形にな
っている。上記誘電体膜6は、液晶層3と放電領域4の
絶縁遮断層として機能するものであり、この誘電体膜6
が無いと液晶材料が放電領域4に流れ込んだり、放電領
域4内のガスにより液晶材料が汚染される虞れがある。
ただし、液晶材料の代わりに固体あるいはカプセル化さ
れた電気光学材料等を使用する場合には、必要ないこと
もある。また、上記誘電体膜6は、誘電体材料により形
成されることからそれ自身もキャパシタとして機能し、
したがって放電領域4と液晶層3との電気的結合を十分
に確保し、且つ電荷の2次元的な拡散を抑制するために
は、なるべく薄い方がよい。
【0013】一方、第2の基板2にも放電電極群7が帯
状電極として形成されるとともに、周囲を枠体状のスペ
ーサ8によって支持することにより、上記誘電体膜6か
ら所定の間隔をもって配置され、この第2の基板2と誘
電体膜6の間の空間が放電プラズマを発生する放電領域
4とされている。したがって、この放電領域4は、画面
全域で連続した空間となっている。この放電領域4に
は、イオン化可能なガスが封入されているが、イオン化
可能なガスとしてはヘリウム、ネオン、アルゴン、ある
いはこれらの混合ガス等が用いられる。
【0014】以上が本実施例の画像表示装置の概略構成
であるが、各基板1,2にはそれぞれ前記液晶層3を駆
動するための電極が形成されている。そこで、次にこれ
ら電極構成及び表示動作について説明する。
【0015】先ず、上記第1の基板1のうち上記第2の
基板2と対向する主面1a上には、所定の幅をもった帯
状の電極5が複数形成されている。これら電極5は、例
えばインジウム錫オキサイド(ITO)等の透明導電材
料により形成されており、光学的に透明である。また、
各電極5は互いに平行に配列され、例えば画面に垂直に
配列されている。一方、第2の基板2のうち上記第1の
基板と対向する主面2a上にも、やはり放電電極群7が
形成されている。これら放電電極群7も、平行な線状電
極であるが、その配列方向は先の第1の基板1上に形成
された電極5と直交する方向である。すなわち、これら
放電電極群7は画面に水平に配列されている。また、こ
れら放電電極群7は、アノード電極A1 ,A2 ,A3
・・An-1 ,An とカソード電極K1 ,K2 ,K3 ・・
・Kn-1 ,Kn からなり、これらを対にして放電用電極
が構成されている。
【0016】図3に第1の基板1に形成された電極5と
第2の基板に形成された放電電極群7の配列状態を模式
的に示す。ここで、第1の基板1の電極5には、データ
ドライバ回路9と出力増幅器10とで構成された第1信
号印加手段が接続され、各出力増幅器10から出力され
るアナログ電圧が液晶駆動信号として供給される。これ
に対して、第2の基板2上の放電電極群7のうち、各カ
ソード電極K1 ,K2 ,K3 ・・・Kn-1 ,Kn には、
データストローブ回路11と出力増幅器12から構成さ
れる第2信号印加手段が接続されており、各出力増幅器
12から出力されるパルス電圧がデータストローブ信号
として供給される。また、各アノード電極A1 ,A2
3 ・・・An-1 ,Anには、共通の基準電圧(接地電
圧)が印加される。したがって、第2の基板2に形成さ
れた放電電極群7の接続構造は、図4に示す通りであ
る。また、表示面の全体にわたって画像を形成するため
に、前記データドライバ回路9及びデータストローブ回
路11と接続して走査制御回路13が設けられている。
この走査制御回路13は、データドライバ回路9とデー
タストローブ回路11との機能を調整し、液晶層3の全
ての画素列について、行から行へと順次アドレス指定す
るものである。
【0017】上述の構成を有する画像表示装置において
は、液晶層3が第1の基板1に形成された電極5に印加
されるアナログ電圧のサンプリング・キャパシタとして
機能し、放電領域4で発生する放電プラズマがサンプリ
ング・スイッチとして機能することで画像表示が行われ
る。この画像表示動作を説明するためのモデルが図5で
ある。図5において、各画素に対応する液晶層3は、キ
ャパシタ・モデル14として捉えることができる。すな
わち、キャパシタ・モデル14は、電極5とガスがイオ
ン化された領域が重なった部分に形成される容量性液晶
セルを表している。
【0018】いま、各電極5にデータドライバ回路9よ
りアナログ電圧が印加されているとする。ここで、第2
の基板2のカソード電極K1 にデータストローブ信号
(パルス電圧)が印加されていないとすると、すなわち
オフ状態であるとすると、アノード電極A1 とカソード
電極K1 での放電が起こらず、この近傍のガスはイオン
化されていない状態となる。したがって、プラズマ・ス
イッチS1 (電極5とアノード電極A1 との電気的接
続)もオフの状態となって、電極5に如何なるアナログ
電圧が印加されても、各キャパシタ・モデル14にかか
る電位差に変化はない。
【0019】一方、第2の基板2のカソード電極K2
データストローブ信号が印加されていると、すなわちオ
ン状態であるとすると、アノード電極A2 とカソード電
極K2 間での放電によりガスがイオン化され、これら電
極A2 ,K2 に沿って帯状にイオン化領域(放電プラズ
マ)が発生する。すると、いわゆるプラズマ・スイッチ
ング動作によって電極5とアノード電極A2 が電気的に
接続された状態となり、回路的に見たときにはプラズマ
・スイッチS2 がオンされたのと等価な状態となる。そ
の結果、カソード電極K2 がストローブされている列の
キャパシタ・モデル14には、電極5に供給されるアナ
ログ電圧がストアされる。そして、カソード電極K2
のストローブが終了し放電プラズマが消失した後も、次
のストローブが行われるまでの間(少なくともその画像
のフィールド期間中)はこのアナログ電圧がキャパシタ
・モデル14にそれぞれストアされたままの状態とな
り、電極5に印加されるアナログ電圧のその後の変化の
影響を受けない。
【0020】したがって、カソード電極K1 ,K2 ,K
3 ・・・Kn-1 ,Kn を順次アドレス指定してデータス
トローブ信号を印加すると同時に、各電極5にこれに同
期して液晶駆動信号をアナログ電圧として印加すること
で、プラズマ・スイッチが薄膜トランジスタ等の半導体
素子と同様に能動素子として働き、アクティブマトリク
スアドレシング方式と同様に液晶層3が駆動される。た
だし、本実施例においては、n:1のインターレース動
作が行われる。そこで、2:1のインターレース走査を
例にして、表示動作について説明する。
【0021】2:1のインターレース走査では、2本に
1本の割合で走査線が走査される。例えば、偶数フィー
ルドにおいては、偶数ラインが順次選択され、奇数フィ
ールドにおいては、奇数ラインが選択される。すなわ
ち、偶数フィールドでは、偶数番目のカソード電極
2 ,K4 ,K6 ・・・にデーターストローブ信号が順
次印加され、奇数フィールドでは、奇数番目のカソード
電極K1 ,K3 ,K5 ・・・にデーターストローブ信号
が順次印加される。このとき、各カソード電極K1 ,K
2 ,K3 ・・・Kn-1 ,Knへのデーターストローブ信
号の印加により、アノード電極A1 ,A2 ,A3 ・・・
n-1 ,An との間で放電が起こり、放電プラズマが発
生するが、この放電プラズマ領域の幅は、走査単位(す
なわち放電電極群7のピッチp)の2倍以上に設定され
ている。
【0022】なお、放電プラズマ領域の拡がりは、放電
領域4に封入されたガスの種類、圧力、放電のための電
極間隔及び形状、放電領域4のギャップ間隔等に支配さ
れており、これらを適切な値に設定することによって前
述のような拡がりとすることが可能である。すなわち、
先ず、良く知られるように、放電領域4に封入されるガ
スのガス圧については、これが高いほど荷電粒子の平均
自由行程が小さくなり、局在化の傾向となる。したがっ
て、このガス圧を適切な値に設定することにより、放電
プラズマを適当な拡がりに制御することが可能となる。
ただし、ガス圧を高くすると放電開始電圧が高くなる場
合がある。これについては、パッシェン(Pasche
n)の法則により、放電用の電極の間隔、すなわち、各
アノード電極A1 ,A2 ,A3 ・・・An-1 ,An とカ
ソード電極K1 ,K2 ,K3 ・・・Kn-1 ,Kn 間の間
隔dをガス圧に反比例して小さくすることで調整するこ
とができる。また、放電領域4のギャップ間隔Wを選ぶ
ことでも、放電プラズマの実効的な拡がりをある程度制
御することができる。具体的な条件としては、例えば電
極ピッチp=0.4mm、放電領域4のギャップ間隔W=
0.4mm、封入ガスの種類をNeガス(+0.5%A
r)、ガス圧を120Torrとすることで、放電プラズマ
領域を走査単位の約2倍とすることができた。
【0023】図6及び図7に放電プラズマの走査の様子
を示す。例えば、偶数フィールドでは、図6に示すよう
に、偶数番目のカソード電極・・・Ki+1,Ki+3 ,K
i+5 ・・・(ただし、iは奇数である。)に順次データ
ーストローブ信号が供給されて1ラインおきに放電プラ
ズマ領域Pが形成される。すなわち、カソード電極K
i+1 がオンの状態が図6中のA、カソード電極Ki+3
オンの状態が図6中のB、カソード電極Ki+5 がオンの
状態が図6中のCである。このとき、順次走査される放
電プラズマ領域Pが電極ピッチpの約2倍とされている
ので、画面上の全ての領域で電極5に印加されるアナロ
グ電圧に応じて液晶層3が駆動される。
【0024】一方、奇数フィールドでの書き込みを考え
ると、この場合にも、図7に示すように、奇数番目のカ
ソード電極・・・Ki+2 ,Ki+4 ,Ki+6 ・・・に順次
データーストローブ信号が供給され、1ラインおきに放
電プラズマ領域Pが形成される。すなわち、カソード電
極Ki+2 がオンの状態が図7中のA、カソード電極K
i+4 がオンの状態が図7中のB、カソード電極Ki+6
オンの状態が図7中のCである。したがって、奇数フィ
ールドにおいても、偶数フィールドと同様の理由から画
面上の全ての領域で液晶層3が駆動されることになる。
【0025】このように、偶数フィールドにおいても奇
数フィールドにおいても、カソード電極の選択は1ライ
ンおきに行われるが、放電プラズマ領域が2ライン分の
幅を有するために、画面上の全ての画素は1フィールド
内で完全にリフレッシュされる。したがって、インター
レース化に伴う動解像度の劣化の問題は全く発生しな
い。また、液晶層3の極性反転も1フレーム周期で完結
されるため、従来問題となっていた2フレーム周期のフ
リッカーが発生することもない。さらに、本実施例で
は、駆動回路側は単純なインターレース走査を行えば良
く、動解像度及びフリッカー対策のために何ら特別な手
段を講ずる必要はない。
【0026】以上、本発明を適用した一実施例について
説明したが、本発明がこの実施例に限定されるものでは
ない。例えば、実施例では2:1のインターレースの場
合について説明したが、n:1のインターレースの場合
についても、放電プラズマ領域を走査単位のn倍以上と
することで、同様の動作が実現可能である。例えば3:
1のインターレースでは放電プラズマ領域を走査単位の
3倍以上、4:1のインターレースでは4倍以上とすれ
ばよい。
【0027】また、本実施例では、アノード電極とカソ
ード電極を対にして放電電極が構成されているが、等間
隔で配列される電極がフィールド毎にアノード電極とし
て動作したり、カソード電極として動作したりするよう
な画像表示装置にも適用可能である。例えば、図8及び
図9に示すように、放電用電極・・・Ei ,Ei+1 ,E
i+2 ・・・が等間隔で配列されているとする。これら放
電用電極・・・Ei ,Ei+1 ,Ei+2 ・・・は、抵抗を
介して直流電源に接続されるとともに、駆動トランジス
タを介して接地されており、これら駆動トランジスタの
オン・オフによってアノードとして動作したり、カソー
ドとして動作したりする。したがって、各放電用電極・
・・Ei ,Ei+1 ,Ei+2・・・間の間隔pが走査単位
ということになる。
【0028】このように構成される画像表示装置では、
例えば放電用電極Ei+1 の駆動トランジスタがオンされ
ると、これがアノードとして動作し、その他の放電用電
極はカソードとして動作する。これにより、放電用電極
i+1 と放電用電極Ei 間、及び放電用電極Ei+1 と放
電用電極Ei+2 間で放電が起こり、電極間隔,すなわち
走査単位pの2倍の放電プラズマが発生する。
【0029】すなわち、2:1のインターレース走査で
は、偶数フィールドにおいて偶数番目の放電用電極・・
・Ei+1 ,Ei+3 ,Ei+5 ・・・に接続された駆動トラ
ンジスタが順次オンされ、図8中A,B,Cで示すよう
に、順次2走査単位分の幅を有する放電プラズマPが発
生する。同様に、奇数フィールドにおいても、奇数番目
の放電用電極・・・Ei+2 ,Ei+4 ,Ei+6 ・・・に接
続された駆動トランジスタが順次オンされ、図9中A,
B,Cで示すように、やはり順次2走査単位分の幅を有
する放電プラズマPが発生する。したがって、先の実施
例と同様に、本例においても画面上の全ての画素は1フ
ィールド内で完全にリフレッシュされることになる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の画像表示装置においては、n:1のインターレース
方式による駆動を行う場合に、走査線に相当する放電プ
ラズマの幅を走査単位のn本分以上に設定しているの
で、1フィールド毎に画面全体をリフレッシュすること
ができ、インターレース動作を行った場合に発生する動
解像度の劣化やフリッカーの問題を解消することができ
る。また、このとき駆動回路への負担は全くなく、製造
コスト等の点でも非常に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例を一部破断して示す
要部拡大斜視図である。
【図2】本発明を適用した一実施例の要部拡大断面図で
ある。
【図3】液晶層を駆動するための電極構成を示す模式図
である。
【図4】放電電極の配列及び接続状態を示す模式図であ
る。
【図5】本発明を適用した一実施例における画像表示動
作を説明するための等価回路図である。
【図6】本発明を適用した一実施例における偶数フィー
ルドでの放電プラズマの走査の様子を示す模式図であ
る。
【図7】本発明を適用した一実施例における奇数フィー
ルドでの放電プラズマの走査の様子を示す模式図であ
る。
【図8】本発明を適用した他の実施例における偶数フィ
ールドでの放電プラズマの走査の様子を示す模式図であ
る。
【図9】本発明を適用した他の実施例における奇数フィ
ールドでの放電プラズマの走査の様子を示す模式図であ
る。
【図10】従来の画像表示装置の一例を一部破断して示
す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1・・・第1の基板 2・・・第2の基板 3・・・液晶層(電気光学材料層) 4・・・放電領域 5・・・電極 7・・・放電電極群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // G09G 3/28 G09G 3/28 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1333 G02F 1/133 505 G09F 9/30 338 G09G 3/36 G09G 3/28 H04N 5/66 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査線に対応した線状の放電プラズマ領
    域を順次走査することにより電気光学材料層を駆動する
    画像表示装置において、走査線がn:1のインターレース方式で走査されるとと
    もに、 各放電プラズマ領域の拡がりが走査単位のn本分
    以上となるように設定されていることを特徴とする画像
    表示装置。
JP03047790A 1991-02-20 1991-02-20 画像表示装置 Expired - Lifetime JP3094480B2 (ja)

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