JP3094372U - ドリル - Google Patents

ドリル

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JP3094372U
JP3094372U JP2002007590U JP2002007590U JP3094372U JP 3094372 U JP3094372 U JP 3094372U JP 2002007590 U JP2002007590 U JP 2002007590U JP 2002007590 U JP2002007590 U JP 2002007590U JP 3094372 U JP3094372 U JP 3094372U
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JP
Japan
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cutting edge
drill
core
cut
workpiece
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JP2002007590U
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博幸 安部
光一 草野
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムや樹脂等の非金属で且つ軟質及び伸縮性
のある押し出し中空ワークの一方にコア残りを発生させ
ることなく穴開けできるドリルを提供する。 【解決手段】 ドリル1の刃先を長さが異なる刃先3、
4とする。ドリル1を回転させ中空ワークの一方10a
の上面に当てて押し下げると、図(a)のようにワーク
10aは長い方の刃先3の先端部分で円形状に切られ、
刃先3がワーク10aの下面位置に達するとコア11は
ワーク10aから切り離される。しかし、コア11とワ
ーク10aを繋いでいる最後の繋がり部分13を切り離
す瞬間のコア11の姿勢が図(b)の状態になっている
と、繋がり部分13は刃先3では切断できない。この繋
がり部分13は刃先3が図(c)のようにワーク10a
の下面より下に出てしまうと刃先3では切断できない
が、次に来る短い方の刃先4の先端部分で図(d)のよ
うに切断されるので、コア残り14は発生しない。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案は、ゴムや樹脂等の非金属で、且つ軟質及び伸縮性のある押出し中空ワ ークの一方に貫通した穴を加工する際に用いられるドリルに関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、図3に示すようにゴムや樹脂等の軟質で及び伸縮性のある押出し中空ワ ーク10の一方10aに貫通した穴12を加工する際には、図4に示すようなド リル20Aが使用される。このドリル20Aは刃先22が1つであり、中実丸棒 21の刃先先端部に斜めに角度(α°)を付けて形成されている。このドリル2 0Aを回転させて図5(a)のように中空ワーク10の一方から円形状コア11 を下方に切り離すことで中空ワーク10の一方に穴12を明ける。しかし、コア 11とワーク10を繋いでいる最後の繋がり部分13を切り離す瞬間のコア11 の姿勢によっては、図5(b)のように最後の繋がり部分13が切断されずに穴 加工不良(コア残り)14が発生する。ドリル20Aの切れのよい部分は刃先先 端部角度(α°)により多少異なるが一般的には、刃先22の先端から0.3m m程度の範囲にあるため、ドリル20の刃先22の先端が中空ワーク10の一方 10aの下面側に0.3mm程度以上突き出ると上記最後の繋がり部分13が切 断されずコア残り14を解消することができない。 【0003】 ドリルには図6に示すように刃先22を2つ設けたドリル20Bもあるが、こ の刃先22が2つ有るドリル20Bを用いても、2つの刃先22はワーク10に 同時に接触するため、上記刃先が1つのドリル20Aの場合と同様、ワーク10 の上記最後の繋がり部分13を切り離す瞬間のコア11の姿勢によっては(図7 (b)、(c))のように上記最後の繋がり部分13を切り離すことができずコ ア残り14が発生する。 【0004】 また、図8に示すように、ゴムや合成樹脂に貫通穴や盲穴を開ける工具30と してシャンク32に連なる本体部33を円筒とし、この円筒33の先端縁を切刃 34とし、円筒先端部に円筒内面から円筒中心部まで突出する半径方向の切刃3 6を設けたものもある(例えば、特許文献1参照)。 【0005】 【特許文献1】 特開平07−009396号公報(図1) 【0006】 【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記図8の穴あけ工具30は構造が複雑であり、また、切刃34でワ ークに円形の切り込みを入れると共に切刃36でコア部を少しずつ削り取る方式 であるため、ゴムや樹脂等の非金属で且つ軟質及び伸縮性のある押出し中空ワー クの一方に貫通した穴を明けるには適しない。 【0007】 本考案は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ゴムや樹脂等の非金 属で且つ軟質及び伸縮性のある押し出し中空ワークの一方に内壁面をテーパ無く 穴加工でき、コア残りの発生を完全に無くし、刃先の加工が容易にできるドリル を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】 かかる目的を達成するために、本考案は、被加工物を穴加工可能な刃先部とシ ャンク部とが一体となったドリルにおいて、中実丸棒の刃先先端部にそれぞれ外 周側から任意の角度を付けて回転中心側へ切り込みを入れることで形成された刃 先の長さが異なる複数の刃先を有することを特徴とする。 【0009】 【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案の実施形態に係 るドリルの正面図及び側面図を示す。このドリル1は、中実丸棒2の先端の所定 位置に形成された第1の刃先3と、刃先の先端位置が第1の刃先3の先端より約 0.3mm後退した位置となるように形成された第2の刃先4を有する。 【0010】 第1の刃先3は中実丸棒2の刃先先端部に外周側から任意の角度(α°)を付 けて回転中心側へ切り込みを入れることで形成されている。また、第2の刃先4 は中実丸棒2の刃先先端部の第1の刃先3と180°異なる位置に外周側から任 意の角度(β°)を付けて回転中心側へ少し深く切り込みを入れ、刃先4の先端 位置が第1の刃先3の先端より約0.3mm後退した位置となるように形成され ている。 【0011】 次に上記ドリル1による穴あけ時の動作について図2を用いて説明する。図2 はドリル1でゴムや樹脂等の非金属で且つ軟質及び伸縮性のある押出し中空ワー ク10の一方10a(図3)に貫通した穴12を明ける場合のワーク10とドリ ル1の刃先3、4との間系を示す。 【0012】 ドリル1を回転させながら中空ワーク10の一方10aの上面にドリル1の先 端部を当てて押し下げると、図2(a)に示すように中空ワーク10は第1の刃 先3により円形状に切り込まれコア11が形成され、第1の刃先3が中空ワーク 10の一方10aの下面位置に達すると、コア11が中空ワーク10から切り離 される。 【0013】 しかし、コア11とワーク10を繋いでいる最後の繋がり部分13を切り離す 瞬間のコア11の姿勢が同図(b)に示すようになっている場合などには、上記 最後の繋がり部分13が切断されない。この繋がり部分13は同図(c)に示す ように第1の刃先3が中空ワーク10の一方10aの下面より下に突き出ても繋 がり部分13やコア11には第1の刃先3の外面が当たるだけで上記最後の繋が り部分13は切断されない。 【0014】 ドリル1が更に下がると、同図(d)のように第2の刃先4が中空ワーク10 の一方10aの下面位置に達し、第2の刃先4のもっとも切れ味のよい先端部分 がコア11と中空ワーク10を繋いでいる最後の繋がり部分13に当たるので、 上記最後の繋がり部分13は切断され、コア11は中空ワーク10から完全に切 り離されるので、穴明けはコア残り14が発生すること無く完了する。この時第 1の刃先3は中空ワーク10の一方10aの下面から0.3mm程度突出するに 過ぎないので、第1の刃先3が中空ワーク10の他方10b(図3)を傷つける ことはない。また、このドリル1を用いた場合、コア残り14の姿勢がドリル1 の直径とストロークからなる体積(軌跡)外にあっても、第2の刃先4でコア1 1と中空ワーク10を繋いでいる最後の繋がり部分13を切断することができる 。 【0015】 なお、上記第2の刃先4の角度β°は被加工物の材質、あいはドリルの回転数 などにより第1の刃先3の角度α°との間系を、β°=α°、もしくはβ°≠α ° とする。また、上記ドリル1は刃先が2枚となっているが、2枚より多くするか とも可能である。 【0016】 【考案の効果】 本考案に係るドリルは、長さの異なる複数の刃先を有するので、各刃先の非加 工物に接するタイミングに時間的ずれが生じるため、先発の刃先にてコア残りが 生じてもコアの姿勢に関係なく後発の刃先にてコア残りのコアと被加工物を繋い でいる部分を完全に切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の実施の形態に係るドリルの正面図及び
側面図。 【図2】同ドリルの穴明け時の動作説明図。 【図3】ワークの穴あけ位置を示すワーク断面図。 【図4】従来例に係るドリルの側面図及び正面図。 【図5】同ドリルの穴明け時の動作説明図。 【図6】他の従来例に係るドリルの側面図及び正面図。 【図7】同ドリルの穴明け時の動作説明図。 【図8】従来例に係る穴あけ工具を示す斜視図。 【符号の説明】 1…ドリル 2…中実丸棒、シャンク部 3、4…第1、第2の刃先、長さの異なる刃先 10…中空ワーク、被加工物 10a…中空ワークの一方 11…コア 12…穴 13…最後の繋がり部分 14…コア残り

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 被加工物を穴加工可能な刃先部とシャン
    ク部とが一体となったドリルにおいて、 中実丸棒の刃先先端部にそれぞれ外周側から任意の角度
    を付けて回転中心側へ切り込みを入れることで形成され
    た刃先の長さが異なる複数の刃先を有することを特徴と
    するドリル。
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