JP3094239B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3094239B2
JP3094239B2 JP03088648A JP8864891A JP3094239B2 JP 3094239 B2 JP3094239 B2 JP 3094239B2 JP 03088648 A JP03088648 A JP 03088648A JP 8864891 A JP8864891 A JP 8864891A JP 3094239 B2 JP3094239 B2 JP 3094239B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、詳
しくは、録再機能を有したスチルビデオカメラ等に接続
されて再生画像信号を入力し、該入力された画像信号を
2値化して、簡便な操作によって遠隔地に送信したり、
簡易的なハードコピーを得ることができる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スチルビデオカメラ等によって撮影さ
れ、磁気ディスクなどの記録媒体に一旦記録されたビデ
オ信号を、前記記録媒体から再生し、この再生されたビ
デオ信号を電話回線を介して遠隔地に送信する画像送信
装置が近年提案されており、かかる画像送信装置によっ
てカラーの階調信号を高画質に送信することができるよ
うになっている。
【0003】しかしながら、かかる画像送信装置は、送
信側と受信側とにそれぞれ専用の装置を備える必要があ
って汎用性に欠けるため、大量に普及しているファクシ
ミリ装置を受信対象として、記録媒体から再生されたカ
ラー画像を白黒の2値化画像として簡易的に遠隔地に送
信する装置も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にビデオ信号として与えられる画像情報を電話回線を介
して遠隔地のファクシミリ装置に2値画像として送信す
る装置は、例えば録画及び再生機能を有したスチルビデ
オカメラなどに所謂アダプタ的に外部接続されて、外出
先から画像の送信を行いたいときなどに用いられる場合
が想定される。従って、実際の送信に当たっては、スチ
ルビデオカメラ側の再生操作と、前記送信アダプタ側の
送信操作との両方を個別に行う必要が生じ、特に、公衆
電話のように操作条件が良くないときには使い勝手が悪
いという問題があった。
【0005】また、再生機能を有しているスチルビデオ
カメラであっても、再生画面を表示するCRTや液晶な
どのモニタ装置を備えない場合には、上記のようなファ
クシミリ用のアダプタを接続して画像の送信を行うとき
に、送信画像を確認することができず、無駄な画像を送
信したり、所望の画像とは異なる画像を送信してしまう
惧れがあると共に、送信先のファクシミリ装置に対して
どのような感じで画像が送られたかの確認(2値化に用
いた閾値の適正判断)も行えないという問題があった。
【0006】更に、ファクシミリ送信を行わない場合で
あっても、特にビデオ画像のハードコピーを含んだ書類
を作成する場合などでは、ビデオプリンタを用いたカラ
ープリントよりも簡易的に得られるファクシミリ装置に
おけるプリントアウトのような2値画像のハードコピー
(特に疑似階調化された画像)の方が、その後のコピー
などの作業において有利となる場合がある。
【0007】また、上記のようにスチルビデオカメラな
どで撮影された画像をファクシミリ送信する場合には、
撮影日時や撮影条件などの撮影情報を付随させて送信し
た方が、受信側での受信画像の整理などに有利であり、
更に、一般的な据え置き型のファクシミリ装置で行われ
ているような送信・受信側の名称や電話番号を、送信画
像と共に送信させることも有用である。
【0008】また、スチルビデオカメラなどからの再生
画像信号を、1画面分だけ記憶できる記憶容量を持て
ば、ファクシミリ送信又は階調画像のプリントを行わせ
る際の2値化を含む各種の信号処理が簡便になるが、1
画面分の記憶容量を確保することは、コストアップにな
ってしまう。ここで、ファクシミリ送信又は階調画像の
プリントは、比較的時間が掛かるので、信号処理のスピ
ードがある程度低下することは問題にならないため、信
号処理のスピードよりも記憶容量の節約を図りたいとい
う要求があった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、録再機能を有したスチルビデオカメラなどに接続
され、再生された画像信号を2値化処理し、簡便な操作
によって遠隔地に送信することが可能であり、また、前
記送信用の信号処理系を利用して簡易な2値化画像のハ
ードコピーが得られ、モニタ装置を備えない再生装置に
接続された場合の送信画像確認などに用いることができ
る画像処理装置を提供することを目的とする。
【0010】また、画像の送信に際して、撮影情報や送
信情報などのデータを画像に付加して送れるようにし
て、受信側での対応を容易にすることを目的とする。更
に、入力された画像信号に対して2値化を含む信号処理
を行う前に、一時的に前記入力画像信号を記憶するため
のメモリ容量を節約できるようにして、装置のコスト低
減を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのため本発明では、画
像信号を再生する再生装置に対して外部接続される画像
処理装置であって、前記再生装置に対する接続によって
再生装置側における再生動作が該画像処理装置側で優先
的に制御されるよう構成すると共に、前記再生装置で再
生された画像信号を入力して一時的に記憶する記憶部
と、この記憶部に記憶された画像信号を読み出して2値
化の信号処理を行い、画像信号に関わる撮影データ又は
画像出力に関するデータを前記2値化した画像信号と合
成する信号処理部と、この信号処理部で信号処理された
画像信号に基づいて画像情報を外部に出力する出力部と
を含んで構成するようにした。
【0012】また、インターレースにより複数のフィー
ルド走査から構成される画像信号が再生装置から繰り返
し入力されるよう構成された画像処理装置であって、入
力された画像信号を一時的に記憶する記憶部と、この記
憶部に一時的に記憶された画像信号を読み出して2値化
の信号処理を行い、画像信号に関わる撮影データ又は画
像出力に関するデータを前記2値化した画像信号と合成
する信号処理部と、この信号処理部で信号処理された画
像信号に基づいて画像情報を外部に出力する出力部とを
含んで構成され、入力される画像信号の1つのフィール
ド走査から1つの走査線を選択し、該選択された走査線
の画像信号毎に前記記憶,信号処理,出力の各動作を行
わせ、次に順次走査で次の順番にあたる走査線を他のフ
ィールドから選び出して同じ動作を行わせ、前記記憶部
に対する画像信号の一時的な記憶が順次走査に従った順
番で走査線毎に行われるように構成した。尚、上述した
各構成において、前記画像出力に関するデータは、予め
備えられた送信日時,送信側電話番号,受信側電話番
号,送信者名,受信者名の中の少なくとも1つであり、
電源オフ時は、前記画像出力に関するデータのうちの送
信側電話番号,受信側電話番号,送信者名,受信者名の
データについては消去されるようにした。
【0013】ここで、2対1のインターレースで2つの
フィールド走査から構成される画像信号が再生装置側か
ら繰り返し入力されるよう構成される場合には、出力部
による画像情報の出力が、Nを整数とすると(2N+
1)×(垂直走査周期)+1/2×(水平走査周期)を
周期とする順次走査に従った順番の走査線毎の画像信号
出力に基づき行われるよう構成すれば良い。
【0014】また、信号処理部が疑似階調化機能を有す
ることが好ましい。また、前記再生装置は、録画及び再
生機能を有するスチルビデオカメラとすることができ
る。更に、前記出力部が、前記信号処理部で信号処理さ
れた画像信号を所定の受信装置へ送信する送信部を含む
構成とすると良く、信号処理部で信号処理された画像信
号に基づき画像をハードコピーするプリント部を含む構
成としても良い。
【0015】また、信号処理部で信号処理された画像信
号を前記所定の受信装置へ送信するする送信部と、信号
処理部で信号処理された画像信号に基づき画像をハード
コピーするプリント部と、が前記出力部として画像処理
装置の本体に対して着脱可能に構成され、本体に装着さ
れた前記送信部とプリント部との少なくとも一方に基づ
いて画像情報の外部への出力を行うよう構成することも
できる。
【0016】出力部が所定の受信装置へ画像信号を送信
する構成のときには、所定の受信装置をファクシミリ装
置とし、信号処理部がファクシミリ送信に対応する画像
信号を得る信号処理を行うと共に、送信部が画像信号を
出力する対象が電話回線であり、信号処理された画像信
号を電話回線を介してファクシミリ装置に送信するよう
構成とすることができる。
【0017】ここで、キャラクタジェネレータ部を備
え、画像信号に関わる撮影データ又は画像出力に関する
データをキャラクタジェネレータ部で変換して信号処理
部で画像信号と合成し、この合成された画像信号に基づ
いて出力部で画像情報を出力するよう構成することが好
ましい。前記画像信号に関わる撮影データは、前記再生
装置側から画像信号と共に入力される画像の撮影日時,
撮影条件,画像ナンバー,現在日時の中の少なくとも1
つとすることができる。
【0018】
【0019】
【作用】かかる画像処理装置によると、再生装置に対す
る接続によって再生装置側における再生動作が画像処理
装置側で優先的に制御されるよう構成されるから、再生
装置に画像処理装置を接続して2値化された画像信号に
基づく画像情報を外部に出力させるときに、かかる出力
に関する操作を簡便にできる。
【0020】また、インターレースにより複数のフィー
ルド走査から構成される画像信号の1つのフィールド走
査から1つの走査線を選択し、この選択された走査線の
画像信号毎に記憶,信号処理,出力の各動作を行わせる
よう構成すれば、記憶部における最低必要容量を1つの
走査線分とすることができ、記憶容量の節約を果たせ
る。
【0021】出力部は、所定の受信装置に信号処理され
た画像信号を送信するか、又は、2値化の信号処理され
た画像信号に基づいて画像をハードコピーとして出力す
るから、簡易的な操作によって遠隔地への画像送信を行
ったり、プリントアウトを行わせたりすることができ、
更に、両方の出力形態を備えることで、例えば送信画像
の確認をハードコピーによって行うことができる。
【0022】また、特に前記受信装置をファクシミリ装
置とし、電話回線への画像信号の出力を行わせる場合に
は、画像の撮影日時,撮影条件などの画像信号に関わる
撮影データや、送信日時,電話番号などの画像出力に関
するデータを、画像信号に合成して送信することで、受
信側の対応が容易となる。また、ファクシミリ送信の場
合で、特に、本願発明にかかる画像処理装置がアダプタ
的な使い方がなされる場合には、送信側電話番号,受信
側電話番号,送信者名,受信者名などの画像出力に関す
るデータは頻繁に変化する場合が想定されるから、電源
がオフされたときに自動的に消去されるようにすれば、
誤ったデータが出力されることを抑止でき、使い勝手が
向上する。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は、
静止画の録画及び再生機能を有する再生装置としてのス
チルビデオカメラ1に対して、本願発明にかかる画像処
理装置に相当するFAXアダプタ2をケーブルを介して
外部接続した状態を示す図であり、前記FAXアダプタ
2によって、スチルビデオカメラ1で撮影され磁気ディ
スクや半導体メモリ等の記録媒体に記憶されている静止
画像を、図示しない遠隔地のファクシミリ装置(所定の
受信装置)に電話回線(通信回線)を介して送信する。
【0024】前記FAXアダプタ2は、一般の電話器3
の電話回線に介装され、前記電話器3で送信相手の電話
番号(ファクシミリ番号)をダイヤルして呼び出す。前
記FAXアダプタ2には、送信エラーの発生を示すエラ
ーLED4や、送信中であることを示す動作LED5、
更に、送信スタートスイッチ6などが受けられている。
【0025】尚、図1では、FAXアダプタ2をスチル
ビデオカメラ1に対して外部接続させるのにケーブルを
用いたが、両者にコネクタを備えるようにして本体同士
を直接結合させる構成としても良い。前記スチルビデオ
カメラ1とFAXアダプタ2とが接続された状態では、
相互のCPUがシリアルポート(SO)を用いて交信
し、双方の動作の連携を取る。
【0026】即ち、基本的に、スチルビデオカメラ1の
CPUは、FAXアダプタ2が接続されたときには、F
AXアダプタ2側のCPUの支配下に入るものとし、接
続状態では、スチルビデオカメラ1がスレイブモードに
入り、FAXアダプタ2でスチルビデオカメラ1側の再
生動作が優先的に制御されるものとする。従って、スチ
ルビデオカメラ1のCPUは、FAXアダプタ2用のコ
ネクタへの接続を検知したら、自主的な動作はせずに、
FAXアダプタ2のCPUからの動作命令を待つモード
に入る。FAXアダプタ2のCPUからの動作命令は、
ここでは1バイトとし、例えば「7D」はスチルビデオ
カメラ1における記録媒体が磁気ディスク(ビデオフロ
ッピー)である場合の順方向トラック送りを示し、「7
E」は逆方向トラック送りを示すものとし、これらの2
つの命令では命令語の後の1バイトは送るトラック数を
示すものとし、トラック数の指示がない場合には、1ト
ラックを示すものとする。FAXアダプタ2のCPUか
らの命令の開始・終了はCALL信号で示され、ビット
の区切りはシリアルクロック信号で示される。
【0027】ここで、順方向に3トラック送る場合の信
号の例を、図2に示してある。CALL信号の立ち上が
りで命令の送信が開始され、シリアルクロック(SC
K)の立ち下がりで命令語のビットが切り替わるので、
受け側であるスチルビデオカメラ1のCPUは、CAL
L信号がHighの状態において、シリアルクロックの
立ち上がり毎に、シリアルポート(SO)を介して入力
されるシリアルデータの各ビットを読み込む。
【0028】そして、CALL信号の立ち下がりによ
り、スチルビデオカメラ1のCPUはFAXアダプタ2
側からの命令の終了を検知し、直ちに命令の実行に入
る。スチルビデオカメラ1のCPUは、FAXアダプタ
2側からの命令に従った動作を終了すると、INT信号
をHighにする。このため、このINT信号を監視す
ることで、FAXアダプタ2はスチルビデオカメラ1側
の動作完了を検知することができ、動作命令を下してか
ら前記INT信号がHighになるまでは、他の処理を
行うことができる。
【0029】INT信号がHighになったことを、F
AXアダプタ2側で検知すると、FAXアダプタ2のC
PUは、前記CALL信号をHighにするので、かか
るCALL信号によってINT信号が確認されたことが
確認され、スチルビデオカメラ1側ではINT信号を再
びLowの状態に戻す。上記図2に示す例では、スチル
ビデオカメラ1側のCPUは、FAXアダプタ2側から
の命令を受け取ると直ちにその動作を開始するが、動作
開始という命令を別途設け、複数の命令を連続して実行
させるようにしても良い。
【0030】また、全体の動作にそれほどの高速性が要
求されない場合であれば、FAXアダプタ2のCPU
が、スチルビデオカメラ1の実行終了が見込まれる適当
な時間だけ待つようにしても良く、この場合には、前記
INT信号を省略できる。ここで、スチルビデオカメラ
1とFAXアダプタ2とのケーブルを介しての接続にお
いては、例えば図3に示すようなコネクタピン配列とす
る。ピンNo.1〜4は、FAXアダプタ2がスチルビ
デオカメラ1側から電源を取るための電源端子(Vc
c,GND)であり、ピンNo.5はシリアルクロック
用端子(SCK)、ピンNo.6はスチルビデオカメラ
1側からFAXアダプタ2へのデータ送信用端子(S
I)、ピンNo.7は上記に説明したFAXアダプタ2
側からスチルビデオカメラ1への命令送信用端子(S
O)、ピンNo.8は前記CALL信号用端子、ピンN
o.9は前記INT信号用端子、ピンNo.10,11,12
はビデオ信号用端子(Y,C,Vsync) である。
【0031】尚、FAXアダプタ2に対する電源は、上
記のピン配置によりスチルビデオカメラ1側から取って
も良いが、電源を内蔵する構成であっても良い。上記デ
ータ送信用端子(SI)を用いたスチルビデオカメラ1
側からFAXアダプタ2へのデータ送信について以下に
説明する。例えば、FAXアダプタ2側で現在の再生画
像のトラックNo.を知るためには、スチルビデオカメ
ラ1側から前記トラックNo.のデータを送ってもらう
必要があるため、FAXアダプタ2から「トラックN
o.を送れ」という命令を端子SOを介して送り、この
命令を受け取ったスチルビデオカメラ1側から前記端子
SIを介してトラックNo.のデータが返送される
【0032】上記のように、スチルビデオカメラ1側か
らデータを受け取る場合、1つの端子SOの入・出力を
切替えながら使用しても良いが、使い勝手が悪くなるの
で、上記のように命令用の端子SOとデータ受取用の端
子SIとを別個に設けることが好ましく、上記2つの端
子を備えることで、受け側が受けたデータをそのまま送
り側に返送し、送信側が送ったデータと返送されたデー
タとを比較して、データが正確に送られたか否かを確認
することができる。
【0033】このように、データ送信状態の確認を行う
例を、図4に示してある。図4は、FAXアダプタ2か
ら「トラックNo.を送れ」という命令(65H)を送
って、これに対し、スチルビデオカメラ1側からトラッ
クナンバーを示す「23H」という応答が返ってきた場
合の例を示す。ここで、FAXアダプタ2側はCALL
信号をHighにしてからシリアルクロック信号を出力
し、最初のシリアルクロックの立ち下がりで命令語の最
初のビット(この場合、命令語は「65H」であるか
ら、最初のビットは0である。)を出力する。そして、
次のシリアルクロックの立ち上がりでスチルビデオカメ
ラ1のCPUはこのデータを読取り、その次の立ち下が
りで同じデータをSI端子へ出力する。従って、SOと
SIとではデータが1ビットずつずれている。
【0034】FAXアダプタ2側のCPUは、命令語の
全ビットを端子SOを介して送り、端子SIを介してス
チルビデオカメラ1側から返送されて来たデータと前記
送信した命令データとを比較し、同じであればCALL
信号をLowにしてこの交信を終了する。一方、比較結
果が異なっていれば、命令語の送信と返送とを繰り返し
行わせ、何回繰り返しても同じデータが返送されてこな
い場合には、システムの故障を判断し動作を停止する。
【0035】命令の送信が正常に完了すると、次に動作
開始の命令(55H)をFAXアダプタ2側からスチル
ビデオカメラ1に送って実際の動作を行わせ、FAXア
ダプタ2はスチルビデオカメラ1の動作終了を待つこと
になる。次にINT信号がHighになると、前記図2
に示した例では動作の終了を示したが、ここではデータ
の送信の準備が終了したという意味であり、FAXアダ
プタ2のCPUは、シリアルクロック信号を出力してス
チルビデオカメラ1のCPUにデータ(再生トラックN
o.)を出力させる。ここで、シリアルクロックの立ち
下がりでSIのデータが切り替わるので、その次の立ち
上がりでFAXアダプタ2側がデータを読取り、その次
の立ち下がりで読み取ったデータをSO端子に出力す
る。
【0036】スチルビデオカメラ1側のCPUは、この
送り返されてきたデータをチェックし、送ったものと同
じであればデータの後に正確に送られたことを確認した
ことを示すデータ(A5H)を送り、違っている場合に
は、前記データ(A5H)とは異なるデータ(AAH)
を送る。FAXアダプタ2のCPUは、送られてきた2
バイト目のデータ(1バイト目はトラックナンバー)を
確認し、正常に交信が行われたか否かを判断し、正常の
場合には、そこで動作を終了し、受け取ったデータ(再
生トラックナンバー)を自身の目的のために使用する
が、正常でなかった場合には、命令65Hを送るところ
からの一連の動作を最初からやり直すことになる。
【0037】以下、前記FAXアダプタ2の具体的な操
作を、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。ま
ず、スチルビデオカメラ1とFAXアダプタ2とを接続
する。ここで、スチルビデオカメラ1のCPUはコネク
タが接続されたこと(FAXアダプタ2接続されたこ
と)を検出すると(S1)、再生モードに移行すると共
に、スレイブモードに入る(S2)。
【0038】次に、FAXアダプタ2に電源が投入され
ているときには(S3)、FAXアダプタ2の送信スイ
ッチが押されたか否かを判別し(S4)、送信スイッチ
が押されたときには、スチルビデオカメラ1側で再生さ
れた静止画像を、疑似階調化を伴う2値化処理してか
ら、電話回転を介して遠隔地のファクシミリ装置に送信
する(S5)。
【0039】一方、送信スイッチ4が押されていないと
きには、FAXアダプタ2側のCPUが「トラック送り
スイッチの状態を読取り、その結果を送れ」という命令
を繰り返しスチルビデオカメラ1側のCPUに送り(S
6)、スチルビデオカメラ1のトラック送りスイッチが
操作されているときには(S7)、スチルビデオカメラ
1がスレイブモードに入っているので、FAXアダプタ
2側から実際のトラック送りを行わせる命令を送る(S
8)。
【0040】尚、スチルビデオカメラ1とFAXアダプ
タ2とが遠く離れている状態で使う場合には、FAXア
ダプタ2側にトラック送りのスイッチも設け、FAXア
ダプタ2側で全ての再生指示操作が行えるようにする方
が便利であるが、スチルビデオカメラ1とFAXアダプ
タ2とが近接している場合には、スチルビデオカメラ1
側に付設されているトラック送りのスイッチを用いる方
が、FAXアダプタ2の小型化の点で有利となる。
【0041】FAXアダプタ2は、図6に示すような内
部構造となっている。再生モードにおいては、スチルビ
デオカメラ1側からVideo−In端子に静止画のビ
デオ信号(静止画像信号)が繰り返し入力されるので、
かかるビデオ信号から同期信号分離回路21で分離した同
期信号をもとに、ADコンバータ22,ラインメモリ23
(記憶部)を、コントロール回路24でコントロールしな
がら駆動させて、ディジタル化したビデオ信号をライン
メモリ23に一時的に記憶させる。前記ラインメモリ23に
格納された画像信号は、順次読み出され、2値化回路25
において階調画像を2値で表すためにディザ化又は誤差
拡散等の疑似階調化処理が施される。
【0042】疑似階調化の信号処理された画像信号は、
CODEC(符号・復号器)26で符号化された後モデム
27で変調され、ファクシミリ送信に対応する信号に変換
された後、NCU(ネットワークコントロールユニッ
ト)28で制御されつつ、電話回線を介して遠隔地のファ
クシミリ装置に送られる。ここで、前記CODEC26,
モデム27,NCU28が、画像情報を外部に出力する出力
部に相当し、上記実施例では、画像情報の外部出力はフ
ァクシミリ送信として行われる。また、本実施例におけ
る信号処理部は、前記2値化回路25が相当することにな
る。
【0043】送信時の画像信号の流れは以上のようにな
るが、通常ファクシミリでは送信のときの関わる情報、
例えば送信の日時,送信側の電話番号及び名前,受信側
の電話番号及び名前等が画像の出力の先頭部分にヘッダ
ーとして付加されて送信されるので、本実施例における
FAXアダプタ2においても同様に送信情報を付加す
る。即ち、FAXアダプタ2のCPU29が、前述のよう
な送信に関わるデータ(画像出力に関するデータ)を予
め認識しており、コードデータの形でキャラクタジェネ
レータ30に出力する。キャラクタジェネレータ30は、前
記電話番号等のコードデータをドットパターンに変換
し、変換されたコードデータと2値化された画像信号と
は信号合成回路31で合成させてから、CODEC26以降
に送って送信させる。
【0044】前記日時のデータは、FAXアダプタ2自
身が、時計機能をもっていても良いし、通常スチルビデ
オカメラ1には、オートデート機能のために時計機能を
内蔵している場合が多いので、スチルビデオカメラ1側
から日時に関するデータを読み込んでも良い。また、送
信側の電話番号,名前は、予めFAXアダプタ2に記憶
させておく必要がある。更に、受信側の電話番号は、F
AXアダプタ2にダイヤル機能がある場合には、そのダ
イヤルされた番号をそのまま送れば良いが、ダイヤル機
能がない場合には、やはり予め記憶させておく必要があ
る。送信側の名前,電話番号は、一旦記憶させたら記憶
保持させておいた方が便利であるが、FAXアダプタ2
は移動して用いることが多いので、FAXアダプタ2の
電源が切られたら記憶が消去されるようにすると良い。
受信側の電話番号,名前は、毎回変わることが多いの
で、毎回消去されるか、2回目以降は確認を促す警告を
発する機能をもつことが望ましく、少なくとも、前記送
信側の情報と共に電源オフ時に自動的に消去されるよう
にした方が良い。
【0045】ところで、スチルビデオカメラ1で撮影さ
れた静止画像を、ファクシミリによって簡易的に送る場
合であっても、撮影時の情報が重要となる。前記撮影時
の情報は、撮影時に画像信号と共にID信号(識別信
号)の形で記録されるのが一般的であるから、画像信号
と共に前記ID信号をスチルビデオカメラ1側で再生
し、ディジタルデータとしてスチルビデオカメラ1のC
PUが認識し、これをFAXアダプタ2との交信で送る
ようにする。FAXアダプタ2では、かかる撮影情報の
データを前記キャラクタジェネレータ30に送り、上記送
信時の情報(電話番号,名前)に続いてヘッダーの形で
出力する。
【0046】このように、撮影情報をディジタルデータ
として認識させて、CPU相互の交信に乗せて送れば、
S/N比の悪化を防止でき、また、前記ID信号専用に
信号経路を備える必要がない等の利点がある。一般のフ
ァクシミリ装置には、通常、例えばノーマルモード,フ
ァインモード,スーパーファインモード,グレイモード
等の何種類かの送信モードがある。最近では、ファイン
モードを標準モードとし、送信相手が古い機種であると
きにのみノーマルモードを選ぶようにし、画像の内容に
よって他のモードを意識的に選択するようにしているこ
とが多い。また、グレイモードでは、ディザや誤差拡散
等の疑似階調化を用いて細かなドットの組み合わせで階
調を表すため送信時間が大幅に増大するので、意識的に
グレイモードを選択していない場合には、グレイモード
以外のモードになっている方が好ましいとされている。
【0047】しかし、スチルビデオカメラ1用としての
FAXアダプタ2の場合、入力画像は階調画像であるこ
とが多く、画素数も少ないので、複数の送信モードを備
える場合には、画質確保のためにグレイモードを標準モ
ードとし、他のモードを意識的に選択するようにした方
が良く、簡便には、ディザや誤差拡散を用いるグレイモ
ードのみの仕様としても良い。
【0048】また、ディザや誤差拡散等の疑似階調化を
用いるグレイモードの以外のモードを持つ場合には、グ
レイモード以外では、適当な閾値で画像信号の2値化を
行わないと、真っ白な画像や真っ黒な画像が送られてし
まうことがあり、送信前に2値化された画像信号に基づ
く再生画像を確認することが望まれる。そこで、図6に
示すように、FAXアダプタ2には、同期信号発生回路
(SSG)32,エンコーダ33を設け、前記送信側での画
像確認を可能にしている。
【0049】即ち、2値化回路25に付設される図示しな
い送信前の画像を記憶するメモリに2値化された画像信
号をメモリしておき、かかる2値の画像信号を、SSG
32からの同期信号に同期をとってビデオレートで読み出
し、エンコーダ33でNTSC信号にエンコードした上で
スチルビデオカメラ1側に出力する。これにより、スチ
ルビデオカメラ1に備えられたモニタで、FAXアダプ
タ2で2値化処理された画像を確認することができる。
【0050】上記の2値化画像の確認を、スチルビデオ
カメラ1が再生用モニタを内蔵している場合の実際の操
作に従って説明すると、まず、スチルビデオカメラ1を
再生モードにして通常の画像をモニタで確認しながら、
トラック送りをして送るべき画像を決定する。次に、2
値化を指示する操作をFAXアダプタ2に対して行う。
すると、FAXアダプタ2側で画像信号を2値化してメ
モリに入れた後で、スチルビデオカメラ1を再生モード
から外部入力モードに切り替えるように、FAXアダプ
タ2からスチルビデオカメラ1に命令を送る。その上
で、メモリからビデオレートで信号を読み出してエンコ
ードしてスチルビデオカメラ1側に戻す。
【0051】これ以降は、FAXアダプタ2側で2値化
の閾値を変える操作(スイッチを押す、又は、ボリュー
ムを回す等)が行われる毎に、スチルビデオカメラ1を
再生モードに切り替え、再生された画像信号を新しい閾
値で2値化してメモリに入れ、その後にカメラを外部出
力モードにし、ビデオレートで2値化した信号を読み出
し、エンコードしてスチルビデオカメラ1側に出力する
という動作を繰り返し、最適な閾値で2値化が行われる
ようにする。
【0052】ところで、図6に示すFAXアダプタ2の
構成では、スチルビデオカメラ1側から入力された画像
信号を、2値化処理の前に一時的に記憶させるメモリと
してラインメモリを用いたが、ラインメモリの代わり
に、1画面メモリ(フィールドメモリ又はフレームメモ
リ)を持つ構成としても良い。この場合、2値化される
前の画像信号をそのまま記憶保持させておくことができ
るので、2値化に用いる閾値を変更した場合に、変更し
た閾値に基づく新たな2値化処理を行うときに、その都
度スチルビデオカメラ1から新たに画像信号を入力する
必要がなくなる。
【0053】また、上記のように2値化前の画像信号を
一時的に記憶するメモリが、1画面分の容量を持てば、
画像の縦横変換などが行えることになる。即ち、ライン
メモリしか持たない場合には、ファクシミリの主走査方
向を水平走査方向に一致させるしかないが、1画面分の
メモリを持てば、縦横を変換して垂直走査方向を主走査
方向に一致させることができる。テレビ画面は、横長で
あるから、上記のように縦横の関係を逆転させれば、限
られた印字幅でより大きなハードコピーを得ることがで
きるので、画像を拡大して受け側のファクシミリ装置に
出力させる場合に便利である。例えば、受け側のファク
シミリの印字幅をLとすると、1画面メモリがないと図
7(A)のようにハードコピーが最大サイズとなるが、
1画面メモリを備えて縦横変換できるものでは、図7
(B)のサイズのハードコピーが得られることになる。
【0054】ところで、前述の閾値変更に伴う画像確認
においては、2値化した画像信号をスチルビデオカメラ
1側に戻して、スチルビデオカメラ1に備えられたモニ
タで2値画像を確認させるようにしたが、図8に示すよ
うに、FAXアダプタ2側にモニタ35を備えるようにし
ても良く、この場合、カメラ側を外部入力モードに切り
替える必要がなくなる。
【0055】また、モニタの代わりに、又は、モニタと
共に、一般のファクシミリ装置に備えられているものと
同様な構成のプリンタをFAXアダプタ2に備えるよう
にしても良い。図9は、モニタを備えない代わりにプリ
ンタ41を備えたFAXアダプタ2を示しており、図1に
示したFAXアダプタ2にプリンタ41及びプリントスイ
ッチ42のみを加えた構成となっている。図10は、図6の
構成にプリンタ41を追加してFAXアダプタ2の内部構
造を示してある。
【0056】上記のようにプリンタ41を備えたFAXア
ダプタ2を用いる場合には、送信する2値画像の事前確
認は、かかるプリンタ41で受け側のファクシミリ装置と
同様なハードコピーを得るか、接続されたスチルビデオ
カメラ1側のモニタに写し出して行うことになる。前記
プリンタ41は、送信するための事前処理(2値化,ディ
ザ,キャラクタジェネレータ信号との合成)を済ませた
信号を、送信処理(CODEC,MODEM等)を行わ
ず、プリントさせるものであり、上記のように送信状態
の事前確認に用いても良いし、また、単に何の画像であ
るかの確認(送信したい画像の選択)に用いても良く、
かかる目的では、ハードコピーの画面が小さくても構わ
ないので、たとえ1画面分のメモリを備えるものであっ
ても縦横変換を行わずに小さいままプリントさせる方
が、処理時間の節約にもなり、また、プリント用紙も無
駄にならずに便利である。
【0057】また、モニタを備えないスチルビデオカメ
ラ1に、図9に示したプリンタ付のFAXアダプタ2が
接続される場合も、安価なシステムにおいては想定さ
れ、このときには、FAXアダプタ2側から2値化した
画像信号をスチルビデオカメラ1側に送り返す必要がな
いので、図10における同期信号発生回路32及びエンコー
ダ33からなるAの部分は省略することができる。
【0058】更に、ディザや誤差拡散等の疑似階調処理
を施したものを、前記プリンタ41によってプリントアウ
トさせる場合、2値のプリンタで疑似的に階調を表すこ
とができるので、簡易的には、前記プリンタ41をビデオ
プリンタとして用いることができる。このときのプリン
トアウトは、2値のドットで構成されているので、これ
をコピーしても階調が保存されることになり、特に、書
類に添付され、書類と共にコピーされる機会が多いよう
な場合には、本来のビデオプリンタで得られた画像より
も、階調保存の点で有効となる。
【0059】従って、上記の実施例では、ファクシミリ
送信を前提して述べてきたが、図10に示す回路構成から
Aの部分と共にファクシミリ送信用のBの部分(COD
EC26,MODEM27,NCU28からなる送信部)
も除いた構成のものを、スチルビデオカメラ1用の簡易
的なビデオプリンタ(2値で濃淡画像を表すプリンタ)
として活用することも可能である。
【0060】ここで、スチルビデオカメラ1のオプショ
ンとして想定した場合、FAXアダプタ2と前記簡易ビ
デオプリンタとは、その信号処理系で共通となる部分が
多いから(図10におけるプリンタ41及びBの部分を除い
た部分が共通部分)、例えば図11に示すように、図10に
おけるBのファクシミリ送信用の部分を1枚の基板43上
にまとめ、この基板43から電話回線へのケーブルが出る
ようにしておく。一方、図10におけるA,B以外の部分
からなる簡易ビデオプリンタの本体に対して前記ファク
シミリ送信用の基板(送信部)43が着脱できるよう構成
し、ファクシミリ送信用の基板43が装着されたときには
(図11(A))、2値化された画像信号がプリンタ41と
共にこのファクシミリ送信用の基板43にも取り込まれる
ようにすれば、簡易ビデオプリンタとしての機能の他
に、ファクシミリ送信機能も備えることになる。
【0061】また、前記ファクシミリ送信用の基板43を
装着しない場合には、図11(B)のように、基板43用の
穴が開いてしまうので、この部分に穴埋め用の板を嵌め
込めば、簡易ビデオプリンタのみの機能を備えた装置と
して整えることができる。このようにして、ファクシミ
リ機能を着脱できる構成であれば、主要部分を共通化で
きるので低コスト化を図れ、また、使用者の要求変化に
柔軟に対応できることになる。尚、ファクシミリ送信を
標準仕様として、プリンタ41(プリント部)を前記基板
43のように本体に対して着脱自在に構成し、必要に応じ
てプリンタ機能を付け加えることができるようにしても
良い。
【0062】ところで、以上の実施例では、スチルビデ
オカメラ1側からアナログのビデオ信号が入力される場
合の例を示したが、これに限定されるものではなく、ス
チルビデオカメラ1側からデジタルビデオ信号が入力さ
れる構成であっても良い。この場合、FAXアダプタ
(簡易ビデオプリンタ)2側におけるADコンバータ22
や同期分離21などの構成が不要になって実現が容易とな
る。特に、スチルビデオカメラ1が、撮影した静止画像
をメモリカード(半導体メモリ)にディジタル的に記録
する構成である場合には、前記メモリカードが1画面メ
モリの役目も果たすので、画像の縦横変換を行うために
FAXアダプタ(簡易ビデオプリンタ)2側に1画面メ
モリを備える必要がなくなり、更に、簡便な構成での実
現が可能となる。
【0063】また、上記実施例では、スチルビデオカメ
ラ1のCPUとFAXアダプタ2のCPUの関係は、接
続状態においてFAXアダプタ2側がマスターとなり、
スチルビデオカメラ1側がスレイブとなる例を示した。
これは、スチルビデオカメラ1に色々なアダプタが接続
されることが想定される場合に有用であり、好ましい実
施例ではあるが、FAXアダプタ2を最も単純な構成と
した場合には、スチルビデオカメラ1とFAXアダプタ
2とが独立に動作しても前記実施例と同様な機能を実現
できる。
【0064】例えば、スチルビデオカメラ1側がスレイ
ブとなる前記実施例では、図3に示すようなコネクタピ
ン配置であったものを、前述のように独立動作させる場
合には、コネクタピン配置を図12に示すように構成す
る。かかるコネクタピンの中のCNT端子(コントロー
ル端子)は、通常はオープンであるためカメラのCPU
はこれをHighと見做し、FAXアダプタ2では前記
CNT端子はLowにされている。従って、スチルビデ
オカメラ1にFAXアダプタ2をケーブルを介して又は
直接コネクタによって接続すると、スチルビデオカメラ
1のCPUから見て前記CNT端子はLowとなり、C
NT端子がLowであるときにはスチルビデオカメラ1
側が再生モードに切り替えられるようにしておく。
【0065】上記のようにして再生モードになったとき
に、スチルビデオカメラ1のCPUは、画像信号に付随
にして記憶されている撮影情報に関するID信号(撮影
日時,撮影条件などの識別信号)を復調してディジタル
データとして、シリアルポート(SO)から繰り返し出
力する。シリアルポート(SO)からのID信号の繰り
返し出力以外は通常の再生時と同じで、トラック送りの
スイッチ操作等に対する動作はスチルビデオカメラ1側
で独自に通常に行い、FAXアダプタ2側も独自に動作
を行う。FAXアダプタ2側の送信スイッチが押された
ら、スチルビデオカメラ1から繰り返し出力されている
ID信号を適当なタイミングで読取り、これをキャラク
タジェネレータでドットパターンに変換し、変換された
ID信号と映像入力端子(輝度Y信号端子)から入力さ
れ2値化された画像信号とを合成して送信することにな
る。
【0066】上記の場合、スチルビデオカメラ1とFA
Xアダプタ2との関係で言えば、FAXアダプタ2はC
NT端子をLowにすることで、スチルビデオカメラ1
を再生モードにしてディジタルデータをシリアルポート
(SO)から繰り返し出力させるという、最小限の制御
を行うことになる。また、スチルビデオカメラ1がディ
ジタルビデオ信号を出力する構成である場合には、前記
ビデオ信号用として既にディジタル信号用端子が設けら
れているので、必ずしもディジタルデータ信号のやり取
りのために別の端子を設ける必要がなく、ビデオ用端子
と兼用としても良い。
【0067】上記のようにディジタルビデオ用の端子
を、ディジタルデータの信号のやり取りに兼用する場合
の実施例を、図13に示してある。図13に示す構成では、
最初の実施例と同様に、FAXアダプタ2側のCPUが
マスターでスチルビデオカメラ1側のCPUがスレイブ
となるものとする。スチルビデオカメラ1は、CCD51
で光電変換して得た画像信号をプロセス回路52で信号処
理した後、ADコンバータ53でディジタル信号に変換
し、半導体メモリ54に記憶させるものであり、その他、
CPU55,CCD駆動回路56,同期信号発生器57等を備
えている。
【0068】ここで、8ビットのディジタル端子は、通
常ビデオ信号バスに接続されていて、ディジタル化した
ビデオ信号(静止画像信号)が前記8ビットのディジタ
ル端子を介して外部に繰り返し出力されている。FAX
アダプタ2のCPU29から、スチルビデオカメラ1のC
PU55に対してCALL信号が出力されると、前記ビデ
オ信号バスに接続されていた8ビットのディジタル端子
がCPU55の入出力端子に接続されるようになり、通常
ビデオ信号用として用いられる端子を介してCPU間の
データ交信を行うことになる。尚、上記の場合、8ビッ
トが一度に送られることになるという以外はシリアルに
データを交信する場合と同様である。
【0069】ところで、一般のファクシミリ装置では、
原稿を送りながらこれを照明し、CCDラインセンサで
読み取ることにより画像信号を得ているのに対し、本実
施例におけるFAXアダプタ2では、画像信号を得る装
置は外部にあり、FAXアダプタ2はビデオ信号の形で
受け取ることになるが、ビデオ信号はファクシミリの送
信速度に比べて速いので、一旦メモリに蓄えて速度を調
整する必要があり、通常のファクシミリ回路からみる
と、前記メモリを画像信号源として扱ってそれ以降は通
常の送信動作を行うことになる。
【0070】ここで、前述のようにビデオ信号をファク
シミリ送信速度に合わせるために画像信号を一時的に蓄
えるメモリとして1画面分を持ってしまえば、前述のよ
うに制御の点で有利となるが、コストアップになってし
まう。従って、図6に示したように、前記メモリをライ
ンメモリとして、1走査分の記憶容量しか持たないメモ
リを用いれば、コストの低減を図ることができ、ライン
メモリを用いた場合の動作は、詳しくは以下のようにな
る。即ち、ビデオ信号のある走査線の信号をラインメモ
リに取込み、実際にファクシミリ送信を行っている間
は、要求に応じて順次ラインメモリからビデオ信号を出
力し、1つの走査線分の送信が終了したら、ビデオ信号
の次の走査線のビデオ信号をラインメモリに取込み、こ
の新たに取り込まれたビデオ信号を要求に応じて順次出
力してファクシミリ送信させるという動作を繰り返すこ
とになる。
【0071】ここで、1つの走査線のビデオ信号をライ
ンメモリに書き込むのは、1ライン期間のビデオ信号を
A/D変換したものをメモリに加えながらクロックを与
えるだけで良いので簡単に行えるが、ファクシミリ送信
に当たっては順次走査に従った走査線順に送信する必要
があるので、高速に繰り返される画像信号の中から特定
の走査線を選択してメモリに書き込ませる動作が必要に
なる。
【0072】かかる特定走査線の選択を行うための回路
を図14に示してある。この図14において、M.M.はモ
ノステイブルマルチバイブレータの略であり、入力信号
の立ち上がり又は立ち下がりによってトリガをかけられ
て特定の長さのパルスを発生する回路である。F/F
は、フリップフロップ回路の略である。また、SW
(1)は、切り替え機能を分かり易く説明するために、
スイッチの形態で簡易的に書いたものであり、実際には
切り替えの際にチャタリングでノイズが発生する機械的
なスイッチを用いずに、ロジック回路で構成することに
なる。
【0073】ビデオ信号が2対1のインターレースによ
る2つのフィールド画像から構成されるものとすると、
前記ラインメモリに対するビデオ信号の書込みは、実際
に入力される走査線順ではなく、2つのフィールド画像
から完成されるフレーム画像における走査順、即ち、順
次走査に従った走査線の順に行わせる必要がある。そこ
で、まず、CPU61がフィールド走査の中で選択すべき
走査線の番号をカウンタ(2)に書き込む。また、前記
選択すべき走査線が、奇数フィールドに属するか、又
は、偶数フィールドに属するかによって前記スイッチS
W(1)でM.M.4の出力であるバーQ4かM.M.
5の出力であるバーQ4’のいずれか一方を選択する。
【0074】尚、前記スイッチSW(1)は、回路が動
作しない期間においてはグランドGNDに切り替えられ
ている。また、フリップフロップF/F(1)をセット
し、カウンタ(1)をリセットしておく。このようなセ
ッティングをした後の最初の垂直同期信号で始まるフィ
ールドが、選択すべき走査線を含んでいれば、この図14
の回路が動作して、選択すべきラインの所でラインセレ
クタパルス(LS)を発生し、選択すべき走査線を含ん
でいないときには、動作しないで、もう一度上記のセッ
ティングをやり直して、次の垂直同期信号(フィールド
画像)を待つことになる。
【0075】垂直同期信号から一定期間を過ぎてもカウ
ンタ(1)からキャリーが出ないときには、今回のフィ
ールド画像には選択すべき走査線を含んでいないことを
意味するので、CPU61は前記キャリーによって選択す
べき走査線が含んでいたか否かの判断をすることにな
る。以下、図15及び図16のタイムチャートを参照しつ
つ、図14に示した回路の動作を説明する。
【0076】図15は、2対1のインターレースによるビ
デオ信号と同期信号との関係を示している。垂直同期信
号は積分回路で検出するため、実際の垂直同期部分から
多少の遅れを持つことになり、かかる遅れ時間T1 は10
μsec程度の値となる。かかるビデオ信号から奇数フ
ィールドと偶数フィールドとを間違えずに特定の走査線
を選択するためには、片方のフィールドの水平同期信号
のみを取り出す図15に示すWindow1, Window2のような
パルス信号が必要になる。
【0077】これらのパルス信号Window1, Window2を
発生させるための回路が、図14におけるM.M.1,
M.M.2,M.M.3からなる回路であり、かかる回
路を、Window1の位相で動作させるか、Window2の位相
で動作させるかは、M.M.3の立ち上げのタイミング
で決定される。このためには、M.M.4又はM.M.
5から適当な長さのパルス信号を出す必要があり、M.
M.4で奇数フィールドを選ぶとすると、Window1, W
indow2パルス信号を水平同期信号のT2 前で出力させる
ものとした場合には、 (63.5μsec)×N−T1 −T2 (Nは整数) M.M.5で偶数フィールドを選ぶとすると、 (63.5μsec)×(N+1/2)−T1 −T2 (Nは
整数) のパルス幅のパルス信号をそれぞれ出力する必要があ
る。
【0078】このようなパルスで起動されたM.M.
1,M.M.2,M.M.3からなる回路は、図16に示
すような動作を行う。バーQ4が立ち上がることによ
り、M.M.3がパルス信号を発生する。このM.M.
3の出力Q3が、Highの間に水平同期信号が入って
来ると、M.M.2がパルス信号を発生する。そして、
M.M.2からのパルス信号の立ち下がりでM.M.3
がパルスを発生し、その出力Q3がHighの間に水平
同期信号が入って来ると、M.M.2がパルス信号を発
生するといった繰り返しを行うことになる。
【0079】尚、Q2の立ち上がりでM.M.1の入力
が立ち下がるので、M.M.1がパルスを発生するが、
Q1が立ち下がるときにQ2はHighのままなので、
それらの出力のOR(OR回路62)の出力は変化せず、
回路全体の動作に影響を与えない。Q2の立ち下がり時
は、Q2が立ち下がってから遅れてQ3が立ち上がるの
で、M.M.1を動作させることはない。
【0080】水平同期信号があるときには、上記のよう
にして動作するが、ビデオ信号の場合、ビデオテープや
ビデオフロッピーのドロップアウトにより、水平同期信
号が欠落することがある。そのときには、M.M.2が
動作しなくなるので、Q3の立ち下がりでM.M.1が
動作し、Q1が発生し、Q1の立ち下がりでQ3が発生
し、Q3の立ち下がりでQ1が発生するという一連の動
作を繰り返すことになる。
【0081】従って、Q3は、水平同期信号のドロップ
アウトがあっても、一定の周期で変化するクロックとな
るから、カウンタ(2)は、水平同期信号のドロップア
ウトがあっても走査線の数を間違えないようにするため
に、水平同期信号ではなくQ3のパルス数をカウントさ
せるようにしてある。選択すべき走査線に達すると、カ
ウンタ(2)がキャリーを発生し、そのときの水平同期
信号に同期してラインセレクトのパルス(LS)を発生
する。前記パルスLS以降のメモリコントロール回路
は、このパルスから1走査線期間のビデオ信号をライン
メモリに書き込むという動作を行う。
【0082】また、FAXコントローラはQ6を監視
し、Q6がリセットされた後1水平走査期間後以降に送
信動作を開始させ、1走査線分の送信が終了したらF/
F(2)をセットする。CPU61は、前記Q6を監視
し、これがセットされたら、次の走査線のラインメモリ
に書き込むためのセッティングを行う。ライン選択の動
作を開始した後、最初に来た垂直同期信号で始まるフィ
ールドの奇偶が選択すべき走査線が含まれるフィールド
の奇偶と異なる場合、即ち、図16に示すように、水平同
期信号に対してQ4が点線のようなタイミング立ち上が
った場合には、Q3,Q1は、Q3’,Q1’のように
動作し、Q3’がHighの期間に水平同期信号が入っ
て来ることがないためQ2の変化がなく、また、カウン
タ(1)も動作しない。
【0083】そこで、CPU61は、カウンタ(1)を監
視し、一定期間待ってもこれがキャリーを発生しない場
合は、ラインセレクト(走査線選択)のためのセッティ
ングをやり直して、次の垂直同期信号(フィールド画
像)を待つことになる。ここで、単純にAND(1)回
路の出力を見ずに、カウンタ(1)を用いているのは、
ノイズによる誤動作を防ぐためである。
【0084】上記のように2つフィールド画像からなる
画像信号において、入力される画像信号の1つ(若しく
はそれ以上)のフィールド走査から1つの走査線を選択
し、該選択された走査線の画像信号毎にラインメモリへ
の記憶,信号処理,出力の各動作を行わせるよう構成す
れば、Nを整数とすると、(2N+1)×(垂直走査周
期)+1/2×(水平走査周期H)を周期として、順次
走査順に従って画像が出力されることになる。
【0085】即ち、例えば偶数フィールドで1つの走査
線を選択しメモリに取り込んだ場合には、次回以降の奇
数フィールド上で前記走査線の次の走査線を選択する必
要があり、偶数フィールドと奇数フィールドとは、1/
2×(水平走査周期H)だけずれているから、結果、走
査順に従って走査線を選択する場合には、(2N+1)
×(垂直走査周期)+1/2×(水平走査周期H)の周
期となるものである(図15参照)。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像処理装置によると、再生装置に接続することで、該再
生装置で再生された画像信号を2値化してファクシミリ
送信することが簡便に行える。また、前記送信直前まで
の信号処理系を共通として2値画像のハードコピーを得
ることができ、本発明にかかる画像処理装置を簡易的な
ビデオプリンタとして用いることも可能となり、更に、
必要に応じてファクシミリ送信又はプリンタの機能部分
を、信号処理系を有した本体に対して選択的に装着させ
ることもできる。
【0087】また、画像の送信に際して、一般のファク
シミリで行われている電話番号等の送信情報の他、画像
の撮影情報を付加して送信することができる。更に、画
像信号から順次走査に従った順番で走査線を選択し、こ
れをラインメモリに記憶させるよう構成することで、信
号処理前の画像信号を記憶するメモリの容量を節約する
ことができ、装置のコスト低減を図れるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像処理装置に相当するFAX
アダプタのスチルビデオカメラに対する接続状態を示す
斜視図。
【図2】FAXアダプタによる命令の出力を示すタイム
チャート。
【図3】FAXアダプタとカメラとの接続端子の配列を
示す線図。
【図4】確認動作を伴う交信状態を示すタイムチャー
ト。
【図5】FAXアダプタによる画像送信の操作を示すフ
ローチャート。
【図6】FAXアダプタの内部構造を示すブロック図。
【図7】画像の縦横転換によるハードコピーサイズの違
いを示す線図。
【図8】モニタ内蔵のFAXアダプタの外観を示す斜視
図。
【図9】プリンタを内蔵させたFAXアダプタの外観斜
視図。
【図10】プリンタ内蔵のFAXアダプタの内部構造を示
すブロック図。
【図11】FAX送信部を着脱自在に構成した場合の外観
斜視図。
【図12】FAXアダプタとカメラとを独立に動作させる
場合の接続端子を示す線図。
【図13】ディジタル記録のスチルビデオカメラとFAX
アダプタとの関係を示すブロック図。
【図14】ラインメモリに対する走査線毎の記憶を実現さ
せるための回路構成を示すブロック図。
【図15】2対1のインターレース画像信号と同期信号と
の関係を示すタイムチャート。
【図16】特定フィルード画像の水平同期信号を取り出す
ために用いるパルス信号特性を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 スチルビデオカメラ 2 FAXアダプタ 22 ADコンバータ 23 ラインメモリ 25 2値化回路 26 CODEC 27 MODEM 28 NCU 29 CPU 30 キャラクタジェネレータ 31 信号合成回路

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号を再生する再生装置に対して外部
    接続される画像処理装置であって、 前記再生装置に対する接続によって再生装置側における
    再生動作が該画像処理装置側で優先的に制御されるよう
    構成すると共に、前記再生装置で再生された画像信号を
    入力して一時的に記憶する記憶部と、 該記憶部に記憶された画像信号を読み出して2値化の信
    号処理を行い、画像信号に関わる撮影データ又は画像出
    力に関するデータを前記2値化した画像信号と合成する
    信号処理部と、 該信号処理部で信号処理された画像信号に基づいて画像
    情報を外部に出力する出力部と、を含んで構成され 前記画像出力に関するデータは、予め備えられた送信日
    時,送信側電話番号,受信側電話番号,送信者名,受信
    者名の中の少なくとも1つであり、電源オフ時は、前記
    画像出力に関するデータのうちの送信側電話番号,受信
    側電話番号,送信者名,受信者名のデータについては消
    去される ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】インターレースにより複数のフィールド走
    査から構成される画像信号が再生装置から繰り返し入力
    されるよう構成された画像処理装置であって、 入力された画像信号を一時的に記憶する記憶部と、 該記憶部に記憶された画像信号を読み出して2値化の信
    号処理を行い、画像信号に関わる撮影データ又は画像出
    力に関するデータを前記2値化した画像信号と合成する
    信号処理部と、 該信号処理部で信号処理された画像信号に基づいて画像
    情報を外部に出力する出力部と、を含んで構成され、 前記記憶部に対する画像信号の一時的な記憶が順次走査
    に従った順番で走査線毎に行われるように、入力される
    画像信号の1つのフィールド走査から1つの走査線を選
    択し、該選択された走査線の画像信号毎に前記記憶,信
    号処理,出力の各動作を行わせるよう構成され 前記画像出力に関するデータは、予め備えられた送信日
    時,送信側電話番号,受信側電話番号,送信者名,受信
    者名の中の少なくとも1つであり、電源オフ時は、前記
    画像出力に関するデータのうちの送信側電話番号,受信
    側電話番号,送信者名,受信者名のデータについては消
    去される ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】2対1のインターレースで2つのフィール
    ド走査から構成される画像信号が再生装置側から繰り返
    し入力されるよう構成され、出力部による画像情報の出
    力が、Nを整数とすると(2N+1)×(垂直走査周
    期)+1/2×(水平走査周期)を周期とする順次走査
    に従った順番の走査線毎の画像信号出力に基づき行われ
    るよう構成したことを特徴とする請求項1又は2のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記信号処理部が疑似階調化機能を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】前記再生装置が、録画及び再生機能を有す
    るスチルビデオカメラであることを特徴とする請求項1
    又は2のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記出力部が、前記信号処理部で信号処理
    された画像信号を所定の受信装置へ送信する送信部を含
    んで構成されたことを特徴とする請求項1,2又は4の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記出力部が、信号処理部で信号処理され
    た画像信号に基づき画像をハードコピーするプリント部
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1,2,4
    又は6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】前記信号処理部で信号処理された画像信号
    を前記所定の受信装置へ送信する送信部と、信号処理部
    で信号処理された画像信号に基づき画像をハードコピー
    するプリント部と、が前記出力部として画像処理装置の
    本体に対して着脱可能に構成され、本体に装着された前
    記送信部とプリント部との少なくとも一方に基づいて画
    像情報の外部への出力を行うよう構成されたことを特徴
    とする請求項1,2又は4のいずれかに記載の画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】前記所定の受信装置がファクシミリ装置で
    あって、信号処理部がファクシミリ送信に対応する画像
    信号を得る信号処理を行うと共に、送信部が画像信号を
    出力する対象が電話回線であり、信号処理された画像信
    号を電話回線を介してファクシミリ装置に送信するよう
    構成されたことを特徴とする請求項6又は8のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】キャラクタジェネレータ部を備え、前記
    画像信号に関わる撮影データ又は前記画像出力に関する
    データを前記キャラクタジェネレータ部で変換して前記
    信号処理部で画像信号と合成するよう構成されたことを
    特徴とする請求項1,2,4,5,6,7,8又は9の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】前記画像信号に関わる撮影データが、前
    記再生装置側から画像信号と共に入力される画像の撮影
    日時,撮影条件,画像ナンバー,現在日時の中の少なく
    とも1つであることを特徴とする請求項10記載の画像処
    理装置。
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