JP3094201U - 道路橋の伸縮装置 - Google Patents

道路橋の伸縮装置

Info

Publication number
JP3094201U
JP3094201U JP2002007399U JP2002007399U JP3094201U JP 3094201 U JP3094201 U JP 3094201U JP 2002007399 U JP2002007399 U JP 2002007399U JP 2002007399 U JP2002007399 U JP 2002007399U JP 3094201 U JP3094201 U JP 3094201U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
main member
adhesive tape
bridge
telescopic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002007399U
Other languages
English (en)
Inventor
千代美 金野
貞勝 清水
Original Assignee
株式会社橋梁メンテナンス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社橋梁メンテナンス filed Critical 株式会社橋梁メンテナンス
Priority to JP2002007399U priority Critical patent/JP3094201U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094201U publication Critical patent/JP3094201U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゴム製の止水材及び不透水性の粘着テープを
使用することにより、対向する主部材との間隙、及び、
隣り合う主部材や止水材との間隙からの水の漏洩を防止
し、道路橋上の水が橋梁下へと流れ落ちないようにした
伸縮装置を提供する。 【解決手段】 伸縮装置1は、フェースプレート3a,
3bと支持プレート8a,8bとの間に、橋長方向に伸
縮可能なように構成されたゴム製の止水材6を設置して
おり、止水材6は、その両側面が前記ウェブプレート4
a,4bの各対向面に、不透水性の粘着テープ7を介し
て密着するように構成され、止水材6の一部が主部材2
の側端面よりも僅かに突出するように設置され、主部材
2及び止水材6の側端面にも不透水性の粘着テープ7が
貼り付けられ、主部材2には、隣り合う主部材と結合す
るための結合部材10が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、道路橋の桁端部材に主部材を固定してなる伸縮装置に関し、特に、 ゴム製の止水材及び不透水性の粘着テープを使用することにより、対向する主部 材との間隙、及び、隣り合う主部材や止水材との間隙からの水の漏洩を防止し、 道路橋上の水が橋梁下へと流れ落ちないように構成した伸縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
降雨等によって生じる道路橋上の水が、伸縮装置の周辺より橋梁下へと流れ落 ちてしまうと、橋桁の支承部周辺に損傷を与える原因となってしまうため、通常 、道路橋の伸縮装置には、対向する主部材の間隙等に何らかの止水装置が設けら れている。
【0003】 図3は、このような止水装置が設けられた、従来の伸縮装置の要部における断 面を示したものである。この伸縮装置21は、基本的には、対向する桁端部材4 0のそれぞれに固定された主部材22(22a,22b)と、止水装置25とか ら構成されている。
【0004】 主部材22a,22bは、それぞれ路面の一部となるフェースプレート23a ,23bと、このフェースプレート23a,23bそれぞれの下面より下へと延 びるウェブプレート24a,24bとを有し、これらが一体に形成されている。
【0005】 また、止水装置25は、ポリブタジエン系の樹脂からなる弾性シール材26と 、高弾性のウレタン材からなるバックアップ材27と、ウェブプレート24a, 24bの対向面のそれぞれに固定された鋼鉄製の支持プレート28(28a,2 8b)と、から構成されている。
【0006】 そして、弾性シール材26は、図示されているように、バックアップ材27に よって下側から保持され、これら弾性シール材26及びバックアップ材27は、 支持プレート28a,28bによって支持されるようになっている。ここで弾性 シール材26は、ウェブプレート24a,24bの各対向面に密着するように充 填されており、このウェブプレート24a,24bの間隙から水を漏洩させない ようにしている。
【0007】 伸縮装置21は、このような構成をした止水装置25を設けることによって、 主部材22a,22bの間隙からの水の漏洩を防止し、道路橋上の水を橋梁下へ と流れ落とさないようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上に説明したような止水装置25を設けた伸縮装置21は、 弾性シール材26がポリブタジエン系の樹脂によって構成されているため、相当 の時間が経過すると、劣化により弾性シール材26に亀裂等が生じ、この亀裂等 から水が漏洩してしまうという問題を有していた。
【0009】 また、横幅の広い橋梁に用いる場合など、このような伸縮装置21を複数並べ て使用する場合には、主部材22が鋼鉄製であるため、隣り合う主部材22同士 を密着させることが難しく、この隣り合う主部材22との間に生じた間隙より、 水が漏洩しまうという問題も有していた。
【0010】 本考案は、以上に説明したような従来からの伸縮装置における問題を解決すべ くなされたものであって、ゴム製の止水材及び不透水性の粘着テープを使用する ことにより、対向する主部材との間隙、及び、隣り合う主部材や止水材との間隙 からの水の漏洩を防止し、道路橋上の水が橋梁下へと流れ落ちないように構成し た伸縮装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る伸縮装置は、フェースプレートとウェブプレートとを有する主部 材を、対向する一対の桁端部材にそれぞれ固定してなる道路橋の伸縮装置であっ て、前記ウェブプレートの各対向面に固定される一対の支持プレートを有し、前 記フェースプレートと前記支持プレートとの間に、橋長方向に伸縮可能なように 構成されたゴム製の止水材を設置しており、前記止水材が、不透水性の粘着テー プを介して、前記ウェブプレートの各対向面と密着するようになっていることを 特徴としている。
【0012】 尚、本考案に係る伸縮装置において、止水材の一部が前記主部材の側端面より も僅かに突出するように設置され、前記主部材及び/又は前記止水材の側端面( 隣り合う主部材2及び止水材6と接することになる面)に、不透水性の粘着テー プが貼り付けられ、前記主部材に、隣り合う主部材と結合するための結合手段が 設けられている場合には、隣り合う主部材や止水材との間に生じる間隙からの水 の漏洩も好適に防止することができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係る伸縮装置の好適な実施形態につき、図面を参照しながら詳 細に説明する。図1は、本実施形態に係る伸縮装置1の要部断面図、図2は、伸 縮装置1の側端部における斜視図である。
【0014】 伸縮装置1は、図示されているように、主部材2(2a,2b)を有しており 、この主部材2a,2bは、それぞれ路面の一部となるフェースプレート3a, 3bと、このフェースプレート3a,3bそれぞれの下面より下へと延びるウェ ブプレート4a,4bとを有し、これらが一体に形成されている。
【0015】 また、伸縮装置1は、ウェブプレート4a,4bの各対向面に固定される一対 の支持プレート8a,8bを有しており、この支持プレート8a、8bと、フェ ースプレート3a,3bとの間に、ゴム製の止水材6を設置している。
【0016】 尚、このゴム製の止水材6は、弾性力を有しているだけでなく、図示されてい るように、中央部が湾曲した形状をしているので、伸縮装置1の伸縮に対応して 橋長方向へと自由に伸縮することができ、また、不透水性の粘着テープ7を介し て、ウェブプレート4a,4bの各対向面へと密着するようになっているので、 止水材6とウェブプレート4との間隙からの水の漏洩を防止することができるよ うになっている。
【0017】 また、主部材2及び止水材6それぞれの側端面(隣り合う主部材2及び止水材 6と接することになる面)にも、粘着テープ7が貼り付けられているので、主部 材2及び止水材6は、それぞれ隣り合う主部材2及び止水材6と密着することが できるようになっている。このため、伸縮装置1を複数並べて使用しても、隣り 合う主部材2及び止水材6との間に間隙が生じないため、これらの間隙より橋梁 下へと水が漏洩することがない。
【0018】 尚、ここで10は、隣り合う主部材2同士を結合するための結合手段として使 用される結合部材であって、この結合部材10に設けられた貫通孔にボルト(図 示せず)を通し、ナット(図示せず)によって締結することにより、隣り合う主 部材2同士を強固に結合することができるようになっている。
【0019】 また、11は、主部材2に取り付けられたアンカーバー、20は桁端部材であ って、主部材2は、このアンカーバー11が桁端部材20に埋設されることによ り、桁端部材20に固定されるようになっている。
【0020】 ところで、本実施形態においては、主部材2として、フェースプレート3とウ ェブプレート4とが一体に形成された主部材について説明したが、本考案に係る 「主部材」には、このよう構成をした主部材以外にも、フェースプレートとウェ ブプレートとが別個に構成された主部材も含まれるものとする。
【0021】 また、本実施形態における粘着テープ7とは、テープ(帯)状に形成され、そ の幅広面に粘着剤が塗布されているものすべてを言い、この粘着テープ7は、水 の漏洩を防止することができるように、全部又は周囲が不透水性の素材によって 構成されている。
【0022】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案に係る伸縮装置は、ゴム製の止水材及び不透水性 の粘着テープを使用することにより、対向する主部材との間隙、及び、隣り合う 主部材や止水材との間隙からの水の漏洩を防止することができ、これにより、道 路橋上の水が橋梁下へと流れ落ちないようにすることができる。
【0023】 また、本考案に係る伸縮装置に設置される止水材は、ゴム製であるので、劣化 しにくく、長期間に渡って水の漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施形態に係る伸縮装置1の要部断
面図。
【図2】 伸縮装置1の側端部の斜視図。
【図3】 従来の伸縮装置21における要部断面図。
【符号の説明】
1:伸縮装置、 2,2a,2b:主部材、 3,3a,3b:フェースプレート、 4,4a,4b:ウェブプレート、 6:止水材、 7:粘着テープ、 8,8a,8b:支持プレート、 10:結合部材、 11:アンカーバー、 20:桁端部材、 21:伸縮装置、 22,22a,22b:主部材、 23,23a,23b:フェースプレート、 24,24a,24b:ウェブプレート、 25:止水装置、 26:弾性シール材、 27:バックアップ材、 28,28a,28b:支持プレート、 40:桁端部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェースプレートとウェブプレートとを有
    する主部材を、対向する一対の桁端部材にそれぞれ固定
    してなる道路橋の伸縮装置であって、 前記ウェブプレートの各対向面に固定される一対の支持
    プレートを有し、 前記フェースプレートと前記支持プレートとの間に、橋
    長方向に伸縮可能なように構成されたゴム製の止水材を
    設置しており、 前記止水材が、不透水性の粘着テープを介して、前記ウ
    ェブプレートの各対向面と密着するようになっているこ
    とを特徴とする伸縮装置。
  2. 【請求項2】前記止水材は、その一部が前記主部材の側
    端面よりも僅かに突出するように設置されており、前記
    主部材及び/又は前記止水材の側端面には、不透水性の
    粘着テープが貼り付けられ、前記主部材には、隣り合う
    主部材と結合するための結合手段が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の伸縮装置。
JP2002007399U 2002-11-21 2002-11-21 道路橋の伸縮装置 Expired - Lifetime JP3094201U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007399U JP3094201U (ja) 2002-11-21 2002-11-21 道路橋の伸縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007399U JP3094201U (ja) 2002-11-21 2002-11-21 道路橋の伸縮装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3094201U true JP3094201U (ja) 2003-06-13

Family

ID=43248193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002007399U Expired - Lifetime JP3094201U (ja) 2002-11-21 2002-11-21 道路橋の伸縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094201U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018040145A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 大東金属株式会社 橋梁ジョイント部の充填吸音具及びそれを用いた橋梁ジョイント部の止水構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018040145A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 大東金属株式会社 橋梁ジョイント部の充填吸音具及びそれを用いた橋梁ジョイント部の止水構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101174256B1 (ko) 지하차도 구조물의 신축이음부 포장층 연결부재 및 포장층 시공방법
JP2689079B2 (ja) 遊間用止水材
JP3094201U (ja) 道路橋の伸縮装置
JP2008280728A (ja) 道路橋用伸縮継手及びその施工方法
JP4362209B2 (ja) 道路橋伸縮継手
JP6469622B2 (ja) 側方型簡易排水装置及びその施工方法
JP5658178B2 (ja) 伸縮装置用止水材
KR100942375B1 (ko) 콘크리트 수로의 이음용 복합 방수 시트 및 그 복합 방수시트를 이용한 콘크리트 수로 이음 공법
JP2007239401A (ja) 遊間用止水材および橋梁伸縮装置
KR100995060B1 (ko) 콘크리트 구조물 이음장치
KR100626201B1 (ko) 교량용 신축이음장치
JP2011001722A (ja) 保護シートおよび遊間用止水材ユニット
KR20050015091A (ko) 방수방법 및 방수시트 연결방법
KR200300028Y1 (ko) 수로교 이음부의 누수방지부재
JP2004270375A (ja) 伸縮継手用止水材
JP3739634B2 (ja) 道路の遊間用止水体
JP6107598B2 (ja) 道路橋用伸縮装置
JP7436420B2 (ja) 型枠材、止水構造および止水構造の施工方法
JP3172036U (ja) 橋梁の地覆部のシール構造
JP2530569B2 (ja) 目地内止水方法
JPS6343279Y2 (ja)
JP3892952B2 (ja) 継手構造及び継手構造の補修工法
JP2003090004A (ja) 止水ゴムシート及び止水ゴムシート装置
JP3852178B2 (ja) 防食被覆コンクリート構造部材の目地部構造
JP2009180012A (ja) 橋梁用簡易鋼製縦型伸縮装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 6