JP3094076B2 - 赤外線放射バス - Google Patents

赤外線放射バス

Info

Publication number
JP3094076B2
JP3094076B2 JP07149927A JP14992795A JP3094076B2 JP 3094076 B2 JP3094076 B2 JP 3094076B2 JP 07149927 A JP07149927 A JP 07149927A JP 14992795 A JP14992795 A JP 14992795A JP 3094076 B2 JP3094076 B2 JP 3094076B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
bathtub
storage tank
infrared radiation
granular material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07149927A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08336570A (ja
Inventor
正宜 日高
Original Assignee
株式会社サンエンジニアリング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンエンジニアリング filed Critical 株式会社サンエンジニアリング
Priority to JP07149927A priority Critical patent/JP3094076B2/ja
Publication of JPH08336570A publication Critical patent/JPH08336570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094076B2 publication Critical patent/JP3094076B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽に粒状物を入れ、
これを温水を熱媒として加熱し、赤外線の放射体に充て
る形式の赤外線放射バスに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、天然の砂風呂に相当する温浴
を家庭でも可能にするものとして、本発明者が先に特願
平6−2046号の発明を完成した。この先発明のもの
は、浴槽に温水を張り、セラミックを必要な温度に加温
した後、温水を排水するというバッチで粒状物の加熱を
行うため効果的な加熱が達成されないことが分かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、温水
によってセラミック等のような粒状物を効率よく加熱す
ることができる赤外線放射バスを提供することにある。
【0004】また、本発明の他の課題は、浴槽内の上記
粒状物の加温及び汚れ除去を合目的の下に達成し得る赤
外線放射バスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題の解決
は、浴槽より低い箇所に貯水槽を設け、前記浴槽の底に
前記貯水槽に開通する排水孔を形成するとともに浴槽側
壁の上部に前記貯水槽に連通するオーバーフロー排出口
を形成し、前記貯水槽は内部の水を前記浴槽に供給する
給水ポンプと、内部の水を加熱する加熱器とを具備し、
前記給水ポンプは前記排水孔からの排出量を超える給水
能力を持つものであることを特徴とする赤外線放射バス
により達成される。
【0006】前記貯水槽に内部の水を濾過する濾過装置
を設けても良く、前記浴槽の内底部には気泡発生装置を
設けても良い。また、前記浴槽、貯水槽及び給水ポンプ
による水の循環系に、濾過装置を設けても良い。
【0007】本発明において粒状物の材質は、45〜6
0℃程度の温度範囲で適度の放射強度及び放射率で赤外
線を放射する材質であれば良く、例えば、合成又は天然
のセラミック、ガラス、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、尿素樹脂等のプラスチック、人工真珠、養殖真珠及
び天然真珠等等を例示することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る赤外線放射バスの実施例につ
き、以下に図1〜図4を参照しつつ説明する。
【0009】図1に示すように、床Fと同一平面をなす
貯水槽1上に粒状物2が入れられる浴槽3が設けられて
いる。貯水槽1には、内部の水を加熱するための加熱器
4付きの濾過装置5が取り付けられ、また、貯水槽1内
の温水を吸水パイプ6aで吸い上げて吐出パイプ6bか
ら浴槽3に供給するための給水ポンプ6が取り付けられ
ている。
【0010】上記貯水槽1の容積は、浴槽3の容積に比
べて十分大きく、例えば、浴槽3の2〜10倍に相当す
るものとすることができる。
【0011】上記濾過装置5の濾過材としては、例え
ば、濾布、セラミック又は活性炭を充てることができ
る。加熱器4は、温度調節器を具備し、貯水槽1内の水
温を50度前後に保つように温度制御し得るものが好ま
しい。
【0012】浴槽3の相対向する側壁3′のうちの1方
の側壁3′は中空形とされ、側壁3′の内側上部には細
い横長状の注水口7が形成され、該側壁3′の中空に注
水口7に前記給水ポンプ6の吐出パイプ6aが連通され
ている。他方の側壁3′の内側上部には、側壁3′の長
手方向に延びる細い横長状のオーバーフロー排出口8が
形成され、このオーバーフロー排出口8は、側壁3′内
の通路9を介して貯水槽1内と連通している。粒状物2
は、このオーバーフロー排出口8より低い箇所まで浴槽
3内に入れられる。
【0013】浴槽3の内底部には、貯水槽1内に開通す
る複数個の排水孔10が形成されている。上記の給水ポ
ンプ6は、この排水孔10から流出する単位時間当たり
の総排水量を超える給水能力を持ったものが充てられ
る。
【0014】尚、上記排水孔10から粒状物2が落下し
ないように、浴槽3の底面上に粒状物2の粒径よりも小
さい網目を持った板状体等を敷設しておくことが望まし
い。
【0015】この実施例においては、加熱器4と濾過装
置5とは、図示のような別体構成でもよいし、一つに組
み合わされた構成としてもよい。また、前記貯水槽1、
浴槽3及び給水ポンプ6による水の循環系(厳密には、
吐出パイプ6a及び吸水パイプ6bも該循環系の一部を
なす)、例えば、パイプ6a又は6bに濾過装置5′を
備えても良い。浴槽3は1槽だけが示されているが、貯
水槽1の上に複数の浴槽を配置してもよい。貯水槽1に
は、フロート弁付きの給水器11(図2参照)が取り付
けられて一定水位に保たれ、また、図示しない排水栓が
備えられている。
【0016】なお、貯水のpHを中性に維持するイオン
交換体を具備するイオン交換装置(図示せず)を貯水槽
1や浴槽3に設けることが望ましい。また、必要に応じ
て貯水槽1内に紫外線ランプや次亜塩素酸ソーダ注入装
置等を設置し、或いは、貯水にオゾンを加えることによ
り殺菌することもできる。
【0017】上記実施例の赤外線放射バスの作動は次の
如くである。
【0018】給水ポンプ6を作動させて貯水槽1内の温
水を浴槽3に注入して、浴槽3内の粒状物2を加温す
る。これに先立ち、貯水槽1内の貯水は加熱器4によっ
て加熱し、所定温度にしておく。
【0019】浴槽底の排水孔10からの排出量を上回る
注水量で給水ポンプ6を稼働させる。すると浴槽3内の
水位がしだいに上昇し、粒状物層2′を越えてオーバー
フロー排出口8に達する。排水孔10からの排水量を上
回って浴槽3に注水された温水は、オーバーフロー排出
口8からオーバーフローして貯水槽1内に戻る。
【0020】こうして、貯水槽1と浴槽3との間を温水
が循環しつつ、浴槽3内に温水が一定量張られた状態
で、浴槽3内の粒状物2が温水を熱媒として加熱され
る。
【0021】この加熱仕様によると、浴槽3内の粒状物
2は、常に流れている温水にさらされるので、熱伝受の
効率がよく、浴槽3内で温水が一定量保有され安定して
加熱し得ることと共に、温水による熱媒で効率よく加熱
できる。
【0022】これと同時に他方では、前記の循環温水が
浴槽3内の粒状物2の汚れを洗い流すと共に、該温水の
循環即ち常時流れのため汚れが粒状物2に再付着するの
を防止する。即ち、粒状物2の良好な汚れ除去効果が得
られる。また、粒状物2の汚れ落とし用水使用量が少な
くてすむ。
【0023】そして、粒状物2の加熱と汚れの洗い流し
とは併行してなされるから、それら加熱、汚れ落としに
つき、これをポンプの運転という簡易な操作でなし得る
と共に、粒状物2の加熱、汚れ落としのランニングコス
トが安くすむ。
【0024】本発明で浴槽3の内底面に設けた気泡発生
装置12には、それにより浴槽3内の水への吹き込み気
泡により粒状物の汚れ落としを助成する。
【0025】貯水槽1の濾過装置5は、貯水槽1内の温
水ひいては貯水槽1と浴槽3を循環する温水を濾過し清
浄にする。
【0026】浴槽3内の加熱した粒状物は、浴槽3内の
湯を抜いて砂風呂におけると同様な仕様で身体を温める
のに充てられる。この場合、貯水槽1は内部の湯により
浴槽3及び粒状物2を床下暖房的に暖める。
【0027】オーバーフロー排出口8の高さを高くし、
粒状物2の収容高さを適当に低くし、かつ湯温を42℃
位のものとすると湯での入浴も可能となる。この場合、
粒状物2の種類の選択によりそれに含まれるミネラルに
よる薬効を利用できると同時に、赤外放射も受けられ
る。
【0028】上記した実施例に代え、貯水槽1は浴槽3
の下方ではなく例えば浴槽3の真下でない低い箇所に配
置し、給水ポンプ6で1次側パイプ6bを貯水槽1に接
続し、浴槽3の底をパイプ6cにより貯水槽1に接続し
た態様とすることもできる(図4参照)。図4におい
て、貯水槽1及び浴槽3は概略的(ブロック図)に示さ
れている。
【0029】図5〜図10は、ホルンフェルス、ポリエ
チレン、及びガラスビーズの各粒状物について、45℃
雰囲気中での、赤外線の放射強度及び放射率を示すグラ
フである。このグラフから明らかなように、これらの粒
状物は、放射強度が黒体、即ち標準物質のそれと近似
し、4〜24μmの波長域で、80%以上の放射率を有
している。
【0030】
【発明の効果】以上、上記のように本発明は、熱媒とし
ての湯水を利用して、良好な効果で浴槽内の粒状物を効
率良く加熱でき、また効率よく粒状物の汚れを除去する
ことができる効果がある。
【0031】しかも、粒状物の加熱と汚れ落しとを同時
に併行してなし得るというようにこれらを合目的の下に
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線放射バスに粒状物が入れら
れた状態の実施例の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の赤外線放射バスの粒状物が無い状態を示
す全体斜視図である。
【図3】図1の赤外線放射バスの使用状態を示す断面図
である。
【図4】本発明に係る貯水槽と浴槽の配置態様の変更例
を概略的に示す図である。
【図5】ホルンフェルスの粒状物の45℃雰囲気中にお
ける分光放射強度を示すグラフである。
【図6】ホルンフェルスの粒状物の45℃雰囲気中にお
ける放射率を示すグラフである。
【図7】ポリエチレンの粒状物の45℃雰囲気中におけ
る分光放射強度を示すグラフである。
【図8】ポリエチレンの粒状物の45℃雰囲気中におけ
る放射率を示すグラフである。
【図9】ガラス粒状物の45℃雰囲気中における分光放
射強度を示すグラフである。
【図10】ガラス粒状物の45℃雰囲気中における放射
率を示すグラフである。
【符号の説明】
1 貯水槽 2 粒状物 3 浴槽 4 加熱器 5 濾過装置 6 給水ポンプ 8 オーバーフロー排出口 10 排水孔 12 空気発生源
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−38761(JP,A) 特開 平2−140166(JP,A) 特開 平2−164366(JP,A) 特開 平5−49670(JP,A) 実開 平1−130728(JP,U) 実開 平3−104344(JP,U) 実公 昭38−19555(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 33/04 A61N 5/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内に粒状物を入れ、該粒状物を熱し
    て赤外線の放射体に充てる赤外線放射バスにおいて、 前記浴槽より低い箇所に貯水槽を設け、前記浴槽は底に
    前記貯水槽に開通する排水孔が形成されるとともに浴槽
    側壁の上部に前記貯水槽に連通するオーバーフロー排出
    口が形成され、前記貯水槽は内部の水を前記浴槽に供給
    する給水ポンプと、内部の水を加熱する加熱器とを具備
    し、前記給水ポンプは前記排水孔からの排出量を超える
    給水能力を持つものであることを特徴とする赤外線放射
    バス。
  2. 【請求項2】 前記貯水槽に内部の水を濾過する濾過装
    置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の赤外線放
    射バス。
  3. 【請求項3】 前記浴槽、貯水槽及び給水ポンプによる
    水の循環系に、濾過装置を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の赤外線放射バス。
  4. 【請求項4】 前記浴槽の内底部に気泡発生装置を設け
    たことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の赤外線
    放射バス。
JP07149927A 1995-04-11 1995-06-16 赤外線放射バス Expired - Fee Related JP3094076B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07149927A JP3094076B2 (ja) 1995-04-11 1995-06-16 赤外線放射バス

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-85318 1995-04-11
JP8531895 1995-04-11
JP07149927A JP3094076B2 (ja) 1995-04-11 1995-06-16 赤外線放射バス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08336570A JPH08336570A (ja) 1996-12-24
JP3094076B2 true JP3094076B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=26426336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07149927A Expired - Fee Related JP3094076B2 (ja) 1995-04-11 1995-06-16 赤外線放射バス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094076B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4210982B2 (ja) * 2001-10-29 2009-01-21 フィンランドサウナジャパン株式会社 砂風呂装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08336570A (ja) 1996-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4859345A (en) Bath water heater and circulator-purifier apparatus
JP3094076B2 (ja) 赤外線放射バス
JPH09595A (ja) 人工砂風呂
JP4350816B2 (ja) 蓄熱型24時間風呂
JP3729897B2 (ja) 24時間浴槽湯浄化装置
JP2920765B1 (ja) 赤外線放射風呂
JPH07185574A (ja) 浴湯の循環調整装置
JP2985726B2 (ja) 浴槽装置
JPH0847610A (ja) 浴湯の調整装置
JP3837177B2 (ja) 24時間浴槽湯浄化装置
JP3739857B2 (ja) 浴水清浄化装置
JP2879019B2 (ja) 温水循環式浴槽装置
JP2794412B2 (ja) 温水循環式浴槽装置
JPS6171050A (ja) 水循環殺菌式シヤワ−装置付きサウナ装置
JPS6016718Y2 (ja) 腰掛式便器
JP3708625B2 (ja) 浴水清浄化装置
JP3859249B2 (ja) 24時間浴水浄化循環装置
JPH1099225A (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JP2502511Y2 (ja) 浴槽の濾過装置
JP2924182B2 (ja) 浴室ユニット内に設けた気泡発生浴槽構造
JPS6171049A (ja) 水循環式シヤワ−装置付きサウナ装置
KR100700108B1 (ko) 순환식 찜질기
JP3523685B2 (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JPH09299265A (ja) 浴槽湯の清浄化装置
JPH1099223A (ja) 浴槽湯の清浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees