JP3093963U

JP3093963U - 足裏用健康器具

Info

Publication number: JP3093963U
Application number: JP2002007153U
Authority: JP
Inventors: 綾子榎本
Original assignee: 有限会社らっく予防医学研究所
Priority date: 2002-11-12
Filing date: 2002-11-12
Publication date: 2003-05-23
Anticipated expiration: 2008-11-12

Abstract

(57)【要約】いつでも簡単に一人でも利用でき、また痛みを伴うこと
なく、足裏のツボにも刺激を与えて効果的にマッサージ
効果などが得られる把持型足裏用健康器具を提供するこ
と。【解決手段】棒体の軸に対してその一端が略平面部を
形成するように斜めにカットされてなる足裏用健康器
具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、足の裏用健康器具に関する。さらに詳しくは、本考案は、専門施術者によらなくても一人でも容易に足の裏のマッサージ効果などを得ることができる把持型足裏用健康器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

足の裏は、身体の臓器、神経などの各部位の健康状態が反映されている典型的な部位であり、従って、身体の各部位に通じた足の裏にある所謂ツボ（経穴）、あるいは反射ゾーン（反射区）を押したり、こすったり、マッサージすることで刺激してその部位の健康状態を把握できたり、またこのような刺激によって刺激を受けた部位の機能が活性化して健康維持や、さらには病気の治療にも役立つことはよく知られている。

【０００３】従来から足の裏のツボなどを刺激するには、様々な方法が提案されているが、大掛かりな器具を用いることなく、一人で、あるいは家庭の人などの協力を得ていつでも簡便に行うことができる方法として、例えば、手の指を使って行う方法、あるいは手のひらサイズの棒体を用いて行う方法が知られている。この棒体は、その先端部分が丸く加工されており、この先端部分を足裏のツボあるいはその付近に当て、指圧感覚で繰り返し押すことにより刺激を与えるもので、あたかも手の指で行ったときのような感触で行うことでき、しかも手の指より強い押圧力が得られるためにより指圧効果などが得られやすいとされている。しかし、ある程度の刺激を与えてその効果を得るためには、かなりの痛みを伴うものであり、また一般の人が行った場合ではツボを的確に押さえることもままならないために、その効果の点でも必ずしも充分とは云えない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、いつでも簡単に一人でも利用でき、また痛みを伴うことなく、足裏のツボにも刺激を与えて効果的にマッサージ効果などが得られる把持型足裏用健康器具を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、棒体の軸に対してその一端が略平面部を形成するように斜めにカットされてなる足裏用健康器具にある。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案を添付した図１及び図２を参照しながら説明する。図１は、本考案の足裏用健康器具１の好ましい一例の斜視図を示すものであり、また図２は、図１の本考案の足裏用健康器具１を右横方向から見た図を示すものである。

【０００７】図１及び２に示すように、本考案の足裏用健康器具１は、棒体２の軸に対してその一端３が略平面部４を形成するように斜めにカットされてなるものである。棒体は、その断面形状は特に限定することなく、三角形、四角形などでもよいが、手のひらで押さえて使用し易いように比較的滑らかな表面で形成されていることが好ましく、従って、５角形以上の多角形、あるいは円形、楕円形などであることが好ましく、円形であることが加工上より好ましい。棒体の長さや太さは、使用し易いように調整することができ、その一端から他端までの長さは、８０〜１５０ｍｍであることが好ましく、より好ましくは、９０〜１３０ｍｍ、さらに好ましくは、９５〜１２０ｍｍであり、またその太さ（軸に対する最大垂直断面直径／断面円形と仮定した場合で最大の部分）は、１５〜４０ｍｍであることが好ましく、より好ましくは、１８〜３５ｍｍ、さらに好ましくは、２０〜２８ｍｍである。

【０００８】棒体の一端に形成される略平面部４は、棒体の軸に対して１０〜３０°の角度（平面部の長軸を結ぶ直線と棒体の軸の為す角度α）にあることが好ましく、より好ましくは、その角度αは、１５〜２５°、さらに好ましくは、１８〜２２° である。またこの平面部の長軸方向の長さは、４０〜８０ｍｍであることが好ましく、より好ましくは、４５〜７０ｍｍ、さらに好ましくは、５０〜６０ｍｍであり、その短軸方向の長さは、１５〜４０ｍｍであることが好ましく、より好ましくは、１５〜３５ｍｍ、さらに好ましくは、１８〜２８ｍｍである。

【０００９】略平面部４は、図２に見られるように、その長軸に沿って中心部が内側に僅かに湾曲していることが好ましい。湾曲は、平面部の長軸を結ぶ直線から平面部の湾曲したその底部との距離ｄ（最大深さ）が最大で２ｍｍ程度になるように形成されていることが好ましく、より好ましくは、０．５〜１．５ｍｍである。略平面部に形成された湾曲により、例えば、その平面部を足裏に押し当ててマッサージする場合に足裏の形状に対応しやすく、さらに足裏に潤滑剤、あるいはこれに薬効成分などを含ませたクリームなどを塗布して行う場合に足裏との僅かな空間が確保されるため、よりその動きを滑らかで容易なものとすることができる。

【００１０】棒体の一端に形成された略平面部の先端側とは反対側の長軸端部から棒体の他端までは、把持部５を形成するものであるが、この部分は、棒状で少なくとも把持可能な長さを有していれば、その形状は問わない。しかし、手で持ちやすく、また略平面部を足裏に押し当ててマッサージなどを行う場合に、加えた力を効率良く伝達できるように、把持部の長さは、３０〜９０ｍｍであることが好ましく、より好ましくは、４５〜８０ｍｍであり、さらに好ましくは５５〜７０ｍｍである。

【００１１】また、本考案の足裏健康器具は、図１及び２に示すように、その把持部の中央部分になだらかにくびれ６が形成されるように加工されていることが好ましい。くびれ６は、棒体の他端の太さ（棒体の他端側の軸に対する最大垂直断面直径／断面円形と仮定した場合で最大の部分）に対して、好ましくは、４５〜７０％、より好ましくは５０〜６５％の割合の太さになるように形成されていることが好ましい。さらに棒体の他端部分７は、その軸に対してほぼ垂直にカットされ、そのカット面の外周が面取りされて、アールが形成されていることが好ましい。棒体の把持部５を上記のような範囲の長さでかつ上記のような形状に加工することで、本考案の健康器具を把持した場合に、その棒体の他端部分が丁度手のひらの中心部分に当接して、ぴったりと手のひらに収めることができ、従って、マッサージなどをよりし易くなる。なお、本考案の足裏健康器具を把持した場合に、人差し指が当たる部分には、切欠などの係止部を設けても良い。

【００１２】本考案の足裏健康器具の材質は特に限定されない。例えば、プラスチック、木質材料、金属材料などを挙げることができるが、加工のし易さ、コスト、皮膚との接触感などの点から木質材料から形成されていることが好ましい。使用できる木質材料は、特に限定されないが、これらの例としては、杉、くり、桜、樫、ヒノキ、松、ケヤキなどを挙げることができる。

【００１３】本考案の足裏健康器具を用いて足裏をマッサージなどするには、例えば、該器具の略平面部が下側になるように向け、親指を上から（略平面部の裏側から）押さえるようにしながらその把持部を握り、次で、その略平面部を足裏に当て、若干押圧しながらこするなどの方法で横方向に繰り返し移動させることで、行うことができる。従って、特にツボなどを意識することなく行ってもツボへの適度な刺激が得られ、しかもそれに伴う痛みは殆どない。特に足裏に潤滑剤やこれに薬効成分などを添加したクリームなどを塗ってから行うと、よりスムーズな移動が可能となり、その結果、足裏も温まりやすく、より高いマッサージ効果などを得ることができる。なお、本考案の足裏健康器具は、足裏用として有利であるが、肩や首など、他の身体部位のマッサージなどにも用いることができる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案の足裏健康器具は、棒体の一端に略平面部を設けた構造を有し、この部分で足裏をこするなどの方法で利用されるために、従来の器具に比べて痛みを殆ど伴うことなく、マッサージ効果などが得られる。また使用に際しては、特にツボなどを意識しなくても、適度にツボへの刺激も得られるため、専門の人によらなくても容易にマッサージ効果などを得ることができる。また略平面部に設けた僅かな湾曲により、よりスムーズな移動が可能となり、さらに足裏にクレームなどを塗布して用いるとより高い効果が得られる。また本考案の器具は、一人でもどこでも利用できるなどの小型で、利便性を有すると共に、それ自体の構造も簡単であり、製造が容易で、しかも低コストで提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の足裏健康器具の斜視図を示す。

【図２】図１の本考案の足裏健康器具を右横から見た図
を示す。

【符号の説明】

１本考案の足裏健康器具２棒体３棒体の一端４略平面部５把持部６くびれ７棒体の他端

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】棒体の軸に対してその一端が略平面部を
形成するように斜めにカットされてなる足裏用健康器
具。
【請求項２】略平面部の角度が棒体の軸に対して１０
〜３０°である請求項１に記載の足裏用健康器具。
【請求項３】略平面部が、その長軸に沿って中心部が
僅かに内側に湾曲している請求項１又は２に記載の足裏
用健康器具。
【請求項４】略平面部の長軸の長さが、４０〜８０ｍ
ｍであり、短軸の長さが１５〜４０ｍｍである請求項１
乃至３のいずれかの項に記載の足裏用健康器具。
【請求項５】棒体が略円柱形状である請求項１乃至４
のいずれかの項に記載の足裏用健康器具。
【請求項６】略平面部の棒体先端側とは反対側の長軸
端部から棒体の他端にかけて把持部を形成している請求
項１乃至５のいずれかの項に記載の足裏用健康器具。
【請求項７】把持部の中央部分がなだらかにくびれて
おり、該把持部の長さが、３０〜９０ｍｍである請求項
６に記載の足裏用健康器具。
【請求項８】棒体の他端がその軸に対してほぼ垂直に
カットされ、そのカット面の外周が面取りされている請
求項１乃至７のいずれかの項に記載の足裏用健康器具。
【請求項９】棒体の長さが、８０〜１５０ｍｍであ
り、その軸に対する垂直断面直径が１５〜４０ｍｍであ
る請求項１乃至８のいずれかの項に記載の足裏用健康器
具。
【請求項１０】直径１５〜４０ｍｍで長さ８０〜１５
０ｍｍの断面略円形状の棒体の一端にその軸に対して１
０〜３０°の角度で略平面部を形成し、その長軸に沿っ
て中心部が僅かに内側に湾曲するように斜めにカットさ
れており、かつ平面部の棒体先端側とは反対側の長軸端
部から、棒体の軸に対してほぼ垂直にカットされ、その
カット面の外周が面取りされた棒体他端までの３０〜９
０ｍｍの長さにかけて把持部を形成しており、その中央
部分がなだらかにくびれを有する請求項１乃至９のいず
れかの項に記載の足裏用健康器具。