JP3093830U - 雄コマ部の構造及びそれを使用した眼鏡用丁番 - Google Patents

雄コマ部の構造及びそれを使用した眼鏡用丁番

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啓 宮地
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手賀精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】眼鏡の丁番の、ネジ組立て、ロウ付け後の補修
の為の分解等の工程毎に於いて、ワッシャー又はスリー
ブが外れたり、紛失したりし、又それを探したり、嵌め
直ししたりするのも、部品が小さいので時間が掛かり製
造に係わるロスが大きかった。 【解決手段】雄コマ部10の摺動面の少なくとも一方の
面に、ネジ用貫通孔41を有する円錐台形状のスリーブ
60の一方にフランジ50が設けられたスリーブ付きワ
ッシャー65を前記雄コマ部のネジ用貫通孔40に嵌合
しカシメて圧入し、前記円錐台形状のスリーブのテーパ
ー面部61と雄コマ部貫通孔開口部の角部42のどちら
か一方又は両方が塑性変形されることにより、互いに固
着させた事を特徴とする雄コマ部の構造及びそれを使用
した眼鏡用の丁番の採用により解決を図った。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、眼鏡用の丁番の改良された構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、眼鏡用の丁番の雄コマ部の摺動面にワッシャー又はスリーブ付きワ ッシャーを冠した物は使用されて来た。一般的には、雄コマ部と雌コマ部の摺動 面の滑りを良くする為に用いられてきている。例えば、チタン合金製のコマ部同 士の摺動面の滑りを良くする為に洋白製のワッシャーを使用したり、又、ワッシ ャーの表面に樹脂等のコーティングをして滑りを良くしたり等に用いられてきて いる。又、一部には逆にアガキを出す為にも用いられても来た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、周知の様に、眼鏡用の丁番は非常に小さい物である上に、それ に使用される部品、すなわちワッシャーとかは更に小さい物を使用せざるを得ず 、ネジ組立て、ロウ付け後の補修の為の分解等の工程毎に於いて、ワッシャー又 はスリーブが外れたり、紛失したりし、又それを探したり、嵌め直ししたりする のも、部品が小さいので時間が掛かり製造に係わるロスが大きかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案に於いては、上記課題を解決する為に、眼鏡用の互いに回動可能 な雄コマ部と雌コマ部からなる丁番において、前記雄コマ部の摺動面の少なくと も一方の面に、ネジ用貫通孔を有する円錐台形状のスリーブの一方にフランジが 設けられたスリーブ付きワッシャーを前記雄コマ部のネジ用貫通孔に嵌合しカシ メて圧入し、前記円錐台形状のスリーブのテーパー面部と雄コマ部貫通孔開口部 の角部とのどちらか一方又は両方が塑性変形されることにより、互いに固着させ た事を特徴とする雄コマ部の構造及びそれを使用した眼鏡用の丁番を採用する事 により上記課題の解決を図った。そうする事により、色んな後工程に中に於いて も、ワッシャー又はスリーブの外れ又は紛失による生産効率のロスも無くなる事 となる。
【0005】 又、雄コマ部とワッシャー又はスリーブの固着度を強くする為と、スリーブの ネジ穴のカシメによる変形を防ぐ為に、前記円錐台形状のスリーブのテーパー面 にその経線方向に少なくとも一箇所以上の凹溝を設けた事を特徴とする請求項1 に記載の、雄コマ部の構造及びそれを使用した眼鏡用の丁番を採用した。
【0006】 又更に、眼鏡用の互いに回動可能な雄コマ部と雌コマ部からなる丁番において 、ネジ用貫通孔を有する前記雄コマ部の摺動面の少なくとも一面に、前記雄コマ 部ネジ用貫通孔の内径より僅かに大きい外径を有する円筒形状のスリーブとその スリーブの一方にフランジが設けられたネジ用貫通孔を有するスリーブ付きワッ シャーを、前記雄コマのネジ用貫通孔に圧入嵌合した事を特徴とする、雄コマ部 の構造及びそれを使用した眼鏡用の丁番を提供する事により更なる課題の解決を 図った。以下本考案を図によって説明する。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の丁番の雄コマ部の分解斜視図であって、雄コマ部10の雌コマ 部との摺動面20、30、のネジ穴用貫通孔40に、ネジ用貫通孔41を有する 円錐台形状のスリーブ60の一方にフランジ50が設けられたスリーブ付きワッ シャー65を用意し、次に、図2の如く、雄コマ部10のネジ用貫通孔40に前 記スリーブ付きワッシャー65を上下から嵌合させ、押圧力Fによりカシメるこ とにより圧入させる。その圧入された状態の断面図が図3であり、前記スリーブ 付きワッシャー65の円錐台形状スリーブ60のテーパー面61と雄コマ部貫通 孔40の開口部の角部43のどちらか一方又は両方が塑性変形される事により、 お互いが固着され外れ難くなる。始めにこの様にしておく事により、後工程での ワッシャーの外れ、紛失等が防げる事となり生産の効率も良くなる。
【0008】 図4は、図3の状態から更に雌コマ部47に組み付けられて、テンプル又はヨ ロイ70に取りつけられた状態の斜視図であって、この後、補修とかで分解され たとしても、スリーブ付きワッシャーが簡単に外れて紛失する事は無い。
【0009】 図5は、本考案の他の実施例の斜視図であり、図6はその拡大断面図であり、 この場合は、ネジ用貫通孔を有する円錐台形状のスリーブの一方にフランジが設 けられたスリーブ付きワッシャー66の円錐台形状のスリーブのテーパー面にそ の経線方向に少なくとも一箇所以上の凹溝80を設けた物であり、この実施例の 意図する所は、雄コマ部のネジ穴貫通孔にカシメられた時、凹溝周辺が塑性変形 を起こしやすくすることにより、雄コマ部のネジ穴貫通孔の角部との固着度が増 し、外れ難くなる。又、スリーブ付きワッシャーのネジ用穴42の内壁の変形も 起こり難くなる。
【00010】 図7は本考案のその他の実施例の断面図であり、この実施例の場合は、ネジ用 貫通孔44を有する雄コマ部12の摺動面の少なくとも一面に、前記雄コマ部ネ ジ用貫通孔の内径dより僅かに大きい外径d’を有する円筒形状のスリーブ63 とそのスリーブの一方にフランジ51が設けられたネジ用貫通孔45を有するス リーブ付きワッシャー67を、前記雄コマのネジ用貫通孔44に圧入嵌合した構 造に形成されており、ワッシャー付きスリーブ67の外壁91及び/又は雄コマ 部12のネジ用貫通孔44の内壁90の一部僅かな変形を伴う摩擦力により互い に外れ難い状態を保っている。
【00011】
【考案の効果】
以上の様に、本考案によると、雄コマ部にスリーブ付きのワッシャーをカシメ て圧入し固着しておく事により、ワッシャー又はスリーブの外れ、紛失、等によ る生産上の無駄の排除に大いに役に立ち、生産効率の大幅なアップに繋がる事が 可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分解斜視図
【図2】本考案の組立て断面図
【図3】本考案の組立て断面図
【図4】本考案の丁番の組上がって取りつけられた斜視
【図5】本考案の他の実施例の斜視図
【図6】図5の拡大断面図
【図7】本考案のその他の実施例の断面図
【符号の説明】
10、12 雄コマ部 20 雄コマ部摺動面 30 雄コマ部摺動面 40、44 雄コマ部ネジ用貫通孔 41、42、45 スリーブネジ用貫通孔 43 雄コマネジ穴開口部の角部 47 雌コマ部 50、51 フランジ部 60 円錐台形状スリーブ 61 テーパー面 63 円筒形状スリーブ 65、67 スリーブ付きワッシャー 70 テンプル又はヨロイ 80 凹溝 90 雄コマ部ネジ用貫通孔内壁 91 ワッシャー付きスリーブ外壁 B ネジ F 押圧力 G 押圧力

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡用の互いに回動可能な雄コマ部と雌コ
    マ部からなる丁番において、前記雄コマ部の摺動面の少
    なくとも一方の面に、ネジ用貫通孔を有する円錐台形状
    のスリーブの一方にフランジが設けられたスリーブ付き
    ワッシャーを前記雄コマ部のネジ用貫通孔に嵌合しカシ
    メて圧入し、前記円錐台形状のスリーブのテーパー面部
    と雄コマ部貫通孔開口部の角部とのどちらか一方又は両
    方が塑性変形されることにより、互いに固着させた事を
    特徴とする雄コマ部の構造及びそれを使用した眼鏡用の
    丁番。
  2. 【請求項2】前記円錐台形状のスリーブのテーパー面に
    その経線方向に少なくとも一箇所以上の凹溝を設けた事
    を特徴とする請求項1に記載の、雄コマ部の構造及びそ
    れを使用した眼鏡用の丁番。
  3. 【請求項3】眼鏡用の互いに回動可能な雄コマ部と雌コ
    マ部からなる丁番において、ネジ用貫通孔を有する前記
    雄コマ部の摺動面の少なくとも一面に、前記雄コマ部ネ
    ジ用貫通孔の内径より僅かに大きい外径を有する円筒形
    状のスリーブとそのスリーブの一方にフランジが設けら
    れたネジ用貫通孔を有するスリーブ付きワッシャーを、
    前記雄コマのネジ用貫通孔に圧入嵌合した事を特徴とす
    る、雄コマ部の構造及びそれを使用した眼鏡用の丁番。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687431U (ja) * 1993-06-03 1994-12-22 住金鋼材工業株式会社 アースアンカー
WO2013105598A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 有限会社ディーサインズ アンド カンパニー 連結構造

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