JP3093804B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3093804B2
JP3093804B2 JP03018908A JP1890891A JP3093804B2 JP 3093804 B2 JP3093804 B2 JP 3093804B2 JP 03018908 A JP03018908 A JP 03018908A JP 1890891 A JP1890891 A JP 1890891A JP 3093804 B2 JP3093804 B2 JP 3093804B2
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bending operation
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    • A61B1/00147Holding or positioning arrangements
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00002Operational features of endoscopes
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の挿入部先端の
弯曲部を、駆動装置により弯曲操作する内視鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、内視鏡操作部に電動モータを組み
込み、この電動モータの動力を利用して、弯曲操作用の
牽引部材を牽引し、挿入部における弯曲部を遠隔的に弯
曲操作するようにした内視鏡が提案されている。このよ
うな電動式の弯曲操作装置によれば、これまでの手動式
のものに較べて操作性が格段に向上する。
【0003】また、このような電動式の内視鏡の駆動源
には、弯曲部を曲げるのに高トルクを必要とするため、
例えば、西独特許第2504663号において、モータ
に減速比の大きな歯車を組み合わせた内視鏡が案出され
ている。
【0004】しかしながら、この歯車を組み合わせた内
視鏡では、挿入部を人体等に挿入・抜去る際に、上記弯
曲部が体腔内を押圧しても、減速比の大きな歯車による
動力伝達機構を採用しているため、微弱な外力で弯曲部
が屈曲される状態、すなわちフリー状態にならず、体腔
内を傷つけるおそれがあった。
【0005】そこで、特開昭53−39685号公報に
おいて、モータからの動力を伝達する動力伝達機構にク
ラッチ機構を組み込み、フリー状態を実現するようにし
たものが開示されている。
【0006】すなわち、動力伝達機構を構成する、伝達
歯車列内の軸方向に連結している2つの歯車の1つを、
機械的に軸方向に移動させて連結を解き、内視鏡弯曲部
をフリー状態とするものである。
【0007】しかしながら、上記伝達歯車列を構成する
歯車同志を軸方向に移動させて噛合、離間するため、実
際には離間した後、再度噛合する際に、上記歯車の歯が
スムーズに噛合できない場合が生じ、上記モータからの
動力を伝達可能なロック状態を確実に実現することがで
きないといった問題が生じる。また、噛合している歯車
を離間する際においても、特に大きな負荷が上記歯車の
歯にかかっている場合、噛合している上記歯車の歯面の
摩擦が大きく、離間するために大きな力を必要とし、操
作性が悪くなるといった問題がある。
【0008】また、特公昭63−59329号公報にお
いて、弯曲操作のためのモータのモータ軸にウォーム歯
車を設け、上記モータを回動することにより、上記ウォ
ーム歯車と従動側の歯車との噛合、離間を行なうことに
より、上記モータからの動力伝達可能なロック状態と、
外力により弯曲部が屈曲されるフリー状態を実現するよ
うにしたものが開示されている。
【0009】しかし、一般に内視鏡操作部は小型で内部
スペースは限られており、上記モータのモータ軸は短く
せざるおえず、このように上記モータ軸が短い場合は、
上記従動側歯車から完全に上記ウォーム歯車を離間させ
ることはできず、この結果、確実なフリー状態を実現す
ることができないといった問題が生じる。また、確実な
フリー状態を実現するために上記モータ軸を長くする
と、このモータ軸によるスペースとともに、上記ウォー
ム歯車が上記モータとともに移動するスペースも大きく
なり、内視鏡が大型化するとともに重量が増加して操作
性が悪くなってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の駆
動装置により弯曲操作する内視鏡において、確実なロッ
ク状態とフリー状態を実現しようとすると、クラッチ機
構に広いスペースが必要となるため、内視鏡が大型化す
るとともに重量が増加して操作性が悪くなってしまうと
いった問題があった。
【0011】また、内視鏡を小型化し重量も低減しよう
とすると、確実なロック状態とフリー状態を実現するこ
とが難しかった。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、モータ等を弯曲操作の駆動源とする内視鏡におい
て、小型軽量で、かつ、簡単な構造で、確実なロック状
態とフリー状態を実現することのできる内視鏡を提供す
ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
係る内視鏡は、挿入部に設けた湾曲部を第1の牽引部材
にて湾曲操作する第1の牽引操作手段と、前記第1の牽
引操作手段の湾曲操作方向とは異なる方向に湾曲させる
ために第2の牽引部材にて湾曲操作する第2の牽引操作
手段と、第1及び第2の湾曲操作駆動手段と、前記第1
の湾曲操作駆動手段からの動力を前記第1の牽引操作手
段に伝達する第1の牽引操作手段用の複数の歯車と、前
記第2の湾曲操作駆動手段からの動力を前記第2の牽引
操作手段に伝達する第2の牽引操作手段用の複数の歯車
とを有する内視鏡において、前記第1及び第2の牽引操
作手段用のそれぞれの噛み合う歯車を、噛み合う点に対
しピッチ円とほぼ法線方向に噛合、離間自在になすクラ
ッチ手段と、前記第1及び第2の湾曲操作駆動手段の湾
曲操作スイッチと、この湾曲操作スイッチとは別体であ
り、独立して前記クラッチ手段にて前記第1及び第2の
牽引操作手段用の歯車の噛合、離間を同時に操作するク
ラッチ操作部材とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【作 用】上記構成において、まず、内視鏡の挿入部を
体腔内等に挿入して弯曲操作を行なう場合、弯曲操作駆
動手段を回転し、この弯曲操作駆動手段に連結した歯車
を回転して、この歯車に噛合している少なくとも1つの
歯車を回転させる。すると、この回転させられた歯車に
連結された牽引操作手段が、牽引部材を牽引、弛緩して
上記内視鏡挿入部に設けられた弯曲部を弯曲する。
【0015】この状態において、上記内視鏡をロック状
態からフリー状態にする場合、クラッチ操作部材を操作
してクラッチ手段にて、上記歯車を、噛み合い点に対し
ピッチ円とほぼ法線方向に離間して上記湾曲操作駆動手
段からの動力の伝達を解除する。
【0016】また、再び内視鏡をフリー状態からロック
状態にする場合、クラッチ操作部材の操作を開放して、
上記クラッチ手段にて上記歯車を、噛み合い点に対しピ
ッチ円とほぼ法線方向に噛合して上記湾曲操作駆動手段
からの動力の伝達が可能な状態とする。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0018】{第一実施例}図1〜図4は本発明の第一
実施例を示し、図1は弯曲操作部の要部断面図、図2は
内視鏡装置の全体構成概略図、図3はクラッチ動作説明
図、図4は弯曲部牽引部の正面図である。
【0019】(構成)これらの図において、符号1は電
子内視鏡装置を示し、この電子内視鏡装置1は、電子内
視鏡2と、この電子内視鏡2に照明光を供給する光源装
置3と、上記電子内視鏡2に対する信号処理を行なうビ
デオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4から出力
される映像信号を入力して被写体像を表示するモニタ5
と、上記電子内視鏡2の挿入部7に設けられた弯曲部1
6の弯曲を制御する弯曲用モータ制御装置6とを備えて
いる。
【0020】上記電子内視鏡2は、被検体に挿入可能に
細長に形成された挿入部7と、この挿入部7の後端に連
設された太径の操作部8と、この操作部8の側部から延
設されたユニバーサルコード9と、このユニバーサルコ
ード9の端部に設けられ上記光源装置3に着脱自在に接
続されるコネクタ10とを備えている。このコネクタ1
0の側部からは、ビデオプロセッサ用コード11と、モ
ータ制御装置用コード13とが延設されている。上記ビ
デオプロセッサ用コード11の端部には、上記ビデオプ
ロセッサ4に着脱自在に接続されるコネクタ12が設け
られ、上記モータ制御装置用コード13の端部には、上
記モータ制御装置6に着脱自在に接続されるコネクタ1
4が設けられている。
【0021】上記電子内視鏡2の挿入部7は、硬性の先
端構成部15と、この先端構成部15の後端に連設さ
れ、上下左右の各方向、および、これらの複合方向へ弯
曲可能な弯曲部16と、この弯曲部16の後端に連設さ
れた長尺で可撓性を有する可撓管部17とで構成され、
この可撓管部17の後端は上記操作部8に接続されてい
る。
【0022】また、上記操作部8には、送気、送水ボタ
ン18と、吸引ボタン19と、弯曲操作のための弯曲操
作スイッチ部20と、上記弯曲部16をフリー状態ある
いはロック状態にするクラッチ手段を構成するF/Lレ
バー51とが設けられている。上記送気、送水ボタン1
8を操作することにより、上記先端構成部15に設けら
れた図示しない送気、送水口から送気あるいは送水がな
され、また、上記吸引ボタン19を操作することによ
り、上記電子内視鏡2に内設された図示しない吸引チャ
ンネルを用いて吸引がなされるようになっている。ま
た、上記弯曲操作スイッチ部20は、レバー21を有す
るジョイスティックタイプになっており、このレバー2
1を2次元的に操作することにより、上記弯曲部16を
所望の方向へ弯曲させることができるようになってい
る。また、上記F/Lレバー51を操作することによ
り、上記弯曲部16をフリー状態、あるいはロック状態
にすることができるようになっている。
【0023】上記先端構成部15には、図示しない照明
窓と観察窓とが設けられている。この照明窓の内側に
は、図示しないライトガイドの出射端面が配置されてい
る。このライトガイドは、上記挿入部7、操作部8およ
びユニバーサルコード9内を挿通され、入射端部は上記
コネクタ10に接続されている。このコネクタ10が接
続される上記光源装置3内には、図示しない光源が設け
られ、この光源から出射された照明光が上記ライトガイ
ドの入射端面に入射され、このライトガイドを経て、上
記照明窓から被検部等に照射されるようになっている。
【0024】また、図示しないが、上記観察窓の内側に
は、対物光学系と、この対物光学系の結像位置に配置さ
れた固体撮像素子、例えば、CCDとが設けられてい
る。このCCDに接続された図示しない信号線は、挿入
部7、操作部8、ユニバーサルコード9、コネクタ1
0、コード11内を挿通され、コネクタ12に接続され
ている。
【0025】上記コネクタ12が接続される上記ビデオ
プロセッサ4には、図示しない映像信号処理回路が設け
られ、この映像信号処理回路の入力端が上記コネクタ1
2に接続される図示しないレセプタクルに接続されると
ともに、上記映像信号処理回路の出力端が上記モニタ5
に接続されている。上記CCDは、上記映像信号処理回
路により駆動され、上記対物光学系により上記CCDの
光電変換面に結像された被検部等の被写体の像が光電変
換されて、画像信号として上記映像信号処理回路に入力
される。そして、上記画像信号は、上記映像信号処理回
路によって映像信号に変換され、この映像信号により上
記モニタ5に被検部等の像が映し出されるようになって
いる。
【0026】上記操作部8の内部は、メインフレーム2
2の両面に上記操作部8の軸方向にずらして設けられた
シャフト23、24が、例えば、カシメ等の手段で固定
されており、各シャフト23、24の他端にはサブフレ
ーム25、26が図示しないネジ等の手段で固定されて
いる。
【0027】上記各サブフレーム25、26と上記メイ
ンフレーム22の間には、このメインフレーム22側か
ら、牽引操作手段の一例としてのスプロケット27、2
8と、各スプロケット27、28に例えば接着等の手段
で固定された従動側歯車29、30と、スペーサ31、
32とが上記各シャフト23、24に回転自在に設けら
れている。
【0028】また、上記各スプロケット27、28には
牽引部材を構成し、牽引部材の一例としてのチェーン3
3、34が巻回され、各チェーン33、34の端部に
は、前記先端構成部15に連結されて、牽引部材を構成
し、牽引部材の一例としての弯曲ワイヤ35、36を接
続する牽引部材を構成するワイヤ接続部材37、38が
設けられている。
【0029】さらに、上記サブフレーム25上にはクラ
ッチ手段を構成するモータスライダ41が設けられてお
り、このモータスライダ41の外ケース42側には、上
記操作部8の軸方向に弯曲操作駆動手段の一例としての
モータ39、40がネジ等の手段により上記モータスラ
イダ41に並設固定されている。また、上記各モータ4
0、39から延出しているモータシャフト43、44に
は、主動側歯車45、46が例えば圧入等で固定され、
各主動側歯車45、46は、上記各従動側歯車29、3
0と噛合している。
【0030】また、上記モータスライダ41の挿入部側
端部にはバネ止め47が設けられ、上記サブフレーム2
5の挿入部側端部にはバネ止め48が設けられている。
ここで、上記バネ止め47と上記バネ止め48にはバネ
49が掛止されており、上記モータスライダ41を挿入
部方向、すなわち、上記各主動側歯車45、46を上記
各従動側歯車29、30へ噛合させる方向に付勢してい
る。
【0031】さらに、上記モータスライダ41の側部に
はカム溝50が形成されて、このカム溝50の中に、上
記外ケース42の外に設けられている前記上記F/Lレ
バー51から延出しているカムシャフト52の軸端にカ
シメ等で固定されているクラッチ手段を構成するカム5
3が配置され、上記カム溝50に作用可能になってい
る。
【0032】また上記カム53の回動により、上記モー
タスライダ41が上記操作部8の軸方向にスライド可能
にスライダガイド54、55が、上記サブフレーム25
に固設されている。
【0033】尚、上記F/Lレバー51は緊急時に術者
が素早く対応できるように、目立つ色、例えば、赤色に
してもよい。
【0034】(作用)次に、上記構成による実施例の作
用について説明する。
【0035】術者が電子内視鏡2の挿入部7を体腔内等
に挿入し、例えば、弯曲部16を上下方向に弯曲させる
場合、弯曲操作スイッチ部20のレバー21を指定方向
に傾けることにより、上/下用のモータ39が駆動さ
れ、モータシャフト44と、このモータシャフト44に
固定された主動側歯車46が回転する。この主動側歯車
46の回転は、従動側歯車30と、この従動側歯車30
に固定されたスプロケット28に伝達され、このスプロ
ケット28に巻回されたチェーン34が移動し、ワイヤ
接続部材38を介して弯曲ワイヤ36を牽引、弛緩し
て、上記弯曲部16を上下方向に弯曲する。
【0036】また、上記弯曲部16を左右方向に弯曲さ
せる場合も同様に、弯曲操作スイッチ部20のレバー2
1を指定方向に傾けることにより、左/右用のモータ4
0を駆動し、モータシャフト43と、このモータシャフ
ト43に固定された主動側歯車45を回転する。この主
動側歯車45の回転は、従動側歯車29と、この従動側
歯車29に固定されたスプロケット27に伝達され、こ
のスプロケット27に巻回されたチェーン33が移動
し、ワイヤ接続部材37を介して弯曲ワイヤ35を牽
引、弛緩して、上記弯曲部16を左右方向に弯曲する。
【0037】また、前記電子内視鏡2の挿入部7を体腔
内等より抜去する場合は、F/Lレバー51を回動し、
このF/Lレバー51に固定されたカムシャフト52を
介して、このカムシャフト52に固定されているカム5
3を回動させる。このカム53の回動により、このカム
53のカム山がカム溝50に作用して、モータスライダ
41を、上記各主動側歯車45、46と上記各従動側歯
車29、30との噛合を解除する方向にスライドさせ
る。
【0038】このため、上記各従動側歯車29、30に
固定された上記各スプロケット27、28は、上記弯曲
部16にかかる外力により回動自在となりフリー状態と
なる。このフリー状態にすることにより、上記挿入部7
を体腔内等より抜去する。
【0039】また、上記弯曲部16を再び弯曲可能な状
態、すなわち、ロック状態とする場合は、上記F/Lレ
バー51を上述の方向とは逆方向に回動する。すると、
上記カム53のカム山の位置が上記カム溝50に作用し
ない位置となり、さらに、バネ49により上記モータス
ライダ41は、上記各主動側歯車45、46と上記各従
動側歯車29、30が噛合する位置にもどるため、上記
弯曲部16は弯曲可能な状態となる。
【0040】ここで、上記バネ49は、上記モータスラ
イダ41を上記各主動側歯車45、46と上記各従動側
歯車29、30が噛合する方向に常時付勢しているた
め、上記各主動側歯車45、46と上記各従動側歯車2
9、30が噛合して作動しても、この作動によって生じ
る力により噛合が解除されることはない。
【0041】また、弯曲可能な状態にする場合、上記各
主動側歯車45、46と上記各従動側歯車29、30の
歯頂部が重なり噛合ができない場合においても、上記各
主動側歯車45、46の回転により、上記バネ49の付
勢力により自動的に噛合される。
【0042】このように、メインフレーム22の両側を
利用して、牽引操作手段と牽引部材等を配置して作用さ
せるようにしたため、従来の内視鏡よりさらに小型なも
のとすることができる。
【0043】また、F/Lレバー51の回動により機械
的にフリー状態にできるため、停電時等においても安全
に電子内視鏡2の挿入部7を体腔内等より抜去すること
ができる。
【0044】さらに、F/Lレバー51を、例えば赤色
のような目立つ色にすることにより、術者が素早くF/
Lレバー51を認識して操作することができるため、安
全性の向上を図ることができる。
【0045】{第二実施例}図5〜図11は本発明の第
二実施例を示し、図5はファイバースコープ装置の全体
構成概略図、図6は操作部の後部概略図、図7は弯曲操
作部のスイッチ類配置説明図、図8はクラッチ手段によ
る作用説明図、図9は図8のIX−IX断面図、図10
は図8のX−X断面図、図11は図8のXI−XI断面
図である。
【0046】尚、この第二実施例は、第一実施例におい
て弯曲操作スイッチとモータスライダの構成を変え、フ
ァイバースコープのシステムとしたものである。
【0047】 (構成) ファイバースコープ61は、操作部8の挿入部7とは反
対側に接眼部60を有し、送気、送水ボタン18と吸引
ボタン19とは操作しやすいように、上記操作部8に形
成された斜面部62に設けられている。また、弯曲操作
スイッチ部63は、上記操作部8の軸方向に作動可能な
シーソースイッチ201と、術者の指が自然な状態で接
触可能なように角度をつけて形成された後方斜面部20
0に設けられ、上記シーソースイッチ201とほぼ直角
方向に作動可能なシーソースイッチ202とから構成さ
れている。また、上記各シーソースイッチ201、20
はモータ制御装置6により、任意に上下左右方向のス
イッチに設定可能であり、さらに、作動力量も任意に設
定可能である。
【0048】上記操作部8の内部構造は、前述の第一実
施例においてモータスライダの移動方向を操作部8の軸
方向からほぼ直角方向に変更し、さらに、本実施例にお
ける操作部8の前記斜面部62の方向としたものであ
る。また、他の部分については第一実施例と同様である
ので割愛して説明する。
【0049】弯曲操作駆動手段の一例としてのモータ3
9、40は、上記操作部8の軸方向に並んで、クラッチ
手段を構成するモータスライダ64にネジ等の手段で固
定されている。このモータスライダ64の前記接眼部6
0側および前記挿入部7側の両端部には、上記操作部8
のはぼ軸直方向にレールガイド65、66が上記モータ
スライダ64にネジ等の手段で固定されている。これら
各レールガイド65、66の軸方向にはレール67、6
8が挿通され、これら各レール67、68の一端は、サ
ブフレーム63上で前記弯曲操作スイッチ部63側にネ
ジ等の手段により固定されたレール止め69、70に、
例えば圧入等の手段により固定されている。また、上記
各レール67、68の他端は、上記サブフレーム63の
斜面部62側で上記各レール止め69、70に対応して
曲げ形成されたレール支持部73、74に支持されてい
る。さらに、上記各レール67、68の外周には、上記
各レールガイド65、66と上記各レール支持部73、
74との間にバネ71、72が介装されており、これら
各バネ71、72は、上記各レールガイド65、66と
上記各レール支持部73、74との間を広げる方向に付
勢している。このような構成であるため、上記各レール
67、68により、上記モータスライダ64は前記操作
部8のはぼ軸直方向に移動可能である。
【0050】また、上記モータスライダ64の上記各レ
ール止め69、70側端部には平面部77を有するカム
溝75が形成されており、このカム溝75には、外ケー
ス76の外部のクラッチ手段を構成するF/Lレバー5
1から延出されたカムシャフト52を介して、クラッチ
手段を構成するカム53が作用可能に設けられている。
すなわち、このカム53を回動すると、このカム53の
カム山が上記カム溝75に作用して、上記モータスライ
ダ64を上記操作部8のはぼ軸直方向に移動して、上記
カム溝75の平面部77に上記カム山が達した時に上記
モータスライダ64のスライドを停止可能にしている。
【0051】また、上記各モータ40、39のモータシ
ャフト43、44に固定されている主動側歯車45、4
6は、従動側歯車29、30と上記操作部8のはぼ軸直
方向で噛合しており、上記モータスライダ64の移動に
より噛合、離間自在に配設されている。
【0052】尚、その他の構成部分は第一実施例と同様
であるので割愛する。
【0053】(作用)次に、上記構成による実施例の作
用について説明する。
【0054】例えば、弯曲部16を上下方向に弯曲させ
る場合、弯曲操作スイッチ部63のシーソースイッチ
01を操作すると、上/下用のモータ39が駆動され、
モータシャフト44と、このモータシャフト44に固定
された主動側歯車46が回転する。この主動側歯車46
の回転は、従動側歯車30と、この従動側歯車30に固
定された牽引操作手段の一例としてのスプロケット28
に伝達され、このスプロケット28に巻回された牽引部
材を構成するチェーン34が移動し、ワイヤ接続部材3
8を介して牽引部材を構成する弯曲ワイヤ36を牽引、
弛緩して、上記弯曲部16を上下方向に弯曲する。
【0055】また、上記弯曲部16を左右方向に弯曲さ
せる場合も同様に、弯曲操作スイッチ部63のシーソー
スイッチ202を操作して、左/右用のモータ40を駆
動し、モータシャフト43と、このモータシャフト43
に固定された主動側歯車45を回転する。この主動側歯
車45の回転は、従動側歯車29と、この従動側歯車2
9に固定された牽引操作手段の一例としてのスプロケッ
ト27に伝達され、このスプロケット27に巻回された
牽引部材を構成するチェーン33が移動し、ワイヤ接続
部材37を介して牽引部材を構成する弯曲ワイヤ35を
牽引、弛緩して上記弯曲部16を左右方向に弯曲する。
【0056】また、フリー状態とするは、F/Lレバー
51を回動し、このF/Lレバー51に固定されたカム
シャフト52を介して、このカムシャフト52に固定さ
れているカム53を回動させる。このカム53の回動に
より、このカム53のカム山がカム溝75に作用して、
モータスライダ64を、操作部8のはぼ軸直方向で外ケ
ース76の斜面部62の方向に移動する。このため、モ
ータスライダ64に固定されていた上記各モータ39、
40も移動して、これら各モータ40、39にモータシ
ャフト43、44を介して固定されている上記各主動側
歯車45、46も移動し、上記各従動側歯車29、30
との噛合を解除する。そして、上記各従動側歯車29、
30に固定された上記各スプロケット27、28は、上
記弯曲部16にかかる外力により回動自在となりフリー
状態となる。
【0057】また、上記カム溝75の平面部77に上記
カム53のカム山が達した時に、上記モータスライダ6
4のスライドが停止する。
【0058】また、上記弯曲部16を再び弯曲可能な状
態、すなわち、ロック状態とする場合は、上記F/Lレ
バー51を上述の方向とは逆方向に回動する。すると、
上記カム53のカム山の位置が上記カム溝75に作用し
ない位置となり、さらに、バネ71、72により上記モ
ータスライダ64は、上記各主動側歯車45、46と上
記各従動側歯車29、30が噛合する位置にもどるた
め、上記弯曲部16は弯曲可能な状態となる。
【0059】ここで、上記モータスライダ64は、上記
各バネ71、72により、上記各主動側歯車45、46
と上記各従動側歯車29、30が噛合する方向に常時付
勢されているため、上記各主動側歯車45、46と上記
各従動側歯車29、30が噛合して作動しても、この作
動によって生じる力により噛合が解除されることはな
い。
【0060】また、上記カム53のカム山を、上記カム
溝75の平面部77に位置させることにより、上記モー
タスライダ64を固定して、フリー状態に保持し続ける
ことが可能である。
【0061】このように、上記モータスライダ64を上
記操作部8の上記斜面部62側へスライドさせることに
より、上記斜面部62に形成されたスペースの有効利用
を図ることができ、上記操作部8の小型化を図ることが
できる。
【0062】また、前記弯曲操作スイッチ部63を上記
操作部8の後方斜面部200を利用して配置したため、
自然な指の動きで操作することができるため操作性の向
上を図ることができる。
【0063】さらに、レール67、68の一端をサブフ
レーム63を曲げて支持することにより部品点数の削減
を図ることができる。
【0064】{第三実施例}図12〜図16は本発明の
第三実施例を示し、図12は弯曲操作部の要部断面図、
図13はクラッチ手段説明図、図14は弯曲部の牽引説
明図、図15は弯曲操作部の外装概略説明図、図16は
牽引部材構造説明図である。
【0065】尚、この第三実施例は、第二実施例におい
て、弯曲角度を検知するためのエンコーダと、チェーン
の走行支持部材および過大弯曲防止部材を組み込むとと
もに、カムの構造を変更し、さらに、外ケースを3体式
としたものである。
【0066】(構成)従動側歯車90、91は、弯曲駆
動手段の一例としてのモータ39、40にモータシャフ
ト44、43を介して連結された主動側歯車46、45
と、操作部8のほぼ軸直方向に噛合している。さらに、
上記各従動側歯車90、91は上記操作部8の軸方向に
おいて、エンコーダ92、93のシャフト94、95に
設けられたエンコーダギア96、97と噛合している。
また、上記各エンコーダ92、93は、上記各モータ3
9、40の突出側とは反対側に突出するように配設さ
れ、それぞれメインフレーム22、サブフレーム98上
に上記各エンコーダ92、93からの出力を増幅する回
路をもつ増幅回路基板99、100とともに、支持具1
01、102でネジ等の手段で固定されている。尚、上
記各エンコーダ92、93は、上記各従動側歯車90、
91と噛合可能な位置であれば、特に特定しない。
【0067】また、上記各従動側歯車90、91表面に
はフォトリフレクター用の0点出力用溝103、104
が形成されている。
【0068】尚、上記フォトリフレクターの構成は上記
各従動側歯車90、91についてそれぞれ同様であるの
で、ここでは上記従動側歯車91におけるフォトリフレ
クターの構成についてのみ図示するとともに、牽引部材
についても同様の構成をとるため、以下、上記従動側歯
車91側についてのみ具体的に説明する。
【0069】すなわち、上記0点出力用溝104の回転
軌道上にフォトリフレクター105が位置するように、
フォトリフレクター支持基板106が上記サブフレーム
98に取付具107により支持されている。尚、上記フ
ォトリフレクター105は上記フォトリフレクター支持
基板106に、例えば接着等の手段により固定したもの
でもよい。
【0070】また、図14に示すように、上記0点出力
用溝104上に上記フォトリフレクター105が位置す
る時に、牽引部材を構成するチェーン33の両端部のワ
イヤ接続部材37の位置が同一となるように、牽引操作
手段の一例としてのスプロケット27に上記チェーン3
3を予め巻回している。
【0071】さらに、上記フォトリフレクター支持基板
106からはケーブル114が延出され、前記モータ3
9、40により生じた空間に配設されたフォトリフレク
ター増幅回路115に接続されている。
【0072】また、前記メインフレーム22の両面には
チェーンガイド108、109が、ネジ等の手段で固定
され、さらに、上記メインフレーム22の挿入部7側に
はL型部分が形成され、このL型部分に合致するL型形
状のコイルパイプ止め板押さえ110、111が上記各
チェーンガイド108、109とともにネジ等で固定さ
れている。さらに、牽引部材を構成する弯曲ワイヤ35
が挿入されたコイルパイプ112が固定されるコイルパ
イプ止め板113が、ネジ等により上記各コイルパイプ
止め板押さえ110、111の挿入部7側端部に固定さ
れている。
【0073】また、上記チェーン33端部のワイヤ接続
部材37には、上記メインフレーム22の側端部方向に
ストッパー用爪122が突出して形成され、このストッ
パー用爪122を、上記メインフレーム22側を下側と
して、上下から挟むようにU字型に曲げられて形成さ
れ、上記チェーン33が上記メインフレーム22側から
浮き上がる方向への動きを防ぐようにした、チェーン案
内具123が設けられている。さらに、このチェーン案
内具123の前記スプロケット27側には、チェーンス
トッパー124が上記チェーン案内具123に挟まれる
ように、ネジ等で上記メインフレーム22に固設されて
いる。また、上記チェーンストッパー124には爪12
6が上記チェーン33方向に突出して形成され、上記ス
トッパー用爪122と接触することで、上記チェーン3
3の動きを規制可能にしている。
【0074】一方、上記操作部8は、グリップ116、
本体117、サイドカバー118およびモータカバー1
19からなり、上記本体117の上記モータカバー11
9側の開口部120にはリブ121が設けてあり、上記
本体117の変形を防止している。また、上記本体11
7のみならず、上記サイドカバー118および上記モー
タカバー119に操作スイッチを設けてもよい。
【0075】さらに、上記モータカバー119外部にあ
る、クラッチ手段を構成するF/Lレバー51からは、
このF/Lレバー51と一体であるカムシャフト52
が、上記メインフレーム22に対して前記サブフレーム
98とは反対側に配置されたサブフレーム63側に向け
て延出しており、クラッチ手段を構成するカム83にカ
シメ等の手段で固定されている。また、このカム83か
らは、さらに上記サブフレーム63方向に、クラッチ手
段を構成するカムピン80がカシメ等の手段で固定され
ている。このカムピン80の上記サブフレーム63側に
は、回転自在に、クラッチ手段を構成するコロ81が挿
入され、このコロ81の側面でクラッチ手段を構成する
モータスライダ64を押圧可能になっている。尚、上記
カムピン80の軸端を変形させて、このカムピン80と
上記コロ81を一体に形成してもよい。
【0076】また、上記カムシャフト52は、一端を上
記サブフレーム63にネジ等で固定された円筒状のシャ
フト支持部材127を挿通して、このシャフト支持部材
127を軸受けとして利用することにより、上記カムシ
ャフト52の回動が円滑に行なうことが可能となってい
る。また、上記シャフト支持部材127の上記モータカ
バー119側端部にはネジ128が形成され、ナット1
29により上記モータカバー119を上記本体117に
固定している。
【0077】尚、上記カムシャフト52や上記モータカ
バー119には、その他部材との接触面にOリング溝1
30、131、132とOリング133、134、13
5が設けられている。また、上記サイドカバー118、
上記グリップ116、上記本体117も同様に、図示し
ないOリング溝およびOリングが設けられている。
【0078】(作用)次に、上記構成による実施例の作
用について説明する。
【0079】尚、モータ39による作用とモータ40に
よる作用はほぼ同様であるので、ここではモータ40に
よる作用のみ説明する。
【0080】モータ40が駆動され従動側歯車91が回
転すると、この従動側歯車91に噛合したエンコーダギ
ア97が回転し、エンコーダ93が駆動される。このた
め、上記従動側歯車91と一体となっているスプロケッ
ト27の回転角の信号が検出される。この信号は増幅回
路基板100で増幅され、図示しないモータ制御装置に
送られて計算処理後、弯曲部16の弯曲角として術者に
対し、例えば、モニターや音等により告知される。
【0081】また、上記従動側歯車91に形成された0
点出力用溝104がフォトリフレクター105上を通過
すると信号が発生する。ここで、上記0点出力用溝10
4とチェーン33の位置関係より、この信号の発生は上
記弯曲部16が弯曲していない、いわゆるストレート状
態であることを表す。この信号はケーブル114により
フォトリフレクター増幅回路115で増幅後、図示しな
いモータ制御装置に送られ術者に対し告知される。
【0082】さらに、上記スプロケット27の回転に伴
い、上記チェーン33は、ワイヤ接続部材37を介して
弯曲ワイヤ35を牽引、弛緩する。この際、チェーンガ
イド108とチェーン案内具123により、上記チェー
ン33は操作部8の軸方向にのみ動けるように規制され
ているので、上記チェーン33の動きはスムーズで、ま
た、上記弯曲ワイヤ35が上記ワイヤ接続部材37から
はずれてしまうことも防止できる。
【0083】また、術者が操作を誤って過度に弯曲させ
た時でも、上記ワイヤ接続部材37のストッパー用爪1
22がチェーンストッパー124の爪126に当たり、
弯曲できなくなるため、ファイバースコープに過度な力
がかかることが防止でき、信頼性の向上と安全性の向上
を図ることができる。
【0084】次に、術者が上記弯曲部16をフリー状態
とする時は、F/Lレバー51を回動させ、このF/L
レバー51に固定されたカムシャフト52を介してカム
83を回動させる。このため、上記カム83に固定され
たカムピン80と、このカムピン80に挿入されたコロ
81も回動する。そして、このコロ81が、モータスラ
イダ64の図示しないカム溝を回転しながら押すことに
より、このモータスライダ64が移動し、主動側歯車4
6、45と従動側歯車90、91との噛合を解除して、
上記弯曲部16はフリー状態となる。
【0085】このように、本実施例によれば、エンコー
ダにより弯曲角を検出でき、術者の操作に有効な情報提
供を行なうことができる。
【0086】また、フォトリフレクターにより弯曲部の
ストレート状態を検出でき、術者の操作に有効な情報提
供を行なうことができる。
【0087】さらに、ストッパーにより過度な弯曲を防
止でき、内視鏡の信頼性の向上と安全性の向上を図るこ
とができる。
【0088】また、フォトリフレクター増幅回路をモー
タにより生じたスペースに配置することで、操作部の小
型化を図ることができる。
【0089】さらに、操作部をグリップ、本体、サイド
カバーおよびモータカバーから構成することにより、開
口部が広くなり組立作業性の向上を図ることができる。
【0090】また、本体開口部にリブを形成することに
より、本体の変形を防止することができる。
【0091】さらに、コロによりモータスライダを押す
ので摩擦抵抗が低減され、F/Lレバーの動作をスムー
ズに行なうことができ、上記モータスライダやカムの削
れを防止でき、耐久性の向上を図ることができる。
【0092】また、カムシャフトの軸受けをモータカバ
ー押さえとして兼用するため、構造を簡単にできる。
【0093】さらに、エンコーダがスプロケットと一体
の従動側歯車と噛合しているので、主動側歯車の着脱に
かかわらず安定して弯曲角の検出を行なうことができ
る。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ータ等を弯曲操作の駆動源とする内視鏡において、弯曲
操作の動力伝達歯車を有効に噛合、離間自在なクラッチ
手段を備えたので、小型軽量で、かつ、簡単な構造で、
確実なロック状態とフリー状態を行なえる内視鏡を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による弯曲操作部の要部断
面図。
【図2】本発明の第一実施例による内視鏡装置の全体構
成概略図。
【図3】本発明の第一実施例によるクラッチ動作説明
図。
【図4】本発明の第一実施例による弯曲部牽引部の正面
図。
【図5】本発明の第二実施例によるファイバースコープ
装置の全体構成概略図。
【図6】本発明の第二実施例による操作部の後部概略
図。
【図7】本発明の第二実施例による弯曲操作部のスイッ
チ類配置説明図。
【図8】本発明の第二実施例によるクラッチ手段による
作用説明図。
【図9】本発明の第二実施例による図8のIX−IX断
面図。
【図10】本発明の第二実施例による図8のX−X断面
図。
【図11】本発明の第二実施例による図8のXI−XI
断面図。
【図12】本発明の第三実施例による弯曲操作部の要部
断面図。
【図13】本発明の第三実施例によるクラッチ手段説明
図。
【図14】本発明の第三実施例による弯曲部の牽引説明
図。
【図15】本発明の第三実施例による弯曲操作部の外装
概略説明図。
【図16】本発明の第三実施例による牽引部材構造説明
図。
【符号の説明】
8 内視鏡操作部 27 牽引操作手段 28 牽引操作手段 29 歯車 30 歯車 33 牽引部材 34 牽引部材 35 牽引部材 36 牽引部材 37 牽引部材 38 牽引部材 39 弯曲操作駆動手段 40 弯曲操作駆動手段 41 クラッチ手段 45 歯車 46 歯車 51 クラッチ手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部に設けた湾曲部を第1の牽引部材
    にて湾曲操作する第1の牽引操作手段と、前記第1の牽
    引操作手段の湾曲操作方向とは異なる方向に湾曲させる
    ために第2の牽引部材にて湾曲操作する第2の牽引操作
    手段と、第1及び第2の湾曲操作駆動手段と、前記第1
    の湾曲操作駆動手段からの動力を前記第1の牽引操作手
    段に伝達する第1の牽引操作手段用の複数の歯車と、前
    記第2の湾曲操作駆動手段からの動力を前記第2の牽引
    操作手段に伝達する第2の牽引操作手段用の複数の歯車
    とを有する内視鏡において、 前記第1及び第2の牽引操作手段用のそれぞれの噛み合
    う歯車を、噛み合う点に対しピッチ円とほぼ法線方向に
    噛合、離間自在になすクラッチ手段と、前記第1及び第
    2の湾曲操作駆動手段の湾曲操作スイッチと、 この湾曲操作スイッチとは別体であり、独立して前記ク
    ラッチ手段にて前記第1及び第2の牽引操作手段用の歯
    車の噛合、離間を同時に操作するクラッチ操作部材とを
    備えたことを特徴とする内視鏡。
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