JP3093612B2 - 電気化学素子 - Google Patents

電気化学素子

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JP3093612B2 JP07197623A JP19762395A JP3093612B2 JP 3093612 B2 JP3093612 B2 JP 3093612B2 JP 07197623 A JP07197623 A JP 07197623A JP 19762395 A JP19762395 A JP 19762395A JP 3093612 B2 JP3093612 B2 JP 3093612B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気化学素子に関し、特
に、酸素過剰雰囲気において窒素酸化物を電気化学的に
分解する電気化学素子に関し、NOxの環境や人への悪
影響を低減するのに利用される。
【0002】
【従来の技術】この種の電気化学素子は従来から知ら
れ、その用途上から酸素の存在下でも窒素酸化物の分解
反応が進む必要がある。特開昭61−78421号公報
は負極側の白金電極の表面にロジウム担持の触媒層を
被覆することによって、酸素存在下でも窒素酸化物の電
気化学的な分解反応が進むようにしたものを開示してい
る。
【0003】また、特開昭50−32092号公報は
同じ目的で正負両電極共に多孔性の貴金属(白金)膜電
極を用いたものを開示し、これによると温度約500〜
950℃において、大気中で、したがって酸素の存在下
で、窒素酸化物濃度約50〜5000ppm程度の範囲
で、90%以上の分解率が得られるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしの公報に開示
のものは、酸素存在下における窒素酸化物の分解能力は
それほど高くはない。動作温度700℃、酸素濃度1
%、NO濃度1000ppmで、分解量が電極の単位面
積当たり0.1μmol/cm2 である。しかも、この
ときの電流密度は、高温のためでもあるが、0.2A/
cm2 とかなり大きい。
【0005】一方の公報に開示のものは、酸素濃度と
の関係について具体的な言及はないが、わざわざ正負両
電極空間を区画する必要があったり、動作温度が高いな
どの制約がある。
【0006】本発明は上記のような問題を解消すること
を課題とし、低温低電流密度、および10%程度の高酸
素濃度の雰囲気でも、高効率で窒素酸化物を分解するこ
とができる電気化学素子を提供することを主たる目的と
し、併せて分解反応に適した種々の負電極を持った電気
化学素子を提供することをも目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気化学素子
は、酸素イオン導電体と正負両電極を有し、動作温度に
て少なくとも負電極を窒素酸化物および酸素を含むガス
に曝露させ、正負両電極間に電位差を与えることによっ
て窒素酸化物を電気化学的に分解するものであって、上
記の目的を達成するために、請求項1の発明は、正負両
電極のうちの少なくとも負電極上にアルカリ土類元素の
酸化物を積層したことを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明は、正負両電極のうちの少
なくとも負電極が白金とアルカリ土類元素の酸化物との
混合物であることを特徴とするものである。
【0009】請求項3の発明は、正負両電極の少なくと
も負電極上にアルカリ土類元素の炭酸塩を積層したこと
を特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、正負両電極のうちの少
なくとも負電極が白金とアルカリ土類元素の炭酸塩との
混合物であることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1〜4の各発明の上記構成では、酸素イ
オン導電体に設けた正負両電極のうちの少なくとも負電
極に曝露される窒素酸化物および酸素を含むガス中の窒
素酸化物が、正負両電極のうちの少なくとも負電極の上
に積層され、あるいは混合されたそれぞれのアルカリ土
類元素の酸化物と、硝酸塩を形成しながら負電極上に固
定される。正負両電極の間に電位差を与えると、負電極
上に固定された窒素酸化物の窒素−酸素間結合が弱めら
れ、酸素はカソード反応により電子の供給を受けて酸素
イオンとして酸素イオン導電体を透過する。この結果、
酸素イオンは負電極側から正電極側へ移動し、アノード
反応によって酸素分子としてガス中に排出される。一
方、負電極側では窒素原子が窒素分子を生成し、ガス中
に離脱していく。
【0012】ここでわかるように、負電極に積層され、
あるいは混合されるアルカリ土類元素の酸化物は、窒素
酸化物の分解に重要な役割を果たしており、分解のため
の電気化学素子の動作温度は窒素酸化物固定の温度特性
(負電極の反応活性)や、あるいは酸素イオン導電体の
抵抗温度特性に影響されるが、低温低電流密度かつ高酸
素濃度の雰囲気にても優れた窒素酸化物の分解能を発揮
することができる。
【0013】
【実施例】先ず、本発明の電気化学素子の2つの実施の
形態を図1、図2を参照しながら説明する。
【0014】図1に概略構成を示す電気化学素子は、酸
素イオン導電体4の対向する一方の面に負の電極2が、
他方の面に正の電極3が設けられている。正負両電極
2、3はともにPtであり、負電極2の上にBaOであ
るアルカリ土類元素の酸化物1が積層されている。酸素
イオン導電体4は8mol%Y2 3 安定化ZrO
2 (以下YSZと言う)である。正負両電極2、3から
は双方間に電位差を与える結線のためのリード線5が引
き出されている。
【0015】図2に概略構成を示す電気化学素子は、酸
素イオン導電体8の対向する一方の面に負の電極6が、
他方の面に正の電極7が設けられている。負電極6はP
tとアルカリ土類元素の酸化物であるBaOの混合物、
正電極7はPtである。酸素イオン導電体8はYSZで
ある。正負両電極2、3からは双方間に電位差を与える
結線のためのリード線9が引き出されている。
【0016】これらの電気化学素子では、負電極2、6
の側で窒素酸化物(以下NOxと言う)を吸着あるいは
吸収して固定化する。次いで電圧を印加して正電極3、
7側から酸素を、負電極2、6側から窒素を放出する。
【0017】したがって、正電極3、7と負電極2、6
はガスの拡散が生じやすいように共に多孔質であるのが
望ましい。
【0018】実際には、多孔質電極の形成は、粒子のサ
イズや焼成温度等によって多孔構造を制御することがで
きる。多孔度の差は、電気化学素子に流れるイオン電流
の差として現れるので、粒子サイズの最適化、あるいは
焼成温度の最適化には、イオン電流を1つの評価尺度と
して使うことができる。本発明でも、イオン電流を、焼
成温度決定の1つの指標とした。
【0019】本発明に係る電気化学素子を使ったNOx
分解反応の確認は、主に生成ガス分析あるいはX線回折
で行った。ガス分析では、化学発光方式のNOx濃度分
析計でNOx濃度を、ガスクロマトグラフで生成される
窒素N2 と酸素の濃度を測定した。
【0020】図3は負電極6のX線回折図である。45
0℃で測定をした。測定の順序は図3に示した。図3の
(2)からわかるように、負電極6がNOx存在下(O
2 とNOの共存)でBa(NO3 2 を生成している。
【0021】ここで生成したBa(NO3 2 は、正負
両電極間に電圧を印加することによって、N−O結合が
弱められ、窒素酸化物の分解反応に至る。このことは、
生成したBa(NO3 2 を、NOxが存在しない雰囲
気での電圧印加と、そのときのX線回折によって確認さ
れた。これは図3のグラフの(4)の回折強度に示され
ている。
【0022】図1、図2では、負電極2、6にのみBa
Oを積層あるいは混合しているが、正電極3、7にもB
aOを積層あるいは混合してもよい。正電極3、7での
アノード反応は、PtとBaOの混合物でも十分に起こ
るからである。この場合、もし必要であれば、正負両電
極の極性を交換することができる。
【0023】以上説明した形態の電気化学素子の電極に
は、以下のペーストを用いた。Ptは市販のPtペース
ト、BaOは市販のBaO粉末と溶媒とバインダーとを
混合調製したもの、BaOとPtの混合物は、各2種類
のペーストの混合により調製したものである。混合比は
BaO:Pt≒1:8(モル比)とした。
【0024】電気化学素子製作の方法は、以下の通りで
ある。市販されている板状のYSZを脱脂洗浄し、正負
いずれかの電極ペーストを印刷塗布した後、100℃に
て乾燥し、その後他方の電極ペーストを同様に印刷塗布
して乾燥し、空気中にて焼成した。焼成条件は820
℃、10分の加熱とした。電極が積層構造の場合は、下
層となるペーストを塗布乾燥した後、上層となるペース
トを塗布し乾燥した。焼成後、Ptよりなるリード線を
正負両電極の端部にAuペーストを用いて、約700℃
で焼成し接着させた。
【0025】なお、電極形成は必ずしもペーストの使用
に限られることはないし、乾燥焼成条件も上記に限定さ
れない。上記した電気化学素子の製作の方法は、電極用
ペーストの調製が簡単であること、印刷が簡単な操作で
あること、電極膜厚の制御が比較的簡単であること、な
どによって製作の低コスト化を実現することができる。
【0026】得られた電気化学素子の概略のサイズは、
SYZである酸素イオン導電体4、8が12.5mm×
25mm、厚み5mmで、負電極2、6および正電極
3、7は、面積が約2cm2 、膜厚が約10μm、Ba
Oのアルカリ土類の酸化物1の膜厚が約20μmであ
る。これらも、YXZである酸素イオン導電体4のサイ
ズあるいは電極ペーストの性状に従って種々に変更する
のが好適である。
【0027】図1、図2の電気化学素子では、アルカリ
土類元素の酸化物1としてはBaO以外にも、BaCO
3 、BaとPtとの複合酸化物、YBa2 Cu
3 7-X 、YSr2 Cu3 7-X (0<x<0.8)
が、負電極2への積層材料あるいは負電極6に含まれる
混合材料として使用することができる(以下これら負電
極に適用できる材料を負電極材料と言う。)。
【0028】負電極材料のうち、BaとPtの複合酸化
物は以下のように調製した。BaO粉末およびPt粉末
を、モル比1:1に秤量し、乾燥し混合した後、円盤状
に圧縮成形したものを、空気中で900℃、6時間の加
熱により焼成を行った。この焼成後、粉砕、粉化し、X
線回折によってBaPtO3-X 型構造(0<x<1)と
Ba4 PtO6 型構造の混合状態であることを確認し
た。
【0029】ここでの焼成条件は、空気中900℃、6
時間の加熱に限られることはない。また、調製方法が上
記した粉末の乾式混合に限られるものでもない。その他
の負電極用材料は市販品を使用した。
【0030】上記のような負電極材料を用いたとき、B
aO、YBa2 Cu3 7-X 、YSr2 Cu3
7-X は、硝酸塩の生成を経て窒素酸化物の分解が起こ
る。このことは、X線回折で確認できる。また、Baと
Ptとの複合酸化物(BaPtO3-X型酸化物とBa4
PtO6 型酸化物)の場合、詳細は不明であるが、硝酸
塩の生成が重要な過程であると考えられる。
【0031】BaCO3 については、X線回折および生
成ガスの分析から、CP2 ガスの放出を伴った硝酸塩の
生成が確認された。このように、分解反応のメカニズム
では、硝酸塩の生成が重要であるのと同時に、一方では
電気化学素子の製作においては負電極用材料として、複
数の材料を使用できることがわかった。
【0032】下記の表1に、上記の各種負電極用材料を
用いた図1、図2の形態を持つ電気化学素子による、電
圧印加時の電気化学素子1つ当たりで得られたNOx減
量の実測値を示す。
【0033】
【表1】 テストガスは10%O2 (一部、1%または2%)、5
00ppmNO、Heバランスで、流速は約0.64m
/sである。動作温度は450℃とした。電極構造は単
純であるが、いずれの電気化学素子でも酸素過剰下にて
窒素酸化物を分解できることがわかる。
【0034】ここで、本発明と従来例とを比較する。
【0035】先に述べたの公報の開示のものでは、動
作温度700℃、酸素濃度1%、NO濃度1000pp
mで、窒素酸化物の分解量が電極単位面積当たり0.1
μmol/cm2 、電流密度は0.2A/cm2 であ
る。
【0036】これに対し本発明では、例えば負電極がY
Ba2 Cu3 7-X とPtとの混合物の場合、動作温度
450℃、酸素濃度1%、NO濃度約500ppmで窒
素化合物の分解量が0.4μmol/cm2 、電流密度
は0.0065A/cm2 である。
【0037】動作温度および分解過程に差があって、単
純な比較はできないが、従来例に比し、低温、低電流密
度によるNOxの分解ができるようになっている。
【0038】図2の電気化学素子で負電極6がPt単独
の場合、酸素過剰下では、少なくとも350〜600℃
の温度領域での分解反応は認められなかった。分解反応
を確認したのは、酸素濃度が0.02%以下の場合であ
った。
【0039】また、図2の電気化学素子と同じ形態で、
負電極2の上に、前記の公報に開示しているロジウム
の層を設けた電気化学素子を製作し、これを用いて、動
作温度450〜600℃、酸素濃度1%、NO濃度50
0ppmでの分解反応を試みたが、分解反応は確認でき
なかった。
【0040】図4は本発明の電気化学素子を用いてNO
x分解装置を構成した場合の実施の形態を概念的に示し
ている。これについて説明すると、電気化学素子10の
正負両電極の間に直流電源12を接続し、これを反応管
14の中に導入する。反応管14の外には電気化学素子
10を動作温度にするために加熱する加熱手段13と、
反応管14内で反応温度をモニタする温度検知手段16
からの温度情報を基に加熱手段13の温度制御を行う温
度制御手段15とが設けられている。
【0041】このような基本構成にて、反応管14内の
電気化学素子10に窒素酸化物および酸素を含むガスを
曝露させると、窒素酸化物の分解を所定の条件にて行う
ことができる。
【0042】図5は円筒型のYSZを酸素イオン導電体
として用いて円筒型電気化学素子とした場合の実施の形
態を示している。円筒型のYSZである酸素イオン導電
体19の外周に負電極17を設け、内周に正電極18を
設けてある。負電極17はYBa2 Cu3 7 型酸化物
とPtとの混合物であり、正電極18はメッキ法により
形成したPtである。このときの円筒型YSZ19は、
内径10mm、外径12mm、長さ約100mm、負電
極面積が約34cm2 である。正負両電極17、18に
はリード線20が設けられている。
【0043】このように、電気化学素子が円筒型の形態
を採ることにより、NOxを多量に含む被汚染ガスを外
周の負電極17側に、NOxをほとんど含まないガスを
内周の正電極18側に分けることが容易になる。また、
電気化学素子の設置場所によっては、図1、図2に示す
ような平板型よりも円筒型のものの方が適している場合
もある。
【0044】図6は図5の円筒型電気化学素子による分
解反応の温度依存特性を示している。この場合のテスト
ガスは、10%O2 、380ppmNO、Heバランス
で、流速は約0.64m/sである。この結果から、図
1と図2および図5に示す電気化学素子の動作温度とし
ては350〜450℃が好ましい。
【0045】図6には分解が起こりにくい温度領域が高
温側に存在する。550℃以上の高温領域では、硝酸塩
の生成が困難で、雰囲気中の酸素が優先的にイオン化し
てしまうためと考えられる。また、300℃以下の低温
度領域については、酸素イオン導電体であるYSZの電
気抵抗が大きく、分解に必要な電流を得るのが容易でな
いため、図6には示されていない。
【0046】以上説明した本発明の電気化学素子の各種
形態のものによって得られる利点は、以下の通りであ
る。
【0047】(1) 酸素過剰下でも、低温低電流密度
でのNOxの分解ができる。
【0048】(2) 分解反応に重要な働きを持つ負電
極材料と、負電極の構成および製法の選択の幅が広い。
【0049】
【発明の効果】本発明の電気化学素子によれば、酸素が
存在する雰囲気においても、従来よりも低温かつ低電流
密度で、優れたNOx分解能を発揮することができ、こ
れを用いて安定したNOx分解動作を有する窒素酸化物
分解装置が得られる。よって、NOxによる自然環境の
破壊、人体への悪影響を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の電気化学素子を示
す概略構成図である。
【図2】本発明の別の実施の形態の電気化学素子を示す
概略構成図である。
【図3】図1、図2に示す電気化学素子の負電極のX線
回折図である。
【図4】図1、図2の電気化学素子を用いたNOx分解
装置の1つの実施の形態を示す概念図である。
【図5】本発明の今1つの実施の形態の電気化学素子を
示した斜視図である。
【図6】図6に示す電気化学素子による分解反応の温度
依存特性図である。
【符号の説明】
1 アルカリ土類の酸化物 2、6、17 負電極 3、7、18 正電極 4、8、19 酸素イオン導電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黄地 謙三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 梅田 孝裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−185261(JP,A) 特開 平7−275714(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/32 B01D 53/56 B01D 53/74

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素イオン導電体と正負両電極とを有
    し、正負両電極のうちの少なくとも負電極上にアルカリ
    土類元素の酸化物を積層し、動作温度にて少なくとも負
    電極を、窒素酸化物および酸素を含むガスに曝露させ、
    正負両電極間に電位差を与えることによって窒素酸化物
    を電気化学的に分解する電気化学素子。
  2. 【請求項2】 酸素イオン導電体と正負両電極とを有
    し、正負両電極のうちの少なくとも負電極が白金とアル
    カリ土類元素の酸化物との混合物であり、動作温度にて
    少なくとも負電極を、窒素酸化物および酸素を含むガス
    に曝露させ、正負両電極間に電位差を与えることによっ
    て窒素酸化物を電気化学的に分解する電気化学素子。
  3. 【請求項3】 酸素イオン導電体と正負両電極とを有
    し、正負両電極のうちの少なくとも負電極上にアルカリ
    土類元素の炭酸塩を積層し、動作温度にて少なくとも負
    電極を、窒素酸化物および酸素を含むガスに曝露させ、
    正負両電極間に電位差を与えることによって窒素酸化物
    を電気化学的に分解する電気化学素子。
  4. 【請求項4】 酸素イオン導電体と正負両電極とを有
    し、正負両電極のうちの少なくとも負電極が白金とアル
    カリ土類元素の炭酸塩との混合物であり、動作温度にて
    少なくとも負電極を、窒素酸化物および酸素を含むガス
    に曝露させ、正負両電極間に電位差を与えることによっ
    て窒素酸化物を電気化学的に分解する電気化学素子。
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