JP3093525B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JP3093525B2 JP3093525B2 JP05163701A JP16370193A JP3093525B2 JP 3093525 B2 JP3093525 B2 JP 3093525B2 JP 05163701 A JP05163701 A JP 05163701A JP 16370193 A JP16370193 A JP 16370193A JP 3093525 B2 JP3093525 B2 JP 3093525B2
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- resistance
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- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に関し、
特に抵抗素子等の半導体素子のパラメータおよび遅延等
を含む回路特性の補正用として適用される半導体集積回
路に関する。
特に抵抗素子等の半導体素子のパラメータおよび遅延等
を含む回路特性の補正用として適用される半導体集積回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路においては、アナ
ログ回路等において高精度の特性を要求される場合に
は、当該回路内に配置されている或る任意のヒューズを
レーザー装置等により切断することにより、抵抗素子等
の半導体素子のパラメータが補正されている。
ログ回路等において高精度の特性を要求される場合に
は、当該回路内に配置されている或る任意のヒューズを
レーザー装置等により切断することにより、抵抗素子等
の半導体素子のパラメータが補正されている。
【0003】図3は、この種の半導体集積回路の一例で
あり、回路構成としては比較的簡単な構成例である。図
3に示されるように、端子87および88に対応して、
抵抗66、67および68と、ヒューズ69および70
とにより構成されている。この従来例の場合には、ヒュ
ーズ69、70および71を任意に切断することによ
り、幾つかの抵抗66、67および68の抵抗値の組合
わせが得られる。例えば、ヒューズ69および70を切
断すると、抵抗66、67および68の抵抗値をそれぞ
れR66、R67およびR68として、端子87および
端子88間の抵抗値としてはR66+R67+R68の
抵抗値が形成され、また、ヒューズ70および71を切
断すると、端子87および88間の抵抗値として抵抗6
6の抵抗値R66が設定される。
あり、回路構成としては比較的簡単な構成例である。図
3に示されるように、端子87および88に対応して、
抵抗66、67および68と、ヒューズ69および70
とにより構成されている。この従来例の場合には、ヒュ
ーズ69、70および71を任意に切断することによ
り、幾つかの抵抗66、67および68の抵抗値の組合
わせが得られる。例えば、ヒューズ69および70を切
断すると、抵抗66、67および68の抵抗値をそれぞ
れR66、R67およびR68として、端子87および
端子88間の抵抗値としてはR66+R67+R68の
抵抗値が形成され、また、ヒューズ70および71を切
断すると、端子87および88間の抵抗値として抵抗6
6の抵抗値R66が設定される。
【0004】この場合、設計上の抵抗値に対する許容値
を±5%、製造上のばらつきを±10%とし、抵抗値の
標準値として100Ωの場合について考えるものとす
る。そして、図3における抵抗66、67および68の
抵抗値を、それぞれR66=95Ω、R67=5Ωおよ
びR68=6Ωに設定する。これにより、例えば、抵抗
66および67を選択することにより、端子87および
88間の抵抗値Rとして100Ωの抵抗値が得られる。
しかしながら、製造工程におけるばらつきが±10%存
在しているために、仮に、R66=104.5Ω、R6
7=5.5Ωとなった場合には、端子87および88間
の抵抗値Rは、R=R66+R67=110Ωとなり、
設計上の許容値±5%を超過してしまう結果となる。従
って、この場合においては、抵抗66のみを選択して用
いればよく、これにより抵抗値はR=R66=104.
5Ωとなり、上記の設計上の許容値±5%以内の抵抗値
を得ることができる。
を±5%、製造上のばらつきを±10%とし、抵抗値の
標準値として100Ωの場合について考えるものとす
る。そして、図3における抵抗66、67および68の
抵抗値を、それぞれR66=95Ω、R67=5Ωおよ
びR68=6Ωに設定する。これにより、例えば、抵抗
66および67を選択することにより、端子87および
88間の抵抗値Rとして100Ωの抵抗値が得られる。
しかしながら、製造工程におけるばらつきが±10%存
在しているために、仮に、R66=104.5Ω、R6
7=5.5Ωとなった場合には、端子87および88間
の抵抗値Rは、R=R66+R67=110Ωとなり、
設計上の許容値±5%を超過してしまう結果となる。従
って、この場合においては、抵抗66のみを選択して用
いればよく、これにより抵抗値はR=R66=104.
5Ωとなり、上記の設計上の許容値±5%以内の抵抗値
を得ることができる。
【0005】なお、実際の補正方法としては、ウェハー
ス状態で実施される特性検査における抵抗測定時に、ヒ
ューズの切断作業を含めて補正作業が行われる。
ス状態で実施される特性検査における抵抗測定時に、ヒ
ューズの切断作業を含めて補正作業が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
集積回路においては、図3の従来例に示されるように、
回路素子を補正して抵抗値を設定する場合に、回路内部
に設けられているヒューズの部分が完全に切断されない
事態を生じる場合があり、これにより、確実に回路補正
を行うことができないという欠点がある。
集積回路においては、図3の従来例に示されるように、
回路素子を補正して抵抗値を設定する場合に、回路内部
に設けられているヒューズの部分が完全に切断されない
事態を生じる場合があり、これにより、確実に回路補正
を行うことができないという欠点がある。
【0007】また、実際の補正作業が、ウェハース上に
おいて検査を行う段階において、抵抗値の補正ならびに
設定が実施されるために、例えばプラスチック・ケース
における組立て後の製品において、当該抵抗値が変わる
ことがあっても、その補正を行うことができないという
欠点がある。
おいて検査を行う段階において、抵抗値の補正ならびに
設定が実施されるために、例えばプラスチック・ケース
における組立て後の製品において、当該抵抗値が変わる
ことがあっても、その補正を行うことができないという
欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、MOSトランジスタと、第1の制御信号を介して所
定の入力電圧により絶縁破壊されるMOS容量とを含む
MOS容量破壊回路と、前記MOS容量の絶縁破壊によ
り、前記MOS容量破壊回路より出力されるレベル信号
を受けて、当該レベル信号を第2の制御信号を介してゲ
ート出力するゲート回路と、前記ゲート回路より出力さ
れるレベル信号に制御されて、所定の2端子間を閉路す
るように機能するトランスファゲートと、を少なくとも
含む回路接続手段を複数個備え、当該複数の回路接続手
段により、抵抗あるいは遅延素子を含み1つのまとまっ
た機能を有する回路を構成し、その回路特性を半導体チ
ップの組立後において補正することができることを特徴
としている。
は、MOSトランジスタと、第1の制御信号を介して所
定の入力電圧により絶縁破壊されるMOS容量とを含む
MOS容量破壊回路と、前記MOS容量の絶縁破壊によ
り、前記MOS容量破壊回路より出力されるレベル信号
を受けて、当該レベル信号を第2の制御信号を介してゲ
ート出力するゲート回路と、前記ゲート回路より出力さ
れるレベル信号に制御されて、所定の2端子間を閉路す
るように機能するトランスファゲートと、を少なくとも
含む回路接続手段を複数個備え、当該複数の回路接続手
段により、抵抗あるいは遅延素子を含み1つのまとまっ
た機能を有する回路を構成し、その回路特性を半導体チ
ップの組立後において補正することができることを特徴
としている。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0010】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。図1に示されるように、本実施例は、絶縁破壊
の対象となるMOS容量を選択するためのトランスファ
ゲート1、5および9、抵抗選択用の制御信号を選択し
て出力するトランスファゲート13、15および17、
トランスファゲート1、5および9のオン・オフに関与
するインバータ2、6および10、トランスファゲート
13、15および17のオン・オフに関与するインバー
タ14、16および18、PMOSトランジスタ3、7
および11、絶縁破壊の対象となるMOS容量4、8お
よび12、抵抗を選択するためのトランスファゲート2
0、22および24、これらのトランスファゲート2
0、22および24のオン・オフに関与するインバータ
19、21および23を含む補正回路部25と、抵抗2
6、27および28を含む抵抗部29とを備えて構成さ
れる。
である。図1に示されるように、本実施例は、絶縁破壊
の対象となるMOS容量を選択するためのトランスファ
ゲート1、5および9、抵抗選択用の制御信号を選択し
て出力するトランスファゲート13、15および17、
トランスファゲート1、5および9のオン・オフに関与
するインバータ2、6および10、トランスファゲート
13、15および17のオン・オフに関与するインバー
タ14、16および18、PMOSトランジスタ3、7
および11、絶縁破壊の対象となるMOS容量4、8お
よび12、抵抗を選択するためのトランスファゲート2
0、22および24、これらのトランスファゲート2
0、22および24のオン・オフに関与するインバータ
19、21および23を含む補正回路部25と、抵抗2
6、27および28を含む抵抗部29とを備えて構成さ
れる。
【0011】上述のように、トランスファゲート1、5
および9は、それぞれ絶縁破壊の対象となるMOS容量
4、8および12を選択するためのトランスファゲート
であり、トランスファゲート13、15および17は、
それぞれMOS容量4、8および12の両端に印加され
る高電圧による回路破壊を防止するためにも適用される
トランスファゲートである。そして、トランスファゲー
ト20、22および24は、それぞれ抵抗部29に含ま
れる抵抗26(抵抗値R26)、27(抵抗値R27)およ
び28(抵抗値R28)を選択するためのトランスファゲ
ートである。
および9は、それぞれ絶縁破壊の対象となるMOS容量
4、8および12を選択するためのトランスファゲート
であり、トランスファゲート13、15および17は、
それぞれMOS容量4、8および12の両端に印加され
る高電圧による回路破壊を防止するためにも適用される
トランスファゲートである。そして、トランスファゲー
ト20、22および24は、それぞれ抵抗部29に含ま
れる抵抗26(抵抗値R26)、27(抵抗値R27)およ
び28(抵抗値R28)を選択するためのトランスファゲ
ートである。
【0012】図1において、動作説明上、MOS容量
4、8および12の絶縁耐圧を20Vに設定し、電源電
圧VDDを5Vとする。また、PMOSトランジスタ3の
オン抵抗値をRP3、トランスファゲート1を形成するP
MOSトランジスタおよびNMOSトランジスタのオン
抵抗値をそれぞれRP1およびRN1とし、MOS容量4の
絶縁破壊後におけるオン抵抗値をRC4とする。そして、
これらの抵抗値に対して、本実施例においては、RP1:
RC4=RP3:RP1=RP3:RN1=100:1という関係
式が成立つものと仮定する。この仮定は、他のPMOS
トランジスタ7、トランスファゲート5およびMOS容
量6と、PMOSトランジスタ11、トランスファゲー
ト9およびMOS容量12についても同様であるものと
する。
4、8および12の絶縁耐圧を20Vに設定し、電源電
圧VDDを5Vとする。また、PMOSトランジスタ3の
オン抵抗値をRP3、トランスファゲート1を形成するP
MOSトランジスタおよびNMOSトランジスタのオン
抵抗値をそれぞれRP1およびRN1とし、MOS容量4の
絶縁破壊後におけるオン抵抗値をRC4とする。そして、
これらの抵抗値に対して、本実施例においては、RP1:
RC4=RP3:RP1=RP3:RN1=100:1という関係
式が成立つものと仮定する。この仮定は、他のPMOS
トランジスタ7、トランスファゲート5およびMOS容
量6と、PMOSトランジスタ11、トランスファゲー
ト9およびMOS容量12についても同様であるものと
する。
【0013】なお、下記の表1は、抵抗値の選択方法、
補正方法および実使用の各動作モードに対応する、図1
に示される制御信号101、102、103、104、
105、106の電圧レベル、入力端子81の電圧レベ
ル、および選択される抵抗値等の状態遷移図である。
補正方法および実使用の各動作モードに対応する、図1
に示される制御信号101、102、103、104、
105、106の電圧レベル、入力端子81の電圧レベ
ル、および選択される抵抗値等の状態遷移図である。
【0014】
【表1】
【0015】まず、抵抗値の選択方法について説明す
る。抵抗値を選択する場合には、最初に制御信号101
および103は5Vに設定されて、制御信号102は0
Vに設定される。これにより、トランスファゲート5の
みがオンの状態となる。この状態において、入力端子8
1より0Vの電圧が印加される。節点N2 の電位は略0
V(VDD・1/101の割合で)になる。次に、制御信
号104および106が0Vに設定されている状態にお
いて、制御信号105が5Vに設定されると、トランス
ファゲート15はオンの状態となり、節点N5 の電位は
略0V(VDD・1/101の割合で)となって、トラン
スファゲート22がオンの状態となる。これにより、抵
抗部29に含まれる抵抗の内、抵抗26および27が選
択されて、端子82および83の間の抵抗値Rは、R=
R26+R27となる。
る。抵抗値を選択する場合には、最初に制御信号101
および103は5Vに設定されて、制御信号102は0
Vに設定される。これにより、トランスファゲート5の
みがオンの状態となる。この状態において、入力端子8
1より0Vの電圧が印加される。節点N2 の電位は略0
V(VDD・1/101の割合で)になる。次に、制御信
号104および106が0Vに設定されている状態にお
いて、制御信号105が5Vに設定されると、トランス
ファゲート15はオンの状態となり、節点N5 の電位は
略0V(VDD・1/101の割合で)となって、トラン
スファゲート22がオンの状態となる。これにより、抵
抗部29に含まれる抵抗の内、抵抗26および27が選
択されて、端子82および83の間の抵抗値Rは、R=
R26+R27となる。
【0016】この場合、設計上の抵抗値に対する許容値
を±5%、製造上のばらつきを±10%とし、抵抗値の
標準値として100Ωの場合について考えるものとす
る。そして、図4における抵抗66、67および68の
抵抗値を、それぞれR26=95Ω、R27=5ΩおよびR
28=6Ωに設定する。従って、上記のように、抵抗82
および83を選択することにより、端子82および83
間の抵抗値Rとして100Ωの抵抗値が得られる。しか
しながら、製造工程におけるばらつきが±10%存在し
ているために、仮に、R26=104.5Ω、R27=5.
5Ωとなった場合には、端子82および83間の抵抗値
Rは、R=R26+R27=110Ωとなり、設計上の許容
値±5%を超過してしまう結果となる。従って、この場
合においては、抵抗26のみを選択して用いればよく、
これにより抵抗値はR=R26=104.5Ωとなり、上
記の設計上の許容値±5%以内の抵抗値を得ることがで
きることになる。このことは、端子82および83の間
の抵抗値として抵抗26のみを選択することにより、補
正する必要があるということを意味している。
を±5%、製造上のばらつきを±10%とし、抵抗値の
標準値として100Ωの場合について考えるものとす
る。そして、図4における抵抗66、67および68の
抵抗値を、それぞれR26=95Ω、R27=5ΩおよびR
28=6Ωに設定する。従って、上記のように、抵抗82
および83を選択することにより、端子82および83
間の抵抗値Rとして100Ωの抵抗値が得られる。しか
しながら、製造工程におけるばらつきが±10%存在し
ているために、仮に、R26=104.5Ω、R27=5.
5Ωとなった場合には、端子82および83間の抵抗値
Rは、R=R26+R27=110Ωとなり、設計上の許容
値±5%を超過してしまう結果となる。従って、この場
合においては、抵抗26のみを選択して用いればよく、
これにより抵抗値はR=R26=104.5Ωとなり、上
記の設計上の許容値±5%以内の抵抗値を得ることがで
きることになる。このことは、端子82および83の間
の抵抗値として抵抗26のみを選択することにより、補
正する必要があるということを意味している。
【0017】次に、抵抗26および27の抵抗合算値
(R26+R27)をR1 に補正する補正方法について説明
する。まず、制御信号101は0Vにされ、制御信号1
02および103は5Vに設定される。これによりトラ
ンスファゲート1のみがオンの状態となり、この状態に
おいて、入力端子81に30V(MOS容量の絶縁破壊
電圧以上の値)の電圧が印加されると、MOS容量4に
電荷が蓄積されてゆくに従て、節点N1 の電位が30V
まで上昇する。この間、トランスファゲート13はオフ
の状態に設定されて、トランスファゲート20を形成す
るPMOSトランジスタのゲートに30Vの電圧が印加
されないようにする。そして、節点N1 の電位の上昇に
伴ない当該電圧によりMOS容量4は絶縁破壊され、こ
れにより、前述のRP3:RC4=100:1の関係式よ
り、節点N1 の電位は略0V(VDD・1/101の割合
で)に低下する。そして、次に制御信号104を5Vに
設定することにより、トランスファゲート13はオンの
状態となり、節点N4 の電位は略0V(VDD・1/10
1の割合で)になる。従って、トランスファゲート20
はオンの状態となり、これにより、抵抗部29に含まれ
る抵抗の内の抵抗26が選択されて、端子82および8
3の間の抵抗値Rは、R=R26+RP20 +RN20に設定
される。なお、RP20 およびRN20 は、それぞれトラン
スファゲート20を形成するPMOSトランジスタとN
MOSトランジスタのオン抵抗値である。
(R26+R27)をR1 に補正する補正方法について説明
する。まず、制御信号101は0Vにされ、制御信号1
02および103は5Vに設定される。これによりトラ
ンスファゲート1のみがオンの状態となり、この状態に
おいて、入力端子81に30V(MOS容量の絶縁破壊
電圧以上の値)の電圧が印加されると、MOS容量4に
電荷が蓄積されてゆくに従て、節点N1 の電位が30V
まで上昇する。この間、トランスファゲート13はオフ
の状態に設定されて、トランスファゲート20を形成す
るPMOSトランジスタのゲートに30Vの電圧が印加
されないようにする。そして、節点N1 の電位の上昇に
伴ない当該電圧によりMOS容量4は絶縁破壊され、こ
れにより、前述のRP3:RC4=100:1の関係式よ
り、節点N1 の電位は略0V(VDD・1/101の割合
で)に低下する。そして、次に制御信号104を5Vに
設定することにより、トランスファゲート13はオンの
状態となり、節点N4 の電位は略0V(VDD・1/10
1の割合で)になる。従って、トランスファゲート20
はオンの状態となり、これにより、抵抗部29に含まれ
る抵抗の内の抵抗26が選択されて、端子82および8
3の間の抵抗値Rは、R=R26+RP20 +RN20に設定
される。なお、RP20 およびRN20 は、それぞれトラン
スファゲート20を形成するPMOSトランジスタとN
MOSトランジスタのオン抵抗値である。
【0018】なお、本実施例における抵抗値補正にかか
わる状態遷移図は、前述の表1に示されるとうりであ
り、このようにして、半導体集積回路の組立工程後にお
いても、入力端子81に入力される信号レベルおよび複
数の制御信号により、容易に抵抗値の選択・補正を行う
ことが可能となる。また、抵抗値の補正後において、端
子82および端子83の間の抵抗値RをR1 として実際
に使用する場合には、入力端子81を開放し、制御信号
101、102、103、104、105および106
の電位レベルを全て5Vに固定することにより、R=R
1 として得ることができる。
わる状態遷移図は、前述の表1に示されるとうりであ
り、このようにして、半導体集積回路の組立工程後にお
いても、入力端子81に入力される信号レベルおよび複
数の制御信号により、容易に抵抗値の選択・補正を行う
ことが可能となる。また、抵抗値の補正後において、端
子82および端子83の間の抵抗値RをR1 として実際
に使用する場合には、入力端子81を開放し、制御信号
101、102、103、104、105および106
の電位レベルを全て5Vに固定することにより、R=R
1 として得ることができる。
【0019】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図2は、本実施例を示す回路図である。図2に示
されるように、本実施例は、絶縁破壊の対象となるMO
S容量を選択するためのトランスファゲート30、39
および47、遅延時間選択用の制御信号を選択して出力
するトランスファゲート35、43および51、トラン
スファゲート30、39および47のオン・オフに関与
するインバータ32、40および48、トランスファゲ
ート35、43および51のオン・オフに関与するイン
バータ36、44および52、PMOSトランジスタ3
3、41および49、絶縁破壊の対象となるMOS容量
34、42および50、遅延時間を選択するためのトラ
ンスファゲート37、45および53、これらのトラン
スファゲート37、45および53のオン・オフに関与
するインバータ38、46および54を含む補正回路部
55と、遅延ブロック56、57および58を含む遅延
回路部59とを備えて構成されており、遅延ブロック5
6、57および58は、それぞれ2個のインバータと1
個の容量により形成されている。
する。図2は、本実施例を示す回路図である。図2に示
されるように、本実施例は、絶縁破壊の対象となるMO
S容量を選択するためのトランスファゲート30、39
および47、遅延時間選択用の制御信号を選択して出力
するトランスファゲート35、43および51、トラン
スファゲート30、39および47のオン・オフに関与
するインバータ32、40および48、トランスファゲ
ート35、43および51のオン・オフに関与するイン
バータ36、44および52、PMOSトランジスタ3
3、41および49、絶縁破壊の対象となるMOS容量
34、42および50、遅延時間を選択するためのトラ
ンスファゲート37、45および53、これらのトラン
スファゲート37、45および53のオン・オフに関与
するインバータ38、46および54を含む補正回路部
55と、遅延ブロック56、57および58を含む遅延
回路部59とを備えて構成されており、遅延ブロック5
6、57および58は、それぞれ2個のインバータと1
個の容量により形成されている。
【0020】図2に示されるように、全体の回路構成と
しては、補正回路部55は、前述の第1の実施例におけ
る補正回路部25と全く同様の構成であり、第1の実施
例の場合には、抵抗部が29が設けられており、この抵
抗部29に含まれる抵抗26、27および28の抵抗値
を選択していたのに対して、本実施例においては、遅延
回路部59が設けられており、この遅延回路部59に含
まれている遅延ブロック56、57および58を選択す
ることにより、端子86より出力される信号の遅延時間
が選択されている。
しては、補正回路部55は、前述の第1の実施例におけ
る補正回路部25と全く同様の構成であり、第1の実施
例の場合には、抵抗部が29が設けられており、この抵
抗部29に含まれる抵抗26、27および28の抵抗値
を選択していたのに対して、本実施例においては、遅延
回路部59が設けられており、この遅延回路部59に含
まれている遅延ブロック56、57および58を選択す
ることにより、端子86より出力される信号の遅延時間
が選択されている。
【0021】今、遅延ブロック1個当りの遅延時間を5
ns(ナノ秒)とすると、10nsの遅延時間を必要と
する場合には、2個の遅延ブロックを選択すればよいこ
とが分かる。例えば、図3における遅延ブロック56お
よび57を選択すればよく、この場合に絶縁破壊される
のはMOS容量42である。即ち、第1の実施例の動作
説明により明らかなように、MOS容量42を絶縁破壊
することにより、トランスファゲート43を介してトラ
ンスファゲート45に対するゲート入力はロウ・レベル
となり、これによりトランスファゲート45がオンの状
態となって、遅延回路部59に含まれる遅延ブロック5
8はパスされ、端子85および86の間において、遅延
ブロック56および57のみが選択される。そして、実
際に、遅延ブロック56および57の遅延時間の和が、
遅延回路部59の遅延時間値として実用される。
ns(ナノ秒)とすると、10nsの遅延時間を必要と
する場合には、2個の遅延ブロックを選択すればよいこ
とが分かる。例えば、図3における遅延ブロック56お
よび57を選択すればよく、この場合に絶縁破壊される
のはMOS容量42である。即ち、第1の実施例の動作
説明により明らかなように、MOS容量42を絶縁破壊
することにより、トランスファゲート43を介してトラ
ンスファゲート45に対するゲート入力はロウ・レベル
となり、これによりトランスファゲート45がオンの状
態となって、遅延回路部59に含まれる遅延ブロック5
8はパスされ、端子85および86の間において、遅延
ブロック56および57のみが選択される。そして、実
際に、遅延ブロック56および57の遅延時間の和が、
遅延回路部59の遅延時間値として実用される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回路素
子を選択する手段としてMOS容量を用い、これらのM
OS容量を外部からの制御信号により絶縁破壊して補正
を行うことにより、半導体素子に対する補正を確実に実
行することができるとともに、組立工程後においても、
当該半導体の遅延特性を任意に設定することができると
いう効果がある。
子を選択する手段としてMOS容量を用い、これらのM
OS容量を外部からの制御信号により絶縁破壊して補正
を行うことにより、半導体素子に対する補正を確実に実
行することができるとともに、組立工程後においても、
当該半導体の遅延特性を任意に設定することができると
いう効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】従来例例を示す回路図である。
1、5、9、13、15、17、20、22、24、3
0、35、37、39 、43、45、47、51、53 トランスファゲー
ト 2、6、10、14、16、18、19、21、23、
32、36、38、4 0、44、46、48、52、54 インバータ 3、7、11、33、41、49 PMOSトランジ
スタ 4、8、12、34、42、50 MOS容量 25、55 補正回路部 26〜28、67〜69 抵抗 56〜58 遅延ブロック59 遅延回路部
0、35、37、39 、43、45、47、51、53 トランスファゲー
ト 2、6、10、14、16、18、19、21、23、
32、36、38、4 0、44、46、48、52、54 インバータ 3、7、11、33、41、49 PMOSトランジ
スタ 4、8、12、34、42、50 MOS容量 25、55 補正回路部 26〜28、67〜69 抵抗 56〜58 遅延ブロック59 遅延回路部
Claims (1)
- 【請求項1】 MOSトランジスタと、第1の制御信号
を介して所定の入力電圧により絶縁破壊されるMOS容
量とを含むMOS容量破壊回路と、前記MOS容量の絶
縁破壊により、前記MOS容量破壊回路より出力される
レベル信号を受けて、当該レベル信号を第2の制御信号
を介してゲート出力するゲート回路と、前記ゲート回路
より出力されるレベル信号に制御されて、所定の2端子
間を閉路するように機能するトランスファゲートと、を
少なくとも含む回路接続手段を複数個備え、当該複数の
回路接続手段により、抵抗あるいは遅延素子を含み1つ
のまとまった機能を有する回路を構成し、その回路特性
を半導体チップの組立後において補正することができる
ことを特徴とする半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05163701A JP3093525B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05163701A JP3093525B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 半導体集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722514A JPH0722514A (ja) | 1995-01-24 |
JP3093525B2 true JP3093525B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=15778980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05163701A Expired - Fee Related JP3093525B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093525B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6149892A (en) | 1995-04-14 | 2000-11-21 | Glaxowellcome, Inc. | Metered dose inhaler for beclomethasone dipropionate |
US8227027B2 (en) | 2007-12-07 | 2012-07-24 | Presspart Gmbh & Co. Kg | Method for applying a polymer coating to an internal surface of a container |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10134757B2 (en) | 2016-11-07 | 2018-11-20 | Asm Ip Holding B.V. | Method of processing a substrate and a device manufactured by using the method |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP05163701A patent/JP3093525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6149892A (en) | 1995-04-14 | 2000-11-21 | Glaxowellcome, Inc. | Metered dose inhaler for beclomethasone dipropionate |
US8227027B2 (en) | 2007-12-07 | 2012-07-24 | Presspart Gmbh & Co. Kg | Method for applying a polymer coating to an internal surface of a container |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722514A (ja) | 1995-01-24 |
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